JP2019055876A - 工事用扉 - Google Patents

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Abstract

【課題】静音で組立が容易な工事用扉を提供する。【解決手段】工事用昇降機において各階に設けられ、昇降機側とステージ側とを仕切る工事用扉であって、縦枠2と横枠3とからなる扉枠と、前記扉枠がパンチングメタル4を保持した扉14と、2枚の前記扉14を蝶番11により支持して開閉可能とした一対扉12と、複数の前記一対扉12を開閉可能に継合する複数の継合部16と、を備え、前記パンチングメタル4は、スペーサゴムを介して前記扉枠に保持されることを特徴とする工事用扉とした。【選択図】図1

Description

本発明は、建築現場で使用される工事用昇降機に対して各階に設ける工事用扉に関するものである。
建築現場で使用される工事用昇降機に対して、安全のために各階に昇降機側とステージ側とを仕切る工事用扉が設置されている。
特許文献1には、扉板の側部がヒンジで連結され、かつそれら扉板の折畳み反対側でクロスする連結リンクで吊下げ支持杆を繋いだ構成が記載されている。
記載されている。
特許文献1:特開平8−119561号公報
しかしながら、特許文献1に記載のものは、扉を構成する金属同士が接触するため扉開閉時等の騒音が大きく、また、連結リンクの接続等、組立に時間がかかるという問題点があった。
本発明は、上記問題点を解決して、静音性を向上し組立が容易な工事用扉を実現することを課題とする。
上記課題を解決するために本発明は、工事用昇降機において各階に設けられ、昇降機側とステージ側とを仕切る工事用扉であって、
縦枠と横枠とからなる扉枠と、
前記扉枠がパンチングメタルを保持した扉と、
2枚の前記扉を蝶番により開閉可能に支持した一対扉と、
複数の前記一対扉を開閉可能に継合する複数の継合部と、を備え、
前記パンチングメタルは、スペーサゴムを介して前記扉枠に保持されることを特徴とする工事用扉を提供するものである。
この構成により、静音性を向上し組立が容易な工事用扉を実現することができる。
前記スペーサゴムは紐状であり、前記パンチングメタルより前記昇降機側に配置した構成としてもよい。
この構成により、スペーサゴムを挟み込んだ扉を簡単に組立できるとともに、パンチングメタルがステージ側から受ける頻度の高い衝撃を効率的に緩和して静音性を向上することができる。
前記継合部は、支柱と、
前記支柱に抜け止めを施して取り付けられたトグルピン受け部と、を備え、
前記縦枠に設けたトグルピンが前記トグルピン受け部のピン孔に嵌合してなる構成としてもよい。
この構成により、トグルピン受け部が荷重を受けても支柱から外れることがなく安全性を向上できるとともに、継合部の組立性を向上することができる。
前記一対扉は、前記扉同士が所定角度以上に開くことを防止する開度調整部を備えた構成としてもよい。
この構成により、一対扉が反対側である昇降機側に閉じられることを防止して蝶番を保護することができるとともに、昇降機側に閉じられて昇降機と衝突する危険を防止することができる。
本発明の工事用扉により、静音で組立が容易な工事用扉を実現することができる。
(a)は、本発明の実施例1における工事用扉をステージ側からみた正面図、(b)は、工事用扉を閉じたときの上面図、(c)は、工事用扉を開放したときの上面図である。 本発明の実施例1における吊り金具と支柱との接続を説明する図であり、継合部16の上部を−X方向からみた図である。 本発明の実施例1における工事用扉の一対扉を説明する昇降機側からみた図である。 (a)は、本発明の実施例1における工事用扉のパンチングメタルを説明する図、(b)は、パンチング孔の詳細図である。 (a)は、図3のA−A断面図、(b)は、スペーサゴムを説明する拡大図である。 本発明の実施例1における工事用扉のトグル受け部を説明する図である。 図6のB−B断面図である。 開度調整部20を説明する図である。 開度調整ゴム9を説明する図である。
