JP4363481B2 - 回転電機制御装置 - Google Patents

回転電機制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4363481B2
JP4363481B2 JP2007296653A JP2007296653A JP4363481B2 JP 4363481 B2 JP4363481 B2 JP 4363481B2 JP 2007296653 A JP2007296653 A JP 2007296653A JP 2007296653 A JP2007296653 A JP 2007296653A JP 4363481 B2 JP4363481 B2 JP 4363481B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase
rotating electrical
electrical machine
machine control
control device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007296653A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008306914A (ja
Inventor
真 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2007296653A priority Critical patent/JP4363481B2/ja
Priority to EP08008774A priority patent/EP1990908B1/en
Priority to US12/117,837 priority patent/US7969104B2/en
Priority to DE602008000883T priority patent/DE602008000883D1/de
Publication of JP2008306914A publication Critical patent/JP2008306914A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4363481B2 publication Critical patent/JP4363481B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/80Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
    • Y02T10/92Energy efficient charging or discharging systems for batteries, ultracapacitors, supercapacitors or double-layer capacitors specially adapted for vehicles

Description

本発明は、例えばブラシレスモータ等の回転電機の制御を行う回転電機制御装置に関する。
ブラシレスモータにおいて高回転時に逆起電圧の影響を排除するために、インバータの前段に昇圧コンバータを配してモータへの印加電圧を高くすることが一般的に行われている。しかし、このような方式では昇圧コンバータがコストアップの要因となってしまう。このため、その代替技術として、星型結線された中性点に電池を接続してモータのゼロ相回路を利用する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−337047号公報
しかし、特許文献1に開示された電気回路ではモータがいかなる巻線でも良いというわけではなく、相性の良い巻線構成があることが本願発明者等の研究により明らかになった。
