JP2015067186A - 車両用シートエアバッグシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】構成の簡素化が得られると共に、衝突時に伴う着座者の移動及び衝撃が抑制され、適正な保護が得られる車両用シートエアバッグシステムを提供する。【解決手段】シートバック20内でのエアバッグ30の膨張展開とヘッドレスト45の変位とを連動する。ヘッドレスト45を所定位置に変位して着座者Pfの頭部Phを拘束して頸部に作用する負荷が軽減され着座者のむち打ち傷害の発生が抑制し、且つシートバック内でエアバッグ30を膨脹展開して衝突による着座者の後方移動を弾性的に受け止め、且つ後方からの衝撃から車両シート着座者を保護する。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用シートエアバッグシステム、特に、車両用シートのシートバック内に
自動車等の車両用シートにおいて、シートバック内に配設したエアバッグの膨張展開により衝突時の衝撃から着座者を保護するエアバッグシステムが知られている。
例えば、特許文献1の車両用シートは、シートバックフレームの内方に架設された架設弾性支持部材の前面にシートパッドを備え、架設弾性支持部材とこの架設弾性支持部材の後方に配設した強固な構造を有する支持プレートとの間の隙間内に収縮状態のエアバッグが配設される。
この車両用シートによれば、所定以上の衝撃の検出に対応したインフレータの作用により、架設弾性支持部材と支持プレートの間でエアバッグを膨張させて、衝突時における着座者の後方移動を背後から弾性的に支持して規制すると共に、エアバッグの減圧及び収縮によってその衝撃エネルギーを吸収する。
また、特許文献2においては、前席シートのシートバックの背面下部に後席シートの着座者に向かって膨脹展開する第1エアバッグが設置され、さらに前席シートのシートバック内においてシートバックフレームの内側に架設された架設弾性支持部材の前面に扁平状態の第2エアバッグが配設されている。
これにより、所定以上の衝撃の検知に対応したインフレータの作用により第1エアバッグが後席シートの着座者に向かって膨張展開し、後席シートの着座者が衝突時の衝撃で前方に移動しても前席シートのシートバックの背面に強く突き当たることが防止される。さらに、第2エアバッグの膨張展開により、衝突時における前席シートの着座者の上体の後方移動を背後から弾性的に支持して規制してその保護がなされる。また、第1、第2のエアバッグの膨張タイミングが制御されて適切な着座者の保護が図られている。
特開平10−273000号公報 特開2010−52621号公報
特許文献1に開示された車両用シートは、上述のように、当該座席シートの着座者の保護をエアバッグとその後方外側に存在する強固な構成の支持プレートの存在によって達成している。すなわち、着座者は後方への移動に対してはエアバッグでその衝撃が緩和され、シートバックの後方から加えられる衝撃に対しては、まず支持プレートでこれを受け止め、その衝撃がエアバッグで吸収されることとなる。
したがって、後方にシートが存在し、着座者が居るときなどにおいて、その後席着座者の前席へのシートバック後方からの衝突は、支持プレートへの衝突時には大きな衝撃が発生する。したがって、後方からの衝撃を柔らかく受け止めることができず、後席シートの着座者の膝などへのダメージだけでなく、前席着座者への衝撃も大きなものとなるおそれが有る。
一方、特許文献2のエアバッグ装置によると、前席シートのシートバック内で膨張展開する第2エアバッグによって前席シートの着座者の保護とダメージの軽減が期待でき、且つ、後席シートの着座者側に向かって第1エアバッグが膨脹展開することで後席着座者の保護も図られる。しかし、シートバック内のエアバッグ設置だけでなく、前席シートのシートバッグ下方部に、シートバッグ後外方へ向けて膨張展開する第1エアバッグを別途設けなければならず、シートバッグの構造の複雑化、各エアバッグの制御負担の増大が生じる。
