JP2019044400A - 部材接合方法、部材接合構造及び接合部材 - Google Patents

部材接合方法、部材接合構造及び接合部材 Download PDF

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Abstract

【課題】構造部材に穿設された穴に挿入され、接着剤で固定された棒状の接合部材を介して上記構造部材を他の部材と接合する方法及び部材の接合構造において、穴内に充分に接着剤を注入することを可能にするとともに、効率よく施工する。【解決手段】第1の部材である柱1に、棒状の接合ボルト51を挿入する穴1aを穿設した後、第2の部材であるベースプレートの板状本体部31を、穴の周辺部で該柱に当接するように仮固定する。板状本体部31には内周面に雌ねじを有する貫通孔を形成しておき、接合ボルトに形成された雄ねじ部をねじ込み、該接合ボルトの先端側を柱に設けた穴内に挿入する。このとき接合ボルトは第2の部材である板状本体部31で支持し、接合ボルト51と穴1aの内周面とが非接触で隙間が生じている状態に維持する。接合ボルトは軸線方向の中心孔51aを有するものとし、この中心孔から接着剤を穴内に注入する。【選択図】図8

Description

本発明は、構造部材に穿設された穴に挿入され、接着剤で固定された棒状の接合部材を介して上記構造部材を他の部材と接合する方法、接合構造及びこの接合構造で用いることができる接合部材に関するものである。
部材を他の部材に接合する方法として、部材内に一部を埋め込んで固定された金属の棒状部材を介して他の部材と接合方法が知られている。この方法では、例えば次のように部材が接合される。
既存の部材に穴を穿設し、金属からなる棒状の接合部材の一部を挿入し、穴内に接着剤を充填して接合部材を既存の部材に固定する。そして、既存の部材から突き出した接合部材に他の部材を結合するものである。例えばコンクリートからなる既存の構造部材に穴を穿設し、アンカーボルトを固定して他の構造部材を固定するときに適用される。また、木材、木質の集成材等の木質部材についても同様の方法を適用することができる。
木質部材に穿設された穴に棒状の接合部材を固定し、他の部材を接合する技術として、例えば特許文献1または特許文献2に記載されるものがある。
特許文献1に記載の技術は、複数の木質建築部材間の接合、木質建築部材とコンクリート、石材、鋼材等との接合に適用されるものであり、木質建築部材に形成された治具挿入孔内に棒状の接合治具が挿入され、接着剤で固定される。接着剤は木質建築部材の表面から治具挿入孔に通じる接着剤注入孔を介して治具挿入孔内に充填されるものとなっている。
特許文献2に記載の技術では、互いに接合される二つの構造部材の当接面から双方に設けられた連通孔に棒状の接合部材を挿入し、接着剤を連通孔内に充填するものとなっている。接合部材には、木材又は竹材等が用いられ、この接合部材が中空孔を有している。この中空孔を介して接着剤を注入することによって連通孔の奥から接着剤を充填することができるものとなっている。
特開2014−227800号公報 特開2002−88929号公報
しかしながら、従来の技術には、次のような解決が望まれる課題がある。
従来の技術では、部材に形成された穴内に棒状の接合部材を挿入し、接着剤を穴内に充填するときに、穴の内周面と棒状の接合部材の外周面との間に接着剤が充分に充填されない場合がある。特に、穴が横方向に形成されていると挿入された棒状の接合部材は穴内の下面上に載せ置かれた状態となっており、穴の内周面と接合部材の外周面との間隙が周方向に均等になっていない。このため、間隙が小さくなった範囲では粘性を有する接着剤が充分に充填されないことがある。
また、横方向に穴が形成された状態で接着剤を注入すると穴の開口部分から接着剤が流れ出すことになり、これを塞ぐ措置が必要となる。このため、施工性が悪くなっている。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、部材の穴内に挿入された棒状の接合部材の外周面と穴の内周面との間に充分に接着剤を注入することができるとともに、穴の開口部分を効率よく塞いで接着剤の充填をともなう他の部材との接合を効率よく施工することができる部材接合方法又は部材接合構造を提供すること、及びこれらの部材接合方法又は部材接合構造で好適に用いることができる接合部材を提供することである。