JP6626934B1 - 鉄心製品の製造方法及び鉄心製品 - Google Patents

鉄心製品の製造方法及び鉄心製品 Download PDF

Info

Publication number
JP6626934B1
JP6626934B1 JP2018144338A JP2018144338A JP6626934B1 JP 6626934 B1 JP6626934 B1 JP 6626934B1 JP 2018144338 A JP2018144338 A JP 2018144338A JP 2018144338 A JP2018144338 A JP 2018144338A JP 6626934 B1 JP6626934 B1 JP 6626934B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
welding
iron core
laminate
resin
weld bead
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018144338A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020022272A (ja
Inventor
謙治 香月
謙治 香月
崇 福本
崇 福本
康隆 大場
康隆 大場
加藤 剛
剛 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui High Tech Inc
Original Assignee
Mitsui High Tech Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=69101051&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP6626934(B1) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Mitsui High Tech Inc filed Critical Mitsui High Tech Inc
Priority to JP2018144338A priority Critical patent/JP6626934B1/ja
Priority to EP20200503.9A priority patent/EP3813233A1/en
Priority to PCT/JP2019/007590 priority patent/WO2019176543A1/ja
Priority to EP19766827.0A priority patent/EP3767808A4/en
Priority to CN201980018701.9A priority patent/CN111869063A/zh
Priority to CN202011049829.2A priority patent/CN112134426B/zh
Publication of JP6626934B1 publication Critical patent/JP6626934B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2020022272A publication Critical patent/JP2020022272A/ja
Priority to US17/016,376 priority patent/US11374474B2/en
Priority to US17/016,374 priority patent/US11469653B2/en
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Abstract

【課題】本開示は、鉄心本体における溶接ビードの状態を良好に維持することが可能な鉄心製品の製造方法及び鉄心製品を説明する。【解決手段】鉄心製品の製造方法は、高さ方向に延びるように鉄心本体に設けられた樹脂注入部に溶融樹脂を注入することと、鉄心本体を溶接して鉄心製品を構成することとを含む。鉄心製品を構成することは、溶接によって形成される溶接ビードが、溶接ビードと樹脂注入部との間に設定されるバッファ領域に到達しないように、鉄心本体を溶接することを含む。【選択図】図8