また、第1エアバッグが前席シートのシートバックの背面下部から後席シートの着座者に向けて斜め上方に大きく膨出することとなり、その膨脹展開形状が不安定になることから、後席シートの着座者の前席のシートバックへの衝突を的確、確実に受け止め、その衝撃を吸収することについては、安定性に欠けるおそれがある。
以上のように、上記従来の特許文献の各構造においては、簡単な構造によって、エアバックによる前席シートの着座者の直接の保護と、後方からのシートバックへの衝撃からの保護については、更なる改善の余地が残されている。
なお、自動車等の車両において、上述の様な後席シートの着座者の膝などの前席のシートバックへの衝突は、前方からの衝突の際だけでなく、後方からの衝突時に車体後部の変形などにより、後席シートの着座者が前方に押され、膝が前席シートのシートバックの背面に強く突き当たるという状況でも発生する可能性が存する。
本発明は上述のような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、構成の複雑化を伴うことなく、衝突時におけるエアバックでの着座者の直接の保護及びシートバック後方からの衝撃の的確な軽減を可能とする車両用シートのエアバッグシステムを提供することにある。
上記目的を達成する請求項1の車両用シートエアバッグシステムの発明は、シートバックの上方側に設置され、衝突に対応させてヘッドレストを所定位置に変位させるヘッドレスト変位手段を備えるとともに、前記シートバック内部でエアバッグを膨張展開させる車両用シートエアバッグシステムにおいて、前記シートバック内での前記膨張展開は、該膨張展開したエアバッグが着座者の上体を弾性的に支持し、且つシートバック背面に付与される衝撃力を弾性的に受け止めるように行われ、前記シートバック内でのエアバッグの膨張展開と、前記衝突に対応させたヘッドレストの変位とは、それぞれ連動して制御されることを特徴とする。
これによると、シートバック内でのエアバッグの膨張展開とヘッドレストの変位とを連動して制御する簡単な構成で、ヘッドレストを所定位置に変位して着座者の頭部を拘束して着座者のむち打ち傷害の発生が抑制できるとともに、エアバッグを膨脹展開することで、衝突による着座者の後方移動を弾性的に受け止め、且つ後方からの衝撃から車両シート着座者を保護することができ、構成の複雑化を伴うことなく、衝突時におけるエアバックでの着座者の直接の保護及びシートバック後方からの衝撃の的確な軽減を可能とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の車両用シートエアバッグシステムにおいて、前記エアバッグの膨張展開及び前記ヘッドレストの変位を制御する制御部と、車両への衝突を予知する衝突予知手段と、を備え、前記連動した制御は、前記制御部が前記衝突予知手段によって予知された衝突発生情報に従って前記ヘッドレストを前記所定位置に変位させ、該変位と同時に前記シートバッグ内でエアバッグの膨張展開を開始させるようになされることを特徴とする。
これによると、衝突予知手段によって予知された衝突発生情報に従ってヘッドレストを所定位置に変位し、同時にエアバッグが膨脹展開開始することで、ヘッドレストにより着座者の頭部を拘束し、膨脹展開するエアバッグにより着座者を押圧して着座姿勢の適正化が得られ、着座者のむち打ち傷害の発生が抑制できるとともに、膨張展開するエアバッグにより衝突による着座者の後方移動を良好な状態で弾性的に受け止め、且つ後方からの衝撃から車両シート着座者を保護することができる。
請求項3の発明は、請求項1に記載の車両用シートエアバッグシステムにおいて、前記エアバッグの膨張展開及び前記ヘッドレストの変位を制御する制御部と、車両への衝突を予知する衝突予知手段と、を備え、前記連動した制御は、前記制御部が前記衝突予知手段によって予知された衝突発生情報に従って前記ヘッドレストを前記所定位置に変位させ、該変位後に前記シートバッグ内でエアバッグの膨張展開させるようになされることを特徴とする。
