JP6517886B2 - 包装袋 - Google Patents

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Description

本発明は、包装袋に関する。
トイレットペーパー等の物品を包装する包装袋は、包装される物品が収容される本体部と、本体部の上部に設けられた持手部とを備えている。従来の包装袋では、持手部に指掛用の指掛穴が設けられており、トイレットペーパー等の購入者等が、この指掛穴に指を掛けることで、包装袋に収容されたトイレットペーパー等を持ち運ぶことができるようになっている。
例えば、特許第4856412号公報(特許文献1)には、被包装体が収容される本体部の上側に設けられた上端縁に1つの指掛穴(切れ目)が形成された包装袋が開示されている。また、特開2004−269010号(特許文献)には、本体部の上部に設けられた把持部に2つの指掛穴(ミシン目)が形成されたロール製品収納用包装袋が開示されている。
特許第4856412号公報、図3 特開2004−269010号公報、図2
しかしながら、従来の包装袋は、包装袋に収容される被包装体の重量や被包装体が収容された包装袋の持ち方等によって、手指が締め付けられたり、持ち運びの際に手指が痛くなる場合がある。また、包装袋を持ち運ぶ際に指掛穴の形状が変化することにより、持手部が伸びたり、破断する場合がある。そのため、従来の包装袋は、被包装体が収容された状態で包装袋が持ちづらい場合や、持ち運びの際に包装袋が破損する場合がある。
本発明の目的は、持ち易く、破損しにくい包装袋を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る第1の態様は、被包装体を収容する本体部と、前記本体部の上部に設けられた持手部と、前記持手部にスリットで形成された指掛部と、前記持手部の内側に形成され、前記指掛部を囲む枠状の第1の補強部と、前記第1の補強部の内側に形成され、前記持手部の長さ方向に前記第1の補強部と不連続に延びる第2の補強部とを有し、前記第2の補強部は、前記指掛部の上方に配置され、前記第2の補強部は、前記持手部の高さ方向における前記指掛部の両端部との距離が、前記持手部の高さ方向における前記指掛部の中央部との距離よりも短い、包装袋を提供する。
第1の態様では、持手部の長さ方向に第1の補強部と不連続に延びる第2の補強部が、持手部の高さ方向における指掛部の両端部との距離が指掛部の中央部との距離よりも短くなるように、指掛部の上方に配置されている。これにより、指掛部を形成するスリットと第2の補強部とで持手部の一部を囲むことができる。また、指掛部と第2の補強部とで囲まれる持手部の一部は、持手部の厚み方向に手指を挿入した際に、第2の補強部に沿って持手部の厚み方向(手指を挿入する方向)に折れ曲がることができる。
そして、折れ曲がった持手部の一部は、手指または掌(以下、手指等という)に対して面として当たり易くなる。この状態で、持手部を持ち上げても、持手部が線として手指等に当たり難く、持手部によって手指が締め付けられたり、手指が痛くなるのを抑制することができる。そのため、被包装体が収容された状態で包装袋を持ち運ぶ場合に、包装袋を持ち易くすることができる。
また、第1の態様では、持手部を持ち上げた際に、折れ曲がった持手部の一部が第2の補強部によって補強されるため、持手部が伸びたり破断するのを抑制することができる。
さらに、第2の補強部が指掛部の両端部に接続していないため、スリットで形成された指掛部の中でも力がかかり易く破断し易い指掛部の両端部を起点に第2の補強部自体が破断するのを抑制することができる。そのため、被包装体が収容された状態で包装袋を持ち運ぶ場合に、包装袋が破損し難い。
第2の態様は、前記第2の補強部が、前記指掛部に跨るように配置されている、包装袋を提供する。第2の態様では、指掛部に跨るように持手部に配置された第2の補強部によって、持手部を持ち上げた際に、指掛部から持手部の上端に亘って持手部が伸びたり破断するのをさらに抑制することができる。そのため、被包装体が収容された状態で包装袋を持ち運ぶ場合に、包装袋がより破損し難くなる。
第3の態様は、前記第2の補強部の一方の端部の先端が、前記指掛部の一方の端部の先端よりも前記持手部の一方の端部側に位置し、前記第2の補強部の他方の端部の先端が、前記指掛部の他方の端部の先端よりも前記持手部の他方の端部側に位置する、包装袋を提供する。第3の態様では、第2の補強部の両端部の各先端が、指掛部の両端部の各先端よりも前記持手部の端部側に位置することで、持手部の一部が第2の補強部に沿って折れ曲がり易くなり、折れ曲がった持手部の一部をさらに補強することができる。また、持手部を持ち上げた際に、指掛部から持手部の上端に亘って持手部が伸びたり破断するのを確実に抑制することができる。
