JP2019056185A - 樹脂組成物及びそれを用いた衝撃緩衝部材 - Google Patents
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Abstract
【課題】外部刺激(変形)により緩衝性を変化させることが可能となる衝撃緩衝用樹脂組成物及び衝撃緩衝部材を提供する。【解決手段】(A)熱可塑性ポリマー、(B)オイルゲル化剤を含有する樹脂組成物であって(A)熱可塑性ポリマーがスチレン系熱可塑エラストマーである樹脂組成物。(C)可塑剤をさらに含有してもよい。また、前記(B)オイルゲル化剤としては、ヒドロキシステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸アミド、ラウロイル−L−グルタミン酸−α,γ−ジブチルアミド、エチルヘキサノイル−L−グルタミン酸−α,γ−ジブチルアミド等のアミノ酸誘導体、パルミチン酸デキストリン等のデキストリン誘導体、ベンジリデンソルビトール誘導体、1,2−シクロヘキサン−ビスラウリン酸アミド等のシクロヘキサン誘導体からなる群より選ばれる少なくとも1種の化合物が挙げられる。【選択図】なし
Description
本発明は、樹脂組成物及びそれを用いた衝撃緩衝部材に関し、特に衝撃緩衝材として使用される樹脂組成物、及び該樹脂組成物を用いた衝撃緩衝部材に関する。
衝撃緩衝材は、介護や工場作業などで用いられる衣類やプロテクター、スポーツ用品に用いられる保護具やシューズのソールなどとして、人体への外部衝撃からの保護、あるいはパレット等の運搬用具に適用して運搬品を衝撃から保護するなど、幅広い分野で利用されている。
衝撃緩衝材としては、従来ゴム類や熱可塑性又は熱硬化性エラストマー、発泡体等の弾性体等が用いられていた。
衝撃緩衝材としては、従来ゴム類や熱可塑性又は熱硬化性エラストマー、発泡体等の弾性体等が用いられていた。
例えば、特許文献1には、緩衝用パッドを備えた介護用衣類が開示され、緩衝用パッドとしてはスチレン系の発泡体などが挙げられている。また、特許文献2には、骨折防護用衝撃緩衝材を備えた衣類が開示され、衝撃緩衝材としてはポリエチレン等の発泡体、各種ゴム類やその発泡体、エラストマー等の弾性体、シリコーン系ゲル状物質等が挙げられている。
従来の緩衝部材は変形により衝撃を緩衝するものであり、その緩衝性は通常変わらない。そのため、使用環境によって緩衝部材を使い分ける必要があった。本発明の目的は、外部刺激(変形)により緩衝性を変化させることが可能となる衝撃緩衝用樹脂組成物及び衝撃緩衝部材を提供することである。
本発明者らは、上記の目的の下、鋭意検討を重ねたところ、熱可塑性ポリマー及びオイルゲル化剤を含有してなる樹脂組成物であって、該樹脂組成物の成型物が変形によって弾性率を減少することを見出した。
すなわち、本発明は以下のものに関する。
(1)(A)熱可塑性ポリマー、(B)オイルゲル化剤を含有する樹脂組成物であって(A)熱可塑性ポリマーがスチレン系熱可塑エラストマーである樹脂組成物。
(2)(C)可塑剤をさらに含有する上記(1)に記載の樹脂組成物。
(3)前記(B)オイルゲル化剤が、ヒドロキシステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸アミド、ラウロイル−L−グルタミン酸−α,γ−ジブチルアミド、エチルヘキサノイル−L−グルタミン酸−α,γ−ジブチルアミド等のアミノ酸誘導体、パルミチン酸デキストリン等のデキストリン誘導体、ベンジリデンソルビトール誘導体、1,2−シクロヘキサン−ビスラウリン酸アミド等のシクロヘキサン誘導体からなる群より選ばれる少なくとも1種の化合物である上記(1)又は(2)に記載の樹脂組成物。
(4)前記(B)オイルゲル化剤の含有量が、樹脂組成物の総量を基準として0.1〜30質量%である上記(1)〜(3)のいずれか1項に記載の樹脂組成物。
(5)上記(1)〜(4)のいずれか1項に記載の樹脂組成物を用いて作製された衝撃緩衝部材。
(1)(A)熱可塑性ポリマー、(B)オイルゲル化剤を含有する樹脂組成物であって(A)熱可塑性ポリマーがスチレン系熱可塑エラストマーである樹脂組成物。
(2)(C)可塑剤をさらに含有する上記(1)に記載の樹脂組成物。
(3)前記(B)オイルゲル化剤が、ヒドロキシステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸アミド、ラウロイル−L−グルタミン酸−α,γ−ジブチルアミド、エチルヘキサノイル−L−グルタミン酸−α,γ−ジブチルアミド等のアミノ酸誘導体、パルミチン酸デキストリン等のデキストリン誘導体、ベンジリデンソルビトール誘導体、1,2−シクロヘキサン−ビスラウリン酸アミド等のシクロヘキサン誘導体からなる群より選ばれる少なくとも1種の化合物である上記(1)又は(2)に記載の樹脂組成物。
(4)前記(B)オイルゲル化剤の含有量が、樹脂組成物の総量を基準として0.1〜30質量%である上記(1)〜(3)のいずれか1項に記載の樹脂組成物。
(5)上記(1)〜(4)のいずれか1項に記載の樹脂組成物を用いて作製された衝撃緩衝部材。
本発明の樹脂組成物を用いて製造される成型物は外部刺激(衝撃等の物理的変形を伴うもの)によって弾性率を変化することができる。すなわち外部刺激により変形が大きくなることで弾性率が大きく減少し柔軟性が増す。このため、外部からの強い衝撃などから人体や物を保護することができる。
本発明の樹脂組成物は、(A)熱可塑性ポリマー、(B)オイルゲル化剤を含有してなり、加熱により溶融混錬、成型するものである。以下、(A)熱可塑性ポリマーを「エラストマー」又は(A)成分、(B)オイルゲル化剤を「ゲル化剤」又は(B)成分ともいう。
また、本明細書における「熱可塑性」とは、加熱することで軟化し成形できるようになり、冷却すると固化して形状を保持する特性のことをいう。
以下、本発明の樹脂組成物、について説明する。なお、この実施の形態により本発明が限定されるものではない。
[(A)熱可塑性ポリマー]
(A)成分は、熱可塑性を有するポリマーであって、伸縮性、耐熱性、衝撃緩衝性の観点からスチレン系エラストマーであることが好ましい。
(A)成分は、熱可塑性を有するポリマーであって、伸縮性、耐熱性、衝撃緩衝性の観点からスチレン系エラストマーであることが好ましい。
(A)成分の重量平均分子量は、1,000以上、1,000,000以下であってもよく、樹脂組成物の粘度や成型物の強度の観点から2,000以上、500,000以下であることが好ましい。
また、(A)成分としては例えば、アセチレン、エチレン、ブチレン、ブタジエン、イソプレン、(メタ)アクリル基を有する化合物、ビニル基を有する化合物、アリル基を有する化合物、プロパルギル基を有する化合物、スチレン、フェニルアセチレン等の不飽和炭素−炭素結合を有する化合物等からなる群より選ばれる1種又は2種以上の化合物を共重合してなるランダム構造又はブロック構造を有するオレフィン系エラストマー、(スチレンを含有してなるものを特にスチレン系エラストマーともいう)やイソシアネート基を有する化合物とポリオール(分子内に2つ以上のヒドロキシ基を有する化合物)とを反応してなるウレタン構造を有するウレタン系エラストマー、アミド結合を有してなるアミド系エラストマー、ウレア結合を有してなるウレア系エラストマー、シリコーン樹脂を共重合してなるシリコーン系エラストマー等であってもよい。これらのエラストマーは、種々のものが市販されており、これら市販されているものから柔軟性や強度等の観点で必要に応じて適宜選択して用いることができる。
[(B)オイルゲル化剤]
本発明の樹脂組成物は(B)成分のオイルゲル化剤を含むことにより、外力が加わると物性を変化させる減少を発現する。特に、変形によりひずみが生じる場合において、弾性率が減少することで、より柔軟となり、例えば衝撃や振動が印加された際に優れた衝撃吸収性、制振性を発現するようになる。
本発明の樹脂組成物は(B)成分のオイルゲル化剤を含むことにより、外力が加わると物性を変化させる減少を発現する。特に、変形によりひずみが生じる場合において、弾性率が減少することで、より柔軟となり、例えば衝撃や振動が印加された際に優れた衝撃吸収性、制振性を発現するようになる。
