JP2019064345A - エアバッグ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】エアバッグの展開形状を特定するという簡単な構造で、前側シートのシートバックにおけるリクライニング角度の如何にかかわらず好適に後側シートの着座乗員の保護ができるエアバッグ装置の提供を目的とする。【解決手段】車両前後方向に離間して配置された前側シート10と後側シート30とを備え、前側シート10には、リクライニング回動軸15を支点としてそのシートバック10Bを回動するリクライニング機構16が設けられた車両において、前側シート10のシートバック10B背面から後側シート30側へ展開するエアバッグ24を備え、エアバッグ24は、展開状態において、少なくともその後方側の上部が車両側面視でリクライニング回動軸15を中心とした円弧状に形成されたことを特徴とする。【選択図】図1
Description
この発明は、エアバッグ装置に関し、詳しくは、車両前後方向に離間して配置された前側シートと後側シートとを備え、上記前側シートには、リクライニング回動軸を支点としてそのシートバックを回動するリクライニング機構が設けられた車両において、上記前側シートのシートバック背面から後側シート側へ展開するエアバッグを備えたエアバッグ装置に関する。
近年、車両における乗員保護ニーズが高まっており、車両前後方向に離間して前側シートと後側シートとを備えた車両において後側シートに着座する乗員(後席乗員)を保護する後席乗員用のエアバッグを設ける傾向にある。そして、このような後席乗員用のエアバッグの中には、シートバックのリクライニング角度が変更可能な前側シートの当該シートバックに設けられるものが知られている。
しかし、この種の後席乗員用のエアバッグは、前席乗員用のエアバッグとは異なり、前側シートのシートバックをリクライニングさせた場合には、エアバッグの展開位置が後席乗員に近くなり過ぎるなど、前側シートのシートバックのリクライニング角度によって後席乗員の保護性能が変化することがある。つまり、後席乗員用のエアバッグを、リクライニング角度が変更可能な前側シートのシートバックに設けた場合には、該シートバックのリクライニング角度の如何にかかわらず後席乗員の一定の保護性能を確保する必要がある。
このような課題を解決するためのエアバッグ装置として、特許文献1に開示されたものが、既に発明されている。
すなわち、該特許文献1に開示されたものは、車両の衝突が予測された際に、後席用エアバッグ装置が設けられた前側シートのシートバックの角度が所定角度以上の場合には、前側シートに内蔵されたリクライニング用モータを駆動し、シートバックの角度が適正な角度となるよう当該シートバックを起こすことで、エアバッグの展開領域を調整する制御を行なうものである。
しかしながら、該特許文献1に開示された従来構造においては、その制御および構造が複雑となるので、改善の余地があった。
そこで、この発明は、エアバッグの展開形状を特定するという簡単な構造で、前側シートのシートバックにおけるリクライニング角度の如何にかかわらず好適に後側シートの着座乗員の保護ができるエアバッグ装置の提供を目的とする。
この発明によるエアバッグ装置は、車両前後方向に離間して配置された前側シートと後側シートとを備え、上記前側シートには、リクライニング回動軸を支点としてそのシートバックを回動するリクライニング機構が設けられた車両において、上記前側シートのシートバック背面から後側シート側へ展開するエアバッグを備えたエアバッグ装置であって、上記エアバッグは、展開状態において、少なくともその後方側の上部が車両側面視で上記リクライニング回動軸を中心とした円弧状に形成されたものである。
上述の前側シートと後側シートとは、運転席や助手席などの第1列目シート(前側シート)と、その直後の第2列目シート(後側シート)に設定してもよく、または、第2列目シート(前側シート)と第3列目シート(後側シート)に設定してもよい。
上述の前側シートと後側シートとは、運転席や助手席などの第1列目シート(前側シート)と、その直後の第2列目シート(後側シート)に設定してもよく、または、第2列目シート(前側シート)と第3列目シート(後側シート)に設定してもよい。
上記構成によれば、エアバッグは、その展開状態において、少なくともその後方側上部が車両側面視でリクライニング回動軸を中心とした円弧状に形成されているので、エアバッグの展開形状を特定するという簡単な構造でありながら、前側シートのシートバックにおけるリクライニング角度の如何にかかわらず好適に後側シートの着座乗員の保護を行なうことができる。
この発明の一実施態様においては、展開状態において上記エアバッグの後方側上部が円弧状に形成される円弧状領域は、上記前側シートのシートバックのリクライニング角度が特定の角度の時、AM95ダミーの頭部重心対応位置からAF05ダミーの顎部対応位置までの領域であることを特徴とする。
上述AM95ダミーとは、大柄な米国成人男性のダミーであり、AF05ダミーとは、小柄な米国成人女性のダミーである。またダミーとは、衝突試験時に乗員の安全性を評価するツールとして用いられる人体模擬マネキンのことで、正式にはAnthropomorphic Test Dummy、擬人試験ダミーと称される。
また、リクライニング角度の特定の角度とは、仮想鉛直線に対して後方に24〜26°傾斜した角度を意味する。
また、リクライニング角度の特定の角度とは、仮想鉛直線に対して後方に24〜26°傾斜した角度を意味する。
上記構成によれば、エアバッグの展開により、大柄な成人男性から小柄な成人女性までの略全ての体格の着座乗員の保護が可能となる。
この発明の一実施態様においては、展開状態における上記エアバッグのAF05ダミーの顎部対応位置よりも下側の領域は、上記円弧状領域の曲率半径よりもその曲率半径が小さく設定されたものである。
上記構成によれば、AF05ダミーの顎部対応位置よりも下側の領域は、曲率半径を小さくしたので、着座乗員の胸部方向へのエアバッグの突出量が小さくなり、着座乗員胸部への圧迫性の低減を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、乗員の膝部と対応して展開状態における上記エアバッグの下面側には、上方に凹む凹部が形成されたものである。
上記構成によれば、上述の凹部の形成により、着座乗員の膝部への圧迫性の低減を図ることができる。
