JP2019043570A - 包装袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】持ち易い包装袋を提供すること。【解決手段】被包装体を収容する本体部と、前記本体部の上部に設けられた持手部と、前記持手部の内側に設けられた指掛部と、前記持手部の内側に設けられ、前記指掛部と前記持手部の高さ方向に対向するように前記指掛部の上方に配置された膨出部とを有し、前記膨出部は、内部に空気を溜める空気室と、前記空気室と連通して前記空気室に空気を導入する空気導入口とを有し、前記空気導入口には、前記空気室からの空気の逆流を抑制する逆止弁が設けられている、包装袋。【選択図】図1

Description

本発明は、包装袋に関する。
トイレットペーパー等の物品を包装する包装袋は、包装される物品が収容される本体部と、本体部の上部に設けられた持手部とを備えている。従来の包装袋では、持手部に指掛用の指掛穴が設けられており、トイレットペーパー等の購入者等が、この指掛穴に指を掛けることで、包装袋に収容されたトイレットペーパー等を持ち運ぶことができるようになっている。
例えば、特許第4856412号公報(特許文献1)には、被包装体が収容される本体部の上側に設けられた上端縁に1つの指掛穴(切れ目)が形成された包装袋が開示されている。また、特開2004−269010号公報(特許文献2)には、本体部の上部に設けられた把持部に2つの指掛穴(ミシン目)が形成されたロール製品収納用包装袋が開示されている。
特許第4856412号公報、図2 特開2004−269010号公報、図1
しかしながら、従来の包装袋は、包装袋に収容される被包装体の重量や被包装体が収容された包装袋の持ち方等によって、手指が締め付けられたり、持ち運びの際に手指が痛くなる場合がある。そのため、従来の包装袋は、被包装体が収容された状態で持ちづらい問題がある。
本発明の課題は、持ち易い包装袋を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る第1の態様は、被包装体を収容する本体部と、前記本体部の上部に設けられた持手部と、前記持手部の内側に設けられた指掛部と、前記持手部の内側に設けられ、前記指掛部と前記持手部の高さ方向に対向するように前記指掛部の上方に配置された膨出部とを有し、前記膨出部は、内部に空気を溜める空気室と、前記空気室と連通して前記空気室に空気を導入する空気導入口とを有し、前記空気導入口には、前記空気室からの空気の逆流を抑制する逆止弁が設けられている、包装袋を提供する。
第1の態様では、指掛部と持手部の高さ方向に指掛部と対向する膨出部が、指掛部の上方に配置されているため、持手部の指掛部に手指を掛けて、持手部を持ち上げたときに、膨出部が手指または掌(以下、手指等という)に対して面として当たり易くなる。すなわち、持手部が線として手指等に当たり難くなるため、持手部によって手指が締め付けられたり、手指が痛くなるのを抑制することができる。そのため、被包装体が収容された状態で包装袋を持ち運ぶ場合に、包装袋を持ち易くすることができる。
また、第1の態様では、内部に空気を溜める空気室と、該空気室と連通して該空気室に空気を導入する空気導入口とが、膨出部に設けられているため、膨出部内に空気を供給することができる。そのため、空気が抜けて膨出部が縮んでも、膨出部内に空気を供給することにより、膨出部を膨らますことができる。
さらに、第1の態様では、空気導入口に、空気室からの空気の逆流を抑制する逆止弁が設けられているため、膨出部内の空気が抜け難い。そのため、膨出部の膨らみを維持することができる。
第2の態様は、前記空気室が、ヒートシールで囲まれた空間で形成されている、包装袋を提供する。第2の態様では、ヒートシールで囲まれた空間によって膨出部の空気室を形成することにより、空気室と空気導入口とを備える膨出部を持手部に対して容易に配置することができる。
第3の態様は、前記空気導入口が、前記本体部の内部に連通する、包装袋を提供する。
第3の態様では、膨出部の空気導入口が本体部の内部に連通するため、本体部内の空気を膨出部の空気室に供給することができる。そのため、本体部内の圧力が高くなった場合でも、本体部内の圧力を膨出部に逃がすことができるため、本体部が破裂するのを防ぐことができる。また、空気導入口に設けられた逆止弁により、膨出部内から本体部内への空気の逆流が抑制されるため、本体部の破裂を確実に防ぐことができる。
第4の態様は、前記持手部の内側に設けられた通路を有し、前記通路は、一端が前記空気導入口に連通し、かつ他端が前記本体部の内部に連通する、包装袋を提供する。第4の態様では、膨出部の空気導入口と本体部の内部とに連通する通路が、持手部の内側に設けられているため、この通路を介して膨出部の内部と本体部の内部とを確実に連通させることができる。そのため、本体部内の空気を膨出部の空気室に確実に供給することができる。
