JP3809613B2 - 遊技盤の移送装置 - Google Patents
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未加工の遊技盤(10a)を搬入する搬入ライン(ML)または該搬入ライン(ML)に並設されて加工済の遊技盤(10b)を搬出する搬出ライン(KL)の外側に並設した遊技盤加工ステーション(KS)に対し、搬入ライン(ML)から未加工の遊技盤(10a)を移送し、該加工ステーション(KS)で加工が終了した加工済の遊技盤(10b)を搬出ライン(KL)へ移送するようにした移送装置(20)において、
前記搬入ライン(ML)の搬入完了位置(IR)に到来した未加工の遊技盤(10a)を把持し、該遊技盤(10a)を前記遊技盤加工ステーション(KS)の搬出入位置(HR)で解放する第1把持手段(22)と、
前記遊技盤加工ステーション(KS)で加工されて搬出入位置(HR)に臨む加工済の遊技盤(10b)を把持し、該遊技盤(10b)を前記搬出ライン(KL)の搬出開始位置(OR)で解放する第2把持手段(24)と、
前記第1把持手段(22)および第2把持手段(24)を支持し、搬入ライン(ML),搬出ライン(KL)および遊技盤加工ステーション(KS)の上方において並設方向へ往復移動可能な支持手段(30)とからなり、
前記支持手段(30)は、搬入ライン(ML)および搬出ライン(KL)の上方において前記並設方向に延在する固定アーム(32)と、該固定アーム(32)に対し並設方向に沿って往復移動可能に支持された移動体(34)と、該移動体(34)に対し並設方向に沿って往復移動可能に支持され、前記第1把持手段(22)および第2把持手段(24)を有する可動アーム(38)とを備え、
前記固定アーム(32)に対し前記移動体(34)を前記遊技盤加工ステーション(KS)から離間すると共に、該移動体(34)に対し前記可動アーム(38)を該遊技盤加工ステーション(KS)から離間した第1状態にあっては、前記第1把持手段(22)が前記搬入ライン(ML)の搬入完了位置(IR)に臨むと共に、前記第2把持手段(24)が前記搬出ライン(KL)の搬出開始位置(OR)に臨み、
前記固定アーム(32)に対し前記移動体(34)を前記遊技盤加工ステーション(KS)へ向けて近接した第2状態にあっては、前記第1把持手段(22)が前記搬出ライン(KL)の搬出開始位置(OR)に臨むと共に、前記第2把持手段(24)が前記遊技盤加工ステーション(KS)の搬出入位置(HR)に臨み、
更に前記移動体(34)に対し前記可動アーム(38)を前記遊技盤加工ステーション(KS)へ向けて近接した第3状態にあっては、前記第1把持手段(22)が遊技盤加工ステーション(KS)の搬出入位置(HR)に臨むよう設定され、
前記支持手段(30)を制御的に往復移動して、前記第1状態、第2状態、第3状態とするよう構成したことを特徴とする。
前記両往復駆動手段(36,40)と、前記第1把持手段(22)を開閉動作させる第1把持駆動手段(26)と、前記第2把持手段(24)を開閉動作させる第2把持駆動手段(28)とを夫々駆動制御する移送制御手段(C2)を有し、
前記第1状態にあって、前記搬入ライン(ML)の搬入完了位置(IR)に到来した未加工の遊技盤(10a)を、前記第1把持駆動手段(26)を正駆動して前記第1把持手段(22)で把持した後、両往復駆動手段(36,40)を正駆動して前記移動体(34)および可動アーム(38)を往動させることで、第3状態に移行させて未加工の遊技盤(10a)を前記遊技盤加工ステーション(KS)の搬出入位置(HR)に移送し、
前記第1把持駆動手段(26)を逆駆動して第1把持手段(22)を解放することで、未加工の遊技盤(10a)を前記遊技盤加工ステーション(KS)の搬出入位置(HR)に受渡した後、該遊技盤加工ステーション(KS)で未加工の遊技盤(10a)に所要の加工が施される間に、前記第2往復駆動手段(40)を逆駆動して前記可動アーム(38)を復動させて第2状態に移行し、
前記遊技盤加工ステーション(KS)で加工された加工済の遊技盤(10b)を、前記第2把持駆動手段(28)を正駆動して前記第2把持手段(24)で把持した後、前記第1往復駆動手段(36)を逆駆動して前記移動体(34)を復動させることで第1状態に移行させて、該加工済の遊技盤(10b)を前記搬出ライン(KL)の搬出開始位置(OR)に移送し、
