JP7138344B2 - 板材の曲げ加工システム - Google Patents
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Description
近年、サイズの小さい板材に対する曲げ加工も要求されるようになり、マニピュレーターのみでは対応が難しくなっている。
板材を曲げ加工する際には、受け型と押え型との間に板材を挟持させてブレード等にて曲げ加工を行うことになるが、小さいサイズの板材にあっては、マニピュレーターの先端側が押え型等に干渉して、受け型と押え型の間に板材を供給保持することができなくなる。
そこで本発明は、マニピュレーターの両側から曲げ加工機に向けて板材を深く挿入できるグリッパーを設けた点に特徴がある。
図1(a)に加工システムの全体図を示す。
板材に曲げ加工を行うための曲げ加工機1と、その前面に配置したメインテーブル2を備える。
メインテーブル2の横には、ワークWを搬送するためのサイドテーブル3を有する。
サイドテーブル3には、板材からなるワーク(素材)Wの原点位置を位置決めするためのゲージ手段3aを有する。
メインテーブル2に沿って、ワークWを曲げ加工機1に供給するためのマニピュレーター4と、このマニピュレーターの両側に一対のグリッパー5,6を有する。
図1(b)に斜視図を示すように、マニピュレーター4の両側に沿って、曲げ加工機1に向けて前進及び後退制御された一対のグリッパー5,6を配設してある。
左右一対のグリッパー5,6は、それぞれベース部材5A,6Aから、くし状に複数のグリップ(5a,5b,5c,・・・),(6a,6b,6c,・・・)を有する。
メインテーブル2は、曲げ加工機1と直交する方向に平行な複数のバー状のワーク支持部2a,2b,2c,・・・を有し、このワーク支持部の間に沿って各グリップ(5a,5b,5c,・・・),(6a,6b,6c,・・・)が移動制御されている。
図1(b)で説明すると、マニピュレーター4の右側の複数のグリップ部5a,5b,5c,・・・は、1つのベース部材5Aに連結され、このベース部材5Aの動きにて複数のグリップ部5a,5b,5c,・・・が移動制御されている。
また、マニピュレーター4の左側の複数のグリップ部6a,6b,6c,・・・は、1つのベース部材6Aに連結され、このベース部材6Aにて一体として移動制御されている。
これにより、最も小さいサイズの板材は、マニピュレーター4に最も近い位置に配置されたグリップ部5aと6aで保持され、板材の大きさが大きくなるにつれて、マニピュレーター4の左右それぞれの複数のグリップ部にて板材を保持させることができる。
例えば、次に大きいサイズの板材は、右側のグリップ部5a,5bと左側のグリップ部6a,6bで保持し、さらに大きいサイズの板材は、右側のグリップ部5a,5b,5cと左側のグリップ部6a,6b,6cで保持することができる。
これにより、小さいサイズの板材から大きいサイズの板材まで、安定して保持することができる。
グリップ部5aは、メインテーブル2に配置した複数の平行なワーク支持部のうち、図1(b)に示すように例えば、ワーク支持部2aとワーク支持部2bとの間に沿って、上昇及び下降,前進及び後退制御されている。
グリップ部5aの先端部の拡大図を図2(b)に示す。
上下方向中央部に吸引保持部15aを有し、この吸引保持部15aは減圧器に配管接続されていて、例えば図2(e)に示すように折り曲げた板材の側面で吸引保持できる。
この吸引保持部15aの上下には、それぞれ受け爪部を形成することで、吸引保持部15aの間に上部掴み部25aと、下部掴み部35aを形成してある。
これにより、図2(c),(d),(f)に示すように、ワークWの曲げ位置や曲げ形状に合せて上部掴み部25a,下部掴み部35aを選択使用して、それぞれ板材をクランプ保持できる。
ワークWは、図1(a)に示すようにサイドテーブル3上にて原点位置決めゲージ3a,3aにてワークの原点位置決めを行った後に、図3(a)に示すようにワークWをマニピュレーター4のクランプ部4aにクランプさせることで、マニピュレーター側にワークWを引き渡す。
ワークWを引き取ったマニピュレーター4は、図3(b)に示すように曲げ加工機1に向けて前進する。
ワークのサイズが充分に大きい場合には、マニピュレーター4にワークWをクランプ保持させたまま曲げ加工するが、以下サイズの小さい板材からなるワークWの場合にて説明する。
図4(a)に示すように、マニピュレーター4のクランプ部4aにクランプしたワークWの後方側の辺部に向けて左右一対のグリッパー5,6のグリップ部5a,6aを前進させ、グリップ部5a,6aの下側の下部掴み部35aにて、掴み保持する。
なお、この際に他のグリップ部(5b,5c,・・・),(6b,6c,・・・)も同時に前進するが、その状態は省略してある。
グリッパー5,6で掴み保持したワークWは、図4(b),(c)に示すように、さらに前進させ、曲げ加工機1の受け型1aと押え型1bとの間でワークWを加圧挟持すると同期して、図示を省略したブレード等にて曲げ加工を行う。
