JP7058118B2 - 包装袋 - Google Patents

包装袋 Download PDF

Info

Publication number
JP7058118B2
JP7058118B2 JP2017249520A JP2017249520A JP7058118B2 JP 7058118 B2 JP7058118 B2 JP 7058118B2 JP 2017249520 A JP2017249520 A JP 2017249520A JP 2017249520 A JP2017249520 A JP 2017249520A JP 7058118 B2 JP7058118 B2 JP 7058118B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
handle
finger hook
packaging bag
reinforcing film
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017249520A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019112136A (ja
Inventor
貴久 興梠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daio Paper Corp
Original Assignee
Daio Paper Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daio Paper Corp filed Critical Daio Paper Corp
Priority to JP2017249520A priority Critical patent/JP7058118B2/ja
Publication of JP2019112136A publication Critical patent/JP2019112136A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7058118B2 publication Critical patent/JP7058118B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Bag Frames (AREA)
  • Packages (AREA)

Description

本発明は、包装袋に関する。
従来の包装袋は、トイレットペーパー等の被包装体が複数収容される本体部と、本体部の上部に設けられた持手部とを備えている。包装袋の持手部には、指をかけるための指掛孔が設けられている。また、包装袋の持手部には、包装袋を持ち運ぶ際に指掛孔の形状が変化して持手部が伸びたり破断することを防ぐため、指掛孔を覆う補強フィルムが貼り付けられている。
例えば、特開2005-008248号公報(特許文献1)には、複数個のロール製品を収納する包装袋が開示されている。この包装袋では、本体部の上部に設けられた持手部に、持手部の長手方向に所定の間隔で二つのスリットで形成された指掛け穴が配置され、さらにこれらのスリットが補強フィルムで覆われている。
特開2005-008248号公報、図1
しかしながら、従来の包装袋は、持手部に形成された指掛孔が持手部とは別部材の補強フィルムで覆われているため、ユーザーが指掛孔に指を挿入する際に補強フィルムが当たって手指に痛みを感じることがある。また、持手部を掴んで包装袋を吊り下げた際に、補強フィルムで覆われた指掛孔によって手指が締め付けられることがある。このように、従来の包装袋は、持ち運びの際に手指への負担が大きいものとなっている。
本発明の目的は、持ち運びの際に手指への負担が少ない包装袋を提供することにある。
本発明の第1の態様は、被包装体を収容する本体部と、前記本体部の上部に設けられた持手部と、前記持手部の長手方向の中央部に形成された指掛部と、前記持手部の厚み方向に貼り付けられたフィルム部材とを有し、前記フィルム部材は、前記指掛部の上方に配置され、前記持手部の高さ方向に前記指掛部と対向する、包装袋を提供する。
第1の態様では、フィルム部材と指掛部とが持手部の高さ方向に対向して配置されているため、持手部においてフィルム部材と指掛部とが高さ方向に離れて配置される。そのため、ユーザーが指掛部に手指を挿入する際に、フィルム部材が手指に直接当たることがない。また、持手部を掴んで包装袋を吊り下げた際に、手指がフィルム部材によって直接締め付けられることがない。また、包装袋を吊り下げた(持ち上げた)際に、指掛部とフィルム部材との間の持手部の一部が緩衝部(クッション)となって、手指への圧力を低減することができる。これにより、第1の態様では、包装袋を持ち運ぶ際に手指への負担を軽減することができる。
また、第1の態様では、フィルム部材が指掛部の上方に配置されている、すなわち、フィルム部材の下方に指掛部が配置されている。そのため、指掛部に手指を挿入した状態で持手部を掴むと、持手部のフィルム部材が設けられた部分を握ることができる。また、持手部を掴んだときに、持手部に設けられたフィルム部材が手指に対して面状に当たるため、包装袋を持ち運ぶ際に手指にかかる圧力を分散することができる。これにより、第1の態様では、包装袋を持ち運ぶ際に、持手部が掴み易くなるため、包装袋の持ち運びが容易になる。
さらに、第1の態様では、フィルム部材と指掛部とが持手部の高さ方向に離れて配置されるため、指掛部が配置される領域全体をフィルム部材で覆う従来の構造に比べて、フィルム部材を配置する領域を小さくすることができる。そのため、第1の態様では、フィルム部材の使用量を少なくすることができ、資源やコストを低減することができる。
