JP7211811B2 - 包装袋 - Google Patents
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Description
本体部10は、樹脂フィルム等で形成することができる。本体部10は、この樹脂フィルムが、サイドシールにより袋状にされ、さらにガセット状に折り込まれた構造になっている。なお、本体部10を形成する材質は、樹脂に限定されず、紙を用いてもよい。また、本体部10を形成する材質には、生分解性材料(生分解性プラスチック、生分解性紙等)を用いることができる。
試験体として、本体部10に5個の個包装体(被包装体)TPを収容した包装袋100を用意する(図1参照)。包装袋100の材質は、厚み約55μmのポリエチレン(PE)フィルムを用いる。包装袋100の形態は、該PEフィルムが、サイドシールにより袋状にされ、さらにガセット状に折り込まれた構造を有する。包装袋の寸法は、長手方向(X方向)に約240mm、奥行方向(Z方向)に約110mm、高さ方向(Y方向)に約210mmとする。また、包装袋100の本体部10の上面11の中央11aに長手方向(X方向)に延びる略長方形の持手部20を形成する。持手部20の寸法は、長手方向(X方向)に約240mm、厚み方向(Z方向)に約0.5mm、高さ方向(Y方向)に約60mmとする。持手部20の長手方向(X方向)の中央部25には、指掛部30(切込みM1)を形成する。指掛部30の切込みM1は、持手部20の高さ方向(Y方向)の下端22側に凸となる曲線形状にする。持手部20(指掛部30の上方)には、第1係止部50(第1切込みS1)を形成する。包装袋100の本体部10の上面11には、本体部10に被包装体TPの取出用の開口OPを形成するための開封部40(切込みM2)を形成する。開封部40を構成する切込みM2は、持手部20の中央部25の下端22から持手部20の長手方向(X方向)と交差する方向(Z方向)に沿って上面11の正面13側の端縁11bまで略V字状に延びる形状にする。開封部40には、第1係止部50に係止可能な第2係止部60を形成する。また、個包装体(被包装体)TPは、紙シートが交互に折り畳まれてポップアップ式に1組ずつ引き出せるように積層されたティシューペーパー(商品名「Hello Soft Pack tissue」、ユニバーサル・ペーパー株式会社製、2プライ、300枚、寸法:嵩(高さ)約45mm、幅(横)約205mm、幅(縦)約105mmを用いた。また、個包装体(被包装体)TPは、紙シートの積層方向が包装袋100の長さ方向(X方向)となり、幅(横)方向が包装袋100の高さ方向(Y方向)となるように包装袋100の本体部10に収容した(図1参照)。
包装袋100の開封部40を開封し、個包装体TPを1個取り出したあとに、第1係止部50を第2係止部60に挿入して係止する際に、各係止部が係止されるまでにかかった時間(係止時間)を測定する。評価は、係止時間を5回測定した際の平均から、以下の基準で行い、◎~△を良好、×を不良とする。
◎ 3.1~5.5秒
○ 5.6~7.0秒
△ 7.1~9.0秒
× 9.1秒以上
差し込み易さの試験で、第1係止部50を第2係止部60に挿入して係止されてから1分後に各係止部が係止された状態を維持しているものを○(良好)、係止が外れたものを×(不良)とする。
第1係止部50を第2係止部60に挿入して係止した状態で、引張試験機で持手部20と開封部40とが離れる方向に引っ張った際に係止が外れたときの引張強度を測定する。具体的には、まず、引張試験機(IMADA社製、MX-500N)にプッシュプルゲージ(IMADA社製、DSP-20)を取り付ける。次に、プッシュプルゲージおよびチャック取付板にクリップ(IMADA社製、フィルムチャック(FC21))を取り付ける。次に、第1係止部50と第2係止部60を係止し、上下のクリップにそれぞれ取り付けた。そして、100mm/minの速度で係止が外れるまでクリップを引いて、引張強度(ピーク)を測定する。測定は3回を行い、その平均値(kgf)を求める。耐久性の評価は、引張強度の平均値が0.15kgf以上のときは良好とし、0.15kgf未満のときは不良とする。
第1係止部50は、一部が持手部20と繋がる略長方形の第1切込みS1で形成し、第1切込みS1の先端54(54A、54B)間の寸法L1を約10mmとした。一方、第2係止部60は、略直線状の第2切込みS2で形成し、第2切込みS2の長手方向(X方向)の寸法L2を約10mmとした。
第1係止部50を、一部が持手部20と繋がる略楕円状の第1切込みS1(基部51が持手部20の下端22に向かって凸となるように湾曲する第1切込みS1)で形成した以外は、実施例1と同様に評価した。結果を表1に示す。
第1係止部50を、両端部53(53A、53B)が基部51に向かって屈曲されている第1切込みS1で形成した以外は、実施例2と同様に評価した。結果を表1に示す。
第1係止部50を、基部51が持手部20の下端22に向かって凸となるように2つの傾斜部51A、51Bが中央部51Cで接続する第1切込みS1で形成した以外は、実施例2と同様に評価した。結果を表1に示す。
第1係止部50を、両端部53(53A、53B)が基部51に向かって屈曲されている第1切込みS1で形成した以外は、実施例4と同様に評価した。結果を表1に示す。
第1係止部50に、第1切込みS1の両側部52(52A、52B)間に延びる補強部材(リブ)70を形成した以外は、実施例5と同様に評価した。結果を表1に示す。