Description

本開示は、鉄心製品の製造方法及び鉄心製品に関する。
特許文献1は、埋込磁石型(IPM:Interior Permanent Magnet)モータに用いられる回転子鉄心を開示している。当該回転子鉄心は、回転軸の延在方向に貫通して延びる複数の磁石挿入孔が回転軸周りに所定間隔をもって設けられた鉄心本体と、各磁石挿入孔にそれぞれ配置された永久磁石と、各磁石挿入孔に充填及び固化された固化樹脂とを含む。
特開2011−067094号公報
本開示は、鉄心本体における溶接ビードの状態を良好に維持することが可能な鉄心製品の製造方法及び鉄心製品を説明する。
本開示の一つの観点に係る鉄心製品の製造方法は、高さ方向に延びるように鉄心本体に設けられた樹脂注入部に溶融樹脂を注入することと、鉄心本体を溶接して鉄心製品を構成することとを含む。鉄心製品を構成することは、溶接によって形成される溶接ビードが、溶接ビードと樹脂注入部との間に設定されるバッファ領域に到達しないように、鉄心本体を溶接することを含む。
本開示の他の観点に係る鉄心製品は、高さ方向に延びる樹脂注入部が設けられた鉄心本体と、樹脂注入部に形成された樹脂部と、鉄心本体の周面に形成された溶接ビードとを備える。溶接ビードは、溶接ビードと樹脂注入部との間に設定されるバッファ領域に到達していない。
本開示に係る鉄心製品の製造方法及び鉄心製品によれば、鉄心本体における溶接ビードの状態を良好に維持することが可能となる。
図1は、回転子の一例を示す分解斜視図である。 図2は、図1のII−II線断面図である。 図3は、回転子の製造装置の一例を示す概略図である。 図4は、樹脂注入装置により回転子積層鉄心の磁石挿入孔に溶融樹脂を注入する様子を説明するための断面図である。 図5は、溶接装置により各端面板を積層体に溶接する様子を説明するための断面図である。 図6は、位置決め部材により各端面板と積層体とを位置決めする様子を説明するための上面図である。 図7は、回転子の製造方法の一例を説明するためのフローチャートである。 図8は、溶接ビードと磁石挿入孔のバッファ領域との関係の一例を説明するための上面図である。 図9は、溶接ビードと磁石挿入孔のバッファ領域との関係の他の例を説明するための上面図である
以下に、本開示に係る実施形態の一例について、図面を参照しつつより詳細に説明する。以下の説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
[回転子の構成]
まず、図1及び図2を参照して、回転子1(ロータ)の構成について説明する。回転子1は、固定子(ステータ)と組み合わせられることにより、電動機(モータ)を構成する。本実施形態において、回転子1は埋込磁石型(IPM)モータを構成する
回転子1は、回転子積層鉄心2(回転子鉄心)と、一対の端面板3,4と、シャフト5とを含む。
回転子積層鉄心2は、積層体10(鉄心本体)と、複数の永久磁石12と、複数の固化樹脂14(樹脂部)とを備える。
積層体10は、図1に示されるように、円筒状を呈している。すなわち、積層体10の中央部には、中心軸Axに沿って延びるように積層体10を貫通する軸孔10a(第2の軸孔)が設けられている。すなわち、軸孔10aは、積層体10の積層方向(以下、単に「積層方向」という。)に延びている。積層方向は、積層体10の高さ方向でもあり、中心軸Axの延在方向でもある。本実施形態において積層体10は中心軸Ax周りに回転するので、中心軸Axは回転軸でもある。
軸孔10aの内周面には、一対の突条10bと、複数の凹溝10cとが形成されている。突条10b及び凹溝10cは共に、積層体10の上端面S1(第1の端面)から下端面S2(第2の端面)に至るまで積層方向に延びている。一対の突条10bは、中心軸Axを間において対向しており、軸孔10aの内周面から中心軸Axに向けて突出している。一つの突条10bの両側には、凹溝10cが一つずつ位置している。凹溝10cの一つの側面(突条10bから離れて位置する側面)は、積層体10の径方向に対して斜めに交差する傾斜面S3(第2の傾斜面)となっている。すなわち、軸孔10aの内周面は傾斜面S3を含んでいる。
積層体10には、複数の磁石挿入孔16(樹脂注入部)が形成されている。磁石挿入孔16は、図1に示されるように、積層体10の外周縁に沿って所定間隔で並んでいる。磁石挿入孔16は、図2に示されるように、中心軸Axに沿って延びるように積層体10を貫通している。すなわち、磁石挿入孔16は積層方向に延びている。
磁石挿入孔16の形状は、本実施形態では、積層体10の外周縁に沿って延びる長孔である。磁石挿入孔16の数は、本実施形態では6個である。磁石挿入孔16は、上方から見て、積層体10の外周縁に沿って所定間隔で並んでいる。磁石挿入孔16の位置、形状及び数は、モータの用途、要求される性能などに応じて変更してもよい。
積層体10の外周面には、複数の凹溝18が形成されている。凹溝18は、積層体10の上端面S1から下端面S2にかけて積層方向に延びている。本実施形態では、8つの凹溝18が、中心軸Ax周りに略45°間隔で積層体10の外周面に形成されている。
積層体10は、複数の打抜部材Wが積み重ねられて構成されている。打抜部材Wは、後述する電磁鋼板ESが所定形状に打ち抜かれた板状体であり、積層体10に対応する形状を呈している。積層体10は、いわゆる転積によって構成されていてもよい。「転積」とは、打抜部材W同士の角度を相対的にずらしつつ、複数の打抜部材Wを積層することをいう。転積は、主に積層体10の板厚偏差を相殺することを目的に実施される。転積の角度は、任意の大きさに設定してもよい。
積層方向において隣り合う打抜部材W同士は、図1及び図2に示されるように、カシメ部20によって締結されていてもよい。これらの打抜部材W同士は、カシメ部20に代えて、種々の公知の方法にて締結されてもよい。例えば、複数の打抜部材W同士は、接着剤又は樹脂材料を用いて互いに接合されてもよいし、溶接によって互いに接合されてもよい。あるいは、打抜部材Wに仮カシメを設け、仮カシメを介して複数の打抜部材Wを締結して積層体10を得た後、仮カシメを当該積層体から除去してもよい。なお、「仮カシメ」とは、複数の打抜部材Wを一時的に一体化させるのに使用され且つ回転子積層鉄心2を製造する過程において取り除かれるカシメを意味する。
