JP7003377B2 - 梁接合構造 - Google Patents

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本発明は、鋼製の梁に鋼製の梁を接合する梁接合構造に関する。
鋼製の梁に鋼製の梁を接合する梁接合構造がある。例えば、特許文献1には、H形鋼からなる大梁のウェブと上フランジに溶接によって固定された鋼板からなる仕口部材に、H形鋼からなる小梁のウェブをボルト接合することにより、大梁に小梁を接合する鉄骨梁の仕口構造が開示されている。
しかし、このような仕口構造を用いて、化学薬品を扱う工場等の火気の使用が困難な建物において、既設の鋼製の大梁に新設の鋼製の小梁を接合して新設の鋼製の小梁を増設する改修工事を行う場合、溶接作業を行うことができないので、改修工事期間中において工場の操業を停止する等の策を講じなければならない。
特開2015-68001号公報
本発明は係る事実を考慮し、溶接を用いないで鋼製の梁に鋼製の梁を接合することを課題とする。
第1態様の発明は、H形鋼により構成された第1梁に、H形鋼により構成され前記第1梁と直交して配置された第2梁を接合する梁接合構造において、前記第1梁のウェブに対面してボルト接合される鉛直板と、前記鉛直板に接合されて前記鉛直板と直交する方向へ延び前記第2梁のウェブがボルト接合される連結板と、前記連結板の上端部及び前記鉛直板の上端部に接合され前記第1梁の上フランジに沿って延びる水平板と、を備えた連結部材と、前記第1梁の上フランジの下面と前記水平板の上面との間に充填された充填材と、を有する梁接合構造である。
第1態様の発明では、連結板が接合された鉛直板を第1梁のウェブにボルト接合し、連結板に第2梁のウェブをボルト接合することにより、溶接を用いないで第1梁に第2梁を接合することができる。すなわち、溶接を用いないで鋼製の梁に鋼製の梁を接合することができる。
また、溶接を用いないで第1梁に第2梁を接合することができるので、化学薬品を扱う工場等の火気の使用が困難な建物において第1梁に第2梁を接合して第2梁の増設を行う場合、工場を稼働させながら第1梁に第2梁を接合する作業を行うことができる。
さらに、溶接を用いないで第1梁に第2梁を接合することができるので、短時間で第1梁に第2梁を接合することができる。
また、第1梁の上フランジの下面と水平板の上面との間に充填材を充填して硬化させることにより、連結板に作用する曲げモーメントを第1梁の上フランジに効率よく伝達させることができる。これにより、第1梁のウェブに生じる曲げ応力の負担を低減することができる。
さらに、第1梁の上フランジの下面と水平板の上面との間に充填材を充填して硬化させることにより、連結板のがたつきを抑えることができる。
第2態様の発明は、第1態様の梁接合構造において、前記第1梁のウェブは、前記第1梁のウェブに対面して配置された鉛直補強板と前記鉛直板とによって挟み込まれている。
第2態様の発明では、第1梁のウェブを鉛直補強板と鉛直板とによって挟み込むことにより、第1梁のウェブを補強することができる。
本発明は上記構成としたので、溶接を用いないで鋼製の梁に鋼製の梁を接合することができる。
本発明の実施形態に係る梁接合構造を示す側面図である。 図1のA-A断面図である。 本発明の実施形態に係る連結部材を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る補強部材を示す斜視図である。
図を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。まず、本発明の実施形態に係る梁接合構造について説明する。
図1の側面図、及び図1のA-A断面図である図2には、本実施形態の梁接合構造10により既設の第1梁としての大梁12に新設の第2梁としての小梁14を接合してこの小梁14を増設し、大梁12に支持された既設の床スラブ16を補強した改修の例が示されている。床スラブ16は、鉄筋コンクリートによって形成されている。
梁接合構造10は、連結部材18と、充填材としてのグラウト材20とを有して構成され、大梁12に、平面視にて大梁12と略直交して配置された小梁14を接合している。大梁12及び小梁14は、H形鋼により構成されている。
図1、図2、及び図3の斜視図に示すように、連結部材18は、鉛直板22、連結板24、水平板としての上水平板26、及び下水平板28を有して構成されている。鉛直板22、連結板24、上水平板26、及び下水平板28は、鋼板によって構成されている。
連結板24は、鉛直板22の内面30に左端部32が溶接等により接合されて、平面視にて鉛直板22と直交する方向34へ延びるようにして設けられている。
上水平板26は、連結板24の上端部及び鉛直板22の上端部に下面が溶接等により接合されて、大梁12の上フランジ36に沿って延びるようにして設けられている。
下水平板28は、連結板24の下端部及び鉛直板22の下端部に上面が溶接等により接合されて、大梁12の下フランジ38に沿って延びるようにして設けられている。
図1、及び図4の斜視図に示すように、補強部材40は、鉛直補強板42、補強リブ44、上水平板46、及び下水平板48を有して構成されている。鉛直補強板42、補強リブ44、上水平板46、及び下水平板48は、鋼板によって構成されている。
補強リブ44は、鉛直補強板42の内面50に右端部52が溶接等により接合されて、平面視にて鉛直補強板42と直交する方向54へ延びるようにして設けられている。
上水平板46は、補強リブ44の上端部及び鉛直補強板42の上端部に下面が溶接等により接合されて、大梁12の上フランジ36に沿って延びるようにして設けられている。
