JP2019047587A - 回転電機制御装置 - Google Patents
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Abstract
Description
ところで、例えばインバータ毎に演算回路が設けられる場合、情報認識や制御タイミング等を合わせないと、2つのインバータ間でスイッチングタイミングのずれが生じる虞がある。スイッチングタイミングにずれが生じると、意図しないゼロ電圧ベクトルの発生等により、モータの出力低下や、モータの挙動が不安定になる虞がある。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、回転電機の駆動を適切に制御可能である回転電機制御装置を提供することにある。
第1インバータは、巻線の各相に対応して設けられる複数の第1スイッチング素子(61〜66)を有し、巻線の一端側に接続される。第2インバータは、巻線の各相に対応して設けられる複数の第2スイッチング素子(71〜76)を有し、巻線の他端側に接続される。
第1インバータおよび第2インバータは、同期情報に基づいてスイッチングタイミングが同期される。
これにより、スイッチングタイミングのずれに起因する出力低下等の不具合の発生を招くことなく、MG80の駆動を適切に制御可能である。
(第1実施形態)
第1実施形態を図1〜図5に示す。
図1に示すように、回転電機制御装置1は、回転電機としてのモータジェネレータ80の駆動制御に用いられる。以下適宜、モータジェネレータを「MG」と記載する。
第1インバータ60は、コイル81〜83の通電を切り替える3相インバータであって、スイッチング素子61〜66を有し、第1バッテリ11とMG80との間に接続される。第2インバータ70は、コイル81〜83の通電を切り替える3相インバータであって、スイッチング素子71〜76を有し、第2バッテリ12とMG80との間に接続される。
還流ダイオード612は、スイッチ部611と並列に接続され、低電位側から高電位側への通電を許容する。還流ダイオード612は、例えばMOSFETの寄生ダイオードのように内蔵されていてもよいし、外付けされたものであってもよい。或いは、還流できるよう接続されたIGBTやMOSFET等のスイッチであっても良い。
以下適宜、高電位側に接続されるスイッチング素子61〜63、71〜73を上アーム素子、低電位側に接続されるスイッチング素子64〜66、74〜76を下アーム素子とする。
このように、本実施形態では、第1インバータ60および第2インバータ70が、コイル81〜83の両側に接続されており、「2電源2インバータ」の電動機駆動システムとなっている。
第1入力電圧センサ26は、第1インバータ60に印加される第1入力電圧Vs1を検出する。第2入力電圧センサ27は、第2インバータ70に印加される第2入力電圧Vs2を検出する。
第1ドライバ回路31は、ECU400からの第1制御信号CS1に応じ、スイッチング素子61〜66のオンオフ作動を制御する第1駆動信号DS1を生成して第1インバータ60に出力する。第2ドライバ回路32は、ECU400からの第2制御信号CS2に応じ、スイッチング素子71〜76のオンオフ作動を制御する第2駆動信号DS2を生成して第2インバータ70に出力する。駆動信号DS1、DS2は、各スイッチング素子61〜66、71〜76のゲートに出力されるゲート電圧である。
複数のマイコンを設けることで、一部のマイコンが機能失陥となった場合にもMG80の駆動を継続できる冗長系を構築することができる。また、マイコン401、402にて相互監視を行うことで、信頼性を向上することができる。
以下、図1のように、第1CPU41が第1マイコン401、第2CPU42が第2マイコン402に設けられる例を中心に説明するが、後述の実施形態についても、図2のように、CPU41、42が1つのマイコン403に設けられていてもよい。
本実施形態では、第1CPU41が第1インバータ60の駆動制御に係る第1制御信号CS1を生成し、第2CPU42が第2インバータ70の駆動制御に係る第2制御信号CS2を生成する。
インバータ60、70のスイッチング制御は、反転SW制御に限らず、どのような制御としてもよい。
以下、タイミングがずれていたとき、第1CPU41側の信号を基準とし、第2CPU42側の信号をずらして第1CPU41側の信号とタイミングを合わせるものとして説明する。もちろん、第1CPU41側の信号を第2CPU42側の信号に合わせるようにしてもよい。第2実施形態以降についても同様である。
尚、本来、RDC出力はレゾルバ角であるが、本実施形態では、レゾルバと回転電機ロータの極対数を同じと見なして省略している。また、レゾルバと回転電機ロータの極対数とは必ずしも同じである必要はなく、各極対数の角度倍数に応じてレゾルバ角と電気角とは変換可能である。
第1インバータ60は、コイル81〜83の各相に対応して設けられる複数の第1スイッチング素子61〜66を有し、コイル81〜83の一端側に接続される。第2インバータ70は、コイル81〜83の各相に対応して設けられる複数の第2スイッチング素子71〜76を有し、コイル81〜83の他端側に接続される。
