JP2019054680A - 回転子鉄心の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本開示は、磁石挿入孔における永久磁石の位置保証を極めて簡易に実現することが可能な回転子鉄心の製造方法を説明する。【解決手段】回転子鉄心の製造方法は、下型に設けられた第1の凸部の高さを高さ検出部により検出することと、第1の凸部の高さが設定範囲内にあることが高さ検出部により判断された場合に、回転軸の延在方向に貫通して延びる磁石挿入孔が設けられた鉄心本体を、第1の凸部が磁石挿入孔に位置するように下型に載置することと、磁石挿入孔内の永久磁石を第1の凸部の上端に当接させることと、永久磁石を第1の凸部の上端に当接させることの後に、下型との間で鉄心本体を挟持する挟持部材を鉄心本体上に載置することと、鉄心本体上に挟持部材を載置することの後に、永久磁石が挿入された磁石挿入孔内に溶融樹脂を注入することとを含む。【選択図】図4

Description

本開示は、回転子鉄心の製造方法に関する。
回転子鉄心は、通常、回転軸の延在方向に貫通して延びる複数の磁石挿入孔が回転軸周りに所定間隔をもって設けられた鉄心本体と、各磁石挿入孔にそれぞれ配置された永久磁石と、各磁石挿入孔に充填及び固化された固化樹脂とを備える。近年、磁石挿入孔への溶融樹脂の注入をより効果的に行うこと、回転子鉄心の重量バランスをより高めること等を目的として、永久磁石の磁石挿入孔に対する位置を適切に管理することが望まれている。
特許文献1は、磁石挿入孔に対応する位置に設けられた凸部(突起)を有する下型に鉄心本体を載置することと、磁石挿入孔内に位置する凸部に当接するように永久磁石を磁石挿入孔に配置することと、磁石挿入孔内に溶融樹脂を注入して硬化させることとを含む回転子鉄心の製造方法を開示している。当該方法では、永久磁石の磁石挿入孔に対する位置を凸部の高さによって管理することができる。
特開2015−192573号公報
しかしながら、特許文献1においては、製造された回転子鉄心について、永久磁石が磁石挿入孔の目標位置にあるか否かが検査されていなかった。そのため、磁石挿入孔における永久磁石の位置保証が求められていた。
そこで、本開示は、磁石挿入孔における永久磁石の位置保証を極めて簡易に実現することが可能な回転子鉄心の製造方法を説明する。
本開示の一つの観点に係る回転子鉄心の製造方法は、下型に設けられた第1の凸部の高さを高さ検出部により検出することと、回転軸の延在方向に貫通して延びる磁石挿入孔が設けられた鉄心本体を、第1の凸部が磁石挿入孔に位置するように下型に載置することと、磁石挿入孔内の永久磁石を第1の凸部の上端に当接させることと、永久磁石を第1の凸部の上端に当接させることの後に、下型との間で鉄心本体を挟持する挟持部材を鉄心本体上に載置することと、鉄心本体上に挟持部材を載置することの後に、永久磁石が挿入された磁石挿入孔内に溶融樹脂を注入することとを含む。
本開示の他の観点に係る回転子鉄心の製造方法は、回転軸の延在方向に貫通して延びる磁石挿入孔が設けられた鉄心本体を、下型に設けられた第1の凸部が磁石挿入孔に位置するように下型に載置することと、磁石挿入孔内の永久磁石を第1の凸部の上端に当接させることと、永久磁石を第1の凸部の上端に当接させることの後に、下型との間で鉄心本体を挟持する挟持部材を鉄心本体上に載置することと、鉄心本体上に上型を載置することの後に、永久磁石が挿入された磁石挿入孔内に溶融樹脂を注入すること、磁石挿入孔内に溶融樹脂を注入することの後に、下型及び挟持部材を鉄心本体から取り外して、溶融樹脂が固化した固化樹脂の下端部であって第1の凸部に対応する下端部に凹部を形成することと、凹部の深さを深さ検出部により検出することとを含む。
本開示に係る回転子鉄心の製造方法によれば、磁石挿入孔における永久磁石の位置保証を極めて簡易に実現することが可能となる。
図1は、回転子積層鉄心の一例を示す斜視図である。 図2は、図1のII−II線断面図である。 図3は、回転子積層鉄心の製造装置の一例を示す概略図である。 図4は、磁石取付装置の一部を示す概略図である。 図5は、磁石取付装置の一部を示す概略図である。 図6は、磁石取付装置の一部を示す斜視図である。 図7は、回転子積層鉄心の製造方法の一例を説明するためのフローチャートである。 図8は、永久磁石の位置測定処理の一例を説明するための概略図である。 図9は、回転子積層鉄心の製造方法の他の例を説明するためのフローチャートである。 図10は、永久磁石の位置測定処理の他の例を説明するための概略図である。 図11は、下型の他の例を示す斜視図である。
以下に説明される本開示に係る実施形態は本発明を説明するための例示であるので、本発明は以下の内容に限定されるべきではない。
≪実施形態の概要≫
[1]本実施形態の一つの例に係る回転子鉄心の製造方法は、下型に設けられた第1の凸部の高さを高さ検出部により検出することと、第1の凸部の高さが設定範囲内にあることが高さ検出部により判断された場合に、回転軸の延在方向に貫通して延びる磁石挿入孔が設けられた鉄心本体を、第1の凸部が磁石挿入孔に位置するように下型に載置することと、磁石挿入孔内の永久磁石を第1の凸部の上端に当接させることと、永久磁石を第1の凸部の上端に当接させることの後に、下型との間で鉄心本体を挟持する挟持部材を鉄心本体上に載置することと、鉄心本体上に挟持部材を載置することの後に、永久磁石が挿入された磁石挿入孔内に溶融樹脂を注入することとを含む。
ところで、通常、一の回転子鉄心が製造される際に用いられた下型は、続く回転子鉄心の製造にも用いられる。本発明者等が鋭意研究したところ、回転子鉄心の製造に下型が繰り返し使用されることで、下型に設けられた第1の凸部が僅かずつ減耗したり、第1の凸部の形状が小さいために第1の凸部が破損するという新たな事実が判明した。このような僅かな減耗又は破損は、人目では気付き難いにもかかわらず、永久磁石の磁石挿入孔に対する位置を変化させてしまう。
しかしながら、本実施形態の一つの例に係る回転子鉄心の製造方法では、下型に鉄心本体を載置する前に、下型に設けられた第1の凸部の高さが高さ検出部により検出され、第1の凸部の高さが設定範囲内にあるときに続く処理が実行される。そのため、第1の凸部に永久磁石が当接した状態で磁石挿入孔内に溶融樹脂が注入され樹脂が固化することで、永久磁石の磁石挿入孔に対する位置が、予め検出された第1の凸部の高さ位置にあることが保証される。従って、予め第1の凸部の高さを検出するという極めて簡易な処理を経るだけで、磁石挿入孔における永久磁石の位置保証を実現することが可能となる。
