JP2019055843A - 用紙搬送装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】押付部を移動させるために押付部の移動方向と同一の方向に操作部を操作する必要がある場合よりも、案内部を移動するための手間を低減する。【解決手段】第2用紙搬送装置50は、用紙が置かれる用紙積載部52と、用紙積載部52にて用紙搬送方向と交差する前後方向Dに移動可能に設けられ、用紙を搬送する用紙搬送部80に向けて用紙を案内する第1案内部71と、第1案内部71に設けられ、用紙積載部52に対して進退する上下方向Vにおいて用紙積載部52に押し付けられる押付部と、前後方向Dにおいて操作されることで第1案内部71を前後方向Dに移動可能な状態とする操作部材76を有し、操作部材76の操作に伴って押付部を上下方向Vにおいて用紙積載部52から離れるように移動させる移動手段とを備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、用紙搬送装置および画像形成装置に関する。
例えば特許文献1には、ラックが一対のサイドガイドのうちの一方のサイドガイドの給紙方向下流側から他方のサイドガイドに向けて延在し、一方のピニオンギアが一方のサイドガイドから延在した一方のラックに給紙方向上流側から噛合し、他方のピニオンギアが、他方のサイドガイドから延在したラックに、一方のピニオンギアが一方のサイドガイドから延在した一方のラックに噛合する側と同じ給紙方向上流側から噛合している給紙トレイが記載されている。
特開2006−256774公報
ところで、用紙が置かれる用紙置部には、用紙が搬送される際に用紙を案内する案内部が設けられる。そして、案内部は、ユーザが案内部を移動しようとするときには移動し易いことが好ましい一方で、ユーザが移動を意図していないとき(例えば、用紙搬送の際)には移動し難いことが要求される。そのため、案内部はユーザが移動を意図していないときには用紙置部に押し付けられていることが好ましい。
本発明は、押付部を移動させるために押付部の移動方向と同一の方向に操作部を操作する必要がある場合よりも、案内部を移動するための手間を低減することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、用紙が置かれる用紙置部と、前記用紙置部にて用紙搬送方向と交差する第1方向に移動可能に設けられ、用紙を搬送する用紙搬送部に向けて用紙を案内する案内部と、前記案内部に設けられ、前記用紙置部に対して進退する第2方向において当該用紙置部に押し付けられる押付部と、前記第1方向において操作されることで前記案内部を当該第1方向に移動可能な状態とする操作部を有し、当該操作部の操作に伴って前記押付部を前記第2方向において前記用紙置部から離れるように移動させる移動手段と、を備える用紙搬送装置である。
請求項2に記載の発明は、前記移動手段は、第1支点を中心に回転可能に設けられ、第1力点の動作によって第1作用点にて前記押付部を前記第2の方向に移動させる第1てこ部と、第2支点を中心に回転可能に設けられ、前記第1方向に操作される前記操作部が第2力点に接続し、第2作用点にて前記第1てこ部の前記第1力点を動作させる第2てこ部と、を有し、前記第1てこ部の回転軸と前記第2てこ部の回転軸とは、交差する請求項1に記載の用紙搬送装置である。
請求項3に記載の発明は、前記第1力点から前記第1支点までの距離は、前記第1支点から前記第1作用点よりも長く、前記第2力点から前記第2支点までの距離は、前記第2支点から前記第2作用点よりも長い請求項2に記載の用紙搬送装置である。
請求項4に記載の発明は、前記第1てこ部は、前記第2方向において、前記第2てこ部と少なくとも一部が重なって配置されている請求項2に記載の用紙搬送装置である。
請求項5に記載の発明は、前記押付部は、前記用紙置部との間の摩擦抵抗によって前記案内部の前記第1方向における移動を制限する請求項1に記載の用紙搬送装置である。
請求項6に記載の発明は、前記押付部は、面状に形成されて前記用紙置部に接触する接触部を有する請求項1に記載の用紙搬送装置である。
請求項7に記載の発明は、前記押付部は、前記操作部の操作後に、前記用紙置部に押し付けられる状態に戻される請求項1に記載の用紙搬送装置である。
請求項8に記載の発明は、前記操作部は、前記操作部の操作後に、前記押付部を前記用紙置部に押し付ける押付部材によって操作前の状態に戻される請求項7に記載の用紙搬送装置である。
請求項9に記載の発明は、用紙が置かれる用紙置部と、前記用紙に対して画像を形成する画像形成部と、前記用紙置部にて用紙搬送方向と交差する第1方向に移動可能に設けられ、前記画像形成部に対して用紙を搬送する用紙搬送部に向けて用紙を案内する案内部と、前記案内部に設けられ、前記用紙置部に対して進退する第2方向において当該用紙置部に押し付けられる押付部と、前記第1方向において操作されることで前記案内部を前記第1方向に移動可能な状態とする操作部を有し、当該操作部の操作に伴って前記押付部を前記第2方向において前記用紙置部から離れるように移動させる移動手段と、を備える画像形成装置である。
