JP2019075439A - 半導体装置 - Google Patents

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【課題】誤作動することを抑制できる半導体装置を提供する。【解決手段】支持基板11、埋込絶縁膜12、活性層13が順に積層されて構成される基板10と、活性層13に形成され、複数の素子形成領域20を互いに絶縁分離する素子分離部21と、複数の素子形成領域20にそれぞれ形成された半導体素子30と、を備える半導体装置において、支持基板11は、金属部43を有する構成とされ、当該金属部43がグランドと電気的に接続されるようにする。これによれば、素子形成領域20から支持基板11にノイズNが伝搬されて金属部43に達すると、当該ノイズは金属部43を通じてグランドに放出される。したがって、半導体素子30が誤作動してしまうことを抑制できる。【選択図】図1

Description

本発明は、複数の素子形成領域を有し、複数の素子形成領域に半導体素子が形成された半導体装置に関するものである。
従来より、支持基板、埋込絶縁膜、活性層が順に積層されたSOI(Silicon on Insulatorの略)基板を備える半導体装置が提案されている。具体的には、この半導体装置では、活性層は、素子分離部としてのトレンチ分離部によって複数の素子形成領域に絶縁分離されている。そして、素子形成領域には、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistoの略)素子等の半導体素子が形成されている。なお、活性層は、シリコン基板等で構成され、トレンチ分離部は、活性層に形成されたトレンチ内に絶縁膜等が埋め込まれることで構成されている。
特許第5668499号公報
しかしながら、上記半導体装置は、活性層と支持基板との間に埋込絶縁膜が配置されているものの、素子形成領域に発生したノイズが埋込絶縁膜を通過して支持基板に伝搬してしまう可能性がある。特に、素子形成領域に半導体素子としてのスイッチング素子を形成した場合には、スイッチング素子の切替動作を高速化するとノイズも高速化(すなわち、高周波化)するため、支持基板にノイズが伝搬し易くなる。なお、スイッチング素子の切替動作とは、スイッチング素子のオン、オフを切り替える動作のことである。
そして、支持基板に伝搬されたノイズは、再び埋込絶縁膜を通過して別の素子形成領域に伝搬してしまう可能性がある。つまり、上記半導体装置は、1つの素子形成領域で発生したノイズが支持基板を通じて別の素子形成領域に伝搬されてしまう可能性があり、別の素子形成領域に形成された半導体素子がノイズによって誤作動してしまう可能性がある。
本発明は上記点に鑑み、誤作動することを抑制できる半導体装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1では、複数の素子形成領域(20)を有し、複数の素子形成領域にそれぞれ半導体素子(30)が形成された半導体装置であって、支持基板(11)、埋込絶縁膜(12)、活性層(13)が順に積層されて構成される基板(10)と、活性層に形成され、複数の素子形成領域を互いに絶縁分離する素子分離部(21)と、複数の素子形成領域にそれぞれ形成された半導体素子と、を備え、支持基板は、金属部(43)を有する構成とされ、当該金属部がグランドと電気的に接続されるようにしている。
これによれば、素子形成領域から支持基板にノイズが伝搬されて金属部に達すると、当該ノイズは金属部を通じてグランドに放出される。したがって、金属部が形成されていない場合と比較して、素子形成領域同士の間で支持基板を通じてノイズが伝搬されることを抑制でき、半導体素子が誤作動してしまうことを抑制できる。
例えば、請求項2のように、支持基板は、半導体で構成され、埋込絶縁膜側と反対側の他面(11a)から埋込絶縁膜に向かって形成された孔部(41)に金属部としての電極が配置された電極部(40)を有する構成とできる。このように、支持基板として半導体で構成されるものを用いることができる。
この場合、請求項3のように、孔部は、筒状に形成されており、電極部は、支持基板のうちの埋込絶縁膜を挟んで素子分離部と対向する部分に、支持基板のうちの素子形成領域と対向する部分を囲むように複数形成されるようにできる。
これによれば、素子形成領域から支持基板に伝搬されたノイズが別の素子形成領域へ伝搬される前に電極部に達する可能性が高くなる。このため、半導体素子が誤作動してしまうことをさらに抑制できる。
なお、上記および特許請求の範囲における括弧内の符号は、特許請求の範囲に記載された用語と後述の実施形態に記載される当該用語を例示する具体物等との対応関係を示すものである。