第2の態様は、前記フィルム部材が、前記指掛部を前記長手方向に跨ぐように配置されている、包装袋を提供する。第2の態様では、フィルム部材が持手部の長手方向に指掛部を跨ぐようにフィルム部材と指掛部とが持手部の高さ方向に対向しているため、指掛部に手指を挿入した状態で持手部を掴んだときに、持手部のフィルム部材が設けられた部分を確実に握ることができる。そのため、第2の態様によれば、包装袋を持ち運ぶ際に、持手部がより掴み易くなり、包装袋の持ち運びがさらに容易になる。
また、第2の態様では、フィルム部材が指掛部を持手部の長手方向に跨ぐように配置されているため、指掛部に手指を挿入した状態で持手部を掴んだときに、指掛部の上方に配置されたフィルム部材を手指全体で握ることができる。言い換えると、持手部のフィルム部材が設けられた部分が、フィルム部材の下方に設けられた指掛部に対して、取っ手(グリップまたはハンドル)のように機能することができる。そのため、第2の態様によれば、包装袋を安定して持ち運ぶことができる。
また、持手部に指掛部が形成された包装袋では、指掛部の周囲が破断し易く、指掛部の周囲が破断すると、指掛部から持手部の上端に亘って持手部全体が破断し易い傾向がある。これに対して、第2の態様では、指掛部の周囲が破断した場合でも、指掛部を跨ぐように指掛部の上方に配置されたフィルム部材が、指掛部から持手部の上端に亘って破断するのを抑制することができる。そのため、第2の態様によれば、持手部全体が破断するのを防ぐことができる。
第3の態様は、前記指掛部がスリットで形成されている、包装袋を提供する。第3の態様では、指掛部がスリットで形成されているため、持手部において指掛部が形成される領域を小さくすることができる。一方、持手部においてフィルム部材が設けられる領域を大きくすることができるため、フィルム部材と指掛部とが持手部の高さ方向に離れて配置される場合でも、持手部にフィルム部材を確実に設けることができる。
第4の態様は、前記スリットが、前記持手部の下端側に向かって凸状に湾曲する、包装袋を提供する。第4の態様では、指掛部を構成するスリットを持手部の下端側に向かって凸状に湾曲させることで、指掛部とフィルム部材とを持手部の高さ方向に一定の間隔をあけて配置することができる。そのため、指掛部とフィルム部材との間に持手部の一部が緩衝部(クッション)となる部分を確実に設けることができ、包装袋を持ち運ぶ際に手指への負担をさらに軽減することができる。
第5の態様は、前記スリットが、前記スリットの両端部のうち少なくとも一方の端部が、前記フィルム部材で覆われている、包装袋を提供する。第5の態様では、指掛部をスリットで形成した場合に指掛部の周囲で最も切れ易いスリットの両端部のうち、いずれか一方の端部または両方の端部がフィルム部材で覆われている。これにより、指掛部を構成するスリットの端部から持手部の上端に亘って破断するのを確実に抑制することができる。そのため、第2の態様によれば、持手部全体が破断するのを確実に防ぐことができる。
第6の態様は、フィルム部材を持手部の上端側に向かって凸状に湾曲する、包装袋を提供する。第6の態様では、フィルム部材を持手部の上端側に向かって凸状に湾曲させることで、指掛部とフィルム部材とを持手部の高さ方向に一定の間隔をあけて配置することができる。これにより、指掛部とフィルム部材との間に持手部の一部が緩衝部(クッション)となる部分をより確実に設けることができる。そのため、第6の態様では、包装袋を持ち運ぶ際の手指への負担をさらに軽減することができる。
また、第6の態様では、持手部の上端側に向かって凸状に湾曲するフィルム部材が、持手部に貼り付けられた状態で、フィルム部材の下方に設けられた指掛部に対して、取っ手(グリップまたはハンドル)のように確実に機能することができる。そのため、第6の態様によれば、包装袋をより安定して持ち運ぶことができる。
また、第7の態様は、前記フィルム部材の下端を前記持手部に貼り付ける貼付部が設けられている、包装袋を提供する。第7の態様では、フィルム部材の下端が貼付部により持手部に貼り付けられることで、指掛部の上方に貼付部を配置することができる。そのため、指掛部の周囲が破断した場合でも、指掛部の上方に配置された貼付部が、フィルム部材と相まって、指掛部から持手部の上端に亘って破断するのを抑制することができる。そのため、第7の態様によれば、持手部全体が破断するのをより確実に防ぐことができる。
本発明の一態様によれば、持ち運びの際に手指への負担が少ない包装袋を提供することができる。
本発明の実施形態に係る包装袋を示す図である。 本実施形態に係る包装袋(実施例1)の持手部を示す図である。 本実施形態に係る包装袋を吊り下げた状態を示す図である。 本実施形態に係る包装袋(実施例2)の持手部を示す図である。 本実施形態に係る包装袋(実施例3)の持手部を示す図である。 本実施形態に係る包装袋(実施例4)の持手部を示す図である。 本実施形態に係る包装袋(実施例5)の持手部を示す図である。 従来の包装袋(比較例1)の持手部を示す図である。 従来の包装袋(比較例2)の持手部を示す図である。 従来の包装袋(比較例3)の持手部を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態の一例に係る包装袋を示す図である。図2は、本実施形態に係る包装袋の持手部を示す図である。なお、以下に示す説明では、各図において共通する部分については、同一の符号を付して説明を省略する場合がある。
図1及び図2において、包装袋100は、袋本体10、持手20、指掛30、補強フィルム60を備えている。包装袋100は、本発明の包装袋の一例である。また、袋本体10は、持手20、指掛30、補強フィルム60は、本発明の包装袋を構成する本体部、持手部、指掛部、フィルム部材の各一例である。