マイコン401、402は、第1インバータ60の制御に係る第1制御信号CS1を生成する第1CPU41、および、第2インバータ70の制御に係る第2制御信号CS2を生成する第2CPU42を有する。
これにより、スイッチングタイミングのずれに起因する出力低下等の不具合の発生を招くことなく、MG80の駆動を適切に制御可能であり、MG80を意図通りに駆動することができる。
また、図2に示すように、第1CPU41および第2CPU42は、単一のマイコン403に設けられていてもよい。これにより、マイコンを複数設ける場合と比較し、設計の自由度が向上すると共に、小型化に貢献する。
共通の角度情報をCPU41、42に認識させ、角度同期することで、スイッチングタイミングを適切に同期させることができる。
第2実施形態を図5に示す。
第2実施形態では、回転角センサ25からの回転角信号SGN_θは、RDCを経由せずに、直接的に分岐されて、CPU41、42に入力される。回転角センサ25がレゾルバであれば、CPU41、42には、アナログ信号が入力される。なお、図5では、RDCの図示を省略しているが、RDCは、CPU41、42に内蔵されていてもよいし、CPU41、42とは別途に設けられてもよい。第3実施形態および第4実施形態についても同様である。
このように構成しても、電気角θが同期されるので、第1実施形態と同様、スイッチングタイミングが同期される。
また、上記実施形態と同様の効果を奏する。
第3実施形態を図6および図7に示す。
回転角センサ250は、第1センサ部251および第2センサ部252を有する。センサ部251、252は、それぞれMG80の電気角θを検出する。第1センサ部251からの第1回転角信号SGN_θ1は、第1CPU41に出力され、第2センサ部252からの第2回転角信号SGN_θ2は、第2CPU42に出力される。本実施形態では、回転角信号SGN_θ1、SGN_θ2が「同期情報」および「回転角情報」に対応する。
図6の例では、第1センサ部251と第2センサ部252とが一体となっているが、図7のように、第1センサ部251と第2センサ部252とが別体となっていてもよい。
このように構成しても、上記実施形態と同様の効果を奏する。
第4実施形態を図8に示す。
本実施形態では、第3実施形態と同様、2つのセンサ部251、252からの回転角信号SGN_θ1、SGN_θ2が、それぞれCPU41、42に入力される。また、ECU400には、CPU41、42毎の個別のRDCとは別に、同期用RDC434が設けられている。同期用RDC434は、第1回転角信号SGN_θ1または第2回転角信号SGN_θ2(本実施形態では、第1回転角信号SGN_θ1)を取得してデジタル信号に変換し、角度基準信号SGN_Zを第1CPU41および第2CPU42に出力する。本実施形態の回転角センサ250はレゾルバであって、角度基準信号SGN_ZをZ相のデジタルパルス信号とする。Z相パルス信号以外の信号を角度基準信号としてもよい。
同期情報には、第1回転角信号SGN_θ1または第2回転角信号SGN_θ2に基づいて生成される角度基準信号SGN_Zが含まれる。角度基準信号SGN_Zは、第1CPU41および第2CPU42に分岐して入力される。
これにより、センサ部251、252の検出誤差等によるずれを補正可能であり、より同期精度を向上することができる。
また、上記実施形態と同様の効果を奏する。
第5実施形態を図9に示す。
本実施形態では、マイコン401、402にて生成される信号を用いて、制御タイミングを同期させる。図9(a)に示すように、第1マイコン401にはポート591が設けられ、第2マイコン402にはポート592が設けられる。ポート591、592は、信号を送受信可能に設けられている。ポート591、592は、直接的に配線にて接続されていてもよいし、ソフト的に通信可能に構成してもよい。以下の実施形態では、第1CPU41を「マスター回路」、第2CPU42を「スレーブ回路」とし、第1CPU41から第2CPU42に同期情報を送信し、第2CPU42にてタイミング調整等の同期処理を行う例を中心に説明する。第2CPU42を「マスター回路」とし、第1CPU41を「スレーブ回路」としてもよい。また、CPU41、42にて相互に同期情報を送受信しあうようにしてもよい。相互に同期情報を送受信する場合についても、一方をマスター回路、他方をスレーブ回路と見なせばよい。
扱うクロックの倍数は限定しない。
これにより、第1インバータ60と第2インバータ70のスイッチングタイミングを適切に同期させることができる。
また、上記実施形態と同様の効果を奏する。
第6実施形態を図10および図11に示す。
本実施形態では、同期情報は、PWM制御に用いられるキャリア信号CRR_cpu1、CRR_cpu2であって、キャリア信号CRR_cpu1、CRR_cpu2に基づいて制御タイミングを補正する。