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、 構造部材である第1の部材に、棒状の接合部材を挿入する穴を穿設する工程と、 前記第1の部材に接合する第2の部材を、前記穴の周辺部で前記第1の部材に当接し、双方間の相対的な変位を拘束するように仮固定する工程と、 前記第2の部材に形成されて内周面に雌ねじを有する貫通孔に前記接合部材に形成された雄ねじ部をねじ込み、該接合部材の先端側を前記穴内に挿入して該接合部材を前記第2の部材により支持し、該接合部材の外周面の全周にわたって前記穴の内周面との間に隙間が生じている状態に維持する工程と、 前記接合部材の後端面から軸線方向に形成された注入孔から接着剤を注入して、先端部に形成された吐出口から前記穴の内周面と該接合部材の外周面との間に接着剤を充填する工程と、を含む部材接合方法を提供する。
この部材接合方法では、接合部材は第1の部材と相対的な位置が仮固定された第2の部材によって支持することができ、第1の部材に形成された穴の内周面との間に全周にわたって隙間が生じている状態に保持することができる。したがって、接合部材の全周にわたって接着剤を均等に近い状態で充填することができる。これにより、接合部材は第1の部材に強固に固定され、引き抜きに対して大きな抵抗力を有するものとなる。
また、第2の部材は第1の部材に当接され、接合部材は第2の部材とねじり合わされているので、穴の開口部分は塞がれ、穴が横向きに形成されていても穴内に充填した接着剤が流れ出すのを抑えることができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の部材接合方法において、 前記接合部材は、外周面の前記第2の部材とねじり合わされた部分を含む範囲に、該接合部材の軸線方向の溝が形成されたものであり、 前記穴内に充填された接着剤が前記溝内に到達したことを、該接合部材の後端側から確認する工程を含むものとする。
この部材接合方法では、接合部材の端面から軸線方向に形成された注入孔を介して接着剤が穴の奥から充填され、穴の開口側に向かって充填される。そして、接合部材の第2の部材とねじり合わされた部分の外周面に形成された溝内に流入することにより、第2の部材の後方から接着剤が穴内に充填されたことを目視で確認することができる。
また、上記接合部材は、第2の部材を仮固定した後に装着することができるものであり、接合部材の加工によって注入孔及び充填状態を確認するための連通路となる溝を簡単な構造で形成することができる。
請求項3に係る発明は、請求項1に記載の部材接合方法において、 前記第2の部材に形成された前記貫通孔の内周面には軸線方向に沿って溝が形成されており、 前記穴内に充填された接着剤が前記溝内に到達したことを、該接合部材の後端側から確認する工程を含むものとする。
この部材接合方法では、穴の奥から充填された接着剤が第2の部材の貫通孔に沿って設けられた溝内に流入することにより、第2の部材の後方から接着剤が穴内に充填されたこと目視で確認することができる。
また、上記第2の部材に貫通孔を形成するとともに該貫通孔に沿った溝を設ける簡単な加工により、穴内に接着剤が充填されたことを容易に確認することが可能となる。
請求項4に係る発明は、請求項1から請求項3までのいずれかに記載の部材接合方法において、 前記接合部材の先端側を前記穴内に挿入して該接合部材を前記第2の部材で支持する工程は、該接合部材の後端部を前記第2の部材の背面より後方へ突き出した状態とするものであり、 前記穴内に充填した接着剤が硬化した後、前記接合部材の突き出した部分に第3の部材を接合するものとする。
この部材接合方法では、第1の部材に第2の部材と第3の部材とを重ねて接合することができる。このとき、第2の部材を寸法の小さい軽量のものとして第1の部材に仮固定する作業を容易にすることができ、第1の部材と第3の部材との接合を効率よく行うことが可能となる。なお、第2の部材は、第1の部材の表面より該第1の部材の中心側に埋め込むように固定することにより、第3の部材が第1の部材と当接するように接合することができる。
請求項5に係る発明は、請求項1から請求項3までのいずれかに記載の部材接合方法において、 前記第1の部材が、木質材からなる柱であり、前記第2の部材は、前記柱の下端面に当接して接合され、基礎に固定される金属からなるベースプレートであるものとする。
この部材接合方法では、木質材からなる柱の一端にベースプレートを固定するときに柱を横方向に支持した状態として、柱の端面から軸線方向に形成された穴に接合部材を挿入し、穴内に充填する接着剤の漏れを抑制して、確実に穴内に接着剤を充填することができる。