[2]上記第1項に記載の方法において、下型には一対の第2の凸部が設けられており、鉄心本体を下型に載置することは、第1の凸部及び一対の第2の凸部が磁石挿入孔に位置するように鉄心本体を下型に載置することを含み、永久磁石を磁石挿入孔に挿入することは、永久磁石が第1の凸部の上端に当接し且つ永久磁石が一対の第2の凸部によって挟持されるように永久磁石を磁石挿入孔に挿入することを含んでもよい。この場合、一対の第2の凸部により永久磁石が挟持されることで、一対の第2の凸部の対向方向における永久磁石の移動が規制される。そのため、高さ方向のみならず、水平方向においても、永久磁石を位置決めすることが可能となる。
[3]上記第1項又は第2項に記載の方法において、挟持部材には第3の凸部が設けられており、鉄心本体上に挟持部材を載置することは、第3の凸部の下端に磁石挿入孔内の永久磁石を当接させることを含んでもよい。この場合、磁石挿入孔内に溶融樹脂が注入される際に、永久磁石は下型の第1の凸部と挟持部材の第3の凸部とで挟持された状態となる。そのため、高さ方向における永久磁石の移動が第1及び第3の凸部で規制される。従って、永久磁石の磁石挿入孔に対する位置をより正確に保証することが可能となる。
[4]上記第1項〜第3項のいずれか一項に記載の方法は、磁石挿入孔内に溶融樹脂を注入することの後に、下型及び挟持部材を鉄心本体から取り外して、溶融樹脂が固化した固化樹脂の下端部であって第1の凸部に対応する下端部に凹部を形成することと、凹部の深さを深さ検出部により検出することとをさらに含んでもよい。この場合、回転子鉄心の製造後に深さ検出部が凹部の深さを検出している。そのため、永久磁石の磁石挿入孔に対する現実の位置が得られる。従って、回転子鉄心の製造後に凹部の深さを検出するという極めて簡易な処理を経ることにより、永久磁石の磁石挿入孔に対する位置をより正確に保証することが可能となる。
[5]上記第4項に記載の方法において、深さ検出部は、ベース部材と、ベース部材に設けられた第4の凸部及び接触センサとを含み、凹部の深さを深さ検出部により検出することは、第4の凸部が凹部内に位置した状態で、鉄心本体が接触しているか否かを接触センサが検知することを含んでもよい。この場合、第4の凸部の高さを第1の凸部の高さと同等に設定しておくことにより、接触センサのON/OFFに基づいて磁石挿入孔における永久磁石の位置保証を極めて簡易に実現できる。
[6]上記第4項に記載の方法において、深さ検出部は、凹部の深さを直接測定可能に構成された深さセンサであってもよい。この場合、一般的に流通している接触式又は非接触式の深さセンサを用いて、磁石挿入孔における永久磁石の位置保証を極めて簡易に実現できる。
[7]本実施形態の他の例に係る金属製品の製造方法は、回転軸の延在方向に貫通して延びる磁石挿入孔が設けられた鉄心本体を、下型に設けられた第1の凸部が磁石挿入孔に位置するように下型に載置することと、磁石挿入孔内の永久磁石を第1の凸部の上端に当接させることと、永久磁石を第1の凸部の上端に当接させることの後に、下型との間で鉄心本体を挟持する挟持部材を鉄心本体上に載置することと、鉄心本体上に挟持部材を載置することの後に、永久磁石が挿入された磁石挿入孔内に溶融樹脂を注入すること、磁石挿入孔内に溶融樹脂を注入することの後に、下型及び挟持部材を鉄心本体から取り外して、溶融樹脂が固化した固化樹脂の下端部であって第1の凸部に対応する下端部に凹部を形成することと、凹部の深さが設定範囲内にあるか否かを深さ検出部により検出することとを含む。
ところで、通常、一の回転子鉄心が製造される際に用いられた下型は、続く回転子鉄心の製造にも用いられる。本発明者等が鋭意研究したところ、回転子鉄心の製造に下型が繰り返し使用されることで、下型に設けられた第1の凸部が僅かずつ減耗するという新たな事実が判明した。このような僅かな減耗は、人目では気付き難いにもかかわらず、永久磁石の磁石挿入孔に対する位置を変化させてしまう。
しかしながら、本実施形態の他の例に係る回転子鉄心の製造方法では、回転子鉄心の製造後に深さ検出部が凹部の深さを検出している。そのため、永久磁石の磁石挿入孔に対する現実の位置が得られる。従って、回転子鉄心の製造後に凹部の深さを検出するという極めて簡易な処理を経ることにより、磁石挿入孔における永久磁石の位置保証を実現することが可能となる。
[8]上記第7項に記載の方法において、下型には一対の第2の凸部が設けられており、鉄心本体を下型に載置することは、第1の凸部及び一対の第2の凸部が磁石挿入孔に位置するように鉄心本体を下型に載置することを含み、永久磁石を磁石挿入孔に挿入することは、永久磁石が第1の凸部の上端に当接し且つ永久磁石が一対の第2の凸部によって挟持されるように永久磁石を磁石挿入孔に挿入することを含んでもよい。この場合、上記第2項に記載の方法と同様の作用効果が得られる。
[9]上記第7項又は第8項に記載の方法において、挟持部材には第3の凸部が設けられており、鉄心本体上に挟持部材を載置することは、第3の凸部の下端に磁石挿入孔内の永久磁石を当接させることを含んでもよい。この場合、上記第3項に記載の方法と同様の作用効果が得られる。
[10]上記第7項〜第9項のいずれか一項に記載の方法において、深さ検出部は、ベース部材と、ベース部材に設けられた第4の凸部及び接触センサとを含み、凹部の深さが設定範囲内にあるか否かを深さ検出部により検出することは、第4の凸部が凹部内に位置した状態で、鉄心本体が接触しているか否かを接触センサが検知することを含んでもよい。この場合、上記第5項に記載の方法と同様の作用効果が得られる。
[11]上記第7項〜第9項のいずれか一項に記載の方法において、深さ検出部は、凹部の深さを直接測定可能に構成された深さセンサであってもよい。この場合、上記第6項に記載の方法と同様の作用効果が得られる。
≪実施形態の例示≫
以下に、本開示に係る実施形態の一例について、図面を参照しつつより詳細に説明する。以下の説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