第1実施形態における半導体装置の断面図である。 図1中のトレンチ分離部と電極部との位置関係を示す平面模式図である。 図1に示す半導体装置のノイズの伝搬経路を示す断面図である。 第2実施形態における半導体装置の断面図である。 第3実施形態における半導体装置の断面図である。 第4実施形態における半導体装置の断面図である。 図6に示す半導体装置のノイズの伝搬経路を示す断面図である。 他の実施形態における半導体装置の断面図である。 他の実施形態における半導体装置の断面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態)
第1実施形態について図面を参照しつつ説明する。本実施形態の半導体装置は、図1に示されるように、基板10を備えて構成されており、基板10は、支持基板11、埋込絶縁膜12、活性層13が順に積層されて構成されている。本実施形態では、支持基板11および活性層13は、シリコンで構成され、埋込絶縁膜12は、酸化膜で構成されている。つまり、本実施形態では、基板10としてSOI基板が用いられている。
活性層13は、複数の素子形成領域20を有し、複数の素子形成領域20が絶縁分離されるように素子分離部としてのトレンチ分離部21が形成されている。つまり、活性層13は、各素子形成領域20を囲むようにトレンチ分離部21が形成されている。
トレンチ分離部21は、本実施形態では、活性層13における埋込絶縁膜12側と反対側の一面13aから埋込絶縁膜12に達するように形成されたトレンチ22内に、当該トレンチ22の壁面側から絶縁膜23、絶縁膜24が順に配置されることで構成されている。なお、本実施形態では、絶縁膜23は、トレンチ22の内壁面を熱酸化することで形成される熱酸化膜で構成され、絶縁膜24は、CVD法(Chemical Vapor Depositionの略)等によって形成される酸化膜等で構成される。
素子形成領域20には、それぞれ半導体素子30が形成されている。特に限定されるものではないが、本実施形態では、素子形成領域20に、スイッチング素子として機能するIGBT素子が形成されている例について説明する。
本実施形態では、活性層13は、n型とされており、ドリフト層31として機能するように構成されている。そして、ドリフト層31の表層部(すなわち、活性層13の一面13a側)には、p型のベース領域32とp型のコレクタ領域33とが互いに離間して形成されている。
ベース領域32の表層部には、当該ベース領域32に囲まれるようにn型のエミッタ領域34およびp型のコンタクト領域35が形成されている。コレクタ領域33の周囲には、当該コレクタ領域33を囲むようにn型のバッファ層36が形成されている。
また、ベース領域32のうちのエミッタ領域34とドリフト層31との間に位置する部分をチャネル領域とし、当該チャネル領域の表面上には、ゲート絶縁膜37を介してゲート電極38が形成されている。そして、特に図示しないが、活性層13上には、エミッタ領域34およびコンタクト領域35に電気的に接続されるエミッタ電極が形成されていると共に、コレクタ領域33と電気的に接続されるコレクタ電極が形成されている。これらエミッタ電極およびコレクタ電極は、図示しない層間絶縁膜によってゲート電極38と電気的に分離されていると共に、層間絶縁膜に形成されたコンタクトホールを通じて上記各部と電気的に接続されている。以上が本実施形態における半導体素子30の構成である。
支持基板11は、金属材料で構成される金属部を有する電極部40が形成された構成とされている。具体的には、支持基板11は、埋込絶縁膜12側と反対側の他面11aから埋込絶縁膜12に達する孔部41が形成されている。言い換えると、支持基板11には、埋込絶縁膜12における支持基板11側の部分を露出させる孔部41が形成されている。なお、本実施形態では、孔部41は、図1および図2に示されるように、円筒状とされている。
孔部41は、壁面上に形成された絶縁膜42と、絶縁膜42上に形成された電極43とによって埋め込まれている。そして、電極43は、孔部41から露出する部分において、グランドと電気的に接続される。以上のようにして、本実施形態の電極部40が構成されている。
そして、電極部40は、本実施形態では、支持基板11のうちのトレンチ分離部21と対向する部分に複数形成されている。より詳しくは、電極部40は、支持基板11のうちのトレンチ分離部21と対向する部分に、支持基板11のうちの素子形成領域20と対向する部分を囲むように形成されている。本実施形態では、トレンチ部分離部21は、四角枠状とされており、電極部40は、支持基板11のうちのトレンチ分離部21の各角部と対向する部分およびトレンチ分離部21の各角部を繋ぐ辺部と対向する部分に形成されている。また、本実施形態では、各電極部40は、トレンチ分離部21と対向する部分の方向に沿って隣合う電極部40の間隔が等しくなるように形成されている。