これによると、エアバッグの膨張展開前にヘッドレストによって頭部を拘束して着座者の着座姿勢を適正にすることで、着座者のむち打ち傷害の発生が抑制できる。しかる後、ヘッドレストにより着座者の頭部を拘束した状態で、エアバッグが膨張展開を開始することで、エアバッグにより衝突による着座者の後方移動を良好な状態で弾性的に受け止め、且つ後方からの衝撃から車両シート着座者を保護することができる。
請求項4の発明は、請求項1に記載の車両用シートエアバッグシステムにおいて、前記エアバッグの膨張展開及び前記ヘッドレストの変位を制御する制御部と、車両への衝突を予知する衝突予知手段と、を備え、前記連動した制御は、前記制御部が前記衝突予知手段によって予知された衝突発生情報に従って前記シートバッグ内でエアバッグの膨張展開を開始し、該開始後に前記ヘッドレストを前記所定位置に変位させるようになされることを特徴とする。
これによると、予めエアバッグの膨張展開を開始して、膨張展開するエアバッグにより着座者を押圧付与して着座姿勢を適正状態にするとともに、ヘッドレストを所定位置に変位して着座者の頭部を拘束する。その後、更にエアバッグを膨張展開させる。これにより後突による着座者の上体の後方移動がエアバッグによって良好に弾性的に受け止められて後方移動が規制され、且つ後方からの衝撃から車両シート着座者を保護することができる。
請求項5の発明は、請求項2〜4にいずれか1項に記載の車両用シートエアバッグシステムにおいて、前記衝突予知手段により予知される衝突荷重が所定値以下の場合には前記エアバッグの膨張展開が禁止されることを特徴とする。
これによると、衝撃荷重が所定値以下の場合には、エアバッグの膨張展開を行わないように構成することで、比較的衝撃が小さい衝突時の際のエアバッグの膨張展開を省略することができて、不要のエアバッグの膨張展開に伴うメンテナンス等の簡素化が得られる。
本発明によると、シートバック内でのエアバッグの膨張展開とヘッドレストの変位とを連動して制御する簡単な構成で、衝突時に所望な状態で確実にヘッドレストによって着座者のむち打ち傷害の発生が抑制できるとともに、膨脹展開するエアバッグによって衝突による着座者の後方移動を弾性的に受け止め、且つ後方からの衝撃から車両シート着座者を保護することができる。
一実施の形態における車両用シートエアバッグシステムの概要を示す車両用シートの概略縦断面図である。 後方から見た、車両用シートの一部破断概略斜視図である。 衝撃発生時におる車両用シートの作動説明図である。 車両用シートエアバッグシステムの制御回路ブロック図である。 アクティブヘッドへストの例を示す車両用シートの断面図である。 アクティブヘッドレストの例を示す車両用シートの断面図である。
以下、本発明による車両用シートエアバッグシステムの一実施の形態を図を参照して説明する。図1は車両用シートの概要を示す縦断面図、図2は後方から見た車両用シートの一部破断概略斜視図、図3は衝撃発生時における車両用シートの作動説明図、図4は車両用シートエアバッグシステムの制御回路ブロック図である。なお、各図において矢印Fは車体前方方向を示し、矢印Wは車幅方向を示す。
図1に示すように、車室内のフロア1には、車両用シートである前席シート10及び後席シート55が前後に並設される。前席シート10はフロア1上に支持されて着座者Pfの尻部を支えるシートクッション11と、着座者Pfの腰部から胸部に亘る上体Pbを支えるシートバック20と、シートバック20に支持されたヘッドレスト45を有する。車両の運転中はヘッドレスト45に着座者Pfの頭部Phを当てることもできるが、このようにすると運転操作がしづらくなるため、通常、着座者Pfの頭部Phはヘッドレスト45から僅かに離した状態で着座する。
図1及び図2に示すように、前席シート10においては、シートバック20の骨格を形成するシートバックフレーム21の内方に、架設弾性支持部材27が複数張設され、架設弾性支持部材27の前面にシートパッド28が配設されるとともに、架設弾性支持部材27の後方にエアバッグ30が収縮状態で配置され、これら全体が袋状の表皮31で被覆される。
シートバックフレーム21は、車幅方向に延在する上方フレーム22及び上方フレーム22の両端から湾曲乃至折曲して下方に延在する一対の側方フレーム23からなるコ字状乃至U字状のパイプフレームと、各側方フレーム23の側端部に配置固定された左右一対のサイドブラケット24と、車幅方向に延在して各側方フレーム23の上端近傍に架設されるパイプ状の上方クロスメンバ25と、左右のサイドブラケット24の下端近傍間に架設される下方クロスメンバ26によって略矩形枠状に形成される。
この対向する側方フレーム23の内方間及びサイドブラケット24の内方間に金属ワイヤよりなるSばね等の架設弾性支持部材27が複数、本実施の形態では3本の架設弾性支持部材27が略等間では架け渡されて張設される。この架設弾性支持部材27の前面に、着座者Pfの上体Pbを弾性的に支持するウレタンフォーム材等からなるシートパッド28が配設され、架設弾性支持部材27の後方に矩形平面状に折り畳まれた収縮状態のエアバッグ30が配置される。
これらシートバックフレーム21、シートパッド28、エアバッグ30等の全体を伸縮可能な布帛(織物、編物、不織布)や皮革(天然皮革、合成皮革)でシートパッド28の前面を覆う前面部32及びエアバッグ30を覆う背面部33を有する袋状に形成された表皮31で被覆することでシートバック20が形成される。エアバッグ30は、例えば、表皮31等に図示しない係止手段によって膨張展開可能に保持され、エアバッグ30に図示しないガス導入部が設けられ、サイドブラケット24に取り付けられたインフレータ29と連結される。
シートバック20のシートバックフレーム21を構成する各サイドブラケット24の基端は、シートクッション11の後端に配置されたリクライニング装置15の回動アーム16に取付ボルト17の螺着によって取り付けられ、シートバックフレーム21がリクライニング装置15の回動アーム16に一体的に連結される。
このエアバッグ30は、インフレータ29の膨張ガス噴射の基で瞬時に平面的に膨張展開するように構成され、エアバッグ30は、内部の気体を外部に放出する図示しないオリフィスを有する。オリフィスは、エアバッグ30の膨張展開後における圧縮のもとで、内部の気体を徐々に放出する孔径及び数に設定される。
このような構成によれば、シートバック20内に配設されるシートバックフレーム21内に張設される架設弾性支持部材27及びシートパッド28の撓み変形が確保されて、通常の着座状態における着座者Pfの弾性的な支持が得られ、良好な着座性が確保できる。
一方、インフレータ29の膨張ガス噴射の基でエアバッグ30が架設弾性支持部材27と表皮31の背面部33との間で平面状に膨張展開すると、図3に示すように架設弾性支持部材27及びシートパッド28を前方に押圧付勢して着座者Pfの上体Pbを背面側から弾性的に押圧支持可能となり、かつ表皮31の背面部33を後方に膨出させてシートバック20の背面に付与される衝撃力を弾性的に受け止め可能に展開する。このエアバッグ30の膨張展開は、エアバッグ30を保持する架設弾性支持部材27及び伸張して膨出する表皮31の背面部33によって被覆されて展開挙動が制御されて安定した膨張展開が保持される。エアバッグ30の膨張展開は、エアバッグ30を保持して伸縮する架設弾性支持部材27及び伸張して膨出する表皮31の背面部33を押し広げてなされることで、エアバッグの膨張展開量及び車体前後方向の衝撃吸収ストロークが確保できる。
また、図1及び図2に示すようにシートバックフレーム21の上方フレーム22に、ヘッドレスト変位手段41によってヘッドレスト45が前後に変位するアクティブヘッドレスト40が設けられる。
ヘッドレスト変位手段41は、上方フレーム22に前後方向に揺動可能に保持された左右一対の筒状のステーブラケット42を有し、ステーブラケット42を通常位置と所定位置とに選択的に駆動するアクチュエータであるヘッドレスト駆動モータ43を備える。この各ステーブラケット42にヘッドレストホルダを介在してヘッドレスト45に装着されたステー44を挿入係止することによってヘッドレスト45がシートバック20の上部に装着される。
これによりヘッドレスト駆動モータ43の駆動制御により、ヘッドレスト45を図1に示す着座者Pfの頭部Phから僅かに離れた後方の通常位置から仮想線45aで示すように頭部Phを後方から拘束して支持可能に保護する所定位置に変位し、且つ所定位置から通常位置に変位する。
図4は、車両用エアバッグシステムの制御回路を示す。制御回路はエアバッグ30の膨張展開を制御する制御部50を備え、制御部50は車両への後突及び後突による衝撃荷重を予知する衝突予知手段である後突検知センサ51からの衝突発生情報と、位置センサ等により構成されてヘッドレスト45の位置、即ち通常位置或いは所定位置を検知するヘッドレスト位置センサ52のヘッドレスト位置情報と、ROM53に格納されたプログラムに従ってインフレータ29を作動制御し、かつヘッドレスト駆動モータ43を駆動制御する。
ここで、制御部50は内蔵タイマを有し、衝突の予知時点からタイマスタートして計時を行う。後突検知センサ51は、例えばミリ波センサ等の距離センサを含んで構成され、自車と後突の可能性のある他車との間の相対距離や相対速度を計測して後突を予知する。
更に、後突検知センサ51は、予知された後突発生の際の衝撃荷重を予知する。
また、制御部50は、後突検知センサ51により予知された衝撃荷重が所定値を超える否かを判定し、その衝撃荷重が所定値を超えると判定した際には、その予知された後突発生に基づいてエアバッグ30を膨脹展開させる制御手段に加え、ヘッドレスト位置センサ52のヘッドレスト位置情報に基づいてヘッドレスト45が通常位置にある時には、所定位置に変位させる。
以上のように構成された車両用エアバッグシステムの作用を説明する。
この車両用エアバッグシステムを装備した車両において、後突検知センサ51により所定値を超える衝撃荷重を伴う後突を予知した際、その衝突発生情報に従って制御部50は、ヘッドレスト位置センサ52のヘッドレスト位置情報に基づいてヘッドレスト45が通常位置にある時には、ヘッドレスト駆動モータ43を駆動制御してヘッドレスト45を所定位置に変位させる。このヘッドレスト45の変位と同時に制御部50からインフレータ29に駆動信号が出力され、インフレータ29から膨張ガスを噴出してエアバッグ30の膨張展開が開始される。
このエアバッグ30の膨張展開開始により、架設弾性支持部材27と表皮31の背面部33との間で膨張展開するエアバッグ30によって架設弾性支持部材27及びシートパッド28等を介して着座者Phの上体Pbが背後から押圧されて適正な着座姿勢になると共に、頭部Phが所定位置に変位したヘッドレスト45によって拘束される。これにより、衝突時における頸部に作用する負荷が軽減され着座者Pfのむち打ち傷害の発生が抑制できる。
更に、図3に示すように架設弾性支持部材27と表皮31の背面部33との間で膨張展開するエアバッグ30により、後突による前席シート10の着座者Pfの上体Pbの後方移動は、表皮31の前面部32、シートパッド28、架設弾性支持部材27を介してエアバッグ30によって良好に弾性的に受け止められて後方移動が規制される。
一方、後席シート55の着座者Prは、後突により車体変形や、後方移動してシートバックを押圧した後のリバーンドで前方に直線状で移動して、例えば膝が前席シート10のシートバック20の背面に当接して前席シート10の背面に衝撃力F1を付与する。このとき膝は架設弾性支持部材27と表皮31との間で膨張展開したエアバッグ30によって弾性的に受け止められて前方移動が規制され、後席シート55の着座者Prの膝による衝撃力F1が回避されて前席シート10の着座者Pfが保護される。同様に、前進移動する後席シート55の着座者Prの膝が膨張展開するエアバッグ30によって弾性的に受け止められて保護される。
上記説明では、後突検知センサ51が後突の発生を予知した際、その衝突発生情報に基づいて、制御部50によりヘッドレスト45の所定位置への変位と連動して同時にエアバッグ30の膨張展開を開始するように制御したが、ヘッドレスト45を所定位置に変位させ、着座者Pfの頭部Phをヘッドレスト45で拘束した後に、エアバッグ30を膨張展開させることもできる。
すなわち、後突検知センサ51により所定値以上の衝撃荷重を伴う後突を予知した際、制御部50は、ヘッドレスト位置センサ52のヘッドレスト位置情報に基づいてヘッドレスト駆動モータ43を駆動制御してヘッドレスト45を通常位置から所定位置に変位させる。これにより、エアバッグ30の膨張展開前に、ヘッドレスト45によって頭部Phを拘束して着座者Pfの着座姿勢を適正にすることで、後突発生の際、慣性によって着座者Pfの上体Pbがシートバック20内に潜り込むように迅速に後方移動して頭部Phがヘッドレスト45に支持されて頸部に作用する負荷が軽減され着座者Pfのむち打ち傷害の発生が抑制できる。
しかる後、着座者Pfの頭部Phをヘッドレスト45で拘束した状態で、架設弾性支持部材27と表皮31の背面部33との間でエアバッグ30が膨張展開を開始する。これにより後突による前席シート10に着座者Pfの上体Pbの後方移動は、シートパッド28、架設弾性支持部材27を介してエアバッグ30によって良好に弾性的に受け止められて後方移動が規制される。
一方、後席シート55の着座者Prは、前方に移動して、例えば膝が前席シート10のシートバック20の背面に当接して前席シート10の背面に衝撃力F1を付与する。このとき膝は膨張展開したエアバッグ30によって弾性的に受け止められて前方移動が規制され、前席シート10の着座者Pfの上体Pbは着座者Prの膝による衝撃力F1が回避されて前席シート10着座者Pfが保護される。同様に、前進移動する後席シート55の着座者Prの膝が膨張展開するエアバッグ30によって弾性的に受け止められて保護される。
更に、後突検知センサ51が後突の発生を予知した際、その衝突発生情報に基づいて、制御部50によりエアバッグ30の膨張展開を開始させ、そのエアバッグ30の膨張展開開始後にヘッドレスト45を所定位置に変位させることもできる。
すなわち、後突検知センサ51により所定値を超える衝撃荷重を伴う後突を予知した際、制御部50は、エアバッグ30の膨張展開を開始し、しかる後、ヘッドレスト位置センサ52のヘッドレスト位置情報に基づいてヘッドレスト駆動モータ43を駆動制御してヘッドレスト45を所定位置に変位させる。
したがって、予めエアバッグ30の膨張展開を開始して、膨張展開するエアバッグ30により着座者Pfの上体Pbの背面を押圧付与して着座姿勢を適正状態にすると共に、ヘッドレスト45を所定位置に変位して着座者Pfの頭部Phを拘束する。その後、更にエアバッグ30を膨張展開させる。これにより後突による前席シート10着座者Pfの上体Pbの後方移動は、シートパッド28、架設弾性支持部材27を介してエアバッグ30によって良好に弾性的に受け止められて後方移動が規制される。
一方、後席シート55の着座者Prは、後突により前方に移動して、例えば膝が前席シート10のシートバック20の背面に当接して前席シート10の背面に衝撃力F1を付与する。このとき膝は膨張展開したエアバッグ30によって弾性的に受け止められて前方移動が規制され、前席シート10の着座者Pfの上体Pbは着座者Prの膝による衝撃力F1が回避されて着座者Pfが保護される。同様に、前進移動する後席シート55の着座者の膝が膨張展開するエアバッグ30によって弾性的に受け止められて保護される。
本実施の形態では、衝突検知センサ51により予知される後突発生の際の衝撃荷重が所定値以下の場合には、エアバッグ30の膨張展開を行わないように構成することで、比較的衝撃が小さい衝突時の際のエアバッグ30の膨張展開を省略することができて、不要のエアバッグ30の膨張展開に伴うメンテナンス等の簡素化が得られる。