永久磁石12は、図1及び図2に示されるように、各磁石挿入孔16内に一つずつ挿入されている。永久磁石12の形状は、特に限定されないが、本実施形態では直方体形状を呈している。永久磁石12の種類は、モータの用途、要求される性能などに応じて決定すればよく、例えば、焼結磁石であってもよいし、ボンド磁石であってもよい。
固化樹脂14は、永久磁石12が挿入された後の磁石挿入孔16内に溶融状態の樹脂材料(溶融樹脂)が充填された後に当該溶融樹脂が固化したものである。固化樹脂14は、永久磁石12を磁石挿入孔16内に固定する機能と、積層方向(上下方向)で隣り合う打抜部材W同士を接合する機能とを有する。固化樹脂14を構成する樹脂材料としては、例えば、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂などが挙げられる。熱硬化性樹脂の具体例としては、例えば、エポキシ樹脂と、硬化開始剤と、添加剤とを含む樹脂組成物が挙げられる。添加剤としては、フィラー、難燃剤、応力低下剤などが挙げられる。
端面板3,4は、図1に示されるように、円環状を呈している。すなわち、端面板3,4の中央部にはそれぞれ、端面板3,4を貫通する軸孔3a,4a(第1の軸孔)が設けられている。
軸孔3aの内周面には、一対の突起3bと、複数の切欠3cとが形成されている。一対の突起3bは、中心軸Axを間において対向しており、軸孔3aの内周面から中心軸Axに向けて突出している。一つの突起3bの両側には、切欠3cが一つずつ位置している。切欠3cの一つの側面(突起3bから離れて位置する側面)は、端面板3の径方向に対して斜めに交差する傾斜面S4(第2の傾斜面)となっている。すなわち、軸孔3aの内周面は傾斜面S4を含んでいる。
軸孔4aの内周面にも、軸孔3aと同様に、一対の突起4bと、複数の切欠4cとが形成されている。突起4b及び切欠4cの構成は突起3b及び切欠3cと同様であるので、説明を省略する。すなわち、軸孔4aの内周面も、端面板4の径方向に対して斜めに交差する傾斜面S5(第2の傾斜面)を含んでいる。
端面板3の外周面には、複数の切欠22が形成されている。本実施形態では、8つの切欠22が、中心軸Ax周りに略45°間隔で端面板3の外周面に形成されている。端面板4の外周面にも、端面板3と同様に、複数の切欠24が形成されている。本実施形態では、8つの切欠24が、中心軸Ax周りに略45°間隔で端面板4の外周面に形成されている。
端面板3,4はそれぞれ、積層体10の上端面S1及び下端面S2に配置されており、積層体10と溶接により接合されている。具体的には、端面板3は、図2に示されるように、凹溝18及び切欠22を跨がるように設けられた溶接ビードB1を介して、積層体10の上端近傍に位置する打抜部材Wと接合されている。同様に、端面板4は、凹溝18及び切欠24を跨がるように設けられた溶接ビードB2によって、積層体10の下端近傍に位置する打抜部材Wと接合されている。このように、回転子積層鉄心2と端面板3,4とは、溶接によって一体化されているので、一つの回転体6(鉄心製品)として機能する。
端面板3,4は、ステンレス鋼によって構成されていてもよい。当該ステンレス鋼としては、例えば、オーステナイト系ステンレス鋼(SUS304等)が挙げられる。端面板3,4は、非磁性材料によって構成されていてもよい。端面板3,4の熱膨張係数は、通常、電磁鋼板の熱膨張係数よりも高いが、電磁鋼板の熱膨張係数と同程度であってもよいし、電磁鋼板の熱膨張係数よりも小さくてもよい。
シャフト5は、全体として円柱状を呈している。シャフト5には、一対の凹溝5aが形成されている。凹溝5aは、シャフト5の一端から他端にかけてシャフト5の延在方向に延びている。シャフト5は、軸孔3a,4a,10a内に挿通されている。このとき、凹溝5aには、突起3b,4b及び突条10bが係合する。これにより、シャフト5と回転子積層鉄心2との間で回転力が伝達する。
[回転子の製造装置]
続いて、図3〜図6を参照して、回転子1の製造装置100について説明する。
製造装置100は、帯状の金属板である電磁鋼板ES(被加工板)から回転子1を製造するための装置である。製造装置100は、アンコイラー110と、送出装置120と、打抜装置130と、樹脂注入装置140と、溶接装置150と、シャフト取付装置160と、コントローラCtr(制御部)とを備える。
アンコイラー110は、コイル状に巻回された帯状の電磁鋼板ESであるコイル材111が装着された状態で、コイル材111を回転自在に保持する。送出装置120は、電磁鋼板ESを上下から挟み込む一対のローラ121,122を有する。一対のローラ121,122は、コントローラCtrからの指示信号に基づいて回転及び停止し、電磁鋼板ESを打抜装置130に向けて間欠的に順次送り出す。
打抜装置130は、コントローラCtrからの指示信号に基づいて動作する。打抜装置130は、送出装置120によって間欠的に送り出される電磁鋼板ESを順次打ち抜き加工して打抜部材Wを形成する機能と、打ち抜き加工によって得られた打抜部材Wを順次積層して積層体10を製造する機能とを有する。
積層体10は、打抜装置130から排出されると、打抜装置130と樹脂注入装置140との間を延びるように設けられたコンベアCv1に載置される。コンベアCv1は、コントローラCtrからの指示に基づいて動作し、積層体10を樹脂注入装置140に送り出す。
樹脂注入装置140は、コントローラCtrからの指示信号に基づいて動作する。樹脂注入装置140は、各磁石挿入孔16に永久磁石12を挿通する機能と、永久磁石12が挿通された磁石挿入孔16内に溶融樹脂を充填する機能とを有する。樹脂注入装置140は、図4に詳しく示されるように、下型141と、上型142と、複数のプランジャ143とを含む。
下型141は、ベース部材141aと、ベース部材141aに設けられた挿通ポスト141bとを含む。ベース部材141aは、矩形状を呈する板状部材である。ベース部材141aは、積層体10を載置可能に構成されている。挿通ポスト141bは、ベース部材141aの略中央部に位置しており、ベース部材141aの上面から上方に向けて突出している。挿通ポスト141bは、円柱形状を呈しており、積層体10の軸孔10aに対応する外形を有する。
上型142は、下型141と共に積層体10を積層方向(積層体10の高さ方向)において挟持可能に構成されている。上型142は、ベース部材142aと、内蔵熱源142bとを含む。
ベース部材142aは、矩形状を呈する板状部材である。ベース部材142aには、一つの貫通孔142cと、複数の収容孔142dとが設けられている。貫通孔142cは、ベース部材142aの略中央部に位置している。貫通孔142cは、挿通ポスト141bに対応する形状(略円形状)を呈しており、挿通ポスト141bが挿通可能である。