第5の態様は、前記通路が、前記持手部の中央寄りに配置されている、包装袋を提供する。第5の態様では、膨出部の空気導入口と本体部の内部とに連通する通路が、持手部の中央寄りに配置されているため、通路の長さを短くすることができる。これにより、本体部と膨出部との間で空気が移動する距離が短くなるため、膨出部の空気室内に空気が供給され易くなる。
第6の態様は、前記通路が、前記持手部の長手方向の少なくとも一端側に配置されている、包装袋を提供する。第6の態様では、膨出部の空気導入口と本体部の内部とに連通する通路が、前記持手部の長手方向の両端のうち少なくともいずれかの一端側に配置されているため、持手部の指掛部が形成された領域を回避して通路を形成することができる。そのため、通路が指掛部に干渉するのを防ぐことができる。これにより、指掛部の寸法を大きくすることができ、包装袋をさらに持ち易くすることができる。
また、第6の態様では、このような通路を、持手部の長手方向の少なくとも一端側に配置することにより、膨出部の空気導入口と本体部の内部とに連通する通路を持手部の長手方向の両端に配置することができる。そのため、複数の通路を介して本体部から膨出部に空気を供給することができ、本体部から膨出部へ供給される空気の量を増やすことができるため、膨出部の空気室内に空気が供給され易くなる。
第7の態様は、前記通路が、ヒートシールで囲まれた空間で形成されている、包装袋を提供する。第7の態様では、膨出部の内部と本体部の内部とを連通する通路をヒートシールで囲まれた空間で形成することにより、通路を膨出部と一緒に形成することができる。そのため、膨出部の空気導入口に対して本体部の内部に連通する通路を容易に配置することができる。
第8の態様は、前記逆止弁が、前記膨出部の外側から前記空気室内に延びる基部と、前記基部と連続して前記空気室内に配置されて前記空気室内に開口する延長部とを有し、前記基部の幅は、前記膨出部の外側から前記空気室内に向かって狭まり、前記延長部の幅は、前記基部側から前記延長部の中央部に向かって広がり、且つ前記中央部から前記空気室内に開口する側に向かって狭まる、包装袋を提供する。
第8の態様では、逆止弁が、膨出部の外側から空気室内に向かって幅が狭まるように延びる基部と、空気室内に配置されて基部側から延長部の中央部に向かって幅が広がり且つ延長部の中央部から空気室内に開口する側に向かって幅が狭まる延長部とを有する。このような構成を有する逆止弁では、膨出部の外部から空気室に向かって空気が流れ易くなり、一方、空気室から膨出部の外側に向かって空気が流れ難くなる。そのため、このような逆止弁を設けることにより、膨出部内に空気が供給され易く、膨出部内の空気が抜け難いため、膨出部の膨らみを確実に維持することができる。
第9の態様は、前記逆止弁が、ヒートシールで形成されている、包装袋を提供する。第9の態様では、空気導入口に設けられた逆止弁がヒートシールで形成されているため、逆止弁を膨出部と一緒に形成することができる。そのため、膨出部の空気導入口に対して逆止弁を容易に配置することができる。
第10の態様は、前記膨出部の形状が、正面視で矩形状である、包装袋を提供する。第10の態様では、このような矩形状の膨出部を設けることにより、膨出部の配置が容易である。
第11の態様は、前記膨出部の形状が、正面視で楕円状である、包装袋を提供する。第11の態様では、このような楕円状の膨出部を設けることにより、膨出部の中央部の膨らみが大きくなるため、包装袋を持ち上げた際に膨出部が手指等に対してさらに面として当たり易くなる。
第12の態様は、前記空気室が、相互に連通する複数の小室で構成されている、包装袋を提供する。第12の態様では、膨出部の空気室をこのような複数の小室で構成することにより、空気室内での空気の移動が妨げられるため、空気室からの空気の逆流をさらに抑制することができる。
本発明の一態様によれば、持ち易い包装袋を提供することができる。
本発明の実施形態に係る包装袋を示す図である。 本実施形態(第1実施形態)に係る包装袋の持手部付近を示す図である。 図2のA−A線断面図である。 本実施形態(第2実施形態)に係る包装袋の持手部付近を示す図である。 本実施形態(第3実施形態)に係る包装袋の持手部付近を示す図である。 本実施形態に係る包装袋で用いられる逆止弁の一例を示す図である。 本実施形態に係る包装袋で用いられる逆止弁の他の一例を示す図である。 本実施形態に係る包装袋における膨出部の一例を示す図である。 本実施形態に係る包装袋における膨出部の他の一例を示す図である。 本実施形態に係る包装袋の持手部に手指を掛ける前の状態を示す図である。 本実施形態に係る包装袋の持手部に手指を掛けた状態を示す図である。 本実施形態に係る包装袋の持手部を掴んで包装袋を持ち上げた状態を示す図である。 従来の包装袋の持手部を示す図である。 従来の包装袋の持手部を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る包装袋を示す。また、図2は、本実施形態(第1実施形態)に係る包装袋の持手部付近を示す。図3は、図2のA−A線断面を示す。なお、以下に示す説明では、各図において共通する部分については、同一の符号を付して説明を省略する場合がある。