まず、中性点に電池を接続して昇圧する原理を三相巻線を例に説明する。三相巻線のうちの一相(W相)のゼロ相分等価回路を図7に示す。ゼロ相分は各相が並列に接続された回路で動作し、電流としては略直流の電流(以下ゼロ相電流と呼ぶ)が流れる。電源側から見るとW相巻線をインダクタンスとしインバータの上下アームで昇圧コンバータを構成している。ゼロ相電流は略直流であるから、ゼロ相分では三相分が並列接続された昇圧コンバータとして作用することになる。この電流をスイッチングすることで電機子鉄心に蓄えられる磁気エネルギーを介在してインバータの直流端子の電圧が昇圧するのである。
つまり、昇圧効率を高くするにはゼロ相電流により電機子鉄心に蓄えられる磁気エネルギーを多くする必要がある。つまりゼロ相電流による磁束(以下ゼロ相分磁束と呼ぶ)を増強する必要がある。
ここで、4極12スロットの全節巻線の例を図8に示す。図8のようにスロットに1番〜12番の番号を付すと、U相コイルは1番、4番、7番、10番スロットを通る。同様にV相は3番、6番、9番、12番スロットを通る。同様にW相は2番、5番、8番、11番スロットを通る。この構成の電機子にゼロ相電流を矢印の方向に流すと各ティースには各相のゼロ相電流によるゼロ相磁束が発生する。例えば、1番スロットと12番スロットの間のティースにはU相コイルに流れる電流により生じる磁束51、V相コイルに流れる電流により生じる磁束52、W相コイルに流れる電流により生じる磁束53が発生する。そして、これらの磁束51〜53のうち二つの磁束が互いに打ち消しあうことで、結果的に合成磁束55の大きさは、磁束51〜53の磁束の向きが同じ場合の合成磁束と比較して略1/3にとなってしまう。なお、ここでは4極12スロットの全節巻線で説明をしたが、8極24スロットや12極36スロットの場合も同様の結果となる。
次に、2/3πの短節巻きのゼロ相磁束について図9を用いて説明する。ここでは8極12スロットの例を示す。図9のようにティースに1番〜12番の番号を付すと、U相コイルは1番、4番、7番、10番ティースにそれぞれ所定回数巻回されて直列接続される。同様にV相コイルは2番、5番、8番、11番ティースにそれぞれ所定回数巻回されて直列接続され、W相コイルは3番、6番、9番、12番ティースにそれぞれ所定回数巻回されて直列接続される。
この電機子巻線にゼロ相電流を矢印の方向に流すとすべてのスロット内コイルにゼロ相電流が逆向きに流れてゼロ相磁束を打ち消しあうことになる。このため、ゼロ相の合成磁束はゼロとなり、昇圧効果は得られない。
このように、中性点に直流電源を接続した回転電気制御システムにおいて、昇圧機能を効果的に発揮させるためには、回転電機の巻線をいかなる仕様にするかが重要であることが判明した。
本発明は、上記課題に着目して成されたもので、その目的は、効果的に昇圧機能を発揮できる回転電機制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1では、星型結線された多相巻線を備える回転電機と、前記多相巻線に接続されて前記回転電機の回転制御をおこなう多相インバータと、前記星型結線の中性点に接続された直流電源と、を備える回転電器制御装置において、前記直流電源からのゼロ相電流により前記多相巻線の各相に同時に電流が流れることで、前記回転電機の電機子鉄心における各ティースにゼロ相電流による磁束であるゼロ相磁束が同時に発生する構成となっており、前記多相巻線は、前記電機子鉄心に対して5/6π短節巻若しくは7/6π長節巻きに巻装され、前記ゼロ相電流を供給した際に、前記電機子鉄心の前記各ティースで同時に発生する前記ゼロ相磁束を、2ティースごとに極性が反転する磁束であって前記各ティースに生じる各相の磁束が互いに打ち消しあわない磁束とし、各ティースのゼロ相磁束を極大化させる構成にしたことを特徴とする。
また、請求項に記載のとおり、前記多相インバータの出力電流振幅の中心値を前記直流電源からのゼロ相電流に応じてオフセットさせることを特徴とする
また、請求項に記載のとおり、前記回転電機の電機子鉄心のスロット数は12であり、回転子の磁極数は10若しくは14であることを特徴とする。これらの構成によれば、ゼロ相電流によるゼロ相分磁束は相殺されることなく、1ティースあたりの磁束を大きくすることができる。
また、請求項に記載のとおり、前記直流電源が電池であって、前記星型結線の中性点には前記電池の正極が接続され、前記多相インバータの負極に前記電池の負極が接続されており、前記多相インバータは、出力電流に負のオフセット値を設定すること、あるいは、