(B)成分としては、ヒドロキシステアリン酸、特に12−ヒドロキシステアリン酸等のヒドロキシ脂肪酸(和光純薬工業株式会社製、12−ヒドロキシステアリン酸等として商業的に入手可能)、ヒドロキシステアリン酸アミド、特に12−ヒドロキシステアリン酸アミド等のヒドロキシ脂肪酸アミド(日本化成株式会社製、ダイアミッドKH等として商業的に入手可能)、n−ラウロイル−L−グルタミン酸−α,γ−ジブチルアミド、エチルヘキシル−L−グルタミン酸−α,γ−ジブチルアミド等のアミノ酸誘導体(味の素ヘルシーサプライ株式会社製、GP−1、EB−21等として商業的に入手可能)、1,3:2,4−ビス−O−(4−メチルベンジリデン)−D−ソルビトール、1,3:2,4−ビス−O−(4−メチルベンジリデン)−D−ソルビトール等のベンジリデンソルビトール誘導体(新日本理化株式会社製、ゲルオールシリーズとして商業的に入手可能)、パルミチン酸デキストリン、ミスチリン酸デキストリン等のデキストリン誘導体(千葉製粉株式会社製、レオパールシリーズとして商業的に入手可能)、ビス(2−エチルヘキサナート)ヒドロキシアルミニウム、及び下記一般式(1)〜(12)で表わされる化合物等が挙げられる。これらは1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
一般式(1)中、fは3〜10の整数、gは2〜6の整数、R1は炭素数1〜20の飽和炭化水素基、Xは硫黄又は酸素である。
一般式(2)中、R2は炭素数1〜20の飽和炭化水素基、Y2は結合手又はアリーレン基である。
一般式(3)中、R3は炭素数1〜20の飽和炭化水素基、Y3は結合手又はアリーレン基である。
一般式(4)中、R4は炭素数1〜20の飽和炭化水素基である。
一般式(5)中、R51及びR52は、それぞれ独立に、炭素数1〜20の飽和炭化水素基である。
一般式(6)中、R61及びR62は、それぞれ独立に、炭素数1〜20の飽和炭化水素基である。
一般式(7)中、R7は、炭素数1〜20の飽和炭化水素基である。
一般式(8)中、R8は、炭素数1〜20の飽和炭化水素基である。
一般式(9)中、R91及びR92は、それぞれ独立に、炭素数1〜20の飽和炭化水素基である。
一般式(10)中、R101は炭素数4〜20の炭化水素基であり、R102はアリール基である。
一般式(11)中、R111及びR112はそれぞれ独立に、炭素数1〜20の飽和炭化水素基である。
一般式(12)中、R121、R122及びR123はそれぞれ独立に、炭素数1〜20の飽和炭化水素基である。
(B)オイルゲル化剤の含有量は、樹脂組成物全量に対して、0.1質量%以上、30質量%以下であることが好ましい。0.1質量%以上であると、樹脂組成物の成型物の衝撃緩衝性を増す傾向があり、30質量%以下であると、(B)オイルゲル化剤が凝集、遊離することが少なくなる傾向がある。この観点から、0.5〜25質量%であることがより好ましく、1〜20質量%であることがさらに好ましい。
[(C)可塑剤]
本発明の樹脂組成物は(C)成分として、可塑剤を含有してもよい。(C)成分の重量平均分子量は、樹脂組成物の粘度の調整の観点、及び揮発性、作業性の観点から、好ましくは200〜50,000、より好ましくは300〜30,000、さらに好ましくは5000〜20,000である。
本発明の樹脂組成物は(C)成分として、可塑剤を含有してもよい。(C)成分の重量平均分子量は、樹脂組成物の粘度の調整の観点、及び揮発性、作業性の観点から、好ましくは200〜50,000、より好ましくは300〜30,000、さらに好ましくは5000〜20,000である。
(C)成分としては、例えば、ブタジエンゴム、イソプレンゴム、シリコンゴム、スチレンブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ニトリルゴム、ブチルゴム、エチレンプロピレンゴム、ウレタンゴム、アクリルゴム、クロルスルホン化ポリエチレンゴム、フッ素ゴム、水素化ニトリルゴム、エピクロルヒドリンゴムの液状物;ポリブテン等のポリα−オレフィン、水添ポリブテン等の水添α−オレフィンオリゴマー、アタクチックポリプロピレン等のポリビニル系オリゴマー;ビフェニル、トリフェニル等の芳香族系オリゴマー;水添液状ポリブタジエン等の水添ポリエン系オリゴマー;パラフィン油、塩化パラフィン油等のパラフィン系オリゴマー;ナフテン油等のシクロパラフィン系オリゴマー;ジメチルフタレート、ジエチルフタレート、ジブチルフタレート、ジ−(2−エチルヘキシル)フタレート、ジ−n−オクチルフタレート、ジイソブチルフタレート、ジヘプチルフタレート、ジフェニルフタレート、ジイソデシルフタレート、ジトリデシルフタレート、ジウンデシルフタレート、ジ(ヘプチル,ノニル,ウンデシル)フタレート、ベンジルフタレート、ブチルベンジルフタレート、ジノニルフタレート、ジシクロヘキシルフタレート等のフタル酸誘導体;ジメチルイソフタレート、ジ−(2−エチルヘキシル)イソフタレート、ジイソオクチルイソフタレート等のイソフタル酸誘導体;ジ−(2−エチルヘキシル)テトラヒドロフタレート、ジ−n−オクチルテトラヒドロフタレート、ジイソデシルテトラヒドロフタレート等のテトラヒドロフタル酸誘導体;ジ−n−ブチルアジペート、ジ(2−エチルヘキシル)アジペート、ジイソデシルアジペート、ジイソノニルアジペート等のアジピン酸誘導体;ジ−(2−エチルヘキシル)アゼレート、ジイソオクチルアゼレート、ジ−n−ヘキシルアゼレート等のアゼライン酸誘導体;ジ−n−ブチルセバケート、ジ−(2−エチルヘキシル)セバケート等のセバシン酸誘導体;ジ−n−ブチルマレート、ジメチルマレート、ジエチルマレート、ジ−(2−エチルヘキシル)マレート等のマレイン酸誘導体;ジ−n−ブチルフマレート、ジ−(2−エチルヘキシル)フマレート等のフマル酸誘導体;トリ−(2−エチルヘキシル)トリメリテート、トリ−n−オクチルトリメリテート、トリイソデシルトリメリテート、トリイソオクチルトリメリテート、トリ−n−ヘキシルトリメリテート、トリイソノニルトリメリテート等のトリメリット酸誘導体;テトラ−(2−エチルヘキシル)ピロメリテート、テトラ−n−オクチルピロメリテート等のピロメリット酸誘導体;トリエチルシトレート、トリ−n−ブチルシトレート、アセチルトリエチルシトレート、アセチルトリ−(2−エチルヘキシル)シトレート等のクエン酸誘導体;モノメチルイタコネート、モノブチルイタコネート、ジメチルイタコネート、ジエチルイタコネート、ジブチルイタコネート、ジ−(2−エチルヘキシル)イタコネート等のイタコン酸誘導体;ブチルオレート、グリセリルモノオレート、ジエチレングリコールモノオレート等のオレイン酸誘導体;メチルアセチルリシノレート、ブチルアセチルリシノレート、グリセリルモノリシノレート、ジエチレングリコールモノリシノレート等のリシノール酸誘導体;n−ブチルステアレート、グリセリンモノステアレート、ジエチレングリコールジステアレート等のステアリン酸誘導体;ジエチレングリコールモノラウレート、ジエチレングリコールジペラルゴネート、ペンタエリスリトール脂肪酸エステル等のその他の脂肪酸誘導体;トリエチルホスフェート、トリブチルホスフェート、トリ−(2−エチルヘキシル)ホスフェート、トリブトキシエチルホスフェート、トリフェニルホスフェート、クレジルジフェニルホスフェート、トリクレジルホスフェート、トリキシレニルホスフェート、トリス(クロロエチル)ホスフェート等のリン酸誘導体;ジエチレングリコールジベンゾエート、ジプロピレングリコールジベンゾエート、トリエチレングリコールジベンゾエート、トリエチレングリコールジ−(2−エチルブチレート)、トリエチレングリコールジ−(2−エチルヘキソエート)、ジブチルメチレンビスチオグリコレート等のグリコール誘導体;グリセロールモノアセテート、グリセロールトリアセテート、グリセロールトリブチレート等のグリセリン誘導体、エポキシ化大豆油、エポキシヘキサヒドロフタル酸ジイソデシル、エポキシトリグリセライド、エポキシ化オレイン酸オクチル、エポキシ化オレイン酸デシル等のエポキシ誘導体;(メタ)アクリレート化合物を重合してなるアクリル樹脂等が挙げられる。
また、これらの化合物は官能基を有してもよい。官能基としては、(メタ)アクリロイル基、ヒドロキシ基、カルボキシ基、チオール基、チオカルボキシ基、無水カルボキシ基、アミノ基、アミド基等である。これら官能基を有することで、異種材料への接着性や透明性、強度等を向上できる。
これらの化合物は、単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
また、これらの化合物は官能基を有してもよい。官能基としては、(メタ)アクリロイル基、ヒドロキシ基、カルボキシ基、チオール基、チオカルボキシ基、無水カルボキシ基、アミノ基、アミド基等である。これら官能基を有することで、異種材料への接着性や透明性、強度等を向上できる。
これらの化合物は、単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
また、(C)成分は、イソプレン重合体、ブタジエン重合体、又はスチレン、イソプレン、ブタジエン、エチレンから選ばれる2種以上の化合物の共重合体であってもよい。ここで、ブタジエン重合体には、「1,4−構造単位」又は「1,2−構造単位」を有するものがある。前記「1,4−構造単位」とは、下記化学式(13t)又は(13c)で表されるような繰り返し単位であり、「1,2−構造単位」とは、下記化学式(14)で表されるような繰り返し単位である。