前記第2把持駆動手段(28)を逆駆動して前記第2把持手段(24)を解放することで、加工済の遊技盤(10b)を搬出ライン(KL)の搬出開始位置(OR)に受渡すと共に、前記第1把持駆動手段(26)を正駆動して搬入ライン(ML)の搬入完了位置(IR)に到来した次の未加工の遊技盤(10a)を前記第1把持手段(22)で把持するように、
前記移動体(34)と可動アーム(38)との往復移動および両把持手段(22,24)の開閉動作を繰り返すよう、前記両往復駆動手段(36,40)および両把持駆動手段(26,28)を前記移送制御手段(C2)で夫々駆動制御することで、前記搬入ライン(ML)から未加工の遊技盤(10a)を前記遊技盤加工ステーション(KS)に移送すると共に、該遊技盤加工ステーション(KS)で加工された加工済の遊技盤(10b)を前記搬出ライン(KL)に移送するよう構成してもよい。
先ず、未加工品10aおよび加工済品10bを搬送する搬送装置Hについて説明する。前記搬送ラインML,KLをなす各搬送装置Hは、前記未加工品10aおよび加工済品10bを搬送ラインML,KLにおける上流側から下流側へ搬送する複数の搬送手段50と、搬送方向に隣り合うセクションS,Sの間に配設した複数の受渡手段60とから構成されている。図2または図3に示すように、前記搬送手段50は、各セクションSに上下の関係をもって、該セクションSの搬送方向に沿う位置に応じた所定段数で配設され、各セクションSにおける所定段の搬送手段50を介して、対応するステーションKSへの未加工品10aおよび加工済品10bの搬入または搬出を行なっている。また前記受渡手段60は、上流側のセクションSにおける搬送手段50から受入れた未加工品10aおよび加工済品10bを、下流側のセクションSにおける所定段の搬送手段50へ受渡すよう構成され、上下の関係で配設された搬送手段50に対応して昇降自在に移動し得るようになっている。ここで、前記搬送手段50の所定段数とは、上下の関係で配置された2以上の段数に限らず、セクションSによっては1段となる場合がある。
前記搬送手段50は、搬送制御手段C1の制御下に連続的または間欠的に未加工品10aおよび加工済品10bを任意の方向(搬送方向)へ移動し得る公知のローラコンベアやベルトコンベア等の運搬装置であって、実施例ではローラコンベアが採用されている。
また前記受渡手段60は、前記搬送制御手段C1の制御下に昇降移動し得ると共に、受入れた未加工品10aおよび加工済品10bを搬送方向へ間欠的に移動し、該未加工品10aおよび加工済品10bを搬送手段50に受渡し得る、所謂エレベータコンベアの如き運搬装置が使用される。
前記各搬送手段50は、その未加工品10aまたは加工済品10bの搬送終端側に、前記受渡手段60の昇降動作に連動して該搬送手段50で搬送される未加工品10aまたは加工済品10bの移動の規制および解除を行なうストッパ70が設けられる(図11参照)。例えば前記ストッパ70は、前記搬出手段50における未加工品10aまたは加工済品10bの搬送面から突出または退避し得るよう、図示しない昇降手段によって上下移動可能に構成される。そして前記ストッパ70が、前記搬送手段50の搬送面から突出することで、前記未加工品10aまたは加工済品10bにおける搬送方向前側の側面に当接して搬送方向への移動を規制し、該ストッパ70が下降して搬送面から退避することで、未加工品10aまたは加工済品10bの移動規制を解除し得ると共に、該未加工品10aまたは加工済品10bの通過を許容するようになっている。そして、前記ストッパ70により未加工品10aまたは加工済品10bを移動規制したまま、連続的に搬送手段50を駆動することで、該搬送手段50により搬送されている他の未加工品10aまたは加工済品10bの搬送を継続することができる。なお、前記ストッパ70の昇降手段は、前記搬送制御手段C1によって受渡手段60に連動するよう制御されている(図4参照)。
