JP2019065559A - 建具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガラスの外れ止め機能を低下させることなく火災発生時のガラスの外れ止めに起因するガラスのヒビや破損の発生を効果的に防止できる建具を提供すること。【解決手段】建具1は、縦框13に固定される保持金具41及び保持金具41側からガラス25の端部の見込方向一側に対面する位置まで延びる金属製の押さえ片42を有するガラス外れ止め部材40aと、縦框13,14に固定される樹脂製保持部材141及び樹脂製保持部材141によって保持され、ガラス25の端部の見込方向一側に対面する位置まで延びる押さえ片42を有するガラス外れ止め部材40bと、を備える。ガラス外れ止め部材40aの押さえ片42の保持金具41側から前記ガラス25側への延出方向におけるガラスの掛かり量l1よりもガラス外れ止め部材40bの押さえ片42の樹脂製保持部材141側からガラス25側への延出方向におけるガラスの掛かり量l2の方が大きく構成される。【選択図】図3

Description

本発明は、ガラス及びガラス外れ止め部材を備える建具に関する。
従来、框体の内側に納められるガラスが外れないように、框体にガラス外れ止め部材を配置する建具が知られている。この種の建具を開示するものとして例えば特許文献1や特許文献2がある。
特許文献1には、合成樹脂製の窓枠又は窓框に複層ガラスを装着してなる複層ガラス窓の防火構造において、複層ガラスにおける少なくとも左右両辺部の外周端に金属製カバーを被着するとともに、複層ガラスの外周端が嵌合される、窓枠又は窓框における内周溝部に、耐熱性ガラス外れ止めを設けた複層ガラス窓の防火構造について記載されている。例えば、特許文献1の図1や図6には、室内側ガラス外れ止めと、この室内側ガラス外れ止めに係脱可能に組み付けられる室外側ガラス外れ止めとから構成される耐熱性ガラス外れ止めが示される。
特許文献2には、ガラスの室内又は室外に臨む一方の面と対面する第1対面部を有し框体に固定される金属製の固定金具と、ガラスの室内又は室外に臨む他方の面と対面する第2対面部を有し固定金具に係止される金属製の係止金具と、を備える樹脂製建具について記載されている。例えば、図8や図9には、框部材に固定される固定金具と、固定金具に設けられた係止部に係止される係止金具とが対をなして構成され、上框及び下框とガラスとの間にそれぞれ2つずつ、左框及び右框とガラスの間にそれぞれ5つずつ設けられているガラス保持金具が示される。
特開2012−140785号公報 特開2010−248836号公報
樹脂製の框体に固定されるガラス外れ止め部材は、ガラスの脱落を防止できるものの、火災発生時に生じるガラスの反りや框体の溶融等によって力が掛かり、ガラスのヒビや破損の原因となるおそれがあった。ガラス外れ止め部材のガラスの掛かり量を小さくすれば火災発生時にガラスに掛かる力は小さくなるものの、ガラスの外れ止め機能が低下することになる。
本発明は、ガラスの外れ止め機能を低下させることなく火災発生時のガラスの外れ止めに起因するガラスのヒビや破損の発生を効果的に防止できる建具を提供することを目的とする。
本発明は、框体(例えば、後述の框体10)及び前記框体の内側に納められるガラス(例えば、後述のガラス25)を備える建具(例えば、後述の建具1)であって、前記框体に固定される金属製保持部材(例えば、後述の保持金具41)及び前記金属製保持部材側から前記ガラスの端部の見込方向一側に対面する位置まで延びる金属製の第1押さえ片(例えば、後述のガラス外れ止め部材40aの押さえ片42)を有する第1ガラス外れ止め部材(例えば、後述のガラス外れ止め部材40a)と、前記框体に固定される樹脂製保持部材(例えば、後述の樹脂製保持部材141)及び前記樹脂製保持部材によって保持され、前記ガラスの端部の見込方向一側に対面する位置まで延びる第2押さえ片(例えば、後述のガラス外れ止め部材40bの押さえ片42)を有する第2ガラス外れ止め部材(例えば、後述のガラス外れ止め部材40b)と、を備え、前記第1押さえ片の前記金属製保持部材側から前記ガラス側への延出方向におけるガラスの掛かり量(例えば、後述のl1)よりも前記前記第2押さえ片の前記樹脂製保持部材側から前記ガラス側への延出方向におけるガラスの掛かり量(例えば、後述のl2)の方が大きく構成される建具に関する。
前記第1押さえ片は、係合によって前記金属製保持部材に保持され、前記第2押さえ片は、係合によって前記金属製保持部よりも前記ガラスの端面に近い位置で前記樹脂製保持部材に保持され、前記第1押さえ片と前記第2押さえ片が共通の形状であることが好ましい。
