JP2019093395A - 鉄筋曲げ加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】労力少なく複数本の鉄筋を効率よく曲げ加工できるようにする。【解決手段】支点軸1と、曲げローラ2と、反力受部を設けて横方向に曲げ加工する鉄筋曲げ機4を設け、コンベア装置6によりそれらの径方向に移送される複数の鉄筋の内、所定本数を移送方向に受け入れて挟持するクランプ部材9を設け、クランプ部材9により横方向に並べて挟持した第1挟持姿勢の複数本の鉄筋を、縦方向に起こして上下に積み重ねた状態にする第2挟持姿勢に姿勢変更するクランプ部材姿勢変更機構を設け、第2挟持姿勢のクランプ部材9を鉄筋曲げ機4の支点軸1と曲げローラ2との間に供給するクランプ部材移動機構を設け、クランプ部材9により支点軸1と曲げローラ2との間に供給された複数本の鉄筋を、上下に積み重ねられた状態で受け取って挟持する受取挟持機構12を、反力受部に設けてある。【選択図】図3

Description

本発明は、上下方向に沿った軸心の支点軸と、その支点軸周りに回動操作自在な曲げローラとが、共に横方向に沿った支持面を備えた曲げ加工基盤に取り付けられると共に、鉄筋を前記曲げローラの回動操作による曲げ反力を受ける反力受部とを設けて、鉄筋を前記曲げ加工基盤の表面に沿って横方向に曲げ加工する鉄筋曲げ機を設けてある鉄筋曲げ加工装置に関する。
従来、前記鉄筋曲げ機に対しては鉄筋を、人手により支点軸と曲げローラとの間に供給して曲げ加工していた(適切な文献が見当たらない)。
上述した従来の鉄筋曲げ加工装置では、鉄筋を上下方向に沿った軸心の支点軸周りに曲げローラにより曲げ加工すると、平面的に大きな作業スペースを必要とする問題があるが、鉄筋を縦方向に曲げ加工する装置に比べて、曲げ姿勢は安定するという利点がある。
しかし、労力が多くかかり、しかも一度に複数本の鉄筋を同時に曲げ加工するには、複数本の鉄筋を、上下方向に沿った軸心の支点軸と曲げローラとの間に供給して上方に積み上げなければならず、より多くの労力を必要とするという問題点がある。
そこで、複数の鉄筋をそれらの径方向に並べて横に搬送するコンベア装置を設けて、そのコンベア装置から複数の鉄筋を、支点軸と曲げローラとの間に転がり落とすようにする鉄筋供給装置を設けることも考えられるが、その鉄筋供給装置によって複数の鉄筋を転がり落として支点軸と曲げローラとの間に供給される際に、鉄筋が零れ落ちたり、夫々の鉄筋が、その長手方向にずれたりして、鉄筋の先端位置がバラバラで揃いにくかったり、鉄筋の周面部にその長手方向に沿ったリブがある場合、複数のリブの向きが揃うように供給するのは非常に困難であるという問題点があった。
従って、本発明の目的は、上記問題点を解消し、労力少なく複数本の鉄筋を効率よく曲げ加工できるようにするところにある。
本発明の第1の特徴構成は、上下方向に沿った軸心の支点軸と、その支点軸周りに回動操作自在な曲げローラとが、共に横方向に沿った支持面を備えた曲げ加工基盤に取り付けられると共に、鉄筋を前記曲げローラの回動操作による曲げ反力を受ける反力受部とを設けて、鉄筋を前記曲げ加工基盤の表面に沿って横方向に曲げ加工する鉄筋曲げ機を設けてある鉄筋曲げ加工装置であって、複数本の鉄筋をそれらの径方向に並べて横に移送するコンベア装置を設け、前記コンベア装置により移送される複数の鉄筋の内、所定本数を前記移送方向に受け入れて挟持するクランプ部材を設け、前記クランプ部材により横方向に並べて挟持した第1挟持姿勢の複数本の鉄筋を、縦方向に起こして上下に積み重ねた状態にする第2挟持姿勢に姿勢変更するクランプ部材姿勢変更機構を設け、前記第2挟持姿勢のクランプ部材を前記鉄筋曲げ機の前記支点軸と前記曲げローラとの間に供給するクランプ部材移動機構を設け、前記クランプ部材により前記支点軸と前記曲げローラとの間に供給された複数本の鉄筋を、上下に積み重ねられた状態で受け取って挟持する受取挟持機構を、前記反力受部に設けたところにある。