請求項に記載のとおり、前記直流電源が電池であって、前記星型結線の中性点には前記電池の負極が接続され、前記多相インバータの正極に前記電池の正極が接続されており、前記多相インバータは、出力電流に正のオフセット値を設定することを特徴とする。
この構成によれば、各相を電気角で120度位相差の略対称正弦波電流を通電可能となり、電動機としてなめらかなトルクを発生させることができる。
請求項では更に、前記インバータの直流端子間に蓄電手段を有し、前記回転電機が非稼動時において前記蓄電手段を前記直流電源よりも大きい電圧で充電し、前記蓄電手段の電圧を保持することを特徴とする。
このように制御すれば、回転電機は電流を消費しないので、蓄電手段は定格電圧以上の電圧で電力を蓄積することができる。この電力を電動機起動時に放電すればオルタネータの発電遅れによる電源電圧低下を抑制することができる。
好適には、請求項に記載のように、前記中性点から前記直流電源へ電流が流れることを規制する整流手段を設けたことを特徴とすれば、一層効果的に電動機を駆動できる。
請求項では、前記整流手段はダイオードで構成され、前記直流電源の負極端子が前記インバータの負極に接続されている場合には前記ダイオードのアノードが前記直流電源正極端子側に、カソードが前記中性点側に接続され、前記直流電源の正極端子が前記インバータの正極に接続されている場合には前記ダイオードのカソードが前記直流電源負極端子側に、アノードが前記中性点側に接続されていることを特徴とする。
請求項では、前記整流手段はパワートランジスタと還流ダイオードを組み合わせた半導体デバイスで構成され、前記蓄電手段の電圧を前記直流電源よりも大きい電圧に保持する電圧保持期間には該パワートランジスタを導通させ、前記電圧保持期間後の放電期間に該パワートランジスタを遮断する制御をするとともに、前記直流電源の負極端子が前記インバータの負極に接続されている場合には前記還流ダイオードのアノードが前記直流電源正極端子側に、カソードが前記中性点側に接続され、前記直流電源の正極端子が前記インバータの正極に接続されている場合には前記還流ダイオードのカソードが前記直流電源負極端子側に、アノードが前記中性点側に接続されるように構成することを特徴とする。
請求項10では、前記半導体デバイスはMOSFETで構成され、前記還流ダイオードを該MOSFETの寄生ダイオードと兼用することを特徴とする。
請求項8,9,10に記載のようにダイオードを利用した整流デバイスを採用することで簡便かつ高信頼の装置を構築することができる。
更に好適には、請求項14記載のとおり、前記蓄電手段は電気2重層コンデンサとする。このようにすれば2次電池よりも大電流を瞬間的に電動機へ供給することができる。
請求項12では、前記回転電機は自動車用電動パワーステアリングシステムの駆動モータであることを特徴とする。
請求項13では、前記回転電機は自動車用エアコンのコンプレッサ駆動用モータであることを特徴とする。
このような構成の回転電機制御装置は待機時間の比較的長い自動車用のパワーステアリングや自動車用エアコンのコンプレッサ駆動装置に好適である。
[実施例1]
図1に本発明の回転電機制御装置の回路図を示す。回転電機制御装置は、星型結線された三相回転電機1、三相回転電機1に接続されて三相回転電機1の回転制御を行う三相インバータ2、三相インバータ2の正極と負極との間に接続されるコンデンサ3、三相回転電機1の中性点と接地間に接続された直流電源としての電池4を有している。ここで、三相回転電機1の中性点には電池4の正極が接続され、三相インバータの負極には電池4の負極が接続されている。
図2に三相回転電機1の巻線構成を示す。ここでは14極12スロットの例を示す。12は回転子を構成する磁極配列を示し、磁極ピッチは電気角で180度、磁極数は14である。11は電機子を構成する電機子鉄心であり、12スロットの構成であり1スロットのピッチは電気角で210度としている。
