JP6285256B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、星型結線された第1巻線群及び第2巻線群を有する回転機を備える制御システムに適用される電力変換装置に関する。
従来、下記特許文献1に見られるように、星型結線された3相巻線を有する3相モータと、3相モータに接続された3相インバータとを備える制御システムが知られている。このシステムについて詳しく説明すると、3相巻線の中性点には、蓄電池の正極端子が接続され、蓄電池の負極端子には、インバータの負極側が接続されている。こうした構成において、インバータを構成するスイッチング素子の操作によってモータの零相電圧(中性点電圧)を制御することにより、インバータの入力電圧を昇圧することができる。
特開2008−306914号公報
ここで、インバータの入力電圧を昇圧する場合に3相巻線のそれぞれに流れる電流は不均等となり得る。これは、各相巻線のインダクタンスや内部抵抗がばらついたり、インバータを構成するスイッチング素子のスイッチング速度がばらついたりするためである。流通電流の不均等により、3相巻線のうち特定の相の巻線に流れる電流が大きくなると、特定の相の巻線の温度や、インバータを構成するスイッチング素子のうち特定の相に対応するスイッチング素子の温度が高くなる懸念がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、回転機を構成する巻線に流れる電流を均等化できる電力変換装置を提供することにある。
上記課題を解決すべく、本発明は、星型結線された第1巻線群(14)及び第2巻線群(16)を有する回転機(10)を備える制御システムに適用され、第1上アームスイッチ(Q¥p)及び第1下アームスイッチ(Q¥n)の直列接続体を有し、前記第1上アームスイッチ及び前記第1下アームスイッチの相補的なオンオフ操作により、前記第1巻線群と第1蓄電装置(20a)との間で電力伝達可能に構成された第1電力変換器(18a)と、第2上アームスイッチ(Q*p)及び第2下アームスイッチ(O*n)の直列接続体を有し、前記第2上アームスイッチ及び前記第2下アームスイッチの相補的なオンオフ操作により、前記第2巻線群と第2蓄電装置(20b)との間で電力伝達可能に構成された第2電力変換器(20b)と、前記第1巻線群の中性点と前記第2巻線群の中性点とを電気的に接続する接続経路(23)に設けられ、前記接続経路を開状態及び閉状態のいずれかに切り替えるべく通電操作される切替手段(28)と、を備え、前記第2巻線群を構成する少なくとも2相の巻線であって、前記切替手段によって前記接続経路を閉状態として前記第1蓄電装置及び前記第2蓄電装置のうち一方から他方へ電力を供給する場合に電流を流す巻線のそれぞれを通電巻線(16*)とし、前記各通電巻線に流れる電流値を取得する電流値取得手段(26X,26Y,26N)と、前記第1蓄電装置及び前記第2蓄電装置のうち一方から他方へ電力を供給する場合において、前記電流値取得手段によって取得された前記各通電巻線の電流値を目標電流に制御すべく、前記第2上アームスイッチ及び前記第2下アームスイッチのうち少なくとも一方を操作対象スイッチとしてオンオフ操作する操作手段(38*,39*,40*)と、を備え、前記目標電流は、前記各通電巻線で互いに同一の値に設定されていることを特徴とする。
上記発明では、各通電巻線の目標電流が互いに同一の値に設定されている。そして、操作手段により、各通電巻線に流れる電流を目標電流に制御する。このため、第1蓄電装置及び第2蓄電装置のうち一方から他方へ電力を供給する場合において各通電巻線に流れる電流を均等化することができる。これにより、電力を供給する場合における各通電巻線の温度、及び第2電力変換器を構成するスイッチの温度を均等化でき、ひいては電力変換装置の信頼性を向上させることができる。
第1実施形態にかかる制御システムの全体構成図。 降圧処理時における等価回路を示す図。 降圧処理を示すブロック図。 電流均等化を行わない場合の各相電流の推移を示すタイムチャート。 電流均等化を行う場合の各相電流の推移を示すタイムチャート。 電流均等化を行わない場合の損失を示す図。 電流均等化を行う場合の損失を示す図。 第2実施形態にかかる降圧処理を示すブロック図。 第3実施形態にかかる降圧処理を示すブロック図。 第4実施形態にかかる降圧処理を示すブロック図。 第5実施形態にかかる降圧処理を示すブロック図。 第6実施形態にかかる降圧処理を示すブロック図。 第7実施形態にかかる降圧処理を示すブロック図。
(第1実施形態)