前記搬入ラインMLを構成する搬送装置H(以後、第1搬送装置H1と称す)は、n区画(n≧2)の搬入セクションSに分割された搬入ラインMLに対応して、搬送方向の最上流に位置する搬入セクションSは上下の関係でn段の搬送手段50を備え、下流側の搬入セクションSに向かうにつれて、当該セクションSにおける搬送手段50の段数が1段づつ減少し、最下流の搬入セクションSにおける搬送手段50は1段になっている。ここで実施例の搬入ラインMLは、3(n=3)区画に分割され、該搬入ラインMLに沿って最上流に位置する上流搬入セクションS1と、最下流に位置する下流搬入セクションS3と、これら上流および下流搬入セクションS1,S3の間に位置する中流搬入セクションS2とに区画される。すなわち、3(n=3)区画の搬入セクションSに分割された搬入ラインMLにおいて、上流搬入セクションS1では、前記搬送手段50が上下の関係で3(n)段で配設され、中流搬入セクションS2では、搬送手段50が上下の関係で2(n−1)段で配設され、下流搬入セクションS3では、搬送手段50が1段となっている(図2参照)。
前記搬入ラインMLにおける上流搬入セクションS1の更に上流側には、一列に連なって搬送されてきた未加工品10aを、該上流搬入セクションS1を構成する第1〜第3搬送手段50a,50b,50cへ振分ける分配手段104が設置されている。前記分配手段104は、該分配手段104の上流側に配設された搬入路100から受入れた未加工品10aを、エレベータコンベア等の所要の分配機構によって、任意の段の搬送手段50a,50b,50cへ振分けるようになっている。
搬送方向下流側のセクションSに向かうにつれて搬送手段50の段数が減少する前記搬入ラインMLを構成する第1搬送装置H1に対し、前記搬出ラインKLを構成する搬送手段H(以後、第2搬送装置H2と称す)は、搬送方向下流側のセクションSに向かうにつれて搬送手段50の段数が増加するよう構成されている(図3参照)。すなわち、前記搬出ラインKLは、n(n≧2)区画の搬出セクションSに分割され、前記搬送方向の最上流に位置する搬出セクションSは1段の搬送手段50を備え、下流側の搬出セクションSに向かうにつれて、当該セクションSにおける搬送手段50の段数が上下の関係で1段づつ増加し、最下流の搬出セクションSにおける搬送手段50はn段になっている。ここで実施例の搬出ラインKLは、3(n=3)区画に分割され、該搬出ラインKLに沿って最上流に位置する上流搬出セクションS4と、最下流に位置する下流搬出セクションS6と、これら上流および下流搬出セクションS4,S6の間に位置する中流搬出セクションS5とに区画される。すなわち、3(n=3)区画の搬出セクションSに分割された搬出ラインKLにおいて、上流搬出セクションS4では、搬送手段50が1段となっており、中流搬出セクションS5では、搬送手段50が上下の関係で2(n−1)段で配設され、下流搬出セクションS6では、搬送手段50が上下の関係で3(n)段で配設されている。
前記搬出ラインKLにおける下流搬出セクションS6の更に下流側には、該下流搬出セクションS6を構成する第4〜第6搬送手段50d,50e,50fで搬送されてきた加工済品10bを、一列にまとめる整列手段106が設置されている。前記整列手段106は、第4〜第6搬送手段50d,50e,50fで搬送されてきた加工済品10bを受入れ、搬送方向下流側に配設された搬出路102へエレベータコンベア等のまとめ機構によって、一列に整列させて搬出するようになっている。また、前記搬出路102に整列して搬出する態様のみでなく、前記整列手段106により加工済品10bを段積み状にまとめてもよい。
次いで、前記ステーションKSに対し、前記搬入ラインMLを構成する第1搬送装置H1から未加工品10aを移送し、該ステーションKSで加工が終了した加工済品10bを搬出ラインKLを構成する第2搬送装置H2へ移送する移送装置20について説明する。なお、前記未加工品10aおよび加工済品10bは、その加工面が上側に向く状態で前記搬送ラインML,KL上を搬送される。