なお、本実施形態では、絶縁膜42は、例えば、熱酸化やCVD法によって形成される酸化膜等で構成される。また、電極43は、支持基板11を構成するシリコンよりも抵抗率の低い金属材料で構成され、例えば、銅(Cu)、はんだ、タングステン(W)、ポリシリコン、ニッケル(Ni)等で構成される。但し、電極43を構成する材料は、用途等に応じて適宜選択することが好ましい。例えば、電極43を銅で構成する場合には、銅がめっき法等によって形成できるため、製造工程の簡略化を図ることができる。電極43をはんだで構成する場合には、はんだが一般的な金属材料よりも剛性が低くて柔らかいため、支持基板11と電極43との熱膨張係数に起因する応力を緩和できる。電極43をタングステンやポリシリコンで構成する場合には、これらの原子が絶縁膜42を通過して支持基板11に侵入し難いため、電極43の抵抗値が増加することを抑制できる。
以上説明したように、本実施形態では、支持基板11に電極43を有する電極部40が形成されている。そして、電極43は、グランドと電気的に接続されている。このため、図3に示されるように、素子形成領域20から支持基板11にノイズNが伝搬されて電極43に達すると、当該ノイズNは電極43を通じてグランドに放出される。したがって、素子形成領域20同士の間で支持基板11を通じてノイズNが伝搬されることを抑制でき、半導体素子30が誤作動してしまうことを抑制できる。
さらに、電極部40は、支持基板11のうちのトレンチ分離部21と対向する部分に、支持基板11のうちの素子形成領域20と対向する部分を囲むように複数形成されている。このため、本実施形態では、例えば、トレンチ分離部21と対向する部分に1つの上記電極部40が形成されている場合と比較して、素子形成領域20から支持基板11に伝搬されたノイズNが電極43に達し易くなり、グランドに放出され易くなる。このため、半導体素子30が誤作動してしまうことをさらに抑制できる。
(第2実施形態)
第2実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に対し、電極部40の構成を変更したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
本実施形態では、図4に示されるように、電極43は、孔部41の内部を埋め込まないように当該孔部41の壁面に沿って配置されている。つまり、電極43は、孔部41の内部に当該電極43で囲まれる領域44が構成されるように、孔部41に配置されている。
これによれば、孔部41を電極43で埋め込まないため、電極43を形成する際の金属材料を削減でき、ひいてはコストの低減を図ることができる。
また、孔部41内に電極43で囲まれる領域44が構成されているため、支持基板11と電極43との熱膨張係数の違いに起因する応力を領域44で緩和することもできる。したがって、支持基板11と電極43との熱膨張係数の違いに起因する応力により、半導体素子30の特性が変化したり、半導体素子30が誤作動したりすることを抑制できる。
(第3実施形態)
第3実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に対し、電極部40の構成を変更したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
本実施形態では、図5に示されるように、孔部41は、埋込絶縁膜12に達するように形成されておらず、支持基板11の他面11aと埋込絶縁膜12との間の中間位置まで形成されている。つまり、電極部40と埋込絶縁膜12との間には、支持基板11が位置する構成とされている。
これによれば、電極部40と埋込絶縁膜12との間には、支持基板11が位置する構成とされている。このため、支持基板11と電極43との熱膨張係数の違いに起因する応力が発生した場合、電極部40と埋込絶縁膜12との間に位置する支持基板11が緩衝部材として機能する。したがって、本実施形態では、電極部40が埋込絶縁膜12に達している場合と比較すると、支持基板11と電極43との熱膨張係数の違いに起因する応力により、半導体素子30の特性が変化したり、半導体素子30が誤作動してしまうことを抑制できる。
(第4実施形態)
第4実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に対し、トレンチ分離部21の構成を変更したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