[回転子積層鉄心の構成]
まず、図1及び図2を参照して、回転子積層鉄心1(回転子鉄心)の構成について説明する。回転子積層鉄心1は、回転子(ロータ)の一部である。回転子積層鉄心1に端面板及びシャフトが取り付けられることにより、回転子が構成される。回転子が固定子(ステータ)と組み合わせられることにより、電動機(モータ)が構成される。本実施形態における回転子積層鉄心1は、埋込磁石型(IPM)モータに用いられる。回転子積層鉄心1は、図1に示されるように、積層体10(鉄心本体)と、複数の永久磁石12と、複数の固化樹脂14と、識別コード20とを備える。
積層体10は、図1に示されるように、円筒状を呈している。すなわち、積層体10の中央部には、中心軸Axに沿って延びるように積層体10を貫通する軸孔10aが設けられている。すなわち、軸孔10aは、積層体10の積層方向(以下、単に「積層方向」という。)に延びている。積層方向は、中心軸Axの延在方向でもある。本実施形態において積層体10は中心軸Ax周りに回転するので、中心軸Axは回転軸でもある。軸孔10a内には、シャフトが挿通される。
積層体10には、複数の磁石挿入孔16が形成されている。磁石挿入孔16は、図1に示されるように、積層体10の外周縁に沿って所定間隔で並んでいる。磁石挿入孔16は、図2に示されるように、中心軸Axに沿って延びるように積層体10を貫通している。すなわち、磁石挿入孔16は積層方向に延びている。
磁石挿入孔16の形状は、本実施形態では、積層体10の外周縁に沿って延びる長孔である。磁石挿入孔16の数は、本実施形態では6個である。磁石挿入孔16は、上方から見て時計回りにこの順に並んでいる。磁石挿入孔16の位置、形状及び数は、モータの用途、要求される性能などに応じて変更してもよい。
積層体10は、複数の打抜部材Wが積み重ねられて構成されている。打抜部材Wは、後述する電磁鋼板ESが所定形状に打ち抜かれた板状体であり、積層体10に対応する形状を呈している。積層体10は、いわゆる転積によって構成されていてもよい。「転積」とは、打抜部材W同士の角度を相対的にずらしつつ、複数の打抜部材Wを積層することをいう。転積は、主に積層体10の板厚偏差を相殺することを目的に実施される。転積の角度は、任意の大きさに設定してもよい。
積層方向において隣り合う打抜部材W同士は、図1及び図2に示されるように、カシメ部18によって締結されていてもよい。これらの打抜部材W同士は、カシメ部18に代えて、種々の公知の方法にて締結されてもよい。例えば、複数の打抜部材W同士は、接着剤又は樹脂材料を用いて互いに接合されてもよいし、溶接によって互いに接合されてもよい。あるいは、打抜部材Wに仮カシメを設け、仮カシメを介して複数の打抜部材Wを締結して積層体10を得た後、仮カシメを当該積層体から除去してもよい。なお、「仮カシメ」とは、複数の打抜部材Wを一時的に一体化させるのに使用され且つ製品(回転子積層鉄心1)を製造する過程において取り除かれるカシメを意味する。
永久磁石12は、図1及び図2に示されるように、各磁石挿入孔16内に一つずつ挿入されている。永久磁石12の形状は、特に限定されないが、本実施形態では直方体形状を呈している。永久磁石12の種類は、モータの用途、要求される性能などに応じて決定すればよく、例えば、焼結磁石であってもよいし、ボンド磁石であってもよい。
固化樹脂14は、永久磁石12が挿入された後の磁石挿入孔16内に溶融状態の樹脂材料(溶融樹脂)が充填された後に当該溶融樹脂が固化したものである。固化樹脂14は、永久磁石12を磁石挿入孔16内に固定する機能と、積層方向(上下方向)で隣り合う打抜部材W同士を接合する機能とを有する。固化樹脂14を構成する樹脂材料としては、例えば、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂などが挙げられる。熱硬化性樹脂の具体例としては、例えば、エポキシ樹脂と、硬化開始剤と、添加剤とを含む樹脂組成物が挙げられる。添加剤としては、フィラー、難燃剤、応力低下剤などが挙げられる。
図1及び図2に示されるように、固化樹脂14の上端部及び下端部にはそれぞれ、円柱状の凹部14aが設けられている。凹部14aの底面からは、永久磁石12が露出している。すなわち、永久磁石12は、一対の凹部14aの間で且つ積層方向における磁石挿入孔16中途に位置している。
識別コード20は、積層体10の表面(上面又は下面)、すなわち、積層体10の最上層又は最下層をなす打抜部材Wの外表面に設けられている。識別コード20は、当該識別コード20を備える回転子積層鉄心1の個体(例えば、品種、製造日時、使用材料、製造ライン等)を識別するための個体情報を保持する機能を有する。識別コード20は、明模様と暗模様との組み合わせにより当該個体情報を保持することができれば特に限定されず、例えば、バーコードであってもよいし、二次元コードであってもよい。二次元コードとしては、例えば、QRコード(登録商標)、DataMatrix、Vericode等であってもよい。識別コード20は、図1に示されるように、白色の下地領域と黒色マーキングとの組合せにより所定模様をなしていてもよい。
[回転子積層鉄心の製造装置]
続いて、図3を参照して、回転子積層鉄心1の製造装置100について説明する。
製造装置100は、帯状の金属板である電磁鋼板ES(被加工板)から回転子積層鉄心1を製造するための装置である。製造装置100は、アンコイラー110と、送出装置120と、打抜装置130と、磁石取付装置140と、コントローラCtr(制御部)とを備える。
アンコイラー110は、コイル状に巻回された帯状の電磁鋼板ESであるコイル材111が装着された状態で、コイル材111を回転自在に保持する。送出装置120は、電磁鋼板ESを上下から挟み込む一対のローラ121,122を有する。一対のローラ121,122は、コントローラCtrからの指示信号に基づいて回転及び停止し、電磁鋼板ESを打抜装置130に向けて間欠的に順次送り出す。
打抜装置130は、コントローラCtrからの指示信号に基づいて動作する。打抜装置130は、送出装置120によって間欠的に送り出される電磁鋼板ESを順次打ち抜き加工して打抜部材Wを形成する機能と、打ち抜き加工によって得られた打抜部材Wを順次積層して積層体10を製造する機能とを有する。