前記支持手段30は、前記搬入ラインMLおよび搬出ラインKLの上方において前記並設方向に延在する固定アーム32と、この固定アーム32に対し並設方向に沿って往復移動可能に支持された移動体34と、この移動体34に対し並設方向に沿って往復移動可能に支持され、前記第1把持手段22および第2把持手段24を有する可動アーム38とを備えている。前記固定アーム32は、前記並設方向に沿って長辺が延在し、前記搬入ラインMLおよび搬出ラインKLにおける並設方向の延在幅より若干長尺に設定されると共に、その各端部近傍に固定脚21が夫々配設され、両固定脚21,21によって該固定アーム32が搬入ラインMLおよび搬出ラインKLの上方に支持されている。前記移動体34は、上下方向に長尺な部材であって、その上端部が前記固定アーム32にスライド自在に支持され、下端部に前記可動アーム38を該移動体34に対しスライド自在に支持している。前記可動アーム38は、前記並設方向に長辺が延在し、前記搬入ラインMLおよび搬出ラインKLの離間間隔Dより長尺に設定されると共に、前記固定アーム32に対して移動体34を介して吊下がった状態で配設されている。前記可動アーム38の下面には、前記第1把持手段22が前記ステーションKSから離間する側に吊設されると共に、前記第2把持手段24が該ステーションKSに近接する側に吊設され、両把持手段22,24の離間間隔は、搬入ラインMLと搬出ラインKLとの離間間隔Dと同一に設定される(図5参照)。
また前記支持手段30は、前記可動アーム38を支持した前記移動体34を往復移動する第1往復駆動手段36と、該可動アーム38を往復移動する第2往復駆動手段40とを備えている。両往復駆動手段36,40は、シリンダ機構やモータ等の回転を往復移動とするねじ送り機構等の公知の手段が採用され、移送制御手段C2の制御下に(図16参照)、対応する前記移動体34および可動アーム38を前記ステーションKSに対し近接する往動、または該ステーションKSから離間する復動の夫々の動作をさせるようになっている。
前記両把持手段22,24は、基本的には同一の構成であるので、第1把持手段22の構成のみについて説明すると共に、同一部材には同じ符号を付して示すこととする。前記第1把持手段22は、前記未加工品10a(第2把持手段24では加工済品10b)を挟んで対向的に配設されて開閉動作可能な一対の圧接部材42,42を複数組(実施例では2組)備え、第1把持手段22に配設した第1把持駆動手段26(第2把持手段24では第2把持駆動手段28)の駆動に伴い各圧接部材42が該未加工品10aの側端面に接離自在に当接して把持し得るようになっている(図11参照)。すなわち、前記第1把持手段22は、前記可動アーム38の下面に垂下した支持部43に配設された矩形状の枠体44で本体部分が構成され、該枠体44の搬送方向に沿う両側部から一対の圧接部材42,42の夫々が下方に突出し、前記第1把持駆動手段26により対向配置した圧接部材42,42の下端部が近接または離間する方向へ回動するよう構成されている(図5参照)。前記圧接部材42は、その上端部が搬送方向に沿って枠体44の側部に回転自在に支持された軸部44aに固定され、また下端部が枠体44における他方の側部に配設した対向する圧接部材42へ指向して折曲した鉤状に形成されている(図14参照)。前記枠体44の各側部に配設された2基の圧接部材42,42は、搬送方向に沿って離間して、前記枠体44における上流側および下流側に夫々位置すると共に、枠体44の同一側部に配設した圧接部材42,42は一体的に回動するようになっている。そして、前記枠体44の下面と対向した未加工品10aの両側端面を、前記対向した圧接部材42,42が互いに近接する方向へ回動することで、該圧接部材42,42の間に未加工品10aを把持し(図14(a)参照)、圧接部材42,42が互いに離間する方向へ回動することで、把持していた未加工品10aを解放するよう構成される(図14(b)参照)。
前記第1把持手段22を駆動する第1把持駆動手段26は、前記枠体44に配設され、前記移送制御手段C2の制御下に、該枠体44の各側部に設けた圧接部材42,42を、対応するリンク機構45,45を介して回動するようになっている(図14参照)。前記各リンク機構45は、第1把持駆動手段26に連結され、該第1把持駆動手段26により並設方向へ往復移動可能な第1連結部材46と、該第1連結部材46に穿設されたガイド溝46aに一端をスライド自在に保持され、他端を前記圧接部材42,42が配設された一方の軸部44aに固定した第2連結部材47とから構成される。そして、前記第1把持駆動手段26を正駆動し、前記第1連結部材46が対応する圧接部材42,42側へ向けて往動し、該圧接部材42,42から離間するにつれて上方傾斜するガイド溝46aに沿って第2連結部材47の一端がスライドすることで、軸部44aを圧接部材42の下端部が未加工品10aの側端面に近接する方向へ回動するよう構成される(図14(b)参照)。また、前記第1把持駆動手段26を逆駆動し、前記第1連結部材46が対応する圧接部材42,42側から離間する方向へ復動し、前記ガイド溝46aに沿って第2連結部材47の一端がスライドすることで、軸部44aを圧接部材42の下端部が未加工品10aの側端面から離間する方向へ回動するようになっている(図14(a)参照)。