第4の態様は、前記第2の補強部の一方の端部の先端が、前記指掛部の一方の端部の先端よりも下方に位置し、前記第2の補強部の他方の端部の先端が、前記指掛部の他方の端部の先端よりも下方に位置する、包装袋を提供する。第4の態様では、さらに第2の補強部の両端部の各先端が、指掛部の両端部の各先端よりも持手部の下端側に存在することで、持手部を持ち上げた際に、指掛部の各端部から持手部の上端に亘って持手部が伸びたり破断するのを、確実に抑制することができる。そのため、被包装体が収容された状態で包装袋を持ち運ぶ場合に、包装袋はさらに破損し難くなる。
第5の態様は、前記第2の補強部が、前記持手部の上端側に向かって凸状に湾曲する、包装袋を提供する。第5の態様では、このように湾曲する第2の補強部の存在により、第2の補強部が持手部の一部の折れ曲がった部分を補強しながら、指掛部を形成するスリットと第2の補強部とで囲まれる持手部の一部の寸法を大きくすることができる。そのため、持手部の一部が面としてより手指等に当たり易くなる。
第6の態様は、前記持手部が、前記中央部と前記第2の補強部との間に配置された第3の補強部を有する、包装袋を提供する。第6の態様では、このような第3の補強部が設けられていることで、手指等に面として当たる持手部の一部をさらに補強することができる。具体的には、第3の補強部の存在により、手指等に面として当たる持手部の一部(持手部の厚み方向に手指を挿入した際に折れ曲がった持手部の一部)の形状を維持することができる。そのため、手指等に面として当たる持手部の一部を確実に補強することができる。
第7の態様は、前記第3の補強部は、複数の部分補強部で形成されている、包装袋を提供する。第7の態様では、指掛部の中央部と第2の補強部との間に複数の部分補強部を設けても、手指等に面として当たる持手部の一部を補強することができ、手指等に面として当たる持手部の一部を形成することができる。また、指掛部の中央部と第2の補強部との間に部分補強部が形成されない部分が存在するため、製造コストを低減することができる。
第8の態様は、前記複数の部分補強部が、所定のパターンを有する、包装袋を提供する。第8の態様では、複数の部分補強部が所定のパターンを有するため、手指等に面として当たる持手部の一部にデザイン性を付与することができる。そのため、指掛部の位置が認識し易くなり、持手部に手指等が掛け易くなる。
第9の態様は、前記所定のパターンが、前記各部分補強部が前記持手部の長さ方向に所定の間隔で配置され、かつ持手部の高さ方向に延びるライン状のパターンである、包装袋を提供する。第9の態様では、このような持手部の高さ方向に延びるライン状のパターンを有する複数の部分補強部を第3の補強部として設けることにより、デザイン性を付与しながら手指等に面として当たる持手部の一部の形状を確実に形成することができる。
第10の態様は、前記所定のパターンが、前記各部分補強部が前記持手部の高さ方向に所定の間隔で配置され、かつ持手部の長さ方向に延びるライン状のパターンである、包装袋を提供する。第10の態様では、このような持手部の長さ方向に延びるライン状のパターンを有する複数の部分補強部を第3の補強部として設けることによっても、デザイン性を付与しながら手指等に面として当たる持手部の一部の形状を確実に形成することができる。
第11の態様は、前記所定のパターンが、前記各部分補強部がドット状のパターンである、包装袋を提供する。第11の態様では、このようなドット状のパターンを有する複数の部分補強部を第3の補強部として設けることによっても、デザイン性を付与しながら手指等に面として当たる持手部の一部の形状を確実に形成することができる。
本発明の一態様によれば、持ち易く、破損しにくい包装袋を提供することができる。
本発明の実施形態に係る包装袋を示す図である。 本実施形態(第1実施形態)に係る包装袋の持手部を示す図である。 本実施形態(第2実施形態)に係る包装袋の持手部を示す図である。 本実施形態(第3実施形態)に係る包装袋の持手部を示す図である。 本実施形態(第4実施形態)に係る包装袋の持手部を示す図である。 本実施形態(第5実施形態)に係る包装袋の持手部を示す図である。 本実施形態に係る包装袋の持手部に手指を挿入する前の状態を示す図である。 本実施形態に係る包装袋の持手部に手指を挿入した状態を示す図である。 本実施形態に係る包装袋の持手部を掴んで包装袋を持ち上げた状態を示す図である。 従来の包装袋の持手部を示す図である。 従来の包装袋の持手部を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る包装袋を示す。また、図2は、本実施形態(第1実施形態)に係る包装袋の持手部を示す。なお、以下に示す説明では、各図において共通する部分については、同一の符号を付して説明を省略する場合がある。
図1及び図2において、包装袋100は、袋本体10、持手20、指掛30を備えている。なお、包装袋100は、本発明の包装袋の一例であり、袋本体10、持手20、指掛30は、本発明の包装袋を構成する本体部、持手部、指掛部の各一例である。
