JP2019054607A - モータ駆動制御装置とモータ駆動制御方法 - Google Patents

モータ駆動制御装置とモータ駆動制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】一つの実施形態は、擬似正弦波の励磁電流パターンを容易に生成することが出来るモータ駆動制御装置とその制御方法を提供することを目的とする。【解決手段】一つの実施形態によれば、モータ駆動制御装置は、モータに流れる励磁電流のデューティを測定する測定回路を有する。前記測定したデューティの変化から特性線を求め、前記特性線から励磁電流波形の所定の分割点を算出する演算回路を有する。前記分割点における前記励磁電流のレベルを設定する設定回路を有する。【選択図】図1

Description

本実施形態は、モータ駆動制御装置とモータ駆動制御方法に関する。
従来、擬似正弦波の励磁波形パターンに基づく励磁電流を励磁コイルに供給して磁界を発生させ、発生した磁界によってロータを回転させるモータ駆動制御が行われている。擬似正弦波の励磁波形パターンを擬似正弦波とすることで、例えば、ノイズを低減できる。
デジタルPLL(Phase Locked Loop)を用いて、2相励磁の励磁波形から擬似正弦波の励磁波形パターンを生成する試みがなされているが、システムが複雑になる。擬似正弦波の励磁波形パターンを容易に生成することが出来、また、モータの駆動状態に応じて励磁波形パターンを容易に変更することが出来るモータ駆動制御装置とモータ駆動制御方法が望まれる。
特許第5808943号公報 特開2016−220469号公報
一つの実施形態は、擬似正弦波の励磁波形パターンを容易に生成することが出来るモータ駆動制御装置とモータ駆動制御方法を提供することを目的とする。
一つの実施形態によれば、モータ駆動制御装置は、モータに流れる励磁電流のデューティを測定する測定回路を有する。前記測定したデューティの変化から特性線を求め、前記特性線から励磁電流波形の所定の分割点を算出する演算回路を有する。前記分割点における前記励磁電流のレベルを設定する設定回路を有する。
図1は、第1の実施形態のモータ駆動制御装置の構成を示す図である。 図2は、2相励磁波形と励磁電流のデューティの変化の関係を説明する為の図である。 図3は、マイクロステップの励磁波形とデューティの時間的な変化を説明する為の図である。 図4は、2相励磁波形の分割の例を示す図である。 図5は、モータ駆動制御方法の一つのフローを示す図である。 図6は、1−2相励磁の場合の励磁波形を示す図である。 図7は、W1−2相励磁の場合の励磁波形を示す図である。
以下に添付図面を参照して、実施形態にかかるモータ駆動制御装置とモータ駆動制御方法を詳細に説明する。なお、これらの実施形態により本発明が限定されるものではない。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態のモータ駆動制御装置の構成を示す図である。本実施形態のモータ駆動制御装置は、第1相(A相)側のHブリッジ回路、第2相(B相)側のHブリッジ回路、抵抗15、抵抗25、電流検出回路16、電流検出回路26、デューティ測定回路30、演算回路31、PWM(Pulse Width Modulation)制御回路40、パラメータ保持部50、マイクロステップデコーダ60、D/Aコンバータ61、D/Aコンバータ62、発振器(OSC)70を含む。第1相(A相)側のHブリッジ回路は、4個のNch MOSトランジスタ11〜14を含む。Nch MOSトランジスタ11とNch MOSトランジスタ13のドレインは、接続点110で共通接続される。接続点110には、電圧VMを供給する電圧源600が接続される。
Nch MOSトランジスタ12とNch MOSトランジスタ14のソースは接続点111に接続される。接続点111と接地間には、電流検知用の抵抗15が接続される。抵抗15は、抵抗値Rsを有する。Nch MOSトランジスタ11のソースとNch MOSトランジスタ12のドレインは接続点112で接続される。Nch MOSトランジスタ13のソースとNch MOSトランジスタ14のドレインは接続点113に接続される。接続点112は励磁コイル10の一端に接続され、接続点113は励磁コイル10の他端に接続される。
