JP6503962B2 - 電流センサ異常診断装置 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1に開示された構成では、三相の各相に一つずつ設けられた電流センサの出力値の総和がゼロでないとき、いずれかの電流センサの異常と判定される。
また、特許文献2に開示された構成では、三相のうち二相の相電流を検出する電流センサが一相につき二つずつ設けられている。そして、二つの電流センサの出力偏差が所定の異常判定値を超えたとき、電流センサの異常と判定される。
比較値サンプル部は、複数の電流センサが出力した検出電流から、相互比較に使用可能な比較値を相毎にサンプルする。
異常判定部は、比較値サンプル部がサンプルした複数相の比較値の偏差に基づいて、複数の電流センサの異常診断を実施する。
異常判定部は、多相交流モータの出力トルクが所定値以上のとき、又は、多相交流モータのトルク変動が所定値以下のとき、異常診断を実施する。
そこで、本発明では、複数の電流センサが出力した検出電流から、相毎に「比較値」をサンプルし、二相の比較値を相互比較することにより、異常診断を実施する。
そこで、第1の態様の電流センサ異常診断装置は、複数の電流センサについて、電気一周期の間に検出電流が最大又は最小となるタイミングであるピークタイミングを相毎に算出するピークタイミング算出部をさらに備える。比較値サンプル部は、ピークタイミング算出部が算出したピークタイミングにおける各相の検出電流のピーク値を比較値としてサンプルする。
そこで、第2の態様の電流センサ異常診断装置は、位相シフト部をさらに備える。位相シフト部は、複数相のうち選定されたいずれか一相の「選定相」について、他のいずれか一相である「対照相」の検出電流と電気角位相が一致するように、検出電流を所定の位相シフトさせた「シフト電流」を算出する。比較値サンプル部は、同一タイミングにおける選定相のシフト電流及び対照相の検出電流の電流値を比較値としてサンプルする。
以下の明細書中、モータジェネレータを「多相交流モータ」の具体例である「三相交流モータ」、又は、単に「モータ」という。
また、「本実施形態」とは、第1実施形態及び第2実施形態を包括していう。
まず、モータ駆動システム全体の構成について、図1を参照して説明する。ハイブリッド自動車100に搭載されたモータ駆動システム90は、バッテリ20の直流電力をインバータ30で三相交流電力に変換して三相交流モータ80(図中「MG」)に供給し、三相交流モータ80を駆動するシステムである。
バッテリ20は、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池等の充放電可能な二次電池である。なお、電池に代えて、電気二重層キャパシタ等を直流電源として用いてもよい。
平滑コンデンサ25は、インバータ入力電圧を平滑化する。
なお、他の実施形態のモータ駆動システムでは、バッテリ20の直流電圧を昇圧する昇圧コンバータを備え、昇圧後電圧がインバータ30に入力されてもよい。
モータ80は、例えば変速機等のギア93を介して車軸94に接続されている。モータ80が発生したトルクは、ギア93を介して車軸94を回転させることにより駆動輪95を駆動する。図1には、一つのモータ80を備えたシステム構成を例示しているが、本実施形態は、二つ以上のモータジェネレータを備えたシステムにも同様に適用可能である。
三相のうち二相の巻線には電流センサが設けられる。図1の例では、V相巻線82及びW相巻線83に、それぞれ、相電流Iv、Iwを検出し、MG−ECU50のフィードバック(図中、「F/B」)制御部55に出力する電流センサ72、73が設けられている。ここで、相電流Iv、Iwの電気一周期は、モータ80の回転数に反比例する。
フィードバック制御部55は、HV−ECU10からのトルク指令trq*、電流センサ72、73からの相電流Iv、Iw、回転角センサ85からの電気角θ等の情報が入力される。相電流について、フィードバック制御部55は、他の一相(この例ではU相)の電流をキルヒホッフの法則により算出し、例えばベクトル制御により、電気角θを用いて三相電流をdq軸電流に変換する。そして、dq軸電流を電流指令に対して電流フィードバックしたり、或いは、dq軸電流から算出した推定トルクをトルク指令に対してトルクフィードバックしたりする。
