JP2019073320A - 包装箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】手掛け穴を形成する際に、収納物に影響が及び難い包装箱を提供する。【解決手段】包装箱1であって、底板10と、底板10の前後の縁部に連設された前後一対の端壁11,12と、一方の端壁11の上縁部に連設された頂板15と、左右一対の側壁13,14と、を備えている。側壁11,12は切断誘導線L7で区画された手掛け穴用壁部17と、手掛け穴用壁部17に連設され、手指を差込可能な差込部18と、を備えている。手掛け穴用壁部17は、差込部18を通じて差し込んだ手指により側壁11,12の外面側に折り曲げ可能である。【選択図】図1

Description

本発明は包装箱に関する。
従来、食用油や調味料を入れたボトル等を収納する包装箱として、運搬時のハンドリング性の向上を目的とした手掛け穴を有する包装箱が知られている(特許文献1参照)。
特許文献1の包装箱では、切込線で区画された手掛け穴用壁部が側壁に形成されている。運搬時には、手掛け穴用壁部を手指で側壁の内面側に折って、側壁に手掛け穴を形成している。
特開2002−211542号公報
前記した特許文献1の包装箱では、手掛け穴を形成する際に、側壁の内面側に向けて手掛け穴用壁部を折る必要があるため、手掛け穴用壁部に接触した収納物が潰れたり、傷ついたり、表面印字が剥げたりするおそれがあった。このことは、特に、収納箱内に収容物が密に収納されている場合に顕著であった。
本発明は、前記した課題を解決し、手掛け穴を形成する際に、収納物に影響が及び難い包装箱を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明の包装箱は、底板と、前記底板の前後の縁部に連設された前後一対の端壁と、一方の前記端壁の上縁部に連設された頂板と、左右一対の側壁と、を備えている。包装箱は、前記側壁に切断誘導線で区画された手掛け穴用壁部と、前記手掛け穴用壁部に連設され、手指を差込可能な差込部と、を備えている。前記手掛け穴用壁部は、前記差込部を通じて差し込んだ手指により前記側壁の外面側に折り曲げ可能である。
本発明では、側壁の外面側に向けて手掛け穴用壁部を折り曲げることで、手掛け穴を形成するため、手掛け穴用壁部を折る際に、収納物が潰れたり、傷ついたり、表面印字が剥げたりする不具合が生じ難い。また、手掛け穴用壁部に差込部が連設されているので、手掛け穴用壁部を折り曲げる際に手掛け穴用壁部に手指を掛け易く、かつ、手掛け穴用壁部を容易に折り曲げることができる。
また、前記側壁が、前記両端壁にそれぞれ連設された前後の側部フラップと、前記頂板に連設された上側フラップと、前記底板に連設された下側フラップと、を備えている構成としてもよい。この場合には、前記上側フラップ及び前記下側フラップを、前記前後の側部フラップの外面に接合し、前記手掛け穴用壁部及び前記差込部を、前記上側フラップと前記下側フラップとの間に位置させて、かつ、前記前後の側部フラップに亘って形成するのがよい。この構成では、上側フラップ及び下側フラップが、前後の側部フラップの外面側に位置するので、上側フラップ及び下側フラップの端部と収納物とが擦れ合うのを防止することができる。これにより、収納物の表面を傷つけたり、収納物の表面の印字物(ロット番号や消費期限等の日付情報等)の印字が剥げたりするのを好適に防止することができる。
また、手掛け穴用壁部及び差込部が、上側フラップと下側フラップとの間に位置し、前後の側部フラップに亘って形成されていると、差込部に手指を差し込み易く、また、手掛け穴用壁部を側壁の外面側に折り曲げる際の操作が行い易い。
また、前記切断誘導線の一部は、前記上側フラップの下縁部の裏面側に入り込んでいる構成としてもよい。このようにすると、側壁の外面側に折り曲げた手掛け穴用壁部で上側フラップの下縁部を覆うことができる。これにより、手掛け穴に手指を挿入して包装箱を運搬する際に、前後の側部フラップと上側フラップとに荷重が分散され、手掛け穴が痛み難い。