この発明によれば、エアバッグの展開形状を特定するという簡単な構造で、前側シートのシートバックにおけるリクライニング角度の如何にかかわらず好適に後側シートの着座乗員の保護ができる効果がある。
エアバッグの展開形状を特定するという簡単な構造で、前側シートのシートバックにおけるリクライニング角度の如何にかかわらず好適に後側シートの着座乗員を保護するという目的を、車両前後方向に離間して配置された前側シートと後側シートとを備え、上記前側シートには、リクライニング回動軸を支点としてそのシートバックを回動するリクライニング機構が設けられた車両において、上記前側シートのシートバック背面から後側シート側へ展開するエアバッグを備えたエアバッグ装置であって、上記エアバッグは、展開状態において、少なくともその後方側の上部が車両側面視で上記リクライニング回動軸を中心とした円弧状に形成されるという構成にて実現した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面はエアバッグ装置を示し、図1は当該エアバッグ装置を示す側面図(但し、図示の便宜上、エアバッグを展開した状態で示す)、図2は前側シートを示す斜視図、図3は前側シートの要部を分解して示す斜視図である。
図面はエアバッグ装置を示し、図1は当該エアバッグ装置を示す側面図(但し、図示の便宜上、エアバッグを展開した状態で示す)、図2は前側シートを示す斜視図、図3は前側シートの要部を分解して示す斜視図である。
図1において、車両前後方向に離間して前側シート10と後側シート30とを並設している。
前側シート10をドライバーズシートまたはパッセンジャーズシート(第1列目シート)に設定した場合には、後側シート30はその直後に位置する第2列目シートに設定することができ、あるいは、前側シート10を第2列目シートに設定した場合には、後側シート30は第3列目シートに設定することができる。
前側シート10をドライバーズシートまたはパッセンジャーズシート(第1列目シート)に設定した場合には、後側シート30はその直後に位置する第2列目シートに設定することができ、あるいは、前側シート10を第2列目シートに設定した場合には、後側シート30は第3列目シートに設定することができる。
図1に示すように、前側シート10は、フロアパネル11上部に設けた前後のブラケット12,13に対して、ロアレール(固定レール)とアッパレール(可動レール)とから成る一対のシートスライドレール14,14を介して車両前後方向に位置調整可能に取付けられており、この前側シート10は乗員の着座面を形成するシートクッション10Cと、乗員の背もたれ面を形成するシートバック10Bと、乗員の頭部を保持する高さ調整可能なヘッドレスト10Hとを備えている。
図1に示すように、上述の前側シート10は、リクライニング回動軸15を支点として、そのシートバック10Bを角度調整可能に回動するリクライニング機構16を備えている。
図2、図3に示すように、前側シート10におけるシートクッション10Cはシートクッションフレーム17を備えている。
また、シートバック10Bは上部に位置して背面視で門形状に形成された金属パイプ製の上部フレーム18と、左右両サイドに位置する板金製の下部フレーム19,19とから成るシートバックフレーム20を備えている。
また、シートバック10Bは上部に位置して背面視で門形状に形成された金属パイプ製の上部フレーム18と、左右両サイドに位置する板金製の下部フレーム19,19とから成るシートバックフレーム20を備えている。
シートバックフレーム20のサイド部相互間には、ばね部材から成るサスペンションマット21を配設する一方、シートバックフレーム20を構成する上部フレーム18の上部、すなわち、図3に示すように、上部フレーム18の上辺部18aと左右の両脚部18b,18cとで三方が囲繞された剛性の高い部分には、リアクションプレート22を取付け、このリアクションプレート22の背面に箱形状のエアバッグ収容ケース23を取付けている。
このエアバッグ収容ケース23の収容空間内にはエアバッグ24(図1参照)が折畳まれて収容され、エアバッグ収容ケース23の背面には、折畳まれたエアバッグ24を後方から覆う布製のカバー25が設けられている。
図2、図3に示すように、エアバッグ収容ケース23内に折畳んだ状態で収容したエアバッグ24内部と連通するように左右一対のガス供給管26,26が設けられている。当該ガス供給管26は上部フレーム18に沿って下方に延び、その下端側が下部フレーム19の内側に位置しており、該ガス供給管26の下端部には、ガス発生器としてのインフレータ27が取付けられている。左右の各インフレータ27,27は下部フレーム19,19にその内側から取付けられている。
ここで、エアバッグ装置は、エアバッグ24展開時の反力を支持する鋼板製または樹脂製のリアクションプレート22と、袋体としてのエアバッグ24と、エアバッグ収容ケース23と、布製のカバー25と、ファブリックチューブ等から成るガス供給管26と、インフレータ27とから構成されており、車両衝突時または衝突予測時に、インフレータ27で発生したガスを、ガス供給管26を介してエアバッグ24内部に供給して、当該エアバッグ24を後側シート30の乗員側に向けて展開させるように構成している。
なお、エアバッグ24の折畳み構造は、周知の助手席側エアバッグの折畳み構造と同等の構造を採用することができる。
一方で、上述の後側シート30は、図1に示すように、乗員の着座面を形成するシートクッション30Cと、乗員の背もたれ面を形成するシートバック30Bと、乗員の頭部を保持する高さ調整可能なヘッドレスト30Hとを備えている。
一方で、上述の後側シート30は、図1に示すように、乗員の着座面を形成するシートクッション30Cと、乗員の背もたれ面を形成するシートバック30Bと、乗員の頭部を保持する高さ調整可能なヘッドレスト30Hとを備えている。
この実施例のエアバッグ装置は、前側シート10のシートバック10B背面から後側シート30側へエアバッグ24を展開して、後側シート30に着座した乗員を保護するものである。
換言すれば、後側シート30に着座した乗員を、後側シート30の直前方に位置する前側シート10のシートバック10B背面から展開されるエアバッグ24にて保護するものである。