抵抗15の一端(接続点111側)は、電流検出回路16に接続される。電流検出回路16は、抵抗15に流れる電流を検知する。電流検出回路16の出力は、デューティ測定回路30に供給される。
第2相(B相)側のHブリッジ回路は、4個のNch MOSトランジスタ21〜24を含む。Nch MOSトランジスタ21とNch MOSトランジスタ23のドレインは、接続点120で共通接続される。接続点120には、電圧VMを供給する電圧源600が接続される。
Nch MOSトランジスタ22とNch MOSトランジスタ24のソースは接続点121に接続される。接続点121と接地間には、電流検知用の抵抗25が接続される。抵抗25は、抵抗値Rsを有する。Nch MOSトランジスタ21のソースとNch MOSトランジスタ22のドレインは接続点122で接続される。Nch MOSトランジスタ23のソースとNch MOSトランジスタ24のドレインは接続点123に接続される。接続点122は励磁コイル20の一端に接続され、接続点123は励磁コイル20の他端に接続される。励磁コイル10と励磁コイル20が発生する界磁磁界によって、ロータ100が制御される。モータは、励磁コイル10、励磁コイル20、ロータ100を含む。
抵抗25の一端(接続点121側)は、電流検出回路26に接続される。電流検出回路26は、抵抗25に流れる電流を検知する。電流検出回路26の出力は、デューティ測定回路30に供給される。
デューティ測定回路30は、モータの励磁コイル10、20に流れる「励磁電流のデューティ」を測定する。ここで言う「励磁電流のデューティ」は、励磁開始から励磁電流が所定の値に達するまでの時間を意味する場合が有る。「励磁電流のデューティ」については、更に後述する。
デューティ測定回路30の測定結果が演算回路31に供給される。演算回路31は、デューティ測定回路30が測定した励磁電流のデューティの値を用いて演算を行い、所定の励磁波形パターンを生成する為のパラメータを算出する。例えば、2相励磁波形から1−2相励磁波形に、更には、W(ダブル)1−2相励磁波形や2W1−2相励磁波形等を生成する為のパラメータの算出を行う。
演算回路31の演算結果は、パラメータ保持部50に供給される。パラメータ保持部50は、種々の励磁波形パターンを生成する為のパラメータの値を保持する。例えば、擬似正弦波形の励磁波形パターンを生成する為のパラメータの値を保持する。パラメータ保持部50は、例えば、書替え可能なフラッシュメモリで構成することが出来る。また、保持するパラメータの値は、例えば、PWM制御回路40が生成するPWM信号のデューティを特定する。
パラメータ保持部50のパラメータの値は、マイクロステップデコーダ60に供給される。マイクロステップデコーダ60は、パラメータ保持部50から供給されるパラメータに基づいて、マイクロステップの励磁波形を生成する為の信号を生成する。
マイクロステップデコーダ60からの信号がD/Aコンバータ61と、D/Aコンバータ62に供給される。D/Aコンバータ61は、マイクロステップデコーダ60からの信号に応答して電流検出回路16の電流検出レベルを設定する。すなわち、マイクロステップの励磁波形のステップの調整を行う。同様に、D/Aコンバータ62は、マイクロステップデコーダ60からの信号に応答して電流検出回路26の電流検出レベルを設定し、マイクロステップの励磁電流パターンのステップのレベル調整を行う。
発振器(OSC)70の出力信号がPWM制御回路40に供給される。発振器70は、チャージの開始を制御するチョップ(chop)信号を生成して、PWM制御回路40に供給する。
夫々のブリッジ回路を構成するNch MOSトランジスタ11〜14のゲート、及びNch MOSトランジスタ21〜24のゲートには、PWM制御回路40からPWM信号が供給される。PWM制御回路40から供給されるPWM信号によって夫々のHブリッジ回路を構成する各Nch MOSトランジスタ11〜14及びNch MOSトランジスタ21〜24のオン/オフが制御される。各Nch MOSトランジスタのオン/オフによって励磁コイル10と励磁コイル20に流れる励磁電流が制御される。例えば、擬似正弦波形の励磁波形パターンに応じてDutyが制御されたPWM信号が、各Nch MOSトランジスタ11〜14及びNch MOSトランジスタ21〜24に供給される。
