JP2019085801A - 鉄骨部材の接合構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】鉄骨部材のベースプレートからアンカーボルトの先端部を突出させない又は突出量を抑制する。【解決手段】接合構造15は、基礎梁70に接合されるベースプレート20を有する鉄骨柱10と、ベースプレート20の裏面20Bに接合され基礎梁70から突出するアンカーボルト50が挿通するボルト孔36が形成された補強プレート30と、ベースプレート20に形成されアンカーボルト50の先端部52に螺合するナット60が収まるナット孔32と、を備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、鉄骨部材の接合構造に関する。
特許文献1には、複数の鋼板を互いに重ね合わせ接合して構成したベースプレートに、面外への曲げ変形が作用しても、鋼板同士の間の横方向への相対的なズレを抑制することが可能で、これにより、基礎コンクリートの割裂破壊を生じ難くすることができる露出型柱脚部接合構造に関する技術が開示されている。
特許文献2には、高力ボルトによる接合を併用することなく、鋼板同士の一体化を高めるように溶接接合することを可能にして、面外曲げに対しても、その一体性を維持することができる露出型柱脚用ベースプレートに関する技術が開示されている。
特開2012−007381号公報 特開2012−007382号公報
上記特許文献では、鉄骨柱等の鉄骨部材のベースプレートからアンカーボルトの先端部が突出し、これにナットが螺合している。つまり、ベースプレートからアンカーボルトの先端部が突出している。そして、例えば、アンカーボルトの先端部を隠すために基礎にコンクリートを増し打ちする場合、その厚みが厚くなる。
本発明は、上記事実に鑑み、鉄骨部材のベースプレートからアンカーボルトの先端部を突出させない又は突出量を抑制することが目的である。
請求項1の発明は、建物躯体に接合されるベースプレートを有する鉄骨部材と、前記ベースプレートの裏面に接合され、前記建物躯体から突出するアンカーボルトが挿通するボルト孔が形成された補強プレートと、前記ベースプレートに形成され、前記アンカーボルトの先端部に螺合するナットが収まるナット孔と、を備えた鉄骨部材の接合構造である。
請求項1に記載の発明では、鉄骨部材のベースプレートに形成されたナット孔に収まるナットがアンカーボルトの先端部に螺合し、建物躯体に補強プレートを締結することで、鉄骨部材のベースプレートが建物躯体に接合される。よって、鉄骨部材のベースプレートからアンカーボルトの先端部が突出しない又は突出量が抑制される。
また、補強プレートによってベースプレートが補強されるので、ベースプレートに生じる曲げ変形が抑制される。
請求項2の発明は、前記建物躯体の接合面には、前記補強プレートが配置される凹部が形成され、前記凹部には、充填材が充填されている、請求項1に記載の鉄骨部材の接合構造である。
請求項2に記載の発明では、建物躯体の接合面に形成されると共に充填材が充填された凹部に配置された補強プレートがコッターとして作用するので、ベースプレートに作用するせん断力は、充填材が充填された凹部に配置された補強プレートを介して建物躯体に伝達される。
また、補強プレートで建物躯体にせん断力を伝達するので、補強プレートのボルト孔を大きくすることができ、施工公差を大きくできる。
また、鉄骨部材の曲げ変形を、合成梁のようにベースプレートで引張を受け、建物躯体で圧縮を受けるので、接合部位の剛性及び強度が向上する。
請求項3の発明は、前記ナット孔には、充填材が充填されている、請求項1又は請求項2に記載の鉄骨部材の接合構造である。
請求項3に記載の発明では、ナット孔に充填された充填材がナットの弛み止めとなる。また、これにより、ダブルナットが不要となり、シングルナットが可能となる。
本発明によれば、鉄骨部材のベースプレートからアンカーボルトの先端部を突出させない又は突出量を抑制することができる。
本発明の一実施形態の接合構造を一部断面で示す斜視図である。 本発明の一実施形態の接合構造の要部の縦断面図である。 本発明の一実施形態の接合構造の平面図である。 本発明の一実施形態の鉄骨柱のベースプレートを下から見た場合の斜視図である。 第一変形例の補強プレートが接合された鉄骨柱のベースプレートを下から見た場合の斜視図である。 第二変形例の補強プレートが接合された鉄骨柱のベースプレートを下から見た場合の斜視図である。 比較例の接合構造の要部の縦断面図である。
<実施形態>
本発明の一実施形態の鉄骨部材の接合構造について説明する。
(構造)
先ず、本実施形態の構造について説明する。
図1〜図3に示すように、本実施形態の接合構造15は、鉄骨部材の一例としての鉄骨柱10と、建物躯体の一例としての鉄筋コンクリート製の基礎梁70と、を有している。