複数の収容孔142dは、ベース部材142aを貫通しており、貫通孔142cの周囲に沿って所定間隔で並んでいる。各収容孔142dは、下型141及び上型142が積層体10を挟持した際に、積層体10の磁石挿入孔16にそれぞれ対応する箇所に位置している。各収容孔142dは、円柱形状を呈しており、少なくとも一つの樹脂ペレットPを収容する機能を有する。
内蔵熱源142bは、例えば、ベース部材142aに内蔵されたヒータである。内蔵熱源142bが動作すると、ベース部材142aが加熱され、ベース部材142aに接触している積層体10が加熱されると共に、各収容孔142dに収容された樹脂ペレットPが加熱される。これにより、樹脂ペレットPが溶融して溶融樹脂に変化する。
複数のプランジャ143は、上型142の上方に位置している。各プランジャ143は、図示しない駆動源によって、対応する収容孔142dに対して挿抜可能となるように構成されている。
積層体10は、樹脂注入装置140から排出されると、樹脂注入装置140と溶接装置150との間を延びるように設けられたコンベアCv2に載置される。コンベアCv2は、コントローラCtrからの指示に基づいて動作し、積層体10を溶接装置150に送り出す。
溶接装置150は、コントローラCtrからの指示信号に基づいて動作する。溶接装置150は、回転子積層鉄心2と端面板3,4とを溶接する機能を有する。溶接装置150は、図5に詳しく示されるように、一対の溶接機M10,M20を含む。溶接機M10は、回転子積層鉄心2及び端面板3,4の下方に位置しており、溶接機M20は、回転子積層鉄心2及び端面板3,4の上方に位置している。
溶接機M10は、フレームM11(第2の挟持部材)と、回転台M12と、一対の位置決め部材M13と、押子部材M14と、複数の溶接トーチM15(第2の溶接トーチ)とを含む。フレームM11は、回転台M12、位置決め部材M13及び押子部材M14を支持する。回転台M12は、フレームM11に対して回転可能に取り付けられている。回転台M12の内部には、内蔵熱源M16(加熱源)が設けられている。内蔵熱源M16は、例えばヒータであってもよい。
位置決め部材M13は、回転子積層鉄心2の中心軸Axの径方向(図5の左右方向)に移動可能となるように回転台M12に取り付けられている。位置決め部材M13は、載置された回転子積層鉄心2及び端面板3,4を支持可能である。
位置決め部材M13の内側面は、下方に向かうにつれて外側に拡がる傾斜面を呈している。図6に示されるように、位置決め部材M13の先端は二叉に分岐しており、各先端が切欠3c,4c及び凹溝10cの内周面に対応する形状を呈している。すなわち、位置決め部材M13の各先端は、位置決め部材M13の移動方向に対して斜めに交差すると共に傾斜面S3〜S5に対応する形状の傾斜面S6(第1の傾斜面)を含んでいる。
押子部材M14は、一対の位置決め部材M13の間に位置している。押子部材M14は、先端(上端)に向かうにつれて縮径する断面台形状を呈している。押子部材M14の側面は、位置決め部材M13の内側面と対応する傾斜面を呈している。そのため、押子部材M14が上方に押されると(図5の矢印Ar1参照)、一対の位置決め部材M13は互いに離れるように外方(図5の左右方向;図6の矢印Ar2参照)に押し出される。一方、押子部材M14が下方に引かれると、一対の位置決め部材M13は互いに近づくように内方(図5の左右方向)に移動する。
溶接トーチM15は、端面板4と積層体10とを溶接するように構成されている。溶接トーチM15は、例えばレーザ溶接用のトーチである。複数の溶接トーチM15は、回転台M12の周囲に沿って並んでいる。
溶接機M20も、溶接機M10と同様に、フレームM21(第1の挟持部材)と、内蔵熱源M26(加熱源)を含む回転台M22と、一対の位置決め部材M23と、押子部材M24と、端面板3と積層体10とを溶接するように構成された複数の溶接トーチM25(第1の溶接トーチ)とを含む。溶接機M20の構成は溶接機M10と同様であるので、説明を省略する。
積層体10は、溶接装置150から排出されると、溶接装置150とシャフト取付装置160との間を延びるように設けられたコンベアCv3に載置される。コンベアCv3は、コントローラCtrからの指示に基づいて動作し、積層体10をシャフト取付装置160に送り出す。
シャフト取付装置160は、コントローラCtrからの指示信号に基づいて動作する。シャフト取付装置160は、回転子積層鉄心2と端面板3,4とが溶接により一体化された回転体6に対してシャフト5を取り付ける機能を有する。具体的には、シャフト取付装置160は、回転子積層鉄心2、端面板3,4及びシャフト5を加熱しながら、軸孔3a,4a,10aに対してシャフト5を焼き嵌めする。このときの加熱温度は、例えば、150℃〜300℃程度であってもよい。
コントローラCtrは、例えば、記録媒体(図示せず)に記録されているプログラム又はオペレータからの操作入力等に基づいて、送出装置120、打抜装置130、樹脂注入装置140、溶接装置150及びシャフト取付装置160をそれぞれ動作させるための指示信号を生成し、これらに当該指示信号をそれぞれ送信する。
[回転子の製造方法]
続いて、図3〜図8を参照して、回転子1の製造方法について説明する。まず、図3に示されるように、打抜装置130により電磁鋼板ESを順次打ち抜きつつ打抜部材Wを積層して、積層体10を形成する(図7のステップS11参照)。
次に、積層体10を樹脂注入装置140に搬送して、図4に示されるように、樹脂注入装置140の下型141に積層体10を載置する。次に、各磁石挿入孔16内に永久磁石12を挿入する(図7のステップS12を参照)。各磁石挿入孔16内への永久磁石12の挿入は、人手で行われてもよいし、コントローラCtrの指示に基づいて、樹脂注入装置140が備えるロボットハンド(図示せず)等により行われてもよい。
次に、上型142を積層体10上に載置する。そのため、積層体10は、下型141及び上型142で積層方向から挟持された状態となる。次に、各収容孔142dに樹脂ペレットPを投入する。上型142の内蔵熱源142bにより樹脂ペレットPが溶融状態となると、溶融樹脂をプランジャ143によって各磁石挿入孔16内に注入する(図7のステップS13を参照)。このとき、積層体10は、内蔵熱源142bにより、例えば150℃〜180℃程度に加熱される。その後、溶融樹脂が固化すると、磁石挿入孔16内に固化樹脂14が形成される。下型141及び上型142が積層体10から取り外されると、回転子積層鉄心2が完成する。