前記第1ガラス外れ止め部材は、前記框体のうち縦框に設けられ、少なくとも1つの前記第2ガラス外れ止め部材よりも下部に配置される。
本発明の建具によれば、ガラスの外れ止め機能を低下させることなく火災発生時のガラスの外れ止めに起因するガラスのヒビや破損の発生を効果的に防止できる。
本発明の一実施形態に係る建具を示す正面図である。 本実施形態の建具の縦断面図である。 本実施形態の建具が備える縦框に固定されるガラス外れ止め部材及びその周囲を示す図1のA−A線断面図である 本実施形態の建具が備える縦框に固定されるガラス外れ止め部材及びその周囲を示す図1のB−B線断面図である。 本実施形態の保持金具が金属製のガラス外れ止め部材の分解斜視図である。 本実施形態の樹脂製保持部材の平面図である。 本実施形態の樹脂製保持部材の正面図である。 変形例のガラス外れ止め部材の保持金具の斜視図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本明細書において、「見付方向」とは、建物に形成された開口部に納められた建具(サッシ)の枠体に収められるガラスや障子の面内方向を意味し、「見込方向」とは、室内外方向(即ち、奥行き方向)を意味する。
図1は、本発明の一実施形態に係る建具1を示す正面図である。本実施形態の建具1は、防火仕様のFIX窓である。まず、建具1の全体構成について説明する。本実施形態の建具1は、建物開口部に固定される框体10と、框体10の内側に納められるガラス25と、を備える。
框体10は、上框11、下框12、縦框13及び縦框14が矩形に枠組みされて構成される。上框11、下框12、縦框13及び縦框14は、何れも樹脂製であり、溶着によって接合される。
図2は、本実施形態の建具1の縦断面図である。上框11の内部は、見込方向で複数の空間に区画されており、室外側から室内側の順に中空部11a,11b,11cが形成される。中空部11cには金属製の上框芯材11dが配置される。上框11の室外側には押し縁部材127が嵌合固定される。また、上框11の室内側下部には、下方に延びる延出部11eが形成され、延出部11eの室外側の見付面にはガラス止め部材128が配置される。押し縁部材127とガラス止め部材128は、見込方向でガラス25を挟み込む対向する位置関係にある。
下框12の内部にも、見込方向に複数の中空部12a,12b,12cが形成され、中空部12bには金属製の下框芯材12dが配置される。下框12の室外側には押し縁部材127が嵌合固定される。また、下框12の室内側上部には、上方に延びる延出部12eが形成され、延出部12eの室外側の見付面にはガラス止め部材128が配置される。押し縁部材127とガラス止め部材128は、見込方向でガラス25を挟み込む対向する位置関係にある。また、下框12にはガラス25の下端面を支持するセッティングブロック90が配置される。
図3は、本実施形態の建具1の横断面図であって図1のA−A線断面図であり、図4は、図1のB−B線断面図である。図3及び図4に示すように、縦框13の内部も、見込方向で区画された複数の中空部13a,13b,13cが形成され、中空部13bには金属製の縦框芯材13dが配置される。縦框13の室外側には押し縁部材127が嵌合固定される。また、縦框13の室内側には、もう一方の縦框14側に延びる延出部13eが形成され、延出部13eの室外側の見付面にはガラス止め部材128が配置される。
縦框14は、その構成が縦框13と左右対称の同様の構造であるのでその詳細な説明を省略する。
ガラス25は、室外側に配置される室外側ガラス25aと、室外側ガラス25aに対して隙間をあけて室内側に配置される室内側ガラス25bと、を備える複層ガラスである。室外側ガラス25aと室内側ガラス25bの間にはスペーサ26等が配置される。
室外側ガラス25aは、室内側ガラス25bよりも耐熱性が高いものが用いられる。本実施形態における耐熱性が高いとは、高温環境下において溶融し難い材質で構成される耐熱強化ガラスだけではなく、構造によってその形状を留める工夫がなされた網ガラス等のようなものも含むものとする。例えば、所定の基準に従って所定時間、高温環境にさらされたときに、室外側ガラス25aが室内側ガラス25bよりもその形状を留めることができるような場合である。本実施形態では、室外側ガラス25aには網入ガラスが用いられ、室内側ガラスには内面に金属膜が設けられた高断熱ガラス、いわゆるLow-E(Low Emissivity)ガラスが用いられている。