袋本体10は、被包装体Tが収容される包装袋100の本体を構成する。袋本体10は、樹脂フィルム等で形成することができる。袋本体10は、この樹脂フィルムがサイドシールにより袋状にされ、袋状になった樹脂フィルムがガセット状に折り込まれた構造になっている(図1参照)。
袋本体10を形成する樹脂フィルムの材質は、任意である。このような樹脂フィルムには、例えば、ポリエチレン(PE)、PE-エチレンビニルアルコール共重合体(EVOH)-PEの積層体(PE/EVOH/PE)等の樹脂フィルムを用いることができる。また、樹脂フィルムの厚みは、任意である。例えば、樹脂フィルムとしてPE、PE/EVOH/PEを用いる場合、樹脂フィルムの厚みは10~70μmとすることができ、好ましくは15~60μm、より好ましくは20~50μmである。
袋本体10は、被包装体Tの一例としてロール状のトイレットペーパーが12個収容されている(図1参照)。なお、被包装体の形態は、ロール状に限定されず、積層状等の他の形態で収容されていてもよい。また、袋本体10に収容される被包装体は、トイレットペーパーに限定されるものではなく、キッチンペーパー、ベビー用または介護用の紙おむつ、生理用ナプキン等の物品を収容することができる。
さらに、袋本体10に収容される物品の個数は限定されず、1つでもよく、図1に示すように複数であってもよい。なお、図1に示す例では、ロール状のトイレットペーパー(被包装体T)を1段に4つ並べたものを3段に積み上げた状態で合計12個のトイレットペーパー(被包装体T)が袋本体10内に収容されている。しかしながら、袋本体10内に収容される被包装体の配列はこの配列に限定されるものではなく、例えば、12個のトイレットペーパー(被包装体T)を一段に並べた状態で袋本体10に収容しても良い。
持手20は、図1に示すように、袋本体10の上部11に設けられ、包装袋100を手指で掴む部分を構成する。持手20は、袋本体10と同様に、樹脂フィルム等で形成することができる。持手20は、熱融着(ヒートシール)により、袋本体10の上部11に形成される。持手20が設けられる位置は、袋本体10の上部11に限定されず、袋本体10の側面でもよい。なお、熱融着(ヒートシール)には、例えば、上述のガセット状に折り込まれた樹脂フィルムを、持手成形用の熱版で型押しする手法(スタンプ方式)を用いることができる。
持手20は、この折り込まれた樹脂フィルムが、持手20の長手方向(図2のX方向)の両端23、24では4枚重ねで、持手20の長手方向(図2のX方向)の中央部25付近では2枚重ねで、それぞれヒートシールで形成されたシール50で接着されている。また、シール50は、シール部51~55で構成されている。
シール部51は、持手20の下端21に設けられている。シール部52は、持手20の上端22に設けられている。シール部53は、持手20の長手方向(図2のX方向)の一端23(図2の左側)に設けられている。シール部54は、持手20の長手方向(図2のX方向)の他端24(図2の右側)に設けられている。そして、シール部55は、持手20の上端22と下端21の間に配置され、持手20の一端23から他端24に連続して延びるように設けられている。
これにより、持手20の内側には、シール50(シール部51~55)が形成されている。なお、持手20には、持手20を取り付けた袋本体10が包装袋100の製造時または流通時に破裂しないように、袋本体10と包装袋100の外部とを連通する図示しない空気穴が設けられている。
持手20には、持手20を握る際に手指を掛けるための指掛30が設けられている。指掛30は、持手20の長手方向(図1、図2の各X方向)の中央部25に形成されている。本実施形態では、図1、図2に示すように、指掛30が、持手20の長手方向(図1、図2の各X方向)の中央部25に配置され、さらに持手20の下端21寄りに配置されている。
本実施形態では、図2に示すように、指掛30がスリットSで形成されている。スリットSの形態は任意であり、例えば、ミシン目で形成し、該ミシン目を破ることで指掛を形成することができる。
指掛30の形状は、直線状に限定されるものではなく、曲線状、円形、楕円形、四角形等の形状やこれらに類似する形状にすることができる。また、指掛30は、1つのスリットで形成されているが、スリットの個数は限定されない。したがって、指掛30を二つ以上のスリットで形成してもよい。このような指掛としては、例えば、持手部の長手方向(図1のX方向)に所定の間隔をあけて配置された二つのスリットで形成することができる。
また、指掛30は、上述のシール50の一部(シール部51、53、54、55)に囲まれて持手20に配置されている。すなわち、指掛30は、シール50(シール部51、53、54、55)の内側に、シール50(シール部51、53、54、55)と離れて配置されている。
また、持手20には、補強フィルム60が設けられている。本実施形態では、図2に示すように、補強フィルム60が、持手20の厚み方向(図1のZ方向)に貼り付けられている。補強フィルム60を持手20に貼り付ける態様は任意である。本実施形態では、補強フィルム60が、持手20の形成と同様に、熱融着(ヒートシール)により、持手20に貼り付けられている。
この補強フィルム60は、帯状の樹脂フィルムで形成することができる。なお、補強フィルムの材質は任意であり、持手20を構成する樹脂フィルムの材質と同じでも良く、また異なっていても良い。このような樹脂フィルムとしては、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、およびPE-エチレンビニルアルコール共重合体(EVOH)-PEの積層体(PE/EVOH/PE)等の樹脂フィルムを用いることができる。このような補強フィルムを設けることにより、持手20の指掛30が設けられる部分を補強することができる。