図10(a)に示すように、第1CPU41にて生成されたキャリア信号CRR_cpu1は、ポート591、592を経由して、第2CPU42に出力される。図10(b)に示すように、第2CPU42では、第1CPU41から取得したキャリア信号CRR_cpu1の山となるタイミング、谷となるタイミング、または、中心を0としたときのゼロクロスタイミング等の所定のタイミングを、自身のキャリア信号CRR_cpu2と突き合わせ、タイミングが一致するように、キャリア信号CRR_cpu2をシフトする。図11では、矢印A1で示すように、キャリア信号CRR_cpu1、CRR_cpu2が山となるタイミングが一致するように、キャリア信号CRR_cpu2位相をシフトする。図11では、キャリア信号CRR_cpu2について、位相シフト前を破線、位相シフト後を実線で示した。
また、上記実施形態と同様の効果を奏する。
第7実施形態を図12に示す。
本実施形態では、ECU400(図12中では不図示)には、トリガ発生器44が設けられる。トリガ発生器44は、第1CPU41または第2CPU42から送信される発生指示信号に基づき、外部トリガ信号を生成し、第1CPU41および第2CPU42に送信する。CPU41、42では、外部トリガ信号に基づき、制御タイミングのずれを補正する。本実施形態では、トリガ発生器44により生成されるトリガ信号が「同期情報」に対応する。
また、上記実施形態と同様の効果を奏する。
第8実施形態を図13に示す。
本実施形態では、第1CPU41は、制御情報に係る信号である内部トリガ信号を生成し、第2CPU42に送信する。制御情報は、電流に係る情報、電圧に係る情報、および、MG80の回転角に係る情報、あるいは、これらとは異なる情報であって、タイミング調整に利用可能であって、CPU41、42にて共通の諸量に係る情報である。電流または電圧に係る情報には、例えば直流成分に係る情報、交流成分に係る情報、位相または振幅に係る情報等のいずれであってもよい。
本実施形態の同期情報は、制御信号CS1、CS2の生成に用いられる制御情報に基づく内部トリガ信号である。第1CPU41は、内部トリガ信号を生成して第2CPU42に出力する。第2CPU42では、内部トリガ信号に基づいてスイッチングタイミングを同期させる同期処理を行う。これにより、スイッチングタイミングを適切に同期させることができる。
また、上記実施形態と同様の効果を奏する。
第9実施形態を図14に示す。
本実施形態では、制御信号CS1、CS2を同期情報として用いる。第1CPU41から第1ドライバ回路31に出力される第1制御信号CS1は、第2CPU42にも出力される。第2CPU42では、第1制御信号CS1に基づき、第2CPU42から出力される第2制御信号CS2の出力タイミングを補正する。
反転SW制御では、第1インバータ60のスイッチング素子61と、第2インバータ70のスイッチング素子74とを同時にオンオフするので、本実施形態では、スイッチング素子61のオンオフ作動に係る制御信号に基づき、スイッチング素子74のオンオフ作動に係る制御信号の出力タイミングを補正する。
もちろん、同時にオンオフされるスイッチング素子の他の組み合わせの制御信号に基づいて出力タイミング補正を行ってもよい。
これにより、第1インバータ60と第2インバータ70とで同時にオンオフすべきスイッチング素子のスイッチングタイミングを適切に同期させることができる。
第2CPU42は、同期処理として、第1制御信号CS1の出力タイミングと第2制御信号CS2の出力タイミングとが一致するように、出力タイミングを調整する。これにより、スイッチングタイミングを適切に同期させることができる。
また、上記実施形態と同様の効果を奏する。
第10実施形態を図15に示す。
ECU400(図15中では不図示)は、メインCPU51、および、サブCPU52を有する。メインCPU51が正常であれば、メインCPU51が第1インバータ60の駆動制御に係る第1制御信号CS1、および、第2インバータ70の駆動制御に係る第2制御信号CS2を生成する。すなわち本実施形態では、演算回路であるメインCPU51が、「第1演算回路」および「第2演算回路」を含んでいる、と捉えることができる。また、サブCPU52は、制御信号CS1、CS2を生成可能であって、メインCPU51の異常時等に、メインCPU51に替わって、制御信号CS1、CS2を出力する。
メインCPU51は、第1インバータ60の上アームに係る制御信号である第1上アーム信号CS1_Hおよび第2インバータ70の下アームに係る制御信号である第2下アーム信号CS2_L、または、第1インバータ60の下アームに係る制御信号である第1下アーム信号CS1_Lおよび第2インバータ70の上アームに係る制御信号である第2上アーム信号CS2_Hの一方を生成する。
第1上アーム信号CS1_Hおよび第2下アーム信号CS2_L、または、第1下アーム信号CS1_Lおよび第2上アーム信号CS2_Hの他方は、メインCPU51にて生成される信号の反転処理にて生成される。
このように構成しても、スイッチングタイミングを適切に同期させることができる。また、特に反転SW制御時において、メインCPU51にて生成する信号数を少なくすることができる。
また、上記実施形態と同様の効果を奏する。