袋本体10は、被包装体が収容される包装袋の本体を構成する。袋本体10は、樹脂フィルム等で形成することができる。袋本体10は、この樹脂フィルムがサイドシールにより袋状にされ、袋状になった樹脂フィルムがガセット状に折り込まれた構造になっている(図1参照)。
袋本体10を形成する樹脂フィルムの材質は、任意である。このような樹脂フィルムには、例えば、ポリエチレン(PE)、PE−エチレンビニルアルコール共重合体(EVOH)−PEの積層体(PE/EVOH/PE)等の樹脂フィルムを用いることができる。また、樹脂フィルムの厚みは、任意である。例えば、樹脂フィルムとしてPE、PE/EVOH/PEを用いる場合、樹脂フィルムの厚みは10〜70μmとすることができ、好ましくは15〜60μm、より好ましくは20〜50μmである。
袋本体10は、被包装体Tの一例としてロール状のトイレットペーパーTが12個収容されている(図1参照)。なお、被包装体Tの形態は、ロール状に限定されず、積層状等の他の形態で収容されていてもよい。また、袋本体10に収容される被包装体は、トイレットペーパーに限定されるものではなく、キッチンペーパー、ベビー用または介護用の紙おむつ、生理用ナプキン等の物品を収容することができる。
さらに、袋本体10に収容される物品の個数は限定されず、1つでもよく、図1に示すように複数であってもよい。なお、図1に示す例では、ロール状のトイレットペーパーTを1段に4つ並べたものを3段に積み上げた状態で合計12個のトイレットペーパーTが袋本体10内に収容されている。しかしながら、袋本体10内に収容される被包装体の配列はこの配列に限定されるものではなく、例えば、12個のトイレットペーパーTを一段に並べた状態で袋本体10に収容しても良い。
持手20は、図1に示すように、袋本体10の上部11に設けられ、包装袋100を手指で掴む部分を構成する。持手20は、袋本体10と同様に、樹脂フィルム等で形成することができる。持手20は、熱融着(ヒートシール)により、袋本体10の上部11に形成される。持手20が設けられる位置は、袋本体10の上部11に限定されず、袋本体10の側面でもよい。なお、熱融着(ヒートシール)には、例えば、上述のガセット状に折り込まれた樹脂フィルムを、持手成形用の熱版で型押しする手法(スタンプ方式)を用いることができる。
持手20は、この折り込まれた樹脂フィルムが、持手20の長さ方向(図2のX方向)の両端部23、24では4枚重ねで、持手20の中央部25付近では2枚重ねで、それぞれヒートシールで形成されたシール部50(シール部51〜53)で接着されている。これにより、持手20の内側には、シール部50(シール部51〜53)が形成されている。
なお、持手20には、持手20を取り付けた袋本体10が包装袋100の製造時または流通時に破裂しないように、袋本体10と包装袋100の外部とを連通する図示しない空気穴が設けられている。
持手20には、持手20を握る際に手指を掛けるための指掛30が設けられている。本実施形態では、図1、図2に示すように、指掛30がスリットSで形成されている。スリットSの形態は任意であり、例えば、ミシン目で形成し、該ミシン目を破ることで指掛を形成することができる。
また、指掛30は、上述のシール部50(シール部51〜53)に囲まれて持手20に配置されている。指掛30がシール部50(シール部51〜53)に囲まれているとは、指掛30がシール部50(シール部51〜53)の内側に、シール部50(シール部51〜53)から分離して配置されていることを意味する。なお、シール部50(シール部51〜53)で囲まれた部分は、本発明に係る包装袋の持手部に設けられた第1の補強部の一例である。
また、持手20には、図示しない補強フィルムを設けてもよい。この補強フィルムは、帯状の樹脂フィルムで形成することができる。なお、補強フィルムの材質は任意であり、持手20を構成する樹脂フィルムの材質と同じでも良く、また異なっていても良い。このような樹脂フィルムとしては、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、およびPE−エチレンビニルアルコール共重合体(EVOH)−PEの積層体(PE/EVOH/PE)等の樹脂フィルムを用いることができる。このような補強フィルムを設けることにより、持手20の指掛30が設けられる部分を補強することができる。
また、補強フィルムの厚み寸法は、任意である。例えば、補強フィルムの厚みは、20μm以上にすることができ、好ましくは30μm〜150μm、より好ましくは50μm〜130μmである。補強フィルムの厚み寸法をこのような範囲にすることにより、持手20が伸びたり、破断するのを防ぐことができる。また、上述の熱溶着等により、持手20に補強フィルムを確実に接着することができる。
