JP2019048749A - 無鉛圧電磁器組成物、及び圧電素子 - Google Patents

無鉛圧電磁器組成物、及び圧電素子 Download PDF

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Abstract

【課題】焼結性に優れ、実用的な圧電特性を有する無鉛圧電磁器組成物を提供する。【解決手段】無鉛圧電磁器組成物は、圧電特性を有するニオブ酸アルカリ系ペロブスカイト酸化物を主相とし、主相におけるAサイトとBサイトに同一の元素が存在することを特徴とする。主相におけるAサイトとBサイトに同一の元素としてTiが存在するとともに、主相におけるAサイトとBサイトに同一の元素としてBa、Zr、Feからなる群より選ばれる一種以上の元素が存在することが好ましい。この構成の無鉛圧電磁器組成物は、焼結性に優れ、実用的な圧電特性を有する。また、この構成の無鉛圧電磁器組成物は、熱サイクル性、熱衝撃安定性が良好である。【選択図】図4

Description

本発明は無鉛圧電磁器組成物、及び圧電素子に関する。
従来から量産されている圧電磁器(圧電セラミックス)の多くは、PZT系(チタン酸ジルコン酸鉛系)の材料で構成されており、鉛を含有している。しかし、近年では、鉛の環境への悪影響を排除するために、無鉛圧電磁器の開発が望まれている。そのような無鉛圧電磁器の材料(「無鉛圧電磁器組成物」と呼ぶ)としては、例えばニオブ酸カリウムナトリウム((K,Na)NbO)のように、組成式ANbO(Aはアルカリ金属)で表される組成物が提案されている。しかし、ANbO系無鉛圧電磁器組成物そのものは、焼結性に劣るという問題がある。このような問題に対し、下記特許文献1では、ANbO系無鉛圧電磁器組成物にCu、Li、Ta等を添加することにより、焼結性を改善し、延いては圧電定数d33及び電気機械結合係数krを改善する方法が開示されている。また、特許文献2では、一般式{Li(K1−yNa1−x}(Nb1−zSb)Oで表される無鉛圧電磁器組成物(0≦x≦0.2,0≦y≦1.0,0≦z≦0.2,但し,x=z=0を除く)によって、比較的良好な焼結性と圧電特性を達成できることが開示されている。
特開2000−313664号公報 特開2003−342069号公報
しかしながら、特許文献1に記載の圧電磁器組成物では、焼結性は改善されているものの、従来の有鉛圧電磁器組成物に比べて圧電定数d33及び電気機械結合係数krが劣っており、実用的には不十分である。一方、特許文献2に記載の圧電磁器組成物は、比較的高い圧電特性を示すものの、有鉛圧電磁器組成物と比較すると依然として圧電定数d33及び電気機械結合係数krが劣るため、有鉛圧電磁器組成物を代替するには不十分である。そこで、無鉛圧電磁器組成物を用いた各種の装置を実用化するために、より高い圧電定数d33及び電気機械結合係数krを有する無鉛圧電磁器組成物の開発が望まれている。
また、ニオブ酸アルカリ系無鉛圧電材料の多くは、高い結合係数を得ることが一般的に困難であり、現状では電気機械結合係数krが50%未満の材料が多い。そこで、高いd33値を得るため、高誘電率な化合物との複合化が行われるが、より高いd33値を得るためには、高い電気機械結合係数krが必須となる。
以上のように、実用的な圧電特性を有する無鉛圧電磁器組成物は、未だ開発されていないのが実情である。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、焼結性に優れ、実用的な圧電特性を有する無鉛圧電磁器組成物を提供することを目的とする。本発明は、以下の形態として実現することが可能である。
〔1〕圧電特性を有するニオブ酸アルカリ系ペロブスカイト酸化物を主相とし、前記主相におけるAサイトとBサイトに同一の元素が存在することを特徴とする無鉛圧電磁器組成物。
この構成の無鉛圧電磁器組成物は、焼結性に優れ、実用的な圧電特性を有する。なお、実用的な圧電特性を有する理由は、主相におけるAサイトとBサイトに同一の元素が存在することで、結晶内に歪みが生じて圧電特性が向上するからと推測される。