次に、框体10の内側の見込面に配置されるガラス外れ止め部材40について説明する。図1に示すように、框体10(上框11、下框12、縦框13及び縦框14)の内側の見込面にはガラス外れ止め部材40が1又は複数配置される。なお、框体10の内側の見込面とは、框体10におけるガラス25に対向する面である。
本実施形態では、縦框13,14には2種類のガラス外れ止め部材40が用いられる。以下の説明において、2種類のガラス外れ止め部材40のうち、上框11及び下框12にも適用されるものをガラス外れ止め部材40aとし(図3参照)、縦框13,14の一部に用いられるものをガラス外れ止め部材40bとして説明する(図4参照)。なお、ガラス外れ止め部材40a及びガラス外れ止め部材40bの位置は、あくまで例示であり、図3がB−B線断面図であってもよいし、図4がA−A線断面図であってもよい。また、図1に示すガラス外れ止め部材40の位置とは別の場所にガラス外れ止め部材40a及びガラス外れ止め部材40bが配置される構成としてもよい。
まず、図3に示すガラス外れ止め部材40aについて説明する。ガラス外れ止め部材40aは、框体10に固定される保持金具41と、保持金具41によって保持される押さえ片42と、を備える。保持金具41及び押さえ片42は、何れも金属製(例えば、ステンレス鋼)である。
図5は、本実施形態の保持金具が金属製のガラス外れ止め部材の分解斜視図である。図5に示すように、保持金具41は、框体10との間に隙間を形成する台部41aと、台部41aの両側(見込方向に直交する)に配置される取付部41bと、を備える。両側の取付部41bのそれぞれには、見込方向に細長い締結孔41cが形成される。この締結孔41cに締結部材としてのネジ45が締結されることにより、保持金具41が框体10に固定される。台部41aは、固定された状態で框体10の見込面との間に隙間を形成する。台部41aの室内側の端部には、室内側から室外側に切り欠かれた係合孔41dが形成される。また、台部41aの室内側の端部には、ガラス25側に向かって延出する延出片41eが形成される。延出片41eは、係合孔41dを跨る壁状に形成されており、保持金具41に係合された状態の押さえ片42に対向する。
押さえ片42は、ガラス25の端部に対向する押さえ部42aと、押さえ部42aの下部から室内側に延びる係合部42bと、押さえ部42aの下部で係合部42bの両側にそれぞれ延びる足部42cと、を備える。押さえ片42の係合部42bが保持金具41の係合孔41dに係合することで押さえ片42が保持金具41に係合固定される。本実施形態の係合部42bは、その先端がガラス25側に突出する爪状に形成されており、台部41aの裏側を通って爪状の部分が係合孔41dの端面に係合する。
本実施形態では、押さえ片42は、保持金具41に係合した状態でも見込方向で若干の移動が可能となっている。保持金具41と押さえ片42の係合を解除する場合は、係合部42bの爪状の部分を框体10側に押し込んで係合を解除し、押さえ片42を室内外側に移動させる。
框体10に固定されたガラス外れ止め部材40aの取付状態について説明する。ガラス外れ止め部材40が縦框13に固定された状態では、押さえ部42aが室外側ガラス25aの縦框13側の端部(左右方向一側の端部)に室外側で対面した状態となる。ガラス外れ止め部材40aは、保持金具41を框体10に取り付けた状態で加熱発泡材38を配置し、ガラス25を嵌め込んだ状態で押さえ片42を保持金具41に係合させる。加熱発泡材38は、ガラス25の4周を囲う帯状に形成されており、ガラス外れ止め部材40に差し掛かる部分では、保持金具41の台部41aのガラス25側の面に加熱発泡材38が載った状態となる。加熱発泡材38は、接着剤、接着テープ等を用いた接着固定やネジ等を用いた締結固定等、適宜の方法で框体10に固定される。
保持金具41は、縦框13の中空部13bに配置される縦框芯材13dに締結孔41cを通じてネジ45が締結固定されることにより、縦框13の見込面に固定される。
次に、図4に示すガラス外れ止め部材40bについて説明する。ガラス外れ止め部材40bは、框体10に固定される樹脂製の樹脂製保持部材141と、樹脂製保持部材141によって保持される押さえ片42と、を備える。ガラス外れ止め部材40bの押さえ片42は、ガラス外れ止め部材40aに用いられるものと同じ仕様の部品であり、金属(例えば、ステンレス鋼)で構成される。