積層体10は、打抜装置130から排出されると、打抜装置130と磁石取付装置140との間を延びるように設けられたコンベアCvに載置される。コンベアCvは、コントローラCtrからの指示に基づいて動作し、積層体10を磁石取付装置140に送り出す。なお、打抜装置130と磁石取付装置140との間において、積層体10はコンベアCv以外によって搬送されてもよい。例えば、積層体10は、コンテナに載置された状態で、人手によって搬送されてもよい。
磁石取付装置140は、コントローラCtrからの指示信号に基づいて動作する。磁石取付装置140は、各磁石挿入孔16に永久磁石12を挿通する機能と、永久磁石12が挿通された磁石挿入孔16内に溶融樹脂を充填する機能とを有する。
コントローラCtrは、例えば、記録媒体(図示せず)に記録されているプログラム又はオペレータからの操作入力等に基づいて、送出装置120、打抜装置130及び磁石取付装置140をそれぞれ動作させるための指示信号を生成し、送出装置120、打抜装置130及び磁石取付装置140に当該指示信号をそれぞれ送信する。
[磁石取付装置の詳細]
続いて、図4〜図6を参照して、磁石取付装置140の詳細について説明する。磁石取付装置140は、樹脂充填機構150と、検出機構160と、搬送機構170とを備える。
樹脂充填機構150は、特に図4に示されるように、下型151と、上型152(挟持部材)と、複数のプランジャ153とを含む。下型151は、ベース部材151aと、ベース部材151aに設けられた挿通ポスト151bと、ベース部材151aに設けられた複数の突起(第1の凸部)151cとを含む。
ベース部材151aは、矩形状を呈する板状部材である。ベース部材151aは、積層体10を載置可能に構成されている。ベース部材151aの上面には、識別コード21が設けられている。識別コード21の構成は、積層体10に設けられている識別コード20と同様である。ただし、識別コード21は、当該識別コード21を備えるベース部材151a(下型151)の固体を識別するための固体情報を保持する機能を有している。
挿通ポスト151bは、ベース部材151aの略中央部に位置しており、ベース部材151aの上面から上方に向けて突出している。挿通ポスト151bは、円柱形状を呈しており、積層体10の軸孔10aに対応する外形を有する。
複数の突起151cは、挿通ポスト151bの周囲に沿って所定間隔で並んでいる。各突起151cは、ベース部材151aに積層体10が載置された際に、積層体10の磁石挿入孔16にそれぞれ対応する箇所に位置している。複数の突起151cは、ベース部材151aの上面から上方に向けて突出している。複数の突起151cは、円柱形状を呈しており、固化樹脂14の凹部14aに対応する形状を有する。
上型152は、下型151と共に積層体10を積層方向(積層体10の厚さ方向)において挟持可能に構成されている。図4及び図6に示されるように、上型152は、ベース部材152aと、ベース部材152aに設けられた複数の突起(第3の凸部)152bと、図示しない内蔵熱源(例えば、ベース部材152aに内蔵されたヒータ)とを含む。
ベース部材152aは、矩形状を呈する板状部材である。ベース部材152aの上面には、識別コード22が設けられている。識別コード22の構成は、積層体10及び下型151にそれぞれ設けられている識別コード20,21と同様である。ただし、識別コード22は、当該識別コード22を備えるベース部材152a(上型152)の固体を識別するための固体情報を保持する機能を有している。
ベース部材152aには、一つの貫通孔152cと、複数の収容凹部152dと、複数のゲート孔152eとが設けられている。貫通孔152cは、ベース部材152aの略中央部に位置している。貫通孔152cは、挿通ポスト151bに対応する形状(略円形状)を呈しており、挿通ポスト151bが挿通可能である。
複数の収容凹部152dは、ベース部材152aの上面側において、貫通孔152cの周囲に沿って所定間隔で並んでいる。そのため、各収容凹部152dの開口は、ベース部材152aの上面側に開放されている。各収容凹部152dは、下型151及び上型152で積層体10が挟持された際に、積層体10の磁石挿入孔16にそれぞれ対応する箇所に位置している。各収容凹部152dは、円柱形状を呈しており、少なくとも一つの樹脂ペレットPを収容する機能を有する。上型152の内蔵熱源により上型152が加熱される際には、各収容凹部152dに収容された樹脂ペレットPが溶融されて溶融樹脂に変化する。
複数のゲート孔152eは、ベース部材152aの下面側において、貫通孔152cの周囲に沿って所定間隔で並んでいる。そのため、各ゲート孔152eの開口は、ベース部材152aの下面側に開放されている。各ゲート孔152eは、下型151及び上型152で積層体10が挟持された際に、積層体10の磁石挿入孔16にそれぞれ対応する箇所に位置している。各ゲート孔152eは、積層方向において対応する収容凹部152dと連通している。そのため、収容凹部152d内の溶融樹脂は対応するゲート孔152eへと流れることができる。従って、収容凹部152d及びゲート孔152eは、磁石挿入孔16内への樹脂注入流路として機能する。
複数の突起152bは、貫通孔152cの周囲に沿って所定間隔で並んでいる。各突起152bは、下型151及び上型152で積層体10が挟持された際に、積層体10の磁石挿入孔16にそれぞれ対応する箇所に位置している。複数の突起152bは、ベース部材152aの下面から下方に向けて突出している。複数の突起152bは、円柱形状を呈しており、固化樹脂14の凹部14aに対応する形状を有する。
複数のプランジャ153は、上型152の上方に位置している。各プランジャ153は、図示しない駆動源によって、対応する収容凹部152dに対して挿抜可能となるように構成されている。
検出機構160は、図5に示されるように、回転台161と、高さ検出部162とを含む。回転台161は、図示しない駆動源によって、その回転軸周りに回転可能に構成されている。回転台161には、搬送機構170によって搬送された下型151が一つずつ載置される。