〔2〕前記主相におけるAサイトとBサイトに前記同一の元素としてTiが存在するとともに、
前記主相におけるAサイトとBサイトに前記同一の元素としてBa,Zr,Feからなる群より選ばれる一種以上の元素が存在することを特徴とする〔1〕に記載の無鉛圧電磁器組成物。
この構成の無鉛圧電磁器組成物は、焼結性に優れ、実用的な圧電特性を有する。
〔3〕〔1〕又は〔2〕に記載の無鉛圧電磁器組成物で形成された圧電磁器と、
前記圧電磁器に取り付けられた電極と、を備えることを特徴とする圧電素子。
この構成の圧電素子は、圧電特性に優れる。
本発明の一実施形態における圧電素子の製造方法を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態としての圧電素子を示す斜視図である。 サンプルS5のX線インコヒーレントチャネリング図形である。 tanδの温度依存性を示すグラフである。
1.無鉛圧電磁器組成物
本実施形態の無鉛圧電磁器組成物は、圧電特性を有するニオブ酸アルカリ系ペロブスカイト酸化物を主相とし、主相におけるAサイトとBサイトに同一の元素が存在することを特徴とする。
(1)主相
ニオブ酸アルカリ系ペロブスカイト酸化物のアルカリ系成分は、アルカリ金属(K(カリウム)、Na(ナトリウム)、Li(リチウム)、Rb(ルビジウム)、Cs(セシウム)等)を少なくとも含み、また、アルカリ土類金属(Ca(カルシウム)、Sr(ストロンチウム)、Ba(バリウム)等)を含み得る。
主相におけるAサイトとBサイトに存在する同一の元素は、特に限定されない。同一の元素としてTiが存在するとともに、同一の元素としてBa、Zr、Feからなる群より選ばれる一種以上の元素が存在することが好ましい。
このようなニオブ酸アルカリ系ペロブスカイト酸化物としては、以下の組成式((1)式)で表されるものが好ましく例示される。なお、O原子はペロブスカイト構造を維持できる量とされている。また、この組成式では、各サイトを1に規格化している。下記組成式において、ペロブスカイト構造のいわゆるAサイトには、Ka(カリウム)、Na(ナトリウム)、Li(リチウム)、Ca(カルシウム)、Ba(バリウム)、Zr(ジルコニウム)、Ti(チタン)、Fe(鉄)が配置される。ペロブスカイト構造のいわゆるBサイトには、Nb(ニオブ)、Ba(バリウム)、Zr(ジルコニウム)、Ti(チタン)、Fe(鉄)、Mg(マグネシウム)が配置される。

(KNaLiCaBaZrTiFe)(NbBaZrTiFeMg)O3-δ …(1)
上記組成式において、それぞれの元素割合は、無鉛圧電磁器組成物の電気的特性又は圧電特性(特に圧電定数d33)の観点から、以下の範囲が好ましい。
0.1000≦a≦0.8000、0.1000≦b≦0.8000、0.0050≦c≦0.0800、0.0050≦d≦0.0800、
0.0050≦e≦0.0800、0.0005≦f≦0.0050、0.0001≦g≦0.0020、0.0050≦h≦0.0500、
0.8000≦i≦0.9600、0.0020≦j≦0.0100、0.0100≦k≦0.0500、0.0050≦l≦0.0300、
0.0050≦m≦0.0300、0.0050≦n≦0.0500、σはペロブスカイト構造を構成する任意の値であり、典型的な値は約3である。なお、このσの値は、主相の組成の電気的な中性条件から算出することができるが、主相の組成として電気的な中性条件からやや外れた組成も許容できる。
a+b+c+d+e+f+g+h=1
i+j+k+l+m+n=1
上記組成式において、それぞれの元素割合は、以下の範囲がより好ましい。
0.3000≦a≦0.6500、0.2500≦b≦0.6000、0.0050≦c≦0.0600、0.0100≦d≦0.0300、
0.0100≦e≦0.0500、0.0005≦f≦0.0030、0.0002≦g≦0.0020、0.0100≦h≦0.0300、
0.8500≦i≦0.9400、0.0040≦j≦0.0080、0.0200≦k≦0.0400、0.0100≦l≦0.0250、
0.0050≦m≦0.0200、0.0050≦n≦0.0300
a+b+c+d+e+f+g+h=1
