JP5358203B2 - 建物ユニットの固定構造、及びユニット建物 - Google Patents

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本発明は、ユニット建物を構成する建物ユニットの基礎への固定構造に係り、特に、建物ユニットを基礎へ強固に固定できる固定構造と、この固定構造を用いてフレーム耐力を強化したユニット建物に関する。
従来、この種の建物ユニットの固定構造としては、下部を基礎に埋設させ且つ上部を基礎の上端面から突出させたアンカーボルトが設けられ、基礎の上端面上に載置された建物ユニットの床梁のボルト挿通孔にアンカーボルトの上部が挿通され、ボルト挿通孔の内面とアンカーボルトとの間の間隙にグラウト剤が充填されていると共に、アンカーボルトの上部の床梁から突出する部分にナットを螺着して締付けることにより、床梁を基礎上に接合固定している(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−316478号公報
ところで、前記構造の建物ユニット31は、図9に示されるように、基礎32上に載置され、柱材33と下梁34とは補強プレート35を介して溶接され、この溶接部を貫通するアンカーボルト36にナット37を螺合させて基礎32に固定されている。このように建物ユニット31は、基礎32から立ち上げたアンカーボルト36に固定される際、建物ユニットを構成する四隅の柱材33の下端部をアンカー固定せず、柱材より距離Lだけずらした位置でアンカー固定している。すなわち、立ち上げたアンカーボルト36と柱材33とを結合することができないため、柱材の中心から距離Lだけ離れた位置でアンカー固定している。このため、地震力や強風等の風圧力により建物ユニットに水平方向の外力F1が加わると、柱材の中心とアンカーボルトの中心とがずれているため、柱材を浮き上がらせる力F2が加わり、建物ユニットのフレーム耐力が低下する恐れがあった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、建物ユニットに地震力や風圧力等の外力が作用しても、建物ユニットを構成する柱材の浮き上がる力の発生を小さくして、フレーム耐力を向上させることができる建物ユニットの固定構造と、この固定構造を用いることで建物ユニットを基礎に強固に固定したユニット建物を提供することにある。
前記目的を達成すべく、本発明に係る建物ユニットの固定構造は、ユニット建物を構成する直方体状の建物ユニットを基礎に固定する構造であって、前記建物ユニットは、互いに平行な4本の柱材と、該柱材の上端部を水平方向に連結する4本の上梁と、前記柱材の下端部を水平方向に連結する4本の下梁とから直方体状に構成されるとともに、前記柱材と前記上梁及び下梁との接合部に補強部材が接合され、前記柱材は、その下端部に溶接されたエンドプレートが前記基礎にアンカー固定されるとともに、前記補強部材が前記基礎にアンカーボルトで固定されることを特徴としている。
本発明に係る建物ユニットの他の態様としては、ユニット建物を構成する建物ユニットを基礎に固定する構造であって、前記建物ユニットは、互いに平行な4本の柱材と、該柱材の上端部を水平方向に連結する4本の上梁と、前記柱材の下端部を水平方向に連結する2本乃至3本の下梁とから構成されるとともに、前記柱材と前記上梁及び下梁との接合部に補強部材が接合され、前記柱材は、その下端部に溶接されたエンドプレートが前記基礎にアンカー固定されるとともに、前記補強部材が前記基礎にアンカーボルトで固定されることを特徴としている。
前記のごとく構成された本発明の建物ユニットの固定構造では、建物ユニットを構成する4本の柱材の下端部が基礎にアンカー固定されているため、この建物ユニットで構成されたユニット建物に地震力や風圧力が作用しても柱材に加わる浮き上がり力を小さくでき、フレームの変形を防止して地震や強風に強いユニット建物とすることができる。4本全ての柱材の下端部が基礎にアンカー固定されても、1〜3本の柱材の下端部が基礎にアンカー固定されてもよい。
