JP2019080843A - 繰り出し容器 - Google Patents
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Abstract
Description
このため、上記特許文献1記載の繰り出し容器では、キャップを外して使用中に、棒状化粧料に外力が作用して、折れたり、曲がったりするという問題があった。
また、上記特許文献2記載の繰り出し容器では、当初の化粧品の最大繰り出し量を化粧するには充分であるが、それ以上不必要に繰り出し過ぎないようにして、化粧品折損等の事故を防止できるが、化粧品に外力が作用した場合の対策は施されておらず、上記特許文献1と同様の問題があった。
また、繰り出し容器の中皿体の実施形態として、中皿体は、外筒体の回動により内筒体内を上下動する中皿支持部と、棒状化粧料を収納し、中皿支持部に対して軸線方向に移動可能な中皿部と、中皿支持部と中皿部とを軸線方向に所定間隔を保持する付勢部材とを有することを特徴とする構成、さらに、付勢部材は、中皿部または中皿支持部の一方と一体に形成する樹脂スプリングであることを特徴とする構成、または、付勢部材は、別体のコイルスプリングであることを特徴とする構成を採用する。
なお、以下の説明において、図1でみて、上下方向を「軸線方向」とし、上方向を「上」とし、下方向を「下」とする。
容器本体Aは、円筒状の内筒体Cと、棒状化粧料kを収納し、内筒体C内に回転不能かつ上下動可能に収容する中皿体Dと、内筒体Cに外挿され、回動することにより中皿体Dを上下動させる外筒体Bとを備える。
外装筒体B1は、円筒状の外周壁1と、外周壁1の下端部から内方に形成され、中心部が開口するリング状の底壁2とを有し、底壁2は、シール材(図示せず)を貼るなどして封鎖してもよい。
装着筒体B3の内側には、シール筒体17を回動不能に取り付け、シール筒体17は、弾性材料からなり、上端内周面が内筒体Cの外周面に気密で、かつ摺動可能に接触している。
内筒体Cは、中間部の係止突部24と、係止突部24より上部に位置する収納筒部21と、係止突部24より下部に位置するガイド筒部22とを備え、ガイド筒部22は、軸線方向に延び、対向する2本のスリット部23を形成し、係止突部24は、周方向に4個の係止窓部25を形成している。
弾性部材27は、下端部が係合凸部28によって係止窓部25に嵌入して固定され、先端部には、外方に拡径する先端開口部29を形成している。
なお、本実施例では、弾性部材27は、収納筒部21の内側に装着するようにしているが、収納筒部21の外側に装着するようにしても構わない。
図3(a)に示すように、中皿部D1は、内筒体Cの弾性部材27の内周面に摺接する円筒状の皿側壁31と、皿側壁31の下端部から内方に形成され、中心部が開口するリング状の皿底壁32と、皿側壁31の下端部から垂設され、皿側壁31の外径よりもやや小さい外径の脚筒33とを有する。
脚筒33は、内周下部に中皿支持部D2と係合するための内周凸条35を形成し、下端面36には、付勢部材として、螺旋状の樹脂スプリング37を一体に形成している。
なお、本実施例では、樹脂スプリング37は、中皿部D1と一体に形成しているが、中皿支持部D2と一体に形成していても構わない。要するに、樹脂スプリング37は、中皿部D1または中皿支持部D2の一方と一体に形成してあればよい。
支持筒壁43は、外周上部に中皿部D1の内周凸条35と係合するための外周凸条44と、下端部から内方に延設され、中心部が開口するリング状の内底壁45とを有している。
案内筒壁41は、外周下部に、内筒体Cのスリット部23を貫通して螺筒体B2の螺旋溝6に嵌入する2個の螺合ピン46を設けている。
まず、棒状化粧料kを使用する際には、図4に示すように、キャップEを容器本体Aから外した後、内筒体Cの収納筒部21を手指等で把持して固定し、外装筒体B1を内筒体Cに対して矢印方向に回動すると、外装筒体B1と一体に回動する螺筒体B2が回動する。
すると、中皿体Dは、螺筒体B2の螺旋溝6に係合する中皿支持部D2の螺合ピン46が、ガイド筒部22内をスリット部23に沿って上昇することにより、棒状化粧料kは、内筒体Cに装着された弾性部材27の先端開口部29から突出し、使用することができる。
本実施例では、中皿部D1と一体の樹脂スプリング37の代わりに、別体のコイルスプリング50を有する。
以下、第1実施例と同一の構成部分には同一の符号を付し、相違点を中心に説明する。
図7に示すように、中皿体Dは、上方に位置し、棒状化粧料mを収納する中皿部D3と、中皿部D3の下方に位置し、中皿部D3と軸線方向に所定距離を保持する中皿支持部D2とを備える。