請求項6に係る発明は、 構造部材である第1の部材と、 前記第1の部材に穿設された穴に先端部を挿入して該第1の部材に固定された棒状の接合部材と、 前記接合部材の後方部分に結合され、前記第1の部材の表面に当接して固定された第2の部材と、を有し、 前記接合部材は、後方部分に形成された雄ねじ部を前記第2の部材に形成された貫通孔の雌ねじにねじり合わせて結合されており、 前記接合部材の外周面の、前記第2の部材とねじり合わされた部分を含む範囲、又は前記第2の部材に形成された前記貫通孔の内周面には、該接合部材の軸線方向の溝が形成され、 該接合部材の後端面から軸線方向に接着剤の注入孔が形成され、該接合部材の先端部に形成された吐出口に通じており、 前記注入孔から注入された接着剤が、前記第1の部材に形成された穴の内周面と前記接合部材の外周面との間及び前記溝内に充填され、硬化している部材接合構造を提供するものである。
この部材接合構造では、接着剤を注入する前の状態で、接合部材を第2の部材によって支持することができる。したがって、第1の部材に形成された穴の内周面との間に全周にわたってほぼ均等な隙間が生じている状態に保持することが可能となる。上記隙間が形成されていると、接合部材の外周面の全周にわたって接着剤を均等に近い状態で充填することができる。これにより、接合部材は第1の部材に強固に固定され、引き抜きに対して大きな抵抗力を有するものとなる。
また、第2の部材は第1の部材に当接されるとともに、接合部材は第2の部材とねじり合わされているので、穴の開口部分は塞がれ、穴が横向きに形成されていても穴内に充填する接着剤が開口部分から流れ出すのを抑制することができる。
そして、接合部材の端面から軸線方向に形成された注入孔を介して接着剤を穴の奥から充填することができるとともに、接合部材又は第2の部材に形成された溝内に接着剤が流入することによって接着剤が穴内に充填されたことを容易に確認することが可能となる。
上記接合部材と第2の部材とは、互いにねじり合わせて結合することによって接着剤の注入孔及び接着剤の充填を確認する確認孔が形成され、接着剤の充填作業を効率よく行うことができる。
請求項7に係る発明は、請求項6に記載の部材接合構造において、 前記接合部材は、後端部が該第2の部材より突出しており、 該後端部に第3の部材が接合されているものとする。
この部材接合方法では、第1の部材、第2の部材及び第3の部材が一つの接合部材で接合される。そして、第1の部材及び第3の部材を構造部材としたときに、第2の部材を寸法の小さい軽量のものとして第1の部材に接合部材を固定する作業を効率よく行うことができる。したがって、構造部材である第1の部材と第3の部材とを良好な作業性で接合することが可能となる。
請求項8に係る発明は、 前方部が第1の部材に穿設された穴に挿入され、該穴に充填された接着剤によって固定されるとともに、前記第1の部材より突き出した後方部に第2の部材が結合される接合部材であって、 該接合部材の後方部分には前記第2の部材に形成された貫通孔の雌ねじとねじり合わされる雄ねじ部が形成され、 該接合部材の前記第2の部材とねじり合わされる部分を含む範囲には、該接合部材の軸線方向の溝が形成され、 該接合部材の後端面から軸線方向に接着剤の注入孔が形成され、該接合部材の先端部に接着剤の吐出口が設けられている接合部材を提供するものである。
この接合部材では、第1の部材に形成された穴内に前方部を挿入するとともに後方部を第2の部材にねじり合わせて支持することができる。したがって、第1の部材に形成された穴の内周面との間に全周にわたって隙間が生じている状態に保持することが容易となる。これにより、接合部材の外周面の全周にわたって接着剤を均等に近い状態で充填することができ、該接合部材を第1の部材に強固に固定して引き抜きに対して大きな抵抗力を有するものとなる。
そして、接合部材の後端面から軸線方向に形成された注入孔を介して接着剤を穴の奥から充填することができるとともに、第2の部材とねじり合わされる部分に形成された溝内に接着剤が流入することによって接着剤が穴内に充填されたことを容易に確認することが可能となる。
以上、説明したように、本発明の部材接合方法又は部材接合構造では、部材の穴内に挿入された棒状の接合部材の外周面と穴の内周面との間に充分に接着剤を注入することができるとともに、穴の開口部分を効率よく塞いで接着剤の充填をともなう他の部材との接合を効率よく施工することができる。また、本発明の接合部材を用いることによって部材に形成された穴内に挿入し、接着剤の注入によって固定する作業を効率よく確実に行うことが可能となる。