第11実施形態を図16に示す。
本実施形態では、ECU400(図16中では不図示)には、同期調整回路46が設けられる。同期調整回路46には、第1CPU41から第1制御信号CS1が入力され、第2CPU42から第2制御信号CS2が入力される。また、同期調整回路46には、出力タイミング調整信号が入力される。同期調整回路46に入力される出力タイミング調整信号は、CPU41、42の一方から出力される任意の信号であってもよいし、CPU41、42とは別途に設けられる図示しない信号生成部から出力される信号であってもよい。本実施形態では、出力タイミング調整信号が「同期信号」に対応する。
これにより、スイッチングタイミングを適切に同期させることができる。
また、上記実施形態と同様の効果を奏する。
第12実施形態を図17に示す。
本実施形態では、相電流Iu、Iv、Iwの少なくとも1相の電流値に基づいてタイミングずれを補正する。相電流Iu、Iv、Iwは共通であるので、CPU41、42にて、共通の任意値となったタイミングを突き合わせることで、CPU41、42における認識タイミングずれを補正する。任意値は、0から上下のピーク値までのいずれの値としてもよい。図17の例では、U相電流Iuが0となるゼロクロスタイミングを第1CPU41から第2CPU42へ通知し、第2CPU42にて認識タイミングずれを補正する。
第2CPU42は、U相電流Iuが所定電流値であると、第1CPU41にて認識されたタイミングと、第2CPU42にて認識されたタイミングと、に基づいて同期処理を行う。
これにより、スイッチングタイミングを適切に同期させることができる。
また、上記実施形態と同様の効果を奏する。
第13実施形態を図18および図19に示す。
図18に示すように、本実施形態では、第1インバータ60側の高電位側配線111の電流を検出する第1母線電流センサ23、および、第2インバータ70側の高電位側配線121の電流を検出する第2母線電流センサ24が設けられる。第1母線電流センサ23の検出値は第1マイコン401に出力され、第2母線電流センサ24の検出値は第2マイコン402に出力される。ここで、第1インバータ60側の母線電流を第1母線電流Ib1、第2インバータ70側の母線電流を第2母線電流Ib2とする。また、Ib1(6)、Ib2(6)は、母線電流Ib1、Ib2の6次成分を示すものとする。
第2CPU42は、母線電流Ib1、Ib2のn次成分がピークであると、第1CPU41にて認識されるタイミングと、第2CPU42にて認識されるタイミングと、に基づいて同期処理を行う。本実施形態では、母線電流Ib1、Ib2の6次成分を用いているが、他の次数の成分を用いてもよい。
これにより、スイッチングタイミングを適切に同期させることができる。
また、上記実施形態と同様の効果を奏する。
第14実施形態を図20に示す。
本実施形態では、一方のCPUからの指令によりコイル81〜83にサーチ電流Isrcを付与し、他方のCPUにてサーチ電流Isrcを検出する。
図20の例では、第1CPU41からの指令により、U相コイル81にサーチ電流Isrcを付与する。第2CPU42は、電流センサ21、22の検出値に基づき、サーチ電流Isrcを検出する。また、第1CPU41は、サーチ電流Isrcを付与したタイミングを第2CPU42へ通知し、第2CPU42では、サーチ電流Isrcが付与されたタイミングと検出されたタイミングとを突き合わせることで、認識タイミングのずれを補正する。
第1CPU41は、サーチ電流Isrcを付与するとともに、付与タイミングタイミングを第2CPU42に通知する。第2CPU42は、サーチ電流Isrcを検出し、付与タイミングと検出タイミングとに基づいて同期処理を行う。
これにより、スイッチングタイミングを適切に同期させることができる。
また、上記実施形態と同様の効果を奏する。
第15実施形態を図21に示す。図21では、MG80が力行状態であって、負荷変化ポイントにて、電力消費量が増大した場合を例示している。
本実施形態では、入力電圧Vs1、Vs2に基づいて同期処理を行う。入力電圧Vs1、Vs2は、平均値や絶対値によらず、負荷状態に応じて増加または減少する。詳細には、MG80の力行にて電力消費量が増加すると、入力電圧Vs1、Vs2は低下する。また、MG80の回生にて電力供給量が増加すると、入力電圧Vs1、Vs2は上昇する。入力電圧Vs1、Vs2が変曲点となるタイミングは、入力電圧Vs1、Vs2の平均値や絶対値に依らない。また、入力電圧Vs1、Vs2の変化タイミングは、トルク指令値などの変化により、予測可能である。
第2CPU42は、入力電圧が変化したと、第1CPU41にて認識されるタイミングと、第2CPU42にて認識されるタイミングと、に基づいて同期処理を行う。
これにより、スイッチングタイミングを適切に同期させることができる。
また、上記実施形態と同様の効果を奏する。
第16実施形態を図22および図23に示す。