i+j+k+l+m+n=1
上記組成式において、それぞれの元素割合は、以下の範囲が更に好ましい。
0.3500≦a≦0.6000、0.3000≦b≦0.5500、0.0100≦c≦0.0400、0.0200≦d≦0.0450、
0.0150≦e≦0.0350、0.0010≦f≦0.0025、0.0002≦g≦0.0018、0.0130≦h≦0.0250、
0.9000≦i≦0.9250、0.0045≦j≦0.0075、0.0250≦k≦0.0350、0.0100≦l≦0.0200、
0.0100≦m≦0.0250、0.0080≦n≦0.0200
a+b+c+d+e+f+g+h=1
i+j+k+l+m+n=1
主相の組成は、KとNaとNbとを主な元素成分とする酸化物である。この主相は、KとNaとNbとを主な元素成分としているので、主相で構成される材料を「KNN」又は「KNN材」とも呼び、主相を「KNN相」とも呼ぶ。
(2)副相
本発明の実施形態としての無鉛圧電磁器組成物は、主相と異なる金属酸化物を副相として含み得る。副相は、例えば、以下の(a)〜(e)のうちから選ばれた一種以上の金属酸化物を含むことが好ましい。
(a)Mg(マグネシウム)、Ni(ニッケル)、Co(コバルト)、Fe(鉄)、Mn(マンガン)、Cr(クロム)、Zr(ジルコニウム)、Ti(チタン)、Ag(銀)、Zn(亜鉛)、Sc(スカンジウム)、Bi(ビスマス)から選ばれた金属元素からなる単一金属酸化物
(b)M−Ti−O系スピネル化合物(元素Mは1〜5価の金属)
(c)A13系化合物(元素Aは1価の金属、元素Bは2〜6価の金属)
(d)A15系化合物(元素Aは1〜2価の金属、元素Bは2〜5価の金属)
(e)A−Ti−B−O系化合物(元素Aはアルカリ金属、元素BはNbとTaのうちの少なくとも1種)
これらの化合物を含む副相は、それ自身では圧電特性を有しておらず、主相と混在することによって焼結性や緻密性を向上させる機能を有する。また、これらの副相を添加すると、優れた圧電定数d33や電気機械結合係数krを有する無鉛圧電磁器組成物を得ることが可能である。副相の含有割合の合計値は、無鉛圧電磁器組成物の全体に対して5体積%以下であることが好ましく、2体積%以下であることが更に好ましい。副相の含有割合の合計値が5体積%を超えると、圧電定数d33及び電気機械結合係数krが却って低下する可能性がある。
単一金属酸化物としては、例えば、MgO、NiO、CoO、Co、FeO、Fe、MnO、MnO、Cr、ZrO、TiO、CuO、CuO、AgO、ZnO、Sc、Biを利用することができる。これらのうち、特に、Co、ZnO、Feのうちの1種、2種、又は3種を副相として使用すれば、主相の構造を安定化できる点で好ましい。
M−Ti−O系スピネル化合物の組成は、次の(2)式で表すことができる。
TiO …(2)
ここで、元素Mは、1〜5価の金属元素であり、Li(リチウム)、Na(ナトリウム)、K(カリウム)、Mg(マグネシウム)、Al(アルミニウム)、Sc(スカンジウム)、Cr(クロム)、Mn(マンガン)、Fe(鉄)、Co(コバルト)、Ni(ニッケル)、Zn(亜鉛)、Ga(ガリウム)、Y(イットリウム)、Zr(ジルコニウム)、Sn(スズ)、Sb(アンチモン)、Nb(ニオブ)、Ta(タンタル)、Si(ケイ素)、Hf(ハフニウム)のうちの少なくとも1種である。なお、元素MとしてLiを含む場合には、スピネル化合物を形成するために、上記金属元素のうちのLi以外の他の1種以上の金属元素がLiとともに含まれることが好ましい。係数x、yは、Tiの含有量を1としたときの相対値である。スピネル化合物を形成するために、係数xは、0.5≦x≦8.0を満たすことが好ましく、0.5≦x≦5.0を満たすことが更に好ましい。また、係数yは、スピネル化合物を形成する任意の値であるが、典型的には2≦y≦8を満たすことが好ましい。具体的なスピネル化合物としては、例えば、NiFeTiO、MgFeTiO、Ni(Ti,Zr)O、Ni(Ti,Hf)O、Ni1.5FeTi0.5、CoMgTiO、CoFeTiO、(Fe,Zn,Co)TiO、CoZnTiOを使用することが好ましい。スピネル化合物は、主相の構造を安定化するので、圧電定数d33及び電気機械結合係数krに優れた圧電磁器組成物を得ることができる。