前記ステーションKSは、移送装置20から未加工品10aを受入れると共に、加工済品10bを移送装置20に受渡す搬出入位置HRと、該移送装置20の両把持手段22,24の移動領域から離間する位置に設定されて未加工品10aを加工する遊技盤加工領域YRとの間をスライド自在に移動する加工テーブル14を備えている(図11参照)。
また、前記加工テーブル14には、前記未加工品10aおよび加工済品10bの下面に形成された孔部11に整合する位置決めピン16が突設されている(図15参照)。実施例では、前記未加工品10aおよび加工済品10bの底面(加工面と逆側)における対角に一対の孔部11,11が開設されている。そして、前記一対の孔部11,11に対応して前記加工テーブル14に一対の位置決めピン16,16が突設され、該各位置決めピン16の先端部は、根元側から先端側に向かうにつれて細くなるようテーパ形状となっている。一方の位置決めピン16は、円形の孔部11に略整合する断面真円形状に形成され、他方の位置決めピン16は、円形の孔部11に内接し得る断面多角形状に形成されている。そして、前記移送装置20の第1把持手段22により移送され、前記加工テーブル14の搬出入位置HRに臨んだ未加工品10aは、該第1把持手段22から解放された際に、各孔部11に前記各位置決めピン16が夫々挿入され、該未加工品10aの加工テーブル14に対する位置決めがなされるようになっている(図15(b)参照)。更に前記加工テーブル14は、搬出入位置HRにおいて昇降可能に構成され、前記第1把持手段22に把持して移送されてきた未加工品10aを受入れる際に、下方に退避して未加工品10aと位置決めピン16,16との干渉を避けると共に、第2把持手段24で加工済品10bを把持して並設方向へ移送する際に、下方に退避して位置決めピン16,16を孔部11,11から引抜くようになっている。なお、前記加工テーブル14に突設した位置決めピン16,16との干渉を避ける昇降機構を前記移送装置20に設け、第1把持手段22および第2把持手段24を昇降可能としてもよい。
前記支持手段30には、前記ステーションKSの搬出入位置HRに臨む前記加工テーブル14に載置された未加工品10aに対し昇降自在に移動する押圧部材48が設けられている。前記押圧部材48は、前記移動体34の下端部に配設され、鉛直方向に垂設した押圧ピン48aと、該押圧ピン48aを昇降移動させる昇降手段48bとから構成されている。前記昇降手段48bは、シリンダ等の押圧ピン48aを直線的に移動し得る機構が採用される。すなわち、前記押圧部材48は、前記移動体34の往復移動に伴って、並設方向に沿って移動し、前記支持手段30の第1状態において、前記搬出ラインKLの搬出開始位置ORに臨むと共に、第2状態および第3状態において、前記押圧ピン48aが前記一方の位置決めピン16と相対して位置するようになっている。そして、前記押圧ピン48aは、常には把持手段22,24に把持される未加工品10aおよび加工済品10bより上方に退避した状態にあって(図15(a)参照)、第3状態において、押圧ピン48aを昇降手段48bにより下方へ向けて付勢することで、第1把持手段22から解放した未加工品10aに対し押圧ピン48aで加工テーブル14に向けて押圧するよう構成される(図15(b)参照)。
次に、実施例に係る遊技盤の移送装置の作用について説明する。
10b 加工済品(加工済の遊技盤)
22 第1把持手段
24 第2把持手段
26 第1把持駆動手段
28 第2把持駆動手段
30 支持手段
32 固定アーム
34 移動体
36 第1往復駆動手段
38 可動アーム
40 第2往復駆動手段
ML 搬入ライン
KL 搬出ライン
KS ステーション(遊技盤加工ステーション)