また、上側フラップの下縁部が手掛け穴用壁部で覆われるので、手掛け穴に手指を挿入して包装箱を運搬する際に、上側フラップの下縁部に手指が直接触れるのを防止でき、手指が痛くなり難い。
また、前記手掛け穴用壁部が、前記上側フラップの下縁部に沿う折曲誘導線を備えているのがよい。この構成では、上側フラップの下縁部に沿うように手掛け穴用壁部を容易に折り曲げることができる。また、折曲誘導線を複数形成することで折り曲げ易さが増す。
また、前記切断誘導線の端部は、アール状に形成されていることが好ましい。このようにすると、手掛け穴用壁部の端部が側壁からちぎれるのを好適に防止できるので、手掛け穴用壁部の耐久性が向上する。
また、前記差込部は、前記手掛け穴用壁部よりも面積が小さいことが好ましい。このようにすると、側壁に必要以上に大きい開口が形成されるのを防止できるので、側壁の耐久性が向上する。
本発明では、手掛け穴を形成する際に、収納物に影響が及ぶのを好適に防止することができる包装箱が得られる。
本発明の実施形態に係る包装箱を前方右上から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係る包装箱のブランクシートである。 本発明の実施形態に係る包装箱の手掛け穴用壁部及び差込部を示した要部拡大右側面図である。 本発明の実施形態に係る包装箱の手掛け穴を開く手順を示した図で、差込部に指を差し込んだ状態を示した斜視図である。 本発明の実施形態に係る包装箱の手掛け穴を開く手順を示した図で、差込部に差し込んだ指を手掛け穴用壁部差に掛け、手掛け穴用壁部を側壁の外面側に折り始めた状態を示した斜視図である。 本発明の実施形態に係る包装箱の手掛け穴を開く手順を示した図で、手掛け穴用壁部を側壁の外面側に折り終えた状態を示した斜視図である。 本発明の実施形態に係る包装箱の要部の断面を示した図で、図6のVII−VII線に沿う断面図である。
本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
以下の説明において、前後左右上下の方向は、包装箱を説明する上で便宜上設定したものであり、包装箱の構成を限定するものではない。
図1に示すように、包装箱1は、ラップアラウンド方式の直方体の箱である。包装箱1は、底板10と、前後一対の端壁11,12と、左右一対の側壁13,14と、頂板15と、を備えている。包装箱1は、例えば、食用油や調味料を入れたボトル等の製品を収納可能である。
包装箱1は、図2に示すように、一枚の段ボール製のシートを切り抜いたブランクシートSを各罫線において山折り及び谷折りすることで形成される。図2に示すブランクシートSは内面側が見えるように配置されている。
ブランクシートSの各罫線(折線)は、ブランクシートSの表面を押し込んで形成された線状の溝である。
なお、罫線に切れ込み(ハーフカット線等)を形成してもよい。このようにすると、罫線においてブランクシートSを折り曲げ易くなる。
底板10は、図1に示すように、長方形に形成されており、前後方向よりも左右方向が大きく形成されている。底板10の前後の縁部には、罫線L1,L2を介して前端壁(端壁)11及び後端壁(端壁)12が連設されている。
前端壁11は、底板10の前縁部から上方に向けて立ち上がっている。前端壁11は、底板10に対して垂直に形成されている。前端壁11は、略長方形に形成されており、上下方向よりも左右方向が幾分大きく形成されている。
前端壁11の上縁部には、罫線L4を介して接合片16が連設されている。接合片16は、前端壁11の上縁部に沿って左右方向に帯状に延在している。
後端壁12は、底板10の後縁部から上方に向けて立ち上がっている。後端壁12は、底板10に対して垂直に形成されている。後端壁12は、前端壁11に対応して長方形に形成されており、上下方向よりも左右方向が幾分大きく形成されている。
後端壁12の上縁部には、罫線L3を介して頂板15が連設されている。頂板15は、後端壁12の上縁部から前方に向けて延びている。頂板15は、底板10と同じ外形状であり、前端壁11,後端壁12に対して垂直に形成されている。