図6は、本実施形態の樹脂製保持部材141の平面図である。図7は、本実施形態の樹脂製保持部材141の正面図である。図6及び図7に示すように、樹脂製保持部材141は、係合孔141aが形成される第1ブロック141bと、ネジ(図示省略)が締結される締結孔141cが形成される第2ブロック141dと、が框体30の長手方向に並んで一体的に形成される樹脂製のブロック部材である。
係合孔141aは、見込方向に貫通するスリット状に形成されており、押さえ片42の係合部42bの爪部分が室内側の端部で係合可能に構成される。押さえ片42は、その係合部42bが係合孔141aの見込方向室外側から室内側に向かって差し込まれることで、樹脂製保持部材141に係合固定される。上述のように、係合部42bは、爪状に構成されており、この爪状の部分が係合孔141aの室外側の端部に係合するようになっている。なお、樹脂製保持部材141に係合した状態でも押さえ片42は見込方向で若干の移動が可能となっている。
框体10に固定されたガラス外れ止め部材40bの取付状態について説明する。ガラス外れ止め部材40bが縦框13に固定された状態では、押さえ部42aが室外側ガラス25aの縦框13側の端部(左右方向一側の端部)に室外側で対面した状態となる。
金属製の保持金具41によって押さえ片42を保持するガラス外れ止め部材40aよりも、樹脂製の樹脂製保持部材141によって押さえ片42を保持するガラス外れ止め部材40bの方が、ガラス25の掛かり量が長くなるように設定されている。
縦框13(縦框14)に固定されるガラス外れ止め部材40aの押さえ片42のガラス25(室外側ガラス25a)に見込方向で対面する部分における左右方向の長さをガラスの掛かり量l1とし(図3参照)、ガラス外れ止め部材40bの押さえ片42のガラス25(室外側ガラス25a)に見込方向で対面する部分における左右方向の長さをガラスの掛かり量l2とすると、l2>l1の関係が成立することになる。ガラス外れ止め部材40aの押さえ片42は、押し縁部材127のヒダ部127aに接触しない長さとなっている(図4参照)。これに対してガラス外れ止め部材40bの押さえ片42は押し縁部材127のヒダ部127aに接触(当接)する長さになっている(図5参照)。なお、上框11及び下框12の場合における押さえ片42の掛かり量は、ガラス25に見込方向で対面する部分における上下方向の長さである。
本実施形態では、樹脂製保持部材141が、保持金具41よりもガラス25の端面に近い位置で押さえ片42を保持することで、共通の形状の押さえ片42を用いながらガラス外れ止め部材40aとガラス外れ止め部材40bでガラス25の掛かり量が異なる構成を実現している。
以上説明した上記実施形態の構成によれば、以下のような効果を奏する。
建具1は、框体10(縦框13,14)に固定される保持金具(金属製保持部材)41及び保持金具41側からガラス25の端部の見込方向一側に対面する位置まで延びる金属製の押さえ片(第1押さえ片)42を有するガラス外れ止め部材40aと、框体10(縦框13,14)に固定される樹脂製保持部材141及び樹脂製保持部材141によって保持され、ガラス25の端部の見込方向一側に対面する位置まで延びる押さえ片(第2押さえ片)41を有するガラス外れ止め部材40bと、を備え、ガラス外れ止め部材40aの押さえ片42の保持金具41側から前記ガラス25側への延出方向におけるガラスの掛かり量l1よりもガラス外れ止め部材40bの押さえ片42の樹脂製保持部材141側からガラス25側への延出方向におけるガラスの掛かり量l2の方が大きく構成される。
これにより、火災発生時にはガラス25の掛かり量l1が相対的に小さいガラス外れ止め部材40bによってガラス25に過大な力を加えることなくガラス25の外れ止めを維持しつつ、通常時はガラス25の掛かり量l2が相対的に大きいガラス外れ止め部材40bによって施工性、」耐風圧強度及び高い防犯機能を実現できる。ガラス外れ止め部材40bの樹脂製保持部材141は火災発生時には溶融するのでガラス25の掛かり量l2が大きくてもガラス25に過大な力が加わることもない。
また、本実施形態では、ガラス外れ止め部材40aの押さえ片42は、係合によって保持金具41に保持され、ガラス外れ止め部材40bの押さえ片42は、係合によって保持金具41よりもガラス25の端面に近い位置で樹脂製保持部材141に保持される。そして、ガラス外れ止め部材40aの押さえ片42とガラス外れ止め部材40bの押さえ片42が共通の形状である。
これにより、保持金具41と樹脂製保持部材141によってガラス外れ止め部材40aとガラス外れ止め部材40bのそれぞれの掛かり量が決まることになるので、押さえ片42を共通の形状とすることができ、部品の共通化を実現できる。