三相交流モータの駆動システムにおいて、複数の相に通電される電流を検出する複数の電流センサの異常を診断する技術として、特許文献1(特開平6−253585号公報)や特許文献2(特開2005−160136号公報)等の従来技術が知られている。
しかし、これらの従来技術では、三つ又は四つの電流センサを設ける必要があるため、部品点数の増加や搭載スペースの増大等の問題が発生する。
詳しくは、比較値偏差が所定の偏差閾値を超えたとき異常であると仮判定し、さらに、比較値偏差が所定の偏差閾値を超えた時間の累積値が規定時間に達したとき、いずれかの電流センサが異常であると確定する。
また、本実施形態では、電流センサ異常診断装置60は、モータ80の通電状態を判断するため、トルク指令trq*を取得する。
また、第1実施形態では、「比較値」は、「ピーク値」として具体的に示される。
第1実施形態の電流センサ異常診断装置について、図2〜図5を参照して説明する。
第1実施形態の技術的思想では、モータ80の各相巻線81、82、83の電気的特性が同等であることや、駆動回路40はインバータ30の各相に対し同等の駆動信号を出力することを自明の前提とし、三相交流電流の各相の振幅は互いに等しいことに着目する。
つまり、電流振幅が安定している動作状態で二相の電流センサが正常ならば、検出電流の最大値及び最小値は等しいはずである。仮にそれらが一致しなければ、いずれかの電流センサが異常であると判定することができる。
診断実施判定部63は、モータ通電中の信号、及び、HV−ECU10からのトルク指令trq*が入力される。そして、モータが駆動中であり、トルク指令trq*が所定値以上、且つトルク指令trq*の変動が所定値以下のとき、異常診断の実施を許可する。
図2では診断実施判定部63からの信号(矢印)がピークタイミング算出部641に入力されており、ピークタイミングの算出からの工程を含めて許可する例を示しているが、許可信号を異常判定部66に入力し、ダイアグ信号の出力可否のみを規制してもよい。
ピーク値サンプル部651は、ピークタイミング算出部641が算出した各ピークタイミング(又はピーク位相)におけるV相検出電流Ivsのピーク値Iv_p、及び、W相検出電流Iwsのピーク値Iw_pをサンプルする。
図3には、V相巻線82及びW相巻線83に通電される交流電流Iv、Iwを検出する二つの電流センサ72、73の出力波形を示す。ここでは、交流電流は1次成分のみからなる理想的な正弦波電流であるとして説明する。ただし、実際の出力波形は、過変調電流波形のように、高調波成分が1次成分に重畳した波形であってもよい。
Ivs =Av×sin(θ−120) ・・・(1.1)
Iws =Aw×sin(θ−240) ・・・(1.3)
W相検出電流Iwsは、位相240[deg]及び60[deg]のときゼロクロスする。また、位相150[deg]のとき最小となり、位相330[deg]のとき最大となる。例えば第1周期では、時刻t11で最小となり、時刻t14で最大となる。
ピークタイミング算出部641は、各検出電流Ivs、Iwsの最大ピークタイミングとして、各周期の位相210[deg]及び位相330[deg]に対応するタイミングを算出する。また、各検出電流Ivs、Iwsの最小ピークタイミングとして、各周期の位相150[deg]及び位相30[deg]に対応するタイミングを算出する。なお、最大ピークタイミング又は最小ピークタイミングのいずれか一方のみを算出してもよい。
異常判定部66は、各サンプル周期のピーク値Iv_p、Iw_p同士の差分の絶対値であるピーク値偏差ΔIpを算出し、偏差閾値ΔIthと比較する。ピーク値Iv_p、Iw_p、及びピーク値偏差ΔIpは、式(2.1)〜(2.3)で表される。
Iv_p=Max(Ivs)、Min(Ivs) ・・・(2.1)