高さ検出部162は、回転台161上に載置された下型151の突起151cの高さを検出するように構成されている。高さ検出部162は、接触式センサであってもよいし、非接触式センサであってもよい。高さ検出部162は、突起151cの高さを直接検出する機能を有していてもよいし、突起151cの上端面とベース部材151aの上面との差に基づいて突起151cを検出する機能を有していてもよい。回転台161上の下型151が回転台161と共に回転することで、一つの高さ検出部162により、複数の突起151cを順次検出することができる。
搬送機構170は、検出機構160及びコンベアCvの下流側に位置している。そのため、搬送機構170の上流側には、コンベアCvによって搬送された積層体10と、検出機構160から搬送された下型151とが供給される。搬送機構170は、積層体10が取り付けられた下型151を間欠的に下流側に向けて搬送する機能と、下型151のみを回転台161に戻すように下型151を搬送する機能とを有する。すなわち、下型151は、検出機構160(回転台161)及び搬送機構170を循環するように搬送される。搬送機構170としては、例えば、コンベア、搬送ローラ等が挙げられる。
[回転子積層鉄心の製造方法]
続いて、図5〜図7を参照して、回転子積層鉄心1の製造方法について説明する。ここでは、打抜装置130により積層体10を形成する工程の説明は省略し、その後の工程について説明する。
まず、回転子積層鉄心1の製造に以前に使用された下型151が、搬送機構170によって回転台161に向けて搬送され、回転台161上に載置される。下型151の回転台161上への載置は、人手で行われてもよいし、コントローラCtrの指示に基づいて、図示しない移載装置(例えばロボットハンド等)により行われてもよい。この状態で、コントローラCtrが回転台161及び高さ検出部162に指示して、回転台161により回転している状態の下型151に設けられている複数の突起151cの高さを、高さ検出部162により順次測定させる(図5の(a)部及び図7のステップS10参照)。
図5には示していないが、上型152の突起152bの高さも下型151の突起151cと同様に、高さ検出部162により測定される。すなわち、回転台161上に載置され且つ回転している状態の上型152に設けられている複数の突起152bの高さを、高さ検出部162により順次測定させる(図7のステップS10参照)。
コントローラCtrは、高さ検出部162により検出された各突起151c,152bの高さのデータを受信すると、各突起151c,152bの高さが閾値内(設定範囲内)にあるか否かを判定する(図7のステップS11参照)。ステップS11でのコントローラCtrの判定の結果、各突起151c,152bのうち一つでも高さが閾値外である場合には(図7のステップS11でNO参照)、閾値外の突起151c,152bを含む下型151又は上型152を磁石取付装置140から除外し、新たな下型151又は上型152を準備する(図7のステップS12参照)。
一方、ステップS11でのコントローラCtrの判定の結果、全ての突起151c,152bが閾値内である場合には(図7のステップS11でYES参照)、下型151は、搬送機構170に向けて搬送され、搬送機構170上に載置される(図5の(b)部参照)。次に、打抜装置130からコンベアCvで搬送された積層体10が、搬送機構170上に載置されている下型151に取り付けられる(図5の(b)部及び図7のステップS13参照)。具体的には、積層体10の軸孔10a内に挿通ポスト151bが挿通され、各突起151cが、対応する磁石挿入孔16内に位置するように、積層体10が下型151(ベース部材151a)に載置される。下型151の搬送機構170上への載置及び積層体10の下型151への載置は、人手で行われてもよいし、コントローラCtrの指示に基づいて、図示しない移載装置(例えばロボットハンド等)により行われてもよい。
次に、コントローラCtrの指示に基づいて搬送機構170が下型151を下流側に間欠的に搬送した後に、積層体10の各磁石挿入孔16内に永久磁石12を一つずつ挿入する(図5の(c)部及び図7のステップS14参照)。このとき、磁石挿入孔16内に挿入された永久磁石12の下端面は、突起151cの上端に当接する。各磁石挿入孔16内への永久磁石12の挿入は、人手で行われてもよいし、コントローラCtrの指示に基づいて、図示しない挿入装置(例えばロボットハンド等)により行われてもよい。
次に、コントローラCtrの指示に基づいて搬送機構170が下型151を下流側に間欠的に搬送した後に、ステップS11において全ての突起152bの高さが閾値内にあると判断された上型152を積層体10に取り付ける(図6の(d)部及び図7のステップS15参照)。このとき、貫通孔152c内に挿通ポスト151bが挿通され、各突起152bが、対応する磁石挿入孔16内に位置するように、上型152が積層体10上に載置される。そのため、積層体10は、下型151及び上型152で積層方向から挟持された状態となる。磁石挿入孔16内に挿入された突起152bの下端は永久磁石12の上端面に当接するので、永久磁石12は、突起151c,152bで積層方向から挟持された状態となる。樹脂注入流路である収容凹部152d及びゲート孔152eと、これに対応する磁石挿入孔16とは、連通した状態となる。
次に、各収容凹部152d内に樹脂ペレットPを投入する。上型152の内蔵熱源により樹脂ペレットPが溶融状態となると、溶融樹脂をプランジャ153によって各磁石挿入孔16内に注入する(図6の(e)部及び図7のステップS16を参照)。その後、溶融樹脂が冷却固化すると、磁石挿入孔16内に固化樹脂14が形成される。下型151及び上型152が積層体10から取り外されると、回転子積層鉄心1が完成する(図6の(f)部参照)。
[作用]
以上のような本実施形態では、下型151に積層体10を載置する前に、下型151に設けられた突起151cの高さが高さ検出部162により検出され、全ての突起151cの高さが閾値内にあるときに続く処理が実行される。そのため、突起151cに永久磁石12が当接した状態で磁石挿入孔16内に溶融樹脂が注入され樹脂が固化することで、永久磁石12の磁石挿入孔16に対する位置が、予め検出された突起151cの高さ位置にあることが保証される。従って、予め突起151cの高さを検出するという極めて簡易な処理を経るだけで、磁石挿入孔16における永久磁石12の位置保証を実現することが可能となる。