この鉄心に対称3相巻線(U相、V相、W相)を図2の如く巻装する。実線をU相、破線をV相、一点鎖線をW相で示している。図2に示すようにティースに1番から12番までの番号を付し、U相コイルは1番ティースに所定回数巻回された後、7番ティースに逆極性で直列に所定回数巻回される。さらに6番ティースに正極性に所定回数巻回され直列接続され、12番ティースに逆極性に所定回数巻回され直列接続されて端末は中性点Nを構成する。
同様にV相コイルは5番ティースを正極性、11番ティースを逆極性、10番ティースを正極性、4番ティースを逆極性にそれぞれ所定回数巻回されて直列接続されて端末が中性点Nを構成する。
同様にW相コイルは9番ティースを正極性、3番ティースを逆極性、2番ティースを正極性、8番ティースを逆極性にそれぞれ所定回数巻回されて直列接続されて端末が中性点Nを構成する。
すなわち、三相回転電機1は7/6π長節巻きの巻線構成を備えている。このように7/6π長節巻きとすることでUVW各相は電気角で120度の位相差となる。また、図1にて中性点よりゼロ相電流I0を供給した場合、各相の電流をIu、Iv、Iwとすると、
Iu+Iv+Iw+I0=0
が成立することから、ゼロ相電流と各相電流の関係は、
I0=−(Iu+Iv+Iw)
となる。このI0を3相で均等に分担すれば、三相インバータ2の出力電流振幅の中心値が各相とも−I0/3だけオフセットすることになる(図3参照)。
このオフセット分電流により発生する磁気エネルギーにより昇圧機能が実現されることになる。従って効率的に昇圧動作をさせるためには前記オフセット電流による磁気エネルギーを如何に大きくできるかがポイントとなる。
なお、各相電流は略正弦波状に変動しその位相差は互いに120度を維持できており、この電流の振幅によりトルクの調整をすることができる。
ここで、図2の巻線に中性点Nよりゼロ相電流(図1でI0)を供給した場合の鉄心に発生する磁束量につき説明する。ゼロ相電流は直流であるから位相を考慮する必要はなく各相には同時に図2の矢印の方向に電流が流れる。その結果、電機子鉄心の各ティースには2ティースごとに極性が反転する磁束55が発生する。図2の構成では各相のゼロ相磁束は打ち消しあうことがなくゼロ相磁束を極大化することができる。
なお、この実施例1では、電機子鉄心のスロット数が12で回転子の磁極数が14の例で説明したが、電機子鉄心のスロット数が12で回転子の磁極数が10の場合も同様の効果が得られる。
[実施例2]
実施例2は、実施例1の構成において回転電機1の巻線仕様と回転子の磁極数を変更したのみであり、その他の構成は同一である。
ここでは10極12スロットの巻線を図4に示す。この例ではスロットピッチは電気角で150度となる。
図4の様にティースに番号を付すと、U相コイルは1番ティースに正極性で、7番ティースに逆極性で、8番ティースに正極性で、2番ティースに逆極性になるように所定回数巻回し直列接続される。同様にV相コイルは5番ティースに正極性で、11番ティースに逆極性で、12番ティースに正極性で、6番ティースに逆極性になるように所定回数巻回し直列接続される。W相は9番ティースに正極性で、3番ティースに逆極性で、4番ティースに正極性で、10番ティースに逆極性になるように所定回数巻回し直列接続される。
この巻線にゼロ相電流を流すとゼロ相磁束55が発生するが、これは実施例1の場合と実質的に同じ大きさの磁束量となる。
[実施例3]
図5に示す実施例3は、実施例1の構成において電池5の接続を変更したのみであり、その他の構成は同一である。
この例では中性点に前記電池の負極を接続し、前記インバータの直流端子の正極側に前記電池の正極を接続している。この場合、ゼロ相電流は中性点から電池に帰還する方向なので、各相の相電流は交流の中心点が正側にI0/3だけオフセットして流れる。
このように構成しても同様に昇圧(この場合はインバータの直流端子の負極電位がゼロ以下になる)動作をし、実施例1および2と同様に昇圧機能を効果的に発揮することができる。
(性能比較)
図6に実施例1および実施例2のゼロ相磁束量と、図8および図9に示した巻線を用いた場合のゼロ相磁束量との比較結果を示す。図6から明らかなとおり、実施例1および2の構成とすると、大きなゼロ相磁束を得ることができ、優れた昇圧効果が得られる。