本発明の第1の特徴構成によれば、前記クランプ部材により横方向に並べて挟持した第1挟持姿勢の複数本の鉄筋を、クランプ部材姿勢変更機構によって縦方向に起こして上下に積み重ねた状態にする第2挟持姿勢に姿勢変更して、クランプ部材移動機構によって、前記支点軸と前記曲げローラとの間に供給され、複数本の鉄筋が上下に積み重ねられた状態で、反力受部に設けた受取挟持機構によって、受け取って挟持されることにより、人による労力を必要とせずに複数本の鉄筋を支点軸と曲げローラとの間に供給して曲げ加工ができるようになる。
また、コンベア装置によって径方向に並べて横に移送される複数の鉄筋を、移送方向に受け入れて挟持するクランプ部材により、複数の鉄筋の端部が揃った状態で鉄筋曲げ機に供給できながら、クランプ部材に挟持される前に、複数の鉄筋を、搬送途中で夫々周部に設けたリブの向きを揃えておけば、鉄筋曲げ機における支点軸と曲げローラとの間に供給される際には、リブの向きが揃った状態で曲げ加工でき、精度よく揃った形状及び寸法の鉄筋曲げ加工品を提供できる。
本発明の第2の特徴構成は、前記コンベア装置に、搬送鉄筋の周部でその長手方向に沿ったリブの向きを揃えて搬送可能なリブ揃え装置を設けたところにある。
本発明の第2の特徴構成によれば、本発明の第1の特徴構成による上述の作用効果を叶えることができるのに加えて、労力少なくリブの向きが揃った状態でクランプ部材に複数本の鉄筋を挟持させられて、精度の良い曲げ加工ができる。
鉄筋曲げ加工装置の全体平面図である。 鉄筋曲げ加工装置の全体斜視図である。 鉄筋曲げ加工装置の要部斜視図である。 ストッパー装置の斜視図である。 リブ揃え装置の斜視図である。 クランプ部材姿勢変更機構及びクランプ部材移動機構の全体斜視図である。 クランプ部材姿勢変更機構の斜視図である。 クランプ部材とリブ揃え装置との関係を示す説明図である。 クランプ部材姿勢変更機構及びクランプ部材移動機構の作用説明図で、(a)はクランプ部材に鉄筋を搬送する途中を示し、(b)は鉄筋をクランプ部材でクランプした状態を示し、(c)はクランプした鉄筋の姿勢を変更した状態を示す。 クランプ部材姿勢変更機構及びクランプ部材移動機構の作用説明図で、(d)はクランプした鉄筋を鉄筋曲げ機に移動する状態を示し、(e)は鉄筋を受取挟持機構に受け渡す状態を示し、(f)はクランプ部材を受取挟持機構から退避する過程を示す。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図3に示すように、上下方向に沿った軸心の支点軸1と、その支点軸1周りに回動操作自在な曲げローラ2とが、共に横方向に沿った支持面を備えた曲げ加工基盤3に取り付けられると共に、鉄筋5を曲げローラ2の回動操作による曲げ反力を受ける反力受部7とを設けて、鉄筋5を曲げ加工基盤3の表面に沿って横方向に曲げ加工する鉄筋曲げ機4を、鉄筋長手方向に一対、移動レール21上で互いに遠近相対移動自在に設けて、鉄筋5の両端側を同時に曲げ加工自在の構成してあり、鉄筋曲げ機4に複数の鉄筋5を搬送すべく、複数本の鉄筋5をそれらの径方向に並べて横に移送するコンベア装置6を設けて鉄筋曲げ加工装置を構成してある。
前記コンベア装置6は、並設した複数本のチェーン式コンベア8によって複数本の鉄筋5をそれらの径方向に順次横搬送するもので、各鉄筋5を転がさずに搬送できるものである。
そして、図6〜図10に示すように、前記コンベア装置6により移送される複数本の鉄筋5の内、所定本数を前記移送方向に受け入れて挟持するクランプ部材9を設け、クランプ部材9により横方向に並べて挟持した第1挟持姿勢の複数本の鉄筋5を(図9(a)→(b))、縦方向に起こして上下に積み重ねた状態にする第2挟持姿勢に姿勢変更する(図9(b)→(c))クランプ部材姿勢変更機構10を設け、第2挟持姿勢のクランプ部材9を鉄筋曲げ機4の支点軸1と曲げローラ2との間に供給するクランプ部材移動機構11を設け、クランプ部材9により支点軸1と曲げローラ2との間に供給された複数本の鉄筋5を(図10(d)→(e))、上下に積み重ねられた状態で受け取って挟持する受取挟持機構12を、反力受部7に設けてある。
