JP3185842B2 - ロボットハンド及びその操作方法 - Google Patents

ロボットハンド及びその操作方法

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JP3185842B2
JP3185842B2 JP13497394A JP13497394A JP3185842B2 JP 3185842 B2 JP3185842 B2 JP 3185842B2 JP 13497394 A JP13497394 A JP 13497394A JP 13497394 A JP13497394 A JP 13497394A JP 3185842 B2 JP3185842 B2 JP 3185842B2
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gripping
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厚 中島
龍彦 田中
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、プレス,タレットパ
ンチ等の加工機に加工材を搬送して供給し、加工後の加
工材を取り出して搬送するロボットハンド,及びその操
作方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鋼板等の加工材を搬送してプレス,タレ
ットパンチ等の加工機に供給し、加工機による加工が終
わった加工材を取り出して搬送する作業は、加工材が大
きかったり、重かったり、或いは作業が単なる反復作業
である等により、従来の作業者による手作業では不向き
な面が多くあり、近年ロボットハンドを用いた作業に変
えることが多く行われている。
【0003】ところでロボットハンドはロボットアーム
の先端に把持ヘッドを設け、この把持ヘッドにより加工
材を把持して搬送する構成になっている。
【0004】そして、従来、把持ヘッドの把持面は1面
だけで構成されていた。
【0005】そして、加工機による加工が終わった加工
材を把持ヘッドの1面だけの把持面で取り出して所定位
置まで搬送した後、次の加工材を所定位置で把持して加
工機まで搬送して加工機に供給することにより作業を行
っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従ってロボットハンド
の移動量が長いので、この移動に多くの時間を要すると
その間に加工機械は、次の加工材設定まで待機状態とな
る問題があった。
【0007】そこで本発明の目的は、上記の問題を解決
したロボットハンド、及びその操作方法を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のロボットハンドは、第1の把持面と、第1
の把持面と反対側の方向を向いた第2の把持面とを有す
る把持ヘッドと、把持ヘッドを回転する把持ヘッド回転
機構と、把持ヘッドを支持するロボットアームとを有す
る。
【0009】加工材を第1の把持面に把持した状態で、
加工機の前で待機する第1の工程と、加工機による前回
の加工材の加工が終わったときに、第2の把持面で加工
が終わった加工材を把持して取り出し、かつ、把持ヘッ
ド回転機構により把持ヘッドを回転して、第1の把持面
に把持している加工材を加工機に供給する第2の工程
と、その後、第2の把持面に把持している加工材を搬送
する第3の工程と、その後、次の加工材を第1又は第2
の把持面に把持した状態で、加工機の前で待機する第4
の工程とを有する。
【0010】
【作用】把持ヘッドに第1の把持面と第2の把持面とを
設けたので、一度に2つの加工材を把持することが可能
になる。
【0011】加工材を第1の把持面に把持した状態で、
加工機の前で待機し、加工機による前回の加工材の加工
が終わったときに、第2の把持面で加工が終わった加工
材を把持して取り出し、かつ、第1の把持面に把持して
いる加工材を加工機に供給するので、加工が終わった加
工材を取り出した後、直ちに加工材を加工機に供給し
て、加工機を駆動することができ、加工機の遊び時間を
大きく短縮することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0013】図1(a)において、プレス又はタレット
パンチからなる加工機1の前面に、走行路2が配設して
ある。そして、その左右が被把持・搬送物の載置場所等
の場所として用いられる。同図(a)においては、走行
路の前部の右側スペースには鋼板からなる原板の載置場
所3aが定められ、走行路の後部の右側スペースには折
り曲げ,打ち抜き等の加工後の原板の積み上げ場所3b
が定められ、同左側スペースには段ボールの載置場所3
cが定められている。走行路の前部の左側スペースは予
備スペース3dになっている。加工機1はその前面にお
いて所定幅Wを有しているので、なるべくこの所定幅W
を有効に利用すべく、所定幅Wの範囲内に走行路が加工
機1に直角(Z方向)に配設され、かつその左右に被把
持・搬送物の載置場所等の場所の配置が行われている。
【0014】走行路上にはロボットハンド4の本体部4
aが配置してあり、ロボットハンド本体部4aはこの走
行路1上をZ方向に走行する。
【0015】本体部4aには走行路と平行な軸,即ちZ
方向の軸を中心にして走行路の左右に回動可能な第1の
ロボットアーム4bが設けられている。第1のロボット
アーム4bは本体部4aに取り付けられた第1のモータ
4cにより駆動する。
【0016】第1のロボットアーム4bには、これに平
行に回動可能な第2のロボットアーム4dが設けられて
いる。即ち、第2のロボットアーム4dは第1のロボッ
トアームと同様にZ方向の軸を中心にして、第2のロボ
ットアーム4dに対して、走行路の左右に回動可能であ
る。第2のロボットアーム4bは第1のロボットアーム
4bに取り付けられた第2のモータ4fにより駆動す
る。
【0017】第2のロボットアーム4d,即ち最先段の
ロボットアームには、Z方向に延びる平行アーム4gが
取り付けられており、平行アーム4gの中間に第3のモ
ータ4jが介在し、先端部4iを回転駆動させる。根元
部は第2のロボットアーム4dに固着している。
【0018】そして、平行アームの先端部4iには把持
ヘッド5が回転可能な状態で固着してある。把持ヘッド
5は、第1の把持面5a及びこれに平行でかつこれとは
