JP2019065289A - 含窒素多環芳香族をアクセプターとして含むドナー−アクセプター化合物 - Google Patents

含窒素多環芳香族をアクセプターとして含むドナー−アクセプター化合物 Download PDF

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Abstract

【課題】有機発光ダイオードにおける発光体として使用する、含窒素多環芳香族を電子アクセプターとして含むドナー−アクセプター化合物を含む発光材料の提供。【解決手段】式1の構造を有する発光材料。[X1〜X12は、独立して、C−R及びNからなる群から選択され;X1〜X12の少なくとも1つは、Nであり、且つX1〜X12の少なくとも1つは、C−Rであり;Rの少なくとも1つは、少なくとも2つの電子供与性窒素を有するドナー基であり;残りのRは独立して、H等]【選択図】図1

Description

特許請求されている発明は、大学・企業の共同研究契約の下記の当事者:University of Michigan、Princeton University、University of Southern California、及びUniversal Display Corporationの理事らの1又は複数によって、その利益になるように、且つ/又は関連して為されたものである。該契約は、特許請求されている発明が為された日付以前に発効したものであり、特許請求されている発明は、該契約の範囲内で行われる活動の結果として為されたものである。
本発明は、有機発光デバイスに関する。より詳細には、本開示は、有機発光ダイオードにおける発光体として使用するための、含窒素多環芳香族を電子アクセプターとして含むドナー−アクセプター化合物を含む発光材料に関する。
有機材料を利用する光電子デバイスは、いくつもの理由から、次第に望ましいものとなりつつある。そのようなデバイスを作製するために使用される材料の多くは比較的安価であるため、有機光電子デバイスは無機デバイスを上回るコスト優位性の可能性を有する。加えて、柔軟性等の有機材料の固有の特性により、該材料は、フレキシブル基板上での製作等の特定用途によく適したものとなり得る。有機光電子デバイスの例は、有機発光デバイス(OLED)、有機光トランジスタ、有機光電池及び有機光検出器を含む。OLEDについて、有機材料は従来の材料を上回る性能の利点を有し得る。例えば、有機発光層が光を放出する波長は、概して、適切なドーパントで容易に調整され得る。
OLEDはデバイス全体に電圧が印加されると光を放出する薄い有機膜を利用する。OLEDは、フラットパネルディスプレイ、照明及びバックライティング等の用途において使用するためのますます興味深い技術となりつつある。数種のOLED材料及び構成は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、特許文献1、特許文献2及び特許文献3において記述されている。
リン光性発光分子の1つの用途は、フルカラーディスプレイである。そのようなディスプレイの業界標準は、「飽和(saturated)」色と称される特定の色を放出するように適合された画素を必要とする。特に、これらの標準は、飽和した赤色、緑色及び青色画素を必要とする。色は、当技術分野において周知のCIE座標を使用して測定することができる。
緑色発光分子の一例は、下記の構造:
を有する、Ir(ppy)と表示されるトリス(2−フェニルピリジン)イリジウムである。
この図面及び本明細書における後出の図面中で、本発明者らは、窒素から金属(ここではIr)への配位結合を直線として描写する。
本明細書において使用される場合、用語「有機」は、有機光電子デバイスを製作するために使用され得るポリマー材料及び小分子有機材料を含む。「小分子」は、ポリマーでない任意の有機材料を指し、且つ「小分子」は実際にはかなり大型であってよい。小分子は、いくつかの状況において繰り返し単位を含み得る。例えば、長鎖アルキル基を置換基として使用することは、「小分子」クラスから分子を排除しない。小分子は、例えばポリマー骨格上のペンダント基として、又は該骨格の一部として、ポリマーに組み込まれてもよい。小分子は、コア部分上に構築された一連の化学的シェルからなるデンドリマーのコア部分として役立つこともできる。デンドリマーのコア部分は、蛍光性又はリン光性小分子発光体であってよい。デンドリマーは「小分子」であってよく、OLEDの分野において現在使用されているデンドリマーはすべて小分子であると考えられている。
本明細書において使用される場合、「頂部」は基板から最遠部を意味するのに対し、「底部」は基板の最近部を意味する。第一層が第二層「の上に配置されている」と記述される場合、第一層のほうが基板から遠くに配置されている。第一層が第二層「と接触している」ことが指定されているのでない限り、第一層と第二層との間に他の層があってもよい。例えば、間に種々の有機層があるとしても、カソードはアノード「の上に配置されている」と記述され得る。
本明細書において使用される場合、「溶液プロセス可能な」は、溶液又は懸濁液形態のいずれかの液体媒質に溶解、分散若しくは輸送することができ、且つ/又は該媒質から堆積することができるという意味である。
配位子は、該配位子が発光材料の光活性特性に直接寄与していると考えられる場合、「光活性」と称され得る。配位子は、該配位子が発光材料の光活性特性に寄与していないと考えられる場合には「補助」と称され得るが、補助配位子は、光活性配位子の特性を変化させることができる。
本明細書において使用される場合、当業者には概して理解されるであろう通り、第一の「最高被占分子軌道」(HOMO)又は「最低空分子軌道」(LUMO)エネルギー準位は、第一のエネルギー準位が真空エネルギー準位に近ければ、第二のHOMO又はLUMOエネルギー準位「よりも大きい」又は「よりも高い」。イオン化ポテンシャル(IP)は、真空準位と比べて負のエネルギーとして測定されるため、より高いHOMOエネルギー準位は、より小さい絶対値を有するIP(あまり負でないIP)に相当する。同様に、より高いLUMOエネルギー準位は、より小さい絶対値を有する電子親和力(EA)(あまり負でないEA)に相当する。頂部に真空準位がある従来のエネルギー準位図において、材料のLUMOエネルギー準位は、同じ材料のHOMOエネルギー準位よりも高い。「より高い」HOMO又はLUMOエネルギー準位は、「より低い」HOMO又はLUMOエネルギー準位よりもそのような図の頂部に近いように思われる。
本明細書において使用される場合、当業者には概して理解されるであろう通り、第一の仕事関数がより高い絶対値を有するならば、第一の仕事関数は第二の仕事関数「よりも大きい」又は「よりも高い」。仕事関数は概して真空準位と比べて負数として測定されるため、これは「より高い」仕事関数が更に負であることを意味する。頂部に真空準位がある従来のエネルギー準位図において、「より高い」仕事関数は、真空準位から下向きの方向に遠く離れているものとして例証される。故に、HOMO及びLUMOエネルギー準位の定義は、仕事関数とは異なる慣例に準ずる。
本明細書において、「電子アクセプター」という用語は、芳香族系から電子密度を受容できるフラグメントを意味し、「電子ドナー」という用語は、芳香族系に電子密度を供与するフラグメントを意味する。
OLEDについての更なる詳細及び上述した定義は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる特許文献4において見ることができる。
含窒素多環芳香族をアクセプターとして含むドナー−アクセプター化合物は、電荷移動(CT)状態から生じる発光を示す、効率のよい発光体になり得る。この発光は、ドナー−アクセプター相互作用の強度、及びそれに伴うCT状態のエネルギーを変えることにより調節できる。前記化合物は、OLEDにおける発光体として用いることができる。1つの実施形態によれば、次に示す式1の構造を有する化合物が提供される。
式中、X〜X12は、独立して、C−R及びNからなる群から選択され;
〜X12の少なくとも1つは、Nであり、且つX〜X12の少なくとも1つは、C−Rであり;
各Rは、独立して、水素、重水素、ハライド、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアルキル、アリールアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アミノ、シリル、アルケニル、シクロアルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アシル、カルボニル、カルボン酸、エステル、ニトリル、イソニトリル、スルファニル、スルフィニル、スルフォニル、ホスフィノ及びこれらの組み合わせからなる群から選択され;
Rの少なくとも1つは、少なくとも2つの電子供与性窒素を有するドナー基を含む。
他の実施形態によれば、第1の有機発光デバイスを含む第1のデバイスも提供される。前記第1のデバイスは、アノードと、カソードと、前記アノードと前記カソードとの間に配置された有機発光層を含むことができる。前記有機発光層は、式1の化合物を含むことができ、前記式中、X〜X12は、独立して、C−R及びNからなる群から選択され;X〜X12の少なくとも1つは、Nであり、且つX〜X12の少なくとも1つは、C−Rであり;各Rは、独立して、水素、重水素、ハライド、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアルキル、アリールアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アミノ、シリル、アルケニル、シクロアルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アシル、カルボニル、カルボン酸、エステル、ニトリル、イソニトリル、スルファニル、スルフィニル、スルフォニル、ホスフィノ及びこれらの組み合わせからなる群から選択され;Rの少なくとも1つは、少なくとも1つの電子供与性窒素を有するドナー基を含む。
前記第1のデバイスは、消費者製品、有機発光デバイス、及び/又は照明パネルであることができる。
図1は、有機発光デバイスを示す。
図2は、別の電子輸送層を有さない、反転された有機発光デバイスを示す。
図3は、本明細書に開示される式Iを示す。
概して、OLEDは、アノード及びカソードの間に配置され、それらと電気的に接続された少なくとも1つの有機層を含む。電流が印加されると、アノードが正孔を注入し、カソードが電子を有機層(複数可)に注入する。注入された正孔及び電子は、逆帯電した電極にそれぞれ移動する。電子及び正孔が同じ分子上に局在する場合、励起エネルギー状態を有する局在電子正孔対である「励起子」が形成される。光は、励起子が緩和した際に、光電子放出機構を介して放出される。いくつかの事例において、励起子はエキシマー又はエキサイプレックス上に局在し得る。熱緩和等の無輻射機構が発生する場合もあるが、概して望ましくないとみなされている。
初期のOLEDは、例えば、参照によりその全体が組み込まれる米国特許第4,769,292号において開示されている通り、その一重項状態から光を放出する発光分子(「蛍光」)を使用していた。蛍光発光は、概して、10ナノ秒未満の時間枠で発生する。
