JP2019077797A - インクジェットインクとそれを用いた半立体画像の形成方法 - Google Patents
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Description
たとえば、特許文献1では、シートの表面に、当該表面よりも光、とくに赤外線の吸収性の高い材料からなる画像を形成したのち、ハロゲンランプ等によって赤外線を含む光を照射することが提案されている。この方法では、シートの表面と画像との赤外線吸収性の差に基づいて、シートの、画像を形成した領域を、赤外線を含む光の照射によって選択的に加熱して、当該領域の発泡層を選択的に発泡させることで、半立体画像が形成される。
しかし、この方法では工数が多いという課題がある。また、先に発泡層を発泡させて形成した半立体形状の上にカラー画像を重ねることになるため、半立体形状とカラー画像との位置合わせが難しい上、カラー画像の鮮明性が低下しやすいという課題もある。
また、本発明は、上記インクジェットインクを用いて、少なくとも発泡層を含むシートの表面に画像を形成する工程、および前記シートの表面に赤外線を照射して、前記発泡層の、前記画像に対応する領域を選択的に発泡させる工程を含む半立体画像の形成方法である。
また、本発明のインクジェットインクによれば、着色剤を含まない状態では、シートの表面に、無色透明ないし淡色透明の画像を形成することができる。そのため、形成した画像の上、または下に、直接に、基本的に有色透明であるシアン、マゼンタ、イエロー、ブラック等の任意の色味のインクジェットインクからなる画像を重ねて、カラー画像を形成することができる。また、いずれか1色のインクジェットインクによって、モノクロ画像を形成することもできる。
したがって、本発明によれば、発泡層を含むシートの表面に、より少ない工数で、色ずれ等のない鮮明な、カラーもしくはモノクロの半立体画像を形成できるインクジェットインクと、それを用いた半立体画像の形成方法とを提供することができる。
本発明のインクジェットインクは、金属酸化物を、任意の分散媒中に分散させて調製することができる。ただし、有機溶剤を使用することによる臭気の発生を抑制したり、環境への負荷を軽減したりするために、本発明のインクジェットインクは、金属酸化物を水等の水性分散媒中に分散させた水性のインクジェットインクとすることが好ましい。
赤外線吸収性を有する白色ないし淡色の金属酸化物としては、たとえば、タングステン系酸化物、インジウム−スズ酸化物(ITO)、アンチモン−スズ酸化物(ATO)等が挙げられる。とくに、タングステン系酸化物が好ましい。
タングステン系酸化物としては、たとえば、酸化タングステン(三酸化タングステン等)や、タングステンと任意の金属元素との複合酸化物等が挙げられる。
金属酸化物の含有量は、インクジェットインクの総量の0.1質量%以上、とくに0.5質量%以上であるのが好ましく、3.0質量%以下、とくに2.0質量%以下であるのが好ましい。
一方、金属酸化物の含有量が上記の範囲を超える場合には、たとえば、着色したインクジェットインクの色味が濁ったり、複数色のインクジェットインクを混色して形成したカラー画像の色味がずれたりする場合がある。
また、過剰の金属酸化物が、たとえば、インクジェットインクの貯蔵時に凝集して、インクジェットインクの貯蔵安定性が低下する場合もある。さらに、凝集を生じないまでも、インクジェットプリンタのノズルからの、インクジェットインクの吐出性や吐出安定性が低下する場合もある。
金属酸化物は、インクジェットインク中への分散性を向上することを考慮すると、あらかじめ、分散媒中に分散させた分散液の状態で、インクジェットインクの調製に用いるのが好ましい。水性のインクジェットインクの場合、分散媒としては、水等の水性分散媒を用いることができる。
分散液には、金属酸化物の分散性を向上するために、分散剤を添加してもよい。
水性分散媒に適した分散剤としては、これに限定されないが、たとえば、日本ルーブリゾール(株)製のソルスパース(登録商標)シリーズのうち20000、24000、26000、27000、28000、ビックケミー・ジャパン(株)製のディスパービックシリーズのうち160、161、162、163、166、170、180、182、184、190、BSAF社製のEFKA(登録商標)シリーズのうち46、47、48、49、EFKAケミカル社製のポリマーシリーズのうち100、120、150、400、401、402、403、450、451、452、453、味の素(株)製のアジスパー(登録商標)シリーズのうちPB711、PA111、PB811、PW911、共栄社化学(株)製のフローレンシリーズのうちDOPA−158、DOPA−22、DOPA−17、TG−730W、G−700、TG−720W等の1種または2種以上が挙げられる。