また、補強フィルムの厚み寸法は、任意である。例えば、補強フィルムの厚みは、20μm以上にすることができ、好ましくは30μm~150μm、より好ましくは50μm~130μmである。補強フィルムの厚み寸法をこのような範囲にすることにより、持手20が伸びたり、破断するのを防ぐことができる。また、上述の熱溶着等により、持手20に補強フィルムを確実に接着することができる。
なお、補強フィルム60は、熱融着(ヒートシール)により持手20に貼り付けられているが、持手20に貼り付けられる領域は、補強フィルム60全体でもよく、補強フィルム60の一部でもよい。本実施形態では、補強フィルム60の一部が持手20に貼り付けられている。具体的には、補強フィルム60の上端部62がシール部52の一部を介して持手20の上端22に融着されており、補強フィルム60の下端部61がシール部55の一部を介して指掛30の上方に融着されている。
本実施形態では、補強フィルム60は、指掛30の上方に配置されている。そして、補強フィルム60は、持手20の高さ方向(図1、図2のY方向)に指掛30と対向している。すなわち、補強フィルム60は、持手20の高さ方向(図2のY方向)に視て、持手20の上端22側に指掛30と対向するように配置されている。言い換えると、指掛30と補強フィルム60とは、持手20の平面(図2のX-Y平面)上で重なっていない。
本実施形態では、このように補強フィルム60と指掛30とが持手20の高さ方向(図2のY方向)に対向して配置されているため、補強フィルム60と指掛30とが持手20の高さ方向(図2のY方向)に離れて配置される。そのため、ユーザーが指掛30に手指Pを挿入する際に、補強フィルム60が手指Pに直接当たらない。また、ユーザーが持手20を掴んで包装袋100を吊り下げた際に、手指Pが補強フィルム60によって直接締め付けられることがない。さらに、包装袋100を持ち上げたり吊り下げた際に、指掛30と補強フィルム60との間の持手20の一部(部分B)が緩衝部(クッション)となって、手指Pにかかる圧力が低減される。そのため、本実施形態では、包装袋100を持ち運ぶ際に手指Pへの負担を軽減することができる(図3参照)。
また、本実施形態では、補強フィルム60が指掛30の上方に配置されている。すなわち、補強フィルム60の下方に指掛30が配置されている。そのため、指掛30に手指Pを挿入した状態で持手20を掴むと、ユーザーは持手20の補強フィルム60が設けられた部分を握ることができる。また、持手20を掴んだときに、持手20に設けられた補強フィルム60が手指Pに対して面状に当たるため、包装袋100を持ち運ぶ際に手指Pにかかる圧力が分散される。これにより、本実施形態では、包装袋100を持ち運ぶ際に、持手20が掴み易くなって、包装袋100の持ち運びが容易になる。
さらに、本実施形態では、補強フィルム60と指掛30とが持手20の高さ方向(図2のY方向)に離れて配置されることで、従来の包装袋(指掛が配置される領域全体をフィルム部材で覆う構造)に比べて、補強フィルム60が配置される領域を小さくすることができる。そのため、本実施形態では、補強フィルム60の使用量を少なくすることができ、資源やコストを低減することができる。
また、本実施形態では、図1、図2に示すように、補強フィルム60が、指掛30を持手20の長手方向(図2のX方向)に跨ぐように配置されている。すなわち、持手20の高さ方向(図2のY方向)に視て、補強フィルム60が持手20の上端22側から指掛30を覆うように、指掛30と補強フィルム60が配置されている。
本実施形態では、このように補強フィルム60が持手20の長手方向(図2のX方向)に指掛30を跨ぐように、補強フィルム60と指掛30部と持手20の高さ方向(図2のY方向)に対向している。これにより、ユーザーが指掛30に手指Pを挿入した状態で持手20を掴むと、ユーザーは持手20の補強フィルム60が設けられた部分を確実に握ることができる(図3参照)。そのため、本実施形態では、包装袋100を持ち運ぶ際に、持手20がより掴み易くなって、包装袋100の持ち運びがさらに容易になる。
また、本実施形態では、図3に示すように、持手20の補強フィルム60が設けられた部分Gが、補強フィルム60の下方に設けられた指掛30に対して、取っ手(グリップまたはハンドル)のように機能することができる。これにより、ユーザーが指掛30に手指Pを挿入した状態で持手20を掴むと、ユーザーは指掛30の上方に配置された補強フィルムを手指P全体で握ることができる。そのため、本実施形態では、包装袋100を安定して持ち運ぶことができる。
また、持手20に指掛30が形成された包装袋100では、指掛30の周囲が破断し易い部分である。また、指掛30の周囲が破断すると、指掛30から持手20の上端22に亘って持手20が破断し易い傾向がある。しかし、本実施形態では、指掛30の周囲が破断しても、指掛30を跨ぐように指掛30の上方に配置された補強フィルム60が、指掛30から持手20の上端22に亘って破断するのを抑制することができる。そのため、本実施形態では、包装袋100を持ち上げたり吊り下げたりした際に持手20全体が破断するのを防ぐことができる。
また、本実施形態では、上述のように指掛30がスリットSで形成されているため、持手20において指掛30が形成される領域を小さくすることができる。また、指掛30が形成される領域が小さくなれば、補強フィルム60が設けられる領域を大きくすることができる。そのため、本実施形態のように、補強フィルム60と指掛30とが持手20の高さ方向(図2のY方向)に離れて配置する場合でも、持手20に補強フィルム60を確実に設けることができる。