換言すれば、後側シート30に着座した乗員を、後側シート30の直前方に位置する前側シート10のシートバック10B背面から展開されるエアバッグ24にて保護するものである。
図4は後側シート30にAF05ダミーD1を設置した状態のエアバッグ展開時の側面図、図5は図4の要部平面図、図6は後側シート30にAM50ダミーD2を設置した状態のエアバッグ展開時の側面図、図7は図6の要部平面図、図8は後側シート30にAM95ダミーD3を設置した状態のエアバッグ展開時の側面図、図9は図8の要部平面図である。
ここに、AF05ダミーD1とは、小柄な米国成人女性(身長148.6〜153.7cm、体重44.1〜48.6kgに相当)のダミーであり、またAM50ダミーD2とは、平均体格の米国成人男性(身長160.0〜177.8cm、体重59.5〜80.5kgに相当)のダミーであり、さらにAM95ダミーD3とは、大柄な米国成人男性(身長185.4〜189.2cm、体重98.6〜109.1kgに相当)のダミーである。
図1に示すように、上述のエアバッグ24は、その展開状態において、当該エアバッグ24の後方側上部が車両側面視で上述のリクライニング回動軸15を中心とした円弧C1と一致または略一致する円弧状に形成された円弧状領域31(図1に矢印で示す範囲参照)を有するものである。
上述のエアバッグ24の展開形状は、その内部に設けられた複数のテザーで形状保持されると共に、エアバッグ24の必要箇所にはガスを排出するエアバッグ内圧制御用の排気孔としてのベントホールが設けられている。また、図5、図7、図9に示すように、エアバッグ24の平面視での展開形状は概ね方形状となるように形成されている。
上述の円弧状領域31を有することで、エアバッグ24の展開形状を特定するという簡単な構造でありながら、前側シート10のシートバック10Bにおけるリクライニング角度の如何にかかわらず、好適に後側シート30の着座乗員の保護を行なうよう構成したものである。
すなわち、図4に示すように、後側シート30にAF05ダミーD1を設置し、前側シート10のシートバック10Bを図4の実線位置から同図の仮想線位置α1に後傾(リクライニング)させて、リクライニング角度を大きくしても、円弧状領域31は上記円弧C1と一致または略一致する状態を保つので、前側シート10のシートバック10Bにおけるリクライニング角度の如何にかかわらず、好適に後側シート30の着座乗員(AF05ダミーD1に相当する体格の乗員)の保護を行なうことができる。
同様に、図6または図8に示すように、後側シート30にAM50ダミーD2またはAM95ダミーD3を設置し、前側シート10のシートバック10Bを図6または図8の実線位置から同図の仮想線位置α2またはα3に後傾(リクライニング)させて、リクライニング角度を大きくしても、円弧状領域31は上記円弧C1と一致または略一致する状態を保つので、前側シート10のシートバック10Bにおけるリクライニング角度の如何にかかわらず、好適に後側シート30の着座乗員(AM50ダミーD2またはAM95ダミーD3に相当する体格の乗員)の保護を行なうことができる。
しかも、図1に示すように、展開状態において上述のエアバッグ24の後方側上部が円弧状に形成される円弧状領域31は、前側シート10のシートバック10Bのリクライニング角度が特定の角度(図1に実線で示すように、仮想鉛直線VERに対して後方に24〜26°傾斜した角度θ)の時、AM95ダミーD3の頭部重心32と対応する位置p1(頭部重心対応位置)からAF05ダミーD1の顎部(詳しくは、顎下部)と対応する位置p2(顎部対応位置、詳しくは顎下部対応位置)までの領域に設定されている。
この実施例では、上述の円弧状領域31は、シートバック10Bの特定リクライニング角度θの時、AM95ダミーD3の頭部重心位置対応位置p1を含んで、AM95ダミーD3の頭頂近傍部と対応する位置p0(頭頂近傍部対応位置)からAF05ダミーD1の顎部対応位置p2、詳しくは、顎下部対応位置までの領域としている。
これにより、図4に示すAF05ダミーD1、図6に示すAM50ダミーD2、図8に示すAM95ダミーD3、すなわち小柄な成人女性から大柄な成人男性までの略全ての体格の着座乗員を、エアバッグ24の展開にて保護すべく構成したものである。
特に、円弧状領域31をAM95ダミーD3の頭頂近傍部対応位置p0からAF05ダミーD1の顎部対応位置p2までの領域とすることで、図8に仮想線α3で示すように、前側シート10のシートバック10Bを特定の角度θからさらに後方へ約12度後傾させた場合であっても、エアバッグ24によりAM95ダミーD3の頭部重心32を確実に受止めることができる。
また、図1に示すように、展開状態におけるエアバッグ24のAF05ダミーD1の顎部対応位置p2よりも下側の領域33(図1に矢印で示す範囲参照)は、上述の円弧状領域31の曲率半径よりもその曲率半径が小さく設定されている(この実施例では、下側の領域33の曲率半径は、円弧状領域31の曲率半径に対して21〜23%に設定しているが、この数値に限定されるものではない。)
換言すれば、展開時のエアバッグ24において上記顎部対応位置p2より下側の領域33(下側領域33)は、より曲率が高められており、これにより、後側シート30の着座乗員、特に、AF05ダミーD1に相当する小柄な成人女性の胸部方向へのエアバッグ24の突出量を小さくして、着座乗員胸部への圧迫性の低減を図るよう構成したものである。
換言すれば、展開時のエアバッグ24において上記顎部対応位置p2より下側の領域33(下側領域33)は、より曲率が高められており、これにより、後側シート30の着座乗員、特に、AF05ダミーD1に相当する小柄な成人女性の胸部方向へのエアバッグ24の突出量を小さくして、着座乗員胸部への圧迫性の低減を図るよう構成したものである。
さらに、図1に示すように、後側シート30に着座した乗員の膝部と対応して展開状態における上記エアバッグ24の下側面34には、車両側面視で上方に凹む凹部35が形成されている。この凹部35もエアバッグ24内部に設けられたテザーにて形状保持される。
この凹部35の形成により、着座乗員、特に、図8に示すAM95ダミーD3に相当する大柄な成人男性であっても、膝部への圧迫性の低減を図って、当該膝部の移動を阻害しないよう構成している。