本発明の部材接合構造を適用することができる柱脚部接合構造の概略正面図及び概略側面図である。 図1中に示すA−A線での平断面図である。 図1及び図2中に示すB−B線での立断面図である。 図1に示す柱脚部接合構造で用いられているアンカー部材を示す概略断面図である。 本発明の一実施形態である部材接合構造であって、図1に示す柱脚部接合構造における柱とベースプレートとを接合する構造を示す断面図である。 図5に示す部材接合構造で用いられている接合ボルトであって、本発明の一実施形態である接合部材の一実施形態を示す正面図、断面図及び端面図である。 柱にベースプレートを接合する状態を示す概略図である。 本発明の一実施形態である部材接合方法であって、図1に示す柱とベースプレートとを接合する工程を示す概略図である。 本発明の一実施形態である部材接合方法であって、図1に示す柱とベースプレートとを接合する工程を示す概略図である。 図1に示す部材接合構造で用いることができる接合ボルト及びこの接合ボルトがねじり合わされるベースプレートの他の例を示す概略断面図である。 本発明の他の実施形態である部材接合構造であって、図1に示す柱脚部接合構造における柱とベースプレートの接合に適用することができる構造を示す断面図である。 図11に示す部材接合構造で用いられている接合ボルトであって、本発明の接合部材の他の実施形態を示す正面図、断面図及び端面図である。 図11に示す部材接合構造で用いることができる中間部材の例を示す正面図、側面図及び断面図である。 図13に示す中間部材を図12に示す接合ボルトにねじり合わせた部分を示す正面図及び断面図である。 本発明の他の実施形態である部材接合方法であって、図11に示す柱とベースプレートとを接合する工程を示す概略図である。 本発明の他の実施形態である部材接合方法であって、図11に示す柱とベースプレートとを接合する工程を示す概略図である。 本発明の部材接合構造で用いることができる接合ボルト及びこの接合ボルトがねじり合わされる中間部材の他の例を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態である部材接合構造を適用することができる柱脚部接合構造を示す概略正面図及び概略側面図である。また、図2は図1中のA−A線における平断面図である。
この柱脚部接合構造は、木質材からなる柱1の下端部を基礎2に接合するものである。柱1は、小断面の木材を張り合わせた集成材からなるものであり、下面に当接して鋼からなるベースプレート3が取り付けられている。基礎のコンクリート21には複数のアンカー部材4の下部が埋め込まれ、上部が基礎2の上面から突き出しており、これらのアンカー部材4によってベースプレート3が基礎2に結合されている。
上記柱1は、断面形状が矩形となっており、断面の一辺の長さが隣接する他の辺より長い扁平な形状となっている。そして、下端部で長辺方向に作用する曲げモーメントに対して大きな抵抗力を有するように基礎2に接合されるものである。
この柱1には中心部に軸線方向の孔が形成され、緊張材11が挿通されている。この緊張材11の下端部は基礎2のコンクリート21中に埋め込まれ、定着されている。そして、柱1の上部(図示しない)で緊張力が導入され、柱1にプレストレスが導入されるともに柱1を軸線方向の力で基礎2に押し付けるものとなっている。
上記ベースプレート3は、鋼の厚板からなる板状本体部31と、この板状本体部31の上面に立ち上げられた複数の枠体32とを有するものである。そして、板状本体部31の上面が柱1の下端面に当接され、強固に接合されている。この板状本体部31の下部は、基礎のコンクリート21の上に形成されたモルタル層22に埋め込まれており、柱1から伝達される鉛直方向の力がモルタル層22を介してコンクリート部分に伝達されるものとなっている。
この板状本体部31の上面に立ち上げられた複数の枠体32は、アンカー部材4が結合される位置に設けられており、鋼からなるもので板状本体部31に溶接によって固定されている。下部が基礎のコンクリート21に埋め込まれたアンカー部材4は、板状本体部31に設けられた貫通孔に挿通され、上端部が上記枠体32に結合されている。
アンカー部材4は、図4に示すように、下部が基礎のコンクリート21に埋め込まれた棒状体である下部アンカー41と、該下部アンカー41の下端部に形成された雄ねじ部にねじり合わされた埋め込みナット42と、該埋め込みナット42に係止された定着板43と、上記下部アンカー41の上部に接合され、ベースプレート3と結合されるアンカーボルト44と、該アンカーボルト44にねじり合わされるナット45と、を有するものである。