本実施形態(第1実施形態)では、持手20にシール部60が設けられている。シール部60は、シール部50と同様に熱融着(ヒートシール)で形成することができる。なお、シール部60は、熱融着に限定されず、接着剤、粘着剤等を塗布することによって形成してもよい。また、シール部60の形状は、持手20の長さ方向(図2のX方向)に直線状に延びる形状であるが、この形状に限定されるものではない。例えば、その他の形状としては、シール部60の形状を持手20長さ方向(図2のX方向)に波線状に延びる形状等にしてもよい。なお、シール部60は、本発明に係る包装袋の持手部に設けられた第2の補強部の一例である。
シール部60は、図2に示すように、上述のシール部50(シール部51〜53)の内側に形成されている。また、シール部60は、持手20の長さ方向(図2のX方向)にシール部50と不連続に延びている。すなわち、シール部60はシール部50から分離して配置されている。なお、持手20を補強する観点から、シール部60とシール部50との間には、シール部50と連続し、シール部60とは不連続のシール部をさらに設けても良い。
さらに、シール部60は、図2に示すように、指掛30の上方に配置されている。すなわち、シール部60は、持手20の高さ方向(図2のY方向)に視て、持手20の上端22側に指掛30と対向するように配置されている。
また、シール部60は、図2に示すように、持手20の高さ方向(図2のY方向)に視て、シール部60の各端部62、63と指掛30の各端部32、33との距離(以下、距離D2という)が、シール部60の中央部61と指掛30の中央部31との距離(以下、距離D1という)よりも短くなっている。
なお、距離D1は、距離D2が距離D1よりも短い限り、特に限定されない。例えば、距離D1は、10mm以上30mm以下になるように定めることができ、好ましくは12mm以上28mmで、より好ましくは15mm以上25mm以下である。距離D1をこのような範囲にすることにより、持ち易く、破断し難い持手20にすることができる。
また、距離D2も、距離D2が距離D1よりも短い限り、特に限定されない。例えば、距離D2は、1mm以上12mm以下にすることができ、好ましくは2mm以上11mmで、より好ましくは3mm以上10mm以下である。距離D2をこのような範囲にすることにより、スリットSとシール部60とで囲まれた持手20の部分Fがシール部60に沿って確実に折れ曲がることができる。また、持手20を持ち上げた際に、指掛30から持手20の上端22に亘って持手20が伸びたり破断するのをさらに抑制することができる。
本実施形態では、このようにシール部60の各端部62、63との距離D2が、シール部60の中央部61と指掛30の中央部31との距離D1よりも短いことで、指掛30を形成するスリットSとシール部60とによって持手20の部分Fを囲むことができる。また、スリットSとシール部60とで囲まれた持手20の部分Fは、持手20の厚み方向(図1のZ方向)に手指を挿入した際に、シール部60に沿って折れ曲がることができる。
そして、持手20の部分Fと持手20の境界部分(持手20の部分Fの折れ曲がった部分)にシール部60が配置され、折れ曲がった持手20の部分Fはシール部60によって補強される。また、補強された持手20の部分Fは、持手20の厚み方向に手指を挿入した状態で、持手20を持ち上げた際に、手指等に面として当たる(持手20が線として手指等に当たらない)ため、手指等に対して緩衝部となることができる。
このように、本実施形態では、持手20の厚み方向に手指を挿入した状態で、持手20を持ち上げた際に、持手20が手指等に面として当たるため、持手20によって手指が締め付けられたり、手指が痛くなるのを抑制することができる。そのため、本実施形態によれば、被包装体(トイレットペーパーT)が収容された状態で包装袋100を持ち運ぶ場合でも、包装袋100が持ち易くなる。
また、本実施形態では、折れ曲がった持手20の部分Fがシール部60によって補強されるため、持手部を持ち上げた際に、持手部が伸びたり破断するのを抑制することができる。さらに、本実施形態では、シール部60の各端部62、63が指掛30の両端部32、33に接続していないため、スリットSで形成された指掛30の中でも力がかかり易く破断し易い指掛30の両端部32、33を起点にシール部60自体が破断するのを抑制することができる。そのため、被包装体が収容された状態で包装袋を持ち運ぶ場合に、包装袋が破損し難い。
本実施形態では、シール部60が指掛30に跨るように持手20に配置されている。ここで、シール部60が指掛30に跨るとは、持手20の長さ方向(Y方向)において、指掛30の長さ寸法がシール部60の長さ寸法と同じまたは短いことを意味する。