スピネル化合物は、正スピネル化合物であってもよく、逆スピネル化合物であってもよい。なお、スピネル化合物であるか否かは、粉末X線回折(XRD)の回折結果を使用したリートベルト解析(Rietveld Analysis)を行うことによって判定可能である。
13系化合物としては、元素A(1価の金属)をLi、Na、Kのうちの少なくとも一種とし、元素B(2〜6価の金属)をCo、Fe、Mg、Ni、Zr、Mn、Al、Nb、Ta、Wのうちの少なくとも一種とした化合物を利用することができる。具体的には、例えば、K(Ti,Nb,Mg)13、K(Ti,Nb,Co,Zn)13を等を利用することが可能である。
15系化合物としては、元素A(1〜2価の金属)をBa、Ca、Sr、Na、K、Liのうちの少なくとも一種とし、元素B(2〜5価の金属)をNb、Mn、Fe、Ni、Co、Zn、Zrのうちの少なくとも一種とした化合物を利用することができる。具体的には、例えば、(Ba,Na,K)(Nb,Ni,Fe)15、(Ba,Na,K)(Nb,Co,Ni)15、(Ba,Na,K)(Nb,Zn)15、(Ba,Na,K)(Nb,Mn)15,(Ba,Na,K)(Nb,Fe,Zn,Co)15等を利用することが可能である。
A−Ti−B−O系化合物としては、以下の(3)式又は(4)式の組成を有するものを利用可能である。
1−xTi1−x1+x (3)
Ti (4)
ここで、元素Aはアルカリ金属(K(カリウム)、Rb(ルビジウム)、Cs(セシウム)等)のうちの少なくとも1種であり、元素BはNb(ニオブ)とTa(タンタル)のうちの少なくとも1種である。上記(3)式の係数xは任意の値である。但し、係数xは、0≦x≦0.15を満たすことが好ましい。係数xがこの範囲の値を取れば、化合物の構造が安定し、均一な結晶相を得ることができる。
上記(3)式に従った具体的な化合物としては、KTiNbO、K0.90Ti0.90Nb1.10、K0.85Ti0.85Nb1.15、RbTiNbO、Rb0.90Ti0.90Nb1.10、Rb0.85Ti0.85Nb1.15、CsTiNbO、Cs0.90Ti0.90Nb1.10、KTiTaO、及びCsTiTaOなどを使用可能である。なお、この化合物の構造的な安定性の観点から、係数xは、元素AがK(カリウム)又はRb(ルビジウム)の場合には0≦x≦0.15を満たすことが好ましく、元素AがCs(セシウム)の場合には0≦x≦0.10を満たすことが好ましい。元素AとしてK(カリウム)を選択し、元素BとしてNb(ニオブ)を選択すれば、圧電定数d33及び電気機械結合係数krに優れた圧電磁器組成物を得ることができる。
上記(3)式と(4)式で表される結晶相は、いずれも元素A(アルカリ金属)と、Ti(チタン)と、元素B(NbとTaのうちの少なくとも1種)の複合酸化物である点で共通している。このように、元素Aと、Ti(チタン)と、元素Bの複合酸化物を「A−Ti−B−O系複合酸化物」と呼ぶ。A−Ti−B−O系複合酸化物(元素Aはアルカリ金属、元素BはNbとTaのうちの少なくとも1種、元素Aと元素BとTiの含有量はいずれもゼロで無い)を利用することが可能である。
図1は、本発明の一実施形態における圧電素子の製造方法を示すフローチャートである。なお、詳細な機構は不明であるが、この製造方法では、主相の原料の粉末の粒度よりも、副相の原料の粉末の粒度を細かくすることで、主相内のAサイトとBサイトの両者に同一の元素(Ba,Ti,Zr,Fe等)が取り込まれる現象が観察される。例えば、主相の各原料粉末のD50(メジアン径)を2.5〜3.9μmとし、副相の各原料粉末のD50を2.0μm以下とすることが好ましい。
