JP7211811B2 - 包装袋 - Google Patents

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Description

本発明は、包装袋に関する。
ティシューペーパー、トイレットペーパー、キッチンペーパー等の衛生紙は、そのままで、または複数の個包装体として、フィルム状の包装袋に収容され、製造、販売される。従来の包装袋では、開封用のミシン目が設けられており、このミシン目を開封することにより、包装袋に形成された開口から衛生紙が取り出せるようになっている(例えば、特開2001-294264号公報)。
近年、生活者のライフスタイルの変化から、収納性やストック性の高い日用品が好まれる傾向がある。衛生紙においても、積層枚数や巻長さを増大させた商品が多く展開されており、包装袋に収容される衛生紙の収容量が増大する傾向がある。
2001-294264
しかしながら、従来の包装袋では、開封後の開口から包装袋内にゴミや埃が入り易く、開封後の包装袋内に残された未使用の衛生紙を清潔に保管することができない。このような問題は、衛生紙の収容量が増大した包装袋でより顕著となる。
本発明の課題は、開封後の保管性に優れる包装袋を提供することである。
本発明に係る第1の態様は、被包装体が収容される本体部と、前記本体部の上面に前記本体部と一体に形成された持手部と、前記持手部の長手方向の中央部に形成された指掛部と、前記上面に形成された、前記本体部に前記被包装体の取出用の開口を形成するための開封部とを有し、前記開口が形成されたあとの前記開封部が、前記持手部に係止される、包装袋である。
本明細書において、上面に形成された開封部は、包装袋が開封される前の本体部の上面の一部として構成されている。また、開口が形成されたあとの開封部は、包装袋が開封されたあとの本体部に形成された開口に対応して、本体部の一部が破れて本体部に連結する破断片となる。さらに、開封部が持手部に係止されるとは、開封部および持手部のいずれか一方を他方に引っ掛けることを示す。
第1の態様では、開口が形成されたあとの開封部が持手部に係止されることで、係止された持手部と開封部が、開封後の本体部に形成された開口を覆う蓋部となり得る。これにより、係止された持手部と開封部は、開封後の本体部に形成された開口を塞ぐことができる。そのため、第1の態様によれば、開封後の保管性に優れる包装袋を提供することができる。
また、第1の態様では、持手部は、開口が形成されたあとの開封部を係止し、上述のように開口を覆う蓋部となり得ることで、包装袋の開封後も持手部を有効活用することができる。また、開口が形成されたあとの開封部が持手部に係止されることで、本体部に連結する破断片が持手部に固定されるため、開封後の包装袋の見栄えを良くすることができる。
本発明に係る第2の態様は、前記持手部には、前記開口が形成されたあとの前記開封部に係止可能な第1係止部が形成され、前記開封部には、前記第1係止部に係止可能な第2係止部が形成されている、包装袋である。本明細書において、第1係止部と第2係止部を係止するとは、持手部の第1係止部および開封部の第2係止部のいずれか一方を他方に挿入して引っ掛けることを意味する。
第2の態様では、開封部の第2係止部が持手部の第1係止部に係止できることで、開口が形成されたあとの開封部を持手部に対して確実に係止することができる。これにより、係止された持手部と開封部は、開封後の本体部に形成された開口を確実に塞ぐことができる。そのため、第2の態様によれば、開封後の保管性に優れる包装袋を確実に提供することができる。
本発明に係る第3の態様は、前記第1係止部は、第1切込みで形成されている、包装袋である。本明細書において、第1切込みは、1つのまたは連続する複数の貫通穴で形成されたスリットまたはノッチである。ここでは、第1切込みが破断されると、第1係止部が形成される。第3の態様では、第1係止部がこのような第1切込みで形成されているため、持手部における第1係止部の構成が容易である。
本発明に係る第4の態様は、前記第1切込みは、前記持手部の下端に向かって凸となる形状を有する、包装袋である。ここで、持手部の下端に向かって凸となる形状は、第1係止部を形成する第1切込みの中央部が両端部に対して持手部の高さ方向の下端側に突出していることを示す。第4の態様では、第1係止部を形成する第1切込みをこのような凸形状にすることで、第1係止部が第2係止部に挿入しやすくなるため、第2係止部に対する第1係止部の係止が容易になる。
本発明に係る第5の態様は、前記第1切込みの両側部が、湾曲している、包装袋である。ここで、両側部とは、持手部の長手方向の各端部側に位置する第1切込みの各側部である。また、湾曲とは、第1切込みの両側部が、曲線で形成されていることを示す。
第5の態様では、第1切込みの両側部がこのように湾曲していることで、第1係止部を第2係止部に挿入して係止する際に、第1係止部において第1切込みの両側部に対応する部分が第2係止部に対する抵抗を和らげることができるため、第1係止部と第2係止部の係止が容易になる。また、第1係止部と第2係止部を係止したあとは、第1係止部における第1切込みの両側部に対応する部分が第2係止部に対してアンカーとなり、第1係止部と第2係止部との係止を外れにくくすることができる(以下、アンカー効果という)。
本発明に係る第6の態様は、前記第1切込みの両端部が、前記第1切込みの基部に向かって屈曲されている、包装袋である。ここで、両端部とは、第1切込みの両端に位置する各端部である。また、屈曲とは、第1切込みの基部に対して第1切込みの各端部が折り曲げられ、各端部の先端が第1切込みの基部側に向いていることを示す。
第6の態様では、第1切込みの両端部がこのように屈曲することで、第1係止部における第1切込みの両端部に対応する部分が第2係止部に引っ掛かりやすくなり、第2係止部に対する第1係止部のアンカー効果を高めることができる。そのため、第6の態様によれば、第1係止部を第2係止部に挿入した場合に、第1係止部と第2係止部との係止がより外れにくくなる。
本発明に係る第7の態様は、前記第1係止部には、補強部材が設けられている、包装袋である。ここで、補強部材とは、第1係止部に剛性を付与する部品または材料である。第7の態様では、このような補強部材が第1係止部に設けられていることで、第1係止部に剛性を付与することができる。これにより、第1係止部と第2係止部を係止したあとは、第1係止部と第2係止部の係止がさらに外れにくくなる。
本発明に係る第8の態様は、補強部材は、前記第1切込み両側部間に延びるリブを形成する、包装袋である。第8の態様では、第1係止部の補強部材としてこのようなリブを設けることで、第1係止部に対して確実に剛性を付与することができる。これにより、第1係止部と第2係止部の係止がさらに外れにくくなる。