本実施形態では、指掛30に跨るように持手20に配置されたシール部60の存在により、持手20を持ち上げた際に、指掛30から持手20の上端22に亘って持手20が伸びたり破断するのをさらに抑制することができる。そのため、被包装体(トイレットペーパーT)が収容された状態で包装袋100を持ち運ぶ場合でも、包装袋100がより破損し難くなる。
なお、図2に示すように、指掛30は、持手20の上端22側から下端21側に向かって凹状に湾曲している。すなわち、指掛30は、持手20の下端21側に湾曲する凹部を構成する。持手20がこのような凹部を構成することにより、持手20の部分Fを指掛30とシール部60とで囲む構成(シール部60の各端部62、63との距離D2が、シール部60の中央部61と指掛30の中央部31との距離D1よりも短い構成)を確実に得ることができる。
また、図2に示すように、本実施形態では、持手20に指掛30がスリットSで形成され、さらに上述のように、指掛30の中央部31が持手20の下端21に向かって凹状に湾曲している。そのため、スリットSを介して持手20厚み方向(図1のZ方向)に手指を挿入するだけで、手指を持手20に簡単に掛けることができる。
本実施形態では、持手20の高さ方向(図2のY方向)に、シール部60の端部62の先端62Aが指掛30の端部32の先端32Aよりも持手20の各端部23側に存在し、シール部60の端部63の先端63Aが指掛30の端部33の先端33Aよりも持手20の端部24側に存在する。ここで、持手20の端部23及び端部24は、本発明の包装袋における持手部の一方の端部及び他方の端部の一例である。また、指掛30の端部32及び端部33は、本発明の包装袋における指掛部の一方の端部及び他方の端部の一例である。さらに、シール部60の端部62及び端部63は、本発明の包装袋における第2の補強部の一方の端部及び他方の端部の一例である。
本実施形態では、図2に示すように、指掛30の両端部32、33の各先端32A、33Aがシール部60の各端部62、63よりも持手20の中央部25側に存在することにより、持手20の部分Fがシール部60に沿って折れ曲がり易くなり、折れ曲がった持手20の部分Fを確実に補強することができる。また、持手20を持ち上げた際に、指掛30から持手20の上端22に亘って持手20が伸びたり破断するのを確実に抑制することができる。
図3は、本実施形態(第2実施形態)に係る包装袋の持手部を示す。本実施形態では、図3に示すように、シール部60の端部62の先端62Aが、指掛30の端部32の先端32Aよりも下方に位置し、シール部60の端部63の先端63Aが、指掛30の端部33の先端33Aよりも下方に位置するように、指掛30とシール部60が設けられている。ここで、下方に位置するとは、持手20の高さ方向(図3のY方向)に視て持手20のより下端21側に配置されていることを意味する。
本実施形態では、持手20の高さ方向(Y方向)にシール部60の各端部62、63の各先端62A、63Aが、指掛30の各端部32、33の各先端32A、33Aよりも持手20の各端部23、24側に存在し、さらに指掛30の両端部32、33の各先端32A、33Aよりも下方に存在する。そのため、持手20を持ち上げた際に、指掛30の各端部32、33から持手20の上端22に亘って持手20が伸びたり破断するのを、より確実に抑制することができる。これにより、被包装体(トイレットペーパーT)が収容された状態で包装袋100を持ち運ぶ場合に、包装袋100の破損をさらに抑制することができる。
また、本実施形態では、図3に示すように、シール部60が、持手20の下端21側から上端22側に向かって凸状に湾曲している。本実施形態では、このように湾曲するシール部60の存在により、持手20の部分Fをシール部60で補強しながら、指掛30を形成するスリットSとシール部60とで囲まれる持手20の部分Fの寸法を大きくすることができる。これにより、持手20の部分Fが面としてより手指等に当たり易くなるため、図3に示す持手20を備える包装袋100は、さらに持ち易くなる。
図4は、本実施形態(第3実施形態)に係る包装袋の持手部を示す。本実施形態では、持手20にシール部70がさらに設けられている。シール部70は、図4に示すように、指掛30の中央部31とシール部60との間に配置されている。シール部70は、本発明に係る包装袋の持手部に設けられた第3の補強部の一例である。このシール部70は、シール部50と同様に熱融着(ヒートシール)で形成することができる。またシール部70は、熱融着に限定されず、接着剤、粘着剤等を塗布することによって形成してもよい。
本実施形態では、図4に示すように、指掛30の中央部31とシール部60との間にシール部70がさらに配置されているため、持手20の部分Fをさらに補強することができる。そのため、持手20の部分Fが手指に当たる際に、持手20の部分Fの形状を維持することができる。このようなシール部70の存在により、手指等に面として当たる持手20の部分Fを確実に補強することができる。そのため、持手20の部分Fを手指等に対して面として確実に当てることができ、図4に示す持手20を備える包装袋100はさらに持ち易いものとなる。