図6〜図10に示すように、前記クランプ部材9は、第1流体圧シリンダーS1によって鉄筋5を挟持可能な一対の挟持部13を設けて、上下搖動自在に第1支持フレーム14に取り付け、クランプ部材9と第1支持フレーム14とに亘って設けた第2流体圧シリンダーS2によって、クランプ部材9により横方向に並べて挟持した第1挟持姿勢の複数本の鉄筋5を(図6〜図8、図9(a)、図9(b))、縦方向に起こして上下に積み重ねた状態の第2挟持姿勢に姿勢変更する(図9(c)〜図10(f))クランプ部材姿勢変更機構10を構成してある。
第1支持フレーム14を上下摺動自在に取り付ける第2支持フレーム15を設け、第1支持フレーム14と第2支持フレーム15とに亘って第3流体圧シリンダーS3を取り付けて、クランプ部材9がコンベア装置6による鉄筋5の移送経路上の第1高さ位置に位置決めして複数本の鉄筋5を受け入れ(図9(a)、(b))、クランプ部材9に所定本数の鉄筋5を受け入れて挟持した後には、鉄筋曲げ機4の支点軸1と曲げローラ2との間に供給搬送すべく、支点軸1、曲げローラ2、反力受部7よりも高い位置に第3流体圧シリンダーS3の昇降駆動力によって上昇して(図9(c)〜図10(d))、それらを乗り越える第2高さ位置に上下移動自在に構成してある。
また、コンベア装置6から鉄筋曲げ機4にクランプ部材9を遠近移動操作自在にすべく、第2支持フレーム15を横方向に移動自在に支持する第3支持フレーム16を設けて、第2挟持姿勢のクランプ部材9を鉄筋曲げ機4の支点軸1と曲げローラ2との間に供給するクランプ部材移動機構11を構成してある。
図3、図10に示すように、クランプ部材9により支点軸1と曲げローラ2との間に供給された複数本の鉄筋5を、上下に積み重ねられた状態で受け取って挟持する受取挟持機構12を、反力受部7に設けて、曲げ加工基盤3の横側に配設してある(図10(d)〜(f))。
前記コンベア装置6において、図5、図8に示すように、複数並設したチェーン式コンベア8間に、左右一対のローラ17間に鉄筋5を載置して鉄筋5の周方向における向きを簡単に回転して変更可能にするリブ揃え装置18を設けて、搬送鉄筋5の周部でその長手方向に沿ったリブの向きを揃えて搬送可能に構成してある。
そして、一対のローラ17から成るリブ揃え装置18は、コンベア装置6によって搬送される鉄筋5を、搬送途中で受け止め支持するべく、コンベア装置6による鉄筋5の搬送経路を上下方向に横切って、搬送途中の鉄筋5の移送を中断するように上下昇降可能に構成してある。
尚、図4は、ストッパー装置19を示し、鉄筋5の端部をそろえるために、突き当て可能な接当板部20を設けてある。
1 支点軸
2 曲げローラ
3 曲げ加工基盤
4 鉄筋曲げ機
6 コンベア装置
7 反力受部
9 クランプ部材
10 クランプ部材姿勢変更機構
11 クランプ部材移動機構
12 受取挟持機構
18 リブ揃え装置

Claims (2)

  1. 上下方向に沿った軸心の支点軸と、
    その支点軸周りに回動操作自在な曲げローラとが、共に横方向に沿った支持面を備えた曲げ加工基盤に取り付けられると共に、鉄筋を前記曲げローラの回動操作による曲げ反力を受ける反力受部とを設けて、鉄筋を前記曲げ加工基盤の表面に沿って横方向に曲げ加工する鉄筋曲げ機を設けてある鉄筋曲げ加工装置であって、
    複数本の鉄筋をそれらの径方向に並べて横に移送するコンベア装置を設け、
    前記コンベア装置により移送される複数の鉄筋の内、所定本数を前記移送方向に受け入れて挟持するクランプ部材を設け、
    前記クランプ部材により横方向に並べて挟持した第1挟持姿勢の複数本の鉄筋を、縦方向に起こして上下に積み重ねた状態にする第2挟持姿勢に姿勢変更するクランプ部材姿勢変更機構を設け、
    前記第2挟持姿勢のクランプ部材を前記鉄筋曲げ機の前記支点軸と前記曲げローラとの間に供給するクランプ部材移動機構を設け、
    前記クランプ部材により前記支点軸と前記曲げローラとの間に供給された複数本の鉄筋を、上下に積み重ねられた状態で受け取って挟持する受取挟持機構を、前記反力受部に設けてある鉄筋曲げ加工装置。
  2. 前記コンベア装置に、搬送鉄筋の周部でその長手方向に沿ったリブの向きを揃えて搬送可能なリブ揃え装置を設けてある請求項1に記載の鉄筋曲げ加工装置。
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