本発明に係る第9の態様は、前記第2係止部は、第2切込みで形成されている、包装袋である。ここでは、第2切込みが破断されると、第2係止部が形成される。第9の態様では、第2係止部がこのような第2切込みで形成されているため、開封部における第2係止部の構成が容易である。
本発明に係る第10の態様は、前記第2切込みは、前記持手部に向かって凸となる形状を有する、包装袋である。ここで、持手部に向かって凸となる形状は、第2係止部の第2切込みの中央部が両端部に対して持手部側に突出していることを示す。第10の態様では、第2係止部を形成する第2切込みをこのような凸形状にすることで、第2係止部に対して第1係止部が挿入しやすくなるため、第2係止部に対する第1係止部の係止が容易になる。
本発明に係る第11の態様は、前記第2切込みは、前記持手部から離れる方向に凸となる形状を有する、包装袋である。ここで、持手部から離れる方向に凸となる形状は、第2係止部の第2切込みの中央部が両端部に対して持手部から離れる方向に突出していることを示す。第11の態様では、第2係止部を形成する第2切込みをこのような凸形状にすることで、第1係止部に対して第2係止部が挿入しやすくなるため、第1係止部に対する第2係止部の係止が容易になる。
本発明に係る第12の態様は、前記第2切込みの両側部が、湾曲している、包装袋である。ここで、両側部とは、本体部の上面において持手部の長手方向に沿う方向に対向する本体部の各側面側に位置する第2切込みの各側部である。また、湾曲とは、第2切込みの両側部が、曲線で形成されていることを示す。
第12の態様では、第2切込みの両側部がこのように湾曲していることで、第1係止部と第2係止部を係止する際に、第2係止部において第2切込みの両側部に対応する部分が第1係止部に対する抵抗を和らげることができるため、第1係止部と第2係止部の係止が容易になる。
本発明に係る第13の態様は、前記第2切込みの両端部が、前記第2切込みの基部に向かって屈曲されている、包装袋である。ここで、両端部とは、第2切込みの両端に位置する各端部である。また、屈曲とは、第2切込みの基部に対して第2切込みの各端部が折り曲げられ、各端部の先端が第2切込みの基部側に向いていることを示す。
第13の態様では、第2切込みの両端部がこのように屈曲することで、第2切込みの両端部が第1係止部に引っ掛かりやすくなり、第1係止部に対する第2係止部のアンカー効果を高めることができる。そのため、第13の態様によれば、第2係止部を第1係止部に挿入した場合に、第1係止部と第2係止部との係止がより外れにくくなる。
本発明に係る第14の態様は、前記指掛部の少なくとも一部が、前記第1係止部を形成する、包装袋である。ここで、指掛部の少なくとも一部が第1係止部を形成するとは、第1係止部が指掛部の全部または一部で形成されていることを示す。第14の態様では、持手部に形成された指掛部が第1係止部の機能を兼ねるため、包装袋の開封後も持手部の指掛部を有効活用することができる。
本発明の一態様によれば、開封後の保管性に優れる包装袋を提供することができる。
本発明に係る包装袋の第1実施形態を示す図である。 第1実施形態の包装袋における第1係止部の一例を示す図である。 第1実施形態の包装袋における第2係止部の一例を示す図である。 第1実施形態に係る包装袋の使用状態(包装袋の開封前)を示す図である。 第1実施形態に係る包装袋の使用状態(包装袋の開封後)を示す図である。 第1実施形態に係る包装袋の使用状態(各係止部の係止前)を示す図である。 第1実施形態に係る包装袋の使用状態(各係止部の係止後)を示す図である。 第1実施形態の包装袋における第1係止部の第1変形例を示す図である。 第1実施形態の包装袋における第1係止部の第2変形例を示す図である。 第1実施形態の包装袋における第1係止部の第3変形例を示す図である。 第1実施形態の包装袋における第1係止部の第4変形例を示す図である。 第1実施形態の包装袋における第1係止部の第5変形例を示す図である。 第1実施形態の包装袋における第2係止部の第1変形例を示す図である。 第1実施形態の包装袋における第2係止部の第2変形例を示す図である。 第1実施形態の包装袋における第2係止部の第3変形例を示す図である。 第1実施形態の包装袋における第2係止部の第4変形例を示す図である。 第1実施形態の包装袋における第2係止部の第5変形例を示す図である。 本発明に係る包装袋の第2実施形態(包装袋の開封前)を示す図である。 第2実施形態に係る包装袋の使用状態(各係止部の係止後)を示す図である。
本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。以下に示す説明では、各図において共通する部分については、同一の符号を付して説明を省略する場合がある。また、理解を容易にするため、各図面における各部材の縮尺は実際とは異なる場合がある。さらに、各図において、長手方向(左右方向)をX方向とし、高さ方向(上下方向)をY方向とし、奥行方向(前後方向)をZ方向とする。
図1は、本発明の実施形態のうちの第1実施形態に係る包装袋を示す。図2は、第1実施形態の包装袋における第1係止部の一例を示す。図3は、第1実施形態の包装袋における第2係止部の一例を示す。
図1において、第1実施形態に係る包装袋100は、図1に示すように、本体部10、持手部20、指掛部30、及び開封部40を備えている。なお、包装袋100は、本発明に係る包装袋100の一例である。また、本体部10、持手部20、指掛部30、及び開封部40は、本発明に係る包装袋を構成する本体部、持手部、指掛部、及び開封部の各一例である。
本体部10は、被包装体TPが収容される包装袋100の本体(袋本体)を構成する。
本体部10は、樹脂フィルム等で形成することができる。本体部10は、この樹脂フィルムが、サイドシールにより袋状にされ、さらにガセット状に折り込まれた構造になっている。なお、本体部10を形成する材質は、樹脂に限定されず、紙を用いてもよい。また、本体部10を形成する材質には、生分解性材料(生分解性プラスチック、生分解性紙等)を用いることができる。
本体部10を樹脂フィルムで形成する場合、該樹脂フィルムの材質は、特に限定されないが、例えば、ポリエチレン(PE)、PE-エチレンビニルアルコール共重合体(EVOH)-PEの積層体(PE/EVOH/PE)等の樹脂フィルムを用いることができる。また、樹脂フィルムの厚みは、特に限定されないが、10~70μmとすることができ、好ましくは15~60μm、より好ましくは20~50μmである。