図22に示すように、本実施形態では、コイル81〜83の第1インバータ60側には、U相電圧Vu1、V相電圧Vv1およびW相電圧Vw1のうちの少なくとも1つである第1巻線電圧を検出する第1電圧センサ28が設けられる。また、コイル81〜83の第2インバータ70側には、U相電圧Vu2、V相電圧Vv2およびW相電圧Vw2のうちの少なくとも1つである第2巻線電圧を検出する第2電圧センサ29が設けられる。第1電圧センサ28の検出値は第1マイコン401に出力され、第2電圧センサ29の検出値は第2マイコン402に出力される。
第2CPU42は、巻線電圧のパルスエッジタイミングに基づいて同期処理を行う。
これにより、スイッチングタイミングを適切に同期させることができる。
また、上記実施形態と同様の効果を奏する。
第17実施形態を図24に示す。図24では、説明の都合上、CPU41、42を2つに分けて記載した。
本実施形態では、第1マイコン401は、第1CPU41から出力される第1制御信号CS1を内部的に取得する第1検出回路471を有する。第2マイコン402は、第2CPU42から出力される第2制御信号CS2を内部的に取得する第2検出回路472を有する。検出回路471、472は、ハードウェア回路であってもよいし、ソフトウェア回路であってもよい。
ここでは、スイッチング素子61、74のパルス信号PL61、PL74に基づく同期処理を説明したが、第1インバータ60と第2インバータ70とで同時にオンオフされる他のスイッチング素子の組み合わせでのパルス信号を用いて同期処理を行ってもよい。
このように構成しても、上記実施形態と同様の効果を奏する。
第18実施形態を図25および図26に示す。
本実施形態では、第16実施形態と同様、電圧センサ28、29が設けられている。
図25に示すように、第1マイコン401(図25中では不図示)は、電圧検出回路481および基本波抽出回路491を有する。電圧検出回路481は、第1電圧センサ28の検出値に基づき、相電圧Vu1、Vv1、Vw1を検出する。基本波抽出回路491は、フィルタ処理等により、相電圧Vu1、Vv1、Vw1から基本波成分Vu1_b、Vv1_b、Vw1_bを抽出する。
そこで本実施形態では、図26に示すように、第1CPU41は、U相基本波成分Vu1_bがゼロクロスするタイミングを検出し、第2CPU42に通知する。第2CPU42は、U相基本波成分Vu1_b、Vu2_bがゼロクロスするタイミングを突き合わせることで、制御タイミングずれを補正する。ゼロクロスタイミングに替えて、ゼロクロスから上下のピークまでの任意の値となったタイミングを突き合わせることで同期処理を行ってもよい。また、U相に替えて、V相またはW相の基本波成分を用いてもよいし、複数相の基本波成分を用いてもよい。第19実施形態も同様である。
なお、図26では、基本波抽出前については1相のみのパルス信号および基本波成分を簡略化して示している。
同期情報は、巻線電圧の基本波成分である。ここでは、U相電圧Vu1、Vu2を例に説明すると、第2CPU42は、U相電圧Vu1、Vu2の基本波成分であるU相基本波成分Vu1_b、Vu2_bが所定電圧値であると、第1CPU41にて認識されたタイミングと、第2CPU42にて認識されたタイミングとに基づいて同期処理を行う。
これにより、スイッチングタイミングを適切に同期させることができる。
また、上記実施形態と同様の効果を奏する。
第19実施形態を図27に示す。
第19実施形態では、電圧センサ28、29の検出値に基づく実電圧の基本波成分に基づいて同期処理を行う。本実施形態では、実電圧の基本波成分に替えて、電圧指令値に基づいて同期処理を行う。
これにより、スイッチングタイミングを適切に同期させることができる。
また、上記実施形態と同様の効果を奏する。
第20実施形態を図28に示す。
本実施形態では、一方のCPUからの指令によりコイル81〜83のいずれか1相にサーチ電圧Vsrcを印加するとともに、印加したタイミングを他方のCPUに通知し、他方のCPUにて、サーチ電圧Vsrcを検出する。
図28の例では、第1CPU41からの指令により、U相コイル81にサーチ電圧Vsrcを印加するとともに、印加タイミングを第2CPU42に通知する。第2CPU42では、サーチ電圧Vsrcを検出し、サーチ電圧Vsrcが付与されたタイミングと検出されたタイミングとを突き合わせることで、認識タイミングのずれを補正する。
電圧検出は、電圧センサ28、29の検出値に基づいて検出してもよいし、CPU内部にて電圧指令値に係る値を検出してもよい。なお、第2CPU42では、フィードバック制御により、自動的にサーチ電圧Vsrcが生成されるので、指令に基づく同期処理を実施可能である。
第1CPU41は、サーチ電圧Vsrcを付与するとともに、付与タイミングを第2CPU42に通知する。第2CPU42は、サーチ電圧Vsrcを検出し、付与タイミングと検出タイミングとに基づいて同期処理を行う。
これにより、スイッチングタイミングを適切に同期させることができる。
また、上記実施形態と同様の効果を奏する。
第21実施形態を図29に示す。
第1インバータ60は、過電流、過電圧または過熱等のフェイルが生じたとき、或いは、機能チェックトリガにより疑似フェイル状態となったとき、第1フェイル信号を第1CPU41に出力する。