請求項10に記載の発明は、用紙が置かれる用紙置部と、用紙に対して画像を形成する画像形成部と、移動可能に設けられ、前記画像形成部に対して用紙を搬送する用紙搬送部に向けて用紙を案内する案内部と、前記案内部に設けられ、前記用紙置部に押し付けられる押付部と、第1支点を中心に回転可能に設けられ、第1力点の動作によって第1作用点にて前記押付部を前記用紙置部に対して進退させる第1てこ部と、第2支点を中心に回転可能に設けられ、操作される操作部が第2力点に接続し、第2作用点にて前記第1てこ部の前記第1力点を動作させる第2てこ部と、を備え、前記第1てこ部の回転軸と前記第2てこ部の回転軸とは、交差する画像形成装置である。
請求項11に記載の発明は、前記第1てこ部と前記第2てこ部とは、前記用紙置部に対して進退する方向において少なくとも一部が重なって配置される請求項10に記載の画像形成装置である。
請求項12に記載の発明は、前記操作部の操作方向は、前記案内部の移動方向に沿っている請求項11に記載の画像形成装置である。
請求項1、2、および9の発明によれば、押付部を移動させるために押付部の移動方向と同一の方向に操作部を操作する必要がある場合よりも、案内部を移動するための手間を低減することができる。
請求項3の発明によれば、第1力点から第1支点までの距離が第1支点から第1作用点までの距離以下で、且つ、第2力点から第2支点までの距離が第2支点から第2作用点までの距離以下の場合よりも、ユーザによる操作部の操作力を低減することが可能になる。
請求項4の発明によれば、第1てこ部と第2てこ部とが第1方向においてのみ重なっている場合と比べて、用紙置部の第1方向の幅に対して移動手段の占める幅を小さくすることができる。
請求項5および6の発明によれば、案内部を任意の位置に移動させることが可能になる。
請求項7の発明によれば、ユーザによる操作部の操作後に、操作部がユーザの介在なく用紙置部に押しつけられない場合と比べて、ユーザの手間を低減できる。
請求項8の発明によれば、ユーザによる操作部の操作後に、ユーザの介在なく操作部が操作前の状態に戻らない場合と比べて、その後に操作部の操作を行うことが可能な状態にするためのユーザの手間を減らすことができる。
請求項10の発明によれば、押付部を移動させるために押付部の移動方向と同一の方向に操作部を操作する必要がある場合よりも、案内部を移動するための手間を低減することができる。
請求項11の発明によれば、用紙置部において用紙が置かれる領域に対して移動手段が占める領域を小さくすることができる。
請求項12の発明によれば、操作部の操作方向が前記案内部の移動方向に沿っていない場合よりも、ユーザが直観的に案内部の移動を行うことができる。
本実施形態の画像形成装置の全体図である。 本実施形態の第2用紙供給部の全体斜視図である。 (A)および(B)は、本実施形態の用紙案内部の説明図である。 (A)および(B)は、本実施形態の用紙案内部の下側の説明図である。 本実施形態の第1案内部の斜視図である。 (A)および(B)は、本実施形態の第1案内部の説明図である。 (A)および(B)は、本実施形態の第1案内部の動作の説明図である。 (A)および(B)は、変形例の用紙案内部の第1案内部の説明図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
[画像形成装置1]
図1は、本実施形態の画像形成装置1の全体図である。
画像形成装置1は、各色の画像データに対応して画像形成を行う画像形成部10と、原稿の画像を読み取る画像読取装置20と、用紙Pを搬送する用紙搬送系30と、画像形成部10に用紙Pを供給する第1用紙供給部40と、を備えている。また、画像形成装置1は、画像形成部10に用紙Pを供給する第2用紙供給部50(用紙搬送装置の一例)と、画像形成部10、用紙搬送系30および第1用紙供給部40を収容する本体筐体部60と、を備えている。
なお、以下の説明では、図1に示す画像形成装置1の紙面手前側と奥側との方向を前後方向Dとして説明する。ここで、画像形成装置1の紙面手前側(前後方向Dにおける前側)には、いわゆる操作パネルが存在する。また、図1に示す画像形成装置1の紙面左右方向を左右方向Hとし、紙面上下方向を上下方向Vとして説明する。
画像形成部10は、一定の間隔をおいて並列的に配置される4つの画像形成ユニット11(11Y,11M,11C,11K)が備えられている。各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kは、静電潜像を形成してトナー像を保持する感光体ドラム12を備えており、いわゆる電子写真方式によってトナー像を形成する。各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kは、それぞれがイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像を形成する。
また、画像形成部10は、各画像形成ユニット11の感光体ドラム12上に形成された各色トナー像が転写される中間転写ベルト13を備えている。また、画像形成部10は、各画像形成ユニット11にて形成された各色トナー像を中間転写ベルト13に順次転写(一次転写)する一次転写ロール14を備えている。さらに、画像形成部10は、中間転写ベルト13上に重畳して形成された各色トナー像を用紙Pに一括転写(二次転写)する二次転写部15と、二次転写された各色トナー像を用紙Pに定着させる定着部16とを備えている。
画像読取装置20は、読み取った画像データを、画像形成部10の制御部に送ったり、本装置外部の装置に送信したりする。また、画像読取装置20は、用紙Pの画像を読み取らせるために、積載部21Sに積載された用紙Pを、読取センサに向けて、一枚ずつ順に搬送する用紙送り装置21を有している。