本発明の実施例1について、図1〜図9を参照して説明する。図1(a)は、本発明の実施例1における工事用扉をステージ側からみた正面図、(b)は、工事用扉を閉じたときの上面図、(c)は、工事用扉を開放したときの上面図である。図2は、本発明の実施例1における吊り金具と支柱との接続を説明する図であり、継合部16の上部を−X方向からみた図である。図3は、本発明の実施例1における工事用扉の一対扉を説明する昇降機側からみた図である。図4(a)は、本発明の実施例1における工事用扉のパンチングメタルを説明する図、(b)は、パンチング孔の詳細図である。図5(a)は、図3のA−A断面図、(b)は、スペーサゴムを説明する拡大図である。図6は、本発明の実施例1における工事用扉のトグル受け部を説明する図である。図7は、図6のB−B断面図である。図8は、開度調整部20を説明する図である。図9は、開度調整ゴム9を説明する図である。
(工事用扉)
工事用扉1は、昇降機側と各階のステージ側とを区切るものであり、図1(a)、(b)に示すように工事用扉1を閉じた状態から図1(c)に示すように工事用扉1を開放した状態(折り畳んだ状態)にすることができる。そして、工事用扉を開放した状態(折り畳んだ状態)で人や物が昇降機に出入り可能となり、閉じた状態で昇降機が昇降することにより、人や物の安全を確保することができる。工事用扉1の幅方向(X方向)の寸法は、5〜7m程度で、高さ方向(Z方向)の寸法は、2〜3m程度である。また、工事用扉1を折り畳んだときのY方向の寸法は、40〜50cm程度である。これらの寸法は、工事用の昇降機の大きさ等の都合により適宜変更することができる。
実施例1における工事用扉1は、5枚の一対扉12を備えている。一対扉12は、2枚の扉14が複数の蝶番11により開閉可能に支持されている。扉14は、主原料がアルミ製の縦枠2及び横枠3からなる扉枠15を有している(実施例1においては、2本の縦枠2、4本の横枠3からなる扉枠15)。そして、縦枠2、横枠3のそれぞれには、スペーサゴム5を介してパンチングメタル4が保持されている。スペーサゴム5とパンチングメタル4の詳細な構成については後述する。
また、工事用扉1は、水平に延びる上レール6と、上レール6から吊り下げられた継合部16を備えている。
上レール6は図1に示すように、X方向に延びて設置され、継合部16を吊り下げる図示しないレール部が上レール6と同じ長さだけ上レールの天井部分にX方向に設けられている。また、このレール部を隠すように上レール6の全長に亘って、昇降機側及びステージ側の両方に、継足し材23(図2参照。図1には継足し材23の記載を省略している。)が−Z方向に約10cm設けられている。この上レール6に継足し材23を設けたことにより、強風により複数の一対扉12が昇降機側に入り込まないようにしている。
上レール6からの継合部16の吊り下げ構造について、図2を参照して説明する。図2は、図1における継合部16の上部を−X方向からみた図である。図2に示すように、継合部16の支柱13は吊り金具22によって上レール6から吊り下げられている。吊り金具22は上部にローラを備え、当該ローラが上レール6のレール部分を転動することにより上レール6に沿って移動することができる。また、吊り金具22は支柱13のステージ側(Y方向)の外面にねじ止めして固定されている。これにより、工事用扉1を開閉するときに吊り金具22がX−Y平面で回転してレール部を構成する継足し材23に接触することを少なくしている。なお、図2には、昇降機側の継足し材23のみ記載し、ステージ側の継足し材23の記載を省略している。
例えば、吊り金具22の中心線の延長上に支柱13の中心線がくるように、吊り金具22を支柱13の内側に固定すると、工事用扉1を開閉する際に一対扉12の開閉により支柱13がX−Y平面において支柱13を回転中心として回転することにより吊り金具22も同様に回転する。そうすると、吊り金具22が上述の継足し材23に接触して騒音を発生させたり故障の原因となったりすることがある。実施例1においては、吊り金具22は支柱13のステージ側(Y方向)の外面にねじ止めして固定することによって、重心の位置をずらして吊り金具22に働く斜めの力を軽減することで支柱13が回転する可能性を減らして継足し材23との接触を少なくしている。
なお、実施例1においては、継足し材を昇降機側及びステージ側の両方に設けるように構成したが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、昇降機側のみに継足し材23を設けるように構成してもよい。強風により一対扉12が昇降機側に入り込まないように、少なくとも昇降機側に継足し材23を設ければよい。