以下、本発明にかかる電力変換装置を車両に適用した第1実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、制御システムは、モータ10、第1,第2インバータ18a,18b、及び制御装置30を備えている。本実施形態では、モータ10として、3相2重巻線回転機を用いている。より具体的には、モータ10として、スタータ(電動機)及びオルタネータ(発電機)の機能を統合したISG(Integrated Starter Generator)を用いている。モータ10を構成するロータ12には、図示しないエンジンのクランク軸が機械的に接続されている。モータ10をスタータとして動作させることにより、クランク軸に初期回転を付与してエンジンを始動させることができる。なお、モータ10としては、例えば、巻線界磁型同期機や、永久磁石型同期機を用いることができる。また、本実施形態において、第1,第2インバータ18a,18bが「第1,第2電力変換器」に相当する。
モータ10を構成するステータは、2つの巻線群(以下、第1巻線群14、第2巻線群16)を備えている。第1巻線群14は、第1中性点O1を有する3相巻線からなる。第2巻線群16は、第2中性点O2を有する3相巻線からなる。第1巻線群14は、U相巻線14U、V相巻線14V及びW相巻線14Wからなる。第2巻線群16は、X相巻線16X、Y相巻線16Y及びZ相巻線16Zからなる。
第1巻線群14には、第1インバータ18aが電気的に接続され、第2巻線群16には、第2インバータ18bが電気的に接続されている。第1インバータ18aには、第1コンデンサ22aを介して第1バッテリ20aが接続され、第2インバータ18bには、第2コンデンサ22bを介して第2バッテリ20bが接続されている。本実施形態では、第2バッテリ20bとして、その端子間電圧V2が第1バッテリ20aの端子間電圧V1よりも高いものを用いている。特に本実施形態では、第2バッテリ20bとして、その端子間電圧V2(例えば48V)が第1バッテリ20aの端子間電圧(例えば12V)の4倍程度となるものを用いている。具体的には、本実施形態では、第2バッテリ20bとしてリチウムイオン蓄電池を用い、第1バッテリ20aとして鉛蓄電池を用いている。各バッテリ20a,20bの負極端子には、共通のグランドGNDが接続されている。
各バッテリ20a,20bの上記端子間電圧の設定に伴い、本実施形態では、第2巻線群16を構成する巻線のそれぞれのターン数N2を、第1巻線群14を構成する巻線のターン数N1よりも大きく設定している。特に、本実施形態では、ターン数N2を、ターン数N1の4倍程度に設定している。
第1インバータ18aは、第1¥相上アームスイッチQ¥pと、第1¥相下アームスイッチQ¥n(¥=U,V,W)との直列接続体を3組備えている。¥相に対応する上記直列接続体の接続点には、第1巻線群14を構成する¥相巻線14¥の第1端が接続されている。¥相巻線14¥の第2端同士は、第1中性点O1で接続されている。本実施形態では、各スイッチQ¥#(#=p,n)として、NチャネルMOSFETを用いている。そして、各スイッチQ¥#にはフリーホイールダイオードが逆並列に接続されている。なお、フリーホイールダイオードは各スイッチQ¥#のボディーダイオードであってもよい。
第2インバータ18bは、第1インバータ18aと同様に、第2*相上アームスイッチQ*pと、第2*相下アームスイッチQ*n(*=X,Y,Z)との直列接続体を3組備えている。*相に対応する上記直列接続体の接続点には、第2巻線群16を構成する*相巻線16*の第1端が接続されている。*相巻線16*の第2端同士は、第2中性点O2で接続されている。本実施形態では、各スイッチQ*#として、NチャネルMOSFETを用いている。そして、各スイッチQ*#にはフリーホイールダイオードが逆並列に接続されている。なお、フリーホイールダイオードは各スイッチQ*#のボディーダイオードであってもよい。
第1巻線群14の第1中性点O1と第2巻線群16の第2中性点O2とは、中性点接続経路23を介して電気的に接続されている。中性点接続経路23には、オフ操作(開操作)によって中性点接続経路23を電気的に開状態とし、オン操作(閉操作)によって中性点接続経路23を電気的に閉状態とするリレー28が設けられている。なお、本実施形態において、リレー28が「切替手段」に相当する。