また、図8に示すように、後側シート30にAM95ダミーD3を設置し、かつ前側シート10のシートバック10Bのリクライニング角度が特定の角度θの時、展開されたエアバッグ24の凹部35を含む下面側34がAM95ダミーD3の大腿部と接触しないよう構成しており、AM95ダミーD3に相当する大柄な成人男性であっても、大腿部への圧迫性を回避するよう構成したものである。
さらに、図9に示すように、エアバッグ24の展開時における車幅方向の最大幅W2は、その平面視において後側シート30に設置したAM95ダミーD3の肩幅W1(いわゆるトルソー幅)以上(つまり、W2>W1)になるよう構成されており、これにより図5に示すAF05ダミーD1、図7に示すAM50ダミーD2、図9に示すAM95ダミーD3に相当する略全ての体格の着座乗員に対する乗員保護性能を充分に確保するよう構成したものである。
加えて、図1に示すように、展開時のエアバッグ24による乗員の拘束力、特に、乗員上体の拘束力を高めるため、反力面36(図1に側面視で示すエアバッグ24の図示左側の面)をシートバック10B背面に接触させるよう構成している。
さらにまた、展開時におけるエアバッグ24の揺動を抑制するため、上述の反力面36を、図1に示すように、シートバック10Bの上下方向中間部背面からシートバック10Bの上端部背面のみならずヘッドレスト10Hの上部背面にかけて接触させ、当該反力面36を上下方向で長く確保するよう構成している。
なお、図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示す。
なお、図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示す。
このように、上記実施例のエアバッグ装置は、車両前後方向に離間して配置された前側シート10と後側シート30とを備え、上記前側シート10には、リクライニング回動軸15を支点としてそのシートバック10Bを回動するリクライニング機構16が設けられた車両において、上記前側シート10のシートバック10B背面から後側シート30側へ展開するエアバッグ24を備えたエアバッグ装置であって、上記エアバッグ24は、展開状態において、少なくともその後方側の上部が車両側面視で上記リクライニング回動軸15を中心とした円弧状に形成(円弧状領域31参照)されたものである(図1参照)。
この構成によれば、エアバッグ24は、その展開状態において、少なくともその後方側上部が車両側面視でリクライニング回動軸15を中心とした円弧状に形成されているので、エアバッグ24の展開形状を特定するという簡単な構造でありながら、前側シート10のシートバック10Bにおけるリクライニング角度の如何にかかわらず好適に後側シート30の着座乗員の保護を行なうことができる。
この構成によれば、エアバッグ24は、その展開状態において、少なくともその後方側上部が車両側面視でリクライニング回動軸15を中心とした円弧状に形成されているので、エアバッグ24の展開形状を特定するという簡単な構造でありながら、前側シート10のシートバック10Bにおけるリクライニング角度の如何にかかわらず好適に後側シート30の着座乗員の保護を行なうことができる。
この発明の一実施形態においては、展開状態において上記エアバッグ24の後方側上部が円弧状に形成される円弧状領域31は、上記前側シート10のシートバック10Bのリクライニング角度が特定の角度θの時、AM95ダミーD3の頭部重心32対応位置p1からAF05ダミーD1の顎部対応位置p2までの領域であることを特徴とする(図1参照)。
この構成によれば、エアバッグ24の展開により、大柄な成人男性から小柄な成人女性までの略全ての体格の着座乗員の保護が可能となる。
この発明の一実施形態においては、展開状態における上記エアバッグ24のAF05ダミーD1の顎部対応位置p2よりも下側の領域(下側領域33参照)は、上記円弧状領域31の曲率半径よりもその曲率半径が小さく設定されたものである(図1参照)。
この構成によれば、AF05ダミーD1の顎部対応位置p2よりも下側の領域(下側領域33)は、曲率半径を小さくしたので、着座乗員の胸部方向へのエアバッグ24の突出量が小さくなり、着座乗員胸部への圧迫性の低減を図ることができる。
この発明の一実施形態においては、乗員の膝部と対応して展開状態における上記エアバッグ24の下面側34には、上方に凹む凹部35が形成されたものである(図1、図8参照)。
この構成によれば、上述の凹部35の形成により、着座乗員の膝部への圧迫性の低減を図ることができる。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明のエアバッグのAF05ダミーの顎部対応位置よりも下側の領域は、実施例の下側領域33に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
この発明のエアバッグのAF05ダミーの顎部対応位置よりも下側の領域は、実施例の下側領域33に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
以上説明したように、本発明は、車両前後方向に離間して配置された前側シートと後側シートとを備え、上記前側シートには、リクライニング回動軸を支点としてそのシートバックを回動するリクライニング機構が設けられた車両において、上記前側シートのシートバック背面から後側シート側へ展開するエアバッグを備えたエアバッグ装置について有用である。
10…前側シート
10B…シートバック
15…リクライニング回動軸
16…リクライニング機構
24…エアバッグ
30…後側シート
31…円弧状領域
33…下側領域
34…下面側
35…凹部
D1…AF05ダミー
D3…AM95ダミー
p1…頭部重心対応位置
p2…顎部対応位置
10B…シートバック
15…リクライニング回動軸
16…リクライニング機構
24…エアバッグ
30…後側シート
31…円弧状領域
33…下側領域
34…下面側
35…凹部
D1…AF05ダミー
D3…AM95ダミー
p1…頭部重心対応位置
p2…顎部対応位置
この発明は、エアバッグ装置に関し、詳しくは、車両前後方向に離間して配置された前側シートと後側シートとを備え、上記前側シートには、リクライニング回動軸を支点としてそのシートバックを回動するリクライニング機構が設けられた車両において、上記前側シートのシートバック背面から後側シート側へ展開するエアバッグを備えたエアバッグ装置に関する。