以上説明した実施の形態によるとシートバック20内でのエアバッグ30の膨張展開とヘッドレスト45の変位とを連動して制御する簡単構成で、ヘッドレスト45を所定位置に変位して着座者Pfの頭部Phを拘束してむち打ち傷害の発生が抑制できるとともに、エアバッグ30を膨脹展開することで、衝突による着座者Pfの後方移動を弾性的に受け止め、且つ後方からの衝撃力F1から着座者Pfを保護することができ、構成の複雑化を伴うことなく、衝突時におけるエアバック30での着座者Pfの直接の保護及びシートバック20の後方からの衝撃の的確な軽減を可能となる。
上記実施の形態では、衝突を予知する衝突予知手段により予知された衝突発生に基づいてエアバッグの膨張展開制御及びヘッドレストの作動制御を行う例を説明したが、車両の衝突を検知する衝突検知手段を設け、衝突検知手段による衝突検知に基づいてエアバッグの膨張展開制御及びヘッドレストの作動制御をすることもできる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更することができる。例えば、上記実施の形態ではヘッドレスト駆動モータ43の駆動によりヘッドレスト45を変位するように構成したが、他のアクチュエータ機構によりヘッドレスト変位手段を構成することもできる。
一例としてインフレータを用いたヘッドレスト変位手段の例を図5を参照して説明する。なお、上記図1乃至図4等と対応する構成部分には同一符号を付することで、該構成の詳細な説明を省略する。
図5は図1に対応する車両用シートの縦断面図であり、車両用シートは、上記と同様にシートクッション11及びシートバック20を備え、シートバック20のシートバックフレーム21の内方に、架設弾性支持部材27が複数張設され、架設弾性支持部材27の前面にシートパッド28が配設されるとともに、架設弾性支持部材27の後方にエアバッグ30が収縮状態で配置され、これら全体が袋状の表皮31で被覆される。
シートバックフレーム21のサイドブラケット24にエアバッグ30を膨張展開するためのインフレータ29が設けられる。シートバックフレーム21の上方フレーム22にアクティブヘッドレスト60が設けられる。
アクティブヘッドレスト60のヘッドレスト変位手段61は、上部フレーム22に設けられた筒状のステーブラケット62を有し、このステーブラケット62にヘッドレスト65に装着されたステー64を挿入係止することによってヘッドレスト65がシートバック20の上部に装着される。
ヘッドレスト65はステー64に固定された後側クッション部65Aと、後側クッション部65Aに対して前方へ移動可能に設けられる前側クッション部65Bに前後に分割され、後側クッション部65Aと前側クッション部65Bとの間にヘッドレストエアバッグ66が配置される。このヘッドレストエアバッグ66の膨張展開によって、前側クッション部65Bが通常位置から分離して前方の所定位置に変位する。エアバッグ30のガス導入部から分岐したガス配管67がヘッドレストエアバッグ66に接続される。
これにより、後突検知センサ51により後突を予知した際、その衝突発生情報の基に、インフレータ29を作動させるとエアバッグ30が膨張展開すると同時に、ヘッドレストエアバッグ66が仮想線66aで示すように膨張展開して前部クッション部65Bは仮想線66Baで示す所定位置に変位して着座者の頭部を拘束する。
更に、膨張展開するエアバッグ30によってヘッドレスト変位手段を構成する一例を図6を参照して説明する。図6は図1に対応する車両用シートの縦断面図であり、車両用シートは、上記と同様にシートクッション11及びシートバック20を備え、シートバック20の骨格を形成するシートバックフレーム21の内方に、架設弾性支持部材27が複数張設され、架設弾性支持部材27の前面にシートパッド28が配設され、全体が袋状の表皮31で被覆される。
