JP2020049500A - 鉄筋曲げ方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】鉄筋曲げ装置の複雑化や大型化を回避でき、且つ細かい曲げ加工が可能な鉄筋曲げ方法を提供する。【解決手段】曲げ加工の支点を構成する支点部材11と、支点部材11の周りを回動する力点部材12を備える鉄筋曲げ装置10を使用して、鉄筋20の曲げ加工を行う鉄筋曲げ方法であって、鉄筋20を把持するクランプ部4を備える鉄筋供給部材2を使用し、鉄筋20をクランプ部4で把持した状態で、支点部材11と力点部材12との間に供給し、鉄筋20を把持したクランプ部4を、鉄筋曲げ装置10に設けた鉄筋受け部材18に当接させた状態で、力点部材12を回動させる鉄筋曲げ方法。【選択図】図1

Description

本発明は、鉄筋を所定形状に曲げ加工を行う鉄筋曲げ方法に関する。
従来、鉄筋を折曲げ加工して所定の形状にすることが行われている。この折曲げ加工においては、支点部材とこの支点部材の周りに回動される曲げローラ(力点部材)と、鉄筋の曲げ加工時の曲げ方向とは反対側に受ける反力受け部(鉄筋受け部材)の協働によって鉄筋を曲げる鉄筋曲げ装置(鉄筋曲げ機)が用いられている。この鉄筋曲げ装置を用いて、人手で鉄筋を持ちながら曲げ加工を行い、例えば、鉄筋を三次元構造に折曲げる等の折曲げ加工が行われている。
また、例えば特許文献1においては、従来の鉄筋曲げ装置において、曲げローラの回転による鉄筋の曲げ加工時に、反力受け部(鉄筋受け部材)との協同作用により鉄筋を挟み込んで固定する挟持部材を挟持解除自在に設け、曲げローラにより曲げ加工する鉄筋の先端側を下側から 受止め自在な鉄筋受け具を、反力受け部(鉄筋受け部材)と接当した鉄筋基端側部分に沿った軸心回りに上下揺動自在に取り付け、この鉄筋受け具を上下揺動操作する操作部を設けた構造が開示されている。
この特許文献1の構成によれば、挟持部材によって鉄筋の固定を確実に固定でき、また、鉄筋受け具により鉄筋を下方側から支えるようにして、鉄筋の向きを換え、三次元構造の折曲げ製品を製造し易くしている。
特開2015−116594号公報
しかし、特許文献1に開示された装置によって、鉄筋の三次元的な曲げ加工がし易くなるものの、鉄筋受け具や挟持部材を設けることから、鉄筋曲げ装置が複雑化する課題を抱えている。また、特許文献1に開示された挟持部材は、反力受け部(鉄筋受け部材)のところに開閉動作する部材を設ける構造であるために、曲げ加工時の大きな力に耐えうる頑丈な構造を、この作動部材に設けなければならず、鉄筋曲げ装置の複雑化に加えて装置自体が大型化してしまうという課題を抱えていた。
また、従来の鉄筋曲げ装置を用いた曲げ加工において、鉄筋の曲げ部分を接近させて細かい曲げ加工品を製造する場合には、曲げローラ(力点部材)の駆動する側とは支点部材を挟んで反対側における鉄筋の把持位置を支点部材に近づける必要がある。
しかしながら、曲げローラ(力点部材)の駆動する側とは支点部材を挟んで反対側には、鉄筋受け部材が設けられているため、鉄筋の把持位置を近づけるには限界があった。また、鉄筋受け部材を小さくすることも考えられるが、鉄筋受け部材を小さくしてしまうと、曲げ加工時の鉄筋保持の強度が弱くなるという問題があった。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、鉄筋曲げ装置の複雑化や大型化を回避でき、且つ細かい曲げ加工が可能な鉄筋曲げ方法を提供することにある。
上記課題は下記手段により達成することができる。すなわち、本発明は下記の通りである。
〔1〕
曲げ加工の支点を構成する支点部材と、前記支点部材の周りを回動する力点部材を備える鉄筋曲げ装置を使用して、鉄筋の曲げ加工を行う鉄筋曲げ方法であって、
前記鉄筋を把持するクランプ部を備える鉄筋供給部材を使用し、前記鉄筋を前記クランプ部で把持した状態で、前記支点部材と前記力点部材との間に供給し、