また、本実施形態では、図4に示すように、指掛30を構成するスリットSを、持手20の下端21側に向かって凸状に湾曲するように構成してもよい。これにより、持手20の高さ方向(図4のY方向)に視たときに、指掛30と補強フィルム60との距離が、指掛30の両端部32、33よりも指掛30の中央部31で長くなるように、スリットSが形成される。
このように、指掛30を構成するスリットSを持手20の下端21に向かって凸状に湾曲させると、指掛30と補強フィルム60とが持手20の高さ方向(図4のX方向)に一定の間隔をあけて配置することができる。そのため、指掛30と補強フィルム60との間に、持手部の一部が緩衝部(クッション)となる部分Bを確実に設けることができる。これにより、本実施形態では、ユーザーが包装袋100を持ち運ぶ際に、手指Pへの負担をさらに軽減される。
また、図5に示すように、指掛30を構成するスリットSが、指掛30の両端部32、33のうち少なくとも一方の端部が、補強フィルム60で覆われていてもよい。本実施形態では、図5に示すように、指掛30の両端部32、33が、いずれも補強フィルム60で覆われている。すなわち、補強フィルム60は、指掛30の中央部31を残して両端部32、33のみを覆うように、持手20の厚み方向(図1のZ方向)に貼り付けられている。
指掛30をスリットSで形成した場合に、指掛30の周囲で最も切れ易い部分は指掛30の両端部32、33である。本実施形態では、このように切れ易い指掛30の両端部32、33がフィルム部材で覆われているため、指掛30を構成するスリットSの両端部32、33から持手20の上端22に亘って破断するのを確実に抑制することができる。これにより、本実施形態では、持手20全体が破断するのを確実に防ぐことができる。
また、本実施形態では、図6、図7に示すように、補強フィルム60を持手20の上端22側に向かって凸状に湾曲するように構成してもよい。すなわち、補強フィルム60の持手20と対向する側に、凹部Rを構成することができる。
本実施形態では、シール部52が、持手20の長手方向(図6、図7のX方向)に直線状に延びる両端部52A、52Bと、曲線状に延びる中央部52Cとで構成されている。また、シール部55は、持手20の長手方向(図6、図7のX方向)に直線状に延びる両端部55A、55Bと、曲線状に延びる中央部52Cとで構成されている。そして、補強フィルム60の上端部62は、シール部52の中央部52Cで持手20に貼り付けられている。一方、補強フィルム60の下端部61は、シール部55の中央部55Cで持手20に貼り付けられている。
本実施形態では、このように補強フィルム60を持手20の上端22側に向かって凸状に湾曲させることによっても、指掛30と補強フィルム60とが持手20の高さ方向(図6、図7のY方向)に一定の間隔をあけて配置される。これにより、指掛30と補強フィルム60との間に、持手20の一部が緩衝部(クッション)となる部分Bをより確実に設けることができる。そのため、本実施形態では、ユーザーが包装袋100を持ち運ぶ際に、手指Pへの負担をさらに軽減することができる。
また、本実施形態では、持手20の上端22側に向かって凸状に湾曲する補強フィルム60が持手20に貼り付けられた状態で、持手20の補強フィルム60が設けられた部分Gが、取っ手(グリップまたはハンドル)として確実に機能することができる。そのため、図6、図7に示す本実施形態では、包装袋100をより安定して持ち運ぶことができる。
なお、図6、図7に示す本実施形態では、補強フィルム60は持手20の平面(図6、図7の各X-Y平面)上にシール部52、55により一体的に接合されているが、図6、図7に見られるように、目の錯覚であたかも取っ手が付いているように見える場合がある。このように持手20の上端22側に向かって凸状に湾曲する補強フィルム60が目の錯覚で取っ手が付いているように見えることで、ユーザーに取っ手が設けられているように見せることができる。
また、本実施形態では、上述のように、補強フィルム60の下端部61が持手20に融着するシール部55(中央部52C)が設けられている。具体的には、図1等に示すように、補強フィルム60の下端部61がシール部55の一部により、持手20に貼り付けられている。なお、シール部55は、本発明の包装袋を構成する貼付部の一例である。
このように、本実施形態では、補強フィルム60の下端部61がシール部55により持手部に融着されていることで、指掛30の上方にシール部55(中央部52C)が配置されることとなる。そのため、指掛30の周囲が破断した場合でも、指掛30の上方に配置されたシール部55(中央部52C)が、指掛30の上方に配置された補強フィルム60と相まって、指掛30から持手20の上端22に亘って破断するのを抑制することができる。そのため、第7の態様によれば、持手部全体が破断するのをより確実に防ぐことができる。
以下、本発明について、さらに実施例を用いて具体的に説明する。実施例、比較例の評価は、以下の試験により行った。
[振り子試験]
12個のロール状のトイレットペーパー(被包装体T)(大王製紙株式会社製の「エリエール トイレットティシュー 60mシングル(147g/ロール)」)を収容した包装袋100の指掛30にユーザーが自由に手指Pを掛けて持手20を持ち、180°の範囲で振り子のように10往復移動させた。このとき、包装袋100の耐久性を以下の基準で評価した。なお、振り子試験は、各実施例及び比較例につき5回の試験を行った。
○:5回中1回も破損が確認できなかった
×:5回中1回以上破損を確認した
[指掛け試験]
上記の振り子試験を1回行った後、1人のユーザーにおける手指Pへ締め付けの程度を、下記の5段階で評価した。この場合、実施例及び比較例ごとに10人のユーザーにより試験を行った結果を点数化し、その平均値から以下の基準で評価した。指掛け試験では、平均値が3.0以上の場合に良好であると評価した。