埋め込みナット42と、定着板43とが装着された下部アンカー41が所定の深さまで基礎のコンクリート21に埋め込まれ、アンカー部材4を引き抜く方向の力に抵抗するものである。
上記下部アンカー41には、上端面から軸線方向に穴41aが形成されており、その底部には雌ねじ部41bが形成されている。上記アンカーボルト44は、下端部が下部アンカー41に設けられた穴41aの底部で雌ねじ部41bにねじり合わせて該下部アンカー41と接続される。そして、上記雌ねじ部41bとねじり合わされた部分より上方は、下部アンカー41に形成された穴41aの内周面と該アンカーボルト44の外周面との間に環状の小さな隙間が形成されている。
このアンカーボルト44の上部は、ベースプレート3が有する枠体32の上部に結合されている。つまり、アンカーボルトの頭部44aが枠体32の横部材の上面に当接されるとともに、アンカーボルト44にねじり合わされたナット45が横部材の下面に締め付けられ、アンカーボルト44がベースプレート3に対して上方及び下方へ相対的に変位するが拘束されるものとなっている。
このように結合されたアンカーボルト44は、ベースプレート3の上方で頭部44aを軸線回りに回転されることにより引く抜くことができ、交換することが可能となる。
上記ベースプレート3は、図2及び図3に示すように、複数の接合ボルト51によって柱1と接合されている。この接合ボルト51と柱1とを接合する構造は、本発明に係る部材接合構造の一実施形態であり、図5に示す構造となっている。
この接合構造では、接合ボルト51が全長にわたって雄ねじが形成されたものであり、ベースプレート3の板状本体部31に形成されたボルト孔31aの雌ねじに下端部がねじり合わされている。そして、上部は柱1に穿設された穴1aに挿入されている。該穴1aの内周面と接合ボルト51の外周面との間隙には接着剤が充填され、硬化して柱1と接合ボルト51とを結合している。接着剤は例えばエポキシ樹脂を用いることができる。
図6は、図5に示す部材接合構造で用いられている接合ボルト51であって、本発明の接合部材の一実施形態を示す正面図、断面図及び端面図を示すものである。
この接合ボルト51は、外周面の全長にわたって雄ねじが形成されている。そして、一方の端面から中心軸線に沿って他方の端面に貫通する中心孔51aが形成されている。この中心孔51aは、柱1に穿設された穴1aに接着剤を注入するときの注入孔となるものである。この接合ボルト51を柱1に形成された穴1aに挿入するときの先端側の端部には、端面の開口の他に、上記中心孔51aから外周面に至る複数の開口51bが形成されており、これらが柱1に形成された穴1a内に接着剤を充填するときの吐出口となる。
後方側の端面には直径方向の工具係止溝51cが形成されており、この接合ボルト51をベースプレート3に設けられたボルト孔にねじ込むときに、工具を係止して回転力を付与することができるものとなっている。また、後端付近の外周面には後端面からベースプレート3のボルト孔にねじり合わせられる範囲を超える位置まで軸線方向の溝51dが形成されている。したがって、図5に示すようにベースプレート3の板状本体部31に設けられたボルト孔31aにねじ入れられた状態で、上記溝51dが、柱1に形成された穴1a内から板状本体部31を貫通する連通路を形成するものとなっている。
次に、本発明の一実施形態であって、上記接合ボルト51を用いてベースプレート3を木質材からなる柱1に接合する方法について説明する。
この接合方法は図7に示すように柱1の軸線を横にして行うことができる。
まず、柱1の接合ボルト51を埋め込む位置に、図8(a)に示すように穴1aを穿設する。そして、図8(b)に示すように柱1に固定するベースプレート3を、ビス52等を用いて所定の位置に仮固定する。このとき、ベースプレート3の板状本体部31に設けられたボルト孔31aは、柱1に形成されている穴1aと軸線が正確に一致するように位置を設定する。接合ボルト51は、図8(c)に示すように仮固定されたベースプレート3の背後からボルト孔31aにねじ込み、貫通させて柱1に形成された穴1a内に所定の深さまで挿入する。この例では、接合ボルト51の後端面が板状本体部31の後面とほぼ一致する位置で、接合ボルト51の先端は穴内の底面に近接して対向する位置とする。このように接合ボルト51を挿入した状態で、接合ボルト51はねじり合わされたベースプレート3によって支持され、先端まで柱1に形成された穴1aの内周面とは非接触で周囲にほぼ均等な隙間が形成された状態にすることができる。