用紙搬送系30は、第1用紙供給部40から供給された用紙Pを二次転写部15に向けて搬送する第1搬送経路31、第2用紙供給部50から供給された用紙Pを二次転写部15に向けて搬送する第2搬送経路32、用紙Pを二次転写部15から定着部16に搬送する第3搬送経路34、および定着部16を通過した用紙Pを反転させて再び二次転写部15に搬送する第4搬送経路35を有している。
第1用紙供給部40は、複数の用紙収容部41を備えて構成される。また、各用紙収容部41は、収容する用紙Pを繰り出す繰出ロール42を有している。そして、第1用紙供給部40は、各用紙収容部41から用紙Pを繰り出して用紙搬送系30に向けて供給する。
<第2用紙供給部50>
図2は、本実施形態の第2用紙供給部50の全体斜視図である。
図2に示すように、第2用紙供給部50は、用紙Pが置かれる用紙部51と、用紙部51に置かれた用紙Pを画像形成部10に向けて搬送する用紙搬送部80(搬送部の一例)とを有している。
第2用紙供給部50は、いわゆる手差しトレイと呼ばれるものである。第2用紙供給部50は、ユーザが任意のサイズの用紙Pに画像形成を行う場合に、その任意のサイズの用紙Pを画像形成部10に供給するためにセットする構成部である。本実施形態の第2用紙供給部50は、例えばハガキなどの比較的小さい用紙から、例えば最大でA3用紙までのサイズの非定型用紙を画像形成部10に向けて供給可能になっている。
また、図2に示すように、用紙搬送部80は、用紙積載面52P上における用紙Pの有無を検知する検知部98と、用紙搬送部80における各種部品を覆うカバー99とを有している。
検知部98は、用紙部51における用紙搬送方向(本実施形態では、左右方向H)の下流側に配置される。また、検知部98は、回転可能に支持されるとともに、用紙積載面52Pに用紙Pが載せられた場合に、用紙Pの搬送方向下流側の端部が接触可能になっている。そして、検知部98は、自身の回転角度に応じて、用紙積載面52Pに用紙が存在するか否かを検知可能になっている。
カバー99は、本体筐体部60(図1参照)に固定される。そして、カバー99は、ロール部材など移動動作を伴う部品を覆うようになっている。
[用紙部51]
用紙部51は、用紙Pが置かれる用紙積載部52(用紙置部の一例)と、用紙積載部52に加えて用紙Pが置かれる面を拡張する拡張部55と、用紙搬送部80に向けて用紙Pを案内する用紙案内部70(案内部の一例)と、を有する。
なお、本実施形態の用紙部51は、後述する用紙積載面52Pが上下方向Vにおける上側を向く開いた状態と、用紙積載面52Pを本体筐体部60の側部に対向させた閉じた状態(図1参照)とに位置するように回転可能に設けられている。
〔用紙積載部52〕
用紙積載部52は、上下方向Vにおいて上側を向く用紙積載面52Pを有する。そして、用紙積載部52は、用紙積載面52Pにて用紙搬送部80により搬送される用紙束(用紙P)が置かれる箇所を形成する。また、本実施形態において、用紙積載部52において用紙Pが搬送される用紙搬送方向は、左右方向Hとなっている。
なお、本実施形態の用紙積載部52は、前後方向Dにおける幅がA4用紙の縦幅に対応している。また、用紙積載部52は、左右方向Hにおける幅がA4用紙の横幅に対応している。
〔拡張部55〕
拡張部55は、用紙積載部52に対して上下方向Vの下側に配置されている。また、拡張部55は、左右方向Hに移動可能になっている。そして、拡張部55は、用紙積載部52に対して引き出された状態で、用紙積載面52Pに加えて用紙Pを置くための面を拡張する。拡張部55は、引き出された状態で、用紙積載部52とともに最大で例えばA3用紙を置くことを可能にする。一方、拡張部55は、ユーザが拡張部55を利用しない場合には、用紙積載部52の下側に収納される。
〔用紙案内部70〕
図3は、本実施形態の用紙案内部70の説明図である。
図3(A)に示すように、用紙案内部70は、前後方向Dにおいて前側に設けられ用紙積載部52に置かれる用紙を案内する第1案内部71と、後側に設けられる第1案内部71と一対となって用紙Pを案内する第2案内部72とを有する。
そして、第1案内部71および第2案内部72とは、ユーザの操作によって、用紙積載部52にて前後方向D(第1方向の一例)において移動可能になっている。第1案内部71および第2案内部72は、図2に示す最も外側に位置する状態から、図3(A)に示す
状態のように、相互の距離を狭める位置に留まることが可能である。さらに、第1案内部71および第2案内部72は、図3(A)に示す状態から、図3(B)に示す状態のように、さらに相互の位置を狭める位置に留まることが可能である。このように、第1案内部71および第2案内部72は、前後方向Dにおいて任意の位置に位置することができる。
さらに、第1案内部71および第2案内部72は、一方が移動する際の移動量と他方が移動する際の移動量が等しくなるように移動する。これによって、用紙案内部70は、用紙の前後方向Dにおける中央部が、用紙積載部52における予め定められた位置に合うように位置合わせされる。