継合部16は、支柱13と、支柱13に抜け止めを施して取り付けられたトグルピン受け部8と、を備え、縦枠2に設けたトグルピン10がトグルピン受け部8のピン孔17に嵌合した構成を有している。トグルピン受け部8は、支柱13の上部、中間部、及び下部の3か所にそれぞれ設けられ、これに対応するように縦枠2の上部、中間部、及び下部の3か所にトグルピン10が設けられ、これらトグルピン10がトグルピン受け部8のピン孔17に挿入されることにより、支柱13を介して一対扉12が開閉可能に構成されている。トグルピン受け部8の詳細な構成については後述する。
最左端の支柱13には、図示しない施錠又は解錠が可能なロック装置が設けられており、当該支柱13より左方に位置する図示しない柱に施錠されるように構成されている。また、最右端の支柱13は、図示しない柱に固定されている。これらにより、工事用扉1の安全性を確保するとともに、工事用扉1の開閉を容易に行うことができる。
なお、実施例1においては、扉枠15を4本の横枠3からなるように構成したが、必ずしもこれに限定されず扉14のサイズ等の都合により、適宜変更が可能である。例えば、横枠3を3本としてもよいし、5本以上としてもよい。
また、実施例1においては、トグルピン受け部8を、支柱13の上部、中間部、及び下部の3か所にそれぞれ設けるように構成したが、必ずしもこれに限定されず、一対扉の寸法や重量の都合により、適宜変更が可能である。例えば、支柱13の上部、及び下部の2か所にそれぞれ設けるように構成してもよいし、支柱13の中間部1か所に設けるように構成してもよい。
一対扉12における扉14と扉14とは、昇降機側に設けた蝶番11よって開いた状態と折り畳んだ状態に開閉可能に支持されており、完全に折り畳んだときには、図1(c)に示すように上レール6よりもY方向であるステージ側に折り畳まれるように構成されている。これは、一対扉が反対側の−Y方向である昇降機側に折り畳まれることを防止して蝶番を保護するとともに、昇降機側に折り畳まれて昇降機と衝突する危険を防止するためである。
また、一対扉12は開度調整部20により、所定角度θ1以上に開かれることを防止している。仮に、所定角度θ1以上に開かれた場合、その後の工事用扉1の開閉に影響を与えるとともに、昇降機の昇降に伴う風の影響を受け複数の工事用扉1が煽られる恐れがある。また、所定角度θ1以上に開かれた結果、折り畳む際に昇降機側に折り畳まれることを防ぐためでもある。開度調整部20についての詳しい説明は、後述する。
ここで、実施例1におけるθ1は、様々な実験の結果、150°としている。しかしながら、必ずしもこれに限定されず、昇降機による風圧や工事用扉1の重量等の都合により、適宜変更が可能である。例えば、160°としてもよいし、140°としてもよい。
(パンチングメタル)
パンチングメタル4は、1.5mm厚のアルミ製であり、φ12の円形のパンチング孔が図4(b)に示すように千鳥配置で、(a)に示すように、全面に設けられている。パンチングメタルの開口率は大きい程、風通しがよく、昇降機の昇降に対して工事用扉1が受ける影響を少なくすることができる。一方、開口率を大きくし過ぎると、剛性がなくなり、強度が不足する可能性がある。実施例1においては、剛性を保ちつつ風の影響を少なくするために、開口率を図4に示すようなパンチング孔の配置により57.9%とし、1.5mm厚という厚めのパンチングメタル4を採用している。また、パンチングメタル4をアルミ製としたことにより、軽量化を向上している。
なお、実施例1においては、パンチングメタル4のパンチング孔を円形としたが、必ずしもこれに限定されず、製作等の都合により、適宜変更が可能である。例えば、三角形としてもよいし、四角形や十字形としてもよい。また、サイズも任意とすることができる。パンチング孔の径及び配置による開口率が、強度を確保しつつ、風による荷重を和らげる値にすることができればよい。
次に、パンチングメタル4とスペーサゴム5の扉枠15への取付けについて、詳しく説明する。図5に示すように、パンチングメタル4よりも昇降機側に配置した硬質ゴムからなるスペーサゴム5により、パンチングメタル4は扉枠15のステージ側に押し付けられるように取り付けている。扉枠15(縦枠2及び横枠3)には、図5(b)に示すように、パンチングメタル4をステージ側で支持するパンチングメタル受け部19を備え、パンチングメタル4をしっかりと保持できるように構成している。また、パンチングメタル受け部19の対面側には、スペーサゴム5の径に対応した窪みからなるスペーサゴム受け部21を備え、このスペーサゴム受け部21より開口側におけるパンチングメタル受け部19との間隔がわずかに広くされており、これにより、スペーサゴム5の扉枠15への組立を容易に行うことができるとともに、組立後はスペーサゴム5をしっかりと保持できる。即ち、扉枠15の所定箇所にパンチングメタル4をセットした後、スペーサゴム5を扉枠15の縦枠2及び横枠3の内側に押し込んで容易に取り付けることができる。