また、本体部10は、図1に示すように、後述する被包装体が収容された状態で、上面11、下面12、正面13、背面14、側面15、側面16の各面を有する。本体部10の各面のうち、上面11と下面12は上下方向(Y方向)に対向し、正面13と背面14は前後方向(Z方向)に対向し、側面15と側面16は左右方向(X方向)に対向する。
本体部10の各面において、上面11は上下方向(Y方向)の上方に設けられ、下面12は上下方向(Y方向)の下方に設けられている。また、正面13は前後方向(Z方向)の前方に設けられ、背面14は前後方向(Z方向)の後方に設けられている。さらに側面15は左右方向(X方向)の左方に設けられ、側面16は、左右方向(X方向)の右方に設けられている。そして、側面15および側面16は、上面11、下面12、正面13、および背面14のいずれにも連続する(図1参照)。
本体部10には、被包装体の一例として積層されたティシューペーパーが個別に収納された個包装体TPが複数収容されている(図1参照)。なお、被包装体TPの形態は、個包装体に限定されず、ティシューペーパー等の衛生薄葉紙がそのまま包装袋に収容されたものでもよい。
また、本体部10に収容される被包装体TPは、ティシューペーパーに限定されず、トイレットペーパー、キッチンペーパー、ベビー用または介護用の紙おむつ、生理用ナプキン等の衛生薄葉紙でもよい。これらの衛生薄葉紙には、保湿成分を含んだ衛生薄葉紙(例えば、ローションティシュー等)も含まれる。衛生薄葉紙の用途は、特に限定されず、産業用、家庭用、携帯用のいずれも適用できる。なお、本実施形態の包装袋100は、これらの中でもティシューペーパー等の衛生薄葉紙を収容するのに好適に用いられる。
さらに、本体部10に収容される被包装体TPの個数は限定されない。すなわち、収容される個包装体TP物品の個数は、1つでもよく、図1に示すように複数であってもよい。なお、図1に示す例では、5個の個包装体TPが左右方向(X方向)に並べられた状態で本体部10内に収容されている。しかしながら、本体部10内に収容される被包装体TPの配列はこの配列に限定されるものではなく、例えば、5個の個包装体TPを高さ方向(Y方向)に並べられた状態で収納しても良い。また、8個のロール状のトイレットペーパーを1段に4つ並べたものを2段に積み上げた状態で本体部10に収容しても良い。
持手部20は、図1に示すように、本体部10の上面11に形成され、包装袋100を手指または掌(以下、手指等という場合がある)で掴む部分(持手または取っ手)を構成する。持手部20の形状は、特に限定されないが、例えば、持手部20の厚み方向または前後方向(Z方向)に見たときの輪郭形状を長方形等の四角形にすることができる。なお、図1では、理解を容易にするため、持手部20を高さ方向(Y方向)に立ち上げた状態で示しているが、通常は本体部10の上面11に倒れた状態で製造、販売される。
また、持手部20の寸法は、特に限定されず、本体部10や後述する指掛部30の寸法等によって定めることができる。なお、持手部20の形状が長方形の場合、持手部20の寸法は、例えば、持手部20の長手方向(X方向)の寸法を150~500mmにすることができ、好ましくは160~400mm、より好ましくは170~300mmである。また、持手部20の高さ方向(Y方向)の寸法を、35~150mmにすることができ、好ましくは40~130mm、より好ましくは45~100mmである。
持手部20は、本体部10と同様に、樹脂フィルム等で形成することができる。持手部20は、熱融着(ヒートシール)により、本体部10の上面11の奥行方向(Z方向)の中央11aに形成される。本体部10の上面11(持手部20が形成される位置)は、図1のように本体部10の天面に限定されず、本体部10の正面、背面、または側面のいずれでもよい。なお、熱融着(ヒートシール)には、例えば、上述のガセット状に折り込まれた樹脂フィルムを、持手成形用の熱版で型押しする手法(スタンプ方式)を用いることができる。
持手部20は、この折り込まれた樹脂フィルムが、持手部20の長手方向(X方向)の両側端23、24では4枚重ねで、持手部20の長手方向(X方向)の中央部25付近では2枚重ねで、ヒートシール(熱融着)で形成されたシール部(図示せず)で接着されている。なお、シール部は、熱融着に限定されず、接着剤、粘着剤等を塗布することによって形成してもよい。
なお、シール部は、上端シール、下端シール、側端シール、及び側端シールで構成されている。上端シールは、持手部20の上端21に設けられている。下端シールは、持手部20の下端22に設けられている。側端シールは、持手部20の長手方向(X方向)の側端23、24側にそれぞれ設けられている。
これにより、持手部20の内側には、シール部で囲まれた部分が形成され、この部分が持手部20の長手方向(X方向)の中央部25を構成する。なお、持手部20には、持手部20を一体に取り付けた本体部10が包装袋100の製造時または流通時に破裂しないように、本体部10と包装袋100の外部とを連通する空気穴(図示せず)を設けるのが好ましい。
指掛部30は、図1に示すように、持手部20の長手方向(X方向)の中央部25に形成されている。指掛部30は、持手部20の長手方向(X方向)に沿って延びる切込みM1で形成され、持手部20を掴む(または握る)際に手指等を掛ける部分を構成する。指掛部30を構成する切込みM1の形態は、特に限定されないが、例えば、ミシン目で形成することができ、該ミシン目を破ることで指掛部30を形成することができる。なお、本明細書において、ミシン目は、複数のカットとタイ(カットとカットの間のカットが存在しない部分)とが交互に配置されたモノを示す。
また、持手部20の長手方向(X方向)に沿って延びる指掛部30の態様は、切込みM1が持手部20の長手方向(X方向)に平行である場合と平行でない場合とがあり得る。図1では、長手方向(X方向)に平行でない場合の例として、切込みM1が持手部20の高さ方向(Y方向)の下端22側に凸となる曲線形状を有する指掛部30が示されている。なお、指掛部30の形状は、図1に示す曲線に限定されず、直線、波線、円形、楕円形、四角形等の形状やこれらに類似する形状等のいずれであってもよい。
なお、本実施形態では、指掛部30が1つのスリットで形成されているが(図1参照)、スリットの個数は限定されない。したがって、指掛部30を2つ以上のスリットで形成してもよく、例えば、持手部20の長手方向(X方向)に所定の間隔をあけて配置された2つのスリットで形成することができる。