本実施形態では、積層体10に上型152を載置する前に、上型152に設けられた突起152bの高さが高さ検出部162により検出され、全ての突起152bの高さが閾値内にあるときに続く処理が実行される。そのため、磁石挿入孔16内に溶融樹脂が注入される際に、永久磁石12は下型151の突起151cと上型152の突起152bとで挟持された状態となる。従って、高さ方向(積層方向)における永久磁石12の移動が突起151c,152bで規制される。その結果、永久磁石12の磁石挿入孔16に対する位置をより正確に保証することが可能となる。
[他の実施形態]
以上、本開示に係る実施形態について詳細に説明したが、本発明の要旨の範囲内で種々の変形を上記の実施形態に加えてもよい。
(1)例えば、磁石取付装置140は、識別コード20〜22の読取装置(図示せず)と、検出機構160に代えて深さ検出部180とを備え、製造後の回転子積層鉄心1の凹部14aの深さが閾値内にあるか否かを深さ検出部180によって検出させてもよい。具体的には、深さ検出部180は、図8に例示されるように、ベース部材181と、ベース部材181に設けられた挿通ポスト182と、ベース部材181に設けられた複数の突起(第4の凸部)183と、接触センサ184とを含む。
ベース部材181は、矩形状を呈する板状部材である。ベース部材181は、回転子積層鉄心1を載置可能に構成されている。挿通ポスト182は、ベース部材181の略中央部に位置しており、ベース部材181の上面から上方に向けて突出している。挿通ポスト182は、円柱形状を呈しており、回転子積層鉄心1(積層体10)の軸孔10aに対応する外形を有する。
複数の突起183は、挿通ポスト182の周囲に沿って所定間隔で並んでいる。各突起183は、ベース部材181に回転子積層鉄心1が載置された際に、回転子積層鉄心1の固化樹脂14の凹部14aにそれぞれ対応する箇所に位置している。複数の突起183は、ベース部材181の上面から上方に向けて突出している。複数の突起183は、円柱形状を呈しており、固化樹脂14の凹部14aに対応する形状を有する。複数の突起183の高さは、減耗する前の下型151の突起151cの高さと同等に設定されている。
接触センサ184は、深さ検出部180に回転子積層鉄心1が取り付けられた状態、すなわち、軸孔10a内に挿通ポスト182が挿通され、且つ、各突起183が、対応する凹部14a内に位置した状態で、積層体10が自身に接触しているか否かを検知する。本明細書において、接触センサ184は、積層体10が自身に当接している場合(接触センサ184と積層体10とのギャップが0の場合)に「接触」と判断してもよいし、積層体10が自身と十分に近接している場合の場合(当該ギャップが閾値内の場合)に「接触」と判断してもよい。
続いて、図8及び図9を参照して、上記読取装置及び深さ検出部180を用いて回転子積層鉄心1を製造する方法について説明する。まず、コントローラCtrからの指示信号に基づいて、読取装置が、積層体10の識別コード20と、当該積層体10に取り付けられる予定の下型151及び上型152の各識別コード21,22とを読み取る(図9のステップS20参照)。コントローラCtrは、読み取った識別コード20〜22に基づいて、当該積層体10と、当該積層体10に取り付けられる下型151及び上型152とを紐付けた情報を、記憶媒体に記憶する。
次に、既に述べたステップS13〜S16の各処理が実行され、回転子積層鉄心1が製造される。次に、回転子積層鉄心1が深さ検出部180に取り付けられる。具体的には、軸孔10a内に挿通ポスト182が挿通され、且つ、各突起183が、対応する凹部14a内に位置するように、回転子積層鉄心1がベース部材181上に載置される。こうして、深さ検出部180により、回転子積層鉄心1の各凹部14aの深さが測定される(図9のステップS21参照)。具体的には、接触センサ184が積層体10と接触したか否かが検出される。
コントローラCtrは、接触センサ184から接触状態を示す信号を受信すると(図8(a)及び図9のステップS22でYES参照)、永久磁石12の磁石挿入孔16に対する位置が突起151cの高さ位置にあると判断する。そのため、回転子積層鉄心1の製造が完了する。
一方、コントローラCtrは、接触センサ184から非接触状態を示す信号を受信すると(図8(b)及び図9のステップS22でNO参照)、永久磁石12の磁石挿入孔16に対する位置が突起151cの高さ位置にないと判断する。この場合、下型151の突起151cが減耗していたこと、下型151に異物等が付着しており、ステップS16において磁石挿入孔16内に溶融樹脂が注入された際に、突起151cと永久磁石12との間に溶融樹脂が入り込んだこと(図8(b)参照)などが原因で、凹部14aの深さが浅くなってしまい、深さ検出部180に取り付けられた回転子積層鉄心1はベース部材181から浮き上がっている。
そこで、コントローラCtrからの指示信号に基づいて、読取装置が、回転子積層鉄心1の識別コード20を再び読み取る。コントローラCtrは、読み取った識別コード20に紐付けられた識別コード21から、当該回転子積層鉄心1の製造に用いられた下型151を特定する(図9のステップS23参照)。その後、当該回転子積層鉄心1と、特定された下型151を磁石取付装置140から除外する(図9のステップS24参照)。
以上のステップS21〜S24の各処理は、上型152に対して実行されてもよい。すなわち、上下が逆にされた回転子積層鉄心1を深さ検出部180に取り付け、上型152の突起152bによって形成された凹部14aに突起183をそれぞれ位置させてもよい。
以上の変形例(1)によれば、回転子積層鉄心1の製造後に深さ検出部180が凹部14aの深さを検出している。そのため、永久磁石12の磁石挿入孔16に対する現実の位置が得られる。従って、回転子積層鉄心1の製造後に凹部14aの深さを検出するという極めて簡易な処理を経ることにより、永久磁石12の磁石挿入孔16に対する位置をより正確に保証することが可能となる。
以上の変形例(1)によれば、突起183の高さを減耗前の突起151cの高さと同等に設定しておくことにより、接触センサ184のON/OFFに基づいて磁石挿入孔16における永久磁石12の位置保証を極めて簡易に実現できる。