ごく最近では、三重項状態から光を放出する発光材料(「リン光」)を有するOLEDが実証されている。参照によりその全体が組み込まれる、Baldoら、「Highly Efficient Phosphorescent Emission from Organic Electroluminescent Devices」、395巻、151〜154、1998;(「Baldo−I」)及びBaldoら、「Very high−efficiency green organic light emitting devices based on electrophosphorescence」、Appl.Phys.Lett.、75巻、3号、4〜6(1999)(「Baldo−II」)。リン光については、参照により組み込まれる米国特許第7,279,704号5〜6段において更に詳細に記述されている。
図1は、有機発光デバイス100を示す。図は必ずしも一定の縮尺ではない。デバイス100は、基板110、アノード115、正孔注入層120、正孔輸送層125、電子ブロッキング層130、発光層135、正孔ブロッキング層140、電子輸送層145、電子注入層150、保護層155、カソード160、及びバリア層170を含み得る。カソード160は、第一の導電層162及び第二の導電層164を有する複合カソードである。デバイス100は、記述されている層を順に堆積させることによって製作され得る。これらの種々の層の特性及び機能並びに材料例は、参照により組み込まれるUS7,279,704、6〜10段において更に詳細に記述されている。
これらの層のそれぞれについて、更なる例が利用可能である。例えば、フレキシブル及び透明基板−アノードの組合せは、参照によりその全体が組み込まれる米国特許第5、844、363号において開示されている。p−ドープされた正孔輸送層の例は、参照によりその全体が組み込まれる米国特許出願公開第2003/0230980号において開示されている通りの、50:1のモル比でm−MTDATAにF−TCNQをドープしたものである。発光材料及びホスト材料の例は、参照によりその全体が組み込まれるThompsonらの米国特許第6,303,238号において開示されている。n−ドープされた電子輸送層の例は、参照によりその全体が組み込まれる米国特許出願公開第2003/0230980号において開示されている通りの、1:1のモル比でBPhenにLiをドープしたものである。参照によりその全体が組み込まれる米国特許第5,703,436号及び同第5,707,745号は、上を覆う透明の、導電性の、スパッタリング蒸着したITO層を持つMg:Ag等の金属の薄層を有する複合カソードを含むカソードの例を開示している。ブロッキング層の理論及び使用は、参照によりその全体が組み込まれる米国特許第6,097,147号及び米国特許出願公開第2003/0230980号において更に詳細に記述されている。注入層の例は、参照によりその全体が組み込まれる米国特許出願公開第2004/0174116号において提供されている。保護層についての記述は、参照によりその全体が組み込まれる米国特許出願公開第2004/0174116号において見ることができる。
図2は、反転させたOLED200を示す。デバイスは、基板210、カソード215、発光層220、正孔輸送層225、及びアノード230を含む。デバイス200は、記述されている層を順に堆積させることによって製作され得る。最も一般的なOLED構成はアノードの上に配置されたカソードを有し、デバイス200はアノード230の下に配置されたカソード215を有するため、デバイス200は「反転させた」OLEDと称されることがある。デバイス100に関して記述されたものと同様の材料を、デバイス200の対応する層において使用してよい。図2は、いくつかの層が如何にしてデバイス100の構造から省略され得るかの一例を提供するものである。
図1及び2において例証されている単純な層構造は、非限定的な例として提供されるものであり、本発明の実施形態は多種多様な他の構造に関連して使用され得ることが理解される。記述されている特定の材料及び構造は、事実上例示的なものであり、他の材料及び構造を使用してよい。機能的なOLEDは、記述されている種々の層を様々な手法で組み合わせることによって実現され得るか、又は層は、設計、性能及びコスト要因に基づき、全面的に省略され得る。具体的には記述されていない他の層も含まれ得る。具体的に記述されているもの以外の材料を使用してよい。本明細書において提供されている例の多くは、単一材料を含むものとして種々の層を記述しているが、ホスト及びドーパントの混合物等の材料の組合せ、又はより一般的には混合物を使用してよいことが理解される。また、層は種々の副層を有してもよい。本明細書における種々の層に与えられている名称は、厳しく限定することを意図するものではない。例えば、デバイス200において、正孔輸送層225は正孔を輸送し、正孔を発光層220に注入し、正孔輸送層又は正孔注入層として記述され得る。一実施形態において、OLEDは、カソード及びアノードの間に配置された「有機層」を有するものとして記述され得る。有機層は単層を含んでいてよく、又は、例えば図1及び2に関して記述されている通りの異なる有機材料の多層を更に含んでいてよい。
参照によりその全体が組み込まれるFriendらの米国特許第5,247,190号において開示されているもののようなポリマー材料で構成されるOLED(PLED)等、具体的には記述されていない構造及び材料を使用してもよい。更なる例として、単一の有機層を有するOLEDが使用され得る。OLEDは、例えば、参照によりその全体が組み込まれるForrestらの米国特許第5,707,745号において記述されている通り、積み重ねられてよい。OLED構造は、図1及び2において例証されている単純な層構造から逸脱してよい。例えば、基板は、参照によりその全体が組み込まれる、Forrestらの米国特許第6,091,195号において記述されている通りのメサ構造及び/又はBulovicらの米国特許第5,834,893号において記述されている通りのくぼみ構造等、アウトカップリングを改良するための角度のついた反射面を含み得る。
別段の規定がない限り、種々の実施形態の層のいずれも、任意の適切な方法によって堆積され得る。有機層について、好ましい方法は、参照によりその全体が組み込まれる米国特許第6,013,982号及び同第6,087,196号において記述されているもの等の熱蒸着、インクジェット、参照によりその全体が組み込まれるForrestらの米国特許第6,337,102号において記述されているもの等の有機気相堆積(OVPD)、並びに参照によりその全体が組み込まれる米国特許第7,431,968号において記述されているもの等の有機気相ジェットプリンティング(OVJP)による堆積を含む。他の適切な堆積法は、スピンコーティング及び他の溶液ベースのプロセスを含む。溶液ベースのプロセスは、好ましくは、窒素又は不活性雰囲気中で行われる。他の層について、好ましい方法は熱蒸着を含む。好ましいパターニング法は、参照によりその全体が組み込まれる米国特許第6,294,398号及び同第6,468,819号において記述されているもの等のマスク、冷間圧接を経由する堆積、並びにインクジェット及びOVJD等の堆積法のいくつかに関連するパターニングを含む。他の方法を使用してもよい。堆積する材料は、特定の堆積法と適合するように修正され得る。例えば、分枝鎖状又は非分枝鎖状であり、且つ好ましくは少なくとも3個の炭素を含有するアルキル及びアリール基等の置換基は、溶液プロセシングを受ける能力を増強するために、小分子において使用され得る。20個以上の炭素を有する置換基を使用してよく、3〜20個の炭素が好ましい範囲である。非対称構造を持つ材料は、対称構造を有するものよりも良好な溶液プロセス性を有し得、これは、非対称材料のほうが再結晶する傾向が低くなり得るからである。溶液プロセシングを受ける小分子の能力を増強するために、デンドリマー置換基が使用され得る。
本発明の実施形態に従って製作されたデバイスは、バリア層を更に含んでいてよい。バリア層の1つの目的は、電極及び有機層を、水分、蒸気及び/又はガス等を含む環境における有害な種への損傷性暴露から保護することである。バリア層は、基板、電極の上、下若しくは隣に、又はエッジを含むデバイスの任意の他の部分の上に堆積し得る。バリア層は、単層又は多層を含んでいてよい。バリア層は、種々の公知の化学気相堆積技術によって形成され得、単相を有する組成物及び多相を有する組成物を含み得る。任意の適切な材料又は材料の組合せをバリア層に使用してよい。バリア層は、無機若しくは有機化合物又は両方を組み込み得る。好ましいバリア層は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、米国特許第7,968,146号、PCT特許出願第PCT/US2007/023098号及び同第PCT/US2009/042829号において記述されている通りの、ポリマー材料及び非ポリマー材料の混合物を含む。「混合物」とみなされるためには、バリア層を構成する前記のポリマー及び非ポリマー材料は、同じ反応条件下で及び/又は同時に堆積されるべきである。ポリマー材料対非ポリマー材料の重量比は、95:5から5:95の範囲内となり得る。ポリマー材料及び非ポリマー材料は、同じ前駆体材料から作成され得る。一例において、ポリマー材料及び非ポリマー材料の混合物は、ポリマーケイ素及び無機ケイ素から本質的になる。
本発明の実施形態に従って製作されたデバイスは、フラットパネルディスプレイ、コンピュータモニター、テレビ、掲示板、屋内若しくは屋外照明及び/又は信号送信用のライト、ヘッドアップディスプレイ、完全透明ディスプレイ、フレキシブルディスプレイ、レーザープリンター、電話、携帯電話、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、ラップトップコンピュータ、デジタルカメラ、カムコーダー、ファインダー、マイクロディスプレイ、3−Dディスプレイ、車、大面積壁、劇場又はスタジアムのスクリーン、或いは看板を含む多種多様な消費者製品に組み込まれ得る。パッシブマトリックス及びアクティブマトリックスを含む種々の制御機構を使用して、本発明に従って製作されたデバイスを制御することができる。デバイスの多くは、摂氏18度から摂氏30度、より好ましくは室温(摂氏20〜25度)等、ヒトに快適な温度範囲内での使用が意図されているが、この温度範囲外、例えば、摂氏−40度〜+80度で用いることもできる。
本明細書において記述されている材料及び構造は、OLED以外のデバイスにおける用途を有し得る。例えば、有機太陽電池及び有機光検出器等の他の光電子デバイスが、該材料及び構造を用い得る。より一般的には、有機トランジスタ等の有機デバイスが、該材料及び構造を用い得る。
ハロ、ハロゲン、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリルキル、複素環式基、アリール、芳香族基及びヘテロアリールの用語は当技術分野において公知であり、参照により本明細書に組み込まれるUS7,279,704の31〜32段において定義されている。本明細書において「置換(された)」は、H以外の置換基が関連する炭素に結合していることを示す。