本実施形態では、図6に示されるように、トレンチ分離部21は、トレンチ22内に、当該トレンチ22の壁面側から絶縁膜23、金属層25が順に配置されることで構成されている。なお、絶縁膜23および金属層25は、トレンチ22を埋め込むように形成されている。また、金属層25は、電極43と同様に、銅、はんだ、タングステン、ポリシリコン、ニッケル等を用いて構成されている。
また、孔部41は、支持基板11の他面11aから埋込絶縁膜12に達するように形成された第1孔部41aと、第1孔部41aの底部から埋込絶縁膜12を貫通して金属層25を露出させるように形成された第2孔部41bとが連通されることで構成されている。そして、電極43は、第2孔部41bを通じて金属層25と電気的に接続されるように、孔部41内に配置されている。このため、金属層25は、電極43を介してグランドと電気的に接続された状態となっている。
これによれば、トレンチ分離部21は、金属層25が配置されており、金属層25は、電極43を通じてグランドと電気的に接続されている。このため、図7に示されるように、素子形成領域20からトレンチ分離部21を通過しようとするノイズNは、金属層25から電極43を通じてグランドに放出される。したがって、素子形成領域20同士の間でトレンチ分離部21を通じてノイズNが伝搬されることも抑制でき、さらに半導体素子30が誤作動してしまうことを抑制できる。
(他の実施形態)
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。
例えば、上記各実施形態では、素子形成領域20に半導体素子30としてのIGBT素子が形成された半導体装置を説明したが、素子形成領域20に別の半導体素子30が形成されていてもよい。例えば、素子形成領域20に形成される半導体素子30は、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistorの略)素子であってもよいし、ダイオード素子等であってもよい。
また、上記各実施形態では、支持基板11に電極43を有する電極部40を備える例について説明した。しかしながら、支持基板11は、金属材料で構成される金属部を有する構成とされていればよく、全体が銅等の金属部で形成されていてもよい。つまり、支持基板11は、金属部のみで形成されていてもよく、例えば、銅板等の金属板で構成されていてもよい。
さらに、上記各実施形態では、支持基板11および活性層13がシリコンで構成されている例について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、支持基板11および活性層13は、窒化ガリウム(すなわち、GaN)等の化合物半導体で構成されていてもよい。また、例えば、支持基板11および活性層13は、一方がシリコンで構成され、他方が化合物半導体で構成されていてもよい。そして、埋込絶縁膜12は、酸化膜でなく、窒化膜等の絶縁膜で構成されていてもよい。
また、上記各実施形態において、孔部41は、円筒状ではなく、例えば、多角筒状であってもよい。また、孔部41は、他面11a側から埋込絶縁膜12側に向かって対向する側面の間隔が一定とされておらず、他面11a側から埋込絶縁膜12側に向かって対向する側面の間隔が狭くされたテーパ状とされていてもよい。さらに、孔部41は、トレンチ22の形状に対応した枠状とされていてもよい。
そして、上記各実施形態において、電極部40は、孔部41のうちの埋込絶縁膜12側の底部に絶縁膜42が形成されていなくてもよい。同様に、トレンチ分離部21は、トレンチ22のうちの埋込絶縁膜12側の底部に絶縁膜23が形成されていなくてもよい。
さらに、上記各実施形態において、電極部40は、孔部41に絶縁膜42が形成されていない構成としてもよい。このような構成とした場合、支持基板11が電極43と接続された構成となり、さらにノイズNを電極43から放出し易くできる。また、支持基板11は、電極43と接続された状態となるため、電位が変動することが抑制される。このため、このような半導体装置では、支持基板11と活性層13との間の寄生容量が変動することを抑制することもできる。
そして、上記第1〜3実施形態において、素子形成領域20は、素子分離部としてのトレンチ分離部21ではなく、別の構成の素子分離部によって絶縁分離されていてもよい。例えば、隣合う素子形成領域20の間に拡散層を形成し、素子形成領域20は、素子分離部としての拡散層によって絶縁分離されるようにしてもよい。
