JP6200750B2 - 車両用シートエアバッグシステム - Google Patents

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Description

本発明は、車両用シートエアバッグシステム、特に、車両用シートのシートバック内にエアバッグが装備される車両用シートのエアバッグシステムに関する。
自動車等の車両用シートにおいて、シートバック内に配設したエアバッグの膨張展開により衝突時の衝撃から着座者を保護するエアバッグシステムが知られている。
例えば、特許文献1の車両用シートは、シートバックフレームの内方に架設された架設弾性支持部材の前面にシートパッドを備え、架設弾性支持部材とこの架設弾性支持部材の後方に配設した強固な構造を有する支持プレートとの間の隙間内に収縮状態のエアバッグが配設される。
この車両用シートによれば、所定以上の衝撃の検出に対応したインフレータの作用により、架設弾性支持部材と支持プレートの間でエアバッグを膨張させて、衝突時における着座者の後方移動を背後から弾性的に支持して規制すると共に、エアバッグの減圧及び収縮によってその衝撃エネルギーを吸収する。
また、特許文献2においては、前席シートのシートバックの背面下部に後席シートの着座者に向かって膨脹展開する第1エアバッグが設置され、さらに前席シートのシートバック内においてシートバックフレームの内側に架設された架設弾性支持部材の前面に扁平状態の第2エアバッグが配設されている。
これにより、所定以上の衝撃の検知に対応したインフレータの作用により第1エアバッグが後席シートの着座者に向かって膨張展開し、後席シートの着座者が衝突時の衝撃で前方に移動しても前席シートのシートバックの背面に強く突き当たることが防止される。さらに、第2エアバッグの膨張展開により、衝突時における前席シートの着座者の上体の後方移動を背後から弾性的に支持して規制してその保護がなされる。また、第1、第2のエアバッグの膨張タイミングが制御されて適切な着座者の保護が図られている。
特開平10−273000号公報 特開2010−52621号公報
特許文献1に開示された車両用シートは、上述のように、当該座席シートの着座者の保護をエアバッグとその後方外側に存在する強固な構成の支持プレートの存在によって達成している。すなわち、着座者は後方への移動に対してはエアバッグでその衝撃が緩和され、シートバックの後方から加えられる衝撃に対しては、まず支持プレートでこれを受け止め、その衝撃がエアバッグで吸収されることとなる。
したがって、後方にシートが存在し、着座者が居るときなどにおいて、その後席着座者の前席へのシートバック後方からの衝突は、支持プレートへの衝突時には大きな衝撃が発生する。したがって、後方からの衝撃を柔らかく受け止めることができず、後席シートの着座者の膝などへのダメージだけでなく、前席着座者への衝撃も大きなものとなるおそれが有る。
一方、特許文献2のエアバッグ装置によると、前席シートのシートバック内で膨張展開する第2エアバッグによって前席シートの着座者の保護とダメージの軽減が期待でき、且つ、後席シートの着座者側に向かって第1エアバッグが膨脹展開することで後席着座者の保護も図られる。しかし、シートバック内のエアバッグ設置だけでなく、前席シートのシートバッグ下方部に、シートバッグ後外方へ向けて膨張展開する第1エアバッグを別途設けなければならず、シートバッグの構造の複雑化、各エアバッグの制御負担の増大が生じる。
また、第1エアバッグが前席シートのシートバックの背面下部から後席シートの着座者に向けて斜め上方に大きく膨出することとなり、その膨脹展開形状が不安定になることから、後席シートの着座者の前席のシートバックへの衝突を的確、確実に受け止め、その衝撃を吸収することについては、安定性に欠けるおそれがある。
以上のように、上記従来の特許文献の各構造においては、簡単な構造によって、エアバックによる前席シートの着座者の直接の保護と、後方からのシートバックへの衝撃からの保護については、更なる改善の余地が残されている。