図1〜図4に示すように、鉄骨柱10は、断面矩形状の鋼管12と、鋼管12の下端部に接合された平面視矩形状のベースプレート20と、を有している。ベースプレート20の裏面(下面)20Bには、四枚の補強プレート30が接合されている。
図3及び図4に示すように、補強プレート30は、直角三角形状の先端部32と、先端部から延在する長方形状の延在部34と、で構成されている。各補強プレート30は、ベースプレート20の角部20Aに先端部32が接合され、延在部34が中心部に向かって延在している。
図3に示すように、補強プレート30の延在部34は、平面視において、鋼管12の角部12Aに重なるように接合されている。
図1〜図3に示すように、基礎梁70には、四本のアンカーボルト50が埋め込まれ、基礎梁70の上面70Aから突出している。
図2及び図4に示すように、各補強プレート30には、アンカーボルト50(図2参照)が挿通するボルト孔36が形成されている。
図1〜図3に示すように、ベースプレート20の角部20Aには、アンカーボルト50の先端部52に螺合するナット60が収まるナット孔22が形成されている。なお、前述したボルト孔36(図2及び図4参照)は、アンカーボルト50よりも大きく、ナット60よりも小さい。
基礎梁70の上面70Aには、凹部72が形成されている。凹部72は、グラウト等の充填材74が充填され、その上に鉄骨柱10のベースプレート20が配置されると共に、補強プレート30が埋設されている。
アンカーボルト50は、補強プレート30のボルト孔36(図4も参照)に挿通され、ベースプレート20のナット孔22内で、アンカーボルト50の先端部52にナット60が螺合することで、基礎梁70に鉄骨柱10のベースプレート20が接合されている。
図2に示すように、ベースプレート20のナット孔22には、グラウト等の充填材62が充填されている。なお、図2以外の図では、充填材62の図示を省略している。
(作用及び効果)
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
鉄骨柱10のベースプレート20に形成されたナット孔22に収まるナット60がアンカーボルト50の先端部52に螺合し、基礎梁70に補強プレート30をボルト締結することで、鉄骨柱10のベースプレート20が基礎梁70に接合される。よって、鉄骨柱10のベースプレート20からアンカーボルト50の先端部52が突出していない。
また、ナット孔22に充填された充填材62がナット60の弛み止めとなる。また、これにより、ダブルナットが不要となり、シングルナットが可能となる。
また、補強プレート30によってベースプレート20が補強されるので、ベースプレート20に生じる曲げ変形が抑制される。
基礎梁70の上面70Aに形成されると共に充填材74が充填された凹部72に配置された補強プレート30がコッターとして作用する。よって、ベースプレート20に作用するせん断力は、充填材74が充填された凹部72に配置された補強プレート30を介して基礎梁70に伝達される。
そして、このように、せん断力は主に補強プレート30で基礎梁70に伝達し、アンカーボルト50は、主に引張力を基礎梁70に伝達すればよいので、補強プレート30のボルト孔36を大きくすることができ、この結果、施工公差を大きくすることができる。
また、鉄骨柱10の曲げ変形を、合成梁のようにベースプレート20で引張(図2の矢印Jを参照)を受け、コンクリート造の基礎梁70で圧縮(図2の矢印K参照)を受けるので、接合部位の剛性及び強度が向上する。
ここで、図7は、本発明が適用されていない比較例の鉄骨柱510と基礎梁70との接合部位を示している。
比較例の鉄骨柱510のベースプレート520は、基礎梁70の上面70Aにレベル調整の充填材574を介して、アンカーボルト50によってボルト締結されている。ベースプレート520には、アンカーボルト50が挿通するボルト孔536が形成され、ベースプレート520からアンカーボルト50の先端部52が突出し、これにナット60及びナット61が螺合している。また、緩み防止のためにダブルナット(ナット60、61)で締結している。よって、ベースプレート520からアンカーボルト50の先端部52の突出量が大きい。
このように、ベースプレート520からアンカーボルト50の先端部52が大きく突出していると、例えば、先端部52を低くするために、基礎梁70の上面70Aのレベルを下げる場合には掘削量が大きくなり、先端部52を隠すためにコンクリートを増し打する場合にはその厚みが厚くなる。
これに対して、本実施形態では、図1及び図2等に示すように、鉄骨柱10のベースプレート20からアンカーボルト50の先端部52が突出していない。よって、基礎梁70の上面70Aのレベルを下げたり、コンクリートを増し打ちしたりする必要がない。
また、本発明が適用されていない比較例の場合は、図7に示すように、ベースプレート520で引張(矢印Jを参照)と圧縮(矢印K参照)との両方を受ける。