また、持手部20には、補強フィルム(図示せず)を設けてもよい。この補強フィルムは、樹脂フィルムで形成することができる。なお、補強フィルムの材質は特に限定されず、持手部20を構成する樹脂フィルムの材質と同じでも良く、また異なっていても良い。このような樹脂フィルムとしては、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、およびPE-エチレンビニルアルコール共重合体(EVOH)-PEの積層体(PE/EVOH/PE)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)等の樹脂フィルムを用いることができる。このような補強フィルムを設けることにより、指掛部30が形成された持手部20の長手方向(X方向)の中央部25を補強することができる。
また、補強フィルムの厚み寸法は、特に限定されず、例えば、20μm以上にすることができ、好ましくは30μm~150μm、より好ましくは50μm~130μmである。補強フィルムの厚み寸法をこのような範囲にすることにより、持手部20が伸びたり、破断するのを防ぐことができる。また、補強フィルムは、上述の熱溶着等により、シール部の形成時に、持手部20に接着することができる。
開封部40は、本体部10の上面11に形成されている。開封部40は、本体部10に被包装体TPの取出用の開口OPを形成するために設けられている。開封部40は、持手部20の長手方向(X方向)に沿って延びる切込みM2で形成され、包装袋100を開封するための起点となり得る。上面11に形成された開封部40は、包装袋100が開封される前の本体部10の上面11の一部として構成されている。
開封部40を構成する切込みM2の形態は、特に限定されない。このような開封部40は、例えば、ミシン目で形成することができ、該ミシン目を破ることで、本体部10の上面11に開口OPが形成され、開口OPから本体部10に収容された被包装体TPを取り出すことができる。なお、図1では、切込みM2はミシン目で構成され、該ミシン目を破線で示している。
開封部40は、持手部20の中央部25の下端22から持手部20の長手方向(X方向)と交差する方向(Z方向)に沿って上面11の正面13側の端縁11bまで略V字状に延びる切込みM2で構成されている。なお、開封部40を構成する切込みM2の数は、限定されず、2本以上に分離した切込みで構成してもよい。また、線状スリットの形状は、直線に限定されず、曲線、三角形、四角形、円形、U字状等の形状にすることができる。
開封部40の寸法は、特に限定されず、本体部10に収容される被包装体TPの寸法や後述する第2係止部60の寸法等によって定めることができる。例えば、第2係止部60が形成される付近で、開封部40の幅寸法(X方向の幅寸法)を30~100mmにすることができ、好ましくは40~90mm、より好ましくは50~80mmである。
第1実施形態の包装袋100では、開口OPが形成されたあとの開封部40が、持手部20に係止される。例えば、開封部40および持手部20のいずれか一方を他方に引っ掛けることができる。なお、開口OPが形成されたあとの開封部40は、包装袋100が開封されたあとの本体部10に形成された開口OPに対応して、本体部10の一部が破れて本体部10に連結する破断片となる。
具体的には、本実施形態の包装袋100では、持手部20に、第1係止部50が形成されている。また、第1係止部50は、図1、図2に示すように、第1切込みS1で形成されている。なお、第1切込みS1は、1つのまたは連続する複数の貫通穴で形成されたスリットまたはノッチである。
第1切込みS1の形状は、特に限定されないが、例えば、図2に示す一部が持手部20と繋がる略長方形または矩形の切込みで形成することができる。本実施形態では、この第1切込みS1が破断されると、第1切込みS1の形状に対応する略矩形状の第1係止部50が形成される。
第1係止部50で形成された第1切込みS1は、基部51と、側部52(52A、52B)と、両端部53(53A、53B)とを有する。基部51は、第1切込みS1の中央に位置する。側部52(52A、52B)は、基部51と連続して形成され、持手部20の長手方向(X方向)の各側端23、24側に位置する。両端部53(53A、53B)は、該各側部52(52A、52B)に連続して形成され、第1切込みS1の両端に位置する。
また、本実施形態の包装袋100では、開封部40に、第1係止部50に係止可能な第2係止部60が形成されている。具体的には、持手部20の第1係止部50および開封部40の第2係止部60のいずれか一方を他方に挿入して引っ掛けることができる。
また、第2係止部60は、図1、図3に示すように、略直線状の第2切込みS2で形成されている。なお、第2切込みS2が破断されると、略直線状の第2係止部60が形成される。第2係止部60を形成する第2切込みS2は、基部61と、両端部63(63A、63B)とを有する。基部61は、第2切込みS2の中央に位置する。両端部63(63A、63B)は、基部61と連続して形成され、持手部20の長手方向(X方向)の各側端23、24側に位置する。
図4~図7は、本実施形態に係る包装袋100の使用態様を示す図である。なお、図4~図7では、理解を容易にするため、被包装体TPの図示を省略している。ここで、本実施形態による本発明の効果について、図4~図7を用いて説明する。
本実施形態では、図4に示すように、まず包装袋100の開封前の状態から、開封部40の持手部20寄りの部分に手指(図示せず)を掛ける。なお、図4では、理解を容易にするため、持手部20を高さ方向(Y方向)に立ち上げた状態で示している。
次いで、図5に示すように、持手部20から離れる方向(Z方向)の上面11の端縁11b側に開封部40を破り、さらに上面11の端縁11bから高さ方向(Y方向)の下面12側に破れた開封部40を引き下ろして正面13の一部を破る。これにより、本体部10に開口OP(上面開口OP1と正面開口OP2)が形成される。開口OPからは、本体部10に収容された個包装体TPを取り出すことができる。
一方、破れた開封部40(すなわち、開口OPが形成されたあとの開封部40)は、開口OPに対応して、本体部10の一部が破れて本体部10に連結する破断片BFとなる。破断片BFには、開封部40の第2係止部60が形成された状態で、本体部10の正面13から垂れ下がる。
図6に示すように、個包装体TPを取り出したあと、開口OPの上面開口OP1を覆うように持手部20を倒す。なお、図6では、個包装体TPを1つ取り出したあとに、本体部10内に空所SPができた状態を示している。
次いで、破断片BFを摘み、図7に示すように、倒れた持手部20の上方に破断片BFを被せる。そして、持手部20の第1係止部50と開封部40(破断片BF)の第2係止部60を係止する。具体的には、持手部20の第1係止部50を破断片BFの第2係止部60に挿入して、第1係止部50と第2係止部60を係止する。
