JP2019059146A - インクジェットプリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】インク内で顔料が沈殿するのを防止することができ、小型化することができるようにする。【解決手段】キャリッジと、画像を形成する記録ヘッドHdiと、インクを収容するインク収容部と、インク収容部から記録ヘッドHdiに各色のインクを供給するためのインク供給流路Rtiとを有する。該各インク供給流路Rtiのうちの所定のインク供給流路Rt5は、印刷を行うときにインクを供給するために配設された第1の経路Q1、及び第1の経路Q1における所定の部分をバイパスして配設された第2の経路Q2を備える。第2の経路Q2を構成する区分経路q5、q6間にインクを循環させるためのポンプが配設される。所定のインク供給流路Rt5においてインク内で顔料が沈殿するのを防止することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、インクジェットプリンタに関するものである。
従来、プリンタ、複写機、ファクシミリ、複合機等の画像形成装置、例えば、インクジェットプリンタにおいては、キャリッジがレールに沿って移動させられ、キャリッジに搭載された記録ヘッドからインク滴が吐出され、記録媒体に付着させられることによって文字、イメージ等の画像が形成され、印刷が行われるようになっている。
ところで、画像が形成された記録媒体から成る印刷物が屋外で使用される場合等においては、風雨、日射等によって、画像の色が褪せたり、色が落ちたりすることがないように、インクとして、溶媒に顔料を分散させることによって形成された顔料インクが使用される。
この場合、ホワイト、メタリック等の顔料インクに使用される顔料は重いので、インクを記録ヘッドに供給するインク供給流路内のダンパ等において、インクの圧力が低くなり、流れが滞留すると、インク内で顔料が沈殿し、顔料の濃度が変化して、記録ヘッドのノズルからのインクの吐出不良を発生させてしまう。
そこで、インク経路にインクタンクを配設し、該インクタンク内のインクを攪拌装置によって攪拌することにより、インク内で顔料が沈殿するのを防止するようにしたインクジェットプリンタが提供されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2010−184384号公報
しかしながら、前記従来のインクジェットプリンタにおいては、インクタンク、攪拌装置等を配設する必要があるだけでなく、インクタンク内に空気層が形成されると、インクに空気が溶け込むので、インクの脱気を行う装置を配設する必要があり、インクジェットプリンタが大型化してしまう。
本発明は、前記従来のインクジェットプリンタの問題点を解決して、インク内で顔料が沈殿するのを防止することができ、小型化することができるインクジェットプリンタを提供することを目的とする。
そのために、本発明のインクジェットプリンタにおいては、主走査方向に移動自在に配設されたキャリッジと、該キャリッジに搭載され、キャリッジの移動に伴って、記録媒体に向けてインク滴を吐出し、画像を形成する記録ヘッドと、インクを収容するインク収容部と、該インク収容部から記録ヘッドに各色のインクを供給するための複数のインク供給流路とを有する。
そして、該各インク供給流路のうちの、所定のインク収容部から対応する記録ヘッドにインクを供給する所定のインク供給流路は、印刷を行うときにインクを前記記録ヘッドに供給するために配設された第1の経路、及び該第1の経路における所定の部分をバイパスして第1の経路と並列に配設された第2の経路を備える。
また、該第2の経路を構成する区分経路間に、前記所定のインク供給流路においてインクを循環させるためのポンプが配設される。
本発明によれば、インクジェットプリンタにおいては、主走査方向に移動自在に配設されたキャリッジと、該キャリッジに搭載され、キャリッジの移動に伴って、記録媒体に向けてインク滴を吐出し、画像を形成する記録ヘッドと、インクを収容するインク収容部と、該インク収容部から記録ヘッドに各色のインクを供給するための複数のインク供給流路とを有する。
そして、該各インク供給流路のうちの、所定のインクカートリッジから対応する記録ヘッドにインクを供給する所定のインク供給流路は、印刷を行うときにインクを前記記録ヘッドに供給するために配設された第1の経路、及び該第1の経路における所定の部分をバイパスして第1の経路と並列に配設された第2の経路を備える。
また、該第2の経路を構成する区分経路間に、前記所定のインク供給流路においてインクを循環させるためのポンプが配設される。
この場合、前記所定のインク供給流路が、印刷を行うときにインクを記録ヘッドに供給するために配設された第1の経路、及び該第1の経路における所定の部分をバイパスして第1の経路と並列に配設された第2の経路を備え、該第2の経路を構成する区分経路間にポンプが配設されるので、ポンプを駆動することによって、所定のインク供給流路においてインクを循環させることができる。