Iw_p=Max(Iws)、Min(Iws) ・・・(2.2)
ΔIp=|Iv_p−Iw_p| ・・・(2.3)
その後、時刻Dxに、偏差過大時間Texの累積値ΣTexが規定時間Tlimに達すると、異常判定部66は、二つの電流センサのいずれかが異常であると確定し、電流センサが異常であることを示すダイアグ信号を出力する。
例えばモータ駆動システム90に代表的に採用されるPWM制御において、PWMキャリアの山又は谷のタイミングを電流サンプルタイミングとする場合がある。このように、本来、電流センサ72、73が制御用に電流をサンプルするタイミングをピークタイミングとして援用してもよい。
一方、電流最小となる位相270[deg]は前後のサンプルタイミングのちょうど真ん中に位置している。この場合、前後の位相270±20[deg]のいずれかのサンプルタイミングをピークタイミングとし、真の最小値に最も近い値PLがピーク値としてサンプルされる。なお、キャリアの谷のタイミングをサンプルタイミングとする構成では、位相270[deg]がサンプルタイミングに一致するため、真の最小値PLがピーク値としてサンプルされる。
なお、キャリア周期が電流位相に同期せず、時間に同期する構成でも同様である。
診断実施判定部63は、モータ80が駆動中か否か判断する(S1)。また、トルク指令trq*が所定値以上であるか、トルク指令trq*の変動が所定値以下であって安定しているか否か判断する(S2、S3)。
モータ80が停止中には電流が0となり、異常診断不能となる。モータ80が駆動中であっても、トルク指令trq*が小さいほど、電流出力とノイズとのS/N比が小さく、ノイズの影響を受けやすくなる。また、トルク指令trq*が安定していない場合には、異なる相の電流センサ72、73の検出電流同士を適切に比較することができない。
ここで、トルク指令trq*は実トルクを反映するものである。なお、モータ80にトルクセンサが設けられたシステムや、電流値等から推定トルクを演算するシステムでは、S2、S3にて、トルク指令trq*に代えて検出トルクや推定トルクに基づいて判断してもよい。
ハイブリッド自動車100では、例えばエンジン91の始動時やモータ(MG)80の回生動作時、比較的大きなトルク指令trq*が安定して出力される。したがって、診断実施判定部63は、HV−ECU10から、エンジン始動中又は回生動作中の信号を受信したとき、異常診断の実施を許可し、S4Aに移行するようにしてもよい。
S5Aでは、ピーク値サンプル部651は、ピークタイミング(又はピーク位相)における各相の検出電流Ivs、Iwsをピーク値Iv_p、Iw_pとしてサンプルする。
異常判定部66は、二つの電流センサ72、73のピーク値偏差ΔIpが偏差閾値ΔIthを超えたとき(S6:YES)、異常であると仮判定し、ピーク値偏差ΔIpが偏差閾値ΔIthを超えた時間を偏差過大時間Texとしてカウントする(S7)。
この場合、フェールセーフを優先する思想によれば、モータ80の駆動を全面的に中止(シャットダウン)してもよい。また、退避走行を優先する思想によれば、故障した電流センサを特定し、正常な一相の電流センサの検出値のみを用いてフィードバック制御する一相制御(特開2013−172591号公報等)に切り替えてもよい。
第1実施形態の効果について説明する。
(1)第1実施形態の電流センサ異常診断装置601は、V相検出電流Ivsのピーク値Iv_pとW相検出電流Iwsのピーク値Iw_pとを比較し、ピーク値偏差ΔIpに基づいて異常診断を実施する。これにより、二相の電流センサ72、73は、それぞれの相の制御用電流を検出しつつ、他の相の電流センサを互いに監視する機能を兼ねる。
よって、三相交流モータの駆動システム90において、二つの電流センサ72、73のみを用いて、制御用電流を検出すると共に、電流センサ72、73の異常診断を適正に実施することができる。また、従来技術に対し、電流センサの数を低減することができる。