なお、第1係止部50と第2係止部60とを係止する態様は、図7に示す例に限定されない。例えば、開口OPの上面開口OP1に破断片BFを先に被せ、破断片BFの上方に持手部20を倒して、第1係止部50と第2係止部60を係止しても良い。
本実施形態では、このように、開口OPが形成されたあとの開封部40が持手部20に係止される。そうすると、係止された持手部20と開封部40が、開封後の本体部10に形成された開口OPを覆う蓋部となり得る。これにより、係止された持手部20と開封部40は、開封後の本体部10に形成された開口OPを塞ぐことができる(図7参照)。そのため、本実施形態に係る包装袋100は、開封後の保管性に優れている。
また、本実施形態では、持手部20が、開口OPが形成されたあとの開封部40を係止し、上述のように開口OPを覆う蓋部となり得ることで、包装袋100の開封後も持手部20を有効活用することができる。また、開口OPが形成されたあとの開封部40が持手部20に係止されることで、本体部10に連結する破断片BF(開口OPが形成されたあとの開封部40)が持手部20に固定されるため、開封後の包装袋100の見栄えが良くなる。
また、本実施形態では、開封部40の第2係止部60が持手部20の第1係止部50に係止できることで、開口OPが形成されたあとの開封部40を持手部20に対して確実に係止することができる。これにより、係止された持手部20と開封部40は、開封後の本体部10に形成された開口OPを確実に塞ぐことができる。そのため、本実施形態によれば、開封後の保管性に優れる包装袋100を確実に提供することができる。
また、本実施形態では、第1係止部50が上述の第1切込みS1で形成されているため、持手部20において第1係止部50の構成が容易である。また、第2係止部60も上述の第2切込みS2で形成されているため、開封部40における第2係止部60の構成も容易である。
図8~12は、第1実施形態の包装袋100における第1係止部50の第1~第5変形例を示す図である。なお、各図において、共通する部分は、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の図8~12に示す例では、第1係止部50を形成する第1切込みS1が、持手部20の下端22に向かって凸となる形状を有する。ここで、持手部20の下端22に向かって凸となる形状は、第1係止部50を形成する第1切込みS1の中央部(基部51)が両端部53(53A、53B)に対して持手部20の高さ方向(Y方向)の下端22側に突出していることを示す。
具体的には、図8及び図9に示す例(第1係止部50の第1、第2変形例)では、第1切込みS1の基部51が持手部20の下端22に向かって凸となるように湾曲している。また、図10~図12に示す例(第1係止部50の第3~第5変形例)では、第1切込みS1の基部51が、持手部20の下端22に向かって凸となるように2つの傾斜部51A、51Bが中央部51Cで接続する。
本実施形態では、第1係止部50を形成する第1切込みS1をこのような凸形状にすることで、第1係止部50が第2係止部60に挿入しやすくなるため、第2係止部60に対する第1係止部50の係止が容易になる。
また、本実施形態では、図8、図9、図11、図12に示すように、第1係止部50を形成する第1切込みS1の両側部52(52A、52B)が湾曲している。ここで、両側部52(52A、52B)は、持手部20の長手方向(X方向)の各側端23、24側に位置する第1切込みS1の各側部52(52A、52B)である。また、湾曲するとは、第1切込みS1の両側部52(52A、52B)が、曲線で形成されていることを示す。
本実施形態の図8、図9、図11、図12に示す例では、第1係止部50を形成する第1切込みS1の両側部52(52A、52B)がこのように湾曲していることで、第1係止部50を第2係止部60に挿入して係止する際に、第1係止部50において第1切込みS1の両側部52(52A、52B)に対応する部分が第2係止部60に対して抵抗を和らげることができる。そのため、第1係止部50と第2係止部60の係止が容易になる。
また、本実施形態の図8、図9、図11、図12に示す例では、第1係止部50と第2係止部60を係止したあとは、第1係止部50の両側部52(52A、52B)が第2係止部60に対してアンカーとなり、第1係止部50と第2係止部60との係止が外れにくくなる(以下、アンカー効果という)。
本実施形態の図9、図11、図12に示す例では、第1係止部50を形成する第1切込みS1の両端部53(53A、53B)が、第1切込みS1の基部51に向かって屈曲されている。ここで、両端部53(53A、53B)は、第1係止部50を形成する第1切込みS1の両端に位置する各端部である。また、屈曲するとは、第1係止部50を形成する第1切込みS1の基部51に対して第1切込みS1の各端部53(53A、53B)が折り曲げられ、各端部53(53A、53B)の先端54(54A、54B)が第1切込みS1の基部51側に向いていることを示す。
本実施形態の図9、図11、図12に示す例では、第1係止部50を形成する第1切込みS1の両端部53(53A、53B)がこのように屈曲することで、第1係止部50において第1切込みS1の両端部53(53A、53B)に対応する部分が係止片となって第2係止部60に引っ掛かりやすくなる。これにより、第2係止部60に対する第1係止部50のアンカー効果を高めることができる。そのため、本実施形態では、第1係止部50を第2係止部60に挿入した場合に、第1係止部50と第2係止部60との係止がより外れにくくなる。
また、図12に示す例(第1実施形態の第5変形例)では、第1係止部50に補強部材70が設けられている。補強部材70は、第1係止部50に剛性を付与する部品または材料で形成することができる。このような補強部材70は、特に限定されないが、例えば、上述した持手部20を形成する場合と同様に、熱融着(ヒートシール)で構成することができる。
また、補強部材70の態様は、特に限定されないが、図12に示すように、補強部材70をリブで形成することができる。補強部材70をこのようなリブで構成する場合は、例えば、第1係止部50を形成する第1切込みS1の両側部52(52A、52B)間に延びるリブで補強部材70を形成することができる。
本実施形態では、このような補強部材70が第1係止部50に設けられていることで、第1係止部50に剛性を付与することができる。これにより、第1係止部50と第2係止部60を係止する際に第1係止部50が妨げにならず、第1係止部50と第2係止部60を係止したあとは、第1係止部50と第2係止部60の係止がさらに外れにくくなる。