本実施形態にかかる制御システムは、モータ10、第1インバータ18a及び第2インバータ18bの状態を検出する検出手段として、以下の手段を備えている。まず、第1バッテリ20aの端子間電圧を検出する第1電圧センサ24aと、第2バッテリ20bの端子間電圧を検出する第2電圧センサ24bとを備えている。また、第1巻線群14のU相電流を検出するU相電流センサ26Uと、V相電流を検出するV相電流センサ26Vと、X相電流を検出するX相電流センサ26Xと、Z相電流を検出するZ相電流センサ26Zとを備えている。さらに、中性点接続経路23(各中性点O1,O2)に流れる電流を検出する中性点電流センサ26Nを備えている。なお、各電流センサとしては、例えば、抵抗器にて構成されるものを用いることができる。
上記各種センサの検出値は、制御装置30に取り込まれる。制御装置30は、中央処理装置(CPU)及びメモリを備え、メモリに格納されたプログラムをCPUにて実行することでモータ10の制御を行う。詳しくは、制御装置30は、リレー28をオフ操作した状態でモータ10をスタータやオルタネータとして動作させるために、これら各種センサの検出値に基づき、第1インバータ18a及び第2インバータ18bを構成する各スイッチを操作する。より具体的には、第1インバータ18aを例にして説明すると、モータ10の制御量(例えばトルク)をその指令値に制御すべく、第1処理と第2処理とを交互に繰り返す。第1処理は、第1¥相上アームスイッチQ¥pをオン操作してかつ第1¥相下アームスイッチQ¥nをオフ操作する処理である。第2処理は、第1¥相上アームスイッチQ¥pをオフ操作してかつ第1¥相下アームスイッチQ¥nをオン操作する処理である。なお、モータ10の制御は、例えば周知の電流ベクトル制御によって行えばよい。
上述した処理により、モータ10をスタータとして動作させる場合、第1インバータ18aは、第1バッテリ20aから出力された直流電圧を交流電圧に変換して第1巻線群14に供給する。一方、モータ10をオルタネータとして動作させる場合、第1インバータ18aは、第1巻線群14から出力された交流電圧を直流電圧に変換して第1バッテリ20aに供給する。なお、第2インバータ18bについても同様である。
制御装置30は、さらに、モータ10の駆動が停止されている期間において充電処理を行う。充電処理は、リレー28をオン操作した状態で、第2バッテリ20bの出力電圧を降圧して第1バッテリ20aに供給する降圧処理と、第1バッテリ20aの出力電圧を昇圧して第2バッテリ20bに供給する昇圧処理とを含む処理である。図2には、降圧処理又は昇圧処理を行う場合の等価回路を示した。リレー28をオン操作することで、第1,第2インバータ18a,18b、及びモータ10の各相巻線によって非絶縁型の双方向DCDCコンバータが構成される。
本実施形態において、降圧処理及び昇圧処理のそれぞれでは、第1インバータ18aを構成する第1U,V,W相上アームスイッチQUp,QVp,QWpの全てをオン操作し、第1U,V,W相下アームスイッチQUn,QVn,QWnの全てをオフ操作する。こうした操作を前提として、第2インバータ18bを構成する第2X,Y,Z相上アームスイッチQXp,QYp,QZpの組と、第2X,Y,Z相下アームスイッチQXn,QYn,QZnの組とを交互にオンオフ操作する。ここで、降圧処理においては、第1電圧センサ24aによって検出される電圧が出力電圧Voとなり、第2電圧センサ24bによって検出される電圧が入力電圧Viとなる。一方、昇圧処理においては、第2電圧センサ24bによって検出される電圧が出力電圧Voとなり、第1電圧センサ24aによって検出される電圧が入力電圧Viとなる。以下、降圧処理を例にして説明する。
図3に、制御装置30が実行する処理のうち、降圧処理のブロック図を示す。
電圧偏差算出部31は、第1バッテリ20aに対する印加電圧の目標値(以下、目標電圧Vtgt)から第1電圧センサ24aによって検出された出力電圧Voを減算した値を、電圧偏差ΔVとして算出する。本実施形態において、目標電圧Vtgtは、例えば12Vに設定されている。制御器32は、電圧偏差ΔVに基づき、出力電圧Voを目標電圧Vtgtにフィードバック制御するための操作量として、中性点接続経路23に流す電流の目標値(以下、目標中性点電流INtgt)を算出する。本実施形態において、制御器32は、電圧偏差ΔVを入力とする比例積分制御によって目標中性点電流INtgtを算出する。なお、本実施形態において、制御器32が「目標中性点電流算出手段」に相当する。また、制御装置30を主体として、第1,第2電圧センサ24a,24bの検出値を取得する処理が「電圧取得手段」に相当する。