前記鉄筋を把持した前記クランプ部を、前記鉄筋曲げ装置に設けた鉄筋受け部材に当接させた状態で、前記力点部材を回動させる鉄筋曲げ方法。
〔2〕
〔1〕に記載の鉄筋曲げ方法であって、
前記鉄筋供給部材は、それぞれ鉄筋を把持するクランプ部を有する一対のアーム部を備え、
前記一対のアーム部の一方のアーム部が有するクランプ部を前記鉄筋受け部材に当接させた状態で、前記力点部材を回動させる鉄筋曲げ方法。
〔3〕
〔1〕又は〔2〕に記載の鉄筋曲げ方法であって、
前記クランプ部の少なくとも一対の爪部材にて前記鉄筋の外周を囲むように挟持し、前記爪部材を前記鉄筋受け部材に当接させた状態で、前記力点部材を回動させる鉄筋曲げ方法。
〔4〕
〔3〕に記載の鉄筋曲げ方法であって、
前記爪部材と前記鉄筋受け部材との接触を、前記力点部材が回動するときに前記鉄筋受け部材側に向う力の向きと直交する向きの面にて面接触させる鉄筋曲げ方法。
〔1〕の鉄筋曲げ方法によれば、鉄筋を把持するクランプ部を備える鉄筋供給部材を使用し、鉄筋をクランプ部で把持した状態で、支点部材と力点部材との間に供給し、鉄筋を把持したクランプ部を、鉄筋曲げ装置に設けた鉄筋受け部材に当接させた状態で、力点部材を回動させるので、鉄筋をクランプ部に把持した状態で曲げ加工を行うことができることから、鉄筋曲げ装置に鉄筋の把持構造を設けることなく鉄筋を確実に保持して曲げ加工を行うことができる。
更に、鉄筋の曲げ加工時のクランプ部の位置を鉄筋受け部材と同じ位置にすることで、鉄筋の把持位置を支点部材に接近させることができる。この結果、鉄筋を曲げ加工部分に従来よりも近い位置で把持して、曲げ加工位置の間隔をより短い曲げ加工が可能となり、従来よりも細かい曲げ加工品を提供することができる。
また、鉄筋を把持したままこの把持位置(クランプ部の位置)を鉄筋受け部材に当接させるので、支点部材に対して鉄筋受け部材を小さくすることなく把持位置を近づけることができ、鉄筋受け部材の強度低下を招くことなく細かい曲げ加工ができる。
〔2〕の鉄筋曲げ方法によれば、鉄筋供給部材は、それぞれ鉄筋を把持するクランプ部を有する一対のアーム部を備え、一方のアーム部の先端のクランプ部を鉄筋受け部材に当接した状態で、力点部材を回動させるので、一対のアーム部によって、鉄筋をアーム部にて保持したまま該鉄筋の向き及び把持を換える連続した曲げ加工を行うことができる。
〔3〕の鉄筋曲げ方法によれば、クランプ部の少なくとも一対の爪部材にて鉄筋の外周を囲むように挟持した状態で、爪部材を鉄筋受け部材に当接させるので、鉄筋受け部材の位置で鉄筋をその径方向何れの方向にも動かないよう安定保持することができる。この結果、曲げ加工時の鉄筋の位置ズレを効果的に抑えることができ、より高精度の曲げ加工を行うことができる。
〔4〕の鉄筋曲げ方法によれば、爪部材と鉄筋受け部材との接触を、力点部材が回動するときに鉄筋受け部材側に向う力の向きと直交する向きの面にて面接触させるので、鉄筋曲げ加工時において鉄筋受け部材が受ける力を、面で確実に受けることができる。この結果、鉄筋の曲げ時の鉄筋保持がより安定化し、また、より大きな曲げ力に耐え得る構造を提供することができる。
本発明の鉄筋曲げ方法を適用した鉄筋曲げ加工設備の一実施形態を示す平面図である。 図1に示すアーム部の拡大斜視図である。 図2に示すアーム部の先端部分の拡大斜視図である。 図1に示す鉄筋曲げ装置の要部拡大斜視図である。 図1に示す鉄筋曲げ装置を用いた鉄筋曲げ方法において、鉄筋曲げ装置に鉄筋をセットした初期の状態を示す斜視図である。 図1に示す鉄筋曲げ装置を用いた鉄筋曲げ方法において、力点部材が動作した状態を示す斜視図である。 図6におけるX−X線断面図である。 図1に示す鉄筋曲げ装置を用いた鉄筋曲げ方法において、立体的な曲げ加工を行うときの斜視図である。