次に、第2実施形態の電流センサ異常診断装置について、図6〜図8を参照して説明する。第2実施形態の説明において、第1実施形態と実質的に同一の構成、及び、フローチャートにおける実質的に同一のステップには、同一の符号及びステップ番号を付して説明を省略する。
以下、V相を選定相としW相を対照相とする例について説明する。他の実施形態では、三相のうちどの二相を選定相及び対照相としてもよい。
異常判定部66は、比較値Iv_c、Iw_cを取得し、それらの偏差ΔIcに基づいて、異常診断を実施する。電流センサ72、73のいずれかが異常であるとの判定が確定すると、異常判定部66は、ダイアグ信号を出力する。
第1実施形態の図3と同様に、異常診断の実施が許可される時刻t10以後、V相電流Iv及びW相電流Iwは、振幅及び周期が一定であり、且つ、振幅が互いに等しく、位相差が電気角120[deg]の正弦波電流であるとする。
Ivs =Av×sin(θ−120) ・・・(1.1)
Ivs+=Av×sin(θ−240) ・・・(1.2)
Iws =Aw×sin(θ−240) ・・・(1.3)
V相シフト電流Ivs+及びW相検出電流Iwsは、各電気角周期の位相240[deg]及び60[deg]に対応する時刻t13、t16、t23、t26・・・でゼロクロスする。また、位相330[deg]のとき最大となり、位相150[deg]のとき最小となる。
ΔIc=|Ivs+−Iws|=|(Av−Aw)×sin(θ−240)|
・・・(2.4)
その後、時刻Dxに、偏差過大時間Texの累積値ΣTexが規定時間Tlimに達すると、異常判定部は、二つの電流センサ72、73のいずれかが異常であると確定し、電流センサが異常であることを示すダイアグ信号を出力する。
Iv+_p=Max(Ivs+)、Min(Ivs+) ・・・(2.1+)
ΔIc=|Iv+_p−Iw_p| ・・・(2.3+)
第2実施形態の思想を共有する他の実施例では、V相検出電流Ivsをシフトさせる位相を(120+360×k)[deg](kは自然数)としてもよい。また、V相に代えてW相検出電流Iwsを(240+360×k)[deg]シフトさせてもよい。さらに、V相検出電流Ivs及びW相検出電流Iwsの両方を、位相が互いに一致するようにシフトさせてもよい。
S4Bでは、位相シフト部642は、選定相(V相)の検出電流Ivsの位相を電気角120[deg]ずらし、シフト電流Ivs+を算出する。
S5Bでは、同一タイミングtcにおける選定相(V相)のシフト電流Ivs+、及び対照相(W相)の検出電流Iwsを比較値Iv_c、Iw_cとしてサンプルする。
(ア)複数の電流センサが検出する交流電流は、直流電源からの直流電流がインバータで交流に変換された電流に限らず、交流電源から直接に供給される電流でもよい。また、電流センサが検出する電流は、フィードバック制御に用いられなくてもよい。
(イ)交流電流の相の数は、三相に限らず四相以上でもよい。その場合、複数相のうち少なくとも三相について本発明の構成が適用されていればよい。例えば、四相のうち三相について本発明の構成を適用し、残る一相については監視用電流センサを設けてもよい。
以上、本発明は、上記実施形態になんら限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施可能である。
651・・・ピーク値サンプル部(比較値サンプル部)、
652・・・比較値サンプル部、
66・・・異常判定部、
72・・・(V相)電流センサ、 73・・・(W相)電流センサ、
80・・・モータ(モータジェネレータ、三相交流モータ、多相交流モータ)、
90・・・モータ駆動システム。
Claims (9)
- 三相以上の多相交流モータ(80)の複数の相に交流電流を通電し前記多相交流モータを駆動するモータ駆動システム(90)において、異なる二相以上の相電流を検出する複数の電流センサ(72、73)の異常を診断する電流センサ異常診断装置であって、
前記複数の電流センサが出力した検出電流から、相互比較に使用可能な比較値を相毎にサンプルする比較値サンプル部(651、652)と、
前記比較値サンプル部がサンプルした複数相の前記比較値の偏差に基づいて、前記複数の電流センサの異常診断を実施する異常判定部(66)と、