(2)以上の変形例(1)の深さ検出部180は、図10に示されるように、接触式又は非接触式の深さセンサであってもよい。コントローラCtrは、深さ検出部180によって検出された凹部14aの深さが設定された範囲内にある場合に(図10(a)参照)、永久磁石12の磁石挿入孔16に対する位置が突起151cの高さ位置にあると判断する。一方、コントローラCtrは、深さ検出部180によって検出された凹部14aの深さが設定された範囲外にある場合に(図10(b)参照)、永久磁石12の磁石挿入孔16に対する位置が突起151cの高さ位置にないと判断する。変形例(2)によれば、一般的に流通している接触式又は非接触式の深さセンサを用いて、磁石挿入孔16における永久磁石12の位置保証を極めて簡易に実現できる。
(3)上記の実施形態と、変形例(1)又は(2)とを組み合わせてもよい。すなわち、回転子積層鉄心1の製造前に、下型151及び上型152の各突起151c,152bの高さを高さ検出部162により検出しつつ、回転子積層鉄心1の製造後に、凹部14aの深さを深さ検出部180により検出してもよい。
(4)図11(a)に示されるように、下型151は、突起151cに加えて、一対の突起151d(第2の凸部)と、一対の突起151e(第2の凸部)とをさらに含んでいてもよい。突起151d,151eは、ベース部材151aの上面から上方に向けて突出している。突起151d,151eは、円柱形状を呈している。図11(a)に示されるように、突起151d,151eの先端部は、先端に向かうにつれて縮径されていてもよい。
一対の突起151dは、一の突起151cを間において位置している。一対の突起151eは、当該一の突起151cを間において位置している。すなわち、当該一の突起151cは、突起151d,151eの中央部に位置している。一対の突起151d及び一対の151eは、ベース部材151aに積層体10が載置された際に、これらの突起151d,151eに囲まれる一の突起151cと共に、一の磁石挿入孔16内に位置する。
一対の突起151dの対向方向と、一対の突起151eの対向方向とは、交差している。一対の突起151dの離間距離は、短手方向での永久磁石12の幅と略等しい。一対の突起151eの離間距離は、長手方向での永久磁石12の幅と略等しい。そのため、ステップS14において磁石挿入孔16内に永久磁石12が挿入されると、永久磁石12の下端面が突起151cの上端面と当接し、且つ、永久磁石12の下端部の周囲が突起151d,151eによって囲まれる。
変形例(4)によれば、永久磁石12の下端部が、一対の突起151dと、一対の突起151eとで挟持される。そのため、一対の突起151dの対向方向及び一対の突起151eの対向方向において、永久磁石12の移動が規制される。従って、高さ方向のみならず、水平方向においても、永久磁石12を位置決めすることが可能となる。また、突起151d,151eの先端部が先端に向かうにつれて縮径されているので、永久磁石12の下端部を突起151d,151eの内側に容易に誘導することができる。なお、下型151は、突起151d,151eのうち少なくとも一方を含んでいてもよい。上型152も、突起151d,151eに対応する突起を含んでいてもよい。
(5)図11(b)に示されるように、下型151は、突起151cに代えて、一対の突起151d(第2の凸部)と、一対の突起151e(第2の凸部)とをさらに含んでいてもよい。図11(b)に示される形態において、これらの突起151d,151eは円錐形状を呈している。そのため、これらの突起151d,151eで囲まれる領域は、ベース部材151aに近づくにつれて小さくなる。従って、突起151cがなくとも、永久磁石12の下端縁が突起151d,151eの周面と係合することにより、永久磁石12がベース部材151aの上方に保持される。このような変形例(5)においても、変形例(4)と同様の作用効果が得られる。なお、下型151は、突起151d,151eのうち少なくとも一方を含んでいてもよい。上型152も、突起151d,151eに対応する突起を含んでいてもよい。変形例(5)においても、下型151が突起151cを含んでいてもよい。
(6)少なくとも下型151が突起151cを含んでいればよい。すなわち、上型152が突起152bを含んでいなくてもよい。この場合、製造された回転子積層鉄心1において、永久磁石12の上端側には凹部14aが形成されず、固化樹脂14が永久磁石12の上端部を覆う。
(7)下型151は、円柱状の突起151c以外の形態を有する凸部を含んでいてもよい。例えば、下型151は、ベース部材151aの表面から突出する凸部であって、永久磁石12の角部に対応する窪みを有する凸部を含んでいてもよい。
(8)上記の実施形態では、下型151に積層体10を取り付けた後に、各磁石挿入孔16内に永久磁石12を挿入していたが、各磁石挿入孔16内に永久磁石12が挿入された状態の積層体10を下型151に取り付けてもよい。
(9)2つ以上の永久磁石12が組み合わされた一組の磁石組が、一つの磁石挿入孔16内にそれぞれ挿入されていてもよい。この場合、一つの磁石挿入孔16内において、複数の永久磁石12が磁石挿入孔16の長手方向において並んでいてもよい。一つの磁石挿入孔16内において、複数の永久磁石12が磁石挿入孔16の延在方向において並んでいてもよい。一つの磁石挿入孔16内において、複数の永久磁石12が当該長手方向に並ぶと共に複数の永久磁石12が当該延在方向において並んでいてもよい。
(10)上記の実施形態では、複数の打抜部材Wが積層されてなる積層体10が、永久磁石12が取り付けられる鉄心本体として機能していたが、鉄心本体が積層体10以外で構成されていてもよい。具体的には、鉄心本体は、例えば、強磁性体粉末が圧縮成形されたものであってもよいし、強磁性体粉末を含有する樹脂材料が射出成形されたものであってもよい。
(11)上記の実施形態では、磁石挿入孔16に対して上型152側から溶融樹脂が注入されていたが、磁石挿入孔16に対して下型151側から溶融樹脂が注入されてもよい。あるいは、下型151側及び上型152側の双方から溶融樹脂が磁石挿入孔16に注入されてもよい。