電流分配機構33は、目標中性点電流INtgtを3等分した値を、各巻線16X,16Y,16Zのそれぞれに流す電流の目標値(以下、*相目標電流I*tgt)として設定する。なお、本実施形態において、電流分配機構33が「目標電流設定手段」に相当する。
*相電流偏差算出部34*(*=X,Y,Z)は、*相電流I*rを*相目標電流I*tgtから減算することで、*相電流偏差ΔI*を算出する。ここで、X,Y相電流IXr,IYrは、X,Y相電流センサ26X,26Yの検出値である。また、Z相電流IZrは、3相電流のうち各電流センサ26X,26Yによって検出された2相の電流値と、中性点電流INrとに基づき算出される。具体的には、Z相電流IZrは、電流算出部29により、中性点電流センサ26Nによって検出された中性点電流INrから、X,Y相電流IXr,IYrの加算値を減算することで算出される。なお、本実施形態において、制御装置30を主体として、中性点電流センサ26Nの検出値を取得する処理が「中性点電流取得手段」に相当する。さらに、制御装置30を主体として、X,Y相電流IXr,IYrの検出値を取得するとともに、Z相電流IZrを算出する処理が「電流値取得手段」に相当する。
ちなみに、充電処理時において*相巻線16*に流れる電流の推移は、各スイッチQ*#のオンオフ操作1周期(スイッチング周期)で変動する波形であって、上限値と下限値とを往復する三角波状の波形となる(図4,図5参照)。本実施形態では、充電処理(具体的には、*相電流偏差算出部34*)で用いられる*相電流I*rを、電流波形の上限値及び下限値の中央値(平均値)とする。このため、充電処理で用いられる*相電流I*rは、スイッチング周期で更新されることとなる。
*相制御器35*は、*相電流偏差ΔI*に基づき、*相電流I*rを*相目標電流I*tgtにフィードバック制御するための操作量(以下、*相操作量)を算出する。本実施形態において、*相制御器35*は、*相電流偏差ΔI*を入力とする比例積分制御によって*相操作量を算出する。なお、本実施形態において、*相制御器35*が「操作量算出手段」に相当する。
*相加算部36*は、*相制御器35*から出力された*相操作量に、フィードフォワード操作量としての出力電圧Voを加算する。*相時比率算出部37*は、*相加算部36*の出力値を入力電圧Viで除算することで、*相指令時比率Duty*を算出する。ここで、時比率とは、第2*相上アームスイッチQ*pのオン操作時間をスイッチング周期で除算した値である。上記時比率の算出は、降圧処理時における時比率D、出力電圧Vo及び入力電圧Viの関係が「D=Vo/Vi」で規定されることに基づくものである。なお、本実施形態において、*相加算部36*及び*相時比率算出部37*が「時比率算出手段」に相当する。
*相PWM信号生成部38*は、*相指令時比率Duty*に基づき、第2*相上,下アームスイッチQ*p,Q*nを操作するためのPWM信号を生成する。PWM信号は、論理H,Lからなる信号である。
*相インバータ部39*は、*相PWM信号生成部38*によって生成されたPWM信号を論理反転して出力する。*相駆動部40*は、*相PWM信号生成部38*によって生成されたPWM信号に基づき第2*相上アームスイッチQ*pをオンオフ操作し、*相インバータ部39*によって生成されたPWM信号に基づき第2*相下アームスイッチQ*nをオンオフ操作する。これにより、上記第1処理と上記第2処理とが交互に繰り返される。なお、本実施形態において、*相PWM信号生成部38*、*相インバータ部39*及び*相駆動部40*が「操作手段」に相当する。
ちなみに、本実施形態において、昇圧処理時には、目標電圧Vtgtが例えば48Vに設定される。また、昇圧処理時においては、時比率D、出力電圧Vo及び入力電圧Viの関係が「D=(Vo−Vi)/Vo」で規定される。このため、この関係式を元に、*相加算部36*及び*相指令時比率算出部37*に代えて、*相操作量、出力電圧Vo及び入力電圧Viを入力として、*相指令時比率Duty*を算出する処理を設けることとなる。
続いて、図4〜図7を用いて、本実施形態の効果について説明する。
図4に、比較技術にかかる充電処理時の相電流の推移を示し、図5に、本実施形態にかかる充電処理時の相電流の推移を示す。ここで、比較技術とは、各巻線の電流値を目標電流にフィードバック制御しない技術のことである。なお、図4及び図5には、縦軸スケール及び横軸スケールが互いに同じことを示すために「Ia」「Ta」を併記した。
図示されるように、本実施形態によれば、各相電流I*rを均等化することができる。