本実施形態によれば、Nch MOSトランジスタ11〜14から構成されるHブリッジ回路に接続された抵抗15に流れる電流を電流検出回路16で検知して励磁コイル10に流れる励磁電流のデューティを測定し、Nch MOSトランジスタ21〜24から構成されるHブリッジ回路に接続された抵抗25に流れる電流を電流検出回路26で検知して励磁コイル20に流れる励磁電流のデューティを測定する。測定した励磁電流のデューティの値を用いて、演算回路31により所定の励磁波形パターンを生成するパラメータを算出する。例えば、算出したパラメータに基づいて、方形波の励磁波形パターンをマイクロステップ波形に変化させる為のパラメータを算出する。例えば、擬似正弦波にする為の分割点を設定する。
マイクロステップデコーダ60(設定回路)は、演算回路31の出力に応答してマイクロステップの励磁波形を生成する信号を生成する。例えば、方形波を分割する分割点における励磁電流のレベルを設定する。方形波の分割点とその分割点における励磁電流の設定レベルを調整することにより、擬似正弦波の励磁波形パターンを自動的に生成することが出来る。
図2は、励磁波形と励磁電流のデューティの変化の関係を説明する為の図である。例えば、図1の第1の実施形態のモータ駆動制御装置において観察される。
図2の上段は、2相励磁波形200を示す。中段は、励磁波形200の点線P1で示す範囲における励磁電流201を示す。下段は、励磁波形200の点線P2で示す範囲における励磁電流202を示す。
励磁電流201、202は、下限のレベルLBと上限の設定レベルLPとの間で変化する。励磁電流のチャージ動作の開始時期P11、P21は、既述した発振器70のチョップ(chop)信号によって制御される。尚、下限のレベルLBは、発振器70のチョップ信号に応答して励磁電流のチャージが開始する開始時期P11、P13、P21、P23における励磁電流の値を示し、上限の設定レベルLPは、励磁電流の上限の値として設定した値を示す。
励磁電流201、202が上限の設定レベルLPに達した時点P12、P22でディスチャージ動作に移行する。すなわち、例えば、図1のA相側のHブリッジ回路を構成するNch MOSトランジスタ11と14をオンさせるチャージ動作を、Nch MOSトランジスタ12と13をオンさせるディスチャージ動作に移行させる。励磁電流201、202が上限の設定レベルLPに達したタイミングは、電流検出回路16、26によって検出することが出来る。
励磁電流のデューティは、チョップ信号によって定まる1chop期間、すなわち、P11〜P13の間の期間と、チャージ動作期間であるP11〜P12の間の期間DP1の比として定義する。同様に、P21〜P23の期間と、チャージ動作期間であるP21〜P22の間の期間DP2の比として定義することが出来る。
点線P1で示す範囲の励磁電流のチャージ動作期間DP1と、点線P2で示す励磁電流のチャージ動作期間DP2では、相違が見られる。これは、励磁波形の立ち上りにおいては、誘起起電力により励磁電流が所定の設定値として設定した上限の設定レベルLPに到達する迄の時間が長くなることによる。
図3は、励磁電流のデューティの変化と励磁波形を分割するパラメータの設定の仕方を説明する為の図である。マイクロステップの励磁波形パターンの1ステップを例にして説明する。図1に示す第1の実施形態のモータ駆動制御装置において実施される。
マイクロステップの励磁波形は、例えば、図1において励磁コイル10に励磁電流を供給するA相側のHブリッジを構成するNch MOSトランジスタ11と14をオンさせるチャージ動作から、Nch MOSトランジスタ12と13をオンさせるディスチャージ動作に切換える動作を繰り返すことで制御される。
図3において、マイクロステップの設定レベルを切換えた場合に、タイミングt1で励磁電流203が上限の設定レベルLPに達する。上限の設定レベルLPに達したポイントをP10で示す。