前述したように、本発明のインクジェットインクを任意の色味に着色するための着色剤としては、たとえば、染料、顔料等が挙げられる。とくに、水性のインクジェットインクを着色するためには、直接染料、酸性染料、反応性染料、塩基性染料、食用染料、酸性媒染染料、可溶性建染め染料等の水溶性染料が好適に使用される。
(レッド)
C.I.ダイレクトレッド2、4、9、23、26、31、39、62、63、72、75、76、79、80、81、83、84、89、92、95、111、173、184、207、211、212、214、218、221、223、224、225、226、227、232、233、240、241、242、243、247。
C.I.リアクティブレッド3、13、17、19、21、22、23、24、29、35、37、40、41、43、45、49、55。
(バイオレット)
C.I.ダイレクトバイオレット7、9、47、48、51、66、90、93、94、95、98、100、101。
C.I.リアクティブバイオレット1、3、4、5、6、7、8、9、16、17、22、23、24、26、27、33、34。
C.I.ベーシックバイオレット1、2、3、7、10、15、16、20、21、25、27、28、35、37、39、40、48。
C.I.ダイレクトイエロー8、9、11、12、27、28、29、33、35、39、41、44、50、53、58、59、68、86、87、93、95、96、98、100、106、108、109、110、130、132、142、144、161、163。
C.I.リアクティブイエロー2、3、13、14、15、17、18、23、24、25、26、27、29、35、37、41、42。
(ブルー)
C.I.ダイレクトブルー1、10、15、22、25、55、67、68、71、76、77、78、80、84、86、87、90、98、106、108、109、151、156、158、159、160、168、189、192、193、194、199、200、201、202、203、207、211、213、214、218、225、229、236、237、244、248、249、251、252、264、270、280、288、289、291。
C.I.リアクティブブルー2、3、5、8、10、13、14、15、17、18、19、21、25、26、27、28、29、38。
(ブラック)
C.I.ダイレクトブラック9、17、19、22、32、51、56、62、69、77、80、91、94、97、108、112、113、114、117、118、121、122、125、132、146、154、166、168、173、199。
C.I.リアクティブブラック4、5、8、14、21、23、26、31、32、34。
C.I.ベーシックブラック8。
たとえば、シートの表面にフルカラーの画像を形成するためには、従来同様に、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック等の各色の染料を個々に配合した、4色またはそれ以上の色味のインクジェットインクを個別に用意すればよい。
〈湿潤剤〉
水性のインクジェットインクには、湿潤剤(保湿剤)を配合してもよい。
湿潤剤は、インクジェットインクの乾燥を抑制して、インクジェットプリンタのノズル等での、インクジェットインクの目詰まりを防止するために機能する。湿潤剤としては、たとえば、2価または3価のアルコール、2−ピロリドン、または2−ピロリドンの誘導体等の水溶性有機溶剤の1種または2種以上が挙げられ得る。
湿潤剤の含有量は、インクジェットインクの総量の5質量%以上、とくに7質量%以上であるのが好ましく、15質量%以下、とくに12質量%以下であるのが好ましい。
水性のインクジェットインクには、浸透剤を配合してもよい。
浸透剤は、シートの表面から内部へのインクジェットインクの浸透を促進して、インクジェットインクの乾燥性を高めるために機能する。
浸透剤としては、たとえば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール等のグリコール類、エチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、テトラエチレングリコールジメチルエーテル、テトラエチレングリコールジエチルエーテル等のグリコールエーテル類などの水溶性有機溶剤の1種または2種以上が挙げられる。
〈pH調整剤〉
水性のインクジェットインクには、pH調整剤を配合してもよい。
pH調整剤としては、たとえば、アンモニア、有機アミン、苛性アルカリ等が挙げられ、とくに有機アミンが好ましい。
〈その他の成分〉
水性のインクジェットインクには、さらに、従来公知の種々の添加剤を配合してもよい。
また、たとえば、表面張力や粘度等の特性をインクジェット印刷に適した範囲に調整したりするため、インクジェットインクには、さらに、先に説明した湿潤剤、浸透剤としての機能を有しない種々の、他の水溶性有機溶剤を添加してもよい。
他の水溶性有機溶剤の含有量は、インクジェットインクの総量の1質量%以上、とくに2質量%以上であるのが好ましく、10質量%以下、とくに5質量%以下であるのが好ましい。