また、本発明に係る建物ユニットの固定構造の好ましい具体的な態様としては、前記補強部材は、上面板部、鉛直板部、及び下面板部から構成され、前記下面板部と前記基礎がアンカーボルトで固定されることを特徴としている。さらに、前記柱材は、その下端溶接された前記エンドプレートにナットが固着されており、該ナットにねじ込まれ該柱材から鉛直方向下方に突出するアンカー部材を前記基礎に形成したアンカー穴に挿入し、充填材で固定することを特徴としている。このように構成された建物ユニットの固定構造では、柱材の下端溶接されたエンドプレートに固着されたナットに鉛直方向にアンカー部材をねじ込んで固定して鉛直方向に突出させ、このアンカー部材を基礎の上面に形成したアンカー穴に挿入し、無収縮グラウト等の充填材を注入してアンカー部材を固定するため、建物ユニットに外力が作用しても建物ユニットの変形を防止でき、建物ユニットのフレーム耐力を向上させることができる。
さらに、本発明に係る建物ユニットの固定構造では、前記建物ユニットは、前記柱材と上梁及び下梁との接合部に補強部材が接合されており、前記柱材は、その下端部に溶接されたエンドプレートが基礎にアンカー固定されるとともに、前記補強部材が前記基礎にアンカーボルトで固定されるため、基礎と建物ユニットとの結合強度が向上して、建物ユニットのフレーム強度が向上される。
本発明に係るユニット建物は、前記のいずれかに記載の建物ユニットの固定構造を用いて前記建物ユニットを前記基礎に固定したことを特徴としている。このように構成されたユニット建物では、建物ユニットの4本の平行な柱材の下端部が基礎に直接アンカー固定されているため、建物ユニットに外力が作用しても柱材に加わる浮き上がらせ力を小さくでき、ユニット建物の変形を防止できるため、地震や強風の際の居住性を高めることができる。
本発明の建物ユニットの固定構造は、建物ユニットを構成する柱材の下端部を基礎にアンカー固定することにより、建物ユニットに外力が作用しても柱材を浮き上がらせる力を小さくすることができ、建物ユニットの変形を小さくできるため、ユニット建物を構成する建物ユニットのフレーム耐力を向上させることができ、ユニット建物の居住性を高めることができる。
本発明に係る建物ユニットの固定構造の一実施形態で固定される建物ユニットの斜視図。 図1の建物ユニットと基礎との分解した状態を示す要部斜視図。 図1の建物ユニットを基礎上に載置固定した状態の要部平面図。 図1の建物ユニットの固定構造を示す模式図。 図3のA部の要部断面図。 本発明に係る建物ユニットの固定構造の他の実施形態を示す建物ユニットの斜視図。 図6の建物ユニットを基礎上に載置した状態の要部平面図。 図6の建物ユニットの固定構造を示す模式図。 従来の建物ユニットと基礎との固定構造を示す要部断面図。
以下、本発明に係る建物ユニットの固定構造の一実施形態を図面に基づき詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る建物ユニットの固定構造で使用する建物ユニットの概略斜視図、図2は、図1の建物ユニットを基礎に固定する構成の分解した状態を示す要部斜視図、図3は、図1の建物ユニットを基礎に固定した状態を示す要部平面図、図4は、図1の建物ユニットの固定構造を示す模式図、図5は図3のA部の要部断面図である。
図1〜5において、建物ユニット1は、鋼製の構造材を溶接で直方体状に接合して形成したボックスラーメン構造のものであり、角柱からなる互いに平行な4本の柱材2,2…と、この柱材の下端部を水平方向に連結する長辺方向(X方向)の下梁(床梁)3,3と、短辺方向(Y方向)の下梁(床梁)4,4と、4本の柱材2,2…の上端部を水平方向に連結する長辺方向の上梁(天井梁)5,5と、短辺方向の上梁(天井梁)6,6とから直方体状に形成される。そして、建物ユニット1には、床根太7,7…が下梁3,3間に所定間隔で架設され、天井根太8,8…が上梁5,5間に所定間隔で架設されている。