さらに、第1案内部71および第2案内部72は、用紙積載面52Pに積載可能な最大用紙枚数に対応して設けられた規制部70Rをそれぞれ有している。規制部70Rは、用紙積載面52Pの内側に向けて突出している。また、規制部70Rは、用紙積載面52P上に最大積載枚数の用紙Pが積載された際に、その最大積載枚数である用紙束の最上位の用紙Pの高さに設けられる。そして、規制部70Rは、ユーザに対して最大積載枚数に対応する用紙束の高さ(厚さ)を示すとともに、規制部70Rを超えて用紙が積載されないように規制する。
図4は、本実施形態の用紙案内部70の下側の説明図である。
続いて、図3を参照しながら説明した用紙案内部70の移動機構について詳細に説明する。
図4(A)に示すように、用紙案内部70は、第1案内部71に接続する第1ラック部78と、第2案内部72に接続する第2ラック部79と、第1ラック部78および第2ラック部79にそれぞれ接続するピニオンギア77を有している。
第1ラック部78は、ラックの歯を有する第1ラックギア781と、第1案内部71の第1接続部713(後述)が接続される第1被接続部782を有する。
第1ラックギア781は、ピニオンギア77に接続する。また、第1被接続部782は、第1接続部713に接続し、第1ラック部78と第1案内部71とを固定する。
第2ラック部79は、ラックの歯を有する第2ラックギア791と、第2案内部72の第2接続部723(後述)が接続される第2被接続部792を有する。
第2ラックギア791は、ピニオンギア77に接続する。また、第2被接続部792は、第2接続部723に接続し、第1ラック部78と第1案内部71とを固定する。
ピニオンギア77は、ピニオン歯を有し、用紙積載部52の下側に回転可能に取り付けられる。そして、ピニオンギア77は、第1ラック部78および第2ラック部79のいずれか一方が移動することで回転することで、他方を移動させる。
図4(B)に示すように、例えば第1ラック部78が前後方向Dにおいて後側に移動した場合、第1ラック部78は、ピニオンギア77を時計回りに回転させる。これによって、ピニオンギア77は、第2ラック部79を前後方向Dにおける前側に移動させる。。
そして、上述したとおり、第1ラック部78には、第1案内部71が接続し、第2ラック部79には、第2案内部72が接続している。従って、第1案内部71および第2案内部72は、一方の動きに連動して他方が動作する。さらに、第1案内部71の移動量と、第2案内部72の移動量とは、同じになる。
次に、第1案内部71および第2案内部72について具体的に説明する。
ところで、第1案内部71および第2案内部72は、上述したとおり、前後方向Dにおいて移動可能になっている。
そして、第1案内部71および第2案内部72は、ユーザが用紙部51に用紙をセットする際、用紙のサイズに合わせて移動させるために、移動の操作を行い易い方が良い。
一方で、第1案内部71および第2案内部72は、用紙搬送部80によって用紙部51上の用紙が搬送される際、例えば用紙が搬送方向に傾きながら搬送されないように用紙束(用紙)の側部を規制するために、移動し難い方が良い。
そして、本実施形態の第2用紙供給部50において、用紙案内部70は、ユーザが操作する操作部材76(後述)に対するユーザの操作の有無に応じて、第1案内部71および第2案内部72が移動し易い状態と、第1案内部71および第2案内部72が移動し難い状態とをそれぞれ形成する。以下、第1案内部71および第2案内部72について詳細に説明する。
図5は、本実施形態の第1案内部71の斜視図である。なお、図5は、第1案内部71を前後方向Dの前側から見た図である。
図6は、本実施形態の第1案内部71の説明図である。なお、図6(A)は、第1案内部71を前後方向Dにおける前側から見た側面図であり、図6(B)は、第1案内部71の断面図である。
(第1案内部71)
図5に示すように、第1案内部71は、用紙積載部52に積載される用紙Pの側部に接する板状の第1案内板711と、用紙積載面52Pに沿って設けられる第1底板712(図2参照)と、第1ラック部78に接続する第1接続部713とを有する。
さらに、第1案内部71は、用紙積載部52に対して進退可能に設けられる移動部73(押付部の一例)と、移動部73を移動させるリンク部74(移動手段、第1てこ部の一例)と、リンク部74と後述の操作部材76に接続し操作部材76からリンク部74に力を伝達する伝達部75とを有する。さらに、第1案内部71は、ユーザが第1案内部71を移動する際に操作する箇所であって、伝達部75を移動させる操作部材76(移動手段、第2てこ部の一例)を有する。
図6(A)に示すように、第1案内板711は、用紙積載部52における用紙搬送方向に沿って長く延びて形成される。そして、第1案内板711の主面は、前後方向Dにおいて後側を向く。そして、第1案内板711は、用紙Pの搬送方向に沿って延びる縁を規制するとともに、用紙Pが搬送される際に用紙Pを案内する。
第1底板712は、用紙積載面52Pに沿った面を有する。また、第1底板712は、用紙積載部52において凹んだ箇所に設けられ、用紙積載面52Pと第1底板712の上面とが揃うように設けられる(図2参照)。そして、第1底板712は、用紙積載面52Pとともに、用紙束が置かれる面を形成する。
また、第1底板712は、用紙積載面52Pに沿って移動する。そして、図6(B)に示すように、本実施形態では、第1底板712は、第1案内板711と一体的に形成され、第1案内板711を支持する。なお、第1底板712および第1案内板711とは、断面がL字状になっている。
