JP2019043570A - 包装袋 - Google Patents
包装袋 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019043570A JP2019043570A JP2017166114A JP2017166114A JP2019043570A JP 2019043570 A JP2019043570 A JP 2019043570A JP 2017166114 A JP2017166114 A JP 2017166114A JP 2017166114 A JP2017166114 A JP 2017166114A JP 2019043570 A JP2019043570 A JP 2019043570A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- handle
- packaging bag
- air chamber
- finger
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Bag Frames (AREA)
Abstract
Description
第3の態様では、膨出部の空気導入口が本体部の内部に連通するため、本体部内の空気を膨出部の空気室に供給することができる。そのため、本体部内の圧力が高くなった場合でも、本体部内の圧力を膨出部に逃がすことができるため、本体部が破裂するのを防ぐことができる。また、空気導入口に設けられた逆止弁により、膨出部内から本体部内への空気の逆流が抑制されるため、本体部の破裂を確実に防ぐことができる。
形状に限定されるものではない。例えば、その他の形状としては、シール部60の形状を正面視で(図1のZ方向に視たときに)楕円形状等にしてもよい(図8参照)。このような楕円形状のシール部60を設けることにより、膨出部を構成するシール部60の中央部で膨らみが大きくなり、持手20を持ち上げた際に、手指等にシール部60が当たる面積大きくなるため、持手20が握り易くなる。
試験体として、内側にシール部60が形成された持手20を用意した。持手20の寸法は、長手方向(図2のX方向)に約200mm、高さ方向(図2のY方向)に約50mmとした。膨出体としてのシール部60の寸法は、長手方向(図2のX方向)に約90mm、高さ方向(図2のY方向)に約30mmとした。シール部60内に空気が供給された持手20を平坦な机の上に置き、持手20の上にアクリルプレート(縦:約100mm、横:約50mm、厚さ:約3mm)を載せ、さらにアクリルプレートの上に直方体の錘(重さ:1.5kg、底面積:80mm×20mm)を置いた。そして、錘を10秒間置いた後、空気の抜け具合を確認した。空気の抜け具合は、錘を置く前の机とアクリルプレートとの距離に対して、錘を10秒間置いた後の机とアクリルプレートとの距離の割合が50%以上であるか否かを確認し、以下の基準で評価した。
○:距離の割合が50%以上であった(空気が抜け難かった)
×:距離の割合が50%未満であった(空気が抜けやすかった)
12個のロール状のトイレットペーパーT(大王製紙株式会社製の「エリエール トイレットティシュー 60mシングル(147g/ロール)」)を収容した包装袋100の指掛30、40に、ユーザが右手の人差し指、中指、薬指、小指を掛けて、包装袋100の持手20を持ち、180°の範囲で振り子のように10往復移動させた。このとき、包装袋100の耐久性を、以下の基準で評価した。なお、振り子試験は、各実施例及び比較例につき5回の試験を行った。
○:5回中1回も破損が確認できなかった
×:5回中1回以上破損が確認された
上記の振り子試験を1往復行った後、1人のユーザにおける指への締め付けの程度を、下記の5段階で評価した。この場合、実施例及び比較例ごとに10人のユーザにより試験を行った結果を点数化し、その平均値を算出した。平均値が3.0以上の場合に指掛け試験の結果が良好であると判断した。
5点:指への締め付けを感じない
4点:指への締め付けをごくわずかに感じる
3点:指への締め付けをわずかに感じる
2点:指への締め付けを感じる
1点:指への締め付けを強く感じる
包装袋100を、厚み25μmのポリエチレンのフィルムで製袋機により作製した。図1に示すように、持手20を袋本体10の上部11に形成し、長手方向(図2のX方向)の寸法約200mm、高さ方向(図2のY方向)の寸法約50mmとした。図2、図3に示すように、指掛30、40としてそれぞれ楕円状のスリットSを設けた。スリットSは、楕円の形状が略左右対称になるように配置した。指掛30は、中央部31を持手20の下端22に配置し、両端部32、33を持手20の上端21側に配置した。指掛40は、中央部41を持手20の下端22側に配置し、両端部42、43を持手20の上端21側に配置した。スリットSの寸法は、いずれも楕円の長軸が約30mm、短軸が約15mm、X方向におけるスリットS、S間の距離が最短で約20mmとした。また、指掛30、40の上方に、膨出部として正面視で(図2のZ方向に視て)矩形状のシール部60を配置した。指掛30、40とシール部60との距離は、5mmとした。さらに、袋本体10に連通し、指掛30と指掛40の間を通って、シール部60の下端60Aで空気導入口63の逆止弁70に接続する通路80を設けた。逆止弁70の延長部72は、四角形状にした(図2、図6参照)。結果を表1に示す。
図4に示すように、通路80を2つの通路81、82で構成し、通路81を持手20の一端23側に配置し、通路82を持手20の他端24側に配置した以外は、実施例1と同様にした。結果を表1に示す。
図5に示すように、指掛30を直線状のスリットSで形成した。スリットSの長さは、持手20の長手方向(図5のX方向)に約80mmとした。指掛30とシール部60との距離は、5mmとした。それ以外は、実施例2と同様にした。結果を表1に示す。