第2インバータ70は、過電流、過電圧または過熱等のフェイルが生じたとき、或いは、機能チェックトリガにより疑似フェイル状態となったとき、第2フェイル信号を第2CPU42に出力する。
機能チェックトリガがインバータ60、70に出力されると、実際にはフェイルは生じていないものの、疑似フェイル状態とみなし、インバータ60、70からフェイル信号が出力されるように構成されている。
また、機能チェックトリガは、一方のCPUにてソフト的に生成されてもよいし、専用のトリガ生成回路にてハード的に生成されてもよい。
同期情報は、第1フェイル信号および第2フェイル信号である。
第2CPU42は、インバータ60、70に同時に発生されたフェイル状態または疑似フェイル状態により出力されるフェイル信号が、第1CPU41にて認識されるタイミングと、第2CPU42にて認識されるタイミングと、に基づいて同期処理を行う。
これにより、スイッチングタイミングを適切に同期させることができる。
また、上記実施形態と同様の効果を奏する。
第22実施形態を図30に示す。
図30に示すように、スイッチング素子61、74には、素子内電流検出部613、743が素子内に設けられている。図30では、スイッチング素子61、74を例示しているが、他のスイッチング素子62〜66、71〜73、75、76も同様である。
上述の通り、反転SW制御が行われているとき、スイッチング素子61、74には、同様の電流が流れる。そこで本実施形態では、素子内電流検出部613、743の検出値を、ドライバ回路31、32を経由してCPU41、42に出力する。第1CPU41では、ゼロクロスタイミング等、スイッチング素子61を流れる電流が共通の任意値である所定素子内電流値となったタイミングを第2CPU42に通知する。第2CPU42では、スイッチング素子74を流れる電流が共通の任意値となったタイミングと、スイッチング素子61を流れる電流が共通の任意値である所定素子内電流値となったタイミングとを突き合わせ、認識タイミングずれを補正する。
第1スイッチング素子61〜66の素子内電流検出部の検出値は、第1CPU41に出力される。第2スイッチング素子71〜76の素子内電流検出部の検出値は、第2CPU42に出力される。
同期情報は、同じ電流が流れる第1スイッチング素子61〜66および第2スイッチング素子71〜76の素子内電流に係る情報である。
第2CPU42は、同じ電流が流れるスイッチング素子61、74の素子内電流が所定素子内電流値であると、第1CPU41にて認識されたタイミングと、第2CPU42にて認識されたタイミングと、に基づいて同期処理を行う。
これにより、スイッチングタイミングを適切に同期させることができる。
ドライバ回路31、32は、同じ電流が流れるスイッチング素子61、74の素子内電流が所定素子内電流値になるタイミングに応じ、スイッチング素子61〜66、71〜76を駆動する駆動信号DS1、DS2を出力するタイミングを同期させる。
このように構成しても、スイッチングタイミングを適切に同期させることができる。
また、上記実施形態と同様の効果を奏する。
上記実施形態では、演算回路であるCPUは2つである。他の実施形態では、演算回路は3つ以上であってもよい。また、図31に示すように、演算回路であるCPU51が1つであり、1つのCPU51が、第1制御信号CS1および第2制御信号CS2を生成する。この場合、第10実施形態と同様、CPU51が、「第1演算回路」および「第2演算回路」を含んでいる、と捉えることができる。このように構成しても、スイッチングタイミングを適切に同期させることができる。
上記実施形態の回転電機制御装置は、車両の主機モータの駆動制御に適用される。他の実施形態では、回転電機制御装置は、車両の主機モータ以外の回転電機の駆動制御に適用してもよい。
以上、本発明は、上記実施形態になんら限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施可能である。
11、12・・・電圧源
401〜403・・・マイコン(制御部)
41・・・第1演算回路 42・・・第2演算回路
60・・・第1インバータ 61〜66・・・第1スイッチング素子
70・・・第2インバータ 71〜76・・・第2スイッチング素子
80・・・モータジェネレータ(回転電機)
81〜83・・・コイル(巻線)
Claims (25)
- 2相以上の巻線(81〜83)を有する回転電機(80)の駆動を制御する回転電機制御装置であって、
前記巻線の各相に対応して設けられる複数の第1スイッチング素子(61〜66)を有し、前記巻線の一端側に接続される第1インバータ(60)と、
前記巻線の各相に対応して設けられる複数の第2スイッチング素子(71〜76)を有し、前記巻線の他端側に接続される第2インバータ(70)と、
前記第1インバータの制御に係る第1制御信号を生成する第1演算回路(41)、および、前記第2インバータの制御に係る第2制御信号を生成する第2演算回路(42)を有する制御部(401〜403)と、
を備え、