図1及び図2において、包装袋100は、袋本体10、持手20、指掛30、40を備えている。なお、包装袋100は、本発明の包装袋の一例であり、袋本体10、持手20、指掛30、40は、本発明の包装袋を構成する本体部、持手部、指掛部の各一例である。
袋本体10は、被包装体(トイレットペーパー)Tが収容される包装袋の本体を構成する。袋本体10は、樹脂フィルム等で形成することができる。袋本体10は、樹脂フィルムがサイドシールにより袋状にされ、袋状になった樹脂フィルムがガセット状に折り込まれた構造になっている(図1参照)。
袋本体10を形成する樹脂フィルムの材質は、任意である。このような樹脂フィルムには、例えば、ポリエチレン(PE)、PE−エチレンビニルアルコール共重合体(EVOH)−PEの積層体(PE/EVOH/PE)等の樹脂フィルムを用いることができる。また、樹脂フィルムの厚みは、任意である。例えば、樹脂フィルムとしてPE、PE/EVOH/PEを用いる場合、樹脂フィルムの厚みは10〜70μmとすることができ、好ましくは15〜60μm、より好ましくは20〜50μmである。
袋本体10は、被包装袋の一例としてロール状のトイレットペーパーTが12個収容されている(図1参照)。なお、被包装体の形態は、ロール状に限定されず、積層状等の他の形態で収容されていてもよい。また、袋本体10に収容される被包装体は、トイレットペーパーに限定されるものではなく、キッチンペーパー、ベビー用または介護用の紙おむつ、生理用ナプキン等の物品を収容することができる。
さらに、袋本体10に被包装体として収容される物品の個数は限定されず、1つでもよく、図1に示すように複数であってもよい。なお、図1に示す例では、ロール状のトイレットペーパーTを1段に4つ並べたものを3段に積み上げた状態で合計12個のトイレットペーパーTが袋本体10内に収容されている。しかしながら、袋本体10内に収容される被包装体の配列はこの配列に限定されるものではなく、例えば、12個のトイレットペーパーTを一段に並べた状態で袋本体10に収容しても良い。
持手20は、図1に示すように、袋本体10の上部11に設けられ、包装袋100を手指で掴む部分を構成する。持手20は、袋本体10と同様に、樹脂フィルム等で形成することができる。持手20は、熱融着(ヒートシール)により、袋本体10の上部11に形成される。持手20は、袋本体10と連続するベース12で構成される(図3参照)。持手20が設けられる位置は、袋本体10の上部11に限定されず、袋本体10の側面でもよい。なお、熱融着(ヒートシール)は、例えば、上述のガセット状に折り込まれた樹脂フィルムを、持手成形用の熱版で型押しする手法(スタンプ方式)により行うことができる。
持手20は、この折り込まれた樹脂フィルムがベース12として、持手20の長手方向(図2のX方向)の両端23、24では4枚重ねで、持手20の中央部25付近ではベース半部12Aとベース半部12Bとが2枚重ねで、それぞれヒートシールで形成されたシール部50で接着されている(図3参照)。
また、シール部50は、指掛30、40を上下で挟み込むように持手20の上端21及び下端22に配置されている。なお、持手20には、持手20が設けられた袋本体10が包装袋100の製造時または流通時に破裂しないように、袋本体10と包装袋100の外部とを連通する図示しない空気穴を設けてもよい。
持手20には、持手20を掴む際に手指を掛けるための指掛30、40が設けられている。指掛30、40は、持手20の内側に配置されている。また、指掛30、40は、上述のシール部50で上下に挟まれた形で持手20に配置されている。
本実施形態では、図1、図2に示すように、指掛30、40がそれぞれ楕円形状のスリットSで形成されている。指掛30は、中央部31が持手20の下端22側に配置され、両端部32、33が持手20の上端21側に配置されている。一方、指掛40は、中央部41が持手20の下端22側に配置され、両端部42、43が持手20の上端21側に配置されている。なお、スリットSの形状は楕円形状に限定されず、例えば、直線状のスリットを設けてもよい。また、スリットSの形態は任意であり、例えば、ミシン目で形成し、該ミシン目を破ることで指掛を形成することができる。
また、持手20には、指掛30、40を覆う図示しない補強フィルムを設けてもよい。この補強フィルムは、帯状の樹脂フィルムで形成することができる。なお、補強フィルムの材質は任意であり、持手20を構成する樹脂フィルムの材質と同じでも良く、また異なっていても良い。このような樹脂フィルムとしては、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、およびPE−エチレンビニルアルコール共重合体(EVOH)−PEの積層体(PE/EVOH/PE)等の樹脂フィルムを用いることができる。このような補強フィルムを設けることにより、持手20の指掛30、40が設けられる部分を補強することができる。
また、補強フィルムの厚み寸法は、任意である。例えば、補強フィルムの厚みは、20μm以上にすることができ、好ましくは30μm〜150μm、より好ましくは50μm〜130μmである。補強フィルムの厚み寸法をこのような範囲にすることにより、持手20が伸びたり、破断するのを防ぐことができる。また、上述の熱溶着等により、持手20に補強フィルムを確実に接着することができる。
