JP2013216814A - プロピレン系樹脂組成物および成形品 - Google Patents
プロピレン系樹脂組成物および成形品 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013216814A JP2013216814A JP2012089821A JP2012089821A JP2013216814A JP 2013216814 A JP2013216814 A JP 2013216814A JP 2012089821 A JP2012089821 A JP 2012089821A JP 2012089821 A JP2012089821 A JP 2012089821A JP 2013216814 A JP2013216814 A JP 2013216814A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- propylene
- weight
- resin composition
- parts
- transparency
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
【解決手段】(A)および(B)の合計100重量部基準で、(A)エチレンおよび/または炭素数4〜12のα−オレフィン含有量が0以上5重量%未満、分子量分布(Mw/Mn)が2〜8のプロピレン系重合体を50〜99重量部、(B)炭素数2〜10のα−オレフィンおよび炭素数3〜10のアルカジエンからなる群のうち少なくとも一種からなるミッドブロック構造を20〜90重量%含む、スチレン系エラストマーもしくはその水素添加物を1〜50重量部、および、(C)特定の式(1)で示される透明核剤を0.01〜2.0重量部含有することを特徴とするプロピレン系樹脂組成物。
【選択図】なし
Description
プロピレン系のエラストマーを添加した場合には、ヤケは発生せず、透明性の低下も少ない。しかしながら、耐衝撃性、特に低温での耐衝撃性の改良は十分ではないという問題があり、さらに、プロピレン系エラストマーがプロピレンの単独重合体やランダム共重合体に相溶化するため、耐熱性を低下させてしまうという問題もあった。
本発明は、以下のプロピレン系樹脂組成物および成形品を提供する。
本発明のプロピレン系樹脂組成物は、透明性だけでなく、低温での耐衝撃性に優れる上、成形品中の異物も少ないため、低温下で使用され、かつ外観への要求特性が厳しい自動車、家電、日用品等の耐久部品、冷蔵・冷凍される食品容器等に特に好適に使用することができる。
同様に、スチレン系エラストマー(B)を1〜50重量部とすることにより、プロピレン系重合体(A)の特性を維持しながら、スチレン系エラストマー(B)のブレンドによる剛性、耐熱性低下を招かずに、耐衝撃性等を著しく向上させることができる。スチレン系エラストマー(B)のブレンド量は、1重量部未満になれば、耐衝撃性のようなブレンド効果が発現しなくなる。一方、50重量部を超えると、耐衝撃性においては期待できるが、本来のプロピレン系重合体(A)の透明性、剛性、耐熱性などの特性が失われる。
さらに重要なことは、本発明のプロピレン系樹脂組成物は、前記一般式(1)で表される透明核剤(C)を、上記(A)および(B)の合計100重量部に対し、0.01〜2.0重量部を含有する場合において、スチレン系エラストマー(B)をブレンドしているにもかかわらず、プロピレン系重合体(A)の特性を発揮するために、所定の透明核剤の作用機能を発現するために役立つということである。
そのような意味で、その特定のプロピレン系重合体(A)を50〜99重量部およびスチレン系エラストマー(B)を1〜50重量部(合計100重量部)からなるポリマーブレンド仕様と、一般式(1)の特定の透明核剤(C)とが、プロピレン系樹脂組成物の材料設計において密接不可分な関係を有するということである。
本発明で用いられるプロピレン系重合体(A)は、プロピレン単独重合体もしくは、プロピレンとコモノマーとのランダム共重合体でなければならない。これ以外の重合体、例えばブロック共重合体では、透明性が発現しないため、好ましくない。ランダム共重合体の場合のコモノマーは、エチレンおよび/または炭素数4〜12のα−オレフィンである必要がある。この炭素数4〜12のα−オレフィンコモノマーの具体的なものは、ブテン−1、ペンテン−1、へキセン−1、ヘプタン−1、オクタン−1、ノナン−1、デカン−1、2−エチルヘキシル、ウンデカン−1、ドデカン−1のような、炭素数4〜12の範囲に属する慣用のオレフィン系コモノマーを、5重量%未満の範囲において任意に使用することができるが、具体的には、4重量%、3重量%、2重量%、1重量%、0.5重量%というような値で任意に使用することができ、好ましくは4重量%以下、より好ましくは3重量%以下、さらに好ましくは2重量%以下、特に好ましくは1重量%以下、最も好ましくは0.5重量%である。