皿側壁51は、棒状化粧料mの下部を中皿部D3に保持するために、内周面から径方向に突設するとともに、軸線方向に延びる4本の収納リブ54を形成しており、脚筒53は、内周下部に中皿支持部D2と係合するための内周凸条55を形成している。
支持筒壁43は、外周上部に中皿部D3の内周凸条55と係合するための外周凸条44と、下端部から内方に延設され、中心部が開口するリング状の内底壁45とを有している。
まず、棒状化粧料mを使用する際には、図8に示すように、キャップEを容器本体Aから外した後、内筒体Cの収納筒部21を手指等で把持して固定し、外装筒体B1を内筒体Cに対して矢印方向に回動すると、外装筒体B1と一体に回動する螺筒体B2が回動する。
すると、中皿体Dは、螺筒体B2の螺旋溝6に係合する中皿支持部D2の螺合ピン46が、ガイド筒部22内をスリット部23に沿って上昇することにより、棒状化粧料mは、内筒体Cに装着された弾性部材27の先端開口部29から突出し、使用することができる。
B 外筒体
B1 外装筒体
B2 螺筒体
B3 装着筒体
C 内筒体
D 中皿体
D1、D3 中皿部
D2 中皿支持部
E キャップ
f1 軸線方向の力
f2 軸線と直交する方向の力
k、m 棒状化粧料
1 外周壁
2 底壁
5 本体部
6 螺旋溝
7 挿入凹部
11 差し込み筒
12 段部
13 キャップ装着部
14 環状突条
17 シール筒体
21 収納筒部
22 ガイド筒部
23 スリット部
24 係止突部
25 係止窓部
27 弾性部材
28 係合凸部
29 先端開口部
31、51 皿側壁
32、52 皿底壁
33、53 脚筒
34、54 収納リブ
35、55 内周凸条
36 下端面
37 樹脂スプリング(付勢部材)
41 案内筒壁
42 フランジ壁
43 支持筒壁
44 外周凸条
45 内底壁
46 螺合ピン
48 頂壁
49 側周壁
50 コイルスプリング(付勢部材)
Claims (6)
- 容器本体と、容器本体に装着するキャップとを備える繰り出し容器であって、
容器本体は、棒状化粧料を収納する中皿体と、中皿体を回転不能かつ上下動可能に収容する内筒体と、内筒体の外周で回動することにより、中皿体を上下動する外筒体とを備え、
内筒体は、少なくとも上端部から軸線方向上方に延びる弾性部材を有し、
中皿体は、付勢部材によって軸線方向に変形可能とすることを特徴とする繰り出し容器。 - 弾性部材は、内筒体上部の内周面または外周面を被覆することを特徴とする請求項1に記載の繰り出し容器。
- 弾性部材は、内筒体先端部から外方に拡径する先端開口部を有することを特徴とする請求項1または2に記載の繰り出し容器。
- 中皿体は、外筒体の回動により内筒体内を上下動する中皿支持部と、棒状化粧料を収納し、中皿支持部に対して軸線方向に移動可能な中皿部と、中皿支持部と中皿部とを軸線方向に所定間隔を保持する付勢部材とを有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の繰り出し容器。
- 付勢部材は、中皿部または中皿支持部の一方と一体に形成する樹脂スプリングであることを特徴とする請求項4に記載の繰り出し容器。
- 付勢部材は、別体のコイルスプリングであることを特徴とする請求項4に記載の繰り出し容器。
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0595413U (ja) * | 1992-05-18 | 1993-12-27 | 株式会社カツシカ | 棒状化粧料繰り出し容器の昇降筒 |
JP2006122394A (ja) * | 2004-10-29 | 2006-05-18 | Kao Corp | 棒状化粧料用中皿 |
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JP2015160087A (ja) * | 2014-02-28 | 2015-09-07 | ぺんてる株式会社 | 棒状化粧料容器 |
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2017
- 2017-10-31 JP JP2017211116A patent/JP7016576B2/ja active Active
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JP2015160087A (ja) * | 2014-02-28 | 2015-09-07 | ぺんてる株式会社 | 棒状化粧料容器 |
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