第2係止部60を、一部が開封部40と繋がる略長方形の第2切込みS2で形成した以外は、実施例5同様に評価した。結果を表2に示す。
第2係止部60を、一部が持手部20と繋がる略楕円状の第2込みS2(基部61が持手部20の下端22に向かって凸となるように湾曲する第2切込みS2)で形成した以外は、実施例7と同様に評価した。結果を表2に示す。
第2係止部60を、両端部53(53A、53B)が基部51に向かって屈曲されている第2切込みS2で形成した以外は、実施例8と同様に評価した。結果を表2に示す。
第2係止部60を、基部61が持手部20の下端22に向かって凸となるように2つの傾斜部61A、61Bが中央部61Cで接続する第2切込みS2で形成した以外は、実施例9と同様に評価した。結果を表2に示す。
第2係止部60を、基部61が持手部20の下端22から離れる方向(Z方向)に凸となるように2つの傾斜部61A、61Bが中央部61Cで接続する第2切込みS2で形成した以外は、実施例10と同様に評価した。結果を表2に示す。
第1係止部50を、基部51が持手部20の下端22に向かって凸となるように湾曲する第1切込みS1で形成し、第1切込みS1の先端54(54A、54B)間の寸法L1を約50mmとし、第2係止部60で、第2切込みS2の長手方向(X方向)の寸法L2を約50mmとした以外は、実施例10と同様に評価した。結果を表2に示す。
実施例5と同様に作製し、評価した。結果を表3に示す。
第1係止部50で、第1切込みS1の先端54(54A、54B)間の寸法L1を約15mmとし、第2係止部60で、第2切込みS2の長手方向(X方向)の寸法L2を約15mmとした以外は、実施例13と同様に評価した。結果を表3に示す。
第1係止部50で、第1切込みS1の先端54(54A、54B)間の寸法L1を約20mmとし、第2係止部60で、第2切込みS2の長手方向(X方向)の寸法L2を約20mmとした以外は、実施例13と同様に評価した。結果を表3に示す。
第1係止部50で、第1切込みS1の先端54(54A、54B)間の寸法L1を約25mmとし、第2係止部60で、第2切込みS2の長手方向(X方向)の寸法L2を約25mmとした以外は、実施例13と同様に評価した。結果を表3に示す。
第1係止部50および第2係止部60のいずれも形成しなかった以外は、実施例1と同様に評価した。結果を表1に示す。
TP 個包装体(被包装体)
10 本体部
11 上面
11a 中央
11b 端縁
12 下面
13 正面
14 背面
15 側面
16 側面
20 持手部
21 上端
22 下端
23 側端
24 側端
25 中央部
30 指掛部
40 開封部
OP 開口
OP1 上面開口
OP2 正面開口
50 第1係止部
S1 ミシン目(第1切込み)
51 基部
52 側部
53 端部
60 第2係止部
S2 ミシン目(第2切込み)
61 基部
62 側部
63 端部
70 リブ(補強部材)
Claims (11)
- 被包装体が収容される本体部と、
前記本体部の上面に前記本体部と一体に形成された持手部と、
前記持手部の長手方向の中央部に形成された指掛部と、
前記上面に形成された、前記本体部に前記被包装体の取出用の開口を形成するための開封部とを有し、
前記開口が形成されたあとの前記開封部が、前記持手部に係止され、
前記持手部には、前記開口が形成されたあとの前記開封部に係止可能な第1係止部が形成され、
前記開封部には、前記第1係止部に係止可能な第2係止部が形成され、
前記第1係止部は、第1切込みで形成されており、
前記第1切込みは、前記持手部の下端に向かって凸となる形状を有する、包装袋。 - 前記第1切込みの両側部が、湾曲している、請求項1に記載の包装袋。
- 前記第1切込みの両端部が、前記第1切込みの基部に向かって屈曲されている、請求項1に記載の包装袋。
- 前記第1係止部には、補強部材が設けられている、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の包装袋。
- 前記補強部材は、前記第1切込みの両側部間に延びるリブを形成する、請求項4に記載の包装袋。
- 前記第2係止部は、第2切込みで形成されている、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の包装袋。
- 被包装体が収容される本体部と、
前記本体部の上面に前記本体部と一体に形成された持手部と、
前記持手部の長手方向の中央部に形成された指掛部と、
前記上面に形成された、前記本体部に前記被包装体の取出用の開口を形成するための開封部とを有し、
前記開口が形成されたあとの前記開封部が、前記持手部に係止され、
前記持手部には、前記開口が形成されたあとの前記開封部に係止可能な第1係止部が形成され、
前記開封部には、前記第1係止部に係止可能な第2係止部が形成され、
前記第2係止部は、第2切込みで形成されており、
前記第2切込みは、前記持手部に向かって凸となる形状を有する、包装袋。 - 前記第2切込みは、前記持手部から離れる方向に凸となる形状を有する、請求項7に記載の包装袋。
- 前記第2切込みの両側部が、湾曲している、請求項7または8に記載の包装袋。
- 前記第2切込みの両端部が、前記第2係止部の基部に向かって屈曲されている、請求項7乃至9のいずれか一項に記載の包装袋。
- 前記指掛部の少なくとも一部が、前記第1係止部を形成する、請求項1乃至10のいずれか1項に記載の包装袋。
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