また、本実施形態では、図4に示すように、シール部70が複数の部分シール部71で形成されている。このようにシール部70として複数の部分シール部71を設けることによっても、手指に当たる際に持手20の部分Fの形状を維持することができる。このような部分シール部71の存在により、持手20の部分Fを手指等に対して確実に面として当てることができる。
また、このような複数の部分シール部71によってシール部70を形成することにより、指掛30の中央部31とシール部60との間に部分シール部71が形成される部分と部分シール部71が形成されない部分とが存在することとなる。すなわち、部分シール部71が形成されない部分では、熱融着等の接着を行う必要がない。そのため、このような部分シール部71を設けることにより、包装袋100の製造コストを低減することができる。
本実施形態では、図4に示すように、シール部70を形成する複数の部分シール部71が、所定のパターンで配置されている。所定のパターンは、特に限定されない。図4に示す例では、各部分シール部71は、持手20の長さ方向(図4のX方向)に所定の間隔で配置され、持手20の高さ方向(図4のY方向)に延びるライン状のパターンで形成されている。これにより、部分シール部71のパターンは、各部分シール部71が持手20の長さ方向(図4のX方向)にストライプ状に配置されたパターンを構成することができる。なお、各部分シール部71を構成するラインの形状は限定されず、ラインの個数も限定されず、さらにラインの配置間隔も限定されない。
また、図5は、本実施形態(第4実施形態)に係る包装袋の持手部を示す。図5に示す例では、各部分シール部71は、持手20の高さ方向に(図5のY方向)に所定の間隔で配置され、持手20の長さ方向(図5のX方向)に延びるライン状のパターンで形成されている。各部分シール部71を構成するラインの形状は限定されず、ラインの個数も限定されず、さらにラインの配置間隔も限定されない。これにより、部分シール部71のパターンは、各部分シール部71が持手20の高さ方向に(図5のY方向)にストライプ状に配置されたパターンを構成することができる。
また、図6は、本実施形態(第5実施形態)に係る包装袋の持手部を示す。図6に示す例では、各部分シール部71がドット状のパターンで形成されている。各部分シール部71を構成するドットの形状は限定されず、ドットの個数も限定されず、さらにドットの配置間隔は規則的でも不規則でもよい。これにより、部分シール部71のパターンは、ドット状に配置されたパターンを構成することができる。
なお、指掛30とシール部60との間に形成される部分シール部71のパターンは、1種類のパターンに限定されない。例えば、シール部70として、ライン状とドット状の2種類のパターンを有する複数の部分シール部71、または持手20の長さ方向(図6のX方向)に延びるライン状のパターンと持手20の高さ方向に(図6のY方向)に延びるライン状のパターンとを組み合わせた部分シール部71を、指掛30とシール部60との間に設けてもよい。
本実施形態では、複数の部分シール部71がこのような所定のパターンを有するため、持手20の部分F(手指に面として当たる持手20の一部)にデザイン性を付与することができる。これにより、指掛30の位置が認識し易くなり、持手20に手指を掛け易くなる。
また、指掛30とシール部60との間に、このようなパターンを有する部分シール部71が設けられているため、指掛30とシール部60とで囲まれた持手20の部分Fを確実に補強することができる。これにより、包装袋100をさらに持ち易く、破損し難いものとすることができる。
図7〜図9は、図4に示す本実施形態(第3実施形態)の包装袋を手指で持ち上げる手順を示す。なお、持手20は、袋本体10に対して通常は倒れた状態になっているが、図7〜図9では、理解を容易にするため、持手20を袋本体10に対して立てた状態で示している。
包装袋100を持ち上げる場合、まず、図7及び図8に示すように、スリットSを介して手指Pを持手20の厚み方向(図7のZ方向)に挿入する。そうすると、持手20の部分F(指掛30とシール部60とで囲まれた持手20の一部)が、持手20の厚み方向(図8のZ方向)にシール部60に沿って折れ曲がる。折れ曲がった持手20の部分Fは、図8に示すように、手指Pに面として当たる。
この状態から、図9に示すように、持手20を掴んで持ち上げても、持手20が線として手指Pに当たり難い。そのため、持手20によって手指が締め付けられたり、手指が痛くなるのが抑制される。また、図9に示すように、持手20を持ち上げた際に、持手20の部分Fがシール部60によって補強され、持手20が伸びたり破断するのが抑制される。