近年、車両における乗員保護ニーズが高まっており、車両前後方向に離間して前側シートと後側シートとを備えた車両において後側シートに着座する乗員(後席乗員)を保護する後席乗員用のエアバッグを設ける傾向にある。そして、このような後席乗員用のエアバッグの中には、シートバックのリクライニング角度が変更可能な前側シートの当該シートバックに設けられるものが知られている。
しかし、この種の後席乗員用のエアバッグは、前席乗員用のエアバッグとは異なり、前側シートのシートバックをリクライニングさせた場合には、エアバッグの展開位置が後席乗員に近くなり過ぎるなど、前側シートのシートバックのリクライニング角度によって後席乗員の保護性能が変化することがある。つまり、後席乗員用のエアバッグを、リクライニング角度が変更可能な前側シートのシートバックに設けた場合には、該シートバックのリクライニング角度の如何にかかわらず後席乗員の一定の保護性能を確保する必要がある。
このような課題を解決するためのエアバッグ装置として、特許文献1に開示されたものが、既に発明されている。
すなわち、該特許文献1に開示されたものは、車両の衝突が予測された際に、後席用エアバッグ装置が設けられた前側シートのシートバックの角度が所定角度以上の場合には、前側シートに内蔵されたリクライニング用モータを駆動し、シートバックの角度が適正な角度となるよう当該シートバックを起こすことで、エアバッグの展開領域を調整する制御を行なうものである。
しかしながら、該特許文献1に開示された従来構造においては、その制御および構造が複雑となるので、改善の余地があった。
そこで、この発明は、エアバッグの展開形状を特定するという簡単な構造で、前側シートのシートバックにおけるリクライニング角度の如何にかかわらず好適に後側シートの着座乗員の保護ができるエアバッグ装置の提供を目的とする。
この発明によるエアバッグ装置は、車両前後方向に離間して配置された前側シートと後側シートとを備え、上記前側シートには、リクライニング回動軸を支点としてそのシートバックを回動するリクライニング機構が設けられた車両において、上記前側シートのシートバック背面から後側シート側へ展開するエアバッグを備えたエアバッグ装置であって、上記エアバッグは、展開状態において、少なくともその後方側の上部が車両側面視で上記リクライニング回動軸を中心とした円弧状に形成され、展開状態において上記エアバッグの後方側上部が円弧状に形成される円弧状領域は、上記前側シートのシートバックのリクライニング角度が24〜26度の時、AM95ダミーの頭部重心対応位置からAF05ダミーの顎部対応位置までの領域であることを特徴とする。
上述の前側シートと後側シートとは、運転席や助手席などの第1列目シート(前側シート)と、その直後の第2列目シート(後側シート)に設定してもよく、または、第2列目シート(前側シート)と第3列目シート(後側シート)に設定してもよい。
上述の前側シートと後側シートとは、運転席や助手席などの第1列目シート(前側シート)と、その直後の第2列目シート(後側シート)に設定してもよく、または、第2列目シート(前側シート)と第3列目シート(後側シート)に設定してもよい。
上記構成によれば、エアバッグは、その展開状態において、少なくともその後方側上部が車両側面視でリクライニング回動軸を中心とした円弧状に形成されているので、エアバッグの展開形状を特定するという簡単な構造でありながら、前側シートのシートバックにおけるリクライニング角度の如何にかかわらず好適に後側シートの着座乗員の保護を行なうことができる。
しかも、展開状態において上記エアバッグの後方側上部が円弧状に形成される円弧状領域は、上記前側シートのシートバックのリクライニング角度が24〜26度の時、AM95ダミーの頭部重心対応位置からAF05ダミーの顎部対応位置までの領域であることを特徴とするものであるから、エアバッグの展開により、大柄な成人男性から小柄な成人女性までの略全ての体格の着座乗員の保護が可能となる。
上述AM95ダミーとは、大柄な米国成人男性のダミーであり、AF05ダミーとは、小柄な米国成人女性のダミーである。またダミーとは、衝突試験時に乗員の安全性を評価するツールとして用いられる人体模擬マネキンのことで、正式にはAnthropomorphic Test Dummy、擬人試験ダミーと称される。
また、リクライニング角度の24〜26度とは、仮想鉛直線に対して後方に24〜26°傾斜した角度を意味する。
また、リクライニング角度の24〜26度とは、仮想鉛直線に対して後方に24〜26°傾斜した角度を意味する。
この発明の一実施態様においては、展開状態における上記エアバッグのAF05ダミーの顎部対応位置よりも下側の領域は、上記円弧状領域の曲率半径よりもその曲率半径が小さく設定されたものである。
上記構成によれば、AF05ダミーの顎部対応位置よりも下側の領域は、曲率半径を小さくしたので、着座乗員の胸部方向へのエアバッグの突出量が小さくなり、着座乗員胸部への圧迫性の低減を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、乗員の膝部と対応して展開状態における上記エアバッグの下面側には、上方に凹む凹部が形成されたものである。
上記構成によれば、上述の凹部の形成により、着座乗員の膝部への圧迫性の低減を図ることができる。
この発明によれば、エアバッグの展開形状を特定するという簡単な構造で、前側シートのシートバックにおけるリクライニング角度の如何にかかわらず好適に後側シートの着座乗員の保護ができる効果がある。
エアバッグの展開形状を特定するという簡単な構造で、前側シートのシートバックにおけるリクライニング角度の如何にかかわらず好適に後側シートの着座乗員を保護するという目的を、車両前後方向に離間して配置された前側シートと後側シートとを備え、上記前側シートには、リクライニング回動軸を支点としてそのシートバックを回動するリクライニング機構が設けられた車両において、上記前側シートのシートバック背面から後側シート側へ展開するエアバッグを備えたエアバッグ装置であって、上記エアバッグは、展開状態において、少なくともその後方側の上部が車両側面視で上記リクライニング回動軸を中心とした円弧状に形成され、展開状態において上記エアバッグの後方側上部が円弧状に形成される円弧状領域は、上記前側シートのシートバックのリクライニング角度が24〜26度の時、AM95ダミーの頭部重心対応位置からAF05ダミーの顎部対応位置までの領域であるという構成にて実現した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面はエアバッグ装置を示し、図1は当該エアバッグ装置を示す側面図(但し、図示の便宜上、エアバッグを展開した状態で示す)、図2は前側シートを示す斜視図、図3は前側シートの要部を分解して示す斜視図である。