以下、本発明の鉄筋曲げ方法を適用した鉄筋曲げ加工設備の一実施形態について、図1〜図8を参照して説明する。
図1に示す鉄筋曲げ加工設備1は、大きく分けて、鉄筋曲げ装置10と、鉄筋曲げ装置10に鉄筋20を供給する鉄筋供給部材2と、鉄筋供給部材2に鉄筋20を供給する搬送コンベヤ17と、を備えている。そして、鉄筋20が鉄筋供給部材2にて把持できる位置まで搬送コンベヤ17によって搬送され、鉄筋20が鉄筋供給部材2によって把持されて、鉄筋曲げ装置10の所定の位置にセットされる。その後、鉄筋20は、鉄筋供給部材2に把持された状態で、後述するように、鉄筋曲げ装置10の駆動により曲げ加工される。
搬送コンベヤ17は、図1に示すように、多数のローラ17rを備えており、直線状で所定長さに切断された鉄筋20を、例えば横方向(鉄筋の径方向)に移動するようにして搬送し、鉄筋曲げ装置10の近くの載置領域に鉄筋20を一旦載置できるように構成されている。
鉄筋供給部材2は、図1に示すように、例えば、左右一対のアーム部3(3L,3R)を備えたロボットアーム構造である。すなわち、アーム部3は、アーム架台3a上に、例えば4つの各アーム部を介して先端部にクランプ部4を備えている。この左右一対のクランプ部4によって、鉄筋20を把持して鉄筋曲げ装置10に供給し、また、鉄筋20をつかみ換えて鉄筋20の向きを適宜変えて立体的な折曲げ加工を行うことができる。なお、アーム部3は、予め設定されたプログラミングにより自動制御され、鉄筋曲げ装置10と連動し、全自動で鉄筋20の曲げ加工をすることができる。
アーム部3は、図2に示すように、例えば、アーム架台3a上に水平方向(矢印B方向)に回転可能な第1アーム部3bと、第1アーム部3bの先端部に取り付けられ垂直面に沿った回転(矢印C方向)が可能な第2アーム部3cと、第2アーム部3cの先端部に取り付けられ同じく垂直面に沿った回転(矢印D方向)が可能であると共に伸縮(矢印E方向)が可能で且つ伸縮方向の軸線回りに回動(矢印F方向)が可能な第3アーム部3dと、第3アーム部3dの先端部に取り付けられ第3アーム部3dの軸線方向に対して傾斜する方向(矢印G方向)に回転可能な第4アーム部3eと、を有し、更に、第4アーム部3eの先端部に、例えば、首振り及び旋回(矢印H方向及び矢印I方向)が可能なクランプ部4が設けられている。このように構成されたアーム部3によって、鉄筋20の把持向きを自在に調整することができる。
クランプ部4は、図2及び図3に示すように、先端部に一対の爪部材5を備えている。この一対の爪部材5は、爪部材5同士の接近と離間をする所謂開閉動作(矢印J方向)ができるように、例えば、クランプ部胴部4bにスライド移動可能に支持されている。
ここで、一対の爪部材5の先端側には、鉄筋20を把持する際に該鉄筋20の外周面を囲むように接することができる断面略半円形状の挟持溝5gが対面して設けられている。
したがって、爪部材5の挟持溝5g内に鉄筋20を入れ込むように挟持した状態で該鉄筋20を確実に把持し、この把持状態でもって、鉄筋曲げ装置10による曲げ加工を実施することができる。また、爪部材5は、鉄筋20を挟持する挟持溝5gが設けられた側とは反対側には、挟持溝5gの長手方向(鉄筋20の軸線方向)と平行な平坦面5sが設けられている。この平坦面5sは、後述するように、爪部材5が鉄筋受け部材18に当接する接触面として機能する。
鉄筋曲げ装置10は、曲げ加工の支点を構成する支点部材11と、この支点部材11の周りを回動して鉄筋20に曲げ力を加える力点部材12と、鉄筋20に曲げ力が加わったときに曲げられる側とは反対側にて鉄筋20を支持する鉄筋受け部材18と、が機台10aの上端面10sから上方に突出して設けられている。
より詳細には、図4に示すように、支点部材11は、上端面10sに対して垂直に突出する円筒状の棒部材で機台10aに強固に固定されている。力点部材12は、上端面10sに形成された例えば円弧状の開口10gに沿って、支点部材11の周りを回動可能(矢印A方向)に駆動シャフト12fが設けられ、この駆動シャフト12fの先端に、鉄筋20に曲げ力を加える回転可能な回転ロール12rが設けられている。