接合ボルト51がねじ込まれると、図9(a)に示すように接合ボルト51の後端面に開口している中心孔51aに接着剤を注入する。接着剤は中心孔51aを経て接合ボルトの先端付近に設けられた吐出口51bから柱に形成された穴1a内に吐出され、接合ボルト51の外周面と柱に形成された穴1aの内周面との間に充填される。接着剤が穴1a内のほぼ全域に充填されると、図9(b)に示すように接合ボルト51に形成された軸線方向の溝51d内に流入し、この溝51dを経て板状本体部31の背面側に流出してくる。作業者はこれを目視で観察することができ、接着剤が穴1a内に充分に充填されたことを確認することができる。接着剤が充填されたことを確認すると、図9(c)示すように閉塞部材53を接合ボルト51の後端部に取り付け、接着剤の注入口となった中心孔51aを塞ぐ。この状態で接着剤を硬化させることにより、接合ボルト51を介してベースプレート3を柱1に接合することができる。
なお、上記接合方法では、接合ボルトとして全長にわたって雄ねじが形成されたものを用いているが、ベースプレート3のボルト孔31aにねじり合わされる後端付近のみに雄ねじが形成されたものを用いることもできる。このような接合ボルトを用いるときには、雄ねじが形成された範囲より先端側は外径を小さくしておき、ボルト孔内に回転させることなく挿通することができるものとする。
また、上記接合方法では、接合ボルト51のベースプレート3にねじり合わされる部分に溝51dが形成されているが、接合ボルトには溝を設けず、図10(a)に示すようにベースプレートの板状本体部31に形成されたボルト孔31aの内周面に軸線方向の溝31bを形成するものであってもよい。このような構成としても、図10(b)示すように、接合ボルト51がベースプレートのボルト孔31aにねじり合わされたときに、柱1に形成された穴1a内からベースプレート3の背面側への連通路が形成され、接着剤の充填を確認することができる。
図11は、本発明の他の実施形態である部材接合構造を示す概略断面図である。
この接合構造も、木質材からなる柱5と、基礎のコンクリートと結合される鋼のベースプレート6とを接合するものである。
この接合構造で用いられる接合ボルト61は、柱5にベースプレート6が接合された状態でベースプレート6の下側に貫通する長さを有している。そして、本発明の第2の部材であって柱5に固定されたナット状の中間部材62が上記接合ボルト61とねじり合わされている。また、接合ボルト61の後端部にはナット63がねじり合わされ、このナット63と上記中間部材62とに挟み込んでベースプレート6が固定されており、この実施形態ではベースプレート6が本発明の第3の部材に相当するものである。
図12は、上記接合ボルト61の正面図、断面図及び端面図である。
この接合ボルト61は、図6に示す接合ボルト51と同様に、外周面の全長にわたって雄ねじが形成され、一方の端面から中心軸線に沿って他方の端面に貫通する中心孔61aが形成されている。また、先端側の端部には接着剤の吐出口となる開口61bが設けられ、後方側の端部には回転させるための工具を係止する工具係止溝61cが形成されている。
外周面に形成された軸線方向の溝61dは、柱5に固定されるときに中間部材62にねじり合わされる領域とその両側の所定の範囲に及ぶものとなっている。つまり、ねじり合わされた部分より軸線方向に沿った両側へ拡大された範囲であり、中間部材62にねじり合わせた状態で、柱に形成された穴5aから中間部材62の背面側への連通路を形成するものである。
図13は、上記中間部材62の正面図、断面図及び端面図を示すものである。
この中間部材62は、図11に示すように柱5に設けられた穴5aが底面付近で拡径されている部分に嵌め入れて固定されている。この中間部材62の中心孔には接合ボル61ト61とねじり合わせることができる雌ねじが形成され、外周面には内側の雌ねじよりピッチが大きいらせん状の張り出し部62aが形成されている。これにより、柱5に設けられた穴5aの拡径部の内周面にらせん状の溝を形成し、ねじ込んで固定することができるものである。この中間部材62の一方の端面には、柱5に形成された穴の拡径部にねじ込むときに工具を係止するための工具係止溝62bが形成されている。
なお、中間部材62は外周面にらせん状の張り出し部を設けることなく、柱5に形成された穴の拡径部にはめ込み、接着剤によって固定するものであってもよい。