上限の設定レベルLPに達するとディスチャージ動作に移行する。これにより、励磁電流は減少する。その後、一定のタイミングで供給されるチョップ信号に応答してチャージ動作が行われ、励磁電流が増加する。励磁電流が増加して上限の設定レベルLPに達したポイントP12において、再びディスチャージ動作に移行する。これにより、励磁電流は減少する。ポイントP13で、再び、チョップ信号に応答したチャージ動作が開始し、励磁電流が増加する。この、チャージ動作、ディスチャージ動作を繰り返す定電流動作が行われる。
励磁電流が上限の設定レベルLPに達した時のタイミングは、電流検出回路16、26によって検出される。
図3において概略的に示す様に、励磁電流がチャージ動作、ディスチャージ動作を繰り返す動作において、チョップ信号に応じてチャージ動作が開始してから上限の設定レベルLPに達するまでの時間が変化する。ここでは、チャージ動作が開始して上限の設定レベルLPに達するまでの時間を便宜的にチャージデューティと呼ぶ。
マイクロステップのステップのレベルが変化した当初は、上限の設定レベルLPに達するまでの時間(波形の立ち上がりから図のP10到達以前まで)、すなわち、チャージデューティが長い。これは、電流の設定レベルを上げた当初は誘起起電力が発生する為である。
逆に、1ステップの後半では励磁電流が上限の設定レベルLPに到達するまでの時間が短くなり、チャージデューティは小さくなる。
この、チャージデューティの変化は、図3の下段に示す様に、直線210に従って比例する変化として捉えることが出来る。
マイクロステップの励磁電流の上限の設定レベルLPを変更して励磁電流がその設定レベルLPに最初に到達するまでの時間t1と、1ステップが終了する時間t3を横軸にとり、その各タイミングにおけるチャージデューティをプロットして示したものを図3の下段に示す。
励磁電流が最初に上限の設定レベルLPに到達した後、定電流動作、すなわち、チャージ動作とディスチャージ動作が繰り返される最初の1chop期間(図3のt2タイミングから開始される)におけるチャージデューティをD3とする。このデューティD3に対応させた電圧レベルV3を設定する。尚、図3において、厳密にはt1からt2のディスチャージ期間が存在するが、ここでは、前記の最初の1chop期間の開始時間t2は、便宜的にほぼt1であるとして考える。
1ステップが終了する一つ前の1chop期間、すなわち、P31〜P33におけるチャージデューティを測定する。この時測定したチャージデューティをD1とする。このチャージデューティD1に対応させた電圧レベルV1を設定する。電圧レベルV1、V3はチャージデューティD1、D3に対応させたパラメータとなる。
図3の下段に示す様に、この設定した電圧レベルV1、V3と、その時のタイミングt1、t3を対応付けることによって最初のチャージデューティが測定できなかった時間t1を加味することで、ステップの当初の電圧レベルV4を求めることが出来る。
すなわち、底辺を(t3−t1)とし、1辺の高さを(V3−V1)とする三角形と、底辺をt3とし、1辺の高さを(V4−V1)とする三角形の相似の関係から、電圧レベルV4を求めることが出来る。
すなわち、電圧レベルV4は、次の式(1)で求めることが出来る。
Figure 2019054607
電圧レベルV4は、1ステップが始まるタイミングにおける設定レベルになる為、例えば、1ステップの中間点の電圧レベルV2は、(V4−V1)/2の値として求めることが出来る。すなわち、励磁電流が、この電圧レベルV2に達した時のタイミングでマイクロステップの1ステップを分割、あるいは、2相励磁の矩形波形の励磁波形を分割するタイミングとする事が出来る。
この電圧レベルV2に対応させて、電流検出回路16、26の検出レベルを設定することにより、励磁波形の分割を自動的に行うことが出来る。分割した後の励磁波形は、例えば、励磁電流の上限の設定レベルLPを100%とし、分割時点の設定レベルを71%に設定する。
励磁電流が減少する範囲、すなわち、電気角90度〜180度の設定レベルは、チャージデューティの増減が逆転する。従って、時間の経過に応じてチャージデューティが減少するパラメータを作成することで求めることが出来る。また、180〜360度の電気角については、0度〜180度の電気角で作成したパラメータを反転させて作成することが出来る。