さらに、上記各実施形態において、電極部40は複数備えられておらず、1つのみであってもよい。さらに、上記第1実施形態において、電極部40は、活性層13のうちのトレンチ分離部21と対向する部分に形成されていなくてもよい。例えば、図8に示されるように、電極部40は、支持基板11における素子形成領域20と対向する部分のうちの略中央部に形成されていてもよい。このような構成としても、電極部40を構成することにより、支持基板11に伝搬されたノイズNが電極43に達することによって当該ノイズNが電極43からグランドに放出される、このため、支持基板11に電極部40が形成されていない半導体装置と比較すれば、半導体素子30が誤作動してしまうことを抑制できる。なお、特に図示しないが、上記第2、第3実施形態においても、電極部40は、活性層13のうちのトレンチ分離部21と対向する部分に形成されていなくてもよい。
また、上記第1実施形態において、図9に示されるように、隣合う素子形成領域20の間に、半導体素子30が形成されない中間領域14を配置するようにしてもよい。これによれば、素子形成領域20の間に中間領域14が配置されているため、トレンチ分離部21を通過して隣合う素子形成領域20同士の間でノイズNが伝搬することが抑制される。なお、特に図示しないが、上記第2〜第4実施形態においても、中間領域14を配置するようにしてもよい。
そして、上記第3実施形態において、領域44には、例えば、樹脂等が充填されていてもよい。この場合は、例えば、電極43を構成する材料よりも剛性が低くて柔らかい材料で構成されるものを領域44に充填することが好ましい。これによれば、孔部41に電極43が埋め込まれている場合と比較して、支持基板11と電極43との熱膨張係数の違いに起因する応力を緩和できる。
さらに、上記各実施形態では、半導体素子30は、各構成要素が活性層13の一面13a側に配置された電極と電気的に接続される例について説明した。しかしながら、上記各実施形態において、支持基板11の他面11a側から埋込絶縁膜12を貫通して素子形成領域20に達する電極を有する貫通電極部を備えるようにし、半導体素子30の各構成要素を当該電極と電気的に接続されるようにしてもよい。
また、上記各実施形態を適宜組み合わせた半導体装置としてもよい。例えば、上記第2実施形態を上記第3、第4実施形態に組み合わせ、電極43は、領域44を構成するように孔部41に配置されるようにしてもよい。
11 支持基板
12 埋込絶縁膜
13 活性層
21 素子分離部
43 金属部

Claims (6)

  1. 複数の素子形成領域(20)を有し、前記複数の素子形成領域にそれぞれ半導体素子(30)が形成された半導体装置であって、
    支持基板(11)、埋込絶縁膜(12)、活性層(13)が順に積層されて構成される基板(10)と、
    前記活性層に形成され、前記複数の素子形成領域を互いに絶縁分離する素子分離部(21)と、
    前記複数の素子形成領域にそれぞれ形成された前記半導体素子と、を備え、
    前記支持基板は、金属部(43)を有する構成とされ、当該金属部がグランドと電気的に接続されている半導体装置。
  2. 前記支持基板は、半導体で構成され、前記埋込絶縁膜側と反対側の他面(11a)から前記埋込絶縁膜に向かって形成された孔部(41)に前記金属部としての電極が配置された電極部(40)を有している請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記孔部は、筒状に形成されており、
    前記電極部は、前記支持基板のうちの前記埋込絶縁膜を挟んで前記素子分離部と対向する部分に、前記支持基板のうちの前記素子形成領域と対向する部分を囲むように複数形成されている請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記電極は、前記孔部内に当該電極で囲まれる領域(44)が形成される状態で配置されている請求項2または3に記載の半導体装置。
  5. 前記孔部は、前記支持基板の他面から当該他面と前記埋込絶縁膜との間の中間位置まで形成されている請求項2ないし4のいずれか1つに記載の半導体装置。
  6. 前記素子分離部は、前記活性層のうちの前記埋込絶縁膜側と反対側の一面(13a)から前記埋込絶縁膜に達するように形成されたトレンチ(22)内に金属層(25)が配置された構成とされており、
    前記電極部は、前記孔部が前記金属層に達するように形成され、前記電極が前記金属層と電気的に接続されている請求項2ないし4のいずれか1つに記載の半導体装置。
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