イソプレン重合体としては、例えば、クラプレンLIR−30、LIR−50、LIR−700や官能基を有するイソプレン重合体として、LIR403、LIR410(いずれも株式会社クラレ製、クラプレンは登録商標)等として商業的に入手可能である。
ブタジエン重合体としては、RICON130、RICON131(いずれもCRAY VALLEY社製、1,4−構造単位が主であるポリブタジエン(1,4−構造単位の含有割合:72%)やクラプレンLBR−302、LBR−305、LBR−307、LBR352(いずれも株式会社クラレ製、クラプレンは登録商標、(LBR−302、LBR−305、LBR−307は1,4−構造単位が主であるポリブタジエン、LBR−352は1,2−構造単位及び1,4−構造単位混合))、B−1000,B−2000、B−3000(いずれも日本曹達株式会社製、1,2−構造単位が主であるポリブタジエン)、官能基を有するブタジエン重合体として、G−1000、G−2000、G−3000(いずれも日本曹達株式会社製、1,2−構造単位が主であるポリブタジエン)等として商業的に入手可能である。
スチレン、イソプレン、ブタジエン、エチレンから選ばれる2種以上の化合物の共重合体としてはクラプレンLIR−310、LIR−390、L−SBR−820、L−SBR−841(いずれも株式会社クラレ製、クラプレンは登録商標、LIR−310、LIR−390はスチレン−イソプレン共重合体、L−SBR−820、L−SBR−841はスチレン−ブタジエン共重合体)等として商業的に入手可能である。
前記(メタ)アクリレート化合物を重合してなるアクリル樹脂としては、アルキル基の炭素数が4〜18のアルキル(メタ)アクリレート由来の構成単位を含むアクリル樹脂が好ましい。また、アルキル基の炭素数が4〜18のアルキル(メタ)アクリレート由来の構成単位、並びに、スチレン若しくはベンジル(メタ)アクリレートに由来する構成単位を含むアクリル樹脂がより好ましい。
これらの中でも、揮発性、粘度、作業性、耐黄変性、相溶性、耐熱性の観点から、ブタジエン重合体、イソプレン重合体、ポリα−オレフィン、水添α−オレフィンオリゴマー、パラフィン油、ナフテン油、フタル酸誘導体、アジピン酸誘導体が好ましい。
(C)成分の含有量は、成型物の柔軟性を適度な範囲に調整する観点から、樹脂組成物の総量に対して、好ましくは1〜80質量%である。(C)成分の含有量が1%以上であれば成型物の柔軟性を高めることができる。含有量が80%以下であれば(C)成分がブリードすることなく柔軟性を付与することができる。このような観点から(C)成分の含有量はより好ましくは5〜75質量%、さらに好ましくは10〜70質量%である。
[その他の添加剤]
本発明の樹脂組成物中には、酸化防止剤、黄変防止剤、紫外線吸収剤、可視光吸収剤、着色剤、安定剤、滑剤、充填剤等のいわゆる添加剤を本発明の効果に悪影響を与えない割合で添加してもよい。
これら添加剤としては例えば、亜燐酸トリフェニル等の安定剤、1,4−ビス(3−メルカプトブチリルオキシ)ブタン、1,3,5−トリス(3−メルカプトブチルオキシエチル)−1,3,5−トリアジン−2,4,6(1H,3H,5H)−トリオン、ペンタエリスリトールテトラキス(3−メルカプトブチレート)等のチオール化合物等が挙げられる。
本発明の樹脂組成物中には、酸化防止剤、黄変防止剤、紫外線吸収剤、可視光吸収剤、着色剤、安定剤、滑剤、充填剤等のいわゆる添加剤を本発明の効果に悪影響を与えない割合で添加してもよい。
これら添加剤としては例えば、亜燐酸トリフェニル等の安定剤、1,4−ビス(3−メルカプトブチリルオキシ)ブタン、1,3,5−トリス(3−メルカプトブチルオキシエチル)−1,3,5−トリアジン−2,4,6(1H,3H,5H)−トリオン、ペンタエリスリトールテトラキス(3−メルカプトブチレート)等のチオール化合物等が挙げられる。