プロピレン系重合体(A)がランダム共重合体の場合、プロピレンに対して、上記のような異種のコモノマーが不規則に配列したプロピレン系ランダム共重合体であり、具体的には、プロピレン−エチレン共重合体、プロピレン−ブテン−1共重合体、プロピレン−ペンテン−1共重合体、プロピレン−ヘキセン−1共重合体、プロピレン−オクテン−1共重合体のような二元共重合体、プロピレン−エチレン−ブテン−1共重合体、プロピレン−エチレン−ヘキセン−1共重合体のような三元共重合体などが好ましく挙げられる。
プロピレン系重合体(A)の分子量分布(Mw/Mn)のは2以上8以下の領域において、重合条件の操作ばかりでなく、低い領域側の部分はメタロセン触媒により、高い領域側の部分は、チーグラー・ナッタ触媒によるという、触媒の選定などによっても容易に製造することができる。
このように、本発明で用いられるプロピレン系重合体(A)のMFRには最適点があるが、その範囲は、成形法や成形品の形状等に依存する。一般的には、MFRが0.3〜100g/10分程度の範囲にあることが望ましい。一例として、プロピレン系重合体(A)のMFRは、0.5〜100g/10分としながらも、プロピレン系(共)重合体の汎用の用途に供する場合には、0.5〜100g/10分、より好ましくは3〜80g/10分、さらには10〜60g/10分、通常の成形品の場合には、15〜40g/10分程度の範囲に属するものを好ましく使用することができる。
本発明で用いられるスチレン系エラストマーもしくはその水素添加物(B)は、プロピレン系樹脂組成物に耐衝撃性と透明性を付与するための改質材である。この成分(B)は、炭素数2〜10のα−オレフィンおよび炭素数3〜10のアルカジエンからなる群のうち少なくとも一種からなるミッドブロック構造を、スチレン系エラストマーもしくはその水素添加物(B)中、20〜90重量%含む、スチレン系エラストマーもしくはその水素添加物である必要がある。
ここでミッドブロック(mid−block)とは、スチレン系エラストマーもしくはその水素添加物(B)中に取り込まれた、炭素数2〜10のα−オレフィンまたは炭素数3〜10のアルカジエンからなるポリマーブロックのことをいう。
耐衝撃性、透明性と剛性、ベタツキ性を両立しうるミッドブロック構造の含有量は、20重量%以上90重量%以下である。中でも60重量%〜90重量%程度が、好ましくは75〜90重量%程度が透明性、耐衝撃性と剛性、ベタツキとのバランスがより良好であるため、好ましい。
中でも、プロピレン系重合体(A)のMFRと同程度、具体的にはプロピレン系共重合体のMFRとスチレン形エラストマーとの比が0.5〜2程度の時に、耐衝撃性と透明性とのバランスが最良となるため、より好ましい。
すなわち、一般式(1)に含まれる透明核剤(C)の場合には、実施例においても明らかなように、プロピレン系重合体(A)およびスチレン系エラストマー(B)からなる少なくとも二成分系ポリマーブレンド物重量部に対して、0.4重量部程度添加してなるプロピレン系樹脂組成物からなる成形品は、特に透明性(HAZE)が、11〜13%であるのに対して、例えば、慣用のソルビトール系化合物、カルボン酸金属塩、燐酸金属塩のような、本発明の一般式(1)に属しない他の透明核剤の場合には、18〜20%というような高い値を示すので、一般式(1)の範疇に属する化合物は、それが本発明の複合樹脂組成物に対して、極めて選択的に優れた透明核剤機能を発現することが理解される。
本発明のプロピレン系樹脂組成物においては、プロピレン系重合体(A)、スチレン系エラストマーもしくはその水素添加物(B)および透明核剤(C)に加えて、プロピレン系重合体(A)の安定剤などとして使用されている各種の酸化防止剤、中和剤、滑剤、紫外線吸収剤、光安定剤等の添加剤を、透明核剤(C)の機能や機械物性、耐熱性、ヤケなどに悪影響を与えない範囲で配合することができる。
Mg1−xAlx(OH)2(CO3)x/2・mH2O …(3)
[式中、xは、0<x≦0.5であり、mは3以下の数である。]
[Al2Li(OH)6]nX・mH2O …(4)
[式中、Xは、無機または有機のアニオンであり、nはアニオン(X)の価数であり、mは3以下である。]
本発明のプロピレン系樹脂組成物は、プロピレン系重合体(A)、スチレン系エラストマー(B)、透明核剤(C)および必要に応じて用いる他の添加剤を、ヘンシェルミキサー、スーパーミキサー、リボンブレンダー等に投入して混合(ドライブレンド)することにより得ることができる。あるいは、ドライブレンドされた後、通常の単軸押出機、二軸押出機、バンバリーミキサー、プラベンダー、ロール等で180〜280℃程度の温度範囲でさらに溶融混練(メルトブレンド)することにより得ることもできる。さらには、プロピレン系重合体(A)、スチレン系エラストマー(B)のどちらか一方に透明核剤(C)を加え、それぞれに対して必要な添加剤等を加えてドライブレンドとメルトブレンドとを個別に行った後、各重合体をドライブレンドすることにより得ることもできる。