[実施例4]
図10に実施例4を示す。この例では、電気2重層コンデンサ(以下、キャパシタとする)5をインバータ2の直流端子間に接続する。また、中性点から直流電源側へ電流が流れることを規制する目的で、アノードが直流電源側となるようにダイオード6を中性点と電池4の間に接続する。制御回路7は、前記インバータの電動動作、キャパシタの充電管理を司る。電池4には、電池4を充電するオルタネータ21と電池4から供給される電力で駆動される補記22が接続されている。
図11を用いて、実施例4の動作例を説明する。ここでは、自動車用の電動パワーステアリング用モータを三相回転電機1として採用する。実施例4では、パワーステアリングモータが稼働中にインバータ2の直流電源端子電圧は直流電源電圧の2倍になるものとする。電池4の電圧を14Vとした場合、時刻t1以前では、キャパシタ5の電圧は28Vに充電される。
時刻t1において、パワーステアリング動作が終了すると、前記制御回路7は、インバータ2へのモータ動作を停止させる。そして、三相回転電機1の電機子巻線とインバータ2を昇圧コンバータとして動作させ、キャパシタ電圧が42Vになるように充電する。このとき、ダイオード6があるため、中性点の電圧が14V以上になっても、中性点から電池4の方向へは電流が流れず、キャパシタ電圧は充電され続ける。
時刻t2において、キャパシタ電圧が42Vに到達すると、前記インバータ2は動作を停止する。その後、キャパシタ電圧は42Vのまま保持される。同時に、電池4に接続されているオルタネータ21には、オルタネータ21に内蔵されたボルテージレギュレータにより、発電を抑制し、電池4に接続されている補機22に必要な電力P1のみを発電する。しばらくこの状態で待機する。
時刻t3において、パワーステアリングモータが稼働すると、キャパシタ5はパワーステアリングモータの駆動に必要な電力を供給し、キャパシタ電圧は急速に低下する。同時に、オルタネータ21はボルテージレギュレータの作動により発電を開始する。この際、オルタネータ21において界磁形成の励磁電流の上昇に時間を要し、発電遅れが生じるが、キャパシタ5の放電により、パワーステアリング動作及び系統電圧には影響しない。オルタネータのボルテージレギュレータは、例えば、車内LANを経由するパワーステアリングECUの信号から発電開始のトリガを得る。
時刻t4において、キャパシタ電圧が28Vまで低下すると中性点の電圧が14Vまで低下し、電池4からダイオード6を介して昇圧分電流が供給され、キャパシタ電圧は28Vに維持される。同時に、以降はオルタネータ電流が中性点を介して三相回転電機1に流れ、電機子巻線とインバータ2の動作によりキャパシタ電圧が昇圧される。
(実施例4の変形例)
図12と図13に実施例4の変形例をそれぞれ示す。図12では、前記ダイオード6に変えてMOSFET61を採用する。この場合、PチャネルMOSFETのドレイン端子を中性点側に接続する。そして、中性点の電圧が電池4の電圧より小さい期間にはMOSFET61を導通させ、中性点の電圧が電池4の電圧より大きい期間にはMOSFET61を遮断する制御をする。図13では、電池4の負極側を三相回転電機1の中性点にダイオードを介して接続する。この場合、ダイオードのアノードが中性点側になるように接続する。尚、三相回転電機1はエアコンのコンプレッサ駆動用モータでもよい。
実施例1の回転電機制御装置の回路図である。 実施例1の回転電機1の巻線構成を示す図である。 実施例1の回転電機1に流れる電流を示す図である。 実施例2の回転電機1の巻線構成を示す図である。 実施例3の回転電機制御装置の回路図である。 ゼロ相磁束量の比較結果を示す図である。 三相巻線のうちの一相のゼロ相分等価回路を示す図である。 全節巻線の巻線構成を示す図である。 2/3π短節巻きの巻線構成を示す図である。 実施例4の回転電機制御装置の回路図である。 実施例4の動作のタイミングチャートである。 実施例4の第1変形例の回転電機制御装置の回路図である。 実施例4の第2変形例の回転電機制御装置の回路図である。
符号の説明
1 三相回転電機
2 三相インバータ
3 コンデンサ
4 電池
11 電機子鉄心
12 回転子