図14は、上記中間部材62に接合ボルト61が所定の位置までねじ込まれた状態を示す平面図及び断面図である。この図に示すように接合ボルト61の外周面に形成された軸線方向の溝61dにより、中間部材62の両側にわたる連通路が形成される。
次に、本発明の他の実施形態であって、上記接合ボルト61及び中間部材62を用いてベースプレート6を木質材からなる柱5に接合する方法について説明する。
まず、柱5の端面の接合ボルト61を埋め込む位置に、図15(a)に示すように穴5aを穿設する。この穴5aは柱5の端面付近で内径が拡大されており、拡大された部分の内周面には中間部材62をねじ込むためのらせん状の溝5bを形成する。そして、図15(b)に示すように中間部材62の外周面の張り出し部62aを穴5a内のらせん状の溝5bに嵌め入れ、該中間部材62を穴5aの拡径部にねじ込む。接合ボルト61は、図15(c)に示すように柱5に固定された中間部材62の中心孔にねじ込み、貫通させて柱5に形成された穴5a内に所定の深さまで挿入する。この例では、図16(a)に示すように接合ボルト61を所定の深さまで挿入した状態で後端部は中間部材62の後方に突き出した状態となっている。このように接合ボルト61を挿入した状態で、接合ボルト61は柱5に固定された中間部材62に支持され、先端まで柱5に形成された穴5aの内周面とは非接触で周囲にほぼ均等な隙間が形成された状態にすることができる。この状態で接合ボルト61の後端面から中心孔61aに接着剤を注入し、接合ボルト61の先端部に設けられた吐出口61bから吐出して、図16(a)に示すように、穴の奥側から接着剤を充填してゆく。
接合ボルト61の外周面と柱に形成された穴5aの内周面との間のほぼ全域に接着剤が充填されると、図16(b)に示すように接合ボルト61に形成された軸線方向の溝61d内に流入し、この溝61dを経て中間部材62の背面側に流出してくる。作業者はこれを目視で観察することができ、接着剤が穴5a内に充分に充填されたことを確認することができる。接着剤が充填されたことを確認すると、閉塞部材64を接合ボルト61の後端部に取り付け、接着剤の注入口となった中心孔61aを塞ぐ。
接合ボルト61が固定されると、図16(c)に示すように突き出した接合ボルト61の後部をベースプレート6に形成された貫通孔6aに挿通し、ベースプレート6を柱5の端面に当接する。そして、接合ボルト61にナット63をねじり合わせ、ベースプレート6に締め付けてベースプレート6を柱5に固定することができる。
なお、上記接合方法でも、接合ボルト61として全長にわたって雄ねじが形成されたものを用いているが、中間部材62にねじり合わされる部分に限定して雄ねじが形成されたものを用いることもできる。
また、上記接合方法でも、接合ボルト61は中間部材62にねじり合わされる部分に溝61dが形成されているが、接合ボルトには溝61を設けず、図17(a)に示すように中間部材62の内周面に軸線方向の溝62cを形成するものであってもよい。このような構成としても、図17(b)示すように、接合ボルト61が中間部材62にねじり合わされたときに、柱5に形成された穴5a内から中間部材62の背面側への連通路が形成され、接着剤の充填を確認することができる。
以上、図に基づいて説明した部材接合方法、部材接合構造及び接合部材は本発明の実施の形態であって、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内における他の形態で実施をすることができる。例えば、第1の部材は木質材からなる柱に限定されるものではなく、柱以外の目的で使用されるものであってもよい。また、木質材に限定されず、コンクリートの部材等であってもよい。
第1の部材に固定される第2の部材又は第3の部材は、ベースプレートに限定されるものではなく、他の機能を有するものであってもよい。また、金属からなる部材に限定されず、木材又はその他の材料で形成されるものであってもよい。
1:柱, 1a:接合ボルトを埋め込む穴, 2:基礎, 3:ベースプレート, 4:アンカー部材, 5:柱, 5a:接合ボルトを埋め込む穴, 5b:らせん状の溝, 6:ベースプレート, 6a:ベースプレートに設けられた貫通孔,
11:緊張材,
21:基礎のコンクリート, 22:モルタル層,
31:板状本体部, 31a:板状本体部に設けられたボルト孔, 31b:ボルト孔の内周面に形成された溝, 32:枠体,
41:下部アンカー, 41a:下部アンカーの端面から軸線方向の形成された穴, 41b:穴の底部の雌ねじ部, 42:埋め込みナット, 43:定着板, 44:アンカーボルト, 44a:アンカーボルトの頭部, 45:ナット,