本発明の成形品は、上記のプロピレン系樹脂組成物を、公知の射出成形機、押出成形機、フィルム成形機、ブロー成形機、繊維成形機等各種の成形機により成形することにより得られるものである。特に、本発明のプロピレン系樹脂組成物は、230〜250℃といった比較的高温でも分解や架橋しづらいため、成形時に組成物が高温部に滞留した結果、ヤケと呼ばれる褐色もしくは黒色の異物が発生する不具合が起きづらいという特徴も有する。ヤケ現象は特に成形加工時の温度が高い押出成形や、加熱滞留時間の長いホットランナーを有する射出成形品においてより顕著に発生する傾向があるが、本発明のプロピレン系樹脂組成物から得られた成形品は、このヤケが極めて有効に抑制できる。
具体的には、食品容器(プリン容器、ゼリー容器、ヨーグルト容器、その他のデザート容器、惣菜容器、茶碗蒸し容器、インスタントラーメン容器、米飯容器、レトルト容器、弁当容器等)、飲料容器(飲料ボトル、チルドコーヒー容器、ワンハンドカップ容器、その他の飲料容器等)、キャップ(ペットボトルキャップ、1ピースキャップ、2ピースキャップ、インスタントコーヒーのキャップ、調味料キャップ、化粧品容器キャップ等)、医薬品容器(輸液バッグ、血液バッグ、プレフィルドシリンジ、キット製剤、目薬容器、薬液容器、薬剤容器、液体の長期保存容器、プレススルーパッケージ、ストリップパッケージ、分包、プラスチックバイアル等)、その他各種容器(インク容器、化粧品容器、シャンプー容器、洗剤容器等)、医療用器具(ディスポーザブルシリンジおよびその部品、カテーテル・チューブ、真空採血管、手術用不織布、血液用フィルター、血液回路などのディスポーザブル器具、人工肺、人工肛門などの人工臓器類の部品、ダイアライザー、試験管、検査キット、縫合糸、湿布基材、歯科用材料の部品、整形外科用材料の部品、コンタクトレンズのケース等)、日用品(衣装ケース、バケツ、洗面器、バス・トイレタリー用品、筆記用具、文房具、コンテナ、玩具、調理器具、その他各種ケース等)、自動車部品(インパネ、バンパー、トリム、内装部品、灯体等)、電気・電子部品(各種電気機器の部材・筐体、半導体搬送容器、光学部品、各種情報メディアケース、太陽電池封止材等)、建材、産業資材品、理化学機器、延伸フィルム、未延伸フィルム、シート、繊維などが挙げられる。
なお、各実施例および比較例において、用いた物性測定は以下の方法で行い、プロピレン系重合体(A)、スチレン系エラストマー(B)、透明核剤(C)および他の添加剤(酸化防止剤、中和剤など)としては以下のものを使用した。
(1)メルトフローレート(MFR、単位:g/10分)
JIS K7120に準拠して、230℃、2.16kg荷重で測定した。
(2)コモノマー含量(単位:重量%)
13C−NMRにより、プロピレン含有量とコモノマー含有量を測定した。測定条件は以下の通りである。
機種:日本電子(株)製GSX−400
溶媒:o−ジクロルベンゼン:重ベンゼン=4:1(体積比)
濃度:100mg/ml
温度:130℃
パルス角:90°
パルス間隔:15秒
積算回数:5,000回以上
ポリマーを電子天秤にて秤量し500mlの平底フラスコに入れ、工業用キシレンを300ml加える。予め140℃に調温したオイルバスに浸け、約1時間かけて溶解させる。次に、フラスコを取り出し、予め23℃に調温したオイルバスに1時間浸けた後に、ろ過により上澄み液を回収し、110℃で減圧下4時間で溶媒除去/乾燥を行うことによりキシレン可溶分量を求めた(単位:重量%)。
ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により、数平均分子量(Mn)、重量平均分子量(Mw)を求め、重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比(Mw/Mn))を計算して、分子量分布の目安とした。その測定条件は以下の通り。
装置:Waters社製GPC(ALC/GPC 150C)
検出器:
FOXBORO社製MIRAN 1A IR検出器(測定波長:3.42μm)
カラム:昭和電工社製AD806M/S(3本)
移動相溶媒:o−ジクロロベンゼン
測定温度:140℃
流速:1.0ml/分
注入量:0.2ml
試料の調製:試料は、ODCB(0.5mg/mLのBHTを含む)を用いて、1mg/mLの溶液を調製し、140℃で約1時間を要して溶解させる。
粘度式:[η]=K×Mαの係数は、K=1.03×10−4、α=0.78
東芝機械製EC−100射出成形機により、成形温度220℃、金型温度40℃にて、JISファミリー金型を用い、下記の各種試験片を成形した。
(6)曲げ弾性率(単位:MPa)
90mm×10mm×4mmの短冊状試験片を用いて、JIS K7203−1982「硬質プラスチックの曲げ試験方法」に準拠して、23℃、試験速度2mm/分、支点間距離64mmで測定した。
64mm×12.7mm×4mmの短冊状試験片に機械加工によりノッチを付与した試験片を用いて、JIS K7110−1984「硬質プラスチックのアイゾット衝撃試験方法」に準拠して測定した。測定温度は、23℃と0℃とした。
(8)荷重たわみ温度(HDT、単位:℃)
120mm×12.7mm×4mmの短冊状試験片を用いて、JIS K7207−1995「硬質プラスチックの荷重たわみ温度試験方法」に準拠して、試験荷重0.45MPaで測定した。