工程T110では、主相(KNN相)の原料として、KCO粉末,NaCO粉末,LiCO粉末,CaCO粉末,SrCO粉末,BaCO粉末,Nb粉末,Ta粉末,TiO粉末,ZrO粉末,MgO粉末,Al粉末,Sc粉末,MnO粉末,Fe粉末,Co粉末,NiO粉末,ZnO粉末,Ga粉末,Y粉末等の原料のうちから必要なものを選択し、主相の組成式における係数(例えば、上記の主相の組成式におけるa〜n)の値に応じて秤量する。そして、これらの原料粉末にエタノールを加え、ボールミルにて好ましくは15時間以上湿式混合してスラリーを得る。工程T120では、スラリーを乾燥して得られた混合粉末を、例えば大気雰囲気下600℃〜1100℃で1〜10時間仮焼して主相仮焼粉を生成する。
工程T130では、副相の原料として、NbTiKO粉末,FeTiO,LiTiO,BaZrO粉末,Fe粉末,LiCO粉末,NaCO粉末,KCO粉末,Co粉末,Fe粉末,MgO粉末,NiO粉末,ZrO粉末,MnO粉末,Al粉末,Nb粉末,Ta粉末,WO粉末等のうちから必要なものを選択し、副相の組成式に応じて秤量する。そして、これらの原料粉末にエタノールを加えてボールミルにて好ましくは15時間以上湿式混合してスラリーを得る。工程T140では、スラリーを乾燥して得られた混合粉末を、例えば大気雰囲気下600℃〜1100℃で1〜10時間仮焼して副相仮焼粉を生成する。
工程T145では、主相仮焼粉と副相仮焼粉をそれぞれ秤量し、ボールミルにて、分散剤、バインダ及びエタノールを加えて粉砕・混合してスラリーとする。また、このスラリーを乾燥して得られた混合粉末を、例えば大気雰囲気下600℃〜1100℃で1〜10時間仮焼して仮焼粉を生成する。後述するように、本実施形態において、圧電磁器組成物における副相の好ましい割合は、体積%で規定される。一方、工程T145における主相仮焼粉と副相仮焼粉との混合割合は、主相仮焼粉と副相仮焼粉の重量を用いて行われる。この際、工程T145における混合時の副相割合(重量%)と、最終的に得られる無鉛圧電磁器組成物における副相割合(体積%)との関係は、経験的に予め決定しておくことが可能である。
工程T150では、工程T145で得られた仮焼粉に再び分散剤、バインダ及びエタノールを加えて粉砕・混合してスラリーとし、このスラリーをスプレードライ乾燥機により乾燥しつつ造粒し、その後、例えば圧力20MPaで一軸プレスを行い、所望の形状に成形する。本発明の実施形態としての各種の装置に適した典型的な圧電磁器の形状は、円板状、円柱状、矩形平板状等である。その後、例えば圧力150MPaでCIP処理(冷間静水圧成形処理)を行って成形体を得る。工程T155では、得られた成形体を、例えば大気雰囲気下500℃〜800℃で2〜10時間保持し、バインダを脱脂する脱脂工程を行う。工程T160では、得られた脱脂工程後の成形体を、例えば大気雰囲気下1000℃〜1300℃の中から選択される特定温度(例えば、1150℃)で2〜50時間保持して焼成することによって圧電磁器を得る。工程T160の焼成は、密閉容器内に成形体を密封した状態で行う密封焼成であることが好ましい。この理由は、成形体に含まれるアルカリ金属(Li,Na,K)などの金属元素が、焼成中に外部に消失してしまうことを防止するためである。このような密閉容器としては、例えば、オオタケセラム株式会社製アルミナサヤ A−1174を使用することが可能である。工程T170では、圧電磁器を、圧電素子に要求される寸法精度に従って加工する。工程T180では、こうして得られた圧電磁器に電極を取り付け、工程T190で分極処理を行う。
上述した製造方法は一例であり、圧電素子を製造するための他の種々の工程や処理条件を利用可能である。例えば、図1のように主相と副相を予め別個に生成した後に両者の粉末を混合し焼成する代わりに、最終的な無鉛圧電磁器組成物の組成に応じた量比で原料を混合し焼成することによって、圧電磁器組成物を製造するようにしてもよい。但し、図1の製造方法によれば、主相と副相の組成をより厳密に管理し易いので、圧電磁器組成物の歩留まりを高めることが可能である。
2.圧電素子
図2は、本発明の一実施形態としての圧電素子を示す斜視図である。この圧電素子200は、円板状の圧電磁器100の上面と下面に電極301,302が取り付けられた構成を有している。なお、圧電素子としては、これ以外の種々の形状や構成の圧電素子を形成可能である。
3.無鉛圧電磁器組成物及び圧電素子の利用