本実施形態(第1実施形態)では、持手20にシール部60が設けられている。なお、シール部60は、本発明に係る包装袋の持手部に設けられた膨出部の一例である。このようなシール部60は、シール部50と同様に熱融着(ヒートシール61)で形成されている。なお、シール部60は、熱融着に限定されず、接着剤、粘着剤等を塗布することによって形成してもよい。
また、シール部60の形状は、持手20の厚み方向(図1のZ方向)に視て矩形状になっている(図2参照)。このような矩形状のシール部60を設けることにより、膨出部を構成するシール部60の形成が容易である。なお、シール部60の形状は、このような矩
形状に限定されるものではない。例えば、その他の形状としては、シール部60の形状を正面視で(図1のZ方向に視たときに)楕円形状等にしてもよい(図8参照)。このような楕円形状のシール部60を設けることにより、膨出部を構成するシール部60の中央部で膨らみが大きくなり、持手20を持ち上げた際に、手指等にシール部60が当たる面積大きくなるため、持手20が握り易くなる。
シール部60は、図2に示すように、持手20の内側に上述のシール部50で上下に挟まれた形で配置されている。また、シール部60は、指掛30、40の上方(持手20の上端21側)に配置され、持手20の高さ方向(図2のY方向)に指掛30、40と対向する。持手20の高さ方向に対向するとは、指掛30、40とシール部60とが持手20の高さ方向に間隔を開けて並んでいること意味する。
また、シール部60は、図2に示すように、空気室62と空気導入口63を備える。空気室62は、ヒートシール61で囲まれた空間ARで形成されており、内部に空気を溜めることができるようになっている。空気室62は、内部に空気が溜まることにより、図3に示すように、ベース半部12Aの一部とベース半部12Bの一部とが持手20の厚み方向(図3のZ方向)に膨らんだ空間ARを構成することができる。
空気導入口63は、図2に示すように、空気室62と連通する開口を形成する。空気導入口63は、空気室62に空気を導入することができる。すなわち、シール部60において、空気導入口63から空気室62内に空気を供給することができる。空気導入口63の位置は限定されず、本実施形態では、図2に示すように、シール部60の下端60Aに設けられている。また、本実施形態では1個の空気導入口63が設けられているが、空気導入口63の個数は限定されず、複数の空気導入口63を設けてもよい。
空気導入口63には、逆止弁70が設けられている。逆止弁70は、シール部60の空気室62からシール部60の外側に空気が逆流するのを抑制することができる。本実施形態では、逆止弁70は、シール部60と同様に熱融着(ヒートシール)で形成されている。
空気導入口63に設けられた逆止弁70をこのようなヒートシールで形成することにより、逆止弁70をシール部60と一緒に形成することができる。そのため、シール部60の空気導入口63に対して逆止弁70を容易に配置することができる。なお、逆止弁70の形成は、ヒートシールによる形成に限定されず、接着剤、粘着剤等を塗布することによって形成してもよい。
本実施形態では、指掛30、40の上方にシール部60が配置され、持手20の高さ方向(図2のY方向)に指掛30、40とシール部60とが対向している。そのため、持手20の指掛30、40に手指を掛けて、持手20を持ち上げると、膨らんだシール部60が手指または掌(以下、手指等という)に対して面として当たり易くなる。すなわち、持手20を持ち上げた際に、持手20が線として手指等に当たり難くなる。その結果、本実施形態によれば、持手20によって手指等が締め付けられたり、手指等が痛くなるのを抑制することができる。これにより、被包装体が収容された状態で包装袋を持ち運ぶ場合に、包装袋を持ち易くすることができる。
また、本実施形態では、内部に空気を溜める空気室62と、空気室62と連通して空気室62に空気を導入する空気導入口63とが、シール部60に設けられているため、シール部60内に空気を供給することができる。これにより、空気室62内の空気が抜けてシール部60の膨らみが減少しても、空気導入口63から空気室62内に空気を供給することにより、シール部60を膨らますことができる。
さらに、本実施形態では、空気導入口63に、空気室62からの空気の逆流を抑制する逆止弁70が設けられているため、シール部60内の空気が抜け難くなっている。これにより、シール部60が膨んだ状態を維持することができ、この状態で持手20を掴むことにより、被包装体(トイレットペーパー)Tが収容された包装袋100を安定して持ち運ぶことができる。