下水平板48は、補強リブ44の下端部及び鉛直補強板42の下端部に上面が溶接等により接合されて、大梁12の下フランジ38に沿って延びるようにして設けられている。
図1に示すように、連結部材18と補強部材40とは、鉛直板22と鉛直補強板42とを大梁12のウェブ56にそれぞれ対面させるとともに、鉛直板22と鉛直補強板42とによって大梁12のウェブ56を挟み込んだ状態で、鉛直板22と鉛直補強板42とをボルト58及びナット60によりボルト接合することによって、大梁12に固定されている。
連結部材18の下水平板28と、補強部材40の下水平板48とは、ボルト62及びナット64により大梁12の下フランジ38に接合されている。
図1に示すように、連結板24の上半分部分には、小梁14へ向かって突出する接合部66が設けられており、この接合部66に小梁14のウェブ68をボルト70及びナット(不図示)によりボルト接合することによって、大梁12に小梁14が接合されている。小梁14は、床スラブ16の下面と小梁14の上フランジ72の上面との間に距離を有するようにして、床スラブ16の下方に配置されている。
大梁12の上フランジ36の下面と上水平板26の上面との間には、充填材としてのグラウト材20が充填されて硬化している。また、大梁12の上フランジ36の下面と上水平板46の上面との間にはグラウト材74が充填されて硬化している。さらに、床スラブ16の下面と小梁14の上フランジ72の上面との間にはグラウト材76が充填されて硬化している。
グラウト材20、74、76は、同じ材料となっており(以下、グラウト材20、74、76を「グラウト材G」とする)、床スラブ16の下面と小梁14の上フランジ72の上面との間にグラウト材Gを充填する際に、大梁12の上フランジ36の下面と上水平板26の上面との間にグラウト材Gが充填される。
次に、本発明の実施形態に係る梁接合構造の作用と効果について説明する。
本実施形態の梁接合構造では、図1及び図2に示すように、連結板24が接合された鉛直板22を大梁12のウェブ56にボルト接合し、連結板24(接合部66)に小梁14のウェブ68をボルト接合することにより、現場での溶接を行わないで大梁12に小梁14を接合することができる。すなわち、溶接を用いないで鋼製の梁(大梁12)に鋼製の梁(小梁14)を接合することができる。
また、現場での溶接を行わないで大梁12に小梁14を接合することができるので、化学薬品を扱う工場等の火気の使用が困難な建物において大梁12に小梁14を接合して小梁14の増設を行う場合、工場を稼働させながら大梁12に小梁14を接合する作業を行うことができる。
さらに、現場での溶接を行わないで大梁12に小梁14を接合することができるので、短時間で大梁12に小梁14を接合することができる。
また、大梁12の上フランジ36の下面と上水平板26の上面との間に充填材としてのグラウト材20を充填して硬化させることにより、連結板24に作用する曲げモーメントを大梁12の上フランジ36に効率よく伝達させることができる。これにより、大梁12のウェブ56に生じる曲げ応力の負担を低減することができる。
さらに、大梁12の上フランジ36の下面と上水平板26の上面との間に充填材としてのグラウト材20を充填して硬化させることにより、連結板24のがたつきを抑えることができ、大梁12、小梁14、連結部材18、及び床スラブ16の一体性を高めた接合構造を構築することができる。
また、大梁12のウェブ56を鉛直板22と鉛直補強板42とによって挟み込むことにより、大梁12のウェブ56を補強することができる。
さらに、床スラブ16の下面と小梁14の上フランジ72の上面との間に隙間を有するようにして、床スラブ16の下方に小梁14を配置し、床スラブ16の下面と小梁14の上フランジ72の上面との間の隙間にグラウト材76を充填して硬化させることにより、既設の床スラブ16の下面の施工誤差や変形を吸収することができる。
以上、本発明の実施形態について説明した。
なお、本実施形態では、図1に示すように、第1梁を大梁12とし、第2梁を小梁14とした例を示したが、第1梁と第2梁とは、どのような梁であってもよい。例えば、第1梁及び第2梁を小梁としてもよい。
また、本実施形態では、図1に示すように、小梁14を増設する改修工事に梁接合構造10を適用した例を示したが、本実施形態の梁接合構造10は、改修工事に適用してもよいし、新築工事に適用してもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
10 梁接合構造
12 大梁(第1梁)
14 小梁(第2梁)
18 連結部材
20 グラウト材(充填材)
22 鉛直板
24 連結板
26 上水平板(水平板)
36 上フランジ
56 ウェブ

Claims (3)

  1. H形鋼により構成された第1梁に、H形鋼により構成され前記第1梁と直交して配置された第2梁を接合する梁接合構造において、
    前記第1梁のウェブに対面してボルト接合される鉛直板と、前記鉛直板に接合されて前記鉛直板と直交する方向へ延び前記第2梁のウェブがボルト接合される連結板と、前記連結板の上端部及び前記鉛直板の上端部に接合され前記第1梁の上フランジに沿って延びる水平板と、を備えた連結部材と、
    前記第1梁の上フランジの下面と前記水平板の上面との間に充填された充填材と、
    を有する梁接合構造。
  2. 前記第1梁のウェブは、前記第1梁のウェブに対面して配置された鉛直補強板と前記鉛直板とによって挟み込まれている請求項1に記載の梁接合構造。
  3. 前記第1梁の前記上フランジに支持された床スラブの下面と前記第2梁の上フランジとの間に充填されたグラウト材を有する請求項1又は請求項2に記載の梁接合構造。
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