図6(A)に示すように、第1接続部713は、第1底板712にて、上下方向Vにおける下側に向けて突出するように形成される。本実施形態では、第1接続部713は、用紙積載部52および第1ラック部78を貫通して取り付けられる。そして、第1接続部713は、ネジなどの固定部材によって第1ラック部78に固定される。
(移動部73)
図5に示すように、移動部73は、第1案内板711よりも前後方向Dの前側に設けられる。そして、移動部73は、上下方向V(第2方向の一例)において移動可能に設けられる。そして、移動部73は、移動本体部材730と、移動部73における上下方向Vの下側に設けられるパッド731(接触部の一例)と、移動部73における上下方向Vの上側に設けられる圧縮ばね732(押付部材の一例)とを有する。
移動本体部材730は、移動本体部材730にて前後方向Dの前側に向けて突出し、リンク部74が接続する移動突出部730Bを有している。本実施形態の移動突出部730Bは、円柱状に形成される。
パッド731は、移動本体部材730の上下方向Vの下側に固定される。パッド731は、ゴムなど樹脂材料によって形成された板状の部材である。そして、図6(A)に示すように、パッド731は、圧縮ばね732によるばね力とともに、積載される用紙が搬送される際に第1案内板711が用紙から力を受けても第1案内板711が動き難くなる程度の摩擦力を用紙積載部52に付与する。
圧縮ばね732は、一方が第1案内板711に接続し、他方にて移動本体部材730に接続する。また、圧縮ばね732は、自然長よりも圧縮された状態で、第1案内部71に取り付けられる。従って、圧縮ばね732は、移動本体部材730を上下方向Vの下側に移動させる力を移動本体部材730に常に付与する。すなわち、圧縮ばね732は、パッド731を用紙積載部52に対して押し付ける。
(リンク部74)
リンク部74は、後述するリンク軸74Sにて屈曲しながら、左右方向Hに長く延びる部材である。リンク部74は、第1案内板711にて設けられるリンク軸74Sを中心として、回転可能に設けられる。このリンク軸74Sの軸方向は、用紙搬送方向に対して交差する前後方向Dに沿っている。そして、本実施形態において、リンク部74は、上下方向Vおよび左右方向Hに沿った面に沿って回転する。
また、リンク部74は、一端側にて力点を形成する第1腕部741と、他端側にて作用点を形成する第2腕部742とを有する。
そして、第1腕部741は、長穴741Hを有しており、長穴741Hに伝達部75の後述する伝達突出部751が接続される。そして、リンク部74は、第1腕部741にて伝達部75と接続する。
また、第2腕部742は、長穴742Hを有しており、長穴742Hに移動部73の後述する移動突出部730Bが接続される。そして、リンク部74は、第2腕部742にて移動部73と接続する。
そして、図6(A)に示すように、リンク部74は、第2腕部742(リンク軸74Sから長穴742Hまで)の長さL11が、第1腕部741(リンク軸74Sから長穴741Hまで)の長さL12よりも短くなっている(L11<L12)。そして、リンク部74は、リンク軸74Sを支点とし、力点が長穴741Hの中央部となり、作用点が長穴742Hの中央部となって「てこ」として機能する。
(伝達部75)
図5に示すように、伝達部75は、左右方向Hに長く延びる矩形状の部材である。そして、伝達部75は、第1案内板711に対して前後方向Dの前側にて、上下方向Vに移動可能に設けられる。また、伝達部75は、前後方向Dにおいては位置がずれないように第1案内板711によって保持されている。
そして、伝達部75は、伝達部75と接続する伝達突出部751と、操作部材76に接触する被接触部752とを有している。
伝達突出部751は、前後方向Dの前側に向けて突出する。本実施形態の伝達突出部751は、円柱状に形成される。そして、伝達突出部751は、第1腕部741の長穴741H内に接続される。
図6(B)に示すように、被接触部752は、伝達部75における上下方向Vの上側にて、上側を向く面によって形成される。そして、被接触部752には、操作部材76が接触する。
そして、伝達部75は、被接触部752にて操作部材76によって上下方向Vに移動させられることで、伝達突出部751を介して、リンク部74を移動させる。
(操作部材76)
図5に示すように、操作部材76は、前後方向Dの前側から見て矩形上であって、断面が三角形状の部材である。そして、操作部材76は、ユーザによって操作される箇所である操作面761(操作部の一例)と、操作軸76Sと、伝達部75に接続する伝達接触部762とを有している。
操作面761は、前後方向Dの前側を向いている。そして、操作面761には、左右方向Hに延びる筋状の突起である複数の凸条部761Mが設けられている。凸条部761Mは、ユーザが操作面761を操作する際に、ユーザの指等を滑り難くする。
操作軸76Sは、操作部材76を回転可能に支持する。この操作軸76Sの軸方向は、用紙搬送方向である左右方向Hに沿っている。そして、本実施形態において、操作部材76は、上下方向Vおよび前後方向Dに沿った面に沿って回転する。
伝達接触部762は、伝達部75の被接触部752に接触する箇所を形成する。
そして、操作部材76は、上述のとおり前後方向Dの前側を向く操作面761にて、ユーザにより操作される。さらに、操作部材76は、操作軸76Sを中心として回転動作する際、その操作方向は、前後方向Dに沿った方向となる。そして、操作部材76における操作面761の操作方向は、第1案内部71の移動方向に沿っている。