図4は、2相励磁波形を2分割した場合の例を模式的に示す図である。既述した2分割の電圧レベルV2のタイミングT1において、2相励磁波形205を分割した例である。2分割後の励磁波形206においては、分割のタイミングT1における励磁電流の設定レベルL1を上限値L2の71%とする。
この分割のタイミングT1における設定レベルL1の設定値は、分割点における電気角をθとした時に、(sinθ)+(cosθ)=1の関係式を用いて設定することが出来る。
図5は、モータ駆動制御方法の一つのフローを示す図である。この制御方法のフローは、例えば、図1の第1の実施形態のモータ駆動制御装置において実施される。
励磁電流の供給を始めるチャージモードを開始させる(S601)。
励磁電流が所定の設定電流の値に達したか否かを検知する(S602)。これは、図1の実施形態の電流検出回路16、26において行う。励磁電流が流れる抵抗15、25における電圧降下を検出することにより、励磁電流の大きさを検知することが出来る。
励磁電流が設定電流の値に達した場合(S602:Yes)には、テーブル作成モードを開始する(S603)。例えば、励磁電流が所定の設定電流の値に達した時の時間t1をテーブルに登録する。励磁電流が設定電流の値に達していない場合(S602:No)には、チャージ動作が継続する。
励磁電流が設定電流の値に達した後には、定電流モードが開始される(S604)。すなわち、例えば、図1の実施形態に示すA相のHブリッジを構成するNch MOSトランジスタ11とNch MOSトランジスタ14をオンさせて励磁コイル10に励磁電流を供給するチャージ動作とNch MOSトランジスタ12とNch MOSトランジスタ13をオンさせるディスチャージ動作を繰り返す定電流モードが開始する。
励磁電流のデューティを算出する(S605)。すなわち、チョップ信号に応答してチャージ動作の開始から所定の設定電流の値まで達する時間と1chop時間との比を算出する。
この励磁電流のデューティの算出を一周期分行ったか否かを判定する(S606)。尚、ここで言う、一周期は、例えば、マイクロステップの場合は、一つのステップのレベル設定が行われ、チャージが開始してからそのステップの期間が終了する迄の期間とすることが出来る。
励磁電流のデューティの測定が一周期分終了した場合(S606:Yes)には、テーブルデータを確定させる(S607)。すなわち、図3の励磁波形と励磁電流のデューティの時間的な変化をパラメータとした、各タイミングの時間t1、t3、夫々のタイミングにおけるチャージデューティD1、D3、対応する電圧レベルV1、V3、及び算出して求めたV4、分割点の電圧レベルとして設定したV2を登録する。各パラメータは、例えば、パラメータ保持部50に登録する。励磁電流のデューティの測定が一周期分終了していない場合(S606:No)には、デューティの算出を継続する。
尚、電圧レベルV1、V4が設定された後は、2分割の電圧レベルV2に限らず、任意の分割点の電圧レベルを算出することが出来る。例えば、図3の下段に示す直線210を用いて、1/4、3/4の分割点に対応する電圧レベルを算出することが出来る。
また、その任意の分割点の電圧レベルに対応する励磁電流のデューティを励磁波形の分割点を特定するパラメータとすることも可能である。すなわち、励磁電流のデューティを検出し、所定のデューティになった時点を励磁波形の分割点とする制御を行うことも可能である。
図6は、1−2相励磁の場合の励磁波形を示す図である。図6(A)は、A相の励磁波形1Aを示す。S1〜S8は、1−2相励磁の場合の励磁波形の分割点を示す。励磁電流が増加するタイミングS1における設定レベルを上限値(100%)に対して71%とする。
励磁電流が減少する電気角90度〜180度においては、電気角0度〜90度のパラメータを流用することが出来る。すなわち、電気角90度を中心にして線対称の関係として、各パラメータを用いることが出来る。また、電気角180度〜360度においては、電気角0度〜180のパラメータを反転させて用いることが出来る。