また、第1係止部50の補強部材70として上述のリブ70を設けることで、第1係止部50に対して確実に剛性を付与することができる。これにより、本実施形態によれば、第1係止部50と第2係止部60の係止がさらに外れにくくなる。
図13~17は、第1実施形態の包装袋100における第2係止部60の第1~第5変形例を示す図である。なお、各図において、共通する部分は、同一の符号を付して説明を省略する。
まず、図13に示す例(第2係止部60の第1変形例)では、第2係止部60を形成する第2切込みS2の形状が、図13に示す一部が開封部40と繋がる略長方形または矩形の切込みで形成することができる。本実施形態では、この第2切込みS2が破断されると、第2切込みS2の形状に対応する略矩形状の第2係止部60が形成される。
図13に示す例では、第2係止部60が略矩形状に形成されることで、第1係止部50と第2係止部60のいずれか一方が他方に挿入し易くなる。そのため、図13の例では、第1係止部50と第2係止部60との係止が容易になる。
また、図14~図16に示す例(第2係止部60の第2~第4変形例)では、持手部20に向かって凸となる形状を有する。ここで、持手部20に向かって凸となる形状は、第2係止部60の第2切込みS2の中央部(基部61)が両端部63(63A、63B)に対して持手部20側に突出していることを示す。
具体的には、図14、図15に示す例(第2係止部60の第2、第3変形例)では、第2切込みS2の基部61が持手部20の下端22に向かって凸となるように湾曲している。また、図16に示す例(第2係止部60の第4変形例)では、第2切込みS2の基部61が、持手部20の下端22に向かって凸となるように2つの傾斜部61A、61Bが中央部61Cで接続する。
図14~図16に示す例では、第2係止部60を形成する第2切込みS2をこのような持手部20に向かって凸となる形状にすることで、第2係止部60に対して第1係止部50が挿入しやすくなるため、第2係止部60に対する第1係止部50の係止が容易になる。
また、図17に示す例(第2係止部60の第5変形例)では、第2切込みS2は、持手部20から離れる方向に凸となる形状を有する、包装袋100である。ここで、持手部20から離れる方向(Z方向)に凸となる形状は、第2係止部60の第2切込みS2の中央部(基部61)が両端部63(63A、63B)に対して持手部20から離れる方向(Z方向)に突出していることを示す。
具体的には、図17に示す例(第2係止部60の第5変形例)では、第2切込みS2の基部61が、持手部20の下端22から離れる方向(Z方向)に凸となるように2つの傾斜部61A、61Bが中央部61Cで接続する。
図17に示す例では、第2係止部60を形成する第2切込みS2をこのような持手部20から離れる方向に凸となる形状にすることでも、第1係止部50に対して第2係止部60が挿入しやすくなるため、第1係止部50に対する第2係止部60の係止が容易になる。
また、本実施形態では、図14~図17に示すように、第2係止部60を形成する第2切込みS2の両側部62(62A、62B)が、湾曲している。ここで、両側部62(62A、62B)は、本体部10の上面11において持手部20の長手方向(X方向)に沿う方向(X方向)に対向する本体部10の各側面15、16側に位置する第2係止部60の各側部62(62A、62B)である。また、湾曲するとは、第2係止部60の両側部62(62A、62B)が、曲線で形成されていることを示す。
また、本実施形態の図14~図17に示す例では、第2係止部60を形成する第2切込みS2の両側部62(62A、62B)がこのように湾曲していることで、第1係止部50と第2係止部60を係止する際に、第2係止部60において第2切込みS2の両側部62(62A、62B)に対応する部分が第1係止部50に対する抵抗を和らげることができるため、第1係止部50と第2係止部60の係止が容易になる。
また、本実施形態の図15~17に示す例では、第2係止部60を形成する第2切込みS2の両端部63(63A、63B)が、第2切込みS2の基部61に向かって屈曲されている。ここで、両端部63(63A、63B)は、第2係止部60を形成する第2切込みS2の両端に位置する各端部である。また、屈曲するとは、第2係止部60を形成する第2切込みS2の基部61に対して第2切込みS2の各端部63(63A、63B)が折り曲げられ、各端部63(63A、63B)の先端64(64A、64B)が第2切込みS2の基部61側に向いていることを示す。
本実施形態の図15~17に示す例では、第2係止部60を形成する第2切込みS2の両端部63(63A、63B)がこのように屈曲することで、第2係止部60において第2切込みS2の両端部63(63A、63B)に対応する部分が第1係止部50に引っ掛かりやすくなる。これにより、第1係止部50に対する第2係止部60のアンカー効果を高めることができる。そのため、本実施形態によれば、第2係止部60を第1係止部50に挿入した場合に、第1係止部50と第2係止部60との係止がより外れにくくなる。
なお、図2、図8~図12に示すように、第1係止部50において、第1切込みS1の各端部53(53A、53B)の先端54(54A、54B)間の寸法(間隔)をL1とする。一方、図3、図13~図17に示すように、第2係止部60において、第2係止部60の長手方向(X方向)の寸法(全幅)をL2とする。このとき、本実施形態では、第1係止部50の寸法L1と第2係止部60の寸法L2は略同じ長さになっている。
これにより、本実施形態では、第1係止部50と第2係止部60を係止する際に第1係止部50が妨げにならず、第1係止部50と第2係止部60を係止したあとは、第1係止部50と第2係止部60の係止がさらに外れにくくなる。
なお、第1係止部50の寸法L1と第2係止部60の寸法L2は、上述の関係に限定されない。図2、図8~図12に示すように、第1係止部50の長手方向(X方向)の寸法(全幅)をL3としたとき、第1係止部50の寸法L3が第2係止部60の寸法L2より長い場合は、第1係止部50の寸法L1を第2係止部60の寸法L2以下にすることができる。
図18は、本発明に係る包装袋の第2実施形態(包装袋の開封前)を示す図である。図19は、第2実施形態に係る包装袋の使用状態(各係止部の係止後)を示す図である。
第2実施形態の包装袋100では、指掛部30の少なくとも一部が、第1係止部50を形成している。ここで、指掛部30の少なくとも一部が第1係止部50を形成するとは、第1係止部50が指掛部30の全部または一部で形成されていることを示す。