80mm×120mm×2mmtのシート状試験片を用いて、JIS K7105−1981「プラスチックの光学的特性試験法」に準拠して入射角、反射角とも60°で測定した。この値が大きいほど光沢感があり、意匠性に優れることを示す。
(10)ヘーズ(HAZE、単位:%)
80mm×120mm×2mmtのシート状試験片を用いて、JIS K7105:1981に準拠して測定した。この値が小さいほど透明性が良好であることを示す。
住友重機械工業社製SG125M射出成形機とホットランナーを有するファミリー金型を用いて48時間の連続成形を行った。シリンダ温度および、ホットランナー温度は220℃とした。その後、成形機を停止し、スクリューを抜き取って、それに付着している黒褐色異物の有無を観察し、次の基準に従って判定した。
○:黒褐色異物の付着なし
×:黒褐色異物の付着あり
スクリューに黒褐色異物(ヤケ)が付着している場合には、一定の確率でこれらが剥がれ落ちて成形品中に混入する可能性があり、成形品中に異物が検出される恐れがあることを意味する。
(1)プロピレン系重合体(A)
プロピレン−エチレンランダム共重合体(表中、「RPP」と表記。):
ノバテック(登録商標)MG3FQ(日本ポリプロ社製、商品名)
チーグラー・ナッタ触媒、エチレン含有量:2.5重量%、MFR:8g/10分
キシレン可溶分:5.6重量%、キシレン可溶分の分子量:1,500
Mw/Mn:4.8
スチレン−エチレン−ブテン−スチレンのトリブロック共重合体(表中「SEBS」):
KRATON G1643(クレイトンポリマー社製、商品名)
エチレンとブテンの含有量の合計:82重量%、MFR:18g/10分
(3)スチレン系エラストマー(B)に該当しない改質材
エチレン系エラストマー(表中、「ER」):
カーネル(登録商標)KS571(日本ポリエチレン社製、商品名)
MFR(190℃):12g/10分、Mw/Mn:2.5
(4)スチレン系エラストマー(B)に該当しない改質材
プロピレン系エラストマー(表中、「PR」):
WELNEX(登録商標) XY1006RP(日本ポリプロ社製、商品名)
MFR(230℃)7g/10分、Mw/Mn2.8。
ミラッドNX8000J(ミリケンケミカル社製商品名。表中、「NX8000J」)
1,2,3−トリデオキシ−4,6:5,7−ビス−[(4−プロピルフェニル)メチレン]−ノニトール。化学構造は前記化学構造式(2)の通り。
透明核剤(C)に該当しない透明核剤
ゲルオールMD(新日本理化(株)社製、商品名。表中「GAMD」)
ジメチルベンジリデンソルビトール系透明化核剤
1,3:2,4−ビス−o−(4−メチルベンジリデン)−d−ソルビトール
(i)ヒンダードフェノール系酸化防止剤:
イルガノックス1010(BASF社製商品名。表中「IR1010」)
テトラキス[メチレン−3−(3’,5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシルフェニル)プロピオネート]メタン
(ii)リン系酸化防止剤:
イルガフォス168(BASF社製、商品名。表中「IF168」)
トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェノール)フォスファイト
(7)中和剤
(i)ステアリン酸カルシウム(CAST;日油(株)社製商品名。表中「CAST」)
表1に記載した上記各成分を表1に記載の配合割合(全て重量部)で準備し、スーパーミキサーでドライブレンドした後、35ミリ径の2軸押出機を用いて溶融混練した。ダイ出口部温度200℃でダイから押し出してペレット化し、得られたペレットを用いて、上述の方法で、各物性を測定した。結果を表1に示す。
Claims (3)
- (A)および(B)の合計100重量部基準で、(A)エチレンおよび/または炭素数4〜12のα−オレフィン含有量が0以上5重量%未満、分子量分布(Mw/Mn)が2〜8のプロピレン系重合体を50〜99重量部、(B)炭素数2〜10のα−オレフィンおよび炭素数3〜10のアルカジエンからなる群のうち少なくとも一種からなるミッドブロック構造を20〜90重量%含む、スチレン系エラストマーもしくはその水素添加物を1〜50重量部、および、(C)下記一般式(1)で示される透明核剤を0.01〜2.0重量部含有することを特徴とするプロピレン系樹脂組成物。
- 請求項1または2に記載のプロピレン系樹脂組成物からなる成形品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012089821A JP2013216814A (ja) | 2012-04-11 | 2012-04-11 | プロピレン系樹脂組成物および成形品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012089821A JP2013216814A (ja) | 2012-04-11 | 2012-04-11 | プロピレン系樹脂組成物および成形品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013216814A true JP2013216814A (ja) | 2013-10-24 |
Family