51:接合ボルト, 51a:中心孔, 51b:開口(接着剤の吐出口), 51c:工具係止溝, 51d:溝, 52:ビス, 53:閉塞部材,
61:接合ボルト, 61a:中心孔, 61b:開口(接着剤の吐出口), 61c:工具係止溝, 61d:溝, 62:中間部材, 62a:らせん状の張り出し部, 62b:工具係止溝, 62c:中間部材の内周面の溝, 63:ナット, 64:閉塞部材

Claims (8)

  1. 構造部材である第1の部材に、棒状の接合部材を挿入する穴を穿設する工程と、
    前記第1の部材に接合する第2の部材を、前記穴の周辺部で前記第1の部材に当接し、双方間の相対的な変位を拘束するように仮固定する工程と、
    前記第2の部材に形成されて内周面に雌ねじを有する貫通孔に前記接合部材に形成された雄ねじ部をねじ込み、該接合部材の先端側を前記穴内に挿入して該接合部材を前記第2の部材により支持し、該接合部材の外周面の全周にわたって前記穴の内周面との間に隙間が生じている状態に維持する工程と、
    前記接合部材の後端面から軸線方向に形成された注入孔から接着剤を注入して、先端部に形成された吐出口から前記穴の内周面と該接合部材の外周面との間に接着剤を充填する工程と、を含むことを特徴とする部材接合方法。
  2. 前記接合部材は、外周面の前記第2の部材とねじり合わされた部分を含む範囲に、該接合部材の軸線方向の溝が形成されたものであり、
    前記穴内に充填された接着剤が前記溝内に到達したことを、該接合部材の後端側から確認する工程を含むことを特徴とする請求項1に記載の部材接合方法。
  3. 前記第2の部材に形成された前記貫通孔の内周面には軸線方向に沿って溝が形成されており、
    前記穴内に充填された接着剤が前記溝内に到達したことを、該接合部材の後端側から確認する工程を含むことを特徴とする請求項1に記載の部材接合方法。
  4. 前記接合部材の先端側を前記穴内に挿入して該接合部材を前記第2の部材で支持する工程は、該接合部材の後端部を前記第2の部材の背面より後方へ突き出した状態とするものであり、
    前記穴内に充填した接着剤が硬化した後、前記接合部材の突き出した部分に第3の部材を接合することを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載の部材接合方法。
  5. 前記第1の部材が、木質材からなる柱であり、前記第2の部材は、前記柱の下端面に当接して接合され、基礎に固定される金属からなるベースプレートであることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載の部材接合方法。
  6. 構造部材である第1の部材と、
    前記第1の部材に穿設された穴に先端部を挿入して該第1の部材に固定された棒状の接合部材と、
    前記接合部材の後方部分に結合され、前記第1の部材の表面に当接して固定された第2の部材と、を有し、
    前記接合部材は、後方部分に形成された雄ねじ部を前記第2の部材に形成された貫通孔の雌ねじにねじり合わせて結合されており、
    前記接合部材の外周面の、前記第2の部材とねじり合わされた部分を含む範囲、又は前記第2の部材に形成された前記貫通孔の内周面には、該接合部材の軸線方向の溝が形成され、
    該接合部材の後端面から軸線方向に接着剤の注入孔が形成され、該接合部材の先端部に形成された吐出口に通じており、
    前記注入孔から注入された接着剤が、前記第1の部材に形成された穴の内周面と前記接合部材の外周面との間及び前記溝内に充填され、硬化していることを特徴とする部材接合構造。
  7. 前記接合部材は、後端部が該第2の部材より突出しており、
    該後端部に第3の部材が接合されていることを特徴とする請求項6に記載の部材接合構造。
  8. 前方部が第1の部材に穿設された穴に挿入され、該穴に充填された接着剤によって固定されるとともに、前記第1の部材より突き出した後方部に第2の部材が結合される接合部材であって、
    該接合部材の後方部分には前記第2の部材に形成された貫通孔の雌ねじとねじり合わされる雄ねじ部が形成され、
    該接合部材の前記第2の部材とねじり合わされる部分を含む範囲には、該接合部材の軸線方向の溝が形成され、
    該接合部材の後端面から軸線方向に接着剤の注入孔が形成され、該接合部材の先端部に接着剤の吐出口が設けられていることを特徴とする接合部材。
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