5点:指への締め付けが全くない
4点:指への締め付けはごく小さい
3点:指への締め付けは小さい
2点:指への締め付けが大きい
1点:指への締め付けが非常に大きい
[指入れ試験]
包装袋100を持つ際にユーザーが指掛30に手指Pをかけるときの手指Pの入れにくさを、下記の5段階で評価した。この場合、実施例及び比較例ごとに10人のユーザーにより試験を行った結果を点数化し、その平均値から以下の基準で評価した。指入れ試験では、平均値が3.0以上の場合に良好であると評価した。
5点:指の入れにくさを感じない
4点:指の入れにくさをごくわずかに感じる
3点:指の入れにくさをわずかに感じる
2点:指の入れにくさを感じる
1点:指の入れにくさを大きく感じる
以下、実施例及び比較例について、説明する。
[実施例1]
厚み25μmのポリエチレンのフィルムから、製袋機を用いて、包装袋100を作製した。包装袋100では、図1に示すように、持手20を袋本体10の上部11に形成した。持手20の寸法は、図2に示すように、持手20の長手方向(図2のX方向)の寸法H1を約200mmとし、高さ方向(図2のY方向)の寸法H2を約50mmとした。持手20の周囲には、シール50(シール部51~54)を設け、シール部51とシール部52の間にさらにシール部55を設けた。また、図2に示すように、シール部51、53、54、55で囲まれた部分の、持手20の長手方向(図2のX方向)の中央部25に、指掛30を構成する直線状のスリットSを形成した。スリットSの寸法は、図2のX方向の寸法S1を約80mmとした。さらに、指掛30の上方に、図2のX方向に直線状に延びる帯状のポリエチレンフィルムで構成された補強フィルム60を貼り付けた。補強フィルム60の寸法は、図2のX方向の寸法R1を約150mmとし、図2のY方向の寸法R2を約40mmとし、図1のZ方向の寸法(膜厚)を120μmとした。結果を表1に示す。
[実施例2]
図4に示すように、指掛30として持手20の下端21側に向かって凸状に湾曲するスリットSを設け、スリットSの寸法として図2のX方向の寸法S1を約70mm、図2のY方向の寸法S2を約10mmとした以外は、実施例1と同様に包装袋100を作製して、評価した。結果を表1に示す。
[実施例3]
図5に示すように、指掛30を構成するスリットSの両端部32、33部を、図1のZ方向に補強フィルム60で覆った以外は、実施例2と同様に包装袋100を作製し、評価した。結果を表1に示す。
[実施例4]
図6に示すように、補強フィルム60を持手20の上端22側に向かって凸状に湾曲させ、補強フィルム60の寸法として図2のY方向の寸法R2を約30mmとした以外は、実施例3と同様に包装袋100を作製し、評価した。結果を表1に示す。
[実施例5]
図7に示すように、補強フィルム60を持手20の上端22側に向かって凸状に湾曲させ、補強フィルム60の寸法として図2のY方向の寸法R2を約30mmとした以外は、実施例1と同様に包装袋100を作製し、評価した。結果を表1に示す。
[比較例1]
図8に示すように、シール部53、54間にシール部56、57を設け、シール部56、57間にシール部55を設け、スリットSとシール部55間の距離S3を約20mmとし、シール部56、57間の距離約100mmとし、持手20のシール部51、55、56、57で囲まれた部分に、指掛30を含み持手20のシール部51、52、56、57で囲まれた部分を図1のZ方向に補強フィルム60で覆った以外は、実施例1と同様に包装袋100を作製した。結果を表1に示す。
[比較例2]
図9に示すように、指掛30として楕円状のスリットSを楕円の周囲のうち上端の一部を残すように形成し、スリットSの寸法として図9のX方向の寸法S1を約80mmとし、図9のY方向の寸法S2を約20mmとした以外は、実施例1と同様に包装袋100を作製した。結果を表1に示す。
[比較例3]
図10に示すように、指掛30、40を閉じる2つの楕円状のスリットSを形成し、2つのスリットSを楕円の形状が略左右対称に傾斜するように配置し、スリットSの寸法としていずれも楕円の短軸の寸法S1を約15mmとし、長軸の寸法S2を約30mmとし、X方向におけるスリットS、S間の最小距離を約20mmとし、持手20の両面を図1のZ方向に2枚の補強フィルム60で覆った以外は、実施例1と同様に包装袋100を作製した。結果を表1に示す。
Figure 0007058118000001
表1より、包装袋100の持手20において、補強フィルム60が指掛30の上方に配置され、持手20の高さ方向(図1のY方向)に指掛30と補強フィルム60とが対向する構成では、いずれも、指入れ試験の評価は3.0以上となり、指掛け試験の評価は3.0以上となり、振り子試験における耐久性が良好(○)であった(実施例1~5)。
これに対して、包装袋100の持手20において、補強フィルム60が持手20の厚み方向(図1のZ方向)に指掛30を覆う構成では、いずれかが、指入れ試験の評価が3.0未満となり、指掛け試験の評価が3.0未満となり、振り子試験における耐久性が劣るもの(×)であった(比較例1~3)。
これらの結果から、補強フィルム60が指掛30の上方に配置され、持手20の高さ方向(図1のY方向)に指掛30と補強フィルム60とが対向する構成を採用することにより、持ち運びの際に手指への負担を軽減することができ、しかも破損しにくい包装袋が得られることが判った。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
100 包装袋
T 被包装体(トイレットペーパー)
10 袋本体
11 上部
20 持手
21 下端
22 上端
25 中央部
30 指掛
32 端部
33 端部
55 シール部
60 補強フィルム
S スリット