また、本実施形態では、指掛30、40の上方に設けられたシール部60の存在により、持手20によって手指等が締め付けられたり、手指等が痛くなるのが抑制されるため、持手20の形状が変化し難い。そのため、本実施形態では、袋本体10に被包装体Tが収容された状態で包装袋100を持ち運ぶ際に、持手20が伸びたり、破断するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、シール部60が、上述のようにヒートシール61で形成されているため、シール部60を持手20に対して容易に配置することができる。また、シール部60内では、空気室62と空気導入口63を容易に配置することができる。さらに、持手20をシール部50でシールする際に、シール部50と一緒にシール部60を配置することができるため、包装袋100の製造が容易である。
また、本実施形態では、図2に示すように、シール部60の空気導入口63が、袋本体10の内部に連通している。上述のように空気導入口63は、シール部60の空気室62に連通するため、シール部60の空気室62は袋本体10の内部に連通している。具体的には、図2に示すように、持手20の内側に通路80が設けられている。通路80は、一端80Aが空気導入口63に連通し、かつ他端80Bが袋本体10の内部に連通している。
本実施形態では、通路80が指掛30と指掛40の間を通って、シール部60の下端60Aに設けられた空気導入口63の逆止弁70に接続されている。すなわち、通路80は、持手20の中央寄り(中央部25)に配置されている。通路80をこのような配置にすることで、空気導入口63と袋本体10とを最短距離で連通することができる。これにより、袋本体10とシール部60の空気室62との間で、通路80の長さを短くすることができ、空気が移動する距離が短くなるため、膨出部の空気室内に空気が供給され易くなる。
通路80は、シール部60と同様にヒートシールで形成されている。具体的には、通路80は、ヒートシールで囲まれた空間APで形成されている。なお、通路80の形成は、熱融着による形成に限定されず、接着剤、粘着剤等を塗布することによって形成してもよい。
本実施形態によれば、シール部60の空気導入口63が袋本体10の内部に連通するため、袋本体10内の空気をシール部60の空気室62に供給することができる。その結果、袋本体10内の圧力をシール部60に逃がすことができる。
袋本体10は、被包装体(トイレットペーパー)Tを収容する際に空気が入り易く、包装袋100の保管時や持ち運び時に、袋本体10内の圧力が高くなると、包装袋100の袋本体10が破裂する場合がある。しかしながら、本実施形態では、袋本体10内の圧力が高くなった場合でも、上述のように袋本体10内の圧力をシール部60内に逃がすことができるため、袋本体10が破裂するのを防ぐことができる。
また、シール部60の空気導入口63に逆止弁70が設けられているため、シール部60の空気室62から袋本体10内へ空気が逆流するのを抑制することができる。そのため、本実施形態によれば、袋本体10の破裂を確実に防ぐことができる。
さらに、本実施形態では、持手20に形成された通路80によって、シール部60の内部と袋本体10の内部とを確実に連通させることができる。そのため、袋本体10内の空気をシール部60の空気室62に確実に供給することができる。
図4は、本実施形態(第2実施形態)に係る包装袋の持手部付近を示す。本実施形態では、持手20の長手方向(図4のX方向)の少なくとも一端側に配置されている。具体的には、通路80が2つの通路81、82で構成されている。通路81は、持手20の長手方向(図4のX方向)の一端23側で袋本体10の内部に連通し、且つ持手20の長手方向の一端23側のシール部60の端部60Bに連通している。一方、通路82は、持手20の長手方向(図4のX方向)の他端24側で袋本体10の内部に連通し、且つ持手20の他端24側のシール部60の端部60Bに連通している。
本実施形態(第2実施形態)では、このように持手20の一端23側に通路81が配置され、持手20の他端24側に通路82が配置されているため、通路80(通路81、82)は、指掛30、40が形成された領域を回避して形成することができる。これにより、通路80(通路81、82)が指掛30、40に干渉するのを防ぐことができるため、指掛30、40の寸法を大きくすることができ、包装袋100をさらに持ち易くすることができる。
図5は、本実施形態(第3実施形態)に係る包装袋の持手部付近を示す。本実施形態では、図4(第2実施形態)と同様に、持手20の一端23側で袋本体10の内部に連通する通路81がシール部60の端部60Bに連通し、持手20の他端24側で袋本体10の内部に連通する通路82がシール部60の端部60Cに連通している。これにより、指掛30、40の代わりに、直線状の1つのスリットSで形成された指掛30を持手20に配置することができる。そのため、図5(第3実施形態)によれば、指掛の形成が容易であり、しかも包装袋100がさらに持ち易くなる。
また、本実施形態では、シール部60の内部と袋本体10の内部とを連通する通路80がヒートシールで形成されているため、通路80を持手20及びシール部60に対して容易に配置することができる。また、持手20をシール部50でシールする際に、シール部50と一緒に通路80を配置することができるため、包装袋100の製造が容易である。