前記第1インバータおよび前記第2インバータは、同期情報に基づいてスイッチングタイミングが同期される回転電機制御装置。 - 前記制御部には、前記第1演算回路を有する第1制御部(401)、および、前記第2演算回路を有し、前記第1制御部とは別途に設けられる第2制御部(402)が含まれる請求項1に記載の回転電機制御装置。
- 前記第1演算回路および前記第2演算回路は、単一の前記制御部(403)に設けられる請求項1に記載の回転電機制御装置。
- 前記同期情報は、前記回転電機の回転位置を検出する回転角センサ(25、250)の検出値に基づく回転角情報である請求項1〜3のいずれか一項に記載の回転電機制御装置。
- 共通の前記回転角情報は、前記第1演算回路および前記第2演算回路に分岐して入力される請求項4に記載の回転電機制御装置。
- 前記回転角センサ(250)は、前記第1演算回路に前記回転角情報を出力する第1センサ部(251)、および、前記第2演算回路に前記回転角情報を出力する第2センサ部(252)を有し、
前記同期情報には、前記第1センサ部から出力される前記回転角情報または前記第2センサ部から出力される前記回転角情報に基づいて生成される角度基準信号が含まれ、
前記角度基準信号は、前記第1演算回路および前記第2演算回路に分岐して入力される請求項4に記載の回転電機制御装置。 - 前記第1演算回路または前記第2演算回路の一方であるマスター回路は、自身の前記同期情報を、前記第1演算回路または前記第2演算回路の他方であるスレーブ回路に出力し、
前記スレーブ回路は、前記マスター回路から取得される前記同期情報と、自身の対応する前記同期情報とに基づいて前記第1インバータと前記第2インバータのスイッチングタイミングを同期させる同期処理を行う請求項1〜6のいずれか一項に記載の回転電機制御装置。 - 前記同期情報は、クロック信号であって、
前記スレーブ回路は、前記同期処理として、前記第1演算回路と前記第2演算回路のクロックずれを補正する請求項7に記載の回転電機制御装置。 - 前記同期情報は、PWM制御に用いられるキャリア信号であって、
前記スレーブ回路は、前記同期処理として、前記第1演算回路と前記第2演算回路とで、前記キャリア信号の位相が一致するように位相をシフトする請求項7または8に記載の回転電機制御装置。 - 前記同期情報は、前記第1制御信号および前記第2制御信号の生成に用いられる制御情報に基づく内部トリガ信号であって、
前記マスター回路は、前記内部トリガ信号を生成して前記スレーブ回路に出力する請求項7〜9のいずれか一項に記載の回転電機制御装置。 - 前記同期情報は、前記第1制御信号および前記第2制御信号であって、
前記スレーブ回路は、前記同期処理として、前記第1制御信号の出力タイミングと前記第2制御信号の出力タイミングとが一致するように、出力タイミングを調整する請求項7〜10のいずれか一項に記載の回転電機制御装置。 - 前記同期情報は、前記巻線に通電される巻線電流を検出する電流センサ(21、22)の検出値に基づく少なくとも1相の巻線電流情報であって、
前記スレーブ回路は、前記巻線電流が所定電流値であると、前記マスター回路にて認識されるタイミングと、前記スレーブ回路にて認識されるタイミングとに基づいて前記同期処理を行う請求項7〜11のいずれか一項に記載の回転電機制御装置。 - 前記同期情報は、母線電流を検出する母線電流センサ(23、24)の検出値に基づく母線電流情報であって、
前記スレーブ回路は、前記母線電流のn次成分がピークであると、前記マスター回路にて認識されるタイミングと、前記スレーブ回路にて認識されるタイミングと基づいて前記同期処理を行う請求項7〜12のいずれか一項に記載の回転電機制御装置。 - 前記同期情報は、サーチ電流またはサーチ電圧の発生タイミングに係る情報であって、
前記マスター回路は、前記サーチ電流または前記サーチ電圧を付与するとともに、付与したタイミングを前記スレーブ回路に通知し、
前記スレーブ回路は、前記サーチ電流または前記サーチ電圧を検出し、付与タイミングと検出タイミングとに基づいて前記同期処理を行う請求項7〜13のいずれか一項に記載の回転電機制御装置。 - 前記第1インバータに印加される第1入力電圧を検出し、検出値を前記第1演算回路に出力する第1入力電圧センサ(26)と、
前記第2インバータに印加される第2入力電圧を検出し、検出値を前記第2演算回路に出力する第2入力電圧センサ(27)と、
を備え、
前記同期情報は、前記第1入力電圧および前記第2入力電圧に係る入力電圧情報であって、
前記スレーブ回路は、入力電圧が変化したと、前記マスター回路にて認識されるタイミングと、前記スレーブ回路にて認識されるタイミングとに基づいて前記同期処理を行う請求項7〜14のいずれか一項に記載の回転電機制御装置。 - 前記同期情報は、前記巻線に印加される巻線電圧であって、
前記スレーブ回路は、前記巻線電圧のパルスエッジタイミングに基づいて前記同期処理を行う請求項7〜15のいずれか一項に記載の回転電機制御装置。 - 前記巻線に印加される巻線電圧の基本波成分を抽出する基本波抽出回路(491、492)を備え、
前記同期情報は、前記巻線電圧の基本波成分であって、