ID=49589311
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012089821A Pending JP2013216814A (ja) | 2012-04-11 | 2012-04-11 | プロピレン系樹脂組成物および成形品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013216814A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015183065A (ja) * | 2014-03-24 | 2015-10-22 | 日本ポリプロ株式会社 | 熱成形体 |
JP2018134121A (ja) * | 2017-02-20 | 2018-08-30 | 日本ポリプロ株式会社 | 医療用プロピレン系樹脂組成物及びその成形品 |
JP2019056185A (ja) * | 2017-09-20 | 2019-04-11 | 日立化成株式会社 | 樹脂組成物及びそれを用いた衝撃緩衝部材 |
WO2019094201A1 (en) * | 2017-11-09 | 2019-05-16 | Milliken & Company | Additive composition and polymer compositions comprising the same |
US10570279B2 (en) | 2015-07-17 | 2020-02-25 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Polypropylene resin composition and molded body for medical use, which uses same |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010024428A (ja) * | 2007-10-24 | 2010-02-04 | Japan Polypropylene Corp | ポリプロピレン系包装用フィルム |
WO2011096282A1 (ja) * | 2010-02-08 | 2011-08-11 | 旭有機材工業株式会社 | プロピレン系樹脂組成物及び成形体 |
JP2011162650A (ja) * | 2010-02-09 | 2011-08-25 | Mitsui Chemicals Inc | ポリプロピレン樹脂組成物とこれからなる成形体 |
JP2013023564A (ja) * | 2011-07-20 | 2013-02-04 | Mitsui Chemicals Inc | 食品容器 |
-
2012
- 2012-04-11 JP JP2012089821A patent/JP2013216814A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010024428A (ja) * | 2007-10-24 | 2010-02-04 | Japan Polypropylene Corp | ポリプロピレン系包装用フィルム |
WO2011096282A1 (ja) * | 2010-02-08 | 2011-08-11 | 旭有機材工業株式会社 | プロピレン系樹脂組成物及び成形体 |
JP2011162650A (ja) * | 2010-02-09 | 2011-08-25 | Mitsui Chemicals Inc | ポリプロピレン樹脂組成物とこれからなる成形体 |
JP2013023564A (ja) * | 2011-07-20 | 2013-02-04 | Mitsui Chemicals Inc | 食品容器 |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015183065A (ja) * | 2014-03-24 | 2015-10-22 | 日本ポリプロ株式会社 | 熱成形体 |
US10570279B2 (en) | 2015-07-17 | 2020-02-25 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Polypropylene resin composition and molded body for medical use, which uses same |
JP2018134121A (ja) * | 2017-02-20 | 2018-08-30 | 日本ポリプロ株式会社 | 医療用プロピレン系樹脂組成物及びその成形品 |
JP7269698B2 (ja) | 2017-02-20 | 2023-05-09 | 日本ポリプロ株式会社 | 医療用プロピレン系樹脂組成物及びその成形品 |
JP2019056185A (ja) * | 2017-09-20 | 2019-04-11 | 日立化成株式会社 | 樹脂組成物及びそれを用いた衝撃緩衝部材 |
WO2019094201A1 (en) * | 2017-11-09 | 2019-05-16 | Milliken & Company | Additive composition and polymer compositions comprising the same |
KR20200074222A (ko) * | 2017-11-09 | 2020-06-24 | 밀리켄 앤드 캄파니 | 첨가제 조성물 및 이를 포함하는 중합체 조성물 |
JP2021502442A (ja) * | 2017-11-09 | 2021-01-28 | ミリケン・アンド・カンパニーMilliken & Company | 添加剤組成物およびその添加剤組成物を含むポリマー組成物 |
KR102496275B1 (ko) | 2017-11-09 | 2023-02-06 | 밀리켄 앤드 캄파니 | 첨가제 조성물 및 이를 포함하는 중합체 조성물 |
JP7297746B2 (ja) | 2017-11-09 | 2023-06-26 | ミリケン・アンド・カンパニー | 添加剤組成物およびその添加剤組成物を含むポリマー組成物 |
US11834571B2 (en) | 2017-11-09 | 2023-12-05 | Milliken & Company | Additive compositions and polymer compositions comprising the same |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5175682B2 (ja) | プロピレン系樹脂組成物およびその成形品 | |
JP5667015B2 (ja) | プロピレン系樹脂組成物 | |
JP2009209342A (ja) | プロピレン系樹脂組成物およびその成形品 | |
JP2013216814A (ja) | プロピレン系樹脂組成物および成形品 | |
JP5183561B2 (ja) | プロピレン系成形品 | |
JP5751539B2 (ja) | 射出成形用透明ポリプロピレン樹脂組成物および成形品 | |
JP5410145B2 (ja) | 医療用成形品 | |
JP5097745B2 (ja) | プロピレン系成形品 | |
JPWO2007108379A1 (ja) | ポリプロピレン樹脂組成物、成形体、シート、および容器 | |
JP5183556B2 (ja) | プロピレン系樹脂組成物および成形品 | |
JP2023041732A (ja) | プロピレン系重合体組成物およびこれらの用途 | |
JP2006314490A (ja) | 医療用容器 | |
JP7375165B2 (ja) | 医療用途向け射出成形品 | |
TW464608B (en) | Polypropylene-based film and multilayer film | |
JP2022036905A (ja) | オレフィン系樹脂組成物 | |
JP6236897B2 (ja) | プロピレン系樹脂組成物およびその成形品 | |
WO2012067231A1 (ja) | 薄肉射出成形用ポリプロピレン樹脂組成物、成形品および容器 | |
JP2008255326A (ja) | プロピレン系樹脂組成物およびその成形品 | |
JP4670327B2 (ja) | 耐熱性フィルム | |
JP2021042329A (ja) | 易引裂性フィルム用樹脂組成物及びそれを用いた易引裂性フィルム | |
JP3894822B2 (ja) | 樹脂組成物及び延伸成形体 | |
JP6200879B2 (ja) | ポリオレフィン樹脂組成物及び該組成物によって成形された成形体 | |
JP2015054939A (ja) | プロピレン系樹脂組成物およびその成形品 | |
JP6379739B2 (ja) | 高剛性多層フィルム | |
JP2005047944A (ja) | ポリプロピレン系重合体組成物からなる成形体、及び、クリアボックス |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140613 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20141023 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20141104 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20141225 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20141225 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150519 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20150612 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20150728 |