これに対して、本実施形態の場合は、前述の図2に示すようにベースプレート20で引張(矢印Jを参照)を受け、コンクリート造の基礎梁70で圧縮(矢印K参照)を受けるので、比較例よりも、接合部位の剛性及び強度が向上する。
[補強プレートの変形例]
補強プレート30は、本実施形態の構成に限定されない。よって、次に、補強プレートの変形例について説明する。
図5に示す第一変形例の補強プレート130は、矩形板状の中心側の角部が面取りされた形状である。
図6に示す第二変形例の補強プレート230は、一枚の矩形板状であり、中心部に貫通孔232が形成されている。
<その他>
尚、本発明は上記実施形態及び変形例に限定されない。
例えば、上記実施形態及び変形例では、基礎梁70の上面70Aに凹部72を形成したが、これに限定されない。凹部72を形成しないで、上面70Aにレベル調整の充填材を介してベースプレート20を接合してもよい。
また、例えば、上記実施形態及び変形例では、ベースプレート20のナット孔22に充填材62を充填したが、ナット孔22に充填材62を充填しなくてもよい。この場合、ナット60に緩み対策が必要な場合は、ダブルナット等の他方法で行えばよい。
また、例えば、上記実施形態及び変形例では、鉄骨柱10のベースプレート20からアンカーボルト50の先端部52は突出していなかったが、これに限定されない。鉄骨柱10のベースプレート20からアンカーボルト50の先端部52が突出していてもよい。先端部52が突出していたとしても、本発明を適用しない場合、例えば比較例よりも、突出量が抑制される。よって、例えば、基礎梁70の上面70Aのレベルを下げる場合の掘削量やコンクリートを増し打する場合の厚み等が抑制される。
また、例えば、上記実施形態及び変形例では、基礎梁70の上面70Aの凹部72は、平面視において、鉄骨柱10のベースプレート20よりも大きいが、これに限定されない。凹部はベースプレート20よりも小さくてもよい。補強プレート30、130、230が収まる大きさであればよい。
また、例えば、上記実施形態及び変形例では、鉄骨柱10は、鋼管12の下端部にベースプレート20が接合された構成であったが、これに限定されない。鉄骨柱は、鋼管12以外、例えば、H形鋼やクロスH形鋼にベースプレート20が接合された構成であってもよい。ベースプレート20は、平面視で矩形以外、例えば、円形であってもよい。
また、例えば、上記実施形態及び変形例では、アンカーボルト50は、矩形のベースプレート20の各角部に対応する位置に合計四本、基礎梁70に埋設されていたが、これに限定されない。アンカーボルト50は、四本以上であってよいし、四本未満であってもよい。また、アンカーボルト50の埋設位置は、ベースプレートの形状に合わせて、適宜設定すればよい。
また、例えば、上記実施形態及び変形例では、基礎梁70と鉄骨柱との接合部位に本発明を適用したが、これに限定されない。基礎梁70以外の基礎やフーチング等と鉄骨柱との接合部位にも本発明を適用できる。
更に、鉄骨柱以外の鉄骨部材と建物躯体との接合にも本発明を適用することができる。例えば、鉄骨梁と鉄筋コンクリート梁との接合部位にも本発明を適用することができる。
更に、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得る。
10 鉄骨柱(鉄骨部材の一例)
15 接合構造
20 ベースプレート
20B 裏面
22 ナット孔
30 補強プレート
36 ボルト孔
50 アンカーボルト
52 先端部
60 ナット
62 充填材
70 基礎梁(建物躯体の一例)
72 凹部
74 充填材
130 補強プレート
230 補強プレート

Claims (3)

  1. 建物躯体に接合されるベースプレートを有する鉄骨部材と、
    前記ベースプレートの裏面に接合され、前記建物躯体から突出するアンカーボルトが挿通するボルト孔が形成された補強プレートと、
    前記ベースプレートに形成され、前記アンカーボルトの先端部に螺合するナットが収まるナット孔と、
    を備えた鉄骨部材の接合構造。
  2. 前記建物躯体の接合面には、前記補強プレートが配置される凹部が形成され、
    前記凹部には、充填材が充填されている、
    請求項1に記載の鉄骨部材の接合構造。
  3. 前記ナット孔には、充填材が充填されている、
    請求項1又は請求項2に記載の鉄骨部材の接合構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020100978A (ja) * 2018-12-20 2020-07-02 大和ハウス工業株式会社 柱と基礎の接合構造

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JP2020100978A (ja) * 2018-12-20 2020-07-02 大和ハウス工業株式会社 柱と基礎の接合構造
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