IR 搬入完了位置
HR 搬出入位置
OR 搬出開始位置
C2 移送制御手段
Claims (2)
- 未加工の遊技盤を搬入する搬入ラインまたは該搬入ラインに並設されて加工済の遊技盤を搬出する搬出ラインの外側に並設した遊技盤加工ステーションに対し、搬入ラインから未加工の遊技盤を移送し、該加工ステーションで加工が終了した加工済の遊技盤を搬出ラインへ移送するようにした移送装置において、
前記搬入ラインの搬入完了位置に到来した未加工の遊技盤を把持し、該遊技盤を前記遊技盤加工ステーションの搬出入位置で解放する第1把持手段と、
前記遊技盤加工ステーションで加工されて搬出入位置に臨む加工済の遊技盤を把持し、該遊技盤を前記搬出ラインの搬出開始位置で解放する第2把持手段と、
前記第1把持手段および第2把持手段を支持し、搬入ライン,搬出ラインおよび遊技盤加工ステーションの上方において並設方向へ往復移動可能な支持手段とからなり、
前記支持手段は、搬入ラインおよび搬出ラインの上方において前記並設方向に延在する固定アームと、該固定アームに対し並設方向に沿って往復移動可能に支持された移動体と、該移動体に対し並設方向に沿って往復移動可能に支持され、前記第1把持手段および第2把持手段を有する可動アームとを備え、
前記固定アームに対し前記移動体を前記遊技盤加工ステーションから離間すると共に、該移動体に対し前記可動アームを該遊技盤加工ステーションから離間した第1状態にあっては、前記第1把持手段が前記搬入ラインの搬入完了位置に臨むと共に、前記第2把持手段が前記搬出ラインの搬出開始位置に臨み、
前記固定アームに対し前記移動体を前記遊技盤加工ステーションへ向けて近接した第2状態にあっては、前記第1把持手段が前記搬出ラインの搬出開始位置に臨むと共に、前記第2把持手段が前記遊技盤加工ステーションの搬出入位置に臨み、
更に前記移動体に対し前記可動アームを前記遊技盤加工ステーションへ向けて近接した第3状態にあっては、前記第1把持手段が遊技盤加工ステーションの搬出入位置に臨むよう設定され、
前記支持手段を制御的に往復移動して、前記第1状態、第2状態、第3状態とするよう構成した
ことを特徴とする遊技盤の移送装置。 - 前記支持手段は、前記可動アームを支持した移動体を往復移動する第1往復駆動手段と、該可動アームを往復移動する第2往復駆動手段とを備え、
前記両往復駆動手段と、前記第1把持手段を開閉動作させる第1把持駆動手段と、前記第2把持手段を開閉動作させる第2把持駆動手段とを夫々駆動制御する移送制御手段を有し、
前記第1状態にあって、前記搬入ラインの搬入完了位置に到来した未加工の遊技盤を、前記第1把持駆動手段を正駆動して前記第1把持手段で把持した後、両往復駆動手段を正駆動して前記移動体および可動アームを往動させることで、第3状態に移行させて未加工の遊技盤を前記遊技盤加工ステーションの搬出入位置に移送し、
前記第1把持駆動手段を逆駆動して第1把持手段を解放することで、未加工の遊技盤を前記遊技盤加工ステーションの搬出入位置に受渡した後、該遊技盤加工ステーションで未加工の遊技盤に所要の加工が施される間に、前記第2往復駆動手段を逆駆動して前記可動アームを復動させて第2状態に移行し、
前記遊技盤加工ステーションで加工された加工済の遊技盤を、前記第2把持駆動手段を正駆動して前記第2把持手段で把持した後、前記第1往復駆動手段を逆駆動して前記移動体を復動させることで第1状態に移行させて、該加工済の遊技盤を前記搬出ラインの搬出開始位置に移送し、
前記第2把持駆動手段を逆駆動して前記第2把持手段を解放することで、加工済の遊技盤を搬出ラインの搬出開始位置に受渡すと共に、前記第1把持駆動手段を正駆動して搬入ラインの搬入完了位置に到来した次の未加工の遊技盤を前記第1把持手段で把持するように、
前記移動体と可動アームとの往復移動および両把持手段の開閉動作を繰り返すよう、前記両往復駆動手段および両把持駆動手段を前記移送制御手段で夫々駆動制御することで、前記搬入ラインから未加工の遊技盤を前記遊技盤加工ステーションに移送すると共に、該遊技盤加工ステーションで加工された加工済の遊技盤を前記搬出ラインに移送するよう構成した請求項1記載の遊技盤の移送装置。
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