図面はエアバッグ装置を示し、図1は当該エアバッグ装置を示す側面図(但し、図示の便宜上、エアバッグを展開した状態で示す)、図2は前側シートを示す斜視図、図3は前側シートの要部を分解して示す斜視図である。
図1において、車両前後方向に離間して前側シート10と後側シート30とを並設している。
前側シート10をドライバーズシートまたはパッセンジャーズシート(第1列目シート)に設定した場合には、後側シート30はその直後に位置する第2列目シートに設定することができ、あるいは、前側シート10を第2列目シートに設定した場合には、後側シート30は第3列目シートに設定することができる。
前側シート10をドライバーズシートまたはパッセンジャーズシート(第1列目シート)に設定した場合には、後側シート30はその直後に位置する第2列目シートに設定することができ、あるいは、前側シート10を第2列目シートに設定した場合には、後側シート30は第3列目シートに設定することができる。
図1に示すように、前側シート10は、フロアパネル11上部に設けた前後のブラケット12,13に対して、ロアレール(固定レール)とアッパレール(可動レール)とから成る一対のシートスライドレール14,14を介して車両前後方向に位置調整可能に取付けられており、この前側シート10は乗員の着座面を形成するシートクッション10Cと、乗員の背もたれ面を形成するシートバック10Bと、乗員の頭部を保持する高さ調整可能なヘッドレスト10Hとを備えている。
図1に示すように、上述の前側シート10は、リクライニング回動軸15を支点として、そのシートバック10Bを角度調整可能に回動するリクライニング機構16を備えている。
図2、図3に示すように、前側シート10におけるシートクッション10Cはシートクッションフレーム17を備えている。
また、シートバック10Bは上部に位置して背面視で門形状に形成された金属パイプ製の上部フレーム18と、左右両サイドに位置する板金製の下部フレーム19,19とから成るシートバックフレーム20を備えている。
また、シートバック10Bは上部に位置して背面視で門形状に形成された金属パイプ製の上部フレーム18と、左右両サイドに位置する板金製の下部フレーム19,19とから成るシートバックフレーム20を備えている。
シートバックフレーム20のサイド部相互間には、ばね部材から成るサスペンションマット21を配設する一方、シートバックフレーム20を構成する上部フレーム18の上部、すなわち、図3に示すように、上部フレーム18の上辺部18aと左右の両脚部18b,18cとで三方が囲繞された剛性の高い部分には、リアクションプレート22を取付け、このリアクションプレート22の背面に箱形状のエアバッグ収容ケース23を取付けている。
このエアバッグ収容ケース23の収容空間内にはエアバッグ24(図1参照)が折畳まれて収容され、エアバッグ収容ケース23の背面には、折畳まれたエアバッグ24を後方から覆う布製のカバー25が設けられている。
図2、図3に示すように、エアバッグ収容ケース23内に折畳んだ状態で収容したエアバッグ24内部と連通するように左右一対のガス供給管26,26が設けられている。当該ガス供給管26は上部フレーム18に沿って下方に延び、その下端側が下部フレーム19の内側に位置しており、該ガス供給管26の下端部には、ガス発生器としてのインフレータ27が取付けられている。左右の各インフレータ27,27は下部フレーム19,19にその内側から取付けられている。
ここで、エアバッグ装置は、エアバッグ24展開時の反力を支持する鋼板製または樹脂製のリアクションプレート22と、袋体としてのエアバッグ24と、エアバッグ収容ケース23と、布製のカバー25と、ファブリックチューブ等から成るガス供給管26と、インフレータ27とから構成されており、車両衝突時または衝突予測時に、インフレータ27で発生したガスを、ガス供給管26を介してエアバッグ24内部に供給して、当該エアバッグ24を後側シート30の乗員側に向けて展開させるように構成している。
なお、エアバッグ24の折畳み構造は、周知の助手席側エアバッグの折畳み構造と同等の構造を採用することができる。
一方で、上述の後側シート30は、図1に示すように、乗員の着座面を形成するシートクッション30Cと、乗員の背もたれ面を形成するシートバック30Bと、乗員の頭部を保持する高さ調整可能なヘッドレスト30Hとを備えている。
一方で、上述の後側シート30は、図1に示すように、乗員の着座面を形成するシートクッション30Cと、乗員の背もたれ面を形成するシートバック30Bと、乗員の頭部を保持する高さ調整可能なヘッドレスト30Hとを備えている。
この実施例のエアバッグ装置は、前側シート10のシートバック10B背面から後側シート30側へエアバッグ24を展開して、後側シート30に着座した乗員を保護するものである。
換言すれば、後側シート30に着座した乗員を、後側シート30の直前方に位置する前側シート10のシートバック10B背面から展開されるエアバッグ24にて保護するものである。
換言すれば、後側シート30に着座した乗員を、後側シート30の直前方に位置する前側シート10のシートバック10B背面から展開されるエアバッグ24にて保護するものである。
図4は後側シート30にAF05ダミーD1を設置した状態のエアバッグ展開時の側面図、図5は図4の要部平面図、図6は後側シート30にAM50ダミーD2を設置した状態のエアバッグ展開時の側面図、図7は図6の要部平面図、図8は後側シート30にAM95ダミーD3を設置した状態のエアバッグ展開時の側面図、図9は図8の要部平面図である。
ここに、AF05ダミーD1とは、小柄な米国成人女性(身長148.6〜153.7cm、体重44.1〜48.6kgに相当)のダミーであり、またAM50ダミーD2とは、平均体格の米国成人男性(身長160.0〜177.8cm、体重59.5〜80.5kgに相当)のダミーであり、さらにAM95ダミーD3とは、大柄な米国成人男性(身長185.4〜189.2cm、体重98.6〜109.1kgに相当)のダミーである。