を備え、
前記異常判定部は、前記多相交流モータの出力トルクが所定値以上のとき、前記異常診断を実施することを特徴とする電流センサ異常診断装置。 - 三相以上の多相交流モータ(80)の複数の相に交流電流を通電し前記多相交流モータを駆動するモータ駆動システム(90)において、異なる二相以上の相電流を検出する複数の電流センサ(72、73)の異常を診断する電流センサ異常診断装置であって、
前記複数の電流センサが出力した検出電流から、相互比較に使用可能な比較値を相毎にサンプルする比較値サンプル部(651、652)と、
前記比較値サンプル部がサンプルした複数相の前記比較値の偏差に基づいて、前記複数の電流センサの異常診断を実施する異常判定部(66)と、
を備え、
前記異常判定部は、前記多相交流モータのトルク変動が所定値以下のとき、前記異常診断を実施することを特徴とする電流センサ異常診断装置。 - 三相以上の多相交流モータ(80)の複数の相に交流電流を通電し前記多相交流モータを駆動するモータ駆動システム(90)において、異なる二相以上の相電流を検出する複数の電流センサ(72、73)の異常を診断する電流センサ異常診断装置であって、
前記複数の電流センサが出力した検出電流から、相互比較に使用可能な比較値を相毎にサンプルする比較値サンプル部(651、652)と、
前記比較値サンプル部がサンプルした複数相の前記比較値の偏差に基づいて、前記複数の電流センサの異常診断を実施する異常判定部(66)と、
を備え、
前記異常判定部は、前記多相交流モータの出力トルクが所定値以上、且つ、前記多相交流モータのトルク変動が所定値以下のとき、前記異常診断を実施することを特徴とする電流センサ異常診断装置。 - 前記複数の電流センサについて、電気一周期の間に検出電流が最大又は最小となるタイミングであるピークタイミングを相毎に算出するピークタイミング算出部(641)をさらに備え、
前記比較値サンプル部(651)は、前記ピークタイミング算出部が算出した前記ピークタイミングにおける各相の検出電流のピーク値を前記比較値としてサンプルすることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の電流センサ異常診断装置。 - 複数相のうち選定されたいずれか一相の選定相について、他のいずれか一相である対照相の検出電流と電気角位相が一致するように、検出電流を所定の位相シフトさせたシフト電流を算出する位相シフト部(642)をさらに備え、
前記比較値サンプル部(652)は、同一タイミングにおける前記選定相の前記シフト電流及び前記対照相の検出電流の電流値を前記比較値としてサンプルすることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の電流センサ異常診断装置。 - 前記多相交流モータは三相交流モータであり、
前記シフト電流生成部は、前記選定相の検出電流を電気角120[deg]シフトさせることを特徴とする請求項5に記載の電流センサ異常診断装置。 - 前記多相交流モータは、ハイブリッド自動車又は電気自動車の動力源として用いられるモータジェネレータであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の電流センサ異常診断装置。
- 前記多相交流モータは、ハイブリッド自動車の動力源として用いられるモータジェネレータであり、
前記異常判定部は、前記ハイブリッド自動車のエンジン始動時、又は、前記モータジェネレータの回生時に前記異常診断を実施することを特徴とする請求項7に記載の電流センサ異常診断装置。 - 前記複数の電流センサのうち少なくとも一つの電流センサは、フィードバック制御に用いられる電流を検出するものであることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の電流センサ異常診断装置。
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