各柱材と各梁材とはコーナー部に補強プレート9,9…を介在させて溶接され、建物ユニット1の剛性を高めている。すなわち、柱材2には、鋼製で鉛直方向の断面形状が略コ字状で上面板部、鉛直板部、及び下面板部から構成され、上面板部と下面板部とが先端に向けて先細となる補強プレート9が溶接等で固着されている。前記の下梁や上梁等の梁材は、同様に断面形状が略コ字状をしており、この補強プレート9の略コ字状の内面に接するように嵌合され、補強プレート9と各梁材とが溶接で固着される構成となっている。このように、建物ユニット1は柱材と梁材とが補強プレート9,9…を介して接合されることで頑強なボックスラーメン構造となっている。
この建物ユニット1は、四隅の柱材2,2…は断面がロ字状の角柱で構成され、角柱の上下にエンドプレート10,10が溶接されている。柱材の上下のエンドプレートには鉛直方向に貫通する貫通孔が形成され、この貫通孔の内部にナット11,11が溶接されており、ナットのねじ孔は鉛直方向に貫通している。上部のナットにはアイボルト(図示せず)が螺合され、4本の柱材2,2…の上部に固定されたアイボルトを用いて建物ユニット1をクレーン等で吊上げ、運搬や現場での設置を行う構成となっている。
柱材2,2…の下端のエンドプレート10内に固着されたナット11には、柱材を基礎にアンカー固定するためのアンカー部材15が螺合される。このアンカー部材15は例えば鉄筋コンクリートを形成する鉄筋を所定長に切断し、一端部にねじ切りを行い、柱材2の下端部のナット11に螺合させて柱材の下方に鉛直方向に突出させる構成である。なお、アンカー部材は長ボルトを所定長に切断したものでもよい。
この建物ユニット1は、基礎20上に載置固定され、複数の建物ユニット1を並置、あるいは積み重ねてユニット建物が構成される。基礎20には、このアンカー部材15が挿入されるアンカー穴21が形成されている。アンカー穴21は基礎コンクリートを打設後にドリル等で形成してもよく、打設時にシース管を埋め込んで形成してもよい。アンカー穴21の直径はアンカー部材15の直径より十分大きく設定され、その深さもアンカー部材15の長さより十分大きく設定されている。アンカー部材15は基礎20のアンカー穴21に挿入され、無収縮グラウトやモルタル等の充填材22で基礎20に固定される構成となっている。
建物ユニット1には、このユニットを基礎20に埋め込まれたアンカーボルト25で固定するため、アンカーボルトが挿入される貫通孔12が形成されている。この貫通孔は補強プレート9と下梁3,4を貫通して形成されている。このように、基礎20から突出するアンカーボルト25が挿入される貫通孔12は補強プレート9の下面板部と下梁4の下方リブの2枚の鋼材を貫通する構成であり、2枚の鋼板を貫通してナット26で固定するため、建物ユニット1の基礎20との固定は頑強に行うことができる構成となっている。アンカーボルト25は基礎20のX方向、及びY方向に沿って補強プレート9,9…を貫通する位置に設定されている。本実施の形態では、アンカーボルト25は基礎20のY方向、すなわち建物ユニット1の短辺方向に沿って埋設され、ナット26で固定される構成となっている。
前記の如く構成された本実施形態の建物ユニットの固定構造の動作について以下に説明する。ユニット建物の構築に際し、建築現場に形成された基礎20上に建物ユニット1を載置固定する。基礎20には複数のアンカーボルト25,25…が埋め込まれ、基礎の上面から鉛直方向上方に突出している。また、基礎20には、建物ユニット1の柱材2,2…が載置される部位にアンカー穴21,21…が凹んで形成されている。
建物ユニット1はクレーン等により四隅の柱材2,2…の上端に固定されたアイボルトにより吊上げられた状態で、柱材2,2…の下端のナット11にアンカー部材15をねじ込んで下方に突出した状態とする。次いで、基礎20のアンカー穴21に充填材22として無収縮グラウトを注入し、充填材22が固化する前に建物ユニット1を降下させ、アンカー部材15を充填材の注入されたアンカー穴21に挿入し、建物ユニット1を基礎20上に載置する。建物ユニット1が基礎上に載置されると基礎20から突出しているアンカーボルト25は補強プレート9と下梁4とを貫通する貫通孔12に挿入された状態となる。このあと、アンカーボルト25に座金をはめ込み、ナット26をねじ込んで建物ユニット1を基礎20に固定する。