Claims (6)

  1. 被包装体を収容する本体部と、
    前記本体部の上部に設けられた持手部と、
    前記持手部の長手方向の中央部に形成された指掛部と、
    前記持手部の厚み方向に貼り付けられたフィルム部材とを有し、
    前記フィルム部材は、前記指掛部の上方に配置され、前記持手部の高さ方向に前記指掛部と対向し、
    前記フィルム部材は、前記持手部の上端側に向かって凸状に湾曲する、包装袋。
  2. 前記フィルム部材は、前記指掛部を前記長手方向に跨ぐように配置されている、請求項1に記載の包装袋。
  3. 前記指掛部がスリットで形成されている、請求項1または2に記載の包装袋。
  4. 前記スリットは、前記持手部の下端側に向かって凸状に湾曲する、請求項3に記載の包装袋。
  5. 前記スリットは、前記スリットの両端部のうち少なくとも一方の端部が、前記フィルム部材で覆われている、請求項3または4に記載の包装袋
  6. 前記フィルム部材の下端を前記持手部に貼り付けるシール部が設けられている、請求項1乃至のいずれか1項に記載の包装袋。
JP2017249520A 2017-12-26 2017-12-26 包装袋 Active JP7058118B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017249520A JP7058118B2 (ja) 2017-12-26 2017-12-26 包装袋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017249520A JP7058118B2 (ja) 2017-12-26 2017-12-26 包装袋