本発明の樹脂組成物は、相溶性や粘度の観点から好適な有機溶剤を用いて希釈して使用してもよい。ここで用いる有機溶剤としては、該樹脂組成物を溶解しえるものであれば特に制限はなく、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン、メシチレン、クメン、p−シメン等の芳香族炭化水素;テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、1,4−ジオキサン等の環状エーテル;メタノール、エタノール、1−プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等のアルコール;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、3−ペンタノン、シクロペンタノン、シクロヘキサノン、4−ヒドロキシ−4−メチル−2−ペンタノン等のケトン;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ノルマルブチル、酢酸イソブチル、乳酸メチル、乳酸エチル、γ−ブチロラクトン等のエステル;エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート等の炭酸エステル;エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールジメチルエーテル、プロピレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル等の多価アルコールアルキルエーテル;エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート等の多価アルコールアルキルエーテルアセテート;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン等のアミドなどが挙げられる。
これらの中で、溶解性及び沸点の観点から、トルエン、メタノール、エタノール、イソプロパノール、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、3−ペンタノン、シクロヘキサノン、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ノルマルブチル、酢酸イソブチル、乳酸メチル、乳酸エチル、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート又はN,N−ジメチルアセトアミドであることが好ましい。
これらの有機溶剤は、単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
また、樹脂ワニス中の固形分濃度は、通常10〜90質量%であってもよい。樹脂ワニスの固形分濃度が10質量%以上であれば乾燥により溶剤を除去しやすくなり、90質量%以下であればハンドリングが容易となる。
これらの有機溶剤は、単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
また、樹脂ワニス中の固形分濃度は、通常10〜90質量%であってもよい。樹脂ワニスの固形分濃度が10質量%以上であれば乾燥により溶剤を除去しやすくなり、90質量%以下であればハンドリングが容易となる。
以下に、本発明の樹脂組成物の形態について説明する。
本発明の樹脂組成物の形態としては、熱可塑性を有し、加熱により混錬、成型し得る形状であれば、特に制限なく用いることができる。例えば、フィルム、シート、球状、糸状、ペレット状、粒子状、立体成形体等が挙げられる。
本発明の樹脂組成物の形態としては、熱可塑性を有し、加熱により混錬、成型し得る形状であれば、特に制限なく用いることができる。例えば、フィルム、シート、球状、糸状、ペレット状、粒子状、立体成形体等が挙げられる。
本発明の樹脂組成物の成型物は柔軟性に富み、設計の自由度の高さから、その用途として、例えば、衝撃緩衝材、圧力分散材、制振材、防振材、吸音材、防音材、断熱材、感触改善部材等として、スポーツ用品用途、玩具・遊具用途、文房具用途、医療・介護用途、履物用途、寝具・寝装品用途、家具用途、衣料用途、各種雑貨用途、自動車用部品、航空機用部品、輸送用途、OA機器、家電製品、オーディオ機器、携帯機器、産業用機械・機器、精密機器電気電子機器、電気電子部品、建材用途等が挙げられる。
なかでも、設計の自由度や柔軟性の観点からスポーツ用品用途や衣料用途、産業用機械・機器部品、精密機器電気電子機器部品、電気電子部品として用いることが好ましい。
なかでも、設計の自由度や柔軟性の観点からスポーツ用品用途や衣料用途、産業用機械・機器部品、精密機器電気電子機器部品、電気電子部品として用いることが好ましい。
スポーツ用品用途としては、球技場、競技場のフェンス等に設置する衝撃緩衝材、体操競技や運動用の着地マット、床運動用マット、ジムのストレッチ用マット、キッズマット、ボルダリング用マット、高飛び用のクッション材、ウエットスーツ、ゴルフクラブ・バット・テニスラケットなどのグリップや心材、グラブやミットの心材、スポーツシューズの上敷き、中敷き、靴底、スキーブーツ・スノーボードブーツのライナー、ゴルフクラブヘッドの内材、スポーツ用プロテクター類(例えば、ラグビーやボクシング等の格闘技で使用するヘッドギア、野球やフットボールのヘルメット、野球・サッカー・格闘技等のひじあて、レガース(シンガード)等)、ラケットのガットやグリップ、ボール、ライダー用スーツ、グローブ(サッカーのキーパーグローブ、ゴルフ、スキー、ライダー用)、ライフルジャケット(例えば肩パット)等に有用である。これらの中でも、スポーツシューズの上敷き、中敷き、靴底に用いることが好ましい。
以下、本発明の実施例をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に制限されるものではない。
[樹脂組成物の調整]
下記表1に示した割合で(A)熱可塑性ポリマー、(B)オイルゲル化剤をそれぞれ配合した。なお、実施例1〜7及び比較例1,2に用いた(A)成分のAR−815C及びAR−SC−0には(C)成分としてパラフィンオイル、ミネラルオイルを含有している。
以下、実施例1の配合例を示す。(A)成分としてAR−815C(アロン化成株式会社製)を90g、(B)成分として12−ヒドロキシステアリン酸(HSA、和光純薬工業株式会社製)を10g配合し、二軸スクリュー型押出機(株式会社東洋精機製作所製、ラボプラストミル)を用いて入口温度80℃、内部温度150℃、出口温度100℃で混錬し、樹脂組成物を得た。
実施例2〜7及び比較例1、2についても同様にして樹脂組成物を得た。
下記表1に示した割合で(A)熱可塑性ポリマー、(B)オイルゲル化剤をそれぞれ配合した。なお、実施例1〜7及び比較例1,2に用いた(A)成分のAR−815C及びAR−SC−0には(C)成分としてパラフィンオイル、ミネラルオイルを含有している。
以下、実施例1の配合例を示す。(A)成分としてAR−815C(アロン化成株式会社製)を90g、(B)成分として12−ヒドロキシステアリン酸(HSA、和光純薬工業株式会社製)を10g配合し、二軸スクリュー型押出機(株式会社東洋精機製作所製、ラボプラストミル)を用いて入口温度80℃、内部温度150℃、出口温度100℃で混錬し、樹脂組成物を得た。
実施例2〜7及び比較例1、2についても同様にして樹脂組成物を得た。
[樹脂成型物の成型]
ステンレス板に調整した樹脂組成物を金型(例えば厚み1mm、50mm×100mmの穴をあけたもの)に適量入れ、ステンレス板で挟み込む。これを真空熱プレス機の台座(台座温度100〜200℃、例えば実施例1では180℃)に挟み真空ポンプで真空引きした。続いて、台座を押し上げ10kN、180秒圧力を加えた。その後、圧力を除き、空気を取り込み常圧に戻した。台座よりサンプルを取り出し、室温程度まで自然冷却し、金型より樹脂組成物を取り出し樹脂成型物を得た。
ステンレス板に調整した樹脂組成物を金型(例えば厚み1mm、50mm×100mmの穴をあけたもの)に適量入れ、ステンレス板で挟み込む。これを真空熱プレス機の台座(台座温度100〜200℃、例えば実施例1では180℃)に挟み真空ポンプで真空引きした。続いて、台座を押し上げ10kN、180秒圧力を加えた。その後、圧力を除き、空気を取り込み常圧に戻した。台座よりサンプルを取り出し、室温程度まで自然冷却し、金型より樹脂組成物を取り出し樹脂成型物を得た。
[弾性率の評価]
平行平板レオメータ(Anton Paar社製、Paysica MCR301)を用いて評価した。測定ステージは鉄製ステージを用い、測定コーンプレートはPP−12ディスポーザルパラレルプレートを用いて測定した。各サンプルを、測定温度25℃、周波数1Hzで歪みを0.01〜100%の条件で変化させたときの貯蔵弾性率と損失正接(以下tan∂ともいう)を測定した。表1には、樹脂組成物の各成分の配合量及びひずみを加えた際の弾性率をそれぞれひずみが0.1%、0.5%、1%、5%、10%、50%時を示した。
平行平板レオメータ(Anton Paar社製、Paysica MCR301)を用いて評価した。測定ステージは鉄製ステージを用い、測定コーンプレートはPP−12ディスポーザルパラレルプレートを用いて測定した。各サンプルを、測定温度25℃、周波数1Hzで歪みを0.01〜100%の条件で変化させたときの貯蔵弾性率と損失正接(以下tan∂ともいう)を測定した。表1には、樹脂組成物の各成分の配合量及びひずみを加えた際の弾性率をそれぞれひずみが0.1%、0.5%、1%、5%、10%、50%時を示した。
(A)成分
・AR−815C:アロン化成株式会社製 SEBSエラストマー(スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合)製品名:AR−815C
・AR−SC−0:アロン化成株式会社製 SEBSエラストマー(スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合体)製品名:AR−SC−0
(B)成分
・HSA:和光純薬工業株式会社製 12−ヒドロキシステアリン酸
・D−KH:日本化成株式会社製 12−ヒドロキシステアリン酸アミド 製品名:ダイアミッドKH(ダイアミッドは登録商標)
・c−Hx:(1R,2R)−シクロヘキサンビスラウロイルアミド ((1R,2R)−ジアミノシクロヘキサンとラウロイルクロリドより合成))
・KL2:千葉製粉株式会社製 パルミチン酸デキストリン 製品名:レオパールKL2
・WX:千葉製粉株式会社製 パルミチン酸/ヘキシルデカン酸デキストリン 製品名:レオパールWX
・LGBA:和光純薬工業株式会社製 n−ラウロイル−L−グルタミン酸−α,γ−ジブチルアミド
・AR−815C:アロン化成株式会社製 SEBSエラストマー(スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合)製品名:AR−815C
・AR−SC−0:アロン化成株式会社製 SEBSエラストマー(スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合体)製品名:AR−SC−0
(B)成分
・HSA:和光純薬工業株式会社製 12−ヒドロキシステアリン酸
・D−KH:日本化成株式会社製 12−ヒドロキシステアリン酸アミド 製品名:ダイアミッドKH(ダイアミッドは登録商標)
・c−Hx:(1R,2R)−シクロヘキサンビスラウロイルアミド ((1R,2R)−ジアミノシクロヘキサンとラウロイルクロリドより合成))
・KL2:千葉製粉株式会社製 パルミチン酸デキストリン 製品名:レオパールKL2
・WX:千葉製粉株式会社製 パルミチン酸/ヘキシルデカン酸デキストリン 製品名:レオパールWX
・LGBA:和光純薬工業株式会社製 n−ラウロイル−L−グルタミン酸−α,γ−ジブチルアミド
表1より(B)成分を含有しない比較例1、2はひずみを大きくしても弾性率がほとんど変化しない。一方、(A)成分、(B)成分を含有する実施例1〜4はいずれもひずみを大きくすることで弾性率が低下する。
本発明の樹脂組成物及び加熱により混錬、成型した成型物は変形を伴う外部刺激により弾性率が減少する。これにより、例えば振動や衝撃が印加されると柔軟性が増し、衝撃を吸収する。したがって、振動や衝撃が加わる部分に用いる部材として有用であり、特にスポーツシューズの下敷き、中敷き、靴底用部材または各種プロテクター、制振材等として好適である。
Claims (5)
- (A)熱可塑性ポリマー、(B)オイルゲル化剤を含有する樹脂組成物であって(A)熱可塑性ポリマーがスチレン系熱可塑エラストマーである樹脂組成物。
- (C)可塑剤をさらに含有する請求項1に記載の樹脂組成物。
- 前記(B)オイルゲル化剤が、ヒドロキシステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸アミド、ラウロイル−L−グルタミン酸−α,γ−ジブチルアミド、エチルヘキサノイル−L−グルタミン酸−α,γ−ジブチルアミド等のアミノ酸誘導体、パルミチン酸デキストリン等のデキストリン誘導体、ベンジリデンソルビトール誘導体、1,2−シクロヘキサン−ビスラウリン酸アミド等のシクロヘキサン誘導体からなる群より選ばれる少なくとも1種の化合物である請求項1又は請求項2に記載の樹脂組成物。
- 前記(B)オイルゲル化剤の含有量が、樹脂組成物の総量を基準として0.1〜30質量%である請求項1〜3のいずれか1項に記載の樹脂組成物。
- 前記請求項1〜4のいずれか1項に記載の樹脂組成物を用いて作製された衝撃緩衝部材。
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