励磁電流のデューティの変化を検知して励磁波形の分割点を設定することにより、2相励磁の方形波から1−2相励磁の励磁波形パターンを自動的に生成することが出来る。図6(B)は、1−2相励磁の場合のA相の励磁波形1AとB相の励磁波形1Bの位相の関係を示す。
図7は、W1−2相励磁の場合の励磁波形を説明する為の図である。図7(A)は、A相の励磁波形1Aを示す。S1〜S6は、W1−2相励磁の場合の励磁波形の分割点を示す。
励磁電流が増加するタイミングS1における設定レベルを38%、S2における設定レベルを71%、S3における設定レベルを92%とする。励磁電流が減少する電気角90度〜180度においては、電気角0度〜90度のパラメータを流用することが出来る。
すなわち、タイミングS6においては、タイミングS3に対応させ、以降、S7においてはS2、S8においてはS1に対応するパラメータを用いて設定レベルを設けることが出来る。また、電気角180度〜360度においては、電気角0度〜180のパラメータを反転させて用いることが出来る。図7(B)は、W1−2相励磁の場合のA相の励磁波形2AとB相の励磁波形2Bの位相の関係を示す。
尚、励磁電流のデューティは、モータの駆動状態によって変化する。従って、モータの動作が安定している場合には励磁電形を分割して、例えば、方形波を分割して正弦波に近い波形に変化させる。そして、動作状態が不安点になった場合には方形波に戻す制御を行っても良い。方形波が信号的には安定するからである。
例えば、モータの駆動状態が安定している場合には、方形波を分割して正弦波に近づけ、1−2相励磁、更には、W1−2相励磁を行う。モータの駆動状態が不安定になった場合には、W1−2相励磁から1−2相励磁、更には、2相励磁に戻す制御とすることが出来る。
また、励磁電流の分割のタイミングをデューティの変化に対応させるもので有る為、時間、従って、モータの動作速度の変動等に影響を受け難い制御を行うことが出来る。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 励磁コイル、11〜14 Nch MOSトランジスタ、16 電流検出回路、20 励磁コイル、21〜24 Nch MOSトランジスタ、26 電流検出回路、30 デューティ測定回路、31 演算回路、50 パラメータ保持部。

Claims (6)

  1. モータに流れる励磁電流のデューティを測定する測定回路と、
    前記測定したデューティの変化から特性線を求め、前記特性線から励磁電流波形の所定の分割点を算出する演算回路と、
    前記分割点における前記励磁電流のレベルを設定する設定回路と、
    を具備することを特徴とするモータ駆動制御装置。
  2. 前記測定回路は、前記励磁電流が供給される抵抗に生じる電圧の変化から前記デューティを測定することを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動制御装置。
  3. 前記励磁電流の立上りのタイミングを制御する制御信号を生成する発振回路を具備することを特徴とする請求項1または2に記載のモータ駆動制御装置。
  4. 前記モータはステッピングモータであり、2相励磁、1−2相励磁、W1−2相励磁、2W1−2相励磁のいずれかを選択することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のモータ駆動制御装置。
  5. 励磁電流のデューティの変化を測定し、
    前記デューティの変化から特性線を求め、
    前記特性線から励磁電流波形の所定の分割点を算出し、
    前記所定の分割点における前記励磁電流のレベルを設定する
    ことを特徴とするモータ駆動制御方法。
  6. 前記特性線から、前記励磁電流波形の立ち上げ時と立ち下げ時の前記デューティに対応した第1のパラメータの値と第2のパラメータの値を求め、
    前記第1のパラメータの値と前記第2のパラメータの値の差分を2分した値に対応する励磁電流のデューティを前記励磁電流波形の分割点として設定する
    ことを特徴とする請求項5に記載のモータ駆動制御方法。
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