《半立体画像の形成方法》
〈シート〉
本発明の半立体画像の形成方法に用いるシート1としては、たとえば、図1(a)を参照して、紙やプラスチックフィルム、プラスチックシート等からなる基材2の片面(図では上面)に、発泡層3を積層したもの等を用いることができる。
発泡性カプセルとしては、これに限定されないが、たとえば、松本油脂製薬(株)製のマツモト マイクロスフェアー(登録商標)シリーズのうちF−30、F−50、F−80、アクゾ ノーベル ケミカルズ社製のエクスパンセル(登録商標)シリーズのうちWU−642、WU−551、WU−461等の1種または2種以上が挙げられる。
水溶性のバインダ樹脂としては、たとえば、完全ケン化または部分ケン化されたポリビニルアルコール、でんぷん、変性でんぷん、ゼラチン、変性ゼラチン、カゼイン、プルラン、アラビアゴム、カラヤゴム、アルブミン等の天然高分子樹脂またはこれらの誘導体、カチオン変性またはシラノール変性されたポリビニルアルコール変性物、ポリアクリルアミド、ポリビニルピロリドン、ポリエチレンイミン、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、無水マレイン酸またはその共重合体等の1種または2種以上が挙げられる。
エマルション系のバインダ樹脂としては、たとえば、(メタ)アクリル酸エステル等のエマルションの1種または2種以上が挙げられる。
発泡層3には、インクジェットインクの受容性を有する多孔質顔料を配合してもよい。これにより、発泡層3の表面に印刷されたインクジェットインクを多孔質顔料中に吸収させて、速やかに乾燥させることができる。そのため、発泡層3の表面に、にじみ等がなく鮮明で、しかも定着性に優れた画像を形成することができる。
また、図示していないが、発泡層3の上に、さらに、多孔質顔料とバインダ樹脂とを含む塗剤を塗布したのち乾燥させて、インク受容層を形成してもよい。
図1(a)〜図1(d)は、本発明の半立体画像7の形成方法の、実施の形態の一例の概略を説明する断面図である。
この例の形成方法では、図1(a)に示すように、まずシート1の表面、すなわち発泡層3の表面に、金属酸化物を含み、着色剤を含まない本発明のインクジェットインクをインクジェット印刷して、無色透明ないし淡色透明の画像4を形成する。
次に、図1(c)に実線の矢印で示すように、シート1の表面の略全面に、赤外線を照射する。そうすると、図1(d)に示すように、発泡層3の、画像4に対応する領域が選択的に発泡されて、半立体形状6が形成される。そして、形成された半立体形状6と画像5とによって、シート1の表面に半立体画像7が形成される。
図2(a)〜(d)は、本発明の半立体画像7の形成方法の、実施の形態の他の例の概略を説明する断面図である。
この例では、図2(a)に示すように、まずシート1の表面、すなわち発泡層3の表面に、金属酸化物を含まない、着色された1色または2色以上のインクジェットインクをインクジェット印刷して、カラーまたはモノクロの画像5を形成する。
次に、図2(c)に実線の矢印で示すように、シート1の表面の略全面に、赤外線を照射する。そうすると、図2(d)に示すように、発泡層3の、画像4に対応する領域が選択的に発泡されて、半立体形状6が形成される。そして、形成された半立体形状6と画像5とによって、シート1の表面に半立体画像7が形成される。
画像4、5を形成するためのインクジェットプリンタとしては、たとえば、サーマル方式、ピエゾ方式等の、いわゆるオンデマンド型のインクジェットプリンタが好適に使用される。また、インクを循環させながらインク滴を形成して印刷をする、いわゆるコンティニュアス型のインクジェットプリンタを用いることもできる。
また、図1(a)〜(d)の例、および図2(a)〜(d)の例のいずれにおいても、シート1の表面には、任意の印刷法によって、あらかじめ任意のデザインを印刷しておくこともできる。
図3(a)〜(c)は、本発明の半立体形状6の形成方法の、実施の形態のさらに他の例の概略を説明する断面図である。
この例では、図3(a)に示すように、まずシート1の表面、すなわち発泡層3の表面に、金属酸化物を含み、着色された1色または2色以上の本発明のインクジェットインクをインクジェット印刷して、カラーまたはモノクロの画像8を形成する。
この例では、着色された本発明のインクジェットインクを用いて画像8を形成しているため、画像8のデザインと、画像8によって形成される半立体形状6とを、色ずれ等を生じることなく、一致させることができる。
シート1の表面には、任意の印刷法によって、あらかじめ任意のデザインを印刷しておくこともできる。
〈シートの作製〉
基材2としては、硫酸バリウムを添加した白色ポリエステルフィルム〔帝人(株)製のU2、厚み100μm〕の表面をコロナ放電処理したものを用いた。
アクリル酸エステルエマルション:ナガセケムテックス(株)製のテイサンレジン(登録商標)PT−850、固形分濃度:40質量%。