蛍光OLEDの内部量子効率(IQE)は、遅延蛍光により25%のスピン統計限界を超えることができると考えられている。本明細書においては、2種類の遅延蛍光、即ち、P−型遅延蛍光及びE−型遅延蛍光がある。P−型遅延蛍光は、三重項−三重項消滅(TTA)により生じる。
一方、E−型遅延蛍光は、2つの三重項の衝突には依存せず、むしろ三重項状態と一重項状態との間の熱的ポピュレーションに依存する。E−型遅延蛍光を生じることができる化合物は、非常に小さい一重項−三重項ギャップを有している必要がある。
熱エネルギーは、三重項状態から一重項状態への移行を活性化することができる。この種の遅延蛍光は、熱活性化遅延蛍光(TADF)としても知られる。TADF固有の特徴は、熱エネルギーの上昇による温度上昇に伴って遅延成分が増加することである。
逆項間交差速度が、三重項状態からの非放射崩壊を最小限とするのに十分に速ければ、バックポピュレイティッド(back populated)一重項励起状態のフラクションは、75%に達し得る。全一重項フラクションは、100%になり得、これは、電気的に生成した励起子スピンの統計限界を遥かに上回る。
E−型遅延蛍光の特性は、エキサイプレックスシステム又は単一化合物に見ることができる。何ら理論に拘束されるものではないが、E−型遅延蛍光を生じるためには、発光材料が小さい一重項−三重項エネルギーギャップ(ΔES−T)を有する必要があると考えられている。金属を含有しない有機ドナー−アクセプター発光材料は、これを達成することができる。これらの材料の発光は、ドナー−アクセプター電荷移動(CT)型発光としてしばしば特徴付けられる。
これらのドナー−アクセプター型化合物におけるHOMO及びLUMOの空間的分離がしばしばΔES−Tを小さくする。これらの状態は、CT状態に関与することがある。多くの場合、ドナー−アクセプター発光材料は、アミノ又はカルバゾール誘導体などの電子供与性部分と、N−含有6員芳香族環などの電子受容性部分とを連結することにより構築される。
1つの実施形態によれば、予想外のCT発光性を有するドナー−アクセプター化合物が提供される。ドナーは、2つの電子供与性窒素を有する。アクセプター部分は、電子欠乏含窒素トリフェニレンに基づいている。
CT発光を示すドナー−アクセプター化合物は、高効率の遅延蛍光OLEDにおいて有用である(Appl.Phys.Lett.2012,98,083302;Nature Photonics,2012,6,253;Nature 2012,492,234;Chem.Commun.2012,48,11392;Angew.Chem.Int.Ed.2012,51,11311;J.Am.Chem.Soc.,2012,134,14706;Chem.Commun.2012,48,9580)。用いられる電子アクセプターは、トリアゼン又はシアノ基である。これらの基は、高い電子欠乏性を有し、強いドナー−アクセプター強度の設計を容易にするが、これらの基を含むOLEDは、あまり安定なものとならないことがある。これは、これらのアクセプターにおいては、電子の非局在化がないためである。本発明において、本発明者らは、高三重項エネルギー多環芳香族系、即ち、環内に1つ又は複数の窒素を有し、高三重項エネルギーを有する電子アクセプターとするトリフェニレンを用いる。高三重項エネルギーは、青色発光を得るために重要である。
トリフェニレンは、高三重項エネルギー多環芳香族化合物である。1つ又は複数の窒素を有するトリフェニレンは、電子欠乏性であり、アクセプターとして用いることができる。本発明者らは、アザトリフェニレンをアクセプターとして用いる一連のドナー−アクセプター化合物からドナー−アクセプター発光を観測した。結果を下記表2に示す。
好ましい実施形態によれば、環内に1つ以上の窒素を有するトリフェニレンを電子アクセプターとして有する、遅延蛍光発光体として予想外に適するドナー−アクセプター化合物が開示される。前記化合物は、次に示す式1で表される構造を有する。
式中、X〜X12は、独立して、C−R及びNからなる群から選択され;
〜X12の少なくとも1つは、Nであり、且つX〜X12の少なくとも1つは、C−Rであり;
各Rは、独立して、水素、重水素、ハライド、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアルキル、アリールアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アミノ、シリル、アルケニル、シクロアルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アシル、カルボニル、カルボン酸、エステル、ニトリル、イソニトリル、スルファニル、スルフィニル、スルフォニル、ホスフィノ及びこれらの組み合わせからなる群から選択され;
Rの少なくとも1つは、少なくとも2つの電子供与性窒素を有するドナー基を含む。
幾つかの実施形態においては、前記ドナー−アクセプター化合物は、下記からなる群から選択される。
式中、R〜R12は、それぞれ独立して、水素、重水素、ハライド、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアルキル、アリールアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アミノ、シリル、アルケニル、シクロアルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アシル、カルボニル、カルボン酸、エステル、ニトリル、イソニトリル、スルファニル、スルフィニル、スルフォニル、ホスフィノ及びこれらの組み合わせからなる群から選択され;
〜R12の少なくとも1つは、
であり、
式中、Lは、連結基であり、
mは、1又は0であり、
nは、1以上であり;
「Donor」は、少なくとも2つの電子供与性窒素を含む電子供与性基であり、nが1より大きいときは、複数の「Donor」は、異なっていてもよい。
幾つかのより具体的な実施形態においては、「Donor」は、下記からなる群から選択される。
式中、S〜Sは、水素、重水素、ハライド、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアルキル、アリールアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アミノ、シリル、アルケニル、シクロアルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アシル、カルボニル、カルボン酸、エステル、ニトリル、イソニトリル、スルファニル、スルフィニル、スルフォニル、ホスフィノ及びこれらの組み合わせによるモノ、ジ、トリ、テトラ、又はペンタ置換を表す。
連結基Lは、下記のいずれかとすることができる。
式中、A及びAは、水素、重水素、ハライド、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアルキル、アリールアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アミノ、シリル、アルケニル、シクロアルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アシル、カルボニル、カルボン酸、エステル、ニトリル、イソニトリル、スルファニル、スルフィニル、スルフォニル、ホスフィノ及びこれらの組み合わせによるモノ、ジ、トリ、又はテトラ置換を表す。
幾つかのより具体的な実施形態においては、前記ドナー−アクセプター化合物は、下記のいずれかとすることができる。
式中、D1、D3、D6、D7、及びD10は、下記の通りである。
他の実施形態においては、S〜S、A、及びAは、Hである。このとき得られる化合物を化合物No.−Hで表す。例えば、化合物1−Hは、次の通りである。
他の実施形態によれば、前記ドナー−アクセプター化合物は、上述した通り定義される式1で表される構造を有するが、Rの少なくとも1つが、少なくとも1つの電子供与性窒素を有するドナー基を含む。
本開示の他の態様によれば、第1の有機発光デバイスを含む第1のデバイスが提供される。前記有機発光デバイスは、アノードと、カソードと、前記アノードと前記カソードとの間に配置された有機発光層を含む。前記有機発光層は、式1で表される構造を有する第1の発光化合物、及び本明細書に開示のその誘導体を含む。
前記第1の発光化合物は、次の式1で表される構造を有する。
式中、X〜X12は、独立して、C−R及びNからなる群から選択され;
〜X12の少なくとも1つは、Nであり、且つX〜X12の少なくとも1つは、C−Rであり;
各Rは、独立して、水素、重水素、ハライド、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアルキル、アリールアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アミノ、シリル、アルケニル、シクロアルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アシル、カルボニル、カルボン酸、エステル、ニトリル、イソニトリル、スルファニル、スルフィニル、スルフォニル、ホスフィノ及びこれらの組み合わせからなる群から選択され;
Rの少なくとも1つは、少なくとも1つの電子供与性窒素を有するドナー基を含む。
幾つかのより具体的な実施形態においては、前記第1の発光化合物は、下記からなる群から選択される。
式中、R〜R12は、それぞれ独立して、水素、重水素、ハライド、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアルキル、アリールアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アミノ、シリル、アルケニル、シクロアルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アシル、カルボニル、カルボン酸、エステル、ニトリル、イソニトリル、スルファニル、スルフィニル、スルフォニル、ホスフィノ及びこれらの組み合わせからなる群から選択され;
〜R12の少なくとも1つは、
であり、
式中、Lは、連結基であり、
mは、1又は0であり、
nは、1以上であり;
「Donor」は、少なくとも1つの電子供与性窒素を含む電子供与性基であり、nが1より大きいときは、複数の「Donor」は、異なっていてもよい。
幾つかのより具体的な実施形態においては、「Donor」は、下記からなる群から選択される。
式中、S〜Sは、水素、重水素、ハライド、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアルキル、アリールアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アミノ、シリル、アルケニル、シクロアルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アシル、カルボニル、カルボン酸、エステル、ニトリル、イソニトリル、スルファニル、スルフィニル、スルフォニル、ホスフィノ及びこれらの組み合わせによるモノ、ジ、トリ、テトラ、又はペンタ置換を表す。