図6に、比較技術にかかる充電処理時の各相に対応する損失を示し、図7に、本実施形態にかかる充電処理時の各相に対応する損失を示す。なお、図6及び図7には、縦軸スケールが互いに同じことを示すために「Wa」を併記した。
図示されるように、本実施形態によれば、各相電流I*rを均等化することができるため、各相に対応する損失を均等化することができる。その結果、充電処理時において、第2インバータ18bを構成する一部のスイッチ、及び第2巻線群16を構成する一部の巻線に負荷が集中することを抑制することができる。したがって、制御システムの信頼性を向上させることができる。
(第2実施形態)
以下、第2実施形態について、先の第1実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、図8に示すように、降圧処理手法を変更する。なお、図8において、先の図3に示した処理と同一の処理については、便宜上、同一の符号を付している。
メイン偏差算出部41は、制御器32から出力された目標中性点電流INtgtから中性点電流INrを減算することで、メイン電流偏差ΔINを算出する。メイン制御器42は、メイン電流偏差ΔINに基づき、中性点電流INrを目標中性点電流INtgtにフィードバック制御するための操作量を算出する。本実施形態において、メイン制御器42は、メイン電流偏差ΔINを入力とする比例積分制御によって上記操作量を算出する。なお、本実施形態において、メイン偏差算出部41が「操作量算出手段」に相当する。
メイン加算部43は、メイン制御器42から出力された操作量に、フィードフォワード操作量としての出力電圧Voを加算する。メイン時比率算出部44は、メイン加算部43の出力値を入力電圧Viで除算することで、X,Y,Z相共通の基本時比率Dbaseを算出する。なお、本実施形態において、メイン加算部43及びメイン時比率算出部44が「ベース値算出手段」に相当する。
平均電流算出部45は、制御器32から出力された目標中性点電流INtgtを3等分した値を平均電流Iaveとして算出する。なお、本実施形態において、平均電流算出部45が「目標電流設定手段」に相当する。
*相電流偏差算出部46*は、*相電流I*rから平均電流Iaveを減算することで、*相電流偏差ΔI*を算出する。*相制御器47*は、*相電流偏差ΔI*に基づき、*相電流I*rを平均電流Iaveにフィードバック制御するための操作量として、*相指令時比率Duty*を補正するための*相補正係数K*を算出する。なお、本実施形態において、*相制御器47*が「補正係数算出手段」に相当する。
*相補正部48*は、メイン時比率算出部44から出力された基本時比率Dbaseに*相補正係数K*を乗算することで、*相指令時比率Duty*を算出する。算出された*相指令時比率Duty*は、*相PWM信号生成部38*に入力される。なお、本実施形態において、*相補正部48*が「時比率算出手段」に相当する。
以上説明した本実施形態によれば、上記第1実施形態で得られる効果と同様の効果を得ることができる。
(第3実施形態)
以下、第3実施形態について、先の第2実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、図9に示すように、先の図8に示した構成から、Z相電流偏差算出部46Z、Z相制御器47Z、及びZ相補正部48Zが除去されている。このため、メイン時比率算出部44から出力された基本時比率Dbaseは、Z相PWM信号生成部38Zに直接入力される。なお、図9において、先の図8に示した処理と同一の処理については、便宜上、同一の符号を付している。
以上説明した本実施形態によれば、上記第2実施形態で得られる効果に準じた効果を得ることができる。
(第4実施形態)
以下、第4実施形態について、先の第2実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、図10に示すように、降圧処理手法を変更する。なお、図10において、先の図8に示した処理と同一の処理については、便宜上、同一の符号を付している。
*相補正部49*は、メイン時比率算出部44から出力された基本時比率Dbaseを、平均電流算出部45から出力された平均電流Iaveと、*相電流I*rとに基づき補正することで、*相指令時比率Duty*を算出する。詳しくは、平均電流Iaveを*相電流I*rで除算した値を*相補正係数とする。そして、*相補正係数を基本時比率Dbaseに乗算することで、*相指令時比率Dutyを算出する。算出された*相指令時比率Duty*は、*相PWM信号生成部38*に入力される。