このように、本実施形態によれば、被包装体(トイレットペーパーT)が収容された状態で包装袋100を持ち運ぶ場合でも、包装袋100は、持ち易く、破損し難いものとなる。
以下、本実施形態について、さらに実施例を用いて具体的に説明する。各実施例、比較例の測定、評価は、以下のようにして行った。
[指入れ試験]
12個のロール状のトイレットペーパーT(大王製紙株式会社製の「エリエール トイレットティシュー 60mシングル(147g/ロール)」)を収容した包装袋100の指掛30に、ユーザが右手の人差し指、中指、薬指、小指を掛けて、包装袋100の持手20を持ったときの持ち易さを、以下の基準で評価した。
◎:持手を厚み方向(図1のZ方向)に最大距離15mm以上の面で持つことができた
○:持手を厚み方向(図1のZ方向)に最大距離10mm以上15mm未満の面で持つことができた
×:持手を面で持つことができなかった
[振り子試験]
指入れ試験と同じ条件で包装袋100を持ち、180°の範囲で振り子のように10往復移動させた。このとき、包装袋100の耐久性を、以下の基準で評価した。なお、振り子試験は、各実施例及び比較例につき5回の試験を行った。
○:5回中1回も破損が確認できなかった
×:5回中1回以上破損が確認された
[指掛け試験]
上記の振り子試験を1往復行った後、1人のユーザにおける指への締め付けの程度を、下記の5段階で評価した。この場合、実施例及び比較例ごとに10人のユーザにより試験を行った結果を点数化し、その平均値を算出した。平均値が3.0以上の場合に指掛け試験の結果が良好であると判断した。
5点:指への締め付けを感じない
4点:指への締め付けをごくわずかに感じる
3点:指への締め付けをわずかに感じる
2点:指への締め付けを感じる
1点:指への締め付けを強く感じる
以下、実施例及び比較例について、説明する。
[実施例1]
包装袋100を、厚み25μmのポリエチレンのフィルムで製袋機により作製した。図1に示すように、持手20を袋本体10の上部11に形成し、長さ方向(図2のX方向)の寸法約200mm、高さ方向(図2のY方向)の寸法約50mmとした。持手20の周囲には、シール部50(シール部51)を設け、持手20の内側にシール部50(シール部52、53)を設け、シール部52、53間の距離約100mmとした。また、図2に示すように、指掛30のシール部51〜53で囲まれた部分に、指掛30として持手20の上端22側から下端21側に向かって凹状に湾曲するスリットSを設けた。スリットSの寸法は、図2のX方向に約80mm、Y方向に約10mmとした。さらに、図2に示すように、指掛30の上方に、長さ方向(図2のX方向)に直線状に延びるシール部60を設けた。指掛30の中央部31とシール部60の中央部61との距離D1を約13mmとし、指掛30の各端部32、33とシール部60の各端部62、63との距離D2を約3mmとした。また、持手20には、補強フィルム(図示せず)として、厚み寸法が90μmのポリエチレンフィルムを接着した。結果を表1に示す。
[実施例2]
図3に示すように、シール部60を持手20の上端22側に凸状に湾曲させ、指掛30の中央部31とシール部60の中央部61との距離D1を約20mmとした以外は、実施例1と同様にした。結果を表1に示す。
[実施例3]
図4に示すように、指掛30の中央部31とシール部60との間にシール部70(持手20の長さ方向にストライプ状に配置された複数の部分シール部71)を設けた以外は、実施例2と同様にした。結果を表1に示す。
[実施例4]
図5に示すように、指掛30の中央部31とシール部60との間にシール部70(持手20の高さ方向にストライプ状に配置された複数の部分シール部71)を設けた以外は、実施例2と同様にした。結果を表1に示す。
[実施例5]
図6に示すように、指掛30の中央部31とシール部60との間にシール部70(ドット状に配置された複数の部分シール部71)を設けた以外は、実施例2と同様にした。結果を表1に示す。
[比較例1]
図10に示すように、指掛30として楕円状のスリットSを設けた。スリットSは、楕円の周囲のうち下端の一部を残すように配置した(指掛30の中央部31を持手20の上端22側に配置し、両端部32、33を持手20の下端21側に配置した)。スリットSの寸法は、X方向に約80mm、Y方向に約20mmとした。これらの条件以外は、実施例1と同様にした。結果を表1に示す。
[比較例2]
図11に示すように、指掛30、40として楕円状のスリットS1、S2を設けた。スリットS1、S2は、楕円の形状が略左右対称に配置した。指掛30は、中央部31を持手20の下端21側に配置し、両端部32、33を持手20の上端22側に配置した。また、指掛40は、中央部41を持手20の下端21側に配置し、両端部42、43を持手20の上端22側に配置した。スリットS1、S2の寸法は、いずれも楕円の長軸が約30mm、短軸が約15mm、X方向におけるスリットS1、S2間の距離が最短で約20mmとした。これらの条件以外は、実施例1と同様にした。結果を表1に示す。