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019112136A JP2019112136A (ja) 2019-07-11
JP7058118B2 true JP7058118B2 (ja) 2022-04-21

Family

ID=67223573

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017249520A Active JP7058118B2 (ja) 2017-12-26 2017-12-26 包装袋

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7058118B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022101007A (ja) * 2020-12-24 2022-07-06 ユニ・チャーム株式会社 包装体

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011025945A (ja) 2009-07-22 2011-02-10 Itami Sangyo Co Ltd 米袋
JP2012121597A (ja) 2010-12-08 2012-06-28 The Pack Corp 包装用袋

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62148131U (ja) * 1986-03-14 1987-09-18

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011025945A (ja) 2009-07-22 2011-02-10 Itami Sangyo Co Ltd 米袋
JP2012121597A (ja) 2010-12-08 2012-06-28 The Pack Corp 包装用袋

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019112136A (ja) 2019-07-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6756762B2 (ja) 包装袋
JP7058118B2 (ja) 包装袋
WO2012105400A1 (ja) 折り畳みパックシート配列体及びパックシート包装体
JP7061840B2 (ja) 包装袋
JP5878414B2 (ja) 包装体、および包装体パッケージ
JP6517885B2 (ja) 包装袋
JP6934333B2 (ja) 包装袋
JP7231358B2 (ja) 包装袋
JP6956136B2 (ja) 包装袋
JP7015702B2 (ja) 包装袋および包装袋の製造方法
JP7211811B2 (ja) 包装袋
JP7496200B2 (ja) 包装袋
JP6994315B2 (ja) 包装袋
JP6956135B2 (ja) 包装袋
JP6966261B2 (ja) 包装袋
JP2021079985A (ja) 包装袋
JP7352370B2 (ja) 包装袋、包装袋の製造方法、および包装品の製造方法
JP6517886B2 (ja) 包装袋
JP7356800B2 (ja) 包装袋
JP2022024199A5 (ja)
JP7142520B2 (ja) 包装袋
JP7049161B2 (ja) 包装袋、包装袋の使用方法、および包装袋の製造方法
JP7246845B2 (ja) 包装袋
JP2020132210A (ja) 包装袋および包装袋の製造方法
JP2020103742A (ja) シート積層体及びシート包装体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201016

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210917

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211005

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211202

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220329

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220411

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7058118

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150