上記実施形態のガラス外れ止め部材の構成に限定されるわけではなく、ガラス外れ止め部材の構成は事情に応じて適宜変更することができる。
図8は、変形例のガラス外れ止め部材の保持金具241を示す斜視図である。図8に示すように、保持金具241は、框体10との間に隙間を形成する台部241aと、台部241aの両側に配置される取付部241bと、を備える。両側の取付部241bのそれぞれには、見込方向に細長い締結孔241cが形成される。この締結孔241cに締結部材としてのネジ45が締結されることにより、保持金具241が框体30に固定される。台部241aは、固定された状態で框体30の見込面との間に隙間を形成する。台部241aの室内側の端部には、室内側から室外側に切り欠かれた係合孔241dが形成される。
変形例の押さえ片は、上記実施形態と同様の構成である。変形例の保持金具241は、上記実施形態の構成に比べて見込方向に直交する長手方向が長い形状となっており、押さえ片も見込方向に直交する方向が長いものが用いられる。この変形例の保持金具241を用いた場合でも、上記実施形態と同様の効果を奏する。
また、上記実施形態や変形例では、押さえ片が室外側に配置される構成であるが、室内外の両方に押さえ片を有する構成や室内側にのみ押さえ片を有する構成とすることも場合によっては可能である。
上記実施形態では、縦框13、14に2種類のガラス外れ止め部材40a,40bを用いる例を説明したが、場合によっては上框11や下框12等の横框に2種類のガラス外れ止め部材40a,40bを用いることもできる。
また、上記実施形態や変形例では、FIX窓のような框体の内側に窓を固定する建具を例として本発明を説明したが、縦辷り窓、横辷り窓のような開閉窓や引違い窓等の開閉可能な障子を備える建具にも本発明を適用することができる。即ち、框体及び框体に納められるガラスを備える障子のガラス外れ止め部材に、本発明を適用することができる。
また、上記実施形態や変形例では、第1ガラス外れ止め部材としてのガラス外れ止め部材40a及び第2ガラス外れ止め部材としてのガラス外れ止め部材40bが、何れも保持部材と押さえ片からなる分割型で構成される例を説明したが、この構成に限定されない。例えば、下框12に固定されるガラス外れ止め部材をガラス外れ止め部材40bとし、縦框13,14及び上框11には押さえ片42を直接固定する構成とすることもできる。これによって、上框11、下框12、縦框13,14のそれぞれで同じ押さえ片42を使用しつつ、部品の兼用化及び部品点数の削除を実現できる。
また、上記実施形態で説明した上框11、下框12及び縦框13,14の構成に限られず、框体の構成は適宜変更することができる。例えば、框体(上框、下框、吊元側縦框及び戸先側縦框)の見込方向室内側及び室外側の何れか一側又は両方にアルミ形材等の金属製のカバー部材を配置する構成としてもよい。
1 建具
10 框体
13,14 縦框
25 ガラス
40a ガラス外れ止め部材(第1ガラス外れ止め部材)
40b ガラス外れ止め部材(第2ガラス外れ止め部材)
41 保持金具(金属製保持部材)
42 押さえ片(第1押さえ片、第2押さえ片)
141 樹脂保持部材

Claims (3)

  1. 框体及び前記框体の内側に納められるガラスを備える建具であって、
    前記框体に固定される金属製保持部材及び前記金属製保持部材側から前記ガラスの端部の見込方向一側に対面する位置まで延びる金属製の第1押さえ片を有する第1ガラス外れ止め部材と、
    前記框体に固定される樹脂製保持部材及び前記樹脂製保持部材によって保持され、前記ガラスの端部の見込方向一側に対面する位置まで延びる第2押さえ片を有する第2ガラス外れ止め部材と、を備え、
    前記第1押さえ片の前記金属製保持部材側から前記ガラス側への延出方向におけるガラスの掛かり量よりも前記前記第2押さえ片の前記樹脂製保持部材側から前記ガラス側への延出方向におけるガラスの掛かり量の方が大きく構成される建具。
  2. 前記第1押さえ片は、係合によって前記金属製保持部材に保持され、
    前記第2押さえ片は、係合によって前記金属製保持部材よりも前記ガラスの端面に近い位置で前記樹脂製保持部材に保持され、
    前記第1押さえ片と前記第2押さえ片が共通の形状である請求項1に記載の建具。
  3. 前記第1ガラス外れ止め部材は、前記框体のうち縦框に設けられ、
    少なくとも1つの前記第2ガラス外れ止め部材よりも下部に配置される請求項1又は請求項2に記載の建具
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