次に、回転子積層鉄心2を溶接装置150に搬送して、図5に示されるように、積層体10の上端面S1に端面板3を配置すると共に、積層体10の下端面S2に端面板4を配置する。具体的には、溶接機M10の位置決め部材M13上に端面板4を載置し、端面板4上に回転子積層鉄心2を載置し、回転子積層鉄心2上に端面板3を載置し、位置決め部材M23が端面板3に対面するように端面板3上に溶接機M20を載置する。これにより、回転子積層鉄心2及び端面板3,4は、一対の溶接機M10,M20によって挟持され、所定の圧力で加圧される。このとき、コントローラCtrが内蔵熱源M16,M26に指示して、回転子積層鉄心2及び端面板3,4を加熱する。
次に、押子部材M14を上方に移動させて一対の位置決め部材M13を左右に拡げると共に、押子部材M24を下方に移動させて一対の位置決め部材M23を左右に拡げる(図6の矢印Ar2参照)。これにより、位置決め部材M13の傾斜面S6が端面板4の傾斜面S5及び積層体10の傾斜面S3と当接してこれらを径方向外方に押圧し、端面板4が積層体10に位置決めされる。同様に、位置決め部材M23の傾斜面S6が端面板3の傾斜面S4及び積層体10の傾斜面S3と当接してこれらを径方向外方に押圧し、端面板3が積層体10に位置決めされる。
次に、コントローラCtrが溶接トーチM15に指示して、端面板4及び積層体10に跨がるように切欠24及び凹溝18内に向けて溶接トーチM15がレーザを照射する。同様に、コントローラCtrが溶接トーチM25に指示して、端面板3及び積層体10に跨がるように切欠22及び凹溝18内に向けて溶接トーチM25がレーザを照射する。これにより、溶接ビードB1を介して端面板3と積層体10とが溶接されると共に、溶接ビードB2を介して端面板4と積層体10とが溶接される(図7のステップS14参照)。その結果、端面板3,4が回転子積層鉄心2に接合された回転体6が構成される。
ここで、図8に示されるように、溶接ビードB1,B2が、磁石挿入孔16を囲むように設定されるバッファ領域R1と重ならないように、溶接トーチM15,M25から照射されるレーザの方向、当該レーザが照射される位置、当該レーザの強度等が設定されてもよい。バッファ領域R1は、少なくとも0.5mm以上、磁石挿入孔16から離間していてもよい。
次に、コントローラCtrが回転台M22に指示して、回転台M22を駆動する。上記のとおり、回転子積層鉄心2及び端面板3,4は一対の溶接機M10,M20によって挟持されているので、回転台M22の回転力が回転子積層鉄心2、端面板3,4及び回転台M12に伝達され、これらも回転する。このように、回転台M22により回転子積層鉄心2及び端面板3,4を間欠的に回転させつつ、各切欠3c,4c及び凹溝10c内に対して順次溶接トーチM15,M25からレーザを照射する。各切欠3c,4c及び凹溝10c内に対するレーザの照射順は、特に限定されないが、中心軸Axの周方向において隣り合わない切欠3c,4c及び凹溝10c内に順次レーザを照射してもよく、中心軸Axに関して向かい合う切欠3c,4c及び凹溝10c内に順次レーザを照射してもよい。この場合、溶接部位同士の間での熱の影響が低減されるので、回転子積層鉄心2及び端面板3,4の熱による変形を抑制することが可能となる。
次に、回転体6をシャフト取付装置160に搬送して、シャフト5を回転体6に対して焼き嵌めする(図7のステップS15参照)。こうして、回転子1が完成する。
[作用]
ところで、磁石挿入孔16に永久磁石12を樹脂封止する際、溶融樹脂の有機成分が磁石挿入孔16の周囲に拡がることがある。この有機成分が拡がる領域に溶接ビードB1,B2が重なると、有機成分が発泡して溶接ビードB1,B2内に空孔が生じてしまう懸念がある。各切欠22,24及び凹溝18を磁石挿入孔16から離れた箇所に設けることで、溶接ビードB1,B2と有機成分との接触を抑制することも考えられる。しかしながら、各切欠22,24及び凹溝18は磁石挿入孔16の近傍に設けられることが多い。なぜならば、磁石挿入孔16は端面板3,4及び積層体10の外周面近傍に位置しており、磁石挿入孔16の近傍の強度が小さくなる傾向にあるので、磁石挿入孔16の近傍を溶接して端面板3,4及び積層体10の接合強度を高める場合があるためである。
そこで、以上の実施形態では、溶接ビードB1,B2がバッファ領域R1に到達しないように、端面板3,4と積層体10とが溶接される(図8参照)。そのため、磁石挿入孔16の周囲に拡がった有機成分が溶接ビードB1,B2によって加熱され難くなるので、溶接ビードB1,B2内に空孔が生じ難い。従って、端面板3,4の積層体10に対する接合状態を良好に維持することが可能となる。
以上の実施形態では、位置決め部材M13,M23によって各端面板3,4が積層体10に対して位置決めされた状態で、各端面板3,4と積層体10とが溶接される。そのため、溶接時の熱による各端面板3,4の積層体10に対する位置ずれを抑制することが可能となる。
以上の実施形態では、位置決め部材M13,M23の傾斜面S6が軸孔3a,4a,10aの傾斜面S3〜S5に当接することにより、各端面板3,4が、積層体10に対して、位置決め部材M13,M23の移動方向(図6の矢印Ar2参照)のみならず当該移動方向に交差する方向においても位置決めされる。そのため、位置決め部材M13,M23を一方向(図6の矢印Ar2参照)に移動させるだけで、各端面板3,4を積層体10に対してより正確に位置決めすることが可能となる。
[変形例]
以上、本開示に係る実施形態について詳細に説明したが、本発明の要旨の範囲内で種々の変形を上記の実施形態に加えてもよい。
(1)上記の実施形態では、磁石挿入孔16の周囲にバッファ領域R1を設定していたが、磁石挿入孔16と溶接ビードB1,B2との間にバッファ領域が設定されていればよい。例えば、図9に示されるように、溶接ビードB1,B2の周囲にバッファ領域R2を設定してもよい。この場合、バッファ領域R2は、少なくとも0.5mm以上、溶接ビードB1,B2から離間していてもよい。
)シャフト5を回転体6に取り付けることができれば、端面板3,4の軸孔3a,4aの内周縁全体が、積層体10の軸孔10aの内周縁と一致していなくてもよい。例えば、端面板3,4の軸孔3a,4aの内周縁全体が積層体10の軸孔10aの内周縁よりも径方向外方に位置していてもよい。