図6は、本実施形態に係る包装袋で用いられる逆止弁の一例を示す。また、図7は、本実施形態に係る包装袋で用いられる逆止弁の他の一例を示す。なお、図6では、シール部60と通路80とで、構成するヒートシールの幅が異なっているが、両者は同じ幅のヒートシールで構成されていてもよい。
本実施形態では、図6、図7に示すように、逆止弁70が基部71と延長部72とを備えている。基部71は、シール部60の外側からシール部60の空気室62内に延びている。また、基部71の幅W1は、シール部60の外側からシール部60の空気室62内に向かって狭まる。すなわち、基部71は、シール部60の外側からシール部60の空気室62内に向かってテーパになっている。
延長部72は、基部71と連続してシール部60の空気室62内に配置され、空気室62内に向かって開口する開口部73を有する。また、延長部72の幅W2は、基部71側の端部72Aから延長部72の中央部72Bに向かって広がり、且つ中央部72Bから開口部73側の端部72Cに向かって狭まる。なお、逆止弁70の形状は、任意であり、例えば、図6では延長部72が四角形状であり、図7では円形状である。
本実施形態では、逆止弁70が、シール部60に対して空気室62の外側から空気室62内に向かって幅W1が狭まるように延びる基部71と、空気室62内に配置されて基部71側の端部72Aから延長部72の中央部72Bに向かって幅W2が広がり且つ延長部72の中央部72Bから開口部73側の端部72Cに向かって幅W2が狭まる延長部72とを有する。
逆止弁70をこのような構成にすることにより、シール部60の空気導入口63では、シール部60の外部からシール部60の空気室62内に空気が流れ易く、一方、空気室62からシール部60の外側に向かって空気が流れ難くなる。そのため、このような逆止弁70を設けることによりシール部60の空気室62内に空気が供給され易く、しかも空気室62から空気が抜け難いため、シール部60の膨らみを確実に維持することができる。
なお、図6、7に示される逆止弁70の形状により、上述のように空気が逆流し難くなるのは、樹脂フィルムで形成された持手20にシール部60と逆止弁70が設けられており、空気室62の圧力が通路80より高まると、幅W1の基部71と幅W2の延長部72との間の狭窄部NSまたは開口部73が、空気室62内の圧力に押されてより狭くなる等の理由が考えられる。
また、シール部60の空気室62は、図9に示すように、複数の小室62A〜62Cで構成してもよい。複数の小室62A〜62Cは、空気室62内で相互に連通するように、空気室62内に設けられた複数の仕切り90(仕切り91、92)によって構成されている。複数の仕切り90(仕切り91、92)は、シール部60と同様に、ヒートシールで形成することができる。
なお、本実施形態では、図9に示すように、空気室62が3つの小室62A〜62Cで構成されているが、小室の数は限定されず、仕切り90の数により増減させることができる。また、小室62A〜62Cの寸法は限定されず、同じ寸法でも相互に異なる寸法であっても良い。本実施形態では、シール部60の空気室62をこのような小室62A〜62Cで構成することにより、空気室62内での空気の移動が妨げられるため、空気室62から空気室62の外部に空気が逆流するのを抑制することができる。
なお、本実施形態では、図9に示すように、シール部60の端部60B側の小室62Aと端部60C側の小室62Cにそれぞれ空気導入口63が設けられおり、シール部60の中央部の小室62Bに空気導入口63は設けられていない。これにより、持手20が持ち上げられた際に、シール部60の中央部から空気導入口63が設けられたシール部60の両端60B、60Cへの空気の移動が妨げられるため、空気室62の外部に空気が逆流するのをさらに抑制することができる。
図10〜図12は、図4に示す本実施形態(第2実施形態)の包装袋を手指で持ち上げる手順を示す。なお、持手20は、袋本体10に対して通常は倒れた状態になっているが、図10〜図12では、理解を容易にするため、持手20を袋本体10に対して持手20の高さ方向(Y方向)に立てた状態で示している。
包装袋100を持ち上げる場合、まず、図10に示すように、持手20に手指Pを掛ける前の状態から、スリットSを介して手指Pを持手20の厚み方向(図11のZ方向)に挿入すると、図11に示すように、持手20の指掛30、40に手指Pが掛かる。
この状態から、図12に示すように、持手20を掴むと、膨らんだシール部60を手指Pで握ることができる。この状態で、図12に示すように、持手20を持ち上げると、シール部60が手指Pに面として当たることができる(持手20が線として手指Pに当たり難い)。そのため、持手20によって手指Pが締め付けられたり、手指が痛くなるのが抑制される。
このように、本実施形態によれば、被包装体(トイレットペーパー)Tが収容された状態で包装袋100を持ち運ぶ場合でも、包装袋100は、持ち易いものとなる。また、図12に示すように、持手20を持ち上げた際に、シール部60を手指Pで掴むことにより、指掛30、40の形状が変化し難く、持手20が伸びたり、破断するのが抑制される。