ブランクシートS(図2参照)を前記罫線L1〜L4で折り曲げつつ、頂板15の前部内面に接合片16を貼着して接合することで、前端壁11、底板10、後端壁12、頂板15が角筒状を呈するようになる。
右側壁14は、底板10の右縁部及び頂板15の右縁部に対して垂直に形成されている。右側壁14は、前端壁11に連設された前側の側部フラップ21と、後端壁12に連設された後側の側部フラップ22と、頂板15に連設された上側フラップ31と、底板10に連設された下側フラップ32と、によって構成されている。
前側の側部フラップ21は、前端壁11の右縁部に罫線L5を介して連設されている。前側の側部フラップ21は、前端壁11の右縁部から後方に向けて延びている。前側の側部フラップ21は、前端壁11に対して垂直に形成されている。
後側の側部フラップ22は、後端壁12の右縁部に罫線L6を介して連設されている。後側の側部フラップ22は、後端壁12の右縁部から前方に向けて延びている。後側の側部フラップ22は、後端壁12に対して垂直に形成されている。
前側の側部フラップ21及び後側の側部フラップ22の前後方向の長さは、底板10及び頂板15の前後方向の長さの半分である。両側部フラップ21,22によって、包装箱1の右側面が閉塞されている。
前側の側部フラップ21の先端部(後端部)における上下方向の略中央部には、切断誘導線L17で区画された壁部17aが形成されている。これに対応して、後側の側部フラップ22の先端部(前端部)にも切断誘導線L17で区画された壁部17aが形成されている(図1,図2参照)。両側部フラップ21,22同士が突き合わされて、壁部17a,17a同士が前後に連結されることで、図3に示すように、両側部フラップ21,22に亘る手掛け穴用壁部17が形成されている。手掛け穴用壁部17は、包装箱1の運搬時に、図6,図7に示すように、側壁14の外面側に折り曲げられて、手指を掛ける手掛け穴17Aを形成する。
各切断誘導線L17は、切れ込みを断続的に形成したものであり、壁部17a,17a同士が突き合わされて連結することで側面視略U字状を呈している。各切れ込みは、ブランクシートSを貫通している。各切断誘導線L17の上端部L17aは、図3に示すように、上側フラップ31の下縁部31aの裏面側に入り込んでいる。つまり、側面視で上側フラップ31の下縁部31aと各切断誘導線L17の上端部L17aとが交差する(重なり合う)構造となっている。各切断誘導線L17の上端部L17aは、上側に凸となるアール状に形成されている。なお、上端部L17aは、上側フラップ31の下縁部31aの裏面側に必ずしも入り込む必要はなく、下縁部31aに一部が重なる態様や下縁部31aに近接配置されるものであってもよい。また、上端部L17aは、必ずしもアール状に形成される必要はなく、直線状や傾斜状に形成されていてもよい。
手掛け穴用壁部17は、前後の壁部17a,17aに亘って、前後方向に延びる上下二本の折曲誘導線L20を備えている。各折曲誘導線L20は、直線状の切れ込みを断続的に形成したものであり、上側フラップ31の下縁部31aに対して略平行に形成されている。各切れ込みは、ブランクシートSを貫通している。上下の折曲誘導線L20のうち、上側の折曲誘導線L20は、上側フラップ31の下縁部31aに近接配置されている。上側の折曲誘導線L20と下側の折曲誘導線L20との間隔は、ブランクシートSの厚み寸法と略同じかこれよりも大きい寸法に設定されている。なお、折曲誘導線L20は、ハーフカットの切れ込みにて構成してもよいし、ブランクシートSの表面を押し込んで形成した線状の溝で構成してもよい。
手掛け穴用壁部17の前側の壁部17aは、下縁部及び前縁部が切断誘導線L17によって前側の側部フラップ21から切り離されることで、折曲誘導線L20に沿って側壁14の外面側に折り曲げ可能である。また、後側の壁部17aは、下縁部及び後縁部が切断誘導線L17によって後側の側部フラップ22から切り離されることで、折曲誘導線L20に沿って側壁14の外面側に折り曲げ可能である。
前側の側部フラップ21の先端部(後端部)には、壁部17aの下縁部(下側の切断誘導線L17)に連続して小壁部18aが形成されている。小壁部18aは、切断誘導線L18で側部フラップ21から区画されている。また、これに対応して、後側の側部フラップ22の先端部(前端部)にも切断誘導線L18で区画された小壁部18aが形成されている。両側部フラップ21,22同士が突き合わされて、小壁部18a,18a同士が前後に連結されることで、両側部フラップ21,22に亘る差込部18が形成されている。差込部18は、少なくとも指を差し込み可能な大きさを備えており、手掛け穴用壁部17よりも面積が小さくなっている。
各切断誘導線L18は、上下方向に延びる切れ込みで構成されている。各切れ込みは、ブランクシートSを貫通している。各切断誘導線L18の下端部は、側部フラップ21の後端縁(後側の側部フラップ22においては前端縁)に向けて湾曲している。
差込部18の前側の小壁部18aは、前縁部が切断誘導線L18によって前側の側部フラップ21から切り離されることで、側壁14の内面側に折り曲げ可能である。また、後側の小壁部18aは、後縁部が切断誘導線L18によって後側の側部フラップ22から切り離されることで、側壁14の内面側に折り曲げ可能である。
上側フラップ31は、頂板15の右縁部に罫線L8を介して連設されている。上側フラップ31は、頂板15の右縁部から下方に向けて延びている。上側フラップ31は、頂板15に対して垂直に形成されている。
上側フラップ31の上下方向の長さは、前後の端壁11,12の上下方向の長さの約1/3である。上側フラップ31の内面は、前後の側部フラップ21,22の外面の上部に接着剤によって接合されている。
下側フラップ32は、底板10の右縁部に罫線L7を介して連設されている。下側フラップ32は、底板10の右縁部から上方に向けて延びている。下側フラップ32は、底板10に対して垂直に形成されている。
下側フラップ32の上下方向の長さは、前後の端壁11,12の上下方向の長さの約1/3である。下側フラップ32の内面は、前後一対の側部フラップ21,22の外面の下部に接着剤によって接合されている。つまり、手掛け穴用壁部17及び差込部18は、上側フラップ31と下側フラップ32との間に露出する前後の側部フラップ21,22によるスペースを利用して形成されている。
左側壁13は、底板10の左縁部及び頂板15の左縁部に対して垂直に形成されている。左側壁13と右側壁14とは左右対称な構成である。左側壁13は、右側壁14と同様に、前後の側部フラップ21,22、上側フラップ31(図2参照)及び下側フラップ32(図2参照)によって構成され、手掛け穴用壁部17及び差込部18を備えている。
頂板15の前後方向の中央部には、図1,図2に示すように、左右方向に延びるジッパー19が形成されている。ジッパー19は、前後に並設された二本のジッパー状切込線L9で構成されている。各ジッパー状切込線L9は、ブランクシートSを貫通している。ジッパー19は、頂板15を前後に分割して開封する引裂帯として機能する。ジッパー19の左右方向の中央部には、略H字形の切れ目部19aが形成されている。
頂板15の左右の縁部には、罫線L8に沿ってジッパー状の開封用切込線L8aがそれぞれ形成されている。開封用切込線L8aは、頂板15の右縁部(上側フラップ31の上縁部)の前端部から前側のジッパー状切込線L9の右端部に亘って形成されているとともに、頂板15の左縁部(上側フラップ31の上縁部)の前端部から前側のジッパー状切込線L9の左端部に亘って形成されている(図2参照)。
次に、包装箱1を持ち上げたり運搬したりする際に、手掛け穴17Aを形成する手順について説明する。なお、左右の側壁13,14において、手掛け穴17Aを形成する手順は同様であるので、以下では右側の側壁14について手掛け穴17Aを形成する手順について説明する。
はじめに、図4に示すように、側壁14に掌をあてがい、人差し指や中指等の指先を差込部18の小壁部18aの側面に当てる。
その後、側面に当てた人差し指や中指等の指先で、各小壁部18aを側壁14の内側に向けて押し込む。
そうすると、各小壁部18aが、それぞれの切断誘導線L18によって前側の側部フラップ21及び後側の側部フラップ22から切り離され、各小壁部18aの下端部分を中心として側壁14の内側に倒れ、手掛け穴用壁部17の各壁部17aの下方に開口が形成される。これにより、形成された開口内に、各壁部17aの下縁部の一部が露出する状態となる。
その後、図5に示すように、差し込んだ人差し指や中指等の指先を、開口内に露出した各壁部17aの下縁部に掛け、各壁部17aを側壁14の外面側に引き起こすようにして折り曲げる。そうすると、各壁部17aが、切断誘導線L17によって前側の側部フラップ21及び後側の側部フラップ22から切り離され、折曲誘導線L20に沿って側壁14の外面側に折り曲げられる。
その後、図6に示すように、上側フラップ31の外面に重なるように、各壁部17aを折り曲げることにより、側壁14に手掛け穴17Aが開口形成される。
この場合、壁部17aの各切断誘導線L17の上端部L17aが、上側フラップ31の下縁部31aの裏面側に入り込んでいるので、図6,図7に示すように、折り曲げられた状態で、上側フラップ31の下縁部31aが各壁部17aで覆われる状態となる。
なお、収納物を取り出す際には、頂板15のジッパー19を開き、頂板15の前部側を開封用切込線L8aで切り開く。これにより、包装箱1から収納物を容易に取り出すことができる。
また、手掛け穴17Aは、側壁13,14の外面側に折り曲げた手掛け穴用壁部17を元に戻すことによって、簡易的に塞ぐことができる。
以上説明した本発明では、側壁13,14の外面側に向けて手掛け穴用壁部17を折り曲げることで、手掛け穴17Aを形成するため、手掛け穴用壁部17を折る際に、収納物が潰れたり、傷ついたり、表面印字が剥げたりする不具合が生じ難い。また、手掛け穴用壁部17に差込部18が連設されているので、手掛け穴用壁部17を折り曲げる際に手掛け穴用壁部17に手指を掛け易く、かつ、手掛け穴用壁部17を容易に折り曲げることができる。
また、上側フラップ31及び下側フラップ32が、前後の側部フラップ21,22の外面側に位置するので、上側フラップ31及び下側フラップ32の端部と収納物とが擦れ合うのを防止することができる。これにより、収納物の表面を傷つけたり、収納物の表面の印字物(ロット番号や消費期限等の日付情報等)の印字が剥げたりするのを好適に防止することができる。
また、手掛け穴用壁部17及び差込部18が、上側フラップ31と下側フラップ32との間に位置し、前後の側部フラップ21,22に亘って形成されていると、差込部18に手指を差し込み易く、また、手掛け穴用壁部17を側壁13,14の外面側に折り曲げる際の操作が行い易い。
また、切断誘導線L17の上端部L17aは、上側フラップ31の下縁部31aの裏面側に入り込んでいるので、側壁13,14の外面側に折り曲げた手掛け穴用壁部17で上側フラップ31の下縁部31aを覆うことができる。これにより、手掛け穴17Aに手指を挿入して包装箱1を運搬する際に、前後の側部フラップ21,22と上側フラップ31とに荷重が分散され、手掛け穴17Aが痛み難い。
また、上側フラップ31の下縁部31aが手掛け穴用壁部17で覆われるので、手掛け穴17Aに手指を挿入して包装箱1を運搬する際に、上側フラップ31の下縁部31aに手指が直接触れるのを防止でき、手指が痛くなり難い。
また、手掛け穴用壁部17が、折曲誘導線L20を備えているので、上側フラップ31の下縁部31aに沿うように手掛け穴用壁部17を容易に折り曲げることができる。また、折曲誘導線L20が二本形成されているので、より折り曲げ易くなっている。なお、折曲誘導線L20は、1本でもよく、また、3本以上設けてもよい。
また、切断誘導線L17の上端部L17aが、アール状に形成されているので、手掛け穴用壁部17の上端部が側壁13,14からちぎれるのを好適に防止できる。したがって、手掛け穴用壁部17の耐久性が向上する。なお、切断誘導線L17の上端部L17a以外の部分に端部を設けて、その端部をアール状に形成してもよい。
また、差込部18は、手掛け穴用壁部17よりも面積が小さいので、側壁13,14に必要以上に大きい開口が形成されるのを防止できる。したがって、側壁13,14の耐久性が向上する。また、側壁13,14の内側への突出量を小さく抑えることができるので、収納物が傷ついたり、表面印字が剥げたりする不具合も生じ難い。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜に変更が可能である。
例えば、手掛け穴用壁部17及び差込部18は、側壁13,14に対して設けたが、これに限られることはなく、端壁11,12に設けてもよい。
また、側壁13,14は、側部フラップ21,22、上側フラップ31及び下側フラップ32で構成したが、これに限られることはなく、一つの壁部で構成し、これに手掛け穴用壁部17及び差込部18を設けてもよい。
また、手掛け穴用壁部17の形状は、手を掛けて運搬等可能な手掛け穴が形成されるものであればよく、種々の形態のものを採用することができる。
また、手掛け穴用壁部17を構成する壁部17a,17aは、前後で形状を異ならせてもよい。また、壁部17aは、一方の側部フラップ21(22)にだけ設けてもよい。
また、差込部18は、指を差し込むことのできるものであればよく、数や形状は限定されるものではない。
また、差込部18は、側壁13,14にはじめから開口形成された穴部であってもよい。穴部の数や形状は限定されるものではない。
本実施形態の包装箱1は段ボール製であるが、各種公知の板紙によって包装箱を形成してもよい。
1 包装箱
10 底板
11 端壁(前端壁)
12 後端壁(後端壁)
13 側壁(左側壁)
14 側壁(右側壁)
15 頂板
17 手掛け穴用壁部
17A 手掛け穴
18 差込部
21 側部フラップ
22 側部フラップ
31 上側フラップ
31a 下縁部
32 下側フラップ
L17 切断誘導線
L18 切断誘導線
L20 折曲誘導線

Claims (7)

  1. 底板と、
    前記底板の前後の縁部に連設された前後一対の端壁と、
    一方の前記端壁の上縁部に連設された頂板と、
    左右一対の側壁と、を備えた包装箱であって、
    前記側壁に切断誘導線で区画された手掛け穴用壁部と、
    前記手掛け穴用壁部に連設され、手指を差込可能な差込部と、を備えており、
    前記手掛け穴用壁部は、前記差込部を通じて差し込んだ手指により前記側壁の外面側に折り曲げ可能であることを特徴とする包装箱。
  2. 前記側壁は、
    前記両端壁にそれぞれ連設された前後の側部フラップと、
    前記頂板に連設された上側フラップと、
    前記底板に連設された下側フラップと、を備え、
    前記上側フラップ及び前記下側フラップは、前記前後の側部フラップの外面に接合されており、
    前記手掛け穴用壁部及び前記差込部は、前記上側フラップと前記下側フラップとの間に位置しており、かつ、前記前後の側部フラップに亘って形成されていることを特徴とする請求項1に記載の包装箱。
  3. 前記切断誘導線の一部は、前記上側フラップの下縁部の裏面側に入り込んでいることを特徴とする請求項2に記載の包装箱。
  4. 前記手掛け穴用壁部は、前記上側フラップの下縁部に沿う折曲誘導線を備えていることを特徴とする請求項3に記載の包装箱。
  5. 前記折曲誘導線は複数形成されていることを特徴とする請求項4に記載の包装箱。
  6. 前記切断誘導線の端部は、アール状に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の包装箱。
  7. 前記差込部は、前記手掛け穴用壁部よりも面積が小さいことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の包装箱。
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