したがって、インクを攪拌することができるので、前記所定のインク供給流路においてインク内で顔料が沈殿するのを防止することができる。
また、第1、第2の経路にインクタンク、攪拌装置等を配設する必要がないので、インクに空気が溶け込むことがなく、インクの脱気を行う装置を配設する必要がない。その結果、インクジェットプリンタを小型化することができる。
本発明の実施の形態におけるインク供給流路の流路図である。 本発明の実施の形態におけるインクジェットプリンタの斜視図である。 本発明の実施の形態におけるインクジェットプリンタの要部を示す斜視図である。 本発明の実施の形態におけるインク供給流路の概略図である。 本発明の実施の形態におけるインクジェットプリンタの制御ブロック図である。 本発明の実施の形態における第1、第2のポンプ及び第1、第2の弁の駆動状態を説明するための図である。 本発明の実施の形態におけるチューブポンプの構造を説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。この場合、画像形成装置としてのインクジェットプリンタについて説明する。
図2は本発明の実施の形態におけるインクジェットプリンタの斜視図、図3は本発明の実施の形態におけるインクジェットプリンタの要部を示す斜視図である。
図において、10はインクジェットプリンタ、Csは該インクジェットプリンタ10の本体、すなわち、装置本体を包囲する筐体、Frはインクジェットプリンタ10のフレームであり、該フレームFrは、アッパフレームFr1及びロワフレームFr2から成る。
前記アッパフレームFr1は、インクジェットプリンタ10を前側(図において手前側)から見たときの左端から右端にかけて延在させて配設された受け板PB、該受け板PBの左端から立ち上げて形成された第1の主フレームとしてのサイドプレートPL1、受け板PBの右端から立ち上げて形成された第2の主フレームとしてのサイドプレートPR1、前記サイドプレートPL1より所定の距離だけ右方において前記受け板PBから立ち上げて形成された第1の副フレームとしての枠体PL2、前記サイドプレートPR1より所定の距離だけ左方において前記受け板PBから立ち上げて形成された第2の副フレームとしての枠体PR2、並びに各サイドプレートPL1、PR1及び枠体PL2、PR2の各上端を連結する上板PTを備える。
また、前記ロワフレームFr2は、インクジェットプリンタ10の左端の近傍と右端の近傍との間に所定の距離を置いて平行に配設され、アッパフレームFr1を支持する台座35、36を備え、該台座35、36間に、印刷が終了した後の記録媒体Pを巻き取るための図示されない巻取装置が配設される。
前記筐体Csは、前記アッパフレームFr1を包囲する外装体であり、枠体PL2、PR2間を包囲する第1の筐体部Cs1、サイドプレートPL1と枠体PL2との間を包囲する第2の筐体部Cs2、及びサイドプレートPR1と枠体PR2との間を包囲する第3の筐体部Cs3から成る。また、前記筐体Csは、頂壁Wt、該頂壁Wtの前端部から斜め下方に向けて延在させられる前壁Wf、頂壁Wtの後端部から垂下させて延在させられる背壁Wr、及び頂壁Wtの左右の端部からサイドプレートPL1、PR1に沿って垂下させて延在させられる側壁Ws1、Ws2を備え、前記前壁Wfにおける枠体PL2、PR2間に、光透過材料(透明又は半透明の材料)で形成された、筐体Cs内の状態を観察するための透過窓としての板状のカバー28が、上端に配設されたヒンジhgによって開閉自在に配設される。
前記筐体Cs内において、サイドプレートPL1、PR1間にレール15が配設(架設)され、該レール15に沿ってキャリッジ17が左右方向、すなわち、主走査方向に移動自在に配設される。そのために、前記サイドプレートPR1に駆動側のプーリ18が、サイドプレートPL1に従動側のプーリ19が回転自在に配設され、駆動側のプーリ18と従動側のプーリ19とによって無端ベルト21が走行自在に張設され、該無端ベルト21の所定の箇所に前記キャリッジ17が取り付けられる。前記駆動側のプーリ18に近接させてキャリッジ走行用の駆動部としてのキャリッジモータ24が配設される。
前記キャリッジ17には、一つ又は複数の、本実施の形態においては、カラーの画像を形成することができるように、複数の、本実施の形態においては、5個の後述される記録ヘッドHdi(i=1、2、…、5)(図4)がノズル面を下方に向けて搭載される。また、第3の筐体部Cs3における背壁Wrに複数の、本実施の形態においては、5個のインク収容部としてのインクカートリッジCgi(i=1、2、…、5)が着脱自在に配設される。
該インクカートリッジCgiには、ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー及び特色、本実施の形態においては、ホワイトの各色のインクが収容され、各記録ヘッドHdiにインクカートリッジCgiから各色のインクが供給され、記録媒体Pにブラック、シアン、マゼンタ、イエロー及びホワイトのインク滴が吐出されてカラーの画像が形成される。なお、ホワイトのインクは、ブラック、シアン、マゼンタ及びイエローのインクから成るカラーの画像の上に白の画像を重ねたり、記録媒体Pが白以外の色を有するときに、記録媒体Pにホワイトのインクで下地を形成したりするために使用される。ホワイトのインクで下地が形成された記録媒体Pにブラック、シアン、マゼンタ及びイエローのインクから成るカラーの画像を形成すると、記録媒体Pの色の影響を受けることなく、カラーの画像を形成することができる。
前記レール15に沿って、かつ、レール15と平行に延在させてリニアスケール23が配設され、該リニアスケール23の目盛りが、キャリッジ17に配設された図示されないエンコーダによって読み取られ、該エンコーダのセンサ出力に基づいてキャリッジ17の位置が検出される。また、キャリッジ17の位置の変化及び時間に基づいてキャリッジ17の移動速度が算出される。
したがって、前記キャリッジモータ24を駆動することによって前記駆動側のプーリ18を回転させ、無端ベルト21を走行させると、キャリッジ17を主走査方向に移動させ、各記録ヘッドHdiを主走査方向に移動させることができる。このとき、キャリッジ17の移動に伴って各記録ヘッドHdiから各色のインク滴が記録媒体Pに向けて吐出され、記録媒体Pに付着させられることによって、記録媒体Pに文字、イメージ等の画像が形成される。本実施の形態においては、記録媒体Pとして、用紙のほかに、塩化ビニル、PET等の樹脂製のフィルム等を使用することができる。
このようにして、記録ヘッドHdiによる記録が行われ、印刷が行われる。
また、前記レール15に沿って、かつ、レール15と平行に、すなわち、主走査方向に延在させて、プレート状の形状を有するプラテン25が配設される。該プラテン25は、第1の筐体部Cs1内において、前記受け板PB上における枠体PL2、PR2間に延在させて配設され、プラテン25上を搬送される記録媒体Pを支持する。
そして、前記第1の筐体部Cs1内におけるプラテン25より後方に、第1の媒体案内部としての図示されないリヤペーパガイドが配設され、該リヤペーパガイドは、図示されない繰出しロールから繰り出された記録媒体Pを前記プラテン25に向けて案内する。そのために、リヤペーパガイドとプラテン25との間に、搬送部材としての搬送ローラ対30が回転自在に配設される。
該搬送ローラ対30は、プラテン25に隣接させて、主走査方向に延在させて回転自在に配設された第1のローラとしての搬送ローラ31、及び該搬送ローラ31より上方において、所定のピッチで複数箇所に回転自在に配設され、記録媒体Pを搬送ローラ31に押し付ける第2のローラとしてのピンチローラ32から成る。後述される搬送用の駆動部としての搬送モータ65(図5)を駆動し、搬送ローラ31を回転させると、ピンチローラ32が連れ回りで回転させられる。
これにより、記録媒体Pは、搬送ローラ31とピンチローラ32とによって挟まれた状態で繰出しロールから繰り出され、リヤペーパガイド上をプラテン25に向けて送られる。そして、プラテン25上を搬送されている間に、記録媒体Pと記録ヘッドHdiのノズル面とが対向させられ、記録ヘッドHdiからインク滴が吐出され、記録媒体Pに付着させられる。
この場合、前記搬送モータ65を駆動して記録媒体Pを所定の距離搬送した後、搬送モータ65を停止させ、その状態でキャリッジ17を移動させ、記録ヘッドHdiからインク滴を吐出することによって、1走査が行われ、1ライン分の画像が形成される。1走査が終了すると、前記搬送モータ65を再び駆動して記録媒体Pを所定の距離搬送した後、搬送モータ65を停止させ、その状態でキャリッジ17を移動させ、記録ヘッドHdiからインク滴を吐出することによって、1走査が行われ、1ライン分の画像が形成される。この動作を繰り返すことによって、記録媒体Pに画像が形成され、印刷が行われる。
なお、本実施の形態においては、シングルパス方式によって印刷が行われるようになっているが、マルチパス方式によって印刷を行う場合は、前記記録媒体Pを搬送する距離が記録ヘッドHdiの図示されないノズル列より短くされ、複数の走査を行うことによって1ライン分の画像が形成される。
そして、前記第1の筐体部Cs1内におけるプラテン25より前方に、印刷が行われた後の記録媒体Pを筐体Cs外に案内し、排出するための第2の媒体案内部としてのフロントペーパガイド33が配設される。該フロントペーパガイド33は、前記プラテン25から水平方向に排出された記録媒体Pを下方に向けて(矢印方向に)案内するために、湾曲した形状を有する。
したがって、背壁Wrに形成された図示されない媒体導入口から筐体Cs内に供給された記録媒体Pは、リヤペーパガイドによって案内されてプラテン25に送られ、プラテン25上において、記録ヘッドHdiから吐出されたインク滴が付着させられて印刷が行われ、印刷が行われた後、フロントペーパガイド33によって案内されて筐体Cs外に排出され、ロワフレームFr2に配設された前記巻取装置に送られて、巻き取られる。
なお、前記リヤペーパガイド、プラテン25及びフロントペーパガイド33には加熱部材としての図示されないヒータが埋設され、記録媒体Pが、リヤペーパガイドにおいて予熱され、プラテン25及びフロントペーパガイド33において加熱され、これにより、記録媒体Pに付着したインク滴が乾燥するのが促進される。
また、第3の筐体部Cs3内における枠体PR2とサイドプレートPR1との間には、記録ヘッドHdiの図示されないノズルを良好な状態に保持するために、各記録ヘッドHdiのノズル面を払拭する第1のメンテナンス装置としてのワイプユニット41が配設され、第2の筐体Cs2内におけるサイドプレートPL1と枠体PL2との間には、ノズルの乾燥を防止するとともに、ノズル内で粘度が高くなったインクを吸引する吸引機構等から成る第2のメンテナンス装置としてのキャップユニット(パージユニット)42が配設される。
そして、第3の筐体部Cs3の所定の箇所、本実施の形態においては、サイドプレートPR1側に、操作ボタン等の操作要素から成る操作部、及び表示ランプ等の表示要素から成る表示部を備えた操作パネル43が配設される。
ところで、本発明のインクジェットプリンタ10においては、画像が形成される記録媒体Pから成る印刷物を屋外で使用する場合に、風雨、日射等によって、画像の色が褪せたり、色が落ちたりすることがないように、印刷に使用されるブラック、シアン、マゼンタ、イエロー及びホワイトのインクとして、溶媒に顔料を分散させて形成された顔料インクが使用される。
そして、各色のインクのうちのホワイトのインクにおいては、無機材料、本実施の形態においては、他の材料と比べて重いチタン化合物が顔料として使用されるので、インク内で顔料が沈殿すると、顔料の濃度が変化して、記録ヘッドHdiのノズルからのインクの吐出不良を発生させてしまう。
そこで、本実施の形態においては、インクカートリッジCg5から記録ヘッドHd5ににホワイトのインクを供給する流路、すなわち、所定のインク供給流路に、インクを循環させるためのポンプを配設するようにしている。
次に、インク供給流路について説明する。
図1は本発明の実施の形態におけるインク供給流路の流路図、図4は本発明の実施の形態におけるインク供給流路の概略図である。
図において、10はインクジェットプリンタ、15はレール、17はキャリッジ、25はプラテン、41はワイプユニット、42はキャップユニット、Cgiは、ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー及びホワイトの各色のインクを収容するインクカートリッジ、Hdiは、ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー及びホワイトのインク滴を吐出する記録ヘッド、Rti(i=1、2、…、5)はインクカートリッジCgiから記録ヘッドHdiに各色のインクを供給するためのインク供給流路である。
この場合、Rt1〜Rt4は、インクカートリッジCg1〜Cg4から記録ヘッドHd1〜Hd4にブラック、シアン、マゼンタ及びイエローのインクを供給するインク供給流路、Rt5は前記インク供給流路Rtiのうちの所定のインク供給流路であり、インク供給流路Rt5において、インクカートリッジCg5から記録ヘッドHd5にホワイトのインクが供給される。
インク供給流路Rt5は、インクカートリッジCg5と記録ヘッドHd5との間を結んで配設された第1の経路Q1、該第1の経路Q1における所定の部分をバイパスして第1の経路Q1と並列に配設された第2の経路Q2、及び前記第1、第2の経路Q1、Q2間を連結する第3の経路Q3を備え、前記第1の経路Q1は、印刷を行うときにインクをインクカートリッジCg5から記録ヘッドHd5に供給するために配設される。
前記第1の経路Q1には、インクカートリッジCg5側から記録ヘッドHd5側にかけて、第1の弁v1、第2の弁v2及びダンパDmpが配設される。そして、インクカートリッジCg5と第1の弁v1との間に区分経路q1が、第1の弁v1と第2の弁v2との間に区分経路q2が、第2の弁v2とダンパDmpとの間に区分経路q3が、ダンパDmpと記録ヘッドHd5との間に区分経路q4が形成される。
前記第2の経路Q2は、前記区分経路q2において分岐させられ、区分経路q2とダンパDmpとを連結し、区分経路q2とダンパDmpとの間に、インク供給流路Rt5においてインクを循環させるための第1のポンプPm1が配設される。したがって、前記区分経路q2と第1のポンプPm1との間に区分経路q5が、第1のポンプPm1とダンパDmpとの間に区分経路q6が形成される。すなわち、区分経路q5、q6間に前記第1のポンプPm1が配設される。また、前記第1、第2の経路Q1、Q2は、区分経路q3、q6において、ダンパDmpを介して接続される。
そして、前記第3の経路Q3は、前記区分経路q3と区分経路q5とを連結し、第3の経路Q3に、インク供給流路Rt5においてインクを循環させるための第2のポンプPm2が配設される。したがって、前記区分経路q5と第2のポンプPm2との間に区分経路q7が、第2のポンプPm2と区分経路q3との間に区分経路q8が形成される。すなわち、区分経路q7、q8間に前記第2のポンプPm2が配設される。
前記第1、第2の弁v1、v2は、電磁弁から成り、ソレノイドに供給される電流を制御することによってプランジャを移動させ、流路を開閉する。
前記第1、第2のポンプPm1、Pm2は、チューブポンプから成り、前記流路内に配置され、駆動させられたり、停止させたりすることによって、流路を開閉する弁としても機能する。
そして、前記ダンパDmpは、キャリッジ17を移動させたり、インク供給流路Rt5においてインクを循環させたりしたときに、記録ヘッドHd5内のインクの圧力が変動するのを抑制し、インク滴が吐出されるのに伴ってインクに加わる負圧をほぼ均一に保つ。
本実施の形態においては、前記第1、第2の弁v1、v2及び第1、第2のポンプPm1、Pm2によってインク循環装置51が構成され、該インク循環装置51において、第1、第2の弁v1、v2を開閉したり、第1、第2のポンプPm1、Pm2を駆動したり、停止させたりすることによって、インク供給流路Rt5においてホワイトのインクを循環させ、インク内で顔料が沈殿するのを防止するようにしている。
なお、インク供給流路Rt5を構成する各区分経路q1〜q8のうちの、区分経路q2、q3、q5〜q8においてはインクを循環させることができるが、区分経路q1、q4においてはインクを循環させることができない。
したがって、区分経路q1、q4において、インク内で顔料が沈殿する可能性があるので、区分経路q1、q4の長さは可能な限り短くされ、インクカートリッジCg5と第1の弁v1とが、また、記録ヘッドHd5とダンパDmpとが近接させて配設される。ダンパDmpは、直下に記録ヘッドHd5が近接させて配設されるように、キャリッジ17のケースに取り付けられる。
そして、ダンパDmpは所定の容積を有するので、ダンパDmp内のインクの圧力が低くなり、インクの流れが滞留すると、インク内で顔料が沈殿する。そこで、本実施の形態においては、ダンパDmp自体においてもインクが循環させられ、ダンパDmpの最も上方の位置に区分経路q3が接続され、ダンパDmpの最も下方の位置に区分経路q6が接続される。これにより、ダンパDmp内において顔料が沈殿するのを防止することができる。
すなわち、第1のポンプPm1を駆動することによって、区分経路q5、q2、第2の弁v2、区分経路q3、ダンパDmp及び区分経路q6から成る第1の循環経路をインクが循環させられ、第1、第2のポンプPm1、Pm2を駆動することによって、区分経路q5、q7、q8、q3、ダンパDmp及び区分経路q6から成る第2の循環経路をインクが循環させられる。
本実施の形態においては、インク供給流路Rt5に第1、第2のポンプPm1、Pm2が配設されるので、インク供給流路Rt5が長い場合でも、第1、第2のポンプPm1、Pm2を駆動することによって、インクを十分に循環させることができる。
なお、キャリッジ17が移動させられるのに伴って、インク供給流路Rt5を構成するインクチューブがしごかれるので、インク供給流路Rt5においてインク内で顔料が沈殿するのがある程度抑制される。
次に、インクジェットプリンタ10の制御装置について説明する。
図5は本発明の実施の形態におけるインクジェットプリンタの制御ブロック図である。
図において、61は、CPU等の演算装置を備え、インクジェットプリンタ10の全体の制御を行う制御部、62は、プログラム、初期値等を記録するための第1の記憶部としてのROM、63は、CPUによる演算で使用されるワークエリア、データを一時的に記録するバッファ等から成る第2の記憶部としてのRAM、64は時間を計時する計時部としてのタイマである。
また、43は操作パネルであり、該操作パネル43は操作部74及び表示部75を備える。
前記制御部61は、第1のモータ駆動部66を介して第1のポンプPm1(図1)に、第2のモータ駆動部67を介して第2のポンプPm2に、第1の弁駆動部68を介して第1の弁v1に、第2の弁駆動部69を介して第2の弁v2に接続される。
前記第1のモータ駆動部66は、制御部61の制御信号を受けて第1のポンプPm1に駆動電流を供給したり、供給を停止したりして、第1のポンプPm1を駆動したり、停止させたりする。また、前記第2のモータ駆動部67は、制御部61の制御信号を受けて第2のポンプPm2に駆動電流を供給したり、供給を停止したりして、第2のポンプPm2を駆動したり、停止させたりする。なお、前記第1、第2のポンプPm1、Pm2は、後述されるロータ85(図7)、及び該ロータ85を回転させるための図示されない駆動モータを備え、前記駆動電流は駆動モータに供給される。本実施の形態においては、前記駆動モータを正方向及び逆方向に回転させることができ、インクを吐出する方向を異ならせることができる。
そして、前記第1の弁駆動部68は、制御部61の制御信号を受けて第1の弁v1のソレノイドに電流を供給したり、供給を停止したりして、第1の弁v1を開閉する。また、前記第2の弁駆動部69は、制御部61の制御信号を受けて第2の弁v2のソレノイドに電流を供給したり、供給を停止したりして、第2の弁v2を開閉する。
前記制御部61は、印刷処理部Pr1、循環処理部Pr2、搬送処理部Pr3、保守処理部Pr4等を備え、前記ROM62に記録されたプログラムに従って、印刷処理、第1、第2の循環処理、搬送処理、保守処理等の処理を行う。
そして、前記印刷処理部Pr1は、キャリッジモータ24に電流を供給し、キャリッジ17を走行させ、記録ヘッドHdiに画像データを供給し、記録媒体Pに対して各色のインク滴を吐出し、カラーの画像を形成する。
また、前記搬送処理部Pr3は、搬送モータ65に電流を供給し、搬送ローラ31(図3)を回転させて記録媒体Pを搬送する。
さらに、前記保守処理部Pr4は、ワイプユニット41を作動させて各記録ヘッドHdiのノズル面を払拭したり、キャップユニット42を作動させて各記録ヘッドHdiのノズル内で粘度が高くなったインクを吸引したりする。
次に、インク供給流路Rt5においてインクを循環させる際の制御部61の動作について説明する。
図6は本発明の実施の形態における第1、第2のポンプ及び第1、第2の弁の駆動状態を説明するための図である。
インクジェットプリンタ10において記録媒体Pにカラーの画像を形成する場合、前記印刷処理部Pr1は、キャリッジ17を移動させ、各記録ヘッドHdiを駆動して、各色のインク滴を記録媒体Pに向けて吐出する。
このとき、印刷処理部Pr1は、ホワイトのインク供給流路Rt5(図1)において、第1、第2のポンプPm1、Pm2を停止させ、第1、第2の弁v1、v2を開く。
そして、第1、第2のポンプPm1、Pm2が停止させられるのに伴って、区分経路q5、q6間の流路、及び区分経路q7、q8間の流路が閉じられるので、インクは第1の経路Q1を介してインクカートリッジCg5から記録ヘッドHd5に送られる。
なお、印刷処理においては、記録ヘッドHd5が駆動され、インク滴が吐出されるのに伴って、第1の経路Q1内の圧力が低くなり、インクカートリッジCg5のインクが吸引され、記録ヘッドHd5に供給される。
印刷処理が行われる間、搬送処理部Pr3は、搬送モータ65に電流を供給し、搬送ローラ31を回転させて記録媒体Pを搬送する。
印刷処理部Pr1による印刷処理が終了すると、前記循環処理部Pr2は、第1、第2の循環処理を行い、インク供給流路Rt5においてインクを循環させる。
すなわち、第1の循環処理は、印刷処理が終了してから次の印刷処理が開始されるまでの経過時間が短く、設定時間、本実施の形態においては、24〔時間〕以内である場合において、インク内で顔料が沈殿するのを防止するために行われる。また、第2の循環処理は、印刷処理が終了してから次の印刷処理が開始されるまでの経過時間が長く、24〔時間〕を超える場合において、顔料が沈殿したインクを攪拌し、顔料の沈殿を解消するために行われる。
そこで、印刷処理部Pr1による印刷処理が終了すると、前記タイマ64は計時を開始し、次の印刷処理が開始されると、前記循環処理部Pr2は、タイマ64によって計時された時間を読み込み、経過時間が24〔時間〕を超えたかどうかを判断する。
経過時間が24〔時間〕以内である場合、前記循環処理部Pr2は、第1の循環処理を行い、第1のポンプPm1を正方向に駆動し、第2のポンプPm2を停止させ、第1の弁v1を閉じ、第2の弁v2を開き、前記インク供給流路Rt5に第1の循環回路を形成する。
これにより、第1のポンプPm1が駆動されるので、区分経路q5、q6間の流路が開かれ、第2のポンプPm2が停止させられるので、区分経路q7、q8間の流路が閉じられ、インクは、第1のポンプPm1から第2の経路Q2に吐出され、続いて、第1の経路Q1に送られ、第2の弁v2及びダンパDmpを流れ、第2の経路Q2に送られて第1のポンプPm1に吸引される。
また、経過時間が24〔時間〕を超えた場合、前記循環処理部Pr2は、第2の循環処理を行い、第1、第2のポンプPm1、Pm2を正方向に駆動し、第1、第2の弁v1、v2を閉じ、前記インク供給流路Rt5に第2の循環回路を形成する。
これにより、第1、第2のポンプPm1、Pm2が駆動されるので、区分経路q5、q6間の流路及び区分経路q7、q8間の流路が開かれ、インクは、第1のポンプPm1から第2の経路Q2に、第2のポンプPm2から第3の経路Q3に吐出され、続いて、第1の経路Q1に送られ、ダンパDmpを流れ、第2の経路Q2に送られて第1のポンプPm1に吸引される。
このように、本実施の形態においては、第1、第2の循環処理を選択して行うことによって、インク内の顔料の沈殿状態に応じて、インクを適切に循環させることができる。
なお、前記第1、第2の循環処理においてインクを循環させると、インク供給流路Rt5内のインクの圧力変動が大きくなり、記録ヘッドHd5のノズルからインクが漏れ出すことがある。そこで、前記循環処理部Pr2は、キャリッジモータ24を駆動し、キャリッジ17をキャップユニット42の上方に置き、第1、第2の循環処理を行う。これにより、記録ヘッドHd5のノズルからインクが漏れ出ても、漏れ出たインクをキャップユニット42によって受けることができる。
次に、第1、第2のポンプPm1、Pm2を構成するチューブポンプについて説明する。
図7は本発明の実施の形態におけるチューブポンプの構造を説明するための図である。
図において、81はチューブポンプ、82は「U」字状の形状を有するケースであり、該ケース82内に、チューブポンプ81を作動させ、インクを圧送する圧送機構Meが収容される。該圧送機構Meは、ケース82の内周面に沿って取り付けられたチューブユニット83、及び該チューブユニット83より径方向内方において回転自在に配設されたロータ85を備える。
前記チューブユニット83は、可撓性及び弾性を有する材料によって形成された筒状体から成るチューブ84、前記ケース82の開放端egの近傍に取り付けられ、前記チューブ84の一端側に配設された第1のコネネクタCin、前記開放端egの近傍に取り付けられ、前記チューブ84の他端側に配設された第2のコネネクタCouを備える。
また、前記ロータ85は、前記ケース82に対して回転自在に配設されたシャフトsh1、該シャフトsh1に取り付けられたコア87、ロータ85の回転方向における複数箇所、本実施の形態においては、2箇所において、コア87から径方向外方に向けて突出させて形成されたアームam1、am2、及び該各アームam1、am2の先端において、チューブ84と当接させて回転自在に配設された回転体としてのコロr1、r2を備える。
本実施の形態においては、アームam1、am2が、シャフトsh1を中心にして、互いに180〔°〕の角度を成すように直線上に配置されるので、コロr1、r2は、シャフトsh1を挟んで、互いに反対側に配置される。
この場合、シャフトsh1の中心からケース82の内周面までの距離をLcとし、ロータ85の径方向寸法である、シャフトsh1の中心からコロr1、r2とチューブ84とが当接する当接点pt1、pt2までの距離をLrとし、チューブ84の肉厚をwとしたとき、距離Lc、Lrの差ΔLは、
ΔL=2・w
にされる。したがって、チューブ84が、当接点pt1、pt2においてコロr1、r2によって押し付けられ、内周面同士が密着させられるので、インクの流路が閉じられる。
前記シャフトsh1は、前記駆動モータと連結され、駆動モータを正方向に駆動すると、ロータ85が図における時計回り方向、すなわち、正方向に回転させられ、駆動モータを逆方向に駆動すると、ロータ85が反時計回り方向、すなわち、逆方向に回転させられる。
このとき、ロータ85は、コロr1、r2によってチューブ84をしごきながら回転させられるので、チューブ84内のインクがロータ85の回転方向と同じ方向に移動させられる。すなわち、ロータ85が正方向に回転させられると、第1のコネネクタCinから吸引されたインクがチューブ84内を正方向に移動させられ、第2のコネネクタCouからから吐出される。また、ロータ85が逆方向に回転させられると、第2のコネネクタCouから吸引されたインクがチューブ84内を逆方向に移動させられ、第1のコネネクタCinから吐出される。
本実施の形態においては、アームam1、am2が互いに180〔°〕の角度を成すように配設されるので、ロータ85が回転方向におけるいずれの位置に置かれていても、コロr1、r2のうちの少なくとも一方は、必ずチューブ84に押し付けられ、インクの流路を閉じる。したがって、印刷が行われるときに、チューブポンプ81は停止させられ、インクの流路が閉じられ、印刷が終了し、チューブポンプ81の駆動が開始されるまで、インクの流路は閉じたままにされる。
このように、本実施の形態においては、インクカートリッジCgiから記録ヘッドHdiに各色のインクを供給するためのインク供給流路Rt1〜Rt5のうちの、所定のインクカートリッジCg5から対応する記録ヘッドHd5にインクを供給する所定のインク供給流路Rt5が、印刷を行うときにインクを記録ヘッドHd5に供給するために配設された第1の経路Q1、及び該第1の経路Q1における所定の部分をバイパスして第1の経路Q1と並列に配設された第2の経路Q2を備え、該第2の経路Q2を構成する区分経路q5、q6間に第1のポンプPm1が配設されるので、第1のポンプPm1を駆動することによって、所定のインク供給流路Rt5においてインクを循環させることができる。
したがって、インクを攪拌することができるので、インク供給流路Rt5においてインク内で顔料が沈殿するのを防止することができる。
また、第1、第2の経路Q1、Q2にインクタンク、攪拌装置等を配設する必要がないので、インクに空気が溶け込むことがなく、インクの脱気を行う装置を配設する必要がない。したがって、インクジェットプリンタ10を小型化することができる。
本実施の形態においては、第1、第2の循環処理において、第1、第2のポンプPm1、Pm2が正方向に駆動されるようになっているが、第1、第2のポンプPm1、Pm2を逆方向に駆動することができる。
これにより、第1の循環処理が行われると、第1のポンプPm1が駆動されるので、区分経路q5、q6間の流路が開かれ、第2のポンプPm2が停止させられるので、区分経路q7、q8間の流路が閉じられ、インクは、第1のポンプPm1から第2の経路Q2に吐出され、ダンパDmpを流れ、続いて、第1の経路Q1に送られ、第2の弁v2に送られて第1のポンプPm1に吸引される。
また、第2の循環処理が行われると、第1、第2のポンプPm1、Pmが駆動されるので、区分経路q5、q6間の流路及び区分経路q7、q8間の流路が開かれ、インクは、第1のポンプPm1から第2の経路Q2に、第2のポンプPm2から第3の経路Q3に吐出され、続いて、ダンパDmpを流れ、第1の経路Q1に送られて第2のポンプPm2に吸引される。
さらに、第1、第2のポンプPm1、Pm2の駆動方向を正方向と逆方向とで切り替えて、インクを両方向に循環させることができる。したがって、インク内で顔料が沈殿するのを確実に防止することができる。
また、本実施の形態においては、ロータ85の回転方向における2箇所に、アームam1、am2が互いに180〔°〕の角度を成すように配設され、各アームam1、am2の先端にコロr1、r2が配設されるようになっているが、ロータ85の回転方向における3箇所以上にアームを配設することができる。例えば、ロータ85の回転方向における3箇所にアームを配設する場合、アームが互いに120〔°〕の角度を成すように配設され、ロータ85の回転方向における4箇所にアームを配設する場合、アームが互いに90〔°〕の角度を成すように配設される。
さらに、本実施の形態においては、インク内で顔料が沈殿しやすい特色のトナーとしてホワイトのトナーを使用したインクジェットプリンタ10について説明しているが、本発明を、画像に光沢を出すために、金属成分を含む無機材料を顔料として含むシルバーのトナー、ゴールドのトナー等を使用するインクジェットプリンタに適用することができる。
なお、インク循環装置51をキャリッジ17に搭載することができるが、その場合、キャリッジ17の重量が大きくなり、キャリッジモータ24に加わる負荷が大きくなるとともに、キャリッジ17が大型化し、インクジェットプリンタ10が大型化するので、本実施の形態においては、インク循環装置51をキャリッジ17外に配設するようにしている。
前記実施の形態においては、インクジェットプリンタ10について説明したが、本発明を複写機、ファクシミリ、複合機等の画像形成装置に適用することができる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
10 インクジェットプリンタ
17 キャリッジ
Cgi インクカートリッジ
Hdi 記録ヘッド
P 記録媒体
Pm1 第1のポンプ
Q1、Q2 第1、第2の経路
q5、q6 区分経路
Rti インク供給流路

Claims (8)

  1. (a)主走査方向に移動自在に配設されたキャリッジと、
    (b)該キャリッジに搭載され、キャリッジの移動に伴って、記録媒体に向けてインク滴を吐出し、画像を形成する記録ヘッドと、
    (c)インクを収容するインク収容部と、
    (d)該インク収容部から記録ヘッドに各色のインクを供給するための複数のインク供給流路とを有するとともに、
    (e)該各インク供給流路のうちの、所定のインク収容部から対応する記録ヘッドにインクを供給する所定のインク供給流路は、印刷を行うときにインクを前記記録ヘッドに供給するために配設された第1の経路、及び該第1の経路における所定の部分をバイパスして第1の経路と並列に配設された第2の経路を備え、
    (f)該第2の経路を構成する区分経路間に、前記所定のインク供給流路においてインクを循環させるためのポンプが配設されることを特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. (a)前記所定のインク供給流路は、第1、第2の経路間を連結する第3の経路を備え、
    (b)該第3の経路に、前記所定のインク供給流路においてインクを循環させるためのポンプが配設される請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
  3. (a)前記第1の経路におけるインク収容部と記録ヘッドとの間に第1、第2の弁が配設され、
    (b)該第1、第2の弁間の区分経路において前記第2の経路が分岐させられる請求項2に記載のインクジェットプリンタ。
  4. 前記所定のインク供給流路に、前記第2の経路に配設されたポンプを駆動することによってインクが循環させられる第1の循環回路、及び前記第2、第3の経路に配設された各ポンプを駆動することによってインクが循環させられる第2の循環回路が形成される請求項2又は3に記載のインクジェットプリンタ。
  5. 前記第1、第2の経路はダンパを介して接続される請求項1〜4のいずれか1項に記載のインクジェットプリンタ。
  6. (a)前記ダンパの最も上方の位置に第1の経路の区分経路が接続され、
    (b)前記ダンパの最も下方の位置に第2の経路の区分経路が接続される請求項5に記載のインクジェットプリンタ。
  7. 前記ダンパの直下に、前記所定のインク収容部からインクが供給される記録ヘッドが近接させて配設される請求項5又は6に記載のインクジェットプリンタ。
  8. 印刷が行われるときに、前記ポンプが停止させられ、インクの流路が閉じられる請求項1〜7のいずれか1項に記載のインクジェットプリンタ。
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