幾つかの実施形態に係る第1のデバイスにおいて、Lは、下記のいずれかである。
式中、A及びAは、水素、重水素、ハライド、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアルキル、アリールアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アミノ、シリル、アルケニル、シクロアルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アシル、カルボニル、カルボン酸、エステル、ニトリル、イソニトリル、スルファニル、スルフィニル、スルフォニル、ホスフィノ及びこれらの組み合わせによるモノ、ジ、トリ、又はテトラ置換を表す。
他の実施形態に係る第1のデバイスにおいて、前記第1の発光化合物は、下記のいずれかである。
式中、D1、D3、D6、D7、D10、D30、及びD31は、下記の通りである。
前記第1のデバイスの幾つかの他の実施形態においては、S〜S、A、及びAは、Hである。このとき得られる化合物を化合物No.−Hで表す。例えば、化合物1−Hは、次の通りである。
前記第1のデバイスは、第1の有機発光デバイスに電圧が印加されたときに、室温で光放射を発し、前記光放射が遅延蛍光プロセスを含む。前記第1のデバイスにおいて、前記発光層は、第1のリン光発光材料を更に含むことができる。他の実施形態においては、前記発光層は、第2のリン光発光材料を更に含むことができる。前記発光層は、ホスト材料を更に含む。
幾つかの実施形態においては、前記第1のデバイスは、例えば、化合物9−H及び化合物4−Hを発光体として用いることにより、前記有機発光デバイスに電圧が印加されたときに、室温で白色光を発する。幾つかの実施形態においては、前記第1の発光化合物は、約400nm〜約500nmのピーク波長を有する青色光を発する(例えば、化合物9−H、化合物15−H、化合物129−H、及び化合物457−H)。幾つかの実施形態においては、前記第1の発光化合物は、約530nm〜約580nmのピーク波長を有する黄色光を発する(例えば、化合物4−H及び化合物12−H)。
本開示の他の態様によれば、前記第1のデバイスは、第2の有機発光デバイスを含み、前記第2の有機発光デバイスは、前記第1の有機発光デバイスの上に積層されている。前記第1のデバイスは、消費者製品であることができる。前記第1のデバイスは、有機発光デバイスであることができる。前記第1のデバイスは、照明パネルであることができる。
前記第1のデバイスの他の実施形態によれば、Rの少なくとも1つは、少なくとも2つの電子供与性窒素を有するドナー基を含む。
本開示の更に他の態様によれば、式1で表される化合物を含む組成物が記載される。前記組成物は、溶媒、ホスト、ホール注入材料、ホール輸送材料、電子輸送層材料(下記参照)からなる群から選択される1つ以上の成分を含むことができる。
他の材料との組合せ
有機発光デバイス中の特定の層に有用として本明細書において記述されている材料は、デバイス中に存在する多種多様な他の材料と組み合わせて使用され得る。例えば、本明細書において開示されている発光性ドーパントは、多種多様なホスト、輸送層、ブロッキング層、注入層、電極、及び存在し得る他の層と併せて使用され得る。以下で記述又は参照される材料は、本明細書において開示されている化合物と組み合わせて有用となり得る材料の非限定的な例であり、当業者であれば、組み合わせて有用となり得る他の材料を特定するための文献を容易に閲覧することができる。
HIL/HTL:
本発明の実施形態において使用される正孔注入/輸送材料は特に限定されず、その化合物が正孔注入/輸送材料として典型的に使用されるものである限り、任意の化合物を使用してよい。材料の例は、フタロシアニン又はポルフィリン誘導体;芳香族アミン誘導体;インドロカルバゾール誘導体;フッ化炭化水素を含有するポリマー;伝導性ドーパントを持つポリマー;PEDOT/PSS等の導電性ポリマー;ホスホン酸及びシラン誘導体等の化合物に由来する自己集合モノマー;MoO等の金属酸化物誘導体;1,4,5,8,9,12−ヘキサアザトリフェニレンヘキサカルボニトリル等のp型半導体有機化合物;金属錯体、並びに架橋性化合物を含むがこれらに限定されない。
HIL又はHTL中に使用される芳香族アミン誘導体の例は、下記の一般構造:
を含むがこれらに限定されない。
ArからArのそれぞれは、ベンゼン、ビフェニル、トリフェニル、トリフェニレン、ナフタレン、アントラセン、フェナレン、フェナントレン、フルオレン、ピレン、クリセン、ペリレン、アズレン等の芳香族炭化水素環式化合物からなる群;ジベンゾチオフェン、ジベンゾフラン、ジベンゾセレノフェン、フラン、チオフェン、ベンゾフラン、ベンゾチオフェン、ベンゾセレノフェン、カルバゾール、インドロカルバゾール、ピリジルインドール、ピロロジピリジン、ピラゾール、イミダゾール、トリアゾール、オキサゾール、チアゾール、オキサジアゾール、オキサトリアゾール、ジオキサゾール、チアジアゾール、ピリジン、ピリダジン、ピリミジン、ピラジン、トリアジン、オキサジン、オキサチアジン、オキサジアジン、インドール、ベンズイミダゾール、インダゾール、インドキサジン、ベンゾオキサゾール、ベンズイソオキサゾール、ベンゾチアゾール、キノリン、イソキノリン、シンノリン、キナゾリン、キノキサリン、ナフチリジン、フタラジン、プテリジン、キサンテン、アクリジン、フェナジン、フェノチアジン、フェノキサジン、ベンゾフロピリジン、フロジピリジン、ベンゾチエノピリジン、チエノジピリジン、ベンゾセレノフェノピリジン及びセレノフェノジピリジン等の芳香族複素環式化合物からなる群;並びに芳香族炭化水素環式基及び芳香族複素環式基から選択される同じ種類又は異なる種類の基である2から10個の環式構造単位からなる群から選択され、且つ、直接的に、又は酸素原子、窒素原子、硫黄原子、ケイ素原子、リン原子、ホウ素原子、鎖構造単位及び脂肪族環式基の少なくとも1つを介して、互いに結合している。ここで、各Arは、水素、重水素、ハライド、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアルキル、アリールアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アミノ、シリル、アルケニル、シクロアルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アシル、カルボニル、カルボン酸、エステル、ニトリル、イソニトリル、スルファニル、スルフィニル、スルフォニル、ホスフィノ及びこれらの組み合わせからなる群から選択される置換基によって更に置換されている。
一態様において、ArからArは、
からなる群から独立に選択される。
kは1から20までの整数であり;X101からX108はC(CHを含む)又はNであり;Z101はNAr、O、又はSであり;Arは、上記で定義したものと同じ基を有する。
HIL又はHTL中に使用される金属錯体の例は、下記の一般式:
を含むがこれに限定されない。
Metは、40より大きい原子量を有し得る金属であり;(Y101−Y102)は二座配位子であり、Y101及びY102は、C、N、O、P及びSから独立に選択され;L101は補助配位子であり;k’は、1から金属に付着し得る配位子の最大数までの整数値であり;且つ、k’+k’’は、金属に付着し得る配位子の最大数である。
一態様において、(Y101−Y102)は2−フェニルピリジン誘導体である。別の態様において、(Y101−Y102)はカルベン配位子である。別の態様において、Metは、Ir、Pt、Os及びZnから選択される。更なる態様において、金属錯体は、Fc/Fcカップルに対して、溶液中で約0.6V未満の最小酸化電位を有する。
ホスト:
本発明の有機ELデバイスの発光層は、発光材料として少なくとも金属錯体を含むことが好ましく、前記金属錯体をドーパント材料として用いるホスト材料を含んでいてもよい。前記ホスト材料の例は、特に限定されず、ホストの三重項エネルギーがドーパントのものより大きい限り、任意の金属錯体又は有機化合物を使用してよい。下記の表において、各色を発光するデバイスに好ましいホスト材料が分類されているが、三重項の基準が満たされれば、いずれのホスト材料もいずれのドーパントと共に用いてもよい。
ホスト材料として使用される金属錯体の例は、下記の一般式を有することが好ましい。
式中、Metは金属であり;(Y103−Y104)は二座配位子であり、Y103及びY104は、C、N、O、P及びSから独立に選択され;L101は他の配位子であり;k’は、1から金属に付着し得る配位子の最大数までの整数値であり;且つ、k’+k’’は、金属に付着し得る配位子の最大数である。
一態様において、金属錯体は、下記の錯体である。
式中、(O−N)は、原子O及びNに配位された金属を有する二座配位子である。別の態様において、Metは、Ir及びPtから選択される。更なる態様において、(Y103−Y104)はカルベン配位子である。
ホスト材料として使用される有機化合物の例は、ベンゼン、ビフェニル、トリフェニル、トリフェニレン、ナフタレン、アントラセン、フェナレン、フェナントレン、フルオレン、ピレン、クリセン、ペリレン、アズレン等の芳香族炭化水素環式化合物からなる群;ジベンゾチオフェン、ジベンゾフラン、ジベンゾセレノフェン、フラン、チオフェン、ベンゾフラン、ベンゾチオフェン、ベンゾセレノフェン、カルバゾール、インドロカルバゾール、ピリジルインドール、ピロロジピリジン、ピラゾール、イミダゾール、トリアゾール、オキサゾール、チアゾール、オキサジアゾール、オキサトリアゾール、ジオキサゾール、チアジアゾール、ピリジン、ピリダジン、ピリミジン、ピラジン、トリアジン、オキサジン、オキサチアジン、オキサジアジン、インドール、ベンズイミダゾール、インダゾール、インドキサジン、ベンゾオキサゾール、ベンズイソオキサゾール、ベンゾチアゾール、キノリン、イソキノリン、シンノリン、キナゾリン、キノキサリン、ナフチリジン、フタラジン、プテリジン、キサンテン、アクリジン、フェナジン、フェノチアジン、フェノキサジン、ベンゾフロピリジン、フロジピリジン、ベンゾチエノピリジン、チエノジピリジン、ベンゾセレノフェノピリジン及びセレノフェノジピリジン等の芳香族複素環式化合物からなる群;並びに芳香族炭化水素環式基及び芳香族複素環式基から選択される同じ種類又は異なる種類の基であり、且つ、直接的に、又は酸素原子、窒素原子、硫黄原子、ケイ素原子、リン原子、ホウ素原子、鎖構造単位及び脂肪族環式基の少なくとも1つを介して互いに結合している2から10個の環式構造単位からなる群から選択される。各基は、水素、重水素、ハライド、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアルキル、アリールアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アミノ、シリル、アルケニル、シクロアルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アシル、カルボニル、カルボン酸、エステル、ニトリル、イソニトリル、スルファニル、スルフィニル、スルフォニル、ホスフィノ及びこれらの組み合わせからなる群から選択される置換基によって更に置換されている。