)シャフト5を積層体10に取り付けた後に、磁石挿入孔16内に永久磁石12を樹脂封止してもよい。あるいは、シャフト5を回転子積層鉄心2に取り付けた後に、回転子積層鉄心2に端面板3,4を溶接してもよい。これらの場合、シャフト5の焼き嵌めの際の熱を、樹脂封止処理又は溶接処理に利用できる。
)上記の実施形態では、位置決め部材M13,M23の傾斜面S6を端面板3,4及び積層体10の傾斜面S3〜S5に当接させることにより、端面板3,4を積層体10に対して位置決めしていたが、これらの位置決めのために傾斜面S3〜S6を利用しなくてもよい。例えば、交差する方向に移動する二対の位置決め部材を用いてもよい。
)溶接処理の際に、溶接トーチM15,M25を上下方向に移動させながら、積層体10の外周面を積層方向に複数箇所溶接してもよい。
)上記の実施形態では、溶接装置150が二つの溶接機M10,M20を含んでいたが、溶接装置150が一つの溶接機を含んでいてもよい。この場合、例えば、当該溶接機の溶接トーチは、端面板3と積層体10とをまず溶接した後、高さ方向に移動して(降下して)、端面板4と積層体10とを溶接してもよい。あるいはこの場合、例えば、端面板3と積層体10とをまず溶接した後、接合された端面板3と共に回転子積層鉄心2を反転させて溶接装置150にセットし、端面板4と積層体10とを溶接してもよい。
)上記の実施形態では、凹溝18及び切欠22,24内に向けて溶接トーチからレーザを照射することで端面板4及び積層体10を接合していたが、凹溝18及び切欠22,24以外の箇所に向けて溶接トーチからレーザを照射することで端面板4及び積層体10を接合してもよい。
)積層体10、回転子積層鉄心2又は回転体6の搬送に際して、コンベアCv1〜Cv3を用いなくてもよい。例えば、これらがコンテナに載置された状態で、人手によって搬送されてもよい。
)積層体10の少なくとも一方の端面に端面板が配置されていてもよい。あるいは、回転子1は、端面板を含んでいなくてもよい。この場合、例えば、複数の打抜部材Wを接合するように、積層体10に対して溶接が行われる。具体的には、全ての打抜部材Wを接合するように、積層体10の上端から下端にわたって高さ方向に延びる溶接ビードが積層体10の周面に形成されてもよい。あるいは、積層体10の上端部及び/又は下端部における数枚の打抜部材Wを接合するように、溶接ビードが積層体10の周面に形成されていてもよい。これらの場合、上端部及び/又は下端部における打抜部材Wがめくれてしまうことが抑制できる。後者の場合には特に、上端部及び/又は下端部の一部に溶接ビードが形成されるので、溶接による回転子1の磁気特性の低下を抑制できる。
10)複数の永久磁石12が一つの磁石挿入孔16内に挿入されていてもよい。この場合、複数の永久磁石12は、一つの磁石挿入孔16内において積層方向に沿って隣り合うように並んでいてもよいし、磁石挿入孔16の長手方向に並んでいてもよい。
11)上記の実施形態では、複数の打抜部材Wが積層されてなる積層体10が、永久磁石12が取り付けられる鉄心本体として機能していたが、鉄心本体が積層体10以外で構成されていてもよい。具体的には、鉄心本体は、例えば、強磁性体粉末が圧縮成形されたものであってもよいし、強磁性体粉末を含有する樹脂材料が射出成形されたものであってもよい。
12)回転子1以外の鉄心製品(例えば、固定子積層鉄心)に本技術を適用してもよい。具体的には、固定子積層鉄心と巻線との間を絶縁するための樹脂膜を固定子積層鉄心のスロットの内周面(樹脂柱入部)に設ける際に、本技術を適用してもよい。固定子積層鉄心としては、複数の鉄心片が組み合わされてなる分割型の固定子積層鉄心であってもよいし、非分割型の固定子積層鉄心であってもよい。これらの積層鉄心において、高さ方向に貫通する貫通孔(樹脂柱入部)内に溶融樹脂を充填することで複数の打抜部材を接合する際に、本技術を適用してもよい。
[例示]
例1.本開示の一つの例に係る鉄心製品(6)の製造方法は、高さ方向に延びるように鉄心本体(10)に設けられた樹脂注入部(16)に溶融樹脂を注入することと、鉄心本体(10)を溶接して鉄心製品(6)を構成することとを含む。鉄心製品(6)を構成することは、溶接によって形成される溶接ビード(B1,B2)が、溶接ビード(B1,B2)と樹脂注入部(16)との間に設定されるバッファ領域(R1)に到達しないように、鉄心本体(10)を溶接することを含む。ところで、樹脂注入部に溶融樹脂を注入する際、溶融樹脂の有機成分が磁石挿入孔の周囲に拡がることがある。この有機成分が拡がる領域に溶接ビードが重なると、有機成分が発泡して溶接ビード内に空孔が生じてしまう懸念がある。しかしながら、例1によれば、溶接ビードが所定のバッファ領域に到達しないので、溶接ビード内に空孔が生じ難い。そのため、鉄心本体における溶接ビードの状態を良好に維持することが可能となる。
例2.例1の方法において、溶接ビード(B1,B2)と樹脂注入部(16)との間は0.5mm以上離間していてもよい。この場合、溶接ビード内に空孔がより生じ難くなる。
例3.本開示の他の例に係る鉄心製品(6)は、高さ方向に延びる樹脂注入部(16)が設けられた鉄心本体(10)と、樹脂注入部(16)に形成された樹脂部(14)と、鉄心本体(10)の周面に形成された溶接ビード(B1,B2)とを備える。溶接ビード(B1,B2)は、溶接ビード(B1,B2)と樹脂注入部(16)との間に設定されるバッファ領域(R1)に到達していない。
1…回転子、2…回転子積層鉄心、3,4…端面板、3a,4a…軸孔(第1の軸孔)、5…シャフト、6…回転体(鉄心製品)、10…積層体(鉄心本体)、10a…軸孔(第2の軸孔)、12…永久磁石、14…固化樹脂(樹脂部)、16…磁石挿入孔(樹脂注入部)、100…製造装置、140…樹脂注入装置、150…溶接装置、B1,B2…溶接ビード、M10,M20…溶接機、M11…フレーム(第2の挟持部材)、M21…フレーム(第1の挟持部材)、M13…位置決め部材、M23…位置決め部材、M15…溶接トーチ(第2の溶接トーチ)、M25…溶接トーチ(第1の溶接トーチ)、M16,M26…内蔵熱源(加熱源)、R1,R2…バッファ領域、S1…上端面(第1の端面)、S2…下端面(第2の端面)、S3…傾斜面(第2の傾斜面)、S4…傾斜面(第2の傾斜面)、S5…傾斜面(第2の傾斜面)、S6…傾斜面(第1の傾斜面)