第2実施形態では、図18に示すように、指掛部30(切込みM1)がそのまま第1係止部50を形成する第1切込みS1を構成している。すなわち、持手部20に形成された指掛部30が第1係止部50の機能を兼ねることができる。そのため、第2実施形態では、包装袋100の開封後も持手部20の指掛部30を有効活用することができる。
以下、本発明について、さらに実施例を用いて具体的に説明する。実施例、比較例の評価は、以下の試験により行った。
[包装袋(試験体)]
試験体として、本体部10に5個の個包装体(被包装体)TPを収容した包装袋100を用意する(図1参照)。包装袋100の材質は、厚み約55μmのポリエチレン(PE)フィルムを用いる。包装袋100の形態は、該PEフィルムが、サイドシールにより袋状にされ、さらにガセット状に折り込まれた構造を有する。包装袋の寸法は、長手方向(X方向)に約240mm、奥行方向(Z方向)に約110mm、高さ方向(Y方向)に約210mmとする。また、包装袋100の本体部10の上面11の中央11aに長手方向(X方向)に延びる略長方形の持手部20を形成する。持手部20の寸法は、長手方向(X方向)に約240mm、厚み方向(Z方向)に約0.5mm、高さ方向(Y方向)に約60mmとする。持手部20の長手方向(X方向)の中央部25には、指掛部30(切込みM1)を形成する。指掛部30の切込みM1は、持手部20の高さ方向(Y方向)の下端22側に凸となる曲線形状にする。持手部20(指掛部30の上方)には、第1係止部50(第1切込みS1)を形成する。包装袋100の本体部10の上面11には、本体部10に被包装体TPの取出用の開口OPを形成するための開封部40(切込みM2)を形成する。開封部40を構成する切込みM2は、持手部20の中央部25の下端22から持手部20の長手方向(X方向)と交差する方向(Z方向)に沿って上面11の正面13側の端縁11bまで略V字状に延びる形状にする。開封部40には、第1係止部50に係止可能な第2係止部60を形成する。また、個包装体(被包装体)TPは、紙シートが交互に折り畳まれてポップアップ式に1組ずつ引き出せるように積層されたティシューペーパー(商品名「Hello Soft Pack tissue」、ユニバーサル・ペーパー株式会社製、2プライ、300枚、寸法:嵩(高さ)約45mm、幅(横)約205mm、幅(縦)約105mmを用いた。また、個包装体(被包装体)TPは、紙シートの積層方向が包装袋100の長さ方向(X方向)となり、幅(横)方向が包装袋100の高さ方向(Y方向)となるように包装袋100の本体部10に収容した(図1参照)。
[差し込み易さ]
包装袋100の開封部40を開封し、個包装体TPを1個取り出したあとに、第1係止部50を第2係止部60に挿入して係止する際に、各係止部が係止されるまでにかかった時間(係止時間)を測定する。評価は、係止時間を5回測定した際の平均から、以下の基準で行い、◎~△を良好、×を不良とする。
◎ 3.1~5.5秒
○ 5.6~7.0秒
△ 7.1~9.0秒
× 9.1秒以上
[固定性]
差し込み易さの試験で、第1係止部50を第2係止部60に挿入して係止されてから1分後に各係止部が係止された状態を維持しているものを○(良好)、係止が外れたものを×(不良)とする。
[耐久性]
第1係止部50を第2係止部60に挿入して係止した状態で、引張試験機で持手部20と開封部40とが離れる方向に引っ張った際に係止が外れたときの引張強度を測定する。具体的には、まず、引張試験機(IMADA社製、MX-500N)にプッシュプルゲージ(IMADA社製、DSP-20)を取り付ける。次に、プッシュプルゲージおよびチャック取付板にクリップ(IMADA社製、フィルムチャック(FC21))を取り付ける。次に、第1係止部50と第2係止部60を係止し、上下のクリップにそれぞれ取り付けた。そして、100mm/minの速度で係止が外れるまでクリップを引いて、引張強度(ピーク)を測定する。測定は3回を行い、その平均値(kgf)を求める。耐久性の評価は、引張強度の平均値が0.15kgf以上のときは良好とし、0.15kgf未満のときは不良とする。
以下、実施例及び比較例について、説明する。
[実施例1]
第1係止部50は、一部が持手部20と繋がる略長方形の第1切込みS1で形成し、第1切込みS1の先端54(54A、54B)間の寸法L1を約10mmとした。一方、第2係止部60は、略直線状の第2切込みS2で形成し、第2切込みS2の長手方向(X方向)の寸法L2を約10mmとした。
[実施例2]
第1係止部50を、一部が持手部20と繋がる略楕円状の第1切込みS1(基部51が持手部20の下端22に向かって凸となるように湾曲する第1切込みS1)で形成した以外は、実施例1と同様に評価した。結果を表1に示す。
[実施例3]
第1係止部50を、両端部53(53A、53B)が基部51に向かって屈曲されている第1切込みS1で形成した以外は、実施例2と同様に評価した。結果を表1に示す。
[実施例4]
第1係止部50を、基部51が持手部20の下端22に向かって凸となるように2つの傾斜部51A、51Bが中央部51Cで接続する第1切込みS1で形成した以外は、実施例2と同様に評価した。結果を表1に示す。
[実施例5]
第1係止部50を、両端部53(53A、53B)が基部51に向かって屈曲されている第1切込みS1で形成した以外は、実施例4と同様に評価した。結果を表1に示す。
[実施例6]
第1係止部50に、第1切込みS1の両側部52(52A、52B)間に延びる補強部材(リブ)70を形成した以外は、実施例5と同様に評価した。結果を表1に示す。
[実施例7]
第2係止部60を、一部が開封部40と繋がる略長方形の第2切込みS2で形成した以外は、実施例5同様に評価した。結果を表2に示す。
[実施例8]
第2係止部60を、一部が持手部20と繋がる略楕円状の第2込みS2(基部61が持手部20の下端22に向かって凸となるように湾曲する第2切込みS2)で形成した以外は、実施例7と同様に評価した。結果を表2に示す。
[実施例9]
第2係止部60を、両端部53(53A、53B)が基部51に向かって屈曲されている第2切込みS2で形成した以外は、実施例8と同様に評価した。結果を表2に示す。
[実施例10]
第2係止部60を、基部61が持手部20の下端22に向かって凸となるように2つの傾斜部61A、61Bが中央部61Cで接続する第2切込みS2で形成した以外は、実施例9と同様に評価した。結果を表2に示す。
[実施例11]
第2係止部60を、基部61が持手部20の下端22から離れる方向(Z方向)に凸となるように2つの傾斜部61A、61Bが中央部61Cで接続する第2切込みS2で形成した以外は、実施例10と同様に評価した。結果を表2に示す。