一態様において、ホスト化合物は、分子中に下記の群の少なくとも1つを含有する。
式中、R101からR107は、独立して、水素、重水素、ハライド、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアルキル、アリールアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アミノ、シリル、アルケニル、シクロアルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アシル、カルボニル、カルボン酸、エステル、ニトリル、イソニトリル、スルファニル、スルフィニル、スルフォニル、ホスフィノ及びこれらの組み合わせからなる群から選択され、それがアリール又はヘテロアリールである場合、上記で言及したArのものと同様の定義を有する。kは0から20又は1から20までの整数であり;k’’’は、0から20までの整数である。X101からX108はC(CHを含む)又はNから選択される。Z101及びZ102はNR101、O、又はSである。
HBL:
正孔ブロッキング層(HBL)を使用して、発光層から出る正孔及び/又は励起子の数を低減させることができる。デバイスにおけるそのようなブロッキング層の存在は、ブロッキング層を欠く同様のデバイスと比較して大幅に高い効率をもたらし得る。また、ブロッキング層を使用して、発光をOLEDの所望の領域に制限することもできる。
一態様において、前記HBL中に使用される前記化合物は、上述したホストとして使用されるものと同じ分子を含有する。
別の態様において、前記HBL中に使用される前記化合物は、分子中に下記の群の少なくとも1つを含有する。
式中、kは1から20までの整数であり;L101は他の配位子であり、k’は1から3までの整数である。
ETL:
電子輸送層(ETL)は、電子を輸送することができる材料を含み得る。電子輸送層は、真性である(ドープされていない)か、又はドープされていてよい。ドーピングを使用して、伝導性を増強することができる。ETL材料の例は特に限定されず、電子を輸送するために典型的に使用されるものである限り、任意の金属錯体又は有機化合物を使用してよい。
一態様において、前記ETL中に使用される前記化合物は、分子中に下記の群の少なくとも1つを含有する。
式中、R101は、水素、重水素、ハライド、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアルキル、アリールアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アミノ、シリル、アルケニル、シクロアルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アシル、カルボニル、カルボン酸、エステル、ニトリル、イソニトリル、スルファニル、スルフィニル、スルフォニル、ホスフィノ及びこれらの組み合わせからなる群から選択され、それがアリール又はヘテロアリールである場合、上記で言及したArのものと同様の定義を有する。ArからArは、上記で言及したArのものと同様の定義を有する。kは1から20までの整数である。X101からX108はC(CHを含む)又はNから選択される。
別の態様において、前記ETL中に使用される金属錯体は、下記の一般式を含有するがこれらに限定されない。
式中、(O−N)又は(N−N)は、原子O、N又はN、Nに配位された金属を有する二座配位子であり;L101は他の配位子であり;k’は、1から金属に付着し得る配位子の最大数までの整数値である。
OLEDデバイスの各層中に使用される任意の上記で言及した化合物において、水素原子は、部分的に又は完全に重水素化されていてよい。故に、メチル、フェニル、ピリジル等であるがこれらに限定されない任意の具体的に挙げられている置換基は、それらの重水素化されていない、部分的に重水素化された、及び完全に重水素化されたバージョンを包含する。同様に、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール等であるがこれらに限定されない置換基のクラスは、それらの重水素化されていない、部分的に重水素化された、及び完全に重水素化されたバージョンも包含する。
本明細書において開示されている材料に加えて且つ/又はそれらと組み合わせて、多くの正孔注入材料、正孔輸送材料、ホスト材料、ドーパント材料、励起子/正孔ブロッキング層材料、電子輸送及び電子注入材料がOLEDにおいて使用され得る。OLED中で本明細書において開示されている材料と組み合わせて使用され得る材料の非限定的な例を、以下の表1に収載する。表1は、材料の非限定的なクラス、各クラスについての化合物の非限定的な例、及び該材料を開示している参考文献を収載する。
化合物実施例:
A. 化合物13−Hの合成:
A.1. 2−([1,1’−ビフェニル]−2−イル)−6−メトキシピリジンの合成
2−ビフェニルボロン酸(4g、20mmol)及び2−ブロモ−6−メトキシピリジン(2.4g、20mmol)をトルエン250mL及び脱イオン水30mL中で混合した。得られた溶液を窒素で15分間バブルした。Pd(dba)(0.3g、0.3mmol)、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,6’−ジメトキシビフェニル(0.6g、1.5mmol)及びKPO(13.6g、64mmol)を添加した。混合物を窒素下で一晩還流した。冷却後、水層を反応混合物から除去した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、濃縮した。次いで、DCM:ヘキサン(1:4、v/v)を溶離液として用いるカラムクロマトグラフィーで残渣を精製した。白色固体をヘキサンから再結晶して、4.2g(80%)の2−([1,1’−ビフェニル]−2−イル)−6−メトキシピリジンを得た。
A.2 2−メトキシジベンゾ[f,h]キノリンの合成
2−([1,1’−ビフェニル]−2−イル)−6−メトキシピリジン(2.0g、7.7mmol)、ヨウ素(3.0g、11.8mmol)、プロピレンオキシド(3mL)、及びトルエン250mLを、中圧水銀ランプを備えた二重壁石英光化学反応器に入れた。溶液を窒素で15分間バブルした。次いで、これを24時間照射した。冷却後、反応混合物を亜硫酸ナトリウムでクエンチし、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過した。次いで、溶媒を蒸発し、DCM:ヘキサン(1:4、v/v)を溶離液として用いるカラムクロマトグラフィーで残渣を精製した。白色固体をメタノールから再結晶して、1.5g(75%)の2−メトキシジベンゾ[f,h]キノリンを得た。
A.3. 2−ヒドロキシジベンゾ[f,h]キノリンの合成
2−メトキシジベンゾ[f,h]キノリン(1g、3.8mmol)及びピリジン塩酸塩(4.5g、38mmol)の混合物を、窒素下220℃で2時間加熱した。溶液を冷却し、水を添加したところ、白色沈殿物が生成し、これを真空濾過により回収し、水で洗浄し、真空下で乾燥して、0.9g(96%)の2−ヒドロキシジベンゾ[f,h]キノリンを得た。
A.4. ジベンゾ[f,h]キノリン−2−イル トリフルオロメタンスルホネートの合成
2−ヒドロキシジベンゾ[f,h]キノリン(0.9g、3.6mmol)、ピリジン(1.2mL)、及びジクロロメタン200mLの冷却溶液(0℃)に、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(3.5mL)を窒素下で滴下した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。反応混合物を0℃に冷却し、水でクエンチし、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾紙で濾過した。次いで、溶媒を蒸発し、DCM:ヘキサン(1:4、v/v)を溶離液として用いるカラムクロマトグラフィーで残渣を精製した。白色固体をメタノールから再結晶して、1.2g(88%)の前駆体ジベンゾ[f,h]キノリン−2−イル トリフルオロメタンスルホネートを得た。
A.A. 前駆体ジベンゾ[f,h]キノリン−2−イル トリフルオロメタンスルホネートを用いる化合物13−Hの合成例:
9−フェニル−9H,9’H−3,3’−ビカルバゾール(0.2g、0.48mmol)及びジベンゾ[f,h]キノリン−2−イル トリフルオロメタンスルホネート(0.2g、0.49mmol)を乾燥トルエン70mL中で混合した。得られた溶液を窒素で15分間バブルした。Pd(dba)(0.02g、0.02mmol)、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,6’−ジメトキシビフェニル(0.04g、0.08mmol)及びBuONa(0.15g、1.5mmol)を順に添加した。混合物を窒素下で一晩還流した。冷却後、反応混合物をセライト/シリカパッドに通して濾過し、溶媒を蒸発した。次いで、DCM:ヘキサン(1:4、v/v)を溶離液として用いるカラムクロマトグラフィーで残渣を精製した。固体をメタノールから再結晶して、0.14g(45%)の化合物13−Hを得た。
A.B. 前駆体ジベンゾ[f,h]キノリン−2−イル トリフルオロメタンスルホネートを用いる化合物9−Hの合成例:
,N,N−トリフェニル−N−(4−(フェニルアミノ)フェニル)ベンゼン−1,4−ジアミン(0.25g、0.48mmol)及びジベンゾ[f,h]キノリン−2−イル トリフルオロメタンスルホネート(0.2g、0.49mmol)を乾燥トルエン70mL中で混合した。得られた溶液を窒素で15分間バブルした。Pd(dba)(0.02g、0.02mmol)、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,6’−ジメトキシビフェニル(0.04g、0.08mmol)及びBuONa(0.15g、1.5mmol)を添加した。混合物を窒素下で一晩還流した。冷却後、反応混合物をセライト/シリカパッドに通して濾過し、溶媒を蒸発した。次いで、DCM:ヘキサン(1:4、v/v)を溶離液として用いるカラムクロマトグラフィーで残渣を精製した。固体をメタノールから再結晶して、0.16g(47%)の化合物9−Hを得た。
A.C. 前駆体ジベンゾ[f,h]キノリン−2−イル トリフルオロメタンスルホネートを用いる化合物82−Hの合成例:
ジフェニルアミン(0.08g、0.48mmol)及びジベンゾ[f,h]キノリン−2−イル トリフルオロメタンスルホネート(0.2g、0.49mmol)を乾燥トルエン70mL中で混合した。得られた溶液を窒素で15分間バブルした。Pd(dba)(0.02g、0.02mmol)、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,6’−ジメトキシビフェニル(0.04g、0.08mmol)及びBuONa(0.15g、1.5mmol)を添加した。混合物を窒素下で一晩還流した。冷却後、反応混合物をセライト/シリカパッドに通して濾過し、溶媒を蒸発した。次いで、DCM:ヘキサン(1:4、v/v)を溶離液として用いるカラムクロマトグラフィーで残渣を精製した。固体をメタノールから再結晶して、0.09g(47%)の化合物82−Hを得た。
B. 化合物129−Hの合成
B.1. 5−([1,1’−ビフェニル]−2−イル)−2−メトキシピリミジンの合成
2−ビフェニルボロン酸(4.0g、20.0mol)、及び5−ブロモ−2−メトキシピリミジン(2.4g、20.0mmol)をトルエン250mL及び脱イオン水30mL中で混合した。得られた溶液を窒素で15分間バブルした。Pd(dba)(0.3g、0.3mmol)、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,6’−ジメトキシビフェニル(0.6g、1.5mmol)及びKPO(13.6g、64mmol)を順に添加した。混合物を窒素下で一晩還流した。冷却後、水層を反応混合物から除去し、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、濃縮した。次いで、DCM:ヘキサン(1:4、v/v)を溶離液として用いるカラムクロマトグラフィーで残渣を精製した。得られた白色固体をヘキサンから再結晶して、4.2g(80%)の生成物を得た。
B.2. 2−メトキシジベンゾ[f,h]キナゾリンの合成
窒素導入口及び撹拌棒を備えた250mLの丸底フラスコ中で、5−([1,1’−ビフェニル]−2−イル)−2−メトキシピリミジン(4.0g、15.3mmol)を無水塩化メチレン(100mL)に溶解した。次いで、塩化鉄(III)(5.0g、30.6mmol)を添加し、混合物を一晩撹拌した。更に2当量の塩化鉄(III)を添加し、反応を1時間以内に完了させた。メタノールと水を混合物に添加し、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮した。60/40塩化メチレン/ヘキサンを溶離液とするシリカゲルカラムクロマトグラフィーで残渣を精製し、3.5gの淡黄色固体を得、これをメタノール700mLから再結晶し、3gの2−メトキシジベンゾ[f,h]キナゾリンを得た。
B.3. 2−ヒドロキシジベンゾ[f,h]キナゾリンの合成
2−メトキシジベンゾ[f,h]キナゾリン(1.0g、3.8mmol)及びピリジン塩酸塩(4.5g、38.0mmol)の混合物を、窒素下220℃で2時間加熱した。溶液を冷却し、水を添加したところ、白色沈殿物が生成し、これを真空濾過により回収し、水で洗浄し、真空下で乾燥して、0.9g(96%)の2−ヒドロキシジベンゾ[f,h]キナゾリンを得た。
B.4. 前駆体ジベンゾ[f,h]キナゾリン−2−イル トリフルオロメタンスルホネートの合成
2−ヒドロキシジベンゾ[f,h]キナゾリン(0.9g、3.6mmol)、ピリジン(1.2mL)、及び乾燥ジクロロメタン200mLの冷却溶液(0℃)に、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(3.5mL)を滴下した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。反応混合物を0℃に冷却し、水でクエンチした。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過した。溶媒を蒸発し、DCM:ヘキサン(1:4、v/v)を溶離液として用いるカラムクロマトグラフィーで残渣を精製した。得られた白色固体をメタノールから再結晶して、1.2g(88%)の生成物を得た。
B.A. 前駆体ジベンゾ[f,h]キナゾリン−2−イル トリフルオロメタンスルホネートを用いる化合物129−Hの合成:
9−フェニル−9’−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオサボロラン−2−イル)フェニル)−9H,9’H−3,3’−ビカルバゾール(0.5g、0.8mmol)、リン酸三カリウム(0.5g、2.4mmol)及びジベンゾ[f,h]キナゾリン−2−イル トリフルオロメタンスルホネート(0.3g、0.8mmol)をトルエン70mL、脱イオン水10mL、及びエタノール10mL中で混合した。得られた溶液を窒素で15分間バブルした。Pd(dba)(0.3g、0.3mmol)及び2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,6’−ジメトキシビフェニル(0.6g、1.4mmol)を添加した。混合物を窒素下で2日間還流した。冷却後、水層を捨てた。有機層をセライト/シリカパッドに通して濾過し、濃縮した。THF:ヘキサン(1:9、v/v)を溶離液として用いるカラムクロマトグラフィーで残渣を精製した。DCM:ヘキサン(1:1、v/v)を溶離液として用いるカラムクロマトグラフィーで残渣を精製した。得られた固体をメタノールから再結晶して、0.12g(21%)の生成物を得た。
C. 化合物15−Hの合成
C.1. 5−([1,1’−ビフェニル]−2−イル)−2−クロロピリミジンの合成
2−ビフェニルボロン酸(4.0g、20.0mol)、及び5−ブロモ−2−クロロピリミジン(2.4g、20.0mmol)をトルエン250mL及び脱イオン水30mL中で混合した。得られた溶液を窒素で15分間バブルした。Pd(dba)(0.3g、0.3mmol)、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,6’−ジメトキシビフェニル(0.6g、1.5mmol)及びKPO(13.6g、64mmol)を添加した。混合物を窒素下で一晩還流した。冷却後、水層を反応混合物から除去した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、濃縮した。次いで、DCM:ヘキサン(1:4、v/v)を溶離液として用いるカラムクロマトグラフィーで残渣を精製した。白色固体をヘキサンから再結晶して、4.2g(80%)の生成物を得た。
C.2. 前駆体2−クロロジベンゾ[f,h]キナゾリンの合成
次いで、塩化鉄(III)(5.0g、30.6mmol)を無水塩化メチレン(100mL)中の5−([1,1’−ビフェニル]−2−イル)−2−クロロピリミジン(4.0g、15.3mmol)に添加し、混合物を一晩撹拌した。更に2当量の塩化鉄(III)を添加し、反応を1時間以内に完了させた。メタノールと水を混合物に添加し、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮した。60/40塩化メチレン/ヘキサンを溶離液とするカラムクロマトグラフィーで粗生成物を精製し、3.5gの淡黄色固体を得、これをメタノール700mLから再結晶し、3.0gの2−クロロジベンゾ[f,h]キナゾリンを得た。
C.A. 前駆体2−クロロジベンゾ[f,h]キナゾリンを用いる化合物15−Hの合成
9−フェニル−9H,9’H−3,3’−ビカルバゾール(0.31g、0.76mmol)及び水素化ナトリウム(0.05g、1.2mmol)を乾燥ジメチルホルムアミド30mL中で混合した。混合物を1時間撹拌した。2−クロロジベンゾ[f,h]キナゾリン(0.2g、0.75mmol)を添加し、混合物を一晩撹拌した。溶媒を除去し、次いで、残渣をTHF:ヘキサン(1:4、v/v)を溶離液として用いるカラムクロマトグラフィーで精製した。得られた固体をメタノールから再結晶して、0.15g(32%)の生成物を得た。
D. 化合物4−Hの合成
D.1. 2−([1,1’−ビフェニル]−2−イル)−5−メトキシピラジンの合成
2−ビフェニルボロン酸(4.0g、20mol)及び2−ブロモ−5−メトキシピラジン(3.1g、16.2mmol)をトルエン150mL及びエタノール50mL中で混合した。溶液を窒素で15分間バブルした。Pd(dba)(0.46g、0.5mmol)、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,6’−ジメトキシビフェニル(0.6g、1.5mmol)及びKPO(12.9g、60.6mmol)を添加した。混合物を窒素下で一晩還流した。冷却後、水層を反応混合物から除去した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、濃縮した。EA:ヘキサン(1:1、v/v)を溶離液として用いるカラムクロマトグラフィーで残渣を精製し、2.7g(64%)の白色固体を生成物として得た。
D.2. 2−メトキシジベンゾ[f,h]キノキサリンの合成
2−([1,1’−ビフェニル]−2−イル)−5−メトキシピラジン(2.5g、9.6mmol)、ヨウ素(3.6 g、14.4 mmol)、プロピレンオキシド(25mL)、及びトルエン250mLを、中圧水銀ランプを備えた二重壁石英光化学反応器に入れた。溶液を窒素で15分間バブルした。次いで、これを24時間照射した。冷却後、反応混合物を亜硫酸ナトリウムでクエンチし、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過した。次いで、溶媒を蒸発し、EA:ヘキサン(1:1、v/v)を溶離液として用いるカラムクロマトグラフィーで残渣を精製し、1.89g(76%)の2−メトキシジベンゾ[f,h]キノキサリンを得た。
D.3. ジベンゾ[f,h]キノキサリン−2−オールの合成
2−メトキシジベンゾ[f,h]キナゾリン(1.3g、5.1mmol)及びピリジン塩酸塩(5.8g、50.6mol)の混合物を、窒素下220℃で2時間加熱した。溶液を冷却し、水を添加したところ、白色沈殿物が生成し、これを真空濾過により回収し、水で洗浄し、真空下で乾燥して、1.2g(97%)のジベンゾ[f,h]キノキサリン−2−オールを得た。
D.4. 前駆体ジベンゾ[f,h]キノキサリン−2−イル トリフルオロメタンスルホネートの合成
ジベンゾ[f,h]キノキサリン−2−オール(1.2g、4.9mmol)、ピリジン(60mL)、及び無水ジクロロメタン15mLの冷却溶液(0℃)に、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(2mL)を窒素下で滴下した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。反応混合物を0℃に冷却し、脱イオン水でクエンチし、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、濃縮し、次いで、トルエン:ヘキサン(1:4、v/v)を溶離液として用いるカラムクロマトグラフィーで残渣を精製し、0.6g(32%)のジベンゾ[f,h]キノキサリン−2−イル トリフルオロメタンスルホネートを得た。