図1に示すように、上述のエアバッグ24は、その展開状態において、当該エアバッグ24の後方側上部が車両側面視で上述のリクライニング回動軸15を中心とした円弧C1と一致または略一致する円弧状に形成された円弧状領域31(図1に矢印で示す範囲参照)を有するものである。
上述のエアバッグ24の展開形状は、その内部に設けられた複数のテザーで形状保持されると共に、エアバッグ24の必要箇所にはガスを排出するエアバッグ内圧制御用の排気孔としてのベントホールが設けられている。また、図5、図7、図9に示すように、エアバッグ24の平面視での展開形状は概ね方形状となるように形成されている。
上述の円弧状領域31を有することで、エアバッグ24の展開形状を特定するという簡単な構造でありながら、前側シート10のシートバック10Bにおけるリクライニング角度の如何にかかわらず、好適に後側シート30の着座乗員の保護を行なうよう構成したものである。
すなわち、図4に示すように、後側シート30にAF05ダミーD1を設置し、前側シート10のシートバック10Bを図4の実線位置から同図の仮想線位置α1に後傾(リクライニング)させて、リクライニング角度を大きくしても、円弧状領域31は上記円弧C1と一致または略一致する状態を保つので、前側シート10のシートバック10Bにおけるリクライニング角度の如何にかかわらず、好適に後側シート30の着座乗員(AF05ダミーD1に相当する体格の乗員)の保護を行なうことができる。
同様に、図6または図8に示すように、後側シート30にAM50ダミーD2またはAM95ダミーD3を設置し、前側シート10のシートバック10Bを図6または図8の実線位置から同図の仮想線位置α2またはα3に後傾(リクライニング)させて、リクライニング角度を大きくしても、円弧状領域31は上記円弧C1と一致または略一致する状態を保つので、前側シート10のシートバック10Bにおけるリクライニング角度の如何にかかわらず、好適に後側シート30の着座乗員(AM50ダミーD2またはAM95ダミーD3に相当する体格の乗員)の保護を行なうことができる。
しかも、図1に示すように、展開状態において上述のエアバッグ24の後方側上部が円弧状に形成される円弧状領域31は、前側シート10のシートバック10Bのリクライニング角度が特定の角度(図1に実線で示すように、仮想鉛直線VERに対して後方に24〜26°傾斜した角度θ)の時、AM95ダミーD3の頭部重心32と対応する位置p1(頭部重心対応位置)からAF05ダミーD1の顎部(詳しくは、顎下部)と対応する位置p2(顎部対応位置、詳しくは顎下部対応位置)までの領域に設定されている。
この実施例では、上述の円弧状領域31は、シートバック10Bの特定リクライニング角度θの時、AM95ダミーD3の頭部重心位置対応位置p1を含んで、AM95ダミーD3の頭頂近傍部と対応する位置p0(頭頂近傍部対応位置)からAF05ダミーD1の顎部対応位置p2、詳しくは、顎下部対応位置までの領域としている。
これにより、図4に示すAF05ダミーD1、図6に示すAM50ダミーD2、図8に示すAM95ダミーD3、すなわち小柄な成人女性から大柄な成人男性までの略全ての体格の着座乗員を、エアバッグ24の展開にて保護すべく構成したものである。
特に、円弧状領域31をAM95ダミーD3の頭頂近傍部対応位置p0からAF05ダミーD1の顎部対応位置p2までの領域とすることで、図8に仮想線α3で示すように、前側シート10のシートバック10Bを特定の角度θからさらに後方へ約12度後傾させた場合であっても、エアバッグ24によりAM95ダミーD3の頭部重心32を確実に受止めることができる。
また、図1に示すように、展開状態におけるエアバッグ24のAF05ダミーD1の顎部対応位置p2よりも下側の領域33(図1に矢印で示す範囲参照)は、上述の円弧状領域31の曲率半径よりもその曲率半径が小さく設定されている(この実施例では、下側の領域33の曲率半径は、円弧状領域31の曲率半径に対して21〜23%に設定しているが、この数値に限定されるものではない。)
換言すれば、展開時のエアバッグ24において上記顎部対応位置p2より下側の領域33(下側領域33)は、より曲率が高められており、これにより、後側シート30の着座乗員、特に、AF05ダミーD1に相当する小柄な成人女性の胸部方向へのエアバッグ24の突出量を小さくして、着座乗員胸部への圧迫性の低減を図るよう構成したものである。
換言すれば、展開時のエアバッグ24において上記顎部対応位置p2より下側の領域33(下側領域33)は、より曲率が高められており、これにより、後側シート30の着座乗員、特に、AF05ダミーD1に相当する小柄な成人女性の胸部方向へのエアバッグ24の突出量を小さくして、着座乗員胸部への圧迫性の低減を図るよう構成したものである。
さらに、図1に示すように、後側シート30に着座した乗員の膝部と対応して展開状態における上記エアバッグ24の下側面34には、車両側面視で上方に凹む凹部35が形成されている。この凹部35もエアバッグ24内部に設けられたテザーにて形状保持される。
この凹部35の形成により、着座乗員、特に、図8に示すAM95ダミーD3に相当する大柄な成人男性であっても、膝部への圧迫性の低減を図って、当該膝部の移動を阻害しないよう構成している。
また、図8に示すように、後側シート30にAM95ダミーD3を設置し、かつ前側シート10のシートバック10Bのリクライニング角度が特定の角度θの時、展開されたエアバッグ24の凹部35を含む下面側34がAM95ダミーD3の大腿部と接触しないよう構成しており、AM95ダミーD3に相当する大柄な成人男性であっても、大腿部への圧迫性を回避するよう構成したものである。
さらに、図9に示すように、エアバッグ24の展開時における車幅方向の最大幅W2は、その平面視において後側シート30に設置したAM95ダミーD3の肩幅W1(いわゆるトルソー幅)以上(つまり、W2>W1)になるよう構成されており、これにより図5に示すAF05ダミーD1、図7に示すAM50ダミーD2、図9に示すAM95ダミーD3に相当する略全ての体格の着座乗員に対する乗員保護性能を充分に確保するよう構成したものである。
加えて、図1に示すように、展開時のエアバッグ24による乗員の拘束力、特に、乗員上体の拘束力を高めるため、反力面36(図1に側面視で示すエアバッグ24の図示左側の面)をシートバック10B背面に接触させるよう構成している。