以下、本実施形態について、さらに実施例を用いて具体的に説明する。各実施例、参考例、比較例の測定、評価は、以下のようにして行った。
[空気抜け試験]
試験体として、内側にシール部60が形成された持手20を用意した。持手20の寸法は、長手方向(図2のX方向)に約200mm、高さ方向(図2のY方向)に約50mmとした。膨出体としてのシール部60の寸法は、長手方向(図2のX方向)に約90mm、高さ方向(図2のY方向)に約30mmとした。シール部60内に空気が供給された持手20を平坦な机の上に置き、持手20の上にアクリルプレート(縦:約100mm、横:約50mm、厚さ:約3mm)を載せ、さらにアクリルプレートの上に直方体の錘(重さ:1.5kg、底面積:80mm×20mm)を置いた。そして、錘を10秒間置いた後、空気の抜け具合を確認した。空気の抜け具合は、錘を置く前の机とアクリルプレートとの距離に対して、錘を10秒間置いた後の机とアクリルプレートとの距離の割合が50%以上であるか否かを確認し、以下の基準で評価した。
○:距離の割合が50%以上であった(空気が抜け難かった)
×:距離の割合が50%未満であった(空気が抜けやすかった)
[振り子試験]
12個のロール状のトイレットペーパーT(大王製紙株式会社製の「エリエール トイレットティシュー 60mシングル(147g/ロール)」)を収容した包装袋100の指掛30、40に、ユーザが右手の人差し指、中指、薬指、小指を掛けて、包装袋100の持手20を持ち、180°の範囲で振り子のように10往復移動させた。このとき、包装袋100の耐久性を、以下の基準で評価した。なお、振り子試験は、各実施例及び比較例につき5回の試験を行った。
○:5回中1回も破損が確認できなかった
×:5回中1回以上破損が確認された
[指掛け試験]
上記の振り子試験を1往復行った後、1人のユーザにおける指への締め付けの程度を、下記の5段階で評価した。この場合、実施例及び比較例ごとに10人のユーザにより試験を行った結果を点数化し、その平均値を算出した。平均値が3.0以上の場合に指掛け試験の結果が良好であると判断した。
5点:指への締め付けを感じない
4点:指への締め付けをごくわずかに感じる
3点:指への締め付けをわずかに感じる
2点:指への締め付けを感じる
1点:指への締め付けを強く感じる
以下、実施例、参考例及び比較例について、説明する。
[実施例1]
包装袋100を、厚み25μmのポリエチレンのフィルムで製袋機により作製した。図1に示すように、持手20を袋本体10の上部11に形成し、長手方向(図2のX方向)の寸法約200mm、高さ方向(図2のY方向)の寸法約50mmとした。図2、図3に示すように、指掛30、40としてそれぞれ楕円状のスリットSを設けた。スリットSは、楕円の形状が略左右対称になるように配置した。指掛30は、中央部31を持手20の下端22に配置し、両端部32、33を持手20の上端21側に配置した。指掛40は、中央部41を持手20の下端22側に配置し、両端部42、43を持手20の上端21側に配置した。スリットSの寸法は、いずれも楕円の長軸が約30mm、短軸が約15mm、X方向におけるスリットS、S間の距離が最短で約20mmとした。また、指掛30、40の上方に、膨出部として正面視で(図2のZ方向に視て)矩形状のシール部60を配置した。指掛30、40とシール部60との距離は、5mmとした。さらに、袋本体10に連通し、指掛30と指掛40の間を通って、シール部60の下端60Aで空気導入口63の逆止弁70に接続する通路80を設けた。逆止弁70の延長部72は、四角形状にした(図2、図6参照)。結果を表1に示す。
[実施例2]
図4に示すように、通路80を2つの通路81、82で構成し、通路81を持手20の一端23側に配置し、通路82を持手20の他端24側に配置した以外は、実施例1と同様にした。結果を表1に示す。
[実施例3]
図5に示すように、指掛30を直線状のスリットSで形成した。スリットSの長さは、持手20の長手方向(図5のX方向)に約80mmとした。指掛30とシール部60との距離は、5mmとした。それ以外は、実施例2と同様にした。結果を表1に示す。
[実施例4]
図6に示すように、逆止弁70の延長部72を円形状にした以外は、実施例2と同様にした。結果を表1に示す。
[実施例5]
図7に示すように、シール部60の形状を正面視で(図1のZ方向に視たときに)楕円形状にした以外は、実施例2と同様にした。結果を表1に示す。
[比較例1]
図13に示すように、指掛30として楕円状のスリットSを設けた。スリットSは、楕円の周囲のうち下端の一部を残すように配置した。指掛30は、指掛30の中央部31を持手20の上端21側に配置し、両端部32、33を持手20の下端22側に配置した。スリットSの寸法は、X方向に約80mm、Y方向に約20mmとした。これらの条件以外は、実施例1と同様にした。結果を表1に示す。
[比較例2]