なお、自動車等の車両において、上述の様な後席シートの着座者の膝などの前席のシートバックへの衝突は、前方からの衝突の際だけでなく、後方からの衝突時に車体後部の変形などにより、後席シートの着座者が前方に押され、膝が前席シートのシートバックの背面に強く突き当たるという状況でも発生する可能性が存する。
本発明は上述のような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、構成の複雑化を伴うことなく、衝突時におけるエアバックでの着座者の直接の保護及びシートバック後方からの衝撃の的確な軽減を可能とする車両用シートのエアバッグシステムを提供することにある。
上記目的を達成する請求項1の車両用シートエアバッグシステムの発明は、衝突に対応させてシートバックの傾斜角が所定範囲以外にある時に前記所定範囲内に変位させるシートバック角度制御手段を備えるとともに、シートバック内部でエアバッグを膨脹展開させる車両用シートエアバッグシステムにおいて、前記シートバック内での膨張展開は、該膨張展開したエアバッグが着座者の上体を弾性的に支持し、且つ前記エアバッグにより前記シートバックの背面を後方へ膨張させてシートバック背面に付与される衝撃力を弾性的に受け止めるように行われ、前記シートバック内でのエアバッグの膨脹展開と、前記衝突に対応させたシートバックの所定範囲内への変位とが、それぞれ連動して制御されることを特徴とする。
これによれば、衝突に対応してシートバックの傾斜角を所定範囲外にある時にはシートバックを所定範囲内に変位させ、かつ連動してシートバック内でエアバグを膨張展開させる簡単な構成であり、シートバックを所定範囲内に変位させることで、膨張展開するエアバッグによる着座者に対する押圧機能が維持できる範囲、例えばエアバッグによる着座者に対する押圧方向が衝突による着座者の後退移動方向と対向する。これによりシートバック内部でエアバッグを膨張展開することで衝突による着座者の後方移動を弾性的に受け止め、且つ後方から衝撃から車両シート着座者を保護することができ、構成の複雑化を伴うことなく、衝突時におけるエアバックでの着座者の直接の保護及びシートバック後方からの衝撃の的確な軽減が可能になる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の車両用シートエアバッグシステムにおいて、前記エアバッグの膨脹展開及びシートバックの変位を制御する制御部と、車両の衝突を予知する衝突予知手段と、を備え、前記連動した制御は、前記制御部が前記衝突予知手段によって予知された衝突発生情報に従って前記シートバックを所定範囲内に変位させ、該変位と同時に前記シートバック内でエアバッグの膨脹展開を開始させるようになされることを特徴とする。
これによると、衝突予知手段による衝突発生情報に従って、シートバックを所定範囲内に変位させて着座者を適正な着座姿勢にすると共に、エアバッグによる着座者に対する押圧機能が維持できる範囲にして、連動して同時にエアバッグの膨張展開を開始することで、効率的にエアバッグの膨脹展開により衝突による着座者の後方移動を弾性的に受け止め、且つ後方から衝撃から車両シート着座者を保護することができる。
請求項3の発明は、請求項1に記載の車両用シートエアバッグシステムにおいて、前記エアバッグの膨脹展開及びシートバックの変位を制御する制御部と、車両の衝突を予知する衝突予知手段と、を備え、前記連動した制御は、前記制御部が前記衝突予知手段によって予知された衝突発生情報に従って前記シートバックを所定範囲内に変位させ、該変位後に前記シートバック内でエアバッグの膨脹展開を開始させるようになされることを特徴とする。
これによれば、衝突にあたりエアバッグの膨張展開前にシートバックを所定範囲内に変位して着座者の着座姿勢を適正にすると共に、エアバッグによる着座者に対する押圧機能が維持できる範囲とすることで、衝突発生の際慣性によって着座者の状態がシートバック内に潜り込むように移動して頭部がヘッドレスト等で支持されて頸部の負荷が軽減され、その後、エアバッグが膨張展開して着座者の後方移動を弾性的に受け止め、且つ後方から衝撃から車両シート着座者を保護することができる。
請求項4の発明は、請求項1に記載の車両用シートエアバッグシステムにおいて、前記エアバッグの前記膨張展開を制御する制御部と、車両への衝突を予知する衝突予知手段と、を備え、前記制御部は、前記制御部が前記衝突予知手段によって予知された衝突発生情報に従って前記シートバック内でエアバッグの膨脹展開を開始させ、該開始後に前記シートバックを所定範囲内に変位させるようになされることを特徴とする。
これによると、衝撃予知手段によって予知された衝突発生情報に基づいてシートバック内にエアバッグの膨張展開を開始することで、膨張展開するエアバッグによって着座者の上体を押圧して着座者の着座姿勢を正し、かつシートバックを所定範囲内に変位させてエアバッグによる着座者に対する押圧機能が維持できる範囲にし、膨張展開するエアバッグによって着座者の後方移動を弾性的に受け止め、且つ後方から衝撃から車両シート着座者を保護することができる。
請求項5の発明は、請求項2〜4のいずれか1項に記載の車両用シートエアバッグシステムにおいて、前記衝突予知手段によ予知され衝突荷重が所定値以下の場合には前記エアバッグの膨張展開を禁止させることを特徴とする。
これによると、衝突予知手段によ予知され衝突荷重が所定値以下の場合には前記エアバッグの膨張展開を禁止することで、比較的衝撃が小さい衝突時の際のエアバッグの膨張展開を省略することができ、エアバッグの膨張展開に伴うメンテナンス等の簡素化が得られる。
本発明によると、衝突に対応してシートバックの傾斜角を所定範囲外にある時にはシートバックを所定範囲内に変位させ、かつ連動してシートバック内でエアバグを膨張展開させる簡単な構成で、シートバックを所定範囲内に変位させて、シートバック内部でエアバッグを膨張展開することで、衝突による着座者の後方移動を弾性的に受け止め、且つ後方から衝撃から車両シート着座者を保護することができる。
一実施の形態における車両用シートエアバッグシステムの概要を示す車両用シートの概略縦断面図である。 後方から見た、車両用シートの一部破断概略斜視図である。 衝撃発生時におる車両用シートの作動説明図である。 シートバックの傾斜角の所定範囲を示す説明図である。 車両用シートエアバッグシステムの制御回路ブロック図である。 アクティブヘッドレストの作動を示す説明図である。
以下、本発明による車両用シートエアバッグシステムの一実施の形態を図を参照して説明する。図1は車両用シートの概要を示す縦断面図、図2は後方から見た車両用シートの一部破断概略斜視図、図3は衝撃発生時における車両用シートの作動説明図、図4はシートバックの傾斜角の所定範囲を示す説明図、図5は車両用シートエアバッグシステムの制御回路ブロック図である。なお、各図において矢印Fは車体前方方向を示し、矢印Wは車幅方向を示す。
図1に示すように、車室内のフロア1には、車両用シートである前席シート10及び後席シート60が前後に並設される。前席シート10はフロア1上に支持されて着座者Pfの尻部を支えるシートクッション11と、着座者Pfの腰部から胸部に亘る上体Pbを支えるシートバック20と、シートバック20に支持されたヘッドレスト40を有する。車両の運転中はヘッドレスト40に着座者Pfの頭部Phを当てることもできるが、このようにすると運転操作がしづらくなるため、通常、着座者Pfの頭部Phはヘッドレスト40から僅かに離した状態で着座する。
図1及び図2に示すように、前席シート10においては、シートバック20の骨格を形成するシートバックフレーム21の内方に、架設弾性支持部材27が複数張設され、架設弾性支持部材27の前面にシートパッド28が配設されるとともに、架設弾性支持部材27の後方にエアバッグ30が収縮状態で配置され、これら全体が袋状の表皮31で被覆される。
シートバックフレーム21は、車幅方向に延在する上方フレーム22及び上方フレーム22の両端から湾曲乃至折曲して下方に延在する一対の側方フレーム23からなるコ字状乃至U字状のパイプフレームと、各側方フレーム23の側端部に配置固定された左右一対のサイドブラケット24と、車幅方向に延在して各側方フレーム23の上端近傍に架設されるパイプ状の上方クロスメンバ25と、左右のサイドブラケット24の下端近傍間に架設される下方クロスメンバ26によって略矩形枠状に形成される。
この対向する側方フレーム23の内方間及びサイドブラケット24の内方間に金属ワイヤよりなるSばね等の架設弾性支持部材27が複数、本実施の形態では3本の架設弾性支持部材27が略等間では架け渡されて張設される。
この架設弾性支持部材27の前面に、着座者Pfの上体Pbを弾性的に支持するウレタンフォーム材等からなるシートパッド28が配設され、架設弾性支持部材27の後方に矩形平面状に折り畳まれた収縮状態のエアバッグ30が配置される。
これらシートバックフレーム21、シートパッド28、エアバッグ30等の全体を伸縮可能な布帛(織物、編物、不織布)や皮革等でシートパッド28の前面を覆う前面部32及びエアバッグ30を覆う背面部33を有する袋状に形成された表皮31で被覆することでシートバック20が形成される。エアバッグ30は、例えば、表皮31等に図示しない係止手段によって膨張展開可能に保持され、エアバッグ30に図示しないガス導入部が設けられ、サイドブラケット24に取り付けられたインフレータ29と連結される。
シートバック20のシートバックフレーム21を構成する各サイドブラケット24の基端は、シートクッション11の後端に配置されたリクライニング装置15の回動アーム16に取付ボルト17の螺着によって取り付けられ、シートバックフレーム21がリクライニング装置15の回動アーム16に一体的に連結される。
また、図1及び図2に示すように、シートバックフレーム21の上方フレーム22に、左右一対の筒状のステーブラケット42が一体的に形成される。このステーブラケット42にヘッドレスト40に装着されたステー41を挿入係止することによって、シートバック20の上端にヘッドレスト40が装着される。
このエアバッグ30は、インフレータ29の膨張ガス噴射の基で瞬時に平面的に膨張展開するように構成され、エアバッグ30は、内部の気体を外部に放出する図示しないオリフィスを有する。オリフィスは、エアバッグ30の膨張展開後における圧縮のもとで、内部の気体を徐々に放出する孔径及び数に設定される。
このような構成によれば、シートバック20内に配設されるシートバックフレーム21内に張設される架設弾性支持部材27及びシートパッド28の撓み変形が確保されて、通常の着座状態における着座者Pfの弾性的な支持が適切に得られ、良好な着座性が確保できる。
一方、インフレータ29の膨張ガス噴射の基でエアバッグ30が架設弾性支持部材27と表皮31の背面部33との間で膨張展開すると、図3に示すように架設弾性支持部材27及びシートパッド28を前方に押圧付勢して着座者Pfの上体Pbを背面側から弾性的に支持可能となり、かつ表皮31の背面部33を後方に膨出させてシートバック20の背面に付与される衝撃力を弾性的に受け止め可能に展開する。このエアバッグ30の膨張展開は、エアバッグ30を保持する架設弾性支持部材27及び伸張して膨出する表皮31の背面部33によって被覆されて展開挙動が制御されて安定した膨張展開が保持される。また、エアバッグ30の膨張展開は、エアバッグ30を保持して伸張する架設弾性支持部材27及び伸張して膨張出する表皮31の背面部33を押し広げてなされることで、エアバッグ30の膨張展開量及び車体前後方向の衝撃吸収ストロークが確保できる。
ここで、シートバック20が過度に起立している場合やシートバック20が過度に倒伏している場合には、エアバッグ30の膨張展開により着座者Pfを背後から弾性的に受け止める方向、即ちエアバッグ30による着座者Pfに対する押圧機能が維持できる範囲となるエアバッグ30による押圧方向と、衝突の際に慣性により着座者Pfが後方移動する方向とが大きくずれて、良好なエアバッグ30の展開による着座者Pfの受け止めが困難となることが懸念される。
この懸念を回避すべく、シートバック20は、シートバック角度制御手段であるシートバック角度駆動モータ35によりシートクッション11に対して前後方向に揺動可能に構成し、リクライニング装置15の回動アーム16の回動中心であるリクライニング支点Oを中心として揺動する。そして、図4に示すようにエアバッグ30による着座者に対する押圧機能が維持できる範囲、即ち良好にエアバッグ30の膨張展開による着座者Pfを背後から弾性的に受け止め得るシートバック20の傾斜角θの範囲を所定範囲(図4に示す角度α〜角度βの範囲)とし、シートバック20の傾斜角θが所定範囲以外にある時に、シートバック20を所定範囲内に変位させてシートバック傾斜角を制御する。
即ち、シートバック20の傾斜角θが図4に示す角度αより小さい時にシートバック20を寝かし変位(倒し駆動)し、シートバック20の傾斜角θが角度βより大きい時にシートバック20を引き起こし変位(引き起こし駆動)させるように駆動する。
図5は、車両用エアバッグシステムの制御回路を示す。車両への後突及び後突による衝撃荷重を予知する衝突予知手段である後突検知センサ51から衝突発生情報と、位置センサ等により構成されてシートバック20の傾斜角θを検出するシートバック傾斜センサ52のシートバック傾斜角情報と、ROM53に格納されたプログラムに従ってインフレータ29を作動制御し、かつシートバック角度駆動モータ35を駆動制御する。なお、シートバック20の傾斜角θは図4に示すようにシートクション11の座面に相当する水平面を0度とし、この位置よりシートバック20を後方へ変位する程傾斜角θが大きくなり、角度αと角度βの範囲がエアバッグ30による着座者に対しする良好な押圧機能が維持できる所定範囲となる。
ここで、制御部50は内蔵タイマを有し、衝突の予知時点からタイマスタートして計時を行う。また、後突検知センサ51は、例えばミリ波センサ等の距離センサを含んで構成され、自車と後突の可能性のある他車との間の相対距離や相対速度を計測して後突を予知する。更に、後突検知センサ51は、予知された後突の際の衝撃荷重を予測する。
また、制御部50は、後突検知センサ51により予知された衝撃荷重が所定値を超える否かを判定し、その衝撃力が所定値を超えると判定した際には、その予測された後突発生時にエアバッグ30を膨脹展開させる制御手段に加え、シートバック角度駆動モータ35を作動制御する。
しかも、制御部50は、シートバック傾斜センサ52の検出出力に基づいてシートバック20の傾斜角θが所定範囲(角度α〜角度βの範囲)外にある時には、シートバック20を所定範囲内に変位させる。すなわち、シートバック20の傾斜角θが図4に示す角度αより小さい特にシートバック20を寝かし変位(倒し駆動)し、シートバック20の傾斜角θが角度βより大きい時にシートバック20を引き起こし変位(引き起こし駆動)させるように制御する。
以上のように構成された車両用エアバッグシステムの作用を説明する。
この車両用エアバッグシステムを装備した車両において、後突検知センサ51により所定値を超える衝撃荷重を伴う後突を予知した際、その衝突発生情報に従って制御部50は、シートバック傾斜センサ52のシートバック傾斜角情報に基づいてシートバック20の傾斜角θが所定範囲(角度α〜角度βの範囲)外にある時には、シートバック角度駆動モータ35を駆動制御してシートバック20を所定範囲内に変位させる。すなわち、シートバック20の傾斜角θが図4に示す角度αより小さい時にはシートバック20を寝かし変位(倒し駆動)し、シートバック20の傾斜角θが角度βより大きい時にシートバック20を引き起こし変位(引き起こし駆動)させるように駆動する。
更に、このシートバック20の変位と同時に制御部50からインフレータ29に駆動信号が出力され、インフレータ29から膨張ガスを噴出してエアバッグ30の膨張展開が開始される。
このシートバック20を予め設定された所定範囲内に変位することで、エアバッグ30の膨張展開によるシートパッド28を介在して着座者Pfを背後から押圧して受け止める方向と、後突時の慣性により着座者Pfの後方移動方向がほぼ対向する。また、シートバック20の所定範囲内への変位に伴って、着座者Pfが適正な着座姿勢となる。例えばシートバック20の引き起こしにより着座者Pfの背面が押圧されて適正な着座姿勢となる。一方、シートバック20を後方に倒すことで着座者Pfの前傾姿勢が起立して適正な着座姿勢となる。更に、シートバック20の背面と後席シート60乃至後席シート60の着座者Prとの間のスペースが確保されて、エアバッグ30の膨張展開のストロークが確保される。
このシートバック20の変位と連動して同時に図3に示すように、架設弾性支持部材27と表皮31の背面部33との間でエアバッグ30が瞬時に膨張展開を開始する。これにより後突による前席シート10の着座者Pfの上体Pbの後方移動は、表皮31の前面部32、シートパッド28、架設弾性支持部材27を介してエアバッグ30によって弾性的に受け止められて後方移動が規制される。
一方、後席シート60の着座者Prは、後突により車体変形や、後方移動してシートバックを押圧した後のリバーンドで前方に直線状で移動して、例えば膝が前席シート20のバックレスト20の背面に当接して前席シート10の背面に衝撃力を付与する。このとき膝はバックレスト20の架設弾性支持部材28と表皮31の背面部33との間で膨張展開したエアバッグ30によって表皮31を介在して弾性的に受け止められて前方移動が規制され、前席シート10の着座者Prの上体Pbは後席シート60の着座者Prの膝による衝撃力が回避されて前席シート10着座者Pfが保護される。同様に、前進移動する後席シート60の着座者Prの膝が膨張展開するエアバッグ30によって弾性的に受け止められて保護される。
上記説明では、後突検知センサ51が後突の発生を予知した際、その衝突発生情報に基づいて、シートバック20を所定範囲内への変位と連動して同時にエアバッグ30の膨張展開を開始するように制御したが、シートバック20を所定範囲内に変位させた後に、エアバッグ30を膨張展開させることもできる。
すなわち、後突検知センサ51により所定値以上の衝撃荷重を伴う後突を予知した際、制御部50は、シートバック傾斜センサ52のシートバック傾斜角情報に基づいてシートバック20の傾斜角θが所定範囲外にある時には、シートバック角度駆動モータ35を駆動制御してシートバック20を所定範囲内に変位させる。
このシートバック20を所定範囲内に変位させることで、エアバッグ30の膨張展開により着座者Pfを背後から受け止める方向と、後突時の慣性により着座者Pfの後方移動方向がほぼ対向する。また、シートバック20の所定範囲内への変位に伴って、上記のように着座者Pfが適正な着座姿勢となる。更に、シートバック20の背面と後席シート60乃至後席シート60の着座者Prとの間のスペースが確保されて、エアバッグ30の膨張展開のストロークが確保される。
このシートバック20の変位後に、制御部50からインフレータ29に駆動信号が出力され、インフレータ29から膨張ガスが噴出してエアバッグ30の展開膨張が開始される。これにより後突による前席シート10の着座者Pfの上体Pbの後方移動は、表皮31の前面部32、シートパッド28、架設弾性支持部材27を介してエアバッグ30によって良好に弾性的に受け止められて後方移動が規制される。
また、エアバッグ30の膨張展開前に、シートバック20を所定範囲内に変位させて、着座者Pfの着座姿勢を適正にすることで、後突発生の際慣性によって、着座者Pfの上体Pbがシートバック20内に潜り込むように迅速に後方移動して頭部Phがヘッドレスト40に支持されて頸部に作用する負荷が軽減され着座者Pfのむち打ち傷害の発生が抑制できる。
しかる後、架設弾性支持部材27と表皮31の背面部33との間でエアバッグ30が瞬時に膨張展開を開始する。これにより後突による前席シート10の着座者Pfの上体Pbの後方移動は、表皮31の前面部32、シートパッド28、架設弾性支持部材27を介してエアバッグ30によって良好に弾性的に受け止められて後方移動が規制される。