このように、パンチングメタル4をスペーサゴム5により扉枠15のステージ側に押し付けて組み立てることにより、パンチングメタル4と扉枠15との密着性が向上してがたつきを抑制し静音性を向上することができる。また、パンチングメタル4がステージ側から受ける頻度の高い衝撃を効率的に緩和することができる。さらに、従来よく使われていたエキスパンドメタルに替えてパンチングメタル4を使用したことにより、扉枠15に対して面で接触させることができ密着面積が向上した。これによって、扉14全体の剛性を向上させることができる。さらに、扉枠15とパンチングメタル4とを分割構造としてことにより、パンチングメタル4の破損時に容易に交換することができる。
(継合部)
継合部16は、上レール6から吊り下げられた支柱13と、支柱13に抜け止めを施して支柱13の上部、中間部、下部のそれぞれに設けた複数のトグルピン受け部8と、を備えており、縦枠2の上部、中間部、下部のそれぞれに設けたトグルピン10がこれらのトグルピン受け部8のピン孔17に挿入され嵌合している。実施例1においては、この継合部16を一対扉12同士の間に4か所、工事用扉1の両端部の一対扉12の端部側に2ヶ所設け、5枚の一対扉12を継合している。
このように、継合部16のトグルピン受け部8のピン孔17にトグルピン10を挿入して嵌合するように構成されているため、容易に一対扉12を継合部16に継合することができ、現場での組立作業及び解体作業を素早く行うことができる。
トグルピン受け部8について詳しく説明する。トグルピン受け部8は、図6、図7に示すように、台座部8Bと突出部8Tとを備えた逆T型形状を有し、支柱13に沿って設けられた断面略逆くさび形状の溝に沿って移動可能な形状を有した溝挿入部を台座部8Bに備え、トグルピン10を挿入するピン孔17を突出部8Tに備えている。トグルピン10を挿入するピン孔17は2ヶ所に設けていて、左右両側から鉛直方向(−Z方向)にトグルピン10を挿入可能としているが、図1の左右両端に位置する支柱13におけるトグルピン10を挿入するピン孔17は、片方から鉛直方向(−Z方向)にトグルピン10を挿入可能に1ヶ所としている。トグルピン10をトグルピン受け部8のピン孔17に挿入した後、ピン先端部には抜け防止の突起がばね力により突出するように構成されている。
支柱13に設けられた断面略逆くさび形状の溝とトグルピン受け部8の溝挿入部との公差は、できるだけ小さくしてがたつきを抑制している。トグルピン10とトグルピン受け部8のピン挿入孔17との位置決め後、トグルピン受け部8は台座部8Bにおける2ヶ所をリベット18にて支柱13に固定される。これにより、工事用扉1の受ける衝撃に対して強化するとともに、トグルピン受け部8を固定したことにより工事用扉1全体の静音性を向上することができる。また、支柱13のX方向両端部はY方向に競り上がる形状を有しており(図7参照)、これにより、トグル受け部8の受けるX方向の衝撃の影響を抑制している。
つまり、工事用扉1の開閉時等に受けるトグルピン受け部8のX方向及びY方向の衝撃に対して、支柱13両端部の競り上がり形状、及び断面略逆くさび形状の溝と溝挿入部により、支柱13からの抜け防止を強化するとともに、がたつきを抑制しているためリベット18が破断しにくい。また、仮にリベット18が衝撃で折れたとしてもトグルピン10の抜け防止の突起によりトグルピン受け部8の落下を防ぐことができる。このため、一対扉12と支柱13との間に隙間ができず、指が入る等といった危険を防止できる。
また、図7に示すように、トグルピン受け部8の幅方向の寸法と支柱13の幅方向(X方向)の寸法は同じとしている。このため、一対扉12を折り畳んだときにコンパクトに重ねて折り畳むことができ、工事用扉1の開放時における人や物が通る面積を大きくすることができるとともに、一対扉12を少ない容積に折り畳めることから組立前や解体後に効率的な輸送を行うこととができる。