鉄筋受け部材18は、上端面10sに対して垂直に突出したブロック状の部材にて構成され、機台10aに強固に固定されている。そして、曲げ加工のときに、鉄筋20から力を受ける受け面18sは、鉄筋20の挿入ラインPL(図1参照)と平行であると共に高さ方向には垂直な面として構成されている。また、鉄筋受け部材18は、鉄筋20の挿入ラインPLに対して、受け面18sが所定距離(d)だけ離れるようにセットバックして設けられている。これは、後述するように、鉄筋20を把持した状態でクランプ部4を鉄筋受け部材18に当てるようにすることから、このクランプ部4の爪部材5の厚み分だけのスペースを確保する構造である。
以下、図5〜図8を参照して鉄筋曲げ加工設備1を利用した鉄筋曲げ方法について説明する。
先ず、搬送コンベヤ17上の鉄筋20を、一対のアーム部3にて把持して鉄筋曲げ装置10の側に移動する。そして、図5に示すように、支点部材11と力点部材12の間に鉄筋20を入れ、該鉄筋20の曲げる部位を支点部材11に対応させてセットする。このとき、一方(図においては左側)のクランプ部4は、鉄筋曲げ装置10の鉄筋受け部材18に当たるように位置される。
その後、図6に示すように、力点部材12を、支点部材11の周りに回動(矢印A方向)するように駆動させる。これにより、鉄筋20は、支点部材11を曲がりの支点として所定角度折曲げられる。このとき、鉄筋20が曲げられる方向とは反対側に旋回しようとする力(矢印Cf)が掛かり、鉄筋20は、鉄筋受け部材18側に向って押される。
このように、鉄筋20が曲げられる方向とは反対側に旋回しようとする力(矢印Cf)は、図7に示すように、鉄筋受け部材18にて受け止められる。ここで、鉄筋受け部材18を押す部位の鉄筋20は、爪部材5により外周面を囲むようにして把持され、また、一方の爪部材5を鉄筋受け部材18に押しつけるようにしている。
ここで、爪部材5の平坦面5sと鉄筋受け部材18の受け面18sは、図7に示すように、面同士全体が当たる面接触となっている。また、平坦面5sと受け面18sとの接触面の向きは、力点部材12による曲げ力に伴う旋回する力(矢印Cf)の向きと直交する向きとなっている。これにより、鉄筋20は何れの方向にも動かないように確実に保持された状態で、最初の曲げ加工が施される。
次に、力点部材12の最初の回動が終了した後は、図8に示すように、この力点部材12は、その待機位置(図5に示す位置と同じ位置)に戻る。その後、アーム部3の操作により、鉄筋20を90度回転させると共に、左側のクランプ部4による持ち替えをして鉄筋20を前方側(図8において、左下側)に移動させる。これにより、鉄筋20を二回目の曲げ位置にセットする(図8に示す状態)。このときの左側のクランプ部4の爪部材5は、鉄筋受け部材18に当たるように位置されている。その後、力点部材12が前回同様に回動して、一回目とは例えば90度向きの異なった二回目の曲げ加工が行われる。このようにして、順次曲げ加工が行われて、所定の加工品が製造される。
このように、本実施形態においては、前掲のように、鉄筋20を把持するクランプ部4を備える鉄筋供給部材2を使用し、鉄筋20をクランプ部4で把持した状態で、支点部材11と力点部材と12の間に供給し、鉄筋20を把持したクランプ部4を、鉄筋曲げ装置10に設けた鉄筋受け部材18に当接させた状態で、力点部材12を回動させるので、鉄筋20をクランプ部4に把持した状態で曲げ加工を行うことができることから、鉄筋曲げ装置10に鉄筋20の把持構造を設けることなく鉄筋20を確実に保持し曲げ加工を行うことができる。