シートバックフレーム21の上方フレーム22にアクティブヘッドレスト70が設けられる。アクティブヘッドレスト70のヘッドレスト変位手段71は上方フレーム22に前後方向に揺動可能に保持された一対の筒状のステーブラケット72を有し、ステーブラケット72の下端に先端73aがエアバッグ30の上部に当接し、かつエアバッグ30の膨張展開により押されてステーブラケット72を通常位置から所定位置と揺動するレバー73が設けられる。この各ヘッドレストブラケット72にヘッドレスト75に装着されたステー74を挿入係止することによってヘッドレスト75がシートバック20の上部に装着される。
これにより、後突検知センサ51により後突発生を予知した際、その衝突発生情報の基に、インフレータ29を作動させてエアバッグ30が膨張展開すると、同時にステー74が膨張展開するエアバッグ30に押圧されてステーブラケット72が通常位置から所定位置に揺動してヘッドレスト75が仮想線75aで示す所定位置に変位して着座者の頭部を拘束する。
10 前席シート(車両用シート)
20 シートバック
27 架設弾性支持部材
29 インフレータ
30 エアバッグ
31 表皮
40 アクティブヘッドレスト
41 ヘッドレスト変位手段
43 ヘッドレスト駆動モータ
45 ヘッドレスト
50 制御部
51 後突検知センサ(衝突予知手段)
60 アクティブヘッドレスト
61 ヘッドレスト変位手段
65 ヘッドレスト
65A 後側クッション部
65B 前側クッション部
66 ヘッドレストエアバッグ
70 アクティブヘッドレスト
71 ヘッドレスト変位手段
75 ヘッドレスト

Claims (5)

  1. シートバックの上方側に設置され、衝突に対応させてヘッドレストを所定位置に変位させるヘッドレスト変位手段を備えるとともに、前記シートバック内部でエアバッグを膨張展開させる車両用シートエアバッグシステムにおいて、
    前記シートバック内での前記膨張展開は、該膨張展開したエアバッグが着座者の上体を弾性的に支持し、且つシートバック背面に付与される衝撃力を弾性的に受け止めるように行われ、
    前記シートバック内でのエアバッグの膨張展開と、前記衝突に対応させたヘッドレストの変位とは、それぞれ連動して制御されることを特徴とする車両用シートエアバッグシステム。
  2. 前記エアバッグの膨張展開及び前記ヘッドレストの変位を制御する制御部と、
    車両への衝突を予知する衝突予知手段と、を備え、
    前記連動した制御は、
    前記制御部が前記衝突予知手段によって予知された衝突発生情報に従って前記ヘッドレストを前記所定位置に変位させ、該変位と同時に前記シートバッグ内でエアバッグの膨張展開を開始させるようになされることを特徴とする請求項1に記載の車両用シートエアバッグシステム。
  3. 前記エアバッグの膨張展開及び前記ヘッドレストの変位を制御する制御部と、
    車両への衝突を予知する衝突予知手段と、を備え、
    前記連動した制御は、
    前記制御部が前記衝突予知手段によって予知された衝突発生情報に従って前記ヘッドレストを前記所定位置に変位させ、該変位後に前記シートバッグ内でエアバッグの膨張展開させるようになされることを特徴とする請求項1に記載の車両用シートエアバッグシステム。
  4. 前記エアバッグの膨張展開及び前記ヘッドレストの変位を制御する制御部と、
    車両への衝突を予知する衝突予知手段と、を備え、
    前記連動した制御は、
    前記制御部が前記衝突予知手段によって予知された衝突発生情報に従って前記シートバッグ内でエアバッグの膨張展開を開始し、該開始後に前記ヘッドレストを前記所定位置に変位させるようになされることを特徴とする請求項1に記載の車両用シートエアバッグシステム。
  5. 前記衝突予知手段により予知される衝突荷重が所定値以下の場合には前記エアバッグの膨張展開を禁止されることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の車両用シートエアバッグシステム。
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