Claims (13)

  1. 星型結線された多相巻線を備える回転電機と、前記多相巻線に接続されて前記回転電機の回転制御をおこなう多相インバータと、前記星型結線の中性点に接続された直流電源と、を備える回転電器制御装置において、
    前記直流電源からのゼロ相電流により前記多相巻線の各相に同時に電流が流れることで、前記回転電機の電機子鉄心における各ティースにゼロ相電流による磁束であるゼロ相磁束が同時に発生する構成となっており
    前記多相巻線は、前記電機子鉄心に対して5/6π短節巻若しくは7/6π長節巻きに巻装され、
    前記ゼロ相電流を供給した際に、前記電機子鉄心の前記各ティースで同時に発生する前記ゼロ相磁束を、2ティースごとに極性が反転する磁束であって前記各ティースに生じる各相の磁束が互いに打ち消しあわない磁束とし、各ティースのゼロ相磁束を極大化させる構成にしたことを特徴とする回転電機制御装置。
  2. 前記多相インバータの出力電流振幅の中心値を前記直流電源からのゼロ相電流に応じてオフセットさせることを特徴とする請求項1記載の回転電機制御装置。
  3. 前記回転電機の電機子鉄心のスロット数は12であり、回転子の磁極数は10若しくは14であることを特徴とする請求項1又は2記載の回転電機制御装置。
  4. 前記直流電源が電池であって、前記星型結線の中性点には前記電池の正極が接続され、前記多相インバータの負極に前記電池の負極が接続されており、前記多相インバータは、出力電流に負のオフセット値を設定することを特徴とする請求項1ないし記載の回転電機制御装置。
  5. 前記直流電源が電池であって、前記星型結線の中性点には前記電池の負極が接続され、前記多相インバータの正極に前記電池の正極が接続されており、前記多相インバータは、出力電流に正のオフセット値を設定することを特徴とする請求項1ないし記載の回転電機制御装置。
  6. 前記インバータの直流端子間に蓄電手段を有し、前記回転電機が非稼動時において前記蓄電手段を前記直流電源よりも大きい電圧で充電し、前記蓄電手段の電圧を保持することを特徴とする請求項1ないし記載の回転電機制御装置。
  7. 前記中性点から前記直流電源へ電流が流れることを規制する整流手段を設けたことを特徴とする請求項記載の回転電機制御装置。
  8. 前記整流手段はダイオードで構成され、前記直流電源の負極端子が前記インバータの負極に接続されている場合には前記ダイオードのアノードが前記直流電源正極端子側に、カソードが前記中性点側に接続され、
    前記直流電源の正極端子が前記インバータの正極に接続されている場合には前記ダイオードのカソードが前記直流電源負極端子側に、アノードが前記中性点側に接続されていることを特徴とする請求項記載の回転電機制御装置。
  9. 前記整流手段はパワートランジスタと還流ダイオードを組み合わせた半導体デバイスで構成され、前記中性点の電圧が前記直流電源の電圧より小さい期間には該パワートランジスタを導通させ、前記中性点の電圧が前記直流電源の電圧より大きい期間には該パワートランジスタを遮断する制御をするとともに、
    前記直流電源の負極端子が前記インバータの負極に接続されている場合には前記還流ダイオードのアノードが前記直流電源正極端子側に、カソードが前記中性点側に接続され、
    前記直流電源の正極端子が前記インバータの正極に接続されている場合には前記還流ダイオードのカソードが前記直流電源負極端子側に、アノードが前記中性点側に接続されるように構成することを特徴とする請求項記載の回転電機制御装置。
  10. 前記半導体デバイスはMOSFETで構成され、前記還流ダイオードを該MOSFETの寄生ダイオードと兼用することを特徴とする請求項記載の回転電機制御装置。
  11. 前記蓄電手段は電気2重層コンデンサであることを特徴とする請求項記載の回転電機制御装置。
  12. 前記回転電機は自動車用電動パワーステアリングシステムの駆動モータであることを特徴とする請求項1記載の回転電機制御装置。
  13. 前記回転電機は自動車用エアコンのコンプレッサ駆動用モータであることを特徴とする請求項1記載の回転電機制御装置。
JP2007296653A 2007-05-10 2007-11-15 回転電機制御装置 Active JP4363481B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007296653A JP4363481B2 (ja) 2007-05-10 2007-11-15 回転電機制御装置
EP08008774A EP1990908B1 (en) 2007-05-10 2008-05-09 Rotary electric system designed to utilize zero-phase circuit
US12/117,837 US7969104B2 (en) 2007-05-10 2008-05-09 Rotary electric system designed to utilize zero-phase circuit
DE602008000883T DE602008000883D1 (de) 2007-05-10 2008-05-09 Elektrisches Drehsystem zur Verwendung einer Schaltung im Nullsystem