更に、鉄筋20の曲げ加工時のクランプ部4の位置を鉄筋受け部材18と同じ位置にすることで、鉄筋20の把持位置を支点部材11に接近させることができる。この結果、鉄筋20を曲げ加工部分に従来よりも近い位置で把持して、曲げ加工位置の間隔を狭くした曲げ加工が可能となり、従来よりも細かい曲げ加工品を提供することができる。
また、鉄筋20を把持したままこの把持位置(クランプ部4の位置)を鉄筋受け部材18に当接させるので、支点部材11に対して鉄筋受け部材18を小さくすることなく把持位置を近づけることができ、鉄筋受け部材18の強度低下を招くことなく細かい曲げ加工ができる。
また、本実施形態においては、鉄筋供給部材2は、それぞれ鉄筋20を把持するクランプ部4を有する一対のアーム部3を備え、一方のアーム部3の先端のクランプ部4を鉄筋受け部材18に当接した状態で、力点部材12を回動させるので、一対のアーム部3によって、鉄筋20をアーム部3にて保持したまま該鉄筋20の向き及び把持を換える連続した曲げ加工を行うことができる。
本実施形態においては、クランプ部4の少なくとも一対の爪部材5にて鉄筋20の外周を囲むように挟持した状態で、爪部材5を鉄筋受け部材18に当接させるので、鉄筋受け部材18の位置で鉄筋20を鉄筋径方向何れの方向にも動かないよう安定保持することができる。この結果、曲げ加工時の鉄筋20の位置ズレを効果的に抑えることができ、より高精度の曲げ加工を行うことができる。
また、本実施形態においては、爪部材5と鉄筋受け部材18との接触を、力点部材12が回動するときに鉄筋受け部材18側に向う力の向きと直交する向きの面にて面接触させるので、鉄筋曲げ加工時において鉄筋受け部材18が受ける力(矢印Cf)を、面で確実に受けることができる。この結果、鉄筋20の曲げ時の鉄筋保持がより安定化し、また、より大きな曲げ力に耐え得る構造にできる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限るものではなく、例えば、クランプ部4或いは爪部材5の形状を含むアーム部3は上記実施形態の構造に限定されるものではなく、必要に応じて適宜変更したものを用いることができる。また、本発明の鉄筋曲げ方法を適用する鉄筋曲げ装置10は、鉄筋受け部材18の形状等を含め上記実施形態の構造に何ら制限されるものではない。
1 鉄筋曲げ加工設備
2 鉄筋供給部材
3 アーム部
4 クランプ部
5 爪部材
10 鉄筋曲げ装置
11 支点部材
12 力点部材
17 搬送コンベヤ
18 鉄筋受け部材
20 鉄筋

Claims (4)

  1. 曲げ加工の支点を構成する支点部材と、前記支点部材の周りを回動する力点部材を備える鉄筋曲げ装置を使用して、鉄筋の曲げ加工を行う鉄筋曲げ方法であって、
    前記鉄筋を把持するクランプ部を備える鉄筋供給部材を使用し、前記鉄筋を前記クランプ部で把持した状態で、前記支点部材と前記力点部材との間に供給し、
    前記鉄筋を把持した前記クランプ部を、前記鉄筋曲げ装置に設けた鉄筋受け部材に当接させた状態で、前記力点部材を回動させる鉄筋曲げ方法。
  2. 請求項1に記載の鉄筋曲げ方法であって、
    前記鉄筋供給部材は、それぞれ鉄筋を把持するクランプ部を有する一対のアーム部を備え、
    前記一対のアーム部の一方のアーム部が有するクランプ部を前記鉄筋受け部材に当接させた状態で、前記力点部材を回動させる鉄筋曲げ方法。
  3. 請求項1又は2に記載の鉄筋曲げ方法であって、
    前記クランプ部の少なくとも一対の爪部材にて前記鉄筋の外周を囲むように挟持し、前記爪部材を前記鉄筋受け部材に当接させた状態で、前記力点部材を回動させる鉄筋曲げ方法。
  4. 請求項3に記載の鉄筋曲げ方法であって、
    前記爪部材と前記鉄筋受け部材との接触を、前記力点部材が回動するときに前記鉄筋受け部材側に向う力の向きと直交する向きの面にて面接触させる鉄筋曲げ方法。
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