図14に示すように、指掛30、40としてそれぞれ楕円状のスリットSを設けた。スリットS、Sは、楕円の形状が略左右対称になるように配置した。指掛30は、中央部31を持手20の下端22側に配置し、両端部32、33を持手20の上端21側に配置した。また、指掛40は、中央部41を持手20の下端22側に配置し、両端部42、43を持手20の上端21側に配置した。スリットSの寸法は、いずれも楕円の長軸が約30mm、短軸が約15mm、X方向におけるスリットS、S間の距離が最短で約20mmとした。これらの条件以外は、実施例1と同様にした。結果を表1に示す。
Figure 2019043570
表1より、上述のように、指掛部と持手部の高さ方向(Y方向)に対向する膨出部が、空気室と空気導入口とを有し、空気導入口に逆止弁が設けられた構成では、空気抜け試験の結果はいずれも○または◎となった。また、振り子試験の結果はいずれも〇となった。さらに、指掛け試験の結果はいずれも3.0以上となった(実施例1〜5)。
これに対して、指掛部として楕円状の1つのスリットSを設けた構成および指掛部として楕円状の2つのスリットSを設けた構成では、指掛け試験の結果は3.0未満となった。また、指掛部として楕円状の1つのスリットSを設けた構成では、振り子試験の結果は〇であったが、指掛部として楕円状の2つのスリットSを設けた構成では、振り子試験の結果は×となった(比較例1、2)。
これらの結果から、空気室と空気導入口とを有し、空気導入口に逆止弁が設けられた膨出部を指掛部の上方に設けることにより、持ち易く、破損し難く包装袋が得られることが判った。
また、延長部が四角形状の逆止弁をシール部の空気導入口に設けることにより、シール部の空気室から空気が抜け難くなった(実施例1〜3、5)。さらに、正面視で(図1のZ方向に視たときに)楕円形状の膨出部を指掛部の上方に配置することにより、指掛け試験の結果が向上した(実施例5)。
このように、実施例1〜5の包装袋100は、被包装体(トイレットペーパー)Tが収容された状態で持ち運ぶ場合でも、持ち易く、破損し難いものであることが判った。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した特定の実施形態および実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
100 包装袋
T トイレットペーパー(被包装体)
10 袋本体
11 上部
20 持手
23 一端
24 他端
30 指掛
40 指掛
S スリット
60 シール部
61 ヒートシール
62 空気室
62A〜62C 小室
AR 空間
63 空気導入口
70 逆止弁
71 基部
W1 幅
72 延長部
72A 端部
72B 中央部
72C 端部
73 開口部
W2 幅
NS 狭窄部
80 通路
80A 一端
80B 他端
AP 空間

Claims (12)

  1. 被包装体を収容する本体部と、
    前記本体部の上部に設けられた持手部と、
    前記持手部の内側に設けられた指掛部と、
    前記持手部の内側に設けられ、前記指掛部と前記持手部の高さ方向に対向するように前記指掛部の上方に配置された膨出部とを有し、
    前記膨出部は、内部に空気を溜める空気室と、前記空気室と連通して前記空気室に空気を導入する空気導入口とを有し、
    前記空気導入口には、前記空気室からの空気の逆流を抑制する逆止弁が設けられている、包装袋。
  2. 前記空気室は、ヒートシールで囲まれた空間で形成されている、請求項1に記載の包装袋。
  3. 前記空気導入口は、前記本体部の内部に連通する、請求項1または2に記載の包装袋。
  4. 前記持手部の内側に設けられた通路を有し、
    前記通路は、一端が前記空気導入口に連通し、且つ他端が前記本体部の内部に連通する、請求項3に記載の包装袋。
  5. 前記通路は、前記持手部の中央寄りに配置されている、請求項4に記載の包装袋。
  6. 前記通路は、前記持手部の長手方向の少なくとも一端側に配置されている、請求項4に記載の包装袋。
  7. 前記通路は、ヒートシールで囲まれた空間で形成されている、請求項4乃至6のいずれか1項に記載の包装袋。
  8. 前記逆止弁は、前記空気室の外側から前記空気室内に延びる基部と、前記基部と連続して前記空気室内に配置されて前記空気室内に開口する延長部とを有し、
    前記基部の幅は、前記膨出部の外側から前記空気室内に向かって狭まり、
    前記延長部の幅は、前記基部側から前記延長部の中央部に向かって広がり、且つ前記中央部から前記空気室内に開口する側に向かって狭まる、請求項7に記載の包装袋。
  9. 前記逆止弁は、ヒートシールで形成されている、請求項8に記載の包装袋。
  10. 前記膨出部の形状は、正面視で矩形状である、請求項1乃至9のいずれか1項に記載の包装袋。
  11. 前記膨出部の形状は、正面視で楕円形状である、請求項1乃至9のいずれか1項に記載の包装袋。
  12. 前記空気室は、相互に連通する複数の小室で構成されている、請求項1乃至11のいずれか1項に記載の包装袋。
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