D.A. 前駆体ジベンゾ[f,h]キノキサリン−2−イル トリフルオロメタンスルホネートを用いる化合物4−Hの合成
,N,N−トリフェニルベンゼン−1,4−ジアミン(0.089g、0.3mmol)及びジベンゾ[f,h]キノキサリン−2−イル トリフルオロメタンスルホネート(0.1g、0.3mmol)をキシレン10mL中で混合した。溶液を窒素で15分間バブルした。Pd(dba)(0.012g、0.01mmol)、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,6’−ジメトキシビフェニル(0.011g、0.03mmol)及びナトリウムt−ブトキシド(0.025g、0.3mmol)を添加した。混合物を窒素下で2日間還流した。冷却後、反応混合物を濾過し、溶媒を蒸発させた。次いで、溶離液としてヘキサン〜トルエン:ヘキサン(1:1、v/v)のグラジエントを用いるカラムクロマトグラフィーで残渣を精製し、0.86g(58%)の化合物4−Hを得た。
E. 化合物16−H及び457−Hの合成
E.1. 前駆体2−ブロモジベンゾ[f,h]キノキサリンの合成
ジベンゾ[f,h]キノキサリン−2−イル トリフルオロメタンスルホネート(0.49g、1.2mmol)及びテトラブチルアンモニウムブロミド(0.83g、25.8mmol)をトルエン20mL中で窒素下にて24時間還流した。溶液を乾燥し、トルエン:ヘキサン(1:4、v/v)を溶離液として用いるカラムクロマトグラフィーを行い、0.35g(87%)の2−ブロモジベンゾ[f,h]キノキサリンを得た。
E.A. 前駆体2−ブロモジベンゾ[f,h]キノキサリンを用いる化合物16−Hの合成例
9−フェニル−9H,9’H−3,3’−ビカルバゾール(0.15g、0.4mmol)及び2−ブロモジベンゾ[f,h]キノキサリン(0.1g、0.3mmol)をトルエン5mL中で混合した。溶液を窒素で15分間バブルした。Pd(dba)(0.016g、0.02mmol)、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,6’−ジメトキシビフェニル(0.015g、0.04mmol)及びナトリウムt−ブトキシド(0.035g、0.4mmol)を添加した。混合物を窒素下で一晩還流した。冷却後、反応混合物をセライト/シリカパッドに通して濾過し、濾液を真空下で濃縮した。THF:ヘキサン(1:1、v/v)を溶離液として用いるカラムクロマトグラフィーで残渣を精製して、0.13g(57%)の化合物16−Hを得た。
E.B. 前駆体2−ブロモジベンゾ[f,h]キノキサリンを用いる化合物457−Hの合成例
N,9−ジフェニル−9H−カルバゾール−3−アミン(0.52g、1.6mmol)及びジベンゾ[f,h]キノリン−2−イル トリフルオロメタンスルホネート(0.53g、1.6mmol)をトルエン15mL中で混合した。溶液を窒素で15分間バブルした。Pd(dba)(0.071g、0.08mmol)、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,6’−ジメトキシビフェニル(0.064g、0.16mmol)及びナトリウムt−ブトキシド(3.3g、3.4mmol)を添加した。混合物を窒素下で一晩還流した。冷却後、反応混合物をセライト/シリカパッドに通して濾過し、濾液を真空下で濃縮した。トルエン:ヘキサン(2:3、v/v)を溶離液として用いるカラムで残渣を精製して、0.28g(32%)の化合物457−Hを得た。
式1の化合物の合成のための他の新規な方法
本明細書に開示されるように、式1は、下記により表される。
式中、X〜X12は、独立して、C−R及びNからなる群から選択され;
各Rは、独立して、水素、重水素、ハライド、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアルキル、アリールアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アミノ、シリル、アルケニル、シクロアルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アシル、カルボニル、カルボン酸、エステル、ニトリル、イソニトリル、スルファニル、スルフィニル、スルフォニル、ホスフィノ及びこれらの組み合わせからなる群から選択される。
本発明者らはまた、下記式Y:
の化合物の閉環による式1の化合物の合成が、UV、ヨウ素、及びプロピレンオキシドを用いる従来法ではなく改良された新規な方法により達成できることを発見した。
前記新規な方法において、閉環は、光(UV)とシクロヘキセンの使用により達成される。光(UV)とシクロヘキセンは、スチルベンのフェナントレンへの閉環において有効であることが示された(Bull.Chem.Soc.Jpn.Vol.82、No.9、1182)が、そのような穏やかな系が式Yの化合物の閉環を引き起こし、式1の化合物を形成することは予想されなかった。立体効果のために、式Yの化合物において、C−C結合が形成している2つの環が、スチルベンの場合よりも、互いの面に対してより外側にある(二重結合での非置換、Bull.Chem.Soc.Jpn.Vol.82、No.9、1182による報告)。その結果、ヨウ素や酸素などの強い酸化剤だけが、式1化合物を形成する式Y化合物の光環化において有効であることが分かった。この発見において、予想外なことに、弱い酸化剤ではあるが、シクロへキセンが、式1化合物を形成する式Y化合物の光環化において有効であることが見出された。
F.1. 新規な方法を用いる前駆体2−メトキシジベンゾ[f,h]キノリンの合成
2−([1,1’−ビフェニル]−2−イル)−6−メトキシピリジン(1.0g、3.7mmol)、シクロヘキセン(2mL)及びトルエン(250mL)を、中圧水銀ランプを備えた二重壁石英光化学反応器に入れた。溶液を窒素で15分間バブルした。次いで、これを24時間UV照射した。冷却後、溶媒を蒸発し、次いで、DCM:ヘキサン(1:4、v/v)を溶離液として用いるカラムクロマトグラフィーで残渣を精製した。得られた白色固体をメタノールから再結晶して、0.7g(75%)の生成物を得た。
F.2. 4,4’−(4−メトキシ−1,2−フェニレン)ジピリジンの合成
ピリジン−4−イルボロン酸(7.5g、61.0mmol)及び1,2−ジブロモ−4−メトキシベンゼン(4.1g、15.3mmol)をジメトキシエタン80mL中で混合した。溶液を窒素で15分間バブルした。Pd(PPh(3.5g、3.1mmol)、トリフェニルホスフィン(2.5g、6.1mmol)及びフッ化セシウム(9.7g、45.8mmol)を添加した。混合物を窒素下で一晩還流した。冷却後、水層を反応混合物から除去した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、濃縮した。THF:ヘキサン(7:3、v/v)を溶離液として用いるカラムクロマトグラフィーで残渣を精製した。得られた白色固体をヘキサンから再結晶して、3.3g(82%)の生成物を得た。
G.1. 前駆体6−メトキシベンゾ[f][2,9]フェナントロリンの合成
4,4’−(4−メトキシ−1,2−フェニレン)ジピリジン(0.5g、1.9mmol)、シクロヘキセン(2mL)及びトルエン(250mL)を、中圧水銀ランプを備えた二重壁石英光化学反応器に入れた。溶液を窒素で15分間バブルした。次いで、これを2日間照射した。冷却後、溶媒を蒸発し、THF:ヘキサン(7:3、v/v)を溶離液として用いるカラムクロマトグラフィーで残渣を精製した。白色固体をメタノールから再結晶して、0.3g(69%)の生成物を得た。
この新しい方法によれば、ヨウ素による光吸収が避けられ、酸性のHI及び重合プロピレンオキシドの生成を伴わない。更に、プロピレンオキシドは、沸点が低い(b.p.=34℃)ので容易に蒸発し、反応における正確な当量の制御を困難にする。一方、シクロヘキセンは、遥かに高い沸点(b.p.=83℃)を有し、容易には蒸発しないので、反応における正確な当量の制御を可能にする。
実験データ:
ドナー−アクセプター化合物サンプルの化合物9、13及び82に対して、電気化学、フォトルミネセンス、フォトルミネセンスの量子効率(PLQY)及びソルバトクロミズムの実験を行った。データを下記表2にまとめる。小分子ホスト(化合物B及び化合物D)をドープした膜を、真空熱蒸着で石英基板上に作製した。ポリ(メチルメタクリレート)(PMMA)及びポリスチレン(PS)をドープした膜を、溶液滴下キャスティングで石英基板上に作製した。
(R=可逆的、IR=不可逆的)
表2は、ソルバトクロミズムに示されるように、式1のドナー−アクセプター化合物の発光が、電荷移動起源からなることを示している。式1のドナー−アクセプター発光体は、効率的な発光化合物になり得る。mCBP中における化合物9−HのPLQYは、69%である。化合物9−Hを化合物Bにドープする場合、PLQYは76%である。化合物9−Hは、可逆的なレドックス、即ち、安定なOLEDに望ましい特徴を示している。mCBP中における化合物129−HのPLQYは、63%である。化合物は、示されるように青色の発光を示すことができる。ドナー−アクセプター化合物におけるアクセプター強度は、例えば、式2〜19における、トリフェニレン中の窒素の位置及び数を変えることによって調節できる。一方、ドナー強度は、例えば、D1〜D140における、各種の電子供与性基を用いることによって調節できる。その結果として、CT発光を調節できる。
デバイス実施例:
OLED実験において、デバイス実施例はいずれも、高真空下(<10−7Torr)における熱蒸着で作製した。アノード電極は、約800Åの酸化インジウムスズ(ITO)である。カソードは、10ÅのLiFと、1000ÅのAlとからなった。デバイスはいずれも、作製後直ちに、窒素グローブボックス(HO及びOは、<1ppm)中で、エポキシ樹脂で封止したガラス製の蓋で封入し、水分ゲッターをパッケージに入れた。
デバイス実施例1の有機積層体は、ITO表面から順に、LG101(LG Chem、Koreaから購入)の100Åホール注入層(HIL)、化合物Aの300Åホール輸送層(HTL)、化合物9−Hを5%ドープした化合物Bの300Å発光層(EML)、化合物Cの50ÅETL2、及びLG−201の400ÅETL1からなる。最大外部量子効率は、9.6%である。CIEは、0.171、0.317である。
デバイス実施例2は、化合物Bを化合物Dに変えた以外はデバイス実施例1と同様である。最大外部量子効率は、8.0%である。CIEは、0.173、0.335である。
デバイス実施例1及び2の高いデバイス外部量子効率(EQE)は、式1のドナー−アクセプター化合物が、OLEDのための効率的な発光体であることを示している。この高デバイス外部量子効率は、また、三重項励起子が遅延蛍光メカニズムを介して発光性一重項励起子に変換され得ることを示唆している。
本明細書において記述されている種々の実施形態は、単なる一例としてのものであり、本発明の範囲を限定することを意図するものではないことが理解される。例えば、本明細書において記述されている材料及び構造の多くは、本発明の趣旨から逸脱することなく他の材料及び構造に置き換えることができる。したがって、特許請求されている通りの本発明は、当業者には明らかとなるように、本明細書において記述されている特定の例及び好ましい実施形態からの変形形態を含み得る。なぜ本発明が作用するのかについての種々の理論は限定を意図するものではないことが理解される。