(12)下型151と積層体10との間にカルプレートが配置されていてもよい。同様に、上型152と積層体10との間にカルプレートが配置されていてもよい。この場合、溶融樹脂を磁石挿入孔16に導く樹脂流路(例えば、ランナ、ゲート孔)がカルプレートに形成される。積層体10と上型152とが直接接しており、上型152側から溶融樹脂が磁石挿入孔16内に注入される場合には、積層体10に対向する上型152の対向面に当該樹脂流路が設けられていてもよい。同様に、積層体10と下型151とが直接接しており、下型151側から溶融樹脂が磁石挿入孔16内に注入される場合には、積層体10に対向する下型151の対向面に当該樹脂流路が設けられていてもよい。
1…回転子積層鉄心(回転子鉄心)、10…積層体(鉄心本体)、12…永久磁石、14…固化樹脂、14a…凹部、16…磁石挿入孔、140…磁石取付装置、100…回転子積層鉄心の製造装置、150…樹脂充填機構、151…下型、151c…突起(第1の凸部)、151d,151e…突起(第2の凸部)、152…上型(挟持部材)、152b…突起(第3の凸部)、152e…ゲート孔(樹脂注入流路)、160…検出機構、162…高さ検出部、180…深さ検出部(深さセンサ)、181…ベース部材、183…突起(第4の凸部)、184…接触センサ、Ax…中心軸(回転軸)、Ctr…コントローラ。

Claims (11)

  1. 下型に設けられた第1の凸部の高さを高さ検出部により検出することと、
    前記第1の凸部の高さが設定範囲内にあることが前記高さ検出部により判断された場合に、回転軸の延在方向に貫通して延びる磁石挿入孔が設けられた鉄心本体を、前記第1の凸部が前記磁石挿入孔に位置するように前記下型に載置することと、
    前記磁石挿入孔内の永久磁石を前記第1の凸部の上端に当接させることと、
    前記永久磁石を前記第1の凸部の上端に当接させることの後に、前記下型との間で前記鉄心本体を挟持する挟持部材を前記鉄心本体上に載置することと、
    前記鉄心本体上に前記挟持部材を載置することの後に、前記永久磁石が挿入された前記磁石挿入孔内に溶融樹脂を注入することとを含む、回転子鉄心の製造方法。
  2. 前記下型には一対の第2の凸部が設けられており、
    前記鉄心本体を前記下型に載置することは、前記第1の凸部及び一対の前記第2の凸部が前記磁石挿入孔に位置するように前記鉄心本体を前記下型に載置することを含み、
    前記永久磁石を前記磁石挿入孔に挿入することは、前記永久磁石が前記第1の凸部の上端に当接し且つ前記永久磁石が一対の前記第2の凸部によって挟持されるように前記永久磁石を前記磁石挿入孔に挿入することを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記挟持部材には第3の凸部が設けられており、
    前記鉄心本体上に前記挟持部材を載置することは、前記第3の凸部の下端に前記磁石挿入孔内の前記永久磁石を当接させることを含む、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記磁石挿入孔内に溶融樹脂を注入することの後に、前記下型及び前記挟持部材を前記鉄心本体から取り外して、前記溶融樹脂が固化した固化樹脂の下端部であって前記第1の凸部に対応する前記下端部に凹部を形成することと、
    前記凹部の深さが設定範囲内にあるか否かを深さ検出部により検出することとをさらに含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記深さ検出部は、ベース部材と、前記ベース部材に設けられた第4の凸部及び接触センサとを含み、
    前記凹部の深さが設定範囲内にあるか否かを前記深さ検出部により検出することは、前記第4の凸部が前記凹部内に位置した状態で、前記鉄心本体が接触しているか否かを前記接触センサが検知することを含む、請求項4に記載の方法。
  6. 前記深さ検出部は、前記凹部の深さを直接測定可能に構成された深さセンサである、請求項4に記載の方法。
  7. 回転軸の延在方向に貫通して延びる磁石挿入孔が設けられた鉄心本体を、下型に設けられた第1の凸部が前記磁石挿入孔に位置するように前記下型に載置することと、
    前記磁石挿入孔内の永久磁石を前記第1の凸部の上端に当接させることと、
    前記永久磁石を前記第1の凸部の上端に当接させることの後に、前記下型との間で前記鉄心本体を挟持する挟持部材を前記鉄心本体上に載置することと、
    前記鉄心本体上に前記挟持部材を載置することの後に、前記永久磁石が挿入された前記磁石挿入孔内に溶融樹脂を注入すること、
    前記磁石挿入孔内に溶融樹脂を注入することの後に、前記下型及び前記挟持部材を前記鉄心本体から取り外して、前記溶融樹脂が固化した固化樹脂の下端部であって前記第1の凸部に対応する前記下端部に凹部を形成することと、
    前記凹部の深さが設定範囲内にあるか否かを深さ検出部により検出することとを含む、回転子鉄心の製造方法。
  8. 前記下型には一対の第2の凸部が設けられており、
    前記鉄心本体を前記下型に載置することは、前記第1の凸部及び一対の前記第2の凸部が前記磁石挿入孔に位置するように前記鉄心本体を前記下型に載置することを含み、
    前記永久磁石を前記磁石挿入孔に挿入することは、前記永久磁石が前記第1の凸部の上端に当接し且つ前記永久磁石が一対の前記第2の凸部によって挟持されるように前記永久磁石を前記磁石挿入孔に挿入することを含む、請求項7に記載の方法。
  9. 前記挟持部材には第3の凸部が設けられており、
    前記鉄心本体上に前記挟持部材を載置することは、前記第3の凸部の下端に前記磁石挿入孔内の前記永久磁石を当接させることを含む、請求項7又は8に記載の方法。
  10. 前記深さ検出部は、ベース部材と、前記ベース部材に設けられた第4の凸部及び接触センサとを含み、
    前記凹部の深さが設定範囲内にあるか否かを前記深さ検出部により検出することは、前記第4の凸部が前記凹部内に位置した状態で、前記鉄心本体が接触しているか否かを前記接触センサが検知することを含む、請求項7〜9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記深さ検出部は、前記凹部の深さを直接測定可能に構成された深さセンサである、請求項7〜9のいずれか一項に記載の方法。
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