また、操作部材76は、操作軸76Sと伝達接触部762との長さL21は、操作軸76Sと操作面761の中央部との長さL22よりも短くなっている(L21<L22)。そして、操作部材76は、操作軸76Sを支点とし、力点が操作面761となり、作用点が伝達接触部762となって「てこ」として機能する。
なお、本実施形態において、操作軸76Sと伝達接触部762との長さL21は、リンク部74の第2腕部742との長さL11よりも短くなっている(L21<L11)。また、操作軸76Sと操作面761との長さL22は、リンク部74の第1腕部741の長さL12よりも短くなっている(L22<L12)。
さらに、本実施形態の用紙案内部70において、操作部材76の操作軸76Sの軸方向は、リンク部74のリンク軸74Sの軸方向に対して交差している。これによって、用紙案内部70では、操作部材76に対する力の向きを、移動部73を移動させるための力の向きに変えている。
また、操作部材76とリンク部74とは、上下方向V(第2方向の一例)において少なくとも一部が重なるように配置されている。そして、本実施形態の用紙案内部70では、限られた空間内においてユーザによる操作に応じて移動部73を移動させる機構を実現している。
ここで、本実施形態の用紙積載部52では、前後方向Dおよび左右方向Hにおいて用紙Pが置かれることになる。そこで、本実施形態では、操作部材76とリンク部74とを上下方向Vに重なるように配置することで、用紙積載部52の前後方向Dにおいて用紙Pを置くスペースがより広く確保されるようにした。
(第2案内部72)
図2に示すように、第2案内部72は、用紙積載部52に積載される用紙束(用紙)の側部に接する板状の第2案内板721と、用紙積載面52Pに沿って設けられる第2底板722と、第2ラック部79に接続する第2接続部723(図4(A)参照)とを有する。
そして、第2案内板721、第2底板722および第2接続部723の基本構成は、それぞれ、上述した第1案内板711、第1底板712および第1接続部713と同様である。
なお、第2案内部72は、第1案内部71とは異なり、操作部材76(後述)を有していない。上述したとおり、第1案内部71と第2案内部72とは、第1ラック部78、ピニオンギア77および第2ラック部79を介して連動するようになっている。従って、本実施形態の用紙案内部70においては、第1案内部71だけに操作部材76を設けるようにしている。
ただし、本実施形態の第2用紙供給部50において、操作部材76の構成を、第2案内部72に設けることを除外するものではない。第2案内部72は、第1案内部71と同様に、操作部材76を有していても良い。
次に、第2用紙供給部50の用紙案内部70の動作および作用について説明する。
図7は、本実施形態の第1案内部71の動作の説明図である。
図7(A)に示すように、操作部材76がユーザによって操作されると、操作部材76は、第1案内板711側(前後方向Dの後側)に押し込まれる。具体的には、図7(B)に示すように、操作部材76は、操作軸76Sを中心として、図の例においては時計回りに回転する。そうすると、操作部材76の伝達接触部762は、伝達部75の被接触部752にて伝達部75を上下方向Vの下側に押し下げる。
そして、図7(A)に示すように、伝達部75の伝達突出部751は、リンク部74の長穴741Hにて第1腕部741を押し下げる。これによって、リンク部74は、リンク軸74Sを中心として、図の例では反時計回りに回転する。これにともなって、リンク部74は、第2腕部742が上下方向Vの上側に移動する。そして、リンク部74の第2腕部742は、長穴742Hに接続する移動突出部730Bを介して、移動部73を上下方向Vの上側に移動させる。このとき、移動部73は、圧縮ばね732を縮ませながら上側に移動する。
そして、図7(A)に示すように、移動部73が上下方向Vの上側に移動することで、移動部73のパッド731は、用紙積載部52に対して離れる。このとき、第1案内部71は、パッド731と用紙積載部52との間で生じる摩擦抵抗が無くなる。従って、第1案内部71は、前後方向Dにおいて移動し易くなる。そして、ユーザが操作部材76を前後方向Dの後側に向けて押すことで、第1案内部71は、後側に移動する。なお、図3を参照しながら説明したように、本実施形態においては、第1案内部71および第2案内部72が連動して移動する。そのため、ユーザが第1案内部71を移動させることで、第2案内部72は、第1案内部71と同様に前側に移動する。
その後、ユーザが操作部材76から手を離すと、操作部材76は、操作前の状態に戻る。すなわち、本実施形態では、圧縮ばね732は、移動本体部材730を常に上下方向Vの下側に押し下げようとする力を付与している。従って、操作部材76の操作が行われなければ、圧縮ばね732は、移動本体部材730を用紙積載部52に向けて押し下げる。そして、図6(A)に示すように、移動部73のパッド731は、再び、用紙積載部52に接触する。これによって、第1案内部71は、用紙積載部52との間に摩擦抵抗が生じ、用紙積載部52に対して移動し難くなる。
なお、本実施形態において、第1案内部71は、第1ラック部78、ピニオンギア77および第2ラック部79を介して第2案内部72に機構として接続している。従って、第2案内部72は、第1案内部71が移動し難くなることで、用紙積載部52に対して移動し難くなる。