Figure 0006517886
表1より、シール部60を、距離D2が距離D1よりも短くなるように、指掛30の上方に配置した構成では、指入れ試験の結果はいずれも○または◎となった。また、指掛け試験の結果はいずれも3.0以上となった。さらに、振り子試験の結果はいずれも〇となった(実施例1〜5)。
これに対して、指掛30として楕円状のスリットSを設けた構成および指掛30、40として楕円状のスリットS1、S2を設けた構成では、指入れ試験の結果は×となった。また、指掛け試験の結果は3.0未満となった。さらに、指掛30として楕円状のスリットSを設けた構成では、振り子試験の結果は〇であったが、指掛30、40として楕円状のスリットS1、S2を設けた構成では、振り子試験の結果は×となった(比較例1、2)。
これらの結果から、シール部60を距離D2が距離D1よりも短くなるように、指掛30の上方に配置した構成を採用することにより、持ち易く、破損し難く包装袋が得られることが判った。
また、指掛30の中央部31とシール部60との間にシール部70を設けることにより、指入れ試験の結果は◎となり、指掛け試験の結果は向上した(実施例3〜5)。
このように、実施例1〜5の包装袋100は、被包装体(トイレットペーパーT)が収容された状態で持ち運ぶ場合でも、持ち易く、破損し難いものであることが判った。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した特定の実施形態および実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
100 包装袋
T 被包装体(トイレットペーパー)
10 袋本体
11 上部
20 持手
21 下端
22 上端
23 端部
24 端部
30 指掛
31 中央部
32 端部
32A 先端
33 端部
33A 先端
60 シール部
62 端部
62A 先端
63 端部
63A 先端
70 シール部
71 部分シール部
D1 距離
D2 距離
S スリット
F 持手の部分

Claims (11)

  1. 被包装体を収容する本体部と、
    前記本体部の上部に設けられた持手部と、
    前記持手部にスリットで形成された指掛部と、
    前記持手部の内側に形成され、前記指掛部を囲む枠状の第1の補強部と、
    前記第1の補強部の内側に形成され、前記持手部の長さ方向に前記第1の補強部と不連続に延びる第2の補強部とを有し、
    前記第2の補強部は、前記指掛部の上方に配置され、
    前記指掛部と前記第2の補強部とで囲まれる前記持手部の一部が前記第2の補強部に沿って折れ曲がるように、前記持手部の高さ方向における前記第2の補強部と前記指掛部の両端部との距離が、前記高さ方向における前記第2の補強部と前記指掛部の中央部との距離よりも短い、包装袋。
  2. 前記第2の補強部は、前記指掛部に跨るように配置されている、請求項1に記載の包装袋。
  3. 前記第2の補強部の一方の端部の先端は、前記指掛部の一方の端部の先端よりも前記持手部の一方の端部側に位置し、
    前記第2の補強部の他方の端部の先端は、前記指掛部の他方の端部の先端よりも前記持手部の他方の端部側に位置する、請求項2に記載の包装袋。
  4. 前記第2の補強部の一方の端部の先端は、前記指掛部の一方の端部の先端よりも下方に位置し、
    前記第2の補強部の他方の端部の先端は、前記指掛部の他方の端部の先端よりも下方に位置する、請求項2または3に記載の包装袋。
  5. 前記第2の補強部は、前記持手部の上端側に向かって凸状に湾曲する、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の包装袋。
  6. 前記持手部は、前記指掛部と前記第2の補強部との間に配置された第3の補強部を有する、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の包装袋。
  7. 前記第3の補強部は、複数の部分補強部で形成されている、請求項6に記載の包装袋。
  8. 前記複数の部分補強部は、所定のパターンを有する、請求項7に記載の包装袋。
  9. 前記所定のパターンは、前記各部分補強部が前記持手部の長さ方向に所定の間隔で配置され、かつ前記持手部の高さ方向に延びるライン状のパターンである、請求項8に記載の包装袋。
  10. 前記所定のパターンは、前記各部分補強部が前記持手部の高さ方向に所定の間隔で配置され、かつ前記持手部の長さ方向に延びるライン状のパターンである、請求項8に記載の包装袋。
  11. 前記所定のパターンは、前記各部分補強部がドット状のパターンである、請求項8に記載の包装袋。
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