本発明の実施形態による無鉛圧電磁器組成物及び圧電素子は、振動検知用途や、圧力検知用途、発振用途、及び、圧電デバイス用途等に広く用いることが可能である。例えば、各種振動を検知するセンサ類(ノックセンサ及び燃焼圧センサ等)、振動子、アクチュエータ、フィルタ等の圧電デバイス、高電圧発生装置、マイクロ電源、各種駆動装置、位置制御装置、振動抑制装置、流体吐出装置(塗料吐出及び燃料吐出等)などの各種の装置に利用することができる。また、本発明の実施形態による無鉛圧電磁器組成物及び圧電素子は、特に、優れた熱耐久性が要求される用途(例えば、ノックセンサ及び燃焼圧センサ等)に好適である。
実施例により本発明を更に具体的に説明する。
なお、サンプルS2〜S12が実施例に相当し、サンプルS1及びS13は参考例である。
1.サンプル組成物の調製
主相の原料、副相の原料の種類及び分量を適宜選択して各種のサンプル組成物を調製した。
2.組成の分析
無鉛圧電磁器組成物で形成された圧電磁器の組成は、ビームロッキングTEM−EDS分析を用いて測定した。詳細には次のようにして測定した。なお、ビームロッキングTEM−EDS分析については、以下の文献に詳細な説明がされおり、この内容を参照している。
Masahiro Ohtsuka et al., "Quantitative determination of occupation sites
of trace Co substituted for multiple Fe sites in M-type hexagonal ferrite using statistical beam-rocking TEM-EDXS analysis", Microscopy, 65, 127-137(2016)
透過電子顕微鏡(TEM)分析用試料は、次のように準備した。最初に、焼結体を直径3mmのディスク状に打ち抜き、約50μm厚まで機械研磨を実施した。その後、ディスク平面の中心部にディンプルグラインダを用いて10μm以下になるようすり鉢状の窪みをつけた。そして、加速電圧2〜4kVのArイオンを入射角度4度で表裏面に照射させることで薄膜部を形成しTEM分析用試料を準備した。
TEM装置は、加速電圧を200kVに設定し、エネルギー分散型X線分光器(EDS)が付属したJEM−2100(日本電子株式会社)を使用した。
ビームロッキングTEM−EDS分析は、次の通り実施した。試料膜厚が100nmほどに加工された領域に存在するKNN粒子を選択し、晶帯軸を[120]に合わせた。そして、直径1μmの物理的な絞りを使って電子線の照射領域を制限し、[120]入射方位から縦横方向共に±2°の範囲で入射方位を走査させながらEDSスペクトルを測定した。そのときの角度分解能は、64×64ピクセルに設定した。各測定点で取得したEDSスペクトルから、Ba(L線)、Zr(K線)、Ti(K線)、Fe(K線)の強度を抽出し、入射角度空間での画像(X線インコヒーレントチャネリング図形)を構築した。
図3は、サンプルS5のX線インコヒーレントチャネリング図形を示す。X線インコヒーレントチャネリング図形は、元素が占有する結晶サイトを反映しているため、Aサイトを占有する主元素のK(K線)、Na(K線)と、Bサイトを占有する主元素のNb(L線)は異なったパターンを示す。これら主元素のパターンデータとBa(L線)、Zr(K線)、Ti(K線)、Fe(K線)のパターンデータを対比させ、定量値を算出する。
EDSスペクトルデータ及びX線インコヒーレントチャネリング図形から、KNN粒子に固溶するBa、Zr、Ti、Feの濃度、及びAサイトとBサイトの占有割合は、次の式に従い定量した。
ここで、cは元素xの濃度、fは元素xがサイトjを占有する割合を示す。また、αは回帰係数、nはサイトjに存在する元素の濃度、k及びkは薄膜近似法を適用するために用いた因子を表わす。なお、Aサイトにおける主元素はKとNaの2種類で構成されているため、一次従属となり解を1つに決定することができない。そのため、定量値の算出は、Naデータを基準に取った。