この状態で、アンカー穴21に注入された充填材22が固化すると、建物ユニット1は四隅の柱材2の下端がアンカー部材15を介して基礎20にアンカー固定されるとともに、柱材2からY方向に延出する補強プレート9と下梁4との接合部分がアンカーボルト25及びナット26で固定される。なお、柱材2からX方向に延出する補強プレート9と下梁3との接合部分も同様にアンカーボルトで固定するように構成してもよい。
このように建物ユニット1は、柱材2,2…の下端部がアンカー部材15を介して固定されるとともに、柱材に近接するY方向の下梁部分、すなわち、補強プレート9と下梁3とが基礎20に強固に固定されるため、建物ユニット1に外力が作用しても柱材に加わる浮き上がり力を小さくでき、建物ユニット1のY方向のフレーム耐力を向上させることができる。また、柱材2からX方向に延出する補強プレート9と下梁3との接合部分も同様にアンカーボルト25で固定すれば、さらに建物ユニット1のX方向のフレーム耐力も向上させることができる。
このように、フレーム耐力を向上させたい方向の下梁と補強プレートを貫通するように貫通孔を形成し、この貫通孔に対応してアンカーボルト25を基礎20に埋設してナット26で固定することで、所望の方向の建物ユニット1のフレーム耐力を強化することができる。X方向、Y方向とも、フレーム耐力を向上させたいときは、両方向の補強プレートをアンカーボルト25とナット26で固定することで達成できる。
本発明の他の実施形態を図6〜8に基づき詳細に説明する。図6は本実施形態に係る建物ユニットの固定構造で使用する建物ユニットの概略斜視図、図7は、図6の建物ユニットを基礎に固定した状態を示す要部平面図、図8は、図6の建物ユニットの固定構造を示す模式図である。なお、この実施形態は前記した実施形態に対し、建物ユニットは4本の互いに平行な柱材と4本の上梁と2〜3本の下梁で構成され、ユニット建物に連結固定され車庫部に適した構成となっていることを特徴とする。そして、他の実質的に同等の構成については同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
この実施形態の建物ユニット1Aは、鋼製の構造材を溶接で接合して形成したものであり、角柱からなる互いに平行な4本の柱材2,2…と、この柱材の下端部を水平方向に連結する2本の短辺方向の下梁(床梁)4,4と、4本の柱材2,2…の上端部を水平方向に連結する長辺方向の上梁(天井梁)5,5と、短辺方向の上梁(天井梁)6,6とから形成される。そして、建物ユニット1には、天井根太8,8…が上梁5,5間に所定間隔で架設されている。このように、建物ユニット1Aは下梁が2本で形成され、下梁の無い部分から車両が内部空間に入ることができるように車両等を収容するのに適した構成となっている。
この建物ユニット1Aは、柱材2の下端部にX方向及びY方向に補強プレート9が突出した状態で溶接等により固着され、Y方向に突出している補強プレート9,9間に下梁4,4が連結固定されている。そして、基礎20にはX方向に突出している補強プレート9の下部に基礎の突部20Aが形成されており、この突部にアンカーボルト25が埋設固定されている。そして、アンカーボルト25は補強プレートの下方のリブを貫通し、ナット26が螺合されることで補強プレート9を基礎20に固定している。
この実施形態においては、建物ユニット1AはX方向の下梁が無いため、この方向のフレーム耐力を向上させるべくX方向に突出している補強プレート9をアンカーボルト25で基礎20に固定してX方向を補強している。なお、Y方向の補強プレート9,9…、及び下梁4,4もアンカーボルトで基礎に固定することで、Y方向の建物ユニット1Aのフレーム耐力を向上させるように構成してもよい。