さらに、本実施形態では、移動本体部材730が用紙積載部52側に移動することで、リンク部74および伝達部75を介して、操作部材76が図6(B)に示す例では反時計回りに回転する。すなわち、操作部材76は、ユーザが手を離すことで、操作する前の状態に戻る。そして、操作部材76は、その後に再び操作されるための状態を形成する。
以上のように構成される本実施形態の第2用紙供給部50では、例えば第1案内部71に少なくとも2つのてこ機構を設けることで、限られた空間で高い用紙の保持力と低い操作力を両立させたラッチ機構を実現している。
また、本実施形態の第1案内部71においては、例えば摩擦力の高いパッド731を用いることができるため、用紙積載面52Pに置かれる非定型用紙への対応を可能にしている。
[変形例の画像形成装置1]
図8は、変形例の用紙案内部70の第1案内部271の説明図である。
次に、変形例の画像形成装置1について説明する。なお、変形例の説明において、上述した実施形態と同様な構成については同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
変形例の画像形成装置1は、第2用紙供給部50の用紙案内部70の構成が、上述した実施形態とは異なるものである。以下、用紙案内部70について詳細に説明する。
変形例の用紙案内部70は、前後方向Dにおいて前側に設けられ用紙積載部52に置かれる用紙を案内する第1案内部271と、後側に設けられる第1案内部271と一対となって用紙を案内する第2案内部72とを有する。
図8に示すように、第1案内部271は、用紙積載部52に対して進退可能に設けられる移動部273と、移動部273を移動させるリンク部74と、リンク部74を移動させる第2リンク部275と、第2リンク部275を移動させる操作部材76と、を有する。
移動部273は、第1案内板711よりも前後方向Dの前側に設けられる。そして、移動部273は、上下方向Vにおいて移動可能に設けられる。そして、移動部273は、移動本体部材730と、用紙積載部52の下側に設けられるパッド735と、移動本体部材730およびパッド735を連結する連結部733と、移動部73における上下方向Vの上側に設けられる引張ばね734とを有する。
パッド735は、上述したパッド731と同様な部材である。パッド735は、ゴムなど樹脂材料によって形成された板状の部材である。そして、パッド735は、引張ばね734によるばね力とともに、積載される用紙が搬送される際に第1案内板711が用紙から力を受けても第1案内板711が動き難くなる程度の摩擦力を用紙積載部52に付与する。
連結部733は、用紙積載部52を貫通して設けられる。そして、連結部733は、一端が移動本体部材730に接続し、他端がパッド735に接続している。そして、連結部733は、移動本体部材730の動作を、パッド735に伝達する。
引張ばね734は、一方が第1案内板711に接続し、他方が移動本体部材730に接続する。そして、引張ばね734は、移動本体部材730を上下方向Vの上側に移動させる力を移動本体部材730に常に付与する。そして、引張ばね734は、移動本体部材730および連結部733を介して、パッド735を用紙積載部52に対して押し付ける。
また、第2リンク部275は、後述する第2リンク軸275Sにて屈曲しながら、左右方向Hに長く延びる部材である。第2リンク部275は、第1案内板711に設けられる第2リンク軸275Sを中心として回転可能になっている。この第2リンク軸275Sの軸方向は、用紙搬送方向に対して交差する前後方向Dに沿っている。そして、変形例において、第2リンク部275は、上下方向Vおよび左右方向Hに沿った面に沿って回転する。
第2リンク部275は、一端側にて力点を形成する被接触部275Aと、他端側にて作用点を形成する第2リンク突出部275Bとを有する。
被接触部275Aは、操作部材76の伝達接触部762が接触する箇所である。
第2リンク突出部275Bは、前後方向Dの前側に向けて突出して形成される。また、本実施形態の第2リンク突出部275Bは、円柱状に形成される。そして、第2リンク突出部275Bは、リンク部74の第1腕部741の長穴741H内に接続される。
以上のように構成される変形例の用紙案内部70において、図8(B)に示すように、操作部材76がユーザによって操作されると、操作部材76は、第2リンク部275の被接触部275Aを押し下げる。これによって、第2リンク部275は、図8(B)の例においては反時計回りに回転する。そして、第2リンク部275は、第2リンク突出部275Bを介して、リンク部74の第1腕部741を押し上げる。これによって、リンク部74は、図8(B)の例においては時計回りに回転する。
そして、リンク部74の第2腕部742は、長穴742Hに接続する移動突出部730Bを介して、移動本体部材730を上下方向Vの下側に移動させる。このとき、移動本体部材730は、引張ばね734を伸ばしながら下側に移動する。
その後、移動本体部材730が上下方向Vの下側に移動することで、パッド735は、用紙積載部52に対して離れる。このとき、第1案内部271は、パッド735と用紙積載部52との間で生じる摩擦抵抗が無くなる。従って、第1案内部271は、前後方向Dにおいて移動し易くなる。
そして、ユーザが操作部材76を操作しながら前後方向Dの後側に向けて押すことで、第1案内部271は、後側に移動する。なお、図3を参照しながら説明したように、本実施形態においては、第1案内部271および第2案内部72が連動して移動する。そのため、ユーザが第1案内部271を移動させることで、第2案内部72は、第1案内部271と同様に前側に移動する。