前記スレーブ回路は、前記巻線電圧の基本波成分が所定電圧値であると、前記マスター回路にて認識されたタイミングと、前記スレーブ回路にて認識されたタイミングとに基づいて前記同期処理を行う請求項7〜16のいずれか一項に記載の回転電機制御装置。 - 前記同期情報は、前記第1演算回路における前記第1制御信号の生成に用いられる第1電圧指令値、および、前記第2演算回路における前記第2制御信号の生成に用いられる第2電圧指令値であって、
前記第1インバータ側および前記第2インバータ側に同じ電圧を印加するように制御するとき、前記スレーブ回路は、前記第1電圧指令値が所定電圧指令値になるタイミングと、前記第2電圧指令値が前記所定電圧指令値になるタイミングとに基づいて前記同期処理を行う請求項7〜17のいずれか一項に記載の回転電機制御装置。 - 前記第1インバータは、フェイル状態または疑似フェイル状態となったとき、第1フェイル信号を前記第1演算回路に出力し、
前記第2インバータは、フェイル状態または疑似フェイル状態となったとき、第2フェイル信号を前記第2演算回路に出力し、
前記同期情報は、前記第1フェイル信号および前記第2フェイル信号であって、
前記スレーブ回路は、前記第1インバータおよび前記第2インバータに同時に発生させたフェイル状態または疑似フェイル状態により出力されるフェイル信号が、前記マスター回路にて認識されるタイミングと、前記スレーブ回路にて認識されるタイミングと、に基づいて前記同期処理を行う請求項7〜18のいずれか一項に記載の回転電機制御装置。 - 前記第1スイッチング素子および前記第2スイッチング素子は、自身に流れる素子内電流を検出する素子内電流検出部(613、743)を有し、
前記第1スイッチング素子の前記素子内電流検出部の検出値は、前記第1演算回路に出力され、
前記第2スイッチング素子の前記素子内電流検出部の検出値は、前記第2演算回路に出力され、
前記同期情報は、同じ電流が流れる前記第1スイッチング素子および前記第2スイッチング素子の前記素子内電流に係る情報であって、
前記スレーブ回路は、同じ電流が流れるスイッチング素子の前記素子内電流が所定素子内電流値であると、前記マスター回路にて認識されたタイミングと、前記スレーブ回路にて認識されたタイミングとに基づいて前記同期処理を行う請求項7〜19のいずれか一項に記載の回転電機制御装置。 - 前記第1スイッチング素子および前記第2スイッチング素子は、自身に流れる素子内電流を検出する素子内電流検出部(613、743)を有し、
前記第1スイッチング素子の前記素子内電流検出部の検出値は、前記第1スイッチング素子の駆動信号を出力する第1ドライバ回路(31)に出力され、
前記第2スイッチング素子の前記素子内電流検出部の検出値は、前記第2スイッチング素子の駆動信号を出力する第2ドライバ回路(32)に出力され、
前記同期情報は、同じ電流が流れる前記第1スイッチング素子および前記第2スイッチング素子の前記素子内電流に係る情報であって、
前記第1ドライバ回路および前記第2ドライバ回路は、同じ電流が流れる前記第1スイッチング素子および前記第2スイッチング素子の前記素子内電流が所定素子内電流値になるタイミングに応じ、前記第1スイッチング素子および前記第2スイッチング素子を駆動する前記駆動信号を出力するタイミングを同期させる請求項1〜19のいずれか一項に記載の回転電機制御装置。 - 前記同期情報は、前記第1演算回路および前記第2演算回路とは別途に設けられるトリガ発生器(44)にて生成される外部トリガ信号であって、
前記第1演算回路および前記第2演算回路は、前記外部トリガ信号に基づいて、前記第1インバータと前記第2インバータのスイッチングタイミングを同期させる同期処理を行う請求項1〜21のいずれか一項に記載の回転電機制御装置。 - 前記第1演算回路から出力された前記第1制御信号と前記前記第2演算回路から出力された前記第2制御信号とを、前記同期情報に基づいて同期させる同期調整回路(46)を備える請求項1〜22のいずれか一項に記載の回転電機制御装置。
- 前記第1演算回路および前記第2演算回路は、1つの演算回路(51)に含まれ、
前記演算回路は、前記第1インバータの上アームに係る制御信号である第1上アーム信号および前記第2インバータの下アームに係る制御信号である第2下アーム信号、または、前記第1インバータの下アームに係る制御信号である第1下アーム信号および前記第2インバータの上アームに係る制御信号である第2上アーム信号の一方を生成し、
前記第1上アーム信号および前記第2下アーム信号、または、前記第1下アーム信号および前記第2上アーム信号の他方は、前記演算回路にて生成される前記一方の信号の反転処理にて生成される請求項1に記載の回転電機制御装置。 - 前記第1インバータは、第1電圧源(11)と接続され、
前記第2インバータは、前記第1電圧源とは絶縁されている第2電圧源(12)と接続されている請求項1〜24のいずれか一項に記載の回転電機制御装置。
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