この実施形態の建物ユニット1Aは、下梁は短辺方向(Y方向)の下梁4,4で構成され、長辺方向(X方向)の下梁は無い形状をしたものであるが、長辺方向の下梁を備え、短辺方向の下梁の無い形状のものでもよい。また、短辺方向の下梁4,4と長辺方向の下梁を1本備え、下梁が合計3本の形状のもの、あるいは長辺方向の2本の下梁と、短辺方向の1本の下梁の合計3本の下梁を有するもの等、適宜変更できるものである。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、前記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の精神を逸脱しない範囲で、種々の設計変更を行うことができるものである。例えば、直方体状の建物ユニットを構成する柱材として、断面形状が略ロ字状の角柱の例を示したが、これに限られるものでなく、断面形状が略C状の柱材や、断面形状が略H状の柱材、円柱状の柱材等、適宜用いることができる。
建物ユニットを構成する4本の柱材の全ての下端部をアンカー部材を用いて基礎にアンカー固定することが望ましいが、複数の建物ユニットを組み合わせて構築したユニット建物の外周に面する柱材のみをアンカー部材を用いてアンカー固定するように構成しても、建物ユニットのフレーム耐力を十分に強化することができる。アンカー部材は直線棒状のものに限られず、板状のものや先端を例えばU状に湾曲させたもの等、適宜変更することができる。さらに、建物ユニットは必要に応じてブレース材を有するものでもよい。
本発明の活用例として、建物ユニットの固定構造を用いて建物ユニットを基礎に強固に固定することができ、地震や強風による外力の影響を小さくすることができる。また、建物ユニットとして、下梁の一部を省略したユニットを基礎に固定することで、車両を収容する車庫ユニットの用途にも適用できる。
1,1A:建物ユニット、2:柱材、3,4:下梁、5,6:上梁、9:補強プレート(補強部材)、10:エンドプレート、11:ナット、15:アンカー部材、20:基礎、20A:基礎の突部、21:アンカー穴、22:充填材、25:アンカーボルト、26:ナット

Claims (5)

  1. ユニット建物を構成する直方体状の建物ユニットを基礎に固定する構造であって、
    前記建物ユニットは、互いに平行な4本の柱材と、該柱材の上端部を水平方向に連結する4本の上梁と、前記柱材の下端部を水平方向に連結する4本の下梁とから直方体状に構成されるとともに、前記柱材と前記上梁及び下梁との接合部に補強部材が接合され
    前記柱材は、その下端部に溶接されたエンドプレートが前記基礎にアンカー固定されるとともに、前記補強部材が前記基礎にアンカーボルトで固定されることを特徴とする建物ユニットの固定構造。
  2. ユニット建物を構成する建物ユニットを基礎に固定する構造であって、
    前記建物ユニットは、互いに平行な4本の柱材と、該柱材の上端部を水平方向に連結する4本の上梁と、前記柱材の下端部を水平方向に連結する2本乃至3本の下梁とから構成されるとともに、前記柱材と前記上梁及び下梁との接合部に補強部材が接合され
    前記柱材は、その下端部に溶接されたエンドプレートが前記基礎にアンカー固定されるとともに、前記補強部材が前記基礎にアンカーボルトで固定されることを特徴とする建物ユニットの固定構造。
  3. 前記補強部材は、上面板部、鉛直板部、及び下面板部から構成され、前記下面板部と前記基礎がアンカーボルトで固定されることを特徴とする請求項1又は2に記載の建物ユニットの固定構造。
  4. 前記柱材は、その下端溶接された前記エンドプレートにナットが固着されており、該ナットにねじ込まれ該柱材から鉛直方向下方に突出するアンカー部材を前記基礎に形成したアンカー穴に挿入し、充填材で固定することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の建物ユニットの固定構造。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の建物ユニットの固定構造を用いて前記建物ユニットを前記基礎に固定したことを特徴とするユニット建物。
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