一方、後席シート60の着座者Prは、後突により前方に直線状で移動して、例えば膝が前席シート20のシートバック20の背面に当接して前席シート10の背面に衝撃力を付与する。このとき膝はシートバック20の架設弾性支持部材28と表皮31の背面部33との間で膨張展開したエアバッグ30によって表皮31を介在して弾性的に受け止められて前方移動が規制され、前席シート10の着座者Pfの上体Pbは後席シート60の着座者Prの膝による衝撃力が回避されて前席シート10の着座者Pfが保護される。同様に、前進移動する後席シート60の着座者Prの膝が膨張展開するエアバッグ30によって弾性的に受け止められて保護される。
更に、後突検知センサ51が後突の発生を予知した際、その衝突発生情報に基づいて、制御部50によりエアバッグ30の膨張展開を開始させ、そのエアバッグ30の膨張展開開始後にシートバック20を所定範囲内への変位させることもできる。
すなわち、後突検知センサ51により所定値を超える衝撃力を伴う後突を予知した際、制御部50は、エアバッグ30の膨張展開を開始し、しかる後、シートバック傾斜センサ52からのシートバック傾斜角情報に基づいてシートバック20の傾斜角θが所定範囲外にある時には、シートバック角度駆動モータ35を駆動制御してシートバック20を所定範囲内に変位させる。
したがって、予めエアバッグ30の膨張展開を開始して、膨張展開するエアバッグ30により着座者Pfの上体Pbの背面を押圧付与して適切な着座姿勢を確保した後、シートバック20を所定範囲内に変位させることで前席シート10の着座者Pfの後方移動は、表皮31、シートパッド28、架設弾性支持部材27を介してエアバッグ30によって良好に弾性的に受け止められて後方移動が規制される。
一方、後席シート60の着座者Prの膝は膨張展開したエアバッグ30によって表皮31を介在して弾性的に受け止められて前方移動が規制され、前席シート10の着座者Prの上体Pbは後席シート60の着座者Prの膝部による衝撃力が回避されて前席シート10着座者Pfが保護される。同様に、前進移動する後席シート60の着座者の膝部が膨張展開するエアバッグ30によって弾性的に受け止められて保護される。
本実施の形態では、衝突検知センサ51により予知される後突の衝撃荷重が所定値以下の場合には、エアバッグ30の膨張展開を行わないように構成することで、比較的衝撃が小さい衝突時の際のエアバッグ30の膨張展開を省略することができ、エアバッグ30の膨張展開に伴うメンテナンス等の簡素化が得られる。
また、上記実施の形態では、ヘッドレストをシートバック20の上部に設けた場合を例に説明したが、衝突の際にヘッドレストを前方に移動して着座者の頭部に移動させる、いわゆるアクティブヘッドレストを設ける場合には、傾倒しているシートバックを所定範囲内に変位させる前にアクティブヘッドレストを作動させて着座者の頭部に当てた状態でシートバックを変位することで、着座者の頭部及び頸部を保護することが好ましい。その一例を図6を参照して説明する。
図6はアクティブヘッドレストの動きを示す説明である。同図に模式的に示すように、シートバック20の上部に駆動機構により前方に移動可能なアクティブヘッドレスト45を備え、着座者が所定範囲以外の傾斜角で後方に傾斜するシートバック20にもたれ掛かって着座している場合には、シートバック20の変位に先立って仮想線45aで示すようにアクティブヘッドレスト45を前方に移動して着座者の後頭部に当接して着座者の頭部及び頸部をシートバック20乃至アクティブヘッドレスト45で固定支持する。このシートバック20乃至アクティブヘッドレスト45で固定支持した状態で、仮想線20aで示すようにシートバック20を所定範囲内に変位することで、着座者の頸部及び頭部に作用する負荷が軽減される。