[実施例12]
第1係止部50を、基部51が持手部20の下端22に向かって凸となるように湾曲する第1切込みS1で形成し、第1切込みS1の先端54(54A、54B)間の寸法L1を約50mmとし、第2係止部60で、第2切込みS2の長手方向(X方向)の寸法L2を約50mmとした以外は、実施例10と同様に評価した。結果を表2に示す。
[実施例13]
実施例5と同様に作製し、評価した。結果を表3に示す。
[実施例14]
第1係止部50で、第1切込みS1の先端54(54A、54B)間の寸法L1を約15mmとし、第2係止部60で、第2切込みS2の長手方向(X方向)の寸法L2を約15mmとした以外は、実施例13と同様に評価した。結果を表3に示す。
[実施例15]
第1係止部50で、第1切込みS1の先端54(54A、54B)間の寸法L1を約20mmとし、第2係止部60で、第2切込みS2の長手方向(X方向)の寸法L2を約20mmとした以外は、実施例13と同様に評価した。結果を表3に示す。
[実施例16]
第1係止部50で、第1切込みS1の先端54(54A、54B)間の寸法L1を約25mmとし、第2係止部60で、第2切込みS2の長手方向(X方向)の寸法L2を約25mmとした以外は、実施例13と同様に評価した。結果を表3に示す。
[比較例]
第1係止部50および第2係止部60のいずれも形成しなかった以外は、実施例1と同様に評価した。結果を表1に示す。
Figure 0007211811000001
Figure 0007211811000002
Figure 0007211811000003
表1、表2より、第1係止部50と第2係止部60が係止される包装袋100は、差し込み易さ、固定性、耐久性はいずれも良好である(実施例1~実施例12)。これに対して、第1係止部50および第2係止部60のいずれも形成しなかった包装袋では、差し込み易さ、耐久性は測定できず、固定性は不良である(比較例)。
また、表1より、第1係止部50を基部51が持手部20の下端22に向かって凸となるように湾曲する第1切込みS1で形成した包装袋100は、耐久性が向上する(実施例2~6)。また、第1係止部50を両端部53(53A、53B)が基部51に向かって屈曲されている第1切込みS1で形成した包装袋100は、耐久性がさらに向上する(実施例3、5、6)。また、第1係止部50に第1切込みS1の両側部52(52A、52B)間に延びる補強部材(リブ)70を形成した包装袋100は、さらに耐久性が向上する(実施例6)。
また、表2より、第2係止部60を一部が開封部40と繋がる略長方形の第2切込みS2で形成した包装袋100は、差し込み易さが向上する(実施例7~12)。また、表3より、第1係止部50で第1切込みS1の先端54(54A、54B)間の寸法L1を長くし、第2係止部60で第2切込みS2の長手方向(X方向)の寸法L2を長くすることで、差し込み易さが向上する(実施例13~16)。
このように、第1係止部と第2係止部を係止することで、開口が形成されたあとの開封部を持手部に対して係止することができ、係止された持手部と開封部は、開封後の本体部に形成された開口を確実に塞ぐことができる。本発明の実施例で得られる包装袋は、開封後の保管性に優れている。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
100 包装袋
TP 個包装体(被包装体)
10 本体部
11 上面
11a 中央
11b 端縁
12 下面
13 正面
14 背面
15 側面
16 側面
20 持手部
21 上端
22 下端
23 側端
24 側端
25 中央部
30 指掛部
40 開封部
OP 開口
OP1 上面開口
OP2 正面開口
50 第1係止部
S1 ミシン目(第1切込み)
51 基部
52 側部
53 端部
60 第2係止部
S2 ミシン目(第2切込み)
61 基部
62 側部
63 端部
70 リブ(補強部材)

Claims (11)

  1. 被包装体が収容される本体部と、
    前記本体部の上面に前記本体部と一体に形成された持手部と、
    前記持手部の長手方向の中央部に形成された指掛部と、
    前記上面に形成された、前記本体部に前記被包装体の取出用の開口を形成するための開封部とを有し、
    前記開口が形成されたあとの前記開封部が、前記持手部に係止され
    前記持手部には、前記開口が形成されたあとの前記開封部に係止可能な第1係止部が形成され、
    前記開封部には、前記第1係止部に係止可能な第2係止部が形成され、
    前記第1係止部は、第1切込みで形成されており、
    前記第1切込みは、前記持手部の下端に向かって凸となる形状を有する、包装袋。
  2. 前記第1切込みの両側部が、湾曲している、請求項に記載の包装袋。
  3. 前記第1切込みの両端部が、前記第1切込みの基部に向かって屈曲されている、請求項に記載の包装袋。
  4. 前記第1係止部には、補強部材が設けられている、請求項乃至のいずれか1項に記載の包装袋。
  5. 前記補強部材は、前記第1切込みの両側部間に延びるリブを形成する、請求項に記載の包装袋。
  6. 前記第2係止部は、第2切込みで形成されている、請求項乃至のいずれか1項に記載の包装袋。
  7. 被包装体が収容される本体部と、
    前記本体部の上面に前記本体部と一体に形成された持手部と、
    前記持手部の長手方向の中央部に形成された指掛部と、
    前記上面に形成された、前記本体部に前記被包装体の取出用の開口を形成するための開封部とを有し、
    前記開口が形成されたあとの前記開封部が、前記持手部に係止され、
    前記持手部には、前記開口が形成されたあとの前記開封部に係止可能な第1係止部が形成され、
    前記開封部には、前記第1係止部に係止可能な第2係止部が形成され、
    前記第2係止部は、第2切込みで形成されており、
    前記第2切込みは、前記持手部に向かって凸となる形状を有する、包装袋。
  8. 前記第2切込みは、前記持手部から離れる方向に凸となる形状を有する、請求項に記載の包装袋。
  9. 前記第2切込みの両側部が、湾曲している、請求項またはに記載の包装袋。
  10. 前記第2切込みの両端部が、前記第2係止部の基部に向かって屈曲されている、請求項7乃至9のいずれか一項に記載の包装袋。
  11. 前記指掛部の少なくとも一部が、前記第1係止部を形成する、請求項乃至10のいずれか1項に記載の包装袋。
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