米国特許第5,844,363号明細書 米国特許第6,303,238号明細書 米国特許第5,707,745号明細書 米国特許第7,279,704号明細書
100 有機発光デバイス
110 基板
115 アノード
120 正孔注入層
125 正孔輸送層
130 電子ブロッキング層
135 発光層
140 正孔ブロッキング層
145 電子輸送層
150 電子注入層
155 保護層
160 カソード
162 第一の導電層
164 第二の導電層
170 バリア層
200 反転させたOLED、デバイス
210 基板
215 カソード
220 発光層
225 正孔輸送層
230 アノード

Claims (20)

  1. 下記式1を有する発光材料:
    式中、X〜X12は、独立して、C−R及びNからなる群から選択され;
    〜X12の少なくとも1つは、Nであり、且つX〜X12の少なくとも1つは、C−Rであり;
    各Rは、独立して、水素、重水素、ハライド、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアルキル、アリールアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アミノ、シリル、アルケニル、シクロアルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アシル、カルボニル、カルボン酸、エステル、ニトリル、イソニトリル、スルファニル、スルフィニル、スルフォニル、ホスフィノ及びこれらの組み合わせからなる群から選択され;
    Rの少なくとも1つは、少なくとも2つの電子供与性窒素を有するドナー基を含む。
  2. 下記からなる群から選択される請求項1に記載の発光材料。
    式中、R〜R12は、それぞれ独立して、水素、重水素、ハライド、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアルキル、アリールアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アミノ、シリル、アルケニル、シクロアルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アシル、カルボニル、カルボン酸、エステル、ニトリル、イソニトリル、スルファニル、スルフィニル、スルフォニル、ホスフィノ及びこれらの組み合わせからなる群から選択され;
    〜R12の少なくとも1つは、
    であり、
    式中、Lは、連結基であり、
    mは、1又は0であり、
    nは、1以上であり;
    「Donor」は、少なくとも2つの電子供与性窒素を含む電子供与性基であり、nが1より大きいときは、複数の「Donor」は、異なっていてもよい。
  3. 「Donor」が下記からなる群から選択される請求項2に記載の発光材料。
    式中、S〜Sは、水素、重水素、ハライド、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアルキル、アリールアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アミノ、シリル、アルケニル、シクロアルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アシル、カルボニル、カルボン酸、エステル、ニトリル、イソニトリル、スルファニル、スルフィニル、スルフォニル、ホスフィノ及びこれらの組み合わせによるモノ、ジ、トリ、テトラ、又はペンタ置換を表す。
  4. Lが下記のいずれかである請求項2に記載の発光材料:
    式中、A及びAは、水素、重水素、ハライド、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアルキル、アリールアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アミノ、シリル、アルケニル、シクロアルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アシル、カルボニル、カルボン酸、エステル、ニトリル、イソニトリル、スルファニル、スルフィニル、スルフォニル、ホスフィノ及びこれらの組み合わせによるモノ、ジ、トリ、又はテトラ置換を表す。
  5. 下記のいずれかである請求項1に記載の発光材料。
    (式中、D1、D3、D6、D7、及びD10は、下記の通りである。)
  6. 〜S、A、及びAがHである請求項5に記載の発光材料。
  7. 第1の有機発光デバイスを含む第1のデバイスであって、
    アノードと、
    カソードと、
    前記アノードと前記カソードとの間に配置された有機発光層を更に含み、
    前記有機発光層が下記式1で表される構造を有する第1の発光材料を含むことを特徴とする第1のデバイス:
    式中、X〜X12は、独立して、C−R及びNからなる群から選択され;
    〜X12の少なくとも1つは、Nであり、且つX〜X12の少なくとも1つは、C−Rであり;
    各Rは、独立して、水素、重水素、ハライド、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアルキル、アリールアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アミノ、シリル、アルケニル、シクロアルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アシル、カルボニル、カルボン酸、エステル、ニトリル、イソニトリル、スルファニル、スルフィニル、スルフォニル、ホスフィノ及びこれらの組み合わせからなる群から選択され;
    Rの少なくとも1つは、少なくとも1つの電子供与性窒素を有するドナー基を含む。
  8. 第1の発光材料が下記からなる群から選択される請求項7に記載の第1のデバイス。
    式中、R〜R12は、それぞれ独立して、水素、重水素、ハライド、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアルキル、アリールアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アミノ、シリル、アルケニル、シクロアルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アシル、カルボニル、カルボン酸、エステル、ニトリル、イソニトリル、スルファニル、スルフィニル、スルフォニル、ホスフィノ及びこれらの組み合わせからなる群から選択され;
    〜R12の少なくとも1つは、
    であり、
    式中、Lは、連結基であり、
    mは、1又は0であり、
    nは、1以上であり;
    「Donor」は、少なくとも1つの電子供与性窒素を含む電子供与性基であり、nが1より大きいときは、複数の「Donor」は、異なっていてもよい。
  9. 「Donor」が下記からなる群から選択される請求項8に記載の第1のデバイス。

    式中、S〜Sは、水素、重水素、ハライド、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアルキル、アリールアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アミノ、シリル、アルケニル、シクロアルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アシル、カルボニル、カルボン酸、エステル、ニトリル、イソニトリル、スルファニル、スルフィニル、スルフォニル、ホスフィノ及びこれらの組み合わせによるモノ、ジ、トリ、テトラ、又はペンタ置換を表す。
  10. Lが下記のいずれかである請求項9に記載の第1のデバイス:
    式中、A及びAは、水素、重水素、ハライド、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアルキル、アリールアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アミノ、シリル、アルケニル、シクロアルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アシル、カルボニル、カルボン酸、エステル、ニトリル、イソニトリル、スルファニル、スルフィニル、スルフォニル、ホスフィノ及びこれらの組み合わせによるモノ、ジ、トリ、又はテトラ置換を表す。
  11. 第1の発光材料が下記のいずれかである請求項7に記載の第1のデバイス。
    (式中、D1、D3、D6、D7、D10、D30、及びD31は、下記の通りである。)
  12. 〜S、A、及びAがHである請求項11に記載の第1のデバイス。
  13. 第1のデバイスが、第1の有機発光デバイスに電圧が印加されたときに、室温で光放射を発し、
    前記光放射が遅延蛍光プロセスを含む請求項7に記載の第1のデバイス。
  14. 発光層が、第1のリン光発光材料を更に含む請求項7に記載の第1のデバイス。
  15. 発光層が、第2のリン光発光材料を更に含む請求項7に記載の第1のデバイス。
  16. 発光層が、ホスト材料を更に含む請求項7に記載の第1のデバイス。
  17. 第1のデバイスが、有機発光デバイスに電圧が印加されたときに、室温で白色光を発する請求項14に記載の第1のデバイス。
  18. 第1の発光材料が、約400nm〜約500nmのピーク波長を有する青色光を発する請求項17に記載の第1のデバイス。
  19. 請求項1に記載の発光材料を含むことを特徴とする組成物。
  20. 下記式Yの化合物の閉環により、下記式1の化合物を製造する方法であって、
    (式中、X〜X12は、独立して、C−R及びNからなる群から選択され;各Rは、独立して、水素、重水素、ハライド、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアルキル、アリールアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アミノ、シリル、アルケニル、シクロアルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アシル、カルボニル、カルボン酸、エステル、ニトリル、イソニトリル、スルファニル、スルフィニル、スルフォニル、ホスフィノ及びこれらの組み合わせからなる群から選択される。)
    シクロヘキセンを含有する溶液に、所定量の前記式Yの化合物を溶解させることと;
    得られた溶液にUV光を照射することと、
    を含む方法。
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