下記の組成式と定義した場合、各パラメータ値は表1、2の通りであった。なお、表1において、「BaA」はAサイトにおけるBaを、「ZrA」はAサイトにおけるZrを、「TiA」はAサイトにおけるTiを、「FeA」はAサイトにおけるFeをそれぞれ意味する。また、表2において、「BaB」はBサイトにおけるBaを、「ZrB」はBサイトにおけるZrを、「TiB」はBサイトにおけるTiを、「FeB」はBサイトにおけるFeをそれぞれ意味する。比較例1〜4では、AサイトとBサイトに同一の元素が存在していない。

(KNaLiCaBaZrTiFe)(NbBaZrTiFeMg)O




3.圧電特性
各種圧電特性値を表3に示す。なお、表3における誘電損失tanδは、室温(25℃)にて測定した結果である。
また、サンプルS5、比較例4における誘電損失tanδの温度依存性について測定を行った。結果を図4に示す。
なお、温度依存性の評価(測定)には、圧電磁器が晒される環境温度が、室温→150℃→室温→−60℃→室温に変遷する温度サイクルを用いた。図4は、この温度サイクルを2回繰り返し実施する中で、誘電損失tanδを適宜測定した結果を示している。


サンプルS1は、焼結不良であるため圧電特性を有しておらず、この点において参考例である。サンプルS13は分極不良であるため圧電特性を有しておらず、この点において参考例である。
サンプルS3〜S8は、比較例1〜4に比べて、圧電定数d33が良好であった。サンプルS10〜S12は、比較例1〜4に比べて、機械的品質係数Qmが良好であった。
比較例4は、圧電定数d33は良好であったものの、図4に示されるように、誘電損失tanδが高温になると上昇してしまう問題点があった。これに対して、実施例であるサンプルS5では、誘電損失tanδは高温になっても上昇せずに安定していた。従って、比較例4とサンプルS5は、室温での特性値は同程度であるが、比較例4は、高温での誘電損失tanδの値が大きく異なり、熱サイクルが発生するデバイスに使用する場合、耐久性に懸念がある。一方、サンプルS5は、特に熱サイクル性、耐熱性が要求される自動車等の用途に適していることが分かった。なお、実施例であるサンプルS2〜S12は、サンプルS5と同様に、いずれも誘電損失tanδが高温になっても上昇せずに安定していた。従って、サンプルS2〜S12は、熱サイクル性、熱衝撃安定性が良好である。
サンプルS2、S9に関しては、比較例4と比較して、室温での特性値は同程度であるが、高温においても誘電損失tanδが上昇せずに安定しているため、耐熱性が要求される自動車等の用途に適している。
表3に記載された比誘電率ε33 /εと、圧電定数d33と、電気機械結合係数krの3つの特性のうちのいずれが重要となるかは、磁器組成物の用途によって異なる場合がある。例えば、比誘電率ε33 /εが大きな組成物は、コンデンサに適している。また、圧電定数d33が大きな組成物は、アクチュエータやセンサに適している。また、電気機械結合係数krが大きな組成物は、圧電トランスやアクチュエータに適している。各用途に適した圧電磁器組成物は、その用途に応じて要求される特性に応じてそれぞれ決定される。
<他の実施形態(変形例)>
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能である。
100…圧電磁器
200…圧電素子
301…電極
302…電極

Claims (3)

  1. 圧電特性を有するニオブ酸アルカリ系ペロブスカイト酸化物を主相とし、前記主相におけるAサイトとBサイトに同一の元素が存在することを特徴とする無鉛圧電磁器組成物。
  2. 前記主相におけるAサイトとBサイトに前記同一の元素としてTiが存在するとともに、
    前記主相におけるAサイトとBサイトに前記同一の元素としてBa、Zr、Feからなる群より選ばれる一種以上の元素が存在することを特徴とする請求項1に記載の無鉛圧電磁器組成物。
  3. 請求項1又は2に記載の無鉛圧電磁器組成物で形成された圧電磁器と、
    前記圧電磁器に取り付けられた電極と、を備えることを特徴とする圧電素子。
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