すなわち、工事用扉1は、建築中のビル等で昇降機を設置したときに用いられる。つまり、建築が完了すれば、工事用扉1は解体して搬出することとなる。つまり、工事用扉1は輸送することが多く、解体した部材はできるだけコンパクトであることが好ましい。したがって、上述のように、一対扉12を部材として輸送するときにより少ない容積として効率的な輸送を行うこととができることは、大きなメリットとすることができる。
なお、支柱13を硬質ゴムで覆うように構成してもよい。これにより、工事用扉1を折り畳む際の支柱13同士の触れ合う騒音を抑制し、さらに静音性を向上させることができる。支柱13を硬質ゴムで覆う場合は、全面を覆うようにしてもよいが、支柱13の2〜3か所に硬質ゴムを接着剤で貼り付けて構成することにより、製造が容易で高い効果が得ることができる。
(開度調整部)
一対扉12を構成する2枚の扉14同士は、前述のように、蝶番11により開閉可能に支持されている。そして、2枚の扉14同士の開き角度が所定角度(実施例1においては、150°)以上に開かない(例えば、2枚の扉14が水平に開かない)ように、開度調整部20を備えている。
図1、図8に示すように、開度調整部20は、扉14同士を蝶番11で支持する側の端部における各扉14の最上部に開度調整ゴム9をそれぞれリベットで固定している。それぞれの開度調整ゴム9は、硬質ゴムからなり、図9に示すように、側面視で15°の傾斜面を有している。そして、傾斜して高くなった傾斜面同士が当接するように、各扉14にリベットで固定されている。これにより、扉14に固定された開度調整ゴム9同士が当接することによって、扉14間の開き角度が150°以上に開かないように構成されている。
これにより、昇降機の昇降に伴う風の影響を受け複数の工事用扉1が煽られる可能性を少なくするとともに、折り畳む際に昇降機側に折り畳まれることを防ぐことができる
このように、実施例1においては、工事用昇降機において各階に設けられ、昇降機側とステージ側とを仕切る工事用扉であって、
縦枠と横枠とからなる扉枠と、
前記扉枠がパンチングメタルを保持した扉と、
2枚の前記扉を蝶番により開閉可能に支持した一対扉と、
複数の前記一対扉を開閉可能に継合する複数の継合部と、を備え、
前記パンチングメタルは、スペーサゴムを介して前記扉枠に保持されることを特徴とする工事用扉により、静音性を向上し組立が容易な工事用扉を実現することができる。
本発明における工事用扉は、建築現場における扉の分野に広く用いることができる。
1:工事用扉 2:縦枠 3:横枠 4:パンチングメタル
5:スペーサゴム 6:上レール 7:吊り金具 8:トグルピン受け部
9:開度調整ゴム 10:トグルピン 11:蝶番 12:一対扉
13:支柱 14:扉 15:扉枠 16:継合部 17:ピン孔
18:リベット 19:パンチングメタル受け部 20:開度調整部
21:スペーサゴム受け部 22:吊り金具 23:継足し材

Claims (5)

  1. 工事用昇降機において各階に設けられ、昇降機側とステージ側とを仕切る工事用扉であって、
    縦枠と横枠とからなる扉枠と、
    前記扉枠がパンチングメタルを保持した扉と、
    2枚の前記扉を蝶番により開閉可能に支持した一対扉と、
    複数の前記一対扉を開閉可能に継合する複数の継合部と、を備え、
    前記パンチングメタルは、スペーサゴムを介して前記扉枠に保持されることを特徴とする工事用扉。
  2. 前記スペーサゴムは紐状であり、前記パンチングメタルより前記昇降機側に配置したことを特徴とする請求項1に記載の工事用扉。
  3. 複数の前記継合部は上レールのレール部に吊り下げられ、前記上レールは前記レール部を隠すように少なくとも昇降機側に継足し材を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の工事用扉。
  4. 前記継合部は、支柱と、
    前記支柱に抜け止めを施して取り付けられたトグルピン受け部と、を備え、
    前記縦枠に設けたトグルピンが前記トグルピン受け部のピン孔に嵌合してなる
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の工事用扉。
  5. 前記一対扉は、前記扉同士が所定角度以上に開くことを防止する開度調整部を備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の工事用扉。
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