さらにまた、展開時におけるエアバッグ24の揺動を抑制するため、上述の反力面36を、図1に示すように、シートバック10Bの上下方向中間部背面からシートバック10Bの上端部背面のみならずヘッドレスト10Hの上部背面にかけて接触させ、当該反力面36を上下方向で長く確保するよう構成している。
なお、図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示す。
なお、図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示す。
このように、上記実施例のエアバッグ装置は、車両前後方向に離間して配置された前側シート10と後側シート30とを備え、上記前側シート10には、リクライニング回動軸15を支点としてそのシートバック10Bを回動するリクライニング機構16が設けられた車両において、上記前側シート10のシートバック10B背面から後側シート30側へ展開するエアバッグ24を備えたエアバッグ装置であって、上記エアバッグ24は、展開状態において、少なくともその後方側の上部が車両側面視で上記リクライニング回動軸15を中心とした円弧状に形成(円弧状領域31参照)されたものである(図1参照)。
この構成によれば、エアバッグ24は、その展開状態において、少なくともその後方側上部が車両側面視でリクライニング回動軸15を中心とした円弧状に形成されているので、エアバッグ24の展開形状を特定するという簡単な構造でありながら、前側シート10のシートバック10Bにおけるリクライニング角度の如何にかかわらず好適に後側シート30の着座乗員の保護を行なうことができる。
この構成によれば、エアバッグ24は、その展開状態において、少なくともその後方側上部が車両側面視でリクライニング回動軸15を中心とした円弧状に形成されているので、エアバッグ24の展開形状を特定するという簡単な構造でありながら、前側シート10のシートバック10Bにおけるリクライニング角度の如何にかかわらず好適に後側シート30の着座乗員の保護を行なうことができる。
この発明の一実施形態においては、展開状態において上記エアバッグ24の後方側上部が円弧状に形成される円弧状領域31は、上記前側シート10のシートバック10Bのリクライニング角度が特定の角度θの時、AM95ダミーD3の頭部重心32対応位置p1からAF05ダミーD1の顎部対応位置p2までの領域であることを特徴とする(図1参照)。
この構成によれば、エアバッグ24の展開により、大柄な成人男性から小柄な成人女性までの略全ての体格の着座乗員の保護が可能となる。
この発明の一実施形態においては、展開状態における上記エアバッグ24のAF05ダミーD1の顎部対応位置p2よりも下側の領域(下側領域33参照)は、上記円弧状領域31の曲率半径よりもその曲率半径が小さく設定されたものである(図1参照)。
この構成によれば、AF05ダミーD1の顎部対応位置p2よりも下側の領域(下側領域33)は、曲率半径を小さくしたので、着座乗員の胸部方向へのエアバッグ24の突出量が小さくなり、着座乗員胸部への圧迫性の低減を図ることができる。
この発明の一実施形態においては、乗員の膝部と対応して展開状態における上記エアバッグ24の下面側34には、上方に凹む凹部35が形成されたものである(図1、図8参照)。
この構成によれば、上述の凹部35の形成により、着座乗員の膝部への圧迫性の低減を図ることができる。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明のエアバッグのAF05ダミーの顎部対応位置よりも下側の領域は、実施例の下側領域33に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
この発明のエアバッグのAF05ダミーの顎部対応位置よりも下側の領域は、実施例の下側領域33に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
以上説明したように、本発明は、車両前後方向に離間して配置された前側シートと後側シートとを備え、上記前側シートには、リクライニング回動軸を支点としてそのシートバックを回動するリクライニング機構が設けられた車両において、上記前側シートのシートバック背面から後側シート側へ展開するエアバッグを備えたエアバッグ装置について有用である。
10…前側シート
10B…シートバック
15…リクライニング回動軸
16…リクライニング機構
24…エアバッグ
30…後側シート
31…円弧状領域
33…下側領域
34…下面側
35…凹部
D1…AF05ダミー
D3…AM95ダミー
p1…頭部重心対応位置
p2…顎部対応位置
10B…シートバック
15…リクライニング回動軸
16…リクライニング機構
24…エアバッグ
30…後側シート
31…円弧状領域
33…下側領域
34…下面側
35…凹部
D1…AF05ダミー
D3…AM95ダミー
p1…頭部重心対応位置
p2…顎部対応位置
Claims (4)
- 車両前後方向に離間して配置された前側シートと後側シートとを備え、
上記前側シートには、リクライニング回動軸を支点としてそのシートバックを回動するリクライニング機構が設けられた車両において、
上記前側シートのシートバック背面から後側シート側へ展開するエアバッグを備えたエアバッグ装置であって、
上記エアバッグは、展開状態において、少なくともその後方側の上部が車両側面視で上記リクライニング回動軸を中心とした円弧状に形成されたことを特徴とする
エアバッグ装置。 - 展開状態において上記エアバッグの後方側上部が円弧状に形成される円弧状領域は、
上記前側シートのシートバックのリクライニング角度が特定の角度の時、AM95ダミーの頭部重心対応位置からAF05ダミーの顎部対応位置までの領域であることを特徴とする
請求項1に記載のエアバッグ装置。 - 展開状態における上記エアバッグのAF05ダミーの顎部対応位置よりも下側の領域は、上記円弧状領域の曲率半径よりもその曲率半径が小さく設定された
請求項2に記載のエアバッグ装置。 - 乗員の膝部と対応して展開状態における上記エアバッグの下面側には、上方に凹む凹部が形成された
請求項1〜3の何れか一項に記載のエアバッグ装置。
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