多孔質顔料:無定形シリカ、オリエンタルシリカズ社製のファインシール(登録商標)X37。
そして、基材2の片面に塗剤を塗布し、乾燥させて発泡層3を形成して、シート1を作製した。発泡層3の厚みは、乾燥後の固形分量で表して30/m2とした。
下記の各成分を配合したのち、5μmのメンブランフィルタを用いてろ過して、着色しないインクジェットインクを調製した。
金属酸化物分散液:タングステン系複合酸化物〔富士色素(株)製のFuji EL MWO3〕6質量%、および分散剤〔日本ルーブリゾール(株)製のソルスパース27000〕6質量%を、88質量%の超純水に分散させた分散液。
保湿剤:1,5−ペンタンジオール、宇部興産(株)製。
浸透剤B:プロピレングリコールモノプロピルエーテル、ダウ・ケミカル社製。
pH調整剤:トリエタノールアミン、(株)日本触媒製。
殺生剤:ランクセス社製のプリベントール(登録商標)D−6。
金属酸化物の含有量は、インクジェットインクの総量の1.0質量%であった。
実施例1で調製したインクジェットインクを、オンデマンド型のインクジェットプリンタに使用して、先述したシート1の表面、すなわち発泡層3の表面に、金属酸化物を含む、無色透明の画像4を形成した。
次いで、シアン、マゼンタ、イエロー、およびブラックの4色の、金属酸化物を含まないインクジェットインクを同じインクジェットプリンタに使用して、画像4の上に、カラーの画像5を形成した。
形成された半立体画像7は、画像5と半立体形状6の色ずれがない上、画像5の色味にもずれは見られなかった。
シアン、マゼンタ、イエロー、およびブラックの4色の、金属酸化物を含まないインクジェットインクを、オンデマンド型のインクジェットプリンタに使用して、先述したシート1の表面、すなわち発泡層3の表面にカラーの画像5を形成した。
次いで、実施例1で調製したインクジェットインクを同じインクジェットプリンタに使用して、画像5の上に、金属酸化物を含む、無色透明の画像4を形成した。
形成された半立体画像7は、画像5と半立体形状6の色ずれがない上、画像5の色味にもずれは見られなかった。
(シアンインク)
シアン染料〔有本化学工業(株)製のIJ−WD BLUE A〕を配合したこと以外は実施例1と同様にしてシアンインクを調製した。シアン染料の含有量は40.0質量%とし、超純水の含有量を22.8質量%とした。
マゼンタ染料(i)〔有本化学工業(株)製のIJ−WD MAGENTA A〕およびマゼンタ染料(ii)〔有本化学工業(株)製のIJ−WD MAGENTA AP〕を配合したこと以外は実施例1と同様にしてマゼンタインクを調製した。マゼンタ染料(i)の含有量は15.0質量%、マゼンタ染料(ii)の含有量は3.8質量%とし、超純水の含有量を44.0質量%とした。
イエロー染料〔有本化学工業(株)製のIJ−WD YELLOW A〕を配合したこと以外は実施例1と同様にしてイエローインクを調製した。イエロー染料の含有量は30質量%とし、超純水の含有量を32.8質量%とした。
(ブラックインク)
ブラック染料(a)〔有本化学工業(株)製のIJ−WD BLACK AB〕およびブラック染料(b)〔有本化学工業(株)製のIJ−WD BLACK A〕を配合したこと以外は実施例1と同様にしてブラックインクを調製した。ブラック染料(a)の含有量は20.0質量%、ブラック染料(b)の含有量は5.0質量%とし、超純水の含有量を37.8質量%とした。
実施例2で調製した、シアン、マゼンタ、イエロー、およびブラックの4色の、金属酸化物を含むインクジェットインクを、オンデマンド型のインクジェットプリンタに使用して、先述したシート1の表面、すなわち発泡層3の表面にカラーの画像8を形成した。
そして、シート1の表面の略全面に赤外線を照射したところ、発泡層3の、画像8に対応する領域が選択的に発泡されて半立体形状6が形成され、形成された半立体形状6と画像8とによって、シート1の表面に半立体画像7が形成された。
2 基材
3 発泡層
4 画像
5 画像
6 半立体形状
7 半立体画像
8 画像
Claims (4)
- 少なくとも発泡層を含むシートの表面に形成した画像に対応させて、前記発泡層を選択的に発泡させることにより、前記シートの表面に半立体画像を形成するために用いるインクジェットインクであって、赤外線吸収性を有する白色ないし淡色の金属酸化物を含んでいるインクジェットインク。
- 前記金属酸化物は、タングステン系酸化物である請求項1に記載のインクジェットインク。
- さらに、着色剤を含んでいる請求項1または2に記載のインクジェットインク。
- 前記請求項1ないし3のいずれか1項に記載のインクジェットインクを用いて、少なくとも発泡層を含むシートの表面に画像を形成する工程、および前記シートの表面に赤外線を照射して、前記発泡層の、前記画像に対応する領域を選択的に発泡させる工程を含む半立体画像の形成方法。
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