その後、ユーザが操作部材76から手を離すことで、パッド735は、引張ばね734のばね力によって、用紙積載部52に接触する。これによって、第1案内部271は、用紙積載部52との間に摩擦抵抗が生じ、用紙積載部52に対して移動し難くなる。
また、ユーザが操作部材76から手を離した場合、移動本体部材730は、引張ばね734によって上側に移動する。これにともなって、操作部材76は、操作する前の状態に戻る。そして、操作部材76は、その後に再び操作されるための状態を形成する。
なお、本実施形態の説明においては、第2用紙供給部50において上述した用紙案内部70を適用する例を用いて説明したが、第2用紙供給部50に適用することに限定されない。用紙案内部70は、例えば用紙送り装置21の積載部21Sに適用しても良い。さらに、用紙案内部70は、第1用紙供給部40に適用しても良い。
1…画像形成装置、50…第2用紙供給部、51…用紙部、52…用紙積載部、70…用紙案内部、71…第1案内部、72…第2案内部、73…移動部、74…リンク部、74S…リンク軸、75…伝達部、76…操作部材、76S…操作軸、730…移動本体部材、731…パッド

Claims (12)

  1. 用紙が置かれる用紙置部と、
    前記用紙置部にて用紙搬送方向と交差する第1方向に移動可能に設けられ、用紙を搬送する用紙搬送部に向けて用紙を案内する案内部と、
    前記案内部に設けられ、前記用紙置部に対して進退する第2方向において当該用紙置部に押し付けられる押付部と、
    前記第1方向において操作されることで前記案内部を当該第1方向に移動可能な状態とする操作部を有し、当該操作部の操作に伴って前記押付部を前記第2方向において前記用紙置部から離れるように移動させる移動手段と、
    を備える用紙搬送装置。
  2. 前記移動手段は、
    第1支点を中心に回転可能に設けられ、第1力点の動作によって第1作用点にて前記押付部を前記第2の方向に移動させる第1てこ部と、
    第2支点を中心に回転可能に設けられ、前記第1方向に操作される前記操作部が第2力点に接続し、第2作用点にて前記第1てこ部の前記第1力点を動作させる第2てこ部と、を有し、
    前記第1てこ部の回転軸と前記第2てこ部の回転軸とは、交差する請求項1に記載の用紙搬送装置。
  3. 前記第1力点から前記第1支点までの距離は、前記第1支点から前記第1作用点よりも長く、
    前記第2力点から前記第2支点までの距離は、前記第2支点から前記第2作用点よりも長い請求項2に記載の用紙搬送装置。
  4. 前記第1てこ部は、前記第2方向において、前記第2てこ部と少なくとも一部が重なって配置されている請求項2に記載の用紙搬送装置。
  5. 前記押付部は、前記用紙置部との間の摩擦抵抗によって前記案内部の前記第1方向における移動を制限する請求項1に記載の用紙搬送装置。
  6. 前記押付部は、面状に形成されて前記用紙置部に接触する接触部を有する請求項1に記載の用紙搬送装置。
  7. 前記押付部は、前記操作部の操作後に、前記用紙置部に押し付けられる状態に戻される請求項1に記載の用紙搬送装置。
  8. 前記操作部は、前記操作部の操作後に、前記押付部を前記用紙置部に押し付ける押付部材によって操作前の状態に戻される請求項7に記載の用紙搬送装置。
  9. 用紙が置かれる用紙置部と、
    前記用紙に対して画像を形成する画像形成部と、
    前記用紙置部にて用紙搬送方向と交差する第1方向に移動可能に設けられ、前記画像形成部に対して用紙を搬送する用紙搬送部に向けて用紙を案内する案内部と、
    前記案内部に設けられ、前記用紙置部に対して進退する第2方向において当該用紙置部に押し付けられる押付部と、
    前記第1方向において操作されることで前記案内部を前記第1方向に移動可能な状態とする操作部を有し、当該操作部の操作に伴って前記押付部を前記第2方向において前記用紙置部から離れるように移動させる移動手段と、
    を備える画像形成装置。
  10. 用紙が置かれる用紙置部と、
    用紙に対して画像を形成する画像形成部と、
    移動可能に設けられ、前記画像形成部に対して用紙を搬送する用紙搬送部に向けて用紙を案内する案内部と、
    前記案内部に設けられ、前記用紙置部に押し付けられる押付部と、
    第1支点を中心に回転可能に設けられ、第1力点の動作によって第1作用点にて前記押付部を前記用紙置部に対して進退させる第1てこ部と、
    第2支点を中心に回転可能に設けられ、操作される操作部が第2力点に接続し、第2作用点にて前記第1てこ部の前記第1力点を動作させる第2てこ部と、
    を備え、
    前記第1てこ部の回転軸と前記第2てこ部の回転軸とは、交差する画像形成装置。
  11. 前記第1てこ部と前記第2てこ部とは、前記用紙置部に対して進退する方向において少なくとも一部が重なって配置される請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記操作部の操作方向は、前記案内部の移動方向に沿っている請求項11に記載の画像形成装置。
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