グリッパー5,6のグリップ部5a,6aの先端部を前進させる際に、受け型1a,あるいは押え型1bと干渉しないように、逃げ部として凹部1cを形成してある。
これにより、マニピュレーター4のクランプ部4aが押え型1b等に干渉して、前進できないような小さなサイズの板材の曲げ加工が可能になる。
ワークWの一辺に曲げ加工を行った半製品W1は、図5(a)に示すように曲げ加工機1からマニピュレーター4が干渉しない位置まで一旦後退し、図5(b)に示すようにマニピュレーター4のクランプ部4aに半製品W1を引き渡し、180°旋回する。
この際には、グリップ部5a,6aは、後退及び下降する。
次に、図5(c)に示すように半製品W1の上側に折り曲げた立設片の側部をグリップ部5a,6aの先端部に備えた吸引保持部15a,16aにて吸引保持する。
これにより、図6(a),(b)に示すように、先に折り曲げた側辺の対向辺を連続的に曲げ加工した製品W2が得られる。
1a 受け型
1b 押え型
1c 凹部
2 メインテーブル
2a ワーク支持部
3 サイドテーブル
4 マニピュレーター
4a クランプ部
5 グリッパー
5a グリップ部
6 グリッパー
6a グリップ部
15a 吸引保持部
25a 上部掴み部
35a 下部掴み部
Claims (2)
- 板材の曲げ加工機と、前記板材の曲げ加工機に対してワークの位置決め及び旋回可能なマニピュレーターと、前記マニピュレーターと相互にワークの引き渡しが可能なグリッパーを備え、
前記グリッパーは前記マニピュレーターの両側に一対有し、且つ前記板材の曲げ加工機に向けて前進及び後退制御され、
前記グリッパーは端面に設けた吸引保持部と、前記吸引保持部の上下の一方又は両方に掴み部を有することを特徴とする板材の曲げ加工システム。 - 前記板材の曲げ加工機の前側にワークを載置するテーブルを有し、
前記テーブルは前記板材の曲げ加工機と直交する方向に相互に平行に配置した複数のワーク支持部を有し、
前記グリッパーは前記複数のワーク支持部の間に沿って配置した複数のグリップ部を有することを特徴とする請求項1記載の板材の曲げ加工システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018220094A JP7138344B2 (ja) | 2018-11-26 | 2018-11-26 | 板材の曲げ加工システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018220094A JP7138344B2 (ja) | 2018-11-26 | 2018-11-26 | 板材の曲げ加工システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020082131A JP2020082131A (ja) | 2020-06-04 |
JP7138344B2 true JP7138344B2 (ja) | 2022-09-16 |
Family
ID=70905412
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2018220094A Active JP7138344B2 (ja) | 2018-11-26 | 2018-11-26 | 板材の曲げ加工システム |
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Country | Link |
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JP (1) | JP7138344B2 (ja) |
Citations (1)
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Family Cites Families (1)
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JPH06528U (ja) * | 1992-06-04 | 1994-01-11 | 村田機械株式会社 | ワーク位置決め装置 |
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2018
- 2018-11-26 JP JP2018220094A patent/JP7138344B2/ja active Active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2001079614A (ja) | 1999-09-13 | 2001-03-27 | Amada Co Ltd | 曲げ加工装置 |
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JP2020082131A (ja) | 2020-06-04 |
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