反対側方向を向いた第2の把持面5bを有しており、先
端部4iが回転したときに、それぞれの把持面5a,5
bが水平状態で鉛直下方向を向くようになっている。そ
れぞれの把持面5a及び5bには吸着パッド5cが所定
個数取り付けられており、吸着パッド5cには不図示の
真空ポンプが接続されており、吸着パッド5cで被把持
・搬送物を吸着して把持するようになっている。
【0019】次に、第1のロボットアーム4bは本体部
4aに対して鉛直上方から左右に90°程回転すること
ができ、第2のロボットアーム4dは第1のロボットア
ーム4bに対してその軸線根元方向から左右に約120
°程回転することができ(図2は図示を容易化するため
に、第2のロボットアーム4dを第1のロボットアーム
4bの軸線根元方向から180°回転した位置に示して
あるが、実際作業ではこの位置関係をとることはな
い)、平行アームの先端部4iは根元部に対して把持ヘ
ッドが図示の状態にあるときから左右に約150°程回
転することができるようになっている。従って図3に示
すように把持ヘッド5を走行路1の左右の位置に、或い
は加工機の位置に搬送することができ、また把持ヘッド
5がいずれの位置にあるときも把持ヘッド5の表裏を裏
返すことができるようになっている。
【0020】次に、ロボットハンドには、加工機1の動
作に連動して、その動作のプログラムが与えてある。即
ち、加工機の前で、鋼板等の原板(加工材)を上向きに
した状態で、待機する。そして、加工機による加工が終
わると把持ヘッドの下側の把持面で加工が終わった原板
を取り出し、かつ、その位置で或いは若干走行路上を後
退した位置で把持ヘッドを裏返しにし、既に把持してい
る原板を下向きにして、加工機に供給或いは若干走行路
上を前進して加工機に供給する。そして走行路上を後退
して把持ヘッドを裏返しに回転して、場所3bの位置で
把持している加工が終わった原板を積み上げる。そし
て、第1、2のアームを回転して把持ヘッドを場所3c
の位置に位置させて、段ボールを把持して、再び第1、
2のアームを回転して把持ヘッドを場所3bの位置に位
置させて、把持している段ボールを加工が終わった原板
の上に積み上げる。そして、走行路上を前進して場所3
aの位置で原板を把持し、走行路上を前進して加工機の
前で、把持ヘッド5を回転して把持した原板を上向きに
した状態で、待機しているようにプログラムされてい
る。
【0021】このように構成されており、図4に示すよ
うに、加工機1の前で原板8を上向きにして待機してい
たロボットハンドは(同図(a))、前回の原板9の加
工が終わると、これを把持ヘッドの下面5bで吸着して
(同図(b))、次に把持ヘッドを回転して裏返しにし
て原板8を供給した後(同図(c))、後退して(同図
(d))、場所3bで把持している原板を積み上げて、
アームを左側に回動して段ボールを吸着してアームを右
側に回動して段ボールを原板の上に積み上げる。そし
て、前進して場所3aで原板を把持して前進して、把持
ヘッドを裏返して加工機の前で待機する(同図
(a))。従って、加工材を把持した状態で加工機の前
で待機し、前回の加工材を取り出した後、すでに把持し
ている加工材を加工機に供給するので、加工機の遊び時
間が大きく短縮される。また、加工材を供給する際のロ
ボットアームの移動量はごく僅かであるので、加工材の
加工機への供給精度が極めて向上する。
【0022】上記実施例では把持手段として、吸着パッ
ドを用いたが、本発明のハンドロボットは、把持手段と
して電磁石,機械的把持手段等、種々の把持手段を用い
た場合にも、無論適用可能である。
【0023】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、作
業時間が短縮し、また生産性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の説明図であり、同図(a)
は平面図,同図(b)は側面図である。
【図2】図1のロボットハンドの動作範囲の説明図であ
る。
【図3】図1のロボットハンドの動作を実際に行った場
合のアームの状態を示す説明図である。
【図4】同図(a)(b)(c)(d)は図1のロボッ
トハンドを用いた本発明の操作方法の説明図である。
【符号の説明】
1 加工機 4 ロボットハンド 4a ロボットハンド本体部 4b,4d,4g ロボットアーム 4j 把持ヘッド回転機構 5 把持ヘッド 5a 第1の把持面 5b 第2の把持面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−64249(JP,A) 特開 平3−60945(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行路上を走行可能なロボットハンド本体
    部が配置されており、前記ロボットハンド本体部には走
    行路と平行な軸を中心にして走行路の左右に回動可能な
    第1のロボットアームが設けられており、前記第1のロ
    ボットアームには、走行路の左右に回動可能な第2のロ
    ボットアームが設けられており、前記第2のロボットア
    ームには、走行路方向に延びる平行アームが取り付けら
    れており、前記平行アームの先端部には把持ヘッドが回
    転可能な状態で固着されており、該把持ヘッドは、第1
    の把持面及びこれと反対側方向を向いた第2の把持面を
    有することを特徴とするロボットハンド。
  2. 【請求項2】 請求項1のロボットハンドを用いて行う
    加工材の供給・取り出し方法であって、加工材を上記第
    1の把持面に把持した状態で、加工機の前で待機する第
    1の工程と、加工機による前回の加工材の加工が終わっ
    たときに、上記第2の把持面で上記加工が終わった加工
    材を把持して取り出し、かつ、上記把持ヘッド回転機構
    により把持ヘッドを回転して、上記第1の把持面に把持
    している上記加工材を上記加工機に供給する第2の工程
    と、その後、上記第2の把持面に把持している加工材を
    搬送する第3の工程と、その後、次の加工材を上記第1
    又は第2の把持面に把持した状態で、加工機の前で待機
    する第4の工程とを有することを特徴とする加工材の供
    給・取り出し方法。
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