以上説明した本実施形態によれば、上記第2実施形態で得られる効果と同様の効果を得ることができる。
(第5実施形態)
以下、第5実施形態について、先の第2実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、図11に示すように、降圧処理手法を変更する。なお、図11において、先の図8に示した処理と同一の処理については、便宜上、同一の符号を付している。
メイン制御器50は、メイン偏差算出部41から出力されたメイン電流偏差ΔINに基づき、中性点電流INrを目標中性点電流INtgtにフィードバック制御するための操作量として、基本電圧操作量Vbaseを算出する。基本電圧操作量Vbaseは、第2電圧センサ24bに対する印加電圧のベース値となる。本実施形態において、メイン制御器50は、メイン電流偏差ΔINを入力とする比例積分制御によって基本電圧操作量Vbaseを算出する。なお、本実施形態において、メイン制御器50が「ベース値算出手段」に相当する。
*相制御器51*は、*相電流偏差算出部46*から出力された*相電流偏差ΔI*に基づき、*相電流I*rを平均電流Iaveにフィードバック制御するための操作量として、*相電圧補正量ΔV*を算出する。本実施形態において、*相制御器51*は、*相電流偏差ΔI*を入力とする比例積分制御によって*相電圧補正量ΔV*を算出する。なお、本実施形態において、*相制御器51*が「補正値算出手段」に相当する。
*相補正部52*は、メイン制御器50から出力された基本電圧操作量Vbaseと、*相制御器51*から出力された*相電圧補正量ΔV*とを加算する。*相時比率算出部53*は、*相補正部52*の出力値を入力電圧Viで除算することで*相指令時比率Duty*を算出する。算出された*相指令時比率Duty*は、*相PWM信号生成部38*に入力される。なお、本実施形態において、*相補正部52*及び*相時比率算出部53*が「時比率算出手段」に相当する。
以上説明した本実施形態によれば、上記第2実施形態で得られる効果と同様の効果を得ることができる。
(第6実施形態)
以下、第6実施形態について、先の第5実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、図12に示すように、先の図11に示した構成から、Z相電流偏差算出部46Z、Z相制御器51Z、及びZ相補正部52Zが除去されている。このため、メイン制御器50から出力された基本電圧操作量Vbaseは、Z相時比率算出部53Zに直接入力される。なお、図12において、先の図11に示した処理と同一の処理については、便宜上、同一の符号を付している。
以上説明した本実施形態によれば、上記第5実施形態で得られる効果に準じた効果を得ることができる。
(第7実施形態)
以下、第7実施形態について、先の第5実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、図13に示すように、降圧処理手法を変更する。なお、図13において、先の図11に示した処理と同一の処理については、便宜上、同一の符号を付している。
平均電圧算出部54は、出力電圧Voを3等分した値として平均電圧Vaveを算出する。*相補正量算出部55*は、平均電圧Vaveを*相電流I*rで除算することで、*相電圧補正量ΔV*を算出する。算出された*相電圧補正量ΔV*は、*相補正部52*に入力される。
以上説明した本実施形態によれば、上記第5実施形態で得られる効果に準じた効果を得ることができる。
(その他の実施形態)
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・降圧処理において、第1U,V,W相上アームスイッチQUp,QVp,QWpの全てをオフ操作してもよい。この場合、各スイッチQUp,QVp,QWpに逆並列に接続されたフリーホイールダイオードが電流流通経路となる。また、降圧処理において、第2X,Y,Z相下アームスイッチQXn,QYn,QZnをオフ操作してもよい。この場合、各スイッチQXn,QYn,QZnに逆並列に接続されたフリーホイールダイオードが電流流通経路となる。
・昇圧処理において、第1U,V,W相上アームスイッチQUp,QVp,QWpの全てをオフ操作してもよい。この場合、各スイッチQUp,QVp,QWpに逆並列に接続されたフリーホイールダイオードが電流流通経路となる。
・充電処理が行われる場合に電流を流す通電巻線としては、第2巻線群16を構成する3相全ての巻線に限らない。例えば、第2巻線群16を構成する2相の巻線であってもよい。この場合、例えば、通電巻線をX相巻線16X及びY相巻線16Yとするなら、降圧処理時において、第2X,Y相上,下アームスイッチQXp,QXn,QYp,QYnがオンオフ操作対象となり、第2Z相上,下アームスイッチQZp,QZnがオフ操作される。なお、通電巻線の数が2である場合、例えば、先の図3の電流分配機構33において、目標中性点電流INtgtを2で除算した値がX,Y相目標電流IXtgt,IYtgtとなる。
・巻線群を構成する3相巻線のそれぞれに対応した電流センサを制御システムに備えてもよい。この場合、先の図3の電流算出部29を除去できる。また、各バッテリ20a,20bの正極端子と各インバータ18a,18bの高電位側入力端子との間を接続する電気経路に流れる母線電流を検出する母線電流センサを制御システムに備えてもよい。この場合、3相電流のうち2相の電流を検出する2つの電流センサの検出値と、母線電流センサの検出値とに基づき、残余1相の電流を算出することができる。具体的には、例えば上記第1実施形態の降圧処理時において、母線電流センサによって検出された母線電流から、X相電流IXr及びY相電流IYrの加算値を減算することで、Z相電流IZrを算出することができる。
・充電処理で用いられる*相電流I*rとしては、電流波形の上限値及び下限値の中央値に限らず、例えば、上限値または下限値を用いてもよい。また、*相電流I*rとしては、スイッチング周期で取得される*相電流であれば、中央値、上限値または下限値に限らない。
・上記第7実施形態において、平均電圧Vaveを用いることは必須ではない。例えば、X,Y,Z相電流IXr,IYr,IZrのそれぞれの絶対値を加算した値を平均電圧Vaveに代えて用いてもよい。
・中性点接続経路23を開状態及び閉状態のいずれかに切り替える「切替手段」としては、リレー28に限らない。要は、中性点接続経路23を開状態及び閉状態のいずれかに切り替え可能に構成される手段であれば、他の手段であってもよい。
・電気エネルギを蓄積可能な蓄電装置としては、蓄電池に限らず、例えば電気二重層キャパシタであってもよい。
・回転機としては、3相回転機に限らず、3相以外の多相回転機であってもよい。
10…モータ、14…第1巻線群、16…第2巻線群、18a…第1インバータ、18b…第2インバータ、20a…第1バッテリ、20b…第2バッテリ、23…中性点接続経路、28…リレー。

Claims (6)

  1. 星型結線された第1巻線群(14)及び第2巻線群(16)を有する回転機(10)を備える制御システムに適用され、
    第1上アームスイッチ(Q¥p)及び第1下アームスイッチ(Q¥n)の直列接続体を有し、前記第1上アームスイッチ及び前記第1下アームスイッチの相補的なオンオフ操作により、前記第1巻線群と第1蓄電装置(20a)との間で電力伝達可能に構成された第1電力変換器(18a)と、
    第2上アームスイッチ(Q*p)及び第2下アームスイッチ(O*n)の直列接続体を有し、前記第2上アームスイッチ及び前記第2下アームスイッチの相補的なオンオフ操作により、前記第2巻線群と第2蓄電装置(20b)との間で電力伝達可能に構成された第2電力変換器(20b)と、
    前記第1巻線群の中性点と前記第2巻線群の中性点とを電気的に接続する接続経路(23)に設けられ、前記接続経路を開状態及び閉状態のいずれかに切り替えるべく通電操作される切替手段(28)と、を備え、
    前記第2巻線群を構成する少なくとも2相の巻線であって、前記切替手段によって前記接続経路を閉状態として前記第1蓄電装置及び前記第2蓄電装置のうち一方から他方へ電力を供給する場合に電流を流す巻線のそれぞれを通電巻線(16*)とし、
    前記各通電巻線に流れる電流値を取得する電流値取得手段(26X,26Y,26N)と、
    前記第1蓄電装置及び前記第2蓄電装置のうち一方から他方へ電力を供給する場合において、前記電流値取得手段によって取得された前記各通電巻線の電流値を目標電流に制御すべく、前記第2上アームスイッチ及び前記第2下アームスイッチのうち少なくとも一方を操作対象スイッチとしてオンオフ操作する操作手段(38*,39*,40*)と、を備え、
    前記目標電流は、前記各通電巻線で互いに同一の値に設定されていることを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記第1蓄電装置及び前記第2蓄電装置のうち、電力供給先となる蓄電装置の端子間電圧を出力電圧として取得し、電力供給源となる蓄電装置の端子間電圧を入力電圧として取得する電圧取得手段(24a,24b)と、
    前記出力電圧を目標電圧にフィードバック制御するための操作量として、前記接続経路に流す電流の目標値である目標中性点電流を算出する目標中性点電流算出手段(32)と、
    前記目標中性点電流を前記通電巻線の数で除算した値を、前記目標電流として設定する目標電流設定手段(33)と、
    前記各通電巻線に流れる電流値を前記目標電流にフィードバック制御するための操作量を算出する操作量算出手段(35*)と、
    前記操作量算出手段によって算出された操作量、前記出力電圧及び前記入力電圧に基づき、前記操作対象スイッチのオンオフ操作1周期に対するオン操作時間の比率である時比率を算出する時比率算出手段(36*,37*)と、をさらに備え、
    前記操作手段は、前記時比率算出手段によって算出された時比率に基づき前記操作対象スイッチをオンオフ操作することで、前記各通電巻線に流れる電流値を前記目標電流に制御する請求項1記載の電力変換装置。
  3. 前記第1蓄電装置及び前記第2蓄電装置のうち、電力供給先となる蓄電装置の端子間電圧を出力電圧として取得し、電力供給源となる蓄電装置の端子間電圧を入力電圧として取得する電圧取得手段(24a,24b)と、
    前記出力電圧を目標電圧にフィードバック制御するための操作量として、前記接続経路に流す電流の目標値である目標中性点電流を算出する目標中性点電流算出手段(32)と、
    前記接続経路に流れる電流である中性点電流を取得する中性点電流取得手段(26N)と、
    前記目標中性点電流を前記通電巻線の数で除算した値を、前記目標電流として設定する目標電流設定手段(45)と、
    前記中性点電流を前記目標中性点電流にフィードバック制御するための操作量を算出する操作量算出手段(42)と、
    前記操作量算出手段によって算出された操作量、前記出力電圧及び前記入力電圧に基づき、前記操作対象スイッチのオンオフ操作1周期に対するオン操作時間の比率である時比率のベース値を算出するベース値算出手段(43,44)と、
    前記通電巻線に流れる電流値を前記目標電流に制御するための補正係数と前記ベース値との乗算値を、最終的な前記時比率として算出する時比率算出手段(48*;48X,48Y;49*)と、をさらに備え、
    前記操作手段は、前記時比率算出手段によって算出された最終的な時比率に基づき前記操作対象スイッチをオンオフ操作することで、前記各通電巻線に流れる電流値を前記目標電流に制御する請求項1記載の電力変換装置。
  4. 前記通電巻線に流れる電流値を前記目標電流にフィードバック制御するための操作量として、前記補正係数を算出する補正係数算出手段(47*;47X,47Y)をさらに備える請求項3記載の電力変換装置。
  5. 前記時比率算出手段(49*)は、前記通電巻線に流れる電流値で前記目標電流を除算した値を、前記補正係数として用いる請求項3記載の電力変換装置。
  6. 前記第1蓄電装置及び前記第2蓄電装置のうち、電力供給先となる蓄電装置の端子間電圧を出力電圧として取得し、電力供給源となる蓄電装置の端子間電圧を入力電圧として取得する電圧取得手段(24a,24b)と、
    前記出力電圧を目標電圧にフィードバック制御するための操作量として、前記接続経路に流す電流の目標値である目標中性点電流を算出する目標中性点電流算出手段(32)と、
    前記接続経路に流れる電流である中性点電流を取得する中性点電流取得手段(26N)と、
    前記目標中性点電流を前記通電巻線の数で除算した値を、前記目標電流として設定する目標電流設定手段(45)と、
    前記中性点電流を前記目標中性点電流にフィードバック制御するための操作量として、前記電力供給先に対する印加電圧のベース値を算出するベース値算出手段(50)と、
    前記通電巻線に流れる電流値を前記目標電流にフィードバック制御するための操作量として、前記ベース値の補正値を算出する補正値算出手段(51*;51X,51Y)と、
    前記ベース値、前記補正値及び前記入力電圧に基づき、前記操作対象スイッチのオンオフ操作1周期に対するオン操作時間の比率である時比率を算出する時比率算出手段(52*,53*;52X,52Y,53X,53Y)と、をさらに備え、
    前記操作手段は、前記時比率算出手段によって算出された時比率に基づき前記操作対象スイッチをオンオフ操作することで、前記各通電巻線に流れる電流値を前記目標電流に制御する請求項1記載の電力変換装置。
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