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007125823 2007-05-10
JP2007296653A JP4363481B2 (ja) 2007-05-10 2007-11-15 回転電機制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008306914A JP2008306914A (ja) 2008-12-18
JP4363481B2 true JP4363481B2 (ja) 2009-11-11

Family

ID=40235106

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007296653A Active JP4363481B2 (ja) 2007-05-10 2007-11-15 回転電機制御装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4363481B2 (ja)
DE (1) DE602008000883D1 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5407350B2 (ja) 2009-01-16 2014-02-05 株式会社デンソー 電動機制御装置
JP5412974B2 (ja) * 2009-03-13 2014-02-12 株式会社デンソー 三相交流同期電動機の駆動装置
JP5304427B2 (ja) 2009-05-14 2013-10-02 株式会社デンソー 回転電機の駆動システム
JP2011035978A (ja) * 2009-07-30 2011-02-17 Fuji Electric Systems Co Ltd 永久磁石モータの駆動システム及び電動車両
JP2012065502A (ja) * 2010-09-17 2012-03-29 Toyota Motor Corp 車両用電源装置
JP5834768B2 (ja) 2011-10-25 2015-12-24 株式会社デンソー 発電電動機の制御装置
JP6063762B2 (ja) * 2013-02-15 2017-01-18 日立オートモティブシステムズ株式会社 充電器
JP5846151B2 (ja) 2013-04-05 2016-01-20 株式会社日本自動車部品総合研究所 電力変換装置
JP6064859B2 (ja) * 2013-10-09 2017-01-25 株式会社デンソー 多相回転機
JP6285256B2 (ja) 2014-04-02 2018-02-28 株式会社Soken 電力変換装置
WO2015162649A1 (ja) * 2014-04-25 2015-10-29 東芝三菱電機産業システム株式会社 回転電機電源装置、回転電機システムおよび回転電機運転方法
CN107852116B (zh) * 2015-07-14 2020-08-25 株式会社电装 电动压缩机的驱动装置
JP7160479B2 (ja) 2018-12-21 2022-10-25 株式会社デンソー 電動機システム

Also Published As

Publication number Publication date
DE602008000883D1 (de) 2010-05-12
JP2008306914A (ja) 2008-12-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4363481B2 (ja) 回転電機制御装置
US7969104B2 (en) Rotary electric system designed to utilize zero-phase circuit
US7816805B2 (en) Power supply system with multiphase motor and multiphase inverter
US6417592B2 (en) Rotary electric machine for vehicle
US6787931B2 (en) Starter generator for internal combustion engine
EP2031749B1 (en) On-vehicle rotary electric machine operating on two modes of rectification
JP5742850B2 (ja) 回転電機システム
JP6609700B2 (ja) Srモータ制御システム及びsrモータ制御方法
CN110383639B (zh) 旋转电机系统
CN110663170B (zh) 多组多相旋转电机的驱动装置
WO2018030143A1 (ja) 駆動装置及び電動モータ駆動装置
JP2015164385A (ja) 可変速電気機械
JP4478185B2 (ja) 車両用エンジン始動装置
JP6252362B2 (ja) 駆動システム
US10027252B2 (en) Rotating electric machine system
JP3851208B2 (ja) インバータ一体型駆動装置
JP2001157497A (ja) 同期発電機の発電制御装置
JP4476585B2 (ja) 2yモータの固定子構造
JP5696438B2 (ja) 永久磁石型電動機
JP6645405B2 (ja) 回転電機の制御装置、回転電機ユニット
JP2005094922A (ja) 電源供給システム
WO2020080024A1 (ja) 電力変換装置
JP2003304661A (ja) 三相交流回転電機
JP2005184967A (ja) 車両用発電電動装置
JP2019037124A (ja) タンデム式回転電機

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090310

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090508

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090728

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090810

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120828

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4363481

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130828

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250