従って、本実施の形態によると、衝突に対応してシートバックの傾斜角を所定範囲外にある時にはシートバックを所定範囲内に変位させ、かつ連動してシートバック内でエアバグを膨張展開させる簡単な構成であり、シートバックを所定範囲内に変位させることで、膨張展開するエアバッグによる着座者に対する押圧機能が維持できる範囲、例えばエアバッグによる着座者に対する押圧方向が衝突による着座者の後退移動方向と対向する。これによりシートバック内部でエアバッグを膨張展開することで衝突による着座者の後方移動を弾性的に受け止め、且つ後方から衝撃から車両シート着座者を保護することができ、構成の複雑化を伴うことなく、衝突時におけるエアバックでの着座者の直接の保護及びシートバック後方からの衝撃の的確な軽減が可能になる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更することができる。例えば、上記実施の形態ではシートバック角度駆動モータによってシートバックを変位するように構成したが、他のアクチュエータ機構によりシートバック角度制御手段を構成することもできる。
10 車両用シート
20 シートバック
27 架設弾性支持部材
30 エアバッグ
31 表皮
35 シートバック角度駆動モータ(シートバック角度制御手段)
50 制御部
51 後突検知センサ(衝突予知手段)
52 シートバック傾斜センサ

Claims (6)

  1. 衝突に対応させてシートバックの傾斜角が所定範囲以外にある時に前記所定範囲内に変位させるシートバック角度制御手段を備えるとともに、シートバック内部でエアバッグを膨脹展開させる車両用シートエアバッグシステムにおいて、
    前記シートバック内での膨張展開は、該膨張展開したエアバッグが着座者の上体を弾性的に支持し、且つ前記エアバッグにより前記シートバックの背面を後方へ膨張させてシートバック背面に付与される衝撃力を弾性的に受け止めるように行われ、
    前記シートバック内でのエアバッグの膨脹展開と、前記衝突に対応させたシートバックの所定範囲内への変位とが、それぞれ連動して制御されることを特徴とする車両用シートエアバッグシステム。
  2. 前記エアバッグの膨脹展開及びシートバックの変位を制御する制御部と、
    車両の衝突を予知する衝突予知手段と、を備え、
    前記連動した制御は、
    前記制御部が前記衝突予知手段によって予知された衝突発生情報に従って前記シートバックを所定範囲内に変位させ、該変位と同時に前記シートバック内でエアバッグの膨脹展開を開始させるようになされることを特徴とする請求項1に記載の車両用シートエアバッグシステム。
  3. 前記エアバッグの膨脹展開及びシートバックの変位を制御する制御部と
    車両の衝突を予知する衝突予知手段と、を備え、
    前記連動した制御は、
    前記制御部が前記衝突予知手段によって予知された衝突発生情報に従って前記シートバックを所定範囲内に変位させ、該変位後に前記シートバック内でエアバッグの膨脹展開を開始させるようになされることを特徴とする請求項1に記載の車両用シートエアバッグシステム。
  4. 前記エアバッグの前記膨張展開を制御する制御部と、
    車両への衝突を予知する衝突予知手段と、を備え、
    前記制御部は、
    前記制御部が前記衝突予知手段によって予知された衝突発生情報に従って前記シートバック内でエアバッグの膨脹展開を開始させ、該開始後に前記シートバックを所定範囲内に変位させるようになされることを特徴とする請求項1に記載の車両用シートエアバッグシステム。
  5. 前記衝突予知手段によ予知され衝突荷重が所定値以下の場合には前記エアバッグの膨張展開を禁止させることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の車両用シートエアバッグシステム。
  6. 前記エアバッグは、前記シートバックの骨格を形成するシートバックフレームに複数張設された架設弾性支持部材と、前記シートバックの背面を形成する表皮との間に配置されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両用シートエアバッグシステム。
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