図6に示すように、逆止弁70の延長部72を円形状にした以外は、実施例2と同様にした。結果を表1に示す。
図7に示すように、シール部60の形状を正面視で(図1のZ方向に視たときに)楕円形状にした以外は、実施例2と同様にした。結果を表1に示す。
図13に示すように、指掛30として楕円状のスリットSを設けた。スリットSは、楕円の周囲のうち下端の一部を残すように配置した。指掛30は、指掛30の中央部31を持手20の上端21側に配置し、両端部32、33を持手20の下端22側に配置した。スリットSの寸法は、X方向に約80mm、Y方向に約20mmとした。これらの条件以外は、実施例1と同様にした。結果を表1に示す。
図14に示すように、指掛30、40としてそれぞれ楕円状のスリットSを設けた。スリットS、Sは、楕円の形状が略左右対称になるように配置した。指掛30は、中央部31を持手20の下端22側に配置し、両端部32、33を持手20の上端21側に配置した。また、指掛40は、中央部41を持手20の下端22側に配置し、両端部42、43を持手20の上端21側に配置した。スリットSの寸法は、いずれも楕円の長軸が約30mm、短軸が約15mm、X方向におけるスリットS、S間の距離が最短で約20mmとした。これらの条件以外は、実施例1と同様にした。結果を表1に示す。
T トイレットペーパー(被包装体)
10 袋本体
11 上部
20 持手
23 一端
24 他端
30 指掛
40 指掛
S スリット
60 シール部
61 ヒートシール
62 空気室
62A〜62C 小室
AR 空間
63 空気導入口
70 逆止弁
71 基部
W1 幅
72 延長部
72A 端部
72B 中央部
72C 端部
73 開口部
W2 幅
NS 狭窄部
80 通路
80A 一端
80B 他端
AP 空間
Claims (12)
- 被包装体を収容する本体部と、
前記本体部の上部に設けられた持手部と、
前記持手部の内側に設けられた指掛部と、
前記持手部の内側に設けられ、前記指掛部と前記持手部の高さ方向に対向するように前記指掛部の上方に配置された膨出部とを有し、
前記膨出部は、内部に空気を溜める空気室と、前記空気室と連通して前記空気室に空気を導入する空気導入口とを有し、
前記空気導入口には、前記空気室からの空気の逆流を抑制する逆止弁が設けられている、包装袋。 - 前記空気室は、ヒートシールで囲まれた空間で形成されている、請求項1に記載の包装袋。
- 前記空気導入口は、前記本体部の内部に連通する、請求項1または2に記載の包装袋。
- 前記持手部の内側に設けられた通路を有し、
前記通路は、一端が前記空気導入口に連通し、且つ他端が前記本体部の内部に連通する、請求項3に記載の包装袋。 - 前記通路は、前記持手部の中央寄りに配置されている、請求項4に記載の包装袋。
- 前記通路は、前記持手部の長手方向の少なくとも一端側に配置されている、請求項4に記載の包装袋。
- 前記通路は、ヒートシールで囲まれた空間で形成されている、請求項4乃至6のいずれか1項に記載の包装袋。
- 前記逆止弁は、前記空気室の外側から前記空気室内に延びる基部と、前記基部と連続して前記空気室内に配置されて前記空気室内に開口する延長部とを有し、
前記基部の幅は、前記膨出部の外側から前記空気室内に向かって狭まり、
前記延長部の幅は、前記基部側から前記延長部の中央部に向かって広がり、且つ前記中央部から前記空気室内に開口する側に向かって狭まる、請求項7に記載の包装袋。 - 前記逆止弁は、ヒートシールで形成されている、請求項8に記載の包装袋。
- 前記膨出部の形状は、正面視で矩形状である、請求項1乃至9のいずれか1項に記載の包装袋。
- 前記膨出部の形状は、正面視で楕円形状である、請求項1乃至9のいずれか1項に記載の包装袋。
- 前記空気室は、相互に連通する複数の小室で構成されている、請求項1乃至11のいずれか1項に記載の包装袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017166114A JP6966261B2 (ja) | 2017-08-30 | 2017-08-30 | 包装袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017166114A JP6966261B2 (ja) | 2017-08-30 | 2017-08-30 | 包装袋 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019043570A true JP2019043570A (ja) | 2019-03-22 |
JP6966261B2 JP6966261B2 (ja) | 2021-11-10 |
Family
ID=65813534
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017166114A Active JP6966261B2 (ja) | 2017-08-30 | 2017-08-30 | 包装袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6966261B2 (ja) |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4384602A (en) * | 1981-06-02 | 1983-05-24 | Ores Pauline A | Inflated carrying apparatus |
JP3006520U (ja) * | 1994-07-11 | 1995-01-24 | 豊国産業株式会社 | 流体収納袋用注入逆止弁 |
JPH0733176U (ja) * | 1993-12-09 | 1995-06-20 | 純雄 青木 | 買い物袋と保持具との組み合わせ |