Claims (3)

  1. 高さ方向に延びるように鉄心本体に設けられた樹脂注入部に溶融樹脂を注入することと、
    前記鉄心本体を溶接して鉄心製品を構成することとを含み、
    前記鉄心製品を構成することは、溶接によって形成される溶接ビードが、前記溶接ビードと前記樹脂注入部との間に設定されるバッファ領域に到達しないように、前記鉄心本体を溶接することを含む、鉄心製品の製造方法。
  2. 前記溶接ビードと前記樹脂注入部との間は0.5mm以上離間している、請求項1に記載の方法。
  3. 高さ方向に延びる樹脂注入部が設けられた鉄心本体と、
    前記樹脂注入部に形成された樹脂部と、
    前記鉄心本体の周面に形成された溶接ビードとを備え、
    前記溶接ビードは、前記溶接ビードと前記樹脂注入部との間に設定されるバッファ領域に到達していない、鉄心製品。
JP2018144338A 2018-03-16 2018-07-31 鉄心製品の製造方法及び鉄心製品 Active JP6626934B1 (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018144338A JP6626934B1 (ja) 2018-07-31 2018-07-31 鉄心製品の製造方法及び鉄心製品
CN201980018701.9A CN111869063A (zh) 2018-03-16 2019-02-27 铁芯产品的制造方法、铁芯产品以及旋转体的制造方法
PCT/JP2019/007590 WO2019176543A1 (ja) 2018-03-16 2019-02-27 鉄心製品の製造方法、鉄心製品及び回転体の製造方法
EP19766827.0A EP3767808A4 (en) 2018-03-16 2019-02-27 METHOD OF MANUFACTURING AN IRON CORE PRODUCT, IRON CORE PRODUCT AND ROTOR MANUFACTURING PROCESS
EP20200503.9A EP3813233A1 (en) 2018-03-16 2019-02-27 Method of manufacturing iron core product and iron core product
CN202011049829.2A CN112134426B (zh) 2018-03-16 2019-02-27 铁芯产品的制造方法及铁芯产品
US17/016,376 US11374474B2 (en) 2018-03-16 2020-09-10 Method of manufacturing core product, and core product
US17/016,374 US11469653B2 (en) 2018-03-16 2020-09-10 Method of manufacturing rotating body

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018144338A JP6626934B1 (ja) 2018-07-31 2018-07-31 鉄心製品の製造方法及び鉄心製品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6626934B1 true JP6626934B1 (ja) 2019-12-25
JP2020022272A JP2020022272A (ja) 2020-02-06

Family

ID=69101051

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018144338A Active JP6626934B1 (ja) 2018-03-16 2018-07-31 鉄心製品の製造方法及び鉄心製品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6626934B1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7316528B2 (ja) * 2020-01-23 2023-07-28 トヨタ紡織株式会社 ロータコアの製造方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4855123B2 (ja) * 2006-04-05 2012-01-18 株式会社三井ハイテック 回転子積層鉄心の製造方法
JP4855125B2 (ja) * 2006-04-07 2012-01-18 株式会社三井ハイテック 回転子積層鉄心の製造方法
JP5299514B2 (ja) * 2010-03-15 2013-09-25 トヨタ自動車株式会社 ロータおよびその製造方法
JP5736861B2 (ja) * 2010-04-07 2015-06-17 株式会社デンソー 回転電機のロータ
WO2014208582A1 (ja) * 2013-06-26 2014-12-31 日産自動車株式会社 回転電機用同期ロータと回転電機用同期ロータの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020022272A (ja) 2020-02-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6430058B1 (ja) 回転体の製造方法
JP6933624B2 (ja) 回転子の製造方法
EP2600508B1 (en) Rotor for motor and method of manufacturing the same
JP2018082539A (ja) 積層鉄心の製造装置及び積層鉄心の製造方法
US11451122B2 (en) Method for manufacturing laminated iron core product
JP6382465B1 (ja) 回転体の製造方法
JP6626934B1 (ja) 鉄心製品の製造方法及び鉄心製品
JP2019161699A (ja) 積層鉄心の製造方法
CN112134426B (zh) 铁芯产品的制造方法及铁芯产品
WO2019188048A1 (ja) 鉄心製品の製造方法
JP6899782B2 (ja) 固定子積層鉄心の製造方法
JP7078424B2 (ja) 積層鉄心の製造方法
JP7356307B2 (ja) 鉄心製品の製造方法及び鉄心製品
JP7490746B2 (ja) 鉄心製品の製造方法及び鉄心製品の製造装置
JP2020054148A (ja) 鉄心製品の製造方法
JP7187353B2 (ja) 鉄心製品の製造方法
JP7256317B2 (ja) 積層鉄心の製造方法
JP2014236614A (ja) 永久磁石埋込型ロータ、電動機および製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191003

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191003

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20191003

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20191111

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191119

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191202

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6626934

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R157 Certificate of patent or utility model (correction)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R157

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250