JP3046704U (ja) * | 1997-08-29 | 1998-03-17 | 株式会社サンエー化研 | 開口部の密閉具を備えた可圧縮物の圧縮密封袋 |
JPH10114370A (ja) * | 1996-10-08 | 1998-05-06 | Showa Film Kk | 穀類収納袋及び脱気袋に収容された米並びにこの袋を用いた米充填における脱気方法 |
JP2008518857A (ja) * | 2004-11-05 | 2008-06-05 | スティール,マーク | 流体作動密封を有するパッケージ |
JP2012153405A (ja) * | 2011-01-26 | 2012-08-16 | Dainippon Printing Co Ltd | 包装袋 |
JP2014213887A (ja) * | 2013-04-25 | 2014-11-17 | 凸版印刷株式会社 | 包装袋 |
-
2017
- 2017-08-30 JP JP2017166114A patent/JP6966261B2/ja active Active
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4384602A (en) * | 1981-06-02 | 1983-05-24 | Ores Pauline A | Inflated carrying apparatus |
JPH0733176U (ja) * | 1993-12-09 | 1995-06-20 | 純雄 青木 | 買い物袋と保持具との組み合わせ |
JP3006520U (ja) * | 1994-07-11 | 1995-01-24 | 豊国産業株式会社 | 流体収納袋用注入逆止弁 |
JPH10114370A (ja) * | 1996-10-08 | 1998-05-06 | Showa Film Kk | 穀類収納袋及び脱気袋に収容された米並びにこの袋を用いた米充填における脱気方法 |
JP3046704U (ja) * | 1997-08-29 | 1998-03-17 | 株式会社サンエー化研 | 開口部の密閉具を備えた可圧縮物の圧縮密封袋 |
JP2008518857A (ja) * | 2004-11-05 | 2008-06-05 | スティール,マーク | 流体作動密封を有するパッケージ |
JP2012153405A (ja) * | 2011-01-26 | 2012-08-16 | Dainippon Printing Co Ltd | 包装袋 |
JP2014213887A (ja) * | 2013-04-25 | 2014-11-17 | 凸版印刷株式会社 | 包装袋 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6966261B2 (ja) | 2021-11-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2006347581A (ja) | 包装体 | |
US20220009689A1 (en) | Packaging bag | |
JP7061840B2 (ja) | 包装袋 | |
JP2019043570A (ja) | 包装袋 | |
JP7058118B2 (ja) | 包装袋 | |
JP2019044811A (ja) | 逆止弁 | |
JP2019059515A (ja) | 包装袋 | |
JP7000099B2 (ja) | 包装袋 | |
JP6517885B2 (ja) | 包装袋 | |
JP6517886B2 (ja) | 包装袋 | |
JP6934333B2 (ja) | 包装袋 | |
JP6994315B2 (ja) | 包装袋 | |
JP6956136B2 (ja) | 包装袋 | |
JP7231358B2 (ja) | 包装袋 | |
JP7496200B2 (ja) | 包装袋 | |
JP7352370B2 (ja) | 包装袋、包装袋の製造方法、および包装品の製造方法 | |
JP7227699B2 (ja) | 集合包装体、ガセット包装袋、およびガセット包装袋の製造方法 | |
JP7246845B2 (ja) | 包装袋 | |
JP2019112146A (ja) | 包装袋 | |
JP7015702B2 (ja) | 包装袋および包装袋の製造方法 | |
JP7049161B2 (ja) | 包装袋、包装袋の使用方法、および包装袋の製造方法 | |
JP2001322653A (ja) | 使いすて衛生用品包装袋 | |
JP7356800B2 (ja) | 包装袋 | |
JP7318162B2 (ja) | ロール製品パッケージ | |
JP2024018845A (ja) | 衛生薄葉紙製品包装体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200716 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210420 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210427 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210624 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20211005 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20211021 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6966261 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |