JP2019038520A - 車両用情報提供装置及び車両用情報提供システム - Google Patents

車両用情報提供装置及び車両用情報提供システム Download PDF

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Abstract

【課題】複数の音情報を良好に提供可能な車両用情報提供装置等を提供する。【解決手段】車両用情報提供装置は、車両に搭載され、情報を提供する。車両用情報提供装置は、装置内部において音情報を出力可能に形成された装置側音出力部と、車両に関連した音情報の提供の必要性を判定する必要性判定部と、必要性判定部において、同時に複数の音情報を提供する必要性が生じた場合に、複数の音情報のうち、少なくとも1つの音情報を、装置外部において音情報を出力可能に形成された車両側音出力部に出力させるように要求する音出力制御部と、を備える。【選択図】図3

Description

本開示は、車両用情報提供装置及び車両用情報提供システムに関する。
従来、車両用情報提供装置が知られている。特許文献1に開示の装置は、音情報を出力可能に形成された音出力部を有している。この装置は、同時に複数の音情報を提供する必要性が生じた場合に、各音情報の優先順位を判断し、優先順位の高い音情報を所定の出力値とし、優先順位の低い音情報の出力値を優先順位の高い音情報の出力値よりも小さくして、各音情報を内部音出力部に出力する。
特許第4396856号公報
上述のように、特許文献1の構成では、優先順位の低い音情報の出力値を重点的に小さくするため、その程度によっては、優先順位の低い音情報の聞き取りが困難となるおそれがあるなど、複数の音情報を良好な状態で提供できない場合があった。
開示されるひとつの目的は、複数の音情報を良好に提供可能な車両用情報提供装置及び車両用情報提供システムを提供することにある。
ここに開示された車両用情報提供装置のひとつは、車両に搭載され、情報を提供する車両用情報提供装置であって、
装置内部において音情報を出力可能に形成された装置側音出力部(40)と、
車両に関連した音情報の提供の必要性を判定する必要性判定部(14)と、
必要性判定部において、同時に複数の音情報を提供する必要性が生じた場合に、複数の音情報のうち、少なくとも1つの音情報を、装置外部において音情報を出力可能に形成された車両側音出力部(80)に出力させるように要求する音出力制御部(18,218,318,418,518)と、を備える。
このような車両用情報提供装置によると、同時に複数の車両に関連する音情報を提供する必要性が生じた場合に、複数の音情報のうち少なくとも1つの音情報を、装置外部において音情報を出力可能に形成された車両側音出力部に出力させるような要求がなされる。すなわち、複数の音情報の一部の出力が、装置内部に設けられた装置側音出力部と、当該装置側音出力部とは別に設けられた車両側音出力部とに振り分けられる。このようにすると、各音出力部にて音情報を提供できるので、一部の音情報が提供されない事態又は一部の音情報の出力値が小さくなり過ぎて聞き取りが困難となる事態を抑制することができる。故に、複数の音情報を良好に提供することができる。
ここに開示された車両用情報提供システムのひとつは、車両に搭載され、情報を提供する車両用情報提供システムであって、
音情報を出力可能に形成された第1音出力部(40)と、
第1音出力部とは別に設けられ、音情報を出力可能に形成された第2音出力部(80)と、
車両に関連した音情報の提供の必要性を判定する必要性判定部(14)と、
必要性判定部において、同時に複数の音情報を提供する必要性が生じた場合に、複数の音情報のうち、少なくとも1つの音情報を、第1音出力部に出力させるように要求すると共に、複数の音情報のうち、第1音出力部に出力を要求した音情報とは別の音情報を、第2音出力部に出力させるように要求する音出力制御部(18,218,318,418,518)と、を備える。
このような車両用情報提供システムによると、同時に複数の車両に関連する音情報を提供する必要性が生じた場合に、複数の音情報のうち少なくとも1つの音情報を、第1音出力部に出力させるような要求がなされると共に、これとは別の音情報を、第2音出力部に出力させるような要求がなされる。すなわち、複数の音情報の出力が、第1音出力部と、当該第1音出力部とは別に設けられた第2音出力部とに振り分けられる。このようにすると、各音出力部にて音情報を提供できるので、一部の音情報が提供されない事態又は一部の音情報の出力値が小さくなり過ぎて聞き取りが困難となる事態を抑制することができる。故に、複数の音情報を良好に提供することができる。
また、開示された車両用情報提供装置の他のひとつは、車両に搭載され、情報を提供すると共に、音情報を出力可能に形成された端末側音出力部(680)を有する携帯端末(650)に対して、通信可能に構成された車両用情報提供装置であって、
装置内部において音情報を出力可能に形成された装置側音出力部(40)と、
車両に関連した音情報の提供の必要性を判定する必要性判定部(14)と、
必要性判定部において、同時に複数の音情報を提供する必要性が生じた場合に、複数の音情報のうち、少なくとも1つの音情報を、端末側音出力部に出力させるように要求する音出力制御部(618)と、を備える。
このような車両用情報提供装置によると、同時に複数の車両に関連する音情報を提供する必要性が生じた場合に、複数の音情報のうち少なくとも1つの音情報を、携帯端末に設けられ、音情報を出力可能に形成された端末側音出力部に出力させるような要求がなされる。すなわち、複数の音情報の一部の出力が、装置内部に設けられた装置側音出力部と、当該装置側音出力部とは別に設けられた端末側音出力部とに振り分けられる。このようにすると、各音出力部にて音情報を提供できるので、一部の音情報が提供されない事態又は一部の音情報の出力値が小さくなり過ぎて聞き取りが困難となる事態を抑制することができる。故に、複数の音情報を良好に提供することができる。
なお、括弧内の符号は、後述する実施形態の部分との対応関係を例示的に示すものであって、技術的範囲を限定することを意図するものではない。
第1実施形態の車両用情報提供システムの概略構成を示すブロック図である。 第1実施形態の車両用情報提供装置のMPUの機能を説明するための機能ブロック図である。 第1実施形態の車両用情報提供システムによるフローチャートである。 第2実施形態の車両用情報提供装置のMPUの機能を説明するための機能ブロック図である。 第2実施形態の車両用情報提供システムによるフローチャートである。 第3実施形態の車両用情報提供装置のMPUの機能を説明するための機能ブロック図である。 第3実施形態の車両用情報提供システムによるフローチャートである。 第4実施形態の車両用情報提供装置のMPUの機能を説明するための機能ブロック図である。 第4実施形態の車両用情報提供システムによるフローチャートである。 第5実施形態の車両用情報提供装置のMPUの機能を説明するための機能ブロック図である。 第5実施形態の車両用情報提供システムによるフローチャートである。 第6実施形態の車両用情報提供システムの概略構成を示すブロック図である。 第6実施形態の車両用情報提供装置のMPUの機能を説明するための機能ブロック図である。 第6実施形態の車両用情報提供システムによるフローチャートである。
以下、複数の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態において構成の一部分のみを説明している場合、当該構成の他の部分については、先行して説明した他の実施形態の構成を適用することができる。また、各実施形態の説明において明示している構成の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても複数の実施形態の構成同士を部分的に組み合せることができる。
(第1実施形態)
本開示の第1実施形態による車両用情報提供システム100は、車両に搭載され、当該車両の乗員へ向けて各種情報を提供する。各種情報には、視覚情報及び音情報が含まれている。このような車両用情報提供システム100は、図1に示すように、電子制御装置1、車両用情報提供装置10、及びオーディオ装置50等により構成されている。
電子制御装置1は、一般的にECU(Electronic Control Unit)とも呼ばれている。電子制御装置1は、少なくとも1つのプロセッサ、メモリ、入出力インターフェース等が基板上に実装された電子回路を主体として構成されている。プロセッサは、例えばメモリに記憶されているコンピュータプログラムを実行することで、各種処理を実施可能となっている。また、電子制御装置1は、入出力インターフェース及び車内LAN(Local Area
Network)等の車内ネットワークを介して、車両システム、車両用情報提供装置10、及びオーディオ装置50等と通信可能となっている。
電子制御装置1は、車両システムから、車両に関する情報を随時取得するようになっている。車両に関する情報とは、例えば現在の車両の速度を示す情報、操舵角を示す情報等の車両の各種装置の作動状態(車両の状況)を示す情報、その他車両の周囲の情報を示す情報等が挙げられる。
車両用情報提供装置10は、一般的に車両用メータとも呼ばれている。車両用情報提供装置10は、マイクロプロセッシングユニット(Micro Processing Unit、以下MPU)11、グラフィックディスプレイコントローラ(Graphic Display Controller、以下GDC)30、表示器35、及び音出力部40等を主体として構成されており、これら要素をケーシングに格納して形成されている。
MPU11は、車両用情報提供装置10において、電源10aから電力が供給されて、表示器35及び音出力部40等の制御を行なう演算処理ユニットである。MPU11は、少なくとも1つのプロセッサ、メモリ、入出力インターフェース等が基板上に実装された電子回路を主体として構成されている。プロセッサは、メモリに記憶されているコンピュータプログラムを実行することで、各種処理を実行可能となっている。MPU11は、こうした処理において、EEPROM(登録商標、Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等の不揮発性のメモリ28に記憶されたデータ及びコンピュータプログラムを利用することができる。
MPU11は、通信インターフェース10bを介して電子制御装置1と通信可能となっている。また、MPU11は、インターフェース10cを介して、スイッチ(例えば車両のイグニッションスイッチ)3aと電気的に接続されている。また、MPU11は、インターフェース10dを介して、車両用情報提供装置10において表示灯等を構成する照明部10eに設けられた複数の発光素子と電気的に接続されており、各発光素子の点灯及び消灯を制御する。さらにMPU11は、GDC30及び音出力部40の音声IC41と電気的に接続されている。
GDC30は、表示器35の表示を制御するコントローラである。GDC30は、少なくとも1つのプロセッサ、メモリ、入出力インターフェース等が基板上に実装された電子回路を主体として構成されている。プロセッサは、メモリに記憶されているコンピュータプログラムを実行することで、各種処理を実行可能となっている。GDC30は、こうした処理において、フラッシュROM等の不揮発性のメモリ32に記憶されたデータ及びコンピュータプログラムを利用することができる。
表示器35は、例えば車両のインストルメントパネルにおいて、運転席と対向する運転席対向部に配置されている。本実施形態の表示器35には、薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor、TFT)を用いた透過型の液晶パネルであって、2次元方向に配列されたアクティブマトリクス型の液晶パネルが採用されている。なお、表示器には、セグメント方式の液晶パネル、有機ELディスプレイ、VFD(Vacuum Fluorescent Display)等が採用されてもよい。
表示器35は、GDC30からの電気信号に応じて画像を表示することにより、乗員へ向けて視覚情報を提供する。
音出力部40は、音声IC41及びスピーカ44等により構成されている。音出力部40は、車両の乗員へ向けて音情報を出力可能に、より具体的にはスピーカ44により乗員へ向けて音情報としての吹鳴パターンを吹鳴可能に、形成されている。
音声IC41は、MPU11から出力されたデジタル信号を基に、スピーカ44に吹鳴させる音情報に対応したアナログ信号を生成する。音声IC41は、こうした信号の生成において、フラッシュROM等の不揮発性のメモリ42に記憶されたデータ及びコンピュータプログラムを利用することができる。音声IC41にて生成されたアナログ信号は、当該音声IC41に内蔵されたアンプによって増幅された後、スピーカ44に印加される。なお、アンプは、入力された信号に比例した電圧又は電流を出力する電気回路である。
スピーカ44は、音声IC41により印加されたアナログ信号を、ボイスコイル及び振動板を用いて物理振動に変換することにより、音情報を吹鳴するようになっている。
音声IC41及びスピーカ44には、それぞれ出力限界が設定されている。音声IC41の出力限界は、内蔵されたアンプの増幅において発生し得るノイズが許容できる範囲又は回路が破損しない範囲の出力値に設定されている。したがって、増幅後の出力値が音声IC41の出力限界を超えると、音歪み又は音割れが顕著に発生し得る。スピーカ44の出力限界は、ボイスコイル等の内部の部品が破損しない範囲の出力値に設定されている。したがって、スピーカ44に印加される出力値が出力限界を超えると、内部の部品が破損する恐れがある。音出力部40全体の出力限界としては、音声IC41の出力限界及びスピーカ44の出力限界のうち、より小さい値の出力限界が採用される。本実施形態では、音声IC41の出力限界がスピーカ44の出力限界よりも小さい値であるため、音出力部40の出力限界として音声IC41の出力限界が採用されている。
なお、ここでいう出力値とは、本来、スピーカ44に印加されるアナログ信号における最大電圧を意味するが、本実施形態では、出力値として、当該最大電圧をスピーカ44から発せられる音圧に換算した値が採用されている。そして、出力値に対応させている出力限界も音圧に換算した値が採用されている。以下、出力値を、単に音圧と記載して説明する。
このような車両用情報提供装置10は、車両の乗員に向けて各種情報を提供する。車両用情報提供装置10は、オーディオ装置50と比較して、車両の走行と関連性の高い情報を提供する傾向がある。
車両用情報提供装置10の表示器35により提供する視覚情報としては、例えば車両の速度、エンジン回転数、燃料残量、エンジン冷却水の水温、電動モータの電流値、車両の走行距離、その他車両の異常等、車両の状態(車両の状況)を示す情報が挙げられる。その他、表示器35により提供する視覚情報としては、例えば警報、道路情報、視界補助情報、時刻、電子メール等の各種情報が挙げられる。
車両用情報提供装置10の音出力部40により提供する音情報としては、例えばシートベルトの着用を促す着用警告音、ハザードランプが点滅していることを示すハザード音、車両のシフトポジションがリバースの位置にあることを示すリバース音等が挙げられる。
オーディオ装置50は、マイクロプロセッシングユニット(Micro Processing Unit、以下MPU)51、グラフィックディスプレイコントローラ(Graphic Display Controller、以下GDC)60、表示器65、CD/DVDプレイヤ70、ラジオチューナ72、及び音出力部80等を主体として構成されている。
MPU51は、オーディオ装置50において、電源50aから電力が供給されて、表示器65及び音出力部80等の制御を行なう演算処理制御ユニットである。MPU51は、少なくとも1つのプロセッサ、メモリ、入出力インターフェース等が基板上に実装された電子回路を主体として構成されている。プロセッサは、メモリに記憶されているコンピュータプログラムを実行することで、各種処理を実行可能となっている。MPU51は、こうした処理において、フラッシュROM等の不揮発性のメモリ53に記憶されたデータ及びコンピュータプログラムを利用することができる。
MPU51は、通信インターフェース50bを介して電子制御装置1と通信可能となっている。また、MPU51は、インターフェース50cを介して、スイッチ3bと電気的に接続されている。さらにMPU51は、GDC60及び音出力部80のサウンドデジタルシグナルプロセッサ(Sound Digital Signal Processor、以下DSP)81と電気的に接続されている。
GDC60は、表示器65の表示を制御するコントローラである。GDC60は、少なくとも1つのプロセッサ、メモリ、入出力インターフェース等が基板上に実装された電子回路を主体として構成されている。プロセッサは、メモリに記憶されているコンピュータプログラムを実行することで、各種処理を実行可能となっている。GDC60は、こうした処理において、フラッシュROM等の不揮発性のメモリ62に記憶されたデータ及びコンピュータプログラムを利用することができる。
GDC60は、MPU51及び表示器65と電気的に接続されており、MPU51からの電気信号に応じて、表示器65の表示を制御する。
表示器65は、例えば車両のインストルメントパネルにおいて、運転席及び助手席の間のセンタ部に配置されている。本実施形態の表示器65には、薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor、TFT)を用いた透過型の液晶パネルであって、2次元方向に配列されたアクティブマトリクス型の液晶パネルが採用されている。なお、表示器65には、セグメント方式の液晶パネル、有機ELディスプレイ、VFD(Vacuum Fluorescent Display)等が採用されてもよい。
表示器65は、GDC60からの電気信号に応じて画像を表示することにより、乗員へ向けて視覚情報を提供する。
CD/DVDプレイヤ70は、例えば車両のインストルメントパネルにおいて、運転席及び助手席の間のセンタ部に配置されている。CD/DVDプレイヤ70は、DSPと電気的に接続されている。CD/DVDプレイヤ70は、乗員により読取部にセットされたCD/DVD等の記録メディアに記憶された情報を読み取り、当該情報を電気信号としてDSP81へ出力する。
ラジオチューナ72は、例えば車両のインストルメントパネルにおいて、運転席及び助手席の間のセンタ部に配置されている。ラジオチューナ72は、DSP81と電気的に接続されており、ラジオ放送を受信し、当該ラジオ放送の情報を電気信号としてDSP81へ出力する。
音出力部80は、DSP81、アンプ83、及びスピーカ85等により構成されている。音出力部80は、車両の乗員へ向けて音情報を出力可能に、より具体的にはスピーカ85により乗員へ向けて音情報としての吹鳴パターンを吹鳴可能に、形成されている。
DSP81は、音情報等を構成するデジタル信号を高速処理可能に構成された演算処理ユニットである。DSP81は、CD/DVDプレイヤ70、ラジオチューナ72又はMPU51から入力された音情報についての電気信号を高速処理して、アナログ信号をアンプ83へと出力する。
アンプ83は、入力された信号に比例した電圧又は電流を出力する電気回路である。アンプ83は、DSP81及びスピーカ85と電気的に接続されており、DSP81から入力されたアナログ信号を増幅して、スピーカ85に印加する。
スピーカ85は、例えば車室内のドアパネル又はリヤクォーターパネル部位等に配置され、DSP81により印加されたアナログ信号を、ボイスコイル及び振動板を用いて物理振動に変換することにより、音情報を吹鳴するようになっている。
アンプ83及びスピーカ85にも、車両用情報提供装置10の音出力部40と同様に出力限界が存在しているが、オーディオ装置50の特性上、これら出力限界は、車両用情報提供装置10の音出力部40よりも遥かに大きな値となっている。
オーディオ装置50は、車両の乗員へ向けて各種情報を提供する。オーディオ装置50は、車両用情報提供装置10と比較して、車両の走行とは関連性の低い情報を提供する傾向がある。
オーディオ装置50の音出力部80により提供する音情報としては、例えばCD/DVDプレイヤ70により再生された音楽情報、ラジオチューナ72が受信したラジオ放送の情報等が挙げられる。
オーディオ装置50の表示器65により提供する視覚情報としては、例えばCD/DVDプレイヤ70の再生状況を示す情報、ラジオチューナ72の受信周波数の情報等が挙げられる。
このような車両用情報提供システム100において、MPU11がプログラムを実行することにより、複数の機能ブロックが構築されている。図2に示すように、MPU11は、機能ブロックとして、情報取得部12、必要性判定部14、及び音出力制御部18を備えている。
情報取得部12は、電子制御装置1から、車両に関連した各種情報を取得する。
必要性判定部14は、情報取得部12が取得した情報を基に、乗員への車両に関連した音情報の提供の必要性を判定する。例えば、必要性判定部14は、車両の走行中に乗員がシートベルトを着用していない場合には、音情報としてのシートベルト着用警告音を提供する必要があると判定する。また例えば、必要性判定部14は、車両のハザードランプが点滅中である場合には、音情報としてのハザード音を提供する必要性があると判定する。また例えば、必要性判定部14は、車両のシフトポジションがリバースの位置にある場合には、音情報としてのリバース音を提供する必要性があると判定する。このようにして、必要性判定部14において、音情報を提供する必要性が全くない場合、1つの音情報を提供する必要性がある場合、同時に複数の音情報を提供する必要性がある場合が生じ得る。
音出力制御部18は、音出力部40による音情報の出力、さらには音出力部80による音情報の出力を制御する。音出力制御部18は、必要性判定部14において、同時に複数の音情報を提供する必要性が生じた場合に、複数の音情報のうち、少なくとも1つの音情報を、音出力部80に出力させるように要求することが可能となっている。詳細に、音出力制御部18は、さらに細分化された機能ブロックとして、出力限界判定部19、探索部20及び音出力要求部23を有している。
出力限界判定部19は、必要性判定部14において、同時に複数の音情報を提供する必要性が生じた場合に、必要性が生じた複数の音情報を全て音出力部40が同時に出力すると、出力される仮想の音圧が音出力部40の出力限界を超えることが想定されるか否かを判定する。この判定は、各音情報の最大音圧の標準値を単に合算した合算値を、出力限界と比較することにより実行することができる。あるいは、各音情報の波形を仮想的に合成した合成波形における最大音圧を、出力限界と比較することによりなされてもよい。
探索部20は、必要性判定部14において、同時に複数の音情報を提供する必要性が生じ、かつ、出力限界判定部19により上記仮想の音圧が音出力部40の出力限界を超えると判定された場合に、複数の音情報のうち、同時に音出力部40が出力しても、出力される仮想の音圧が出力限界以下となる音情報の組み合わせを探索し、当該出力限界以下となる音情報の組み合わせを選択する。
この複数の音情報についての組み合わせは、複数の音情報たる集合に対する部分集合を意味する。すなわち、複数の音情報が2つの音情報である場合には、実質的に組み合わせは2通り存在し、探索部20に選択された組み合わせに属する音情報は1つの音情報となる。複数の音情報が3つ以上の音情報である場合には、音情報の数に合わせて組み合わせの総数も増大し、探索部20に選択された組み合わせに属する音情報については、1つの音情報である場合及び複数の音情報である場合のいずれの場合もあり得る。
音出力要求部23は、必要性判定部14において、同時に複数の音情報を提供する必要性が生じた場合であって、出力限界判定部19により必要性が生じた複数の音情報を全て音出力部40が同時に出力する仮想の音圧が音出力部40の出力限界を超えると判定された場合に、複数の音情報のうち、少なくとも1つの音情報を音出力部80に出力させるように要求する。
特に本実施形態では、音出力要求部23は、複数の音情報のうち、探索部20により選択された組み合わせを構成する音情報を音出力部40に出力させる。音出力要求部23は、探索部20により選択された組み合わせを構成する音情報が複数の場合には、当該音情報を同時に出力させる。すなわち、MPU11が探索部20により選択された組み合わせを構成する音情報を出力するように音声IC41に要求し、音声IC41により印加されたアナログ信号に基づいてスピーカ44が音情報を吹鳴する。
これと同時に、音出力要求部23は、複数の音情報のうち、探索部20により選択された組み合わせ以外の音情報を音出力部80に同時に出力させるように要求する。音出力要求部23による音出力部80への要求は、電子制御装置1を介してオーディオ装置50のMPU51へ電気信号を出力することにより実行される。MPU51は、探索部20により選択された組み合わせ以外の音情報を出力するようにDSP81に要求し、DSP81により印加されたアナログ信号に基づいてスピーカ85が音情報を吹鳴する。
音出力部80が別の音情報(例えば音楽情報)を出力していた場合には、例えば、DSP81にて当該音楽情報の音圧を低減した上で、当該音楽情報に、探索部20により発見された組み合わせ以外の音情報を合成し、スピーカ85から音楽情報と探索部20により発見された組み合わせ以外の音情報とを同時に吹鳴させる。このようにすると、乗員に提供する必要性の高い音情報がより聞き取り易くなる。
このような第1実施形態の車両用情報提供システム100(主にMPU11)により実行される処理を、図3のフローチャートに基づいて説明する。一連の処理は、例えば所定時間毎又は所定契機毎に実行される。
まず、ステップS101では、MPU11において情報取得部12は、電源10aをモニタし、電源状態を把握する。ステップS101の処理後、ステップS102へ移る。
ステップS102では、MPU11において情報取得部12は、電子制御装置1との通信をモニタし、車両の状況を把握する。ステップS102の処理後、ステップS103へ移る。
ステップS103では、MPU11において情報取得部12は、スイッチ3aをモニタし、車両の状況を把握する。ステップS103の処理後、ステップS104へ移る。
ステップS104では、MPU11において必要性判定部14は、車両の状況から、車両に関連した音情報の提供の必要性を判定する。ステップS104の処理後、ステップS105へ移る。
ステップS105では、MPU11において音出力制御部18は、必要性判定部14において、同時に複数の音情報を提供する必要性が生じたか否かを判定する。すなわち、複数の吹鳴パターンの同時吹鳴が必要か否かを判定する。ステップS105にて肯定判定が下されると、ステップS106へ移る。ステップS105にて否定判定が下されると、ステップS110へ移る。
ステップS106では、MPU11において出力限界判定部19は、必要性が生じた複数の音情報を全て音出力部40が同時に出力すると、出力される仮想の音圧が音出力部40の出力限界を超えることが想定されるか否かを判定する。ステップS106にて肯定判定が下されると、ステップS107へ移る。ステップS106にて否定判定が下されると、ステップS110へ移る。
ステップS107では、MPU11において探索部20は、複数の音情報のうち、同時に音出力部40に出力しても、出力される仮想の音圧が出力限界以下となる音情報の組み合わせを探索し、当該出力限界以下となる音情報の組み合わせを選択する。すなわち、複数の吹鳴パターンのうち出力限界を超えない吹鳴パターンが選択される。ステップS107の処理後、ステップS108へ移る。
ステップS108では、MPU11において音出力要求部23は、複数の音情報のうち、探索部20により選択された組み合わせを構成する音情報を音出力部40に出力させると共に、複数の音情報のうち、探索部20により選択された組み合わせ以外の音情報を音出力部80に同時に出力させるように要求する。すなわち、ステップS107にて選択されなかった吹鳴パターンが通信にてオーディオ装置50に対して吹鳴要求される。ステップS108の処理後、ステップS109へ移る。
ステップS109では、ステップS108の処理に対応して、探索部20により選択された組み合わせを構成する音情報を音出力部40が出力すると共に、探索部20により選択された組み合わせ以外の音情報を音出力部80が出力する。こうして、複数の吹鳴パターンが各スピーカ44,85を用いて同時吹鳴される。ステップS109を以って一連の処理を終了する。
一方、ステップS105,S106にて否定判定が下された場合のステップS110では、MPU11の音出力要求部23は、複数の音情報を、音出力部40に全て同時に出力させる。すなわち、全ての吹鳴パターンが車両用情報提供装置10内部のスピーカ44にて吹鳴される。ステップS110を以って一連の処理を終了する。
なお、第1実施形態では、車両用情報提供装置10の装置内部に設けられた音出力部40が「装置側音出力部」及び「第1音出力部」に相当し、車両用情報提供装置10の装置外部であるオーディオ装置50設けられた音出力部80が「車両側音出力部」及び「第2音出力部」に相当する。ここで言う「装置側」とは、車両用情報提供装置10からみた自装置側を意味し、「車両側」とは、「装置側」の対義語であって、車両用情報提供装置10からみた車両側を意味する。
(作用効果)
以上説明した第1実施形態の作用効果を以下に改めて説明する。
第1実施形態の車両用情報提供装置10によると、同時に複数の車両に関連する音情報を提供する必要性が生じた場合に、複数の音情報のうち少なくとも1つの音情報を、装置外部において音情報を出力可能に形成された音出力部80に出力させるような要求がなされる。すなわち、複数の音情報の一部の出力が、車両用情報提供装置10の装置内部に設けられた音出力部40と、当該音出力部40とは別に設けられた音出力部80とに振り分けられる。このようにすると、各音出力部40,80にて音情報を提供できるので、一部の音情報が提供されない事態又は一部の音情報の音圧が小さくなり過ぎて聞き取りが困難となる事態を抑制することができる。故に、複数の音情報を良好に提供することができる。
また、第1実施形態によると、提供の必要性が生じた複数の音情報を音出力部40が同時に出力すると、出力される仮想の音圧が当該音出力部40の出力限界を超えることが想定された場合に、複数の音情報のうち少なくとも1つの音情報を、音出力部80に出力させるような要求がなされる。故に、出力限界を超えた音圧が音出力部40に発生することが抑制されるので、出力限界を超えることによる諸問題が回避されて、長きに亘って複数の音情報を良好に提供することができる。
また、第1実施形態によると、提供の必要性が生じた複数の音情報を音出力部40が同時に出力すると、出力される仮想の音圧が当該音出力部40の出力限界を超えることが想定された場合に、同時に出力した場合の音圧が出力限界以下となる組み合わせを探索し、選択された組み合わせを構成する音情報が音出力部40により同時に出力される。故に、必要以上に音出力部80に出力を分担させてしまうことが抑制できるので、音出力部80の負担を低減しつつ、複数の音情報を良好に提供することができる。
また、第1実施形態によると、提供の必要性が生じた複数の音情報を音出力部40が同時に出力しても、出力される仮想の音圧が当該音出力部40の出力限界以下となる場合に、複数の音情報が音出力部40により出力される。故に、必要以上に音出力部80に出力を分担させてしまうことが抑制できるので、音出力部80の負担を低減しつつ、複数の音情報を良好に提供することができる。
また、第1実施形態の車両用情報提供システム100によると、同時に複数の車両に関連する音情報を提供する必要性が生じた場合に、複数の音情報のうち少なくとも1つの音情報を、第1の音出力部40に出力させるような要求がなされると共に、これとは別の音情報を、第2の音出力部80に出力させるような要求がなされる。すなわち、複数の音情報の出力が、音出力部40と、当該音出力部40とは別に設けられた音出力部80とに振り分けられる。このようにすると、各音出力部40,80にて音情報を提供できるので、一部の音情報が提供されない事態又は一部の音情報の音圧が小さくなり過ぎて聞き取りが困難となる事態を抑制することができる。故に、複数の音情報を良好に提供することができる。
また、第1実施形態によると、提供の必要性が生じた複数の音情報を音出力部40が同時に出力すると、出力される仮想の音圧が当該音出力部40の出力限界を超えることが想定された場合に、複数の音情報のうち少なくとも1つの音情報を、音出力部80に出力させるような要求がなされる。故に、出力限界を超えた音圧が音出力部40に発生することが抑制されるので、出力限界を超えることによる諸問題が回避されて、長きに亘って複数の音情報を良好に提供することができる。
(第2実施形態)
図4,5に示すように、第2実施形態は第1実施形態の変形例である。第2実施形態について、第1実施形態とは異なる点を中心に説明する。
第2実施形態の車両用情報提供装置10のMPU211において、音出力制御部218は、図4に示すように、第1実施形態の探索部20に代えて、機能ブロックとしての優先順位判定部221を有している。
優先順位判定部221は、必要性判定部14において、同時に複数の音情報を提供する必要性が生じ、かつ、出力限界判定部19により上記仮想の音圧が音出力部40の出力限界を超えると判定された場合に、各音情報の優先順位を比較判定し、優先順位の高い音情報を選択する。
各音情報の優先順位は、例えば音情報と優先順位とをひも付けしたデータとしての優先順位テーブルがMPU211内のメモリに記憶されていること等により、予め設定されている。優先順位テーブルを参照することにより、優先順位判定部221による優先順位の高い音情報の選択が可能となる。
この選択は、選択された音情報を音出力部40が出力しても、出力される仮想の音圧が出力限界以下となる範囲内で行われる。例えば、複数の音情報が3つ以上の音情報である場合において、優先順位の高い順番に2つの音情報を音出力部40が同時に出力したときの仮想の音圧が出力限界以下であり、優先順位の高い順番に3つの音情報を同時に出力したときの仮想の音圧が出力限界を超える場合には、出力される仮想の音圧が出力限界以下となる範囲内である優先順位の高い順番に2つの音情報が選択の対象となる。
このような第2実施形態の車両用情報提供システム100(主にMPU211)により実行される処理を、図5のフローチャートに基づいて説明する。一連の処理は、例えば所定時間毎又は所定契機毎に実行される。
ステップS201〜S206は、第1実施形態のステップS101〜S106と同様である。ステップS206にて肯定判定が下されると、ステップS207へ移る。
ステップS207では、MPU211において優先順位判定部221は、出力される仮想の音圧が出力限界以下となる範囲内で、優先順位の高い音情報を選択する。すなわち、複数の吹鳴パターンのうち、出力限界を超えない範囲で、優先順位の高いパターンから順番に選択がなされる。ステップS207の処理後、ステップS208へ移る。
ステップS208では、MPU211において音出力要求部223は、複数の音情報のうち、優先順位判定部221により選択された音情報(すなわち優先順位の高い音情報)を音出力部40に出力させると共に、複数の音情報のうち、優先順位判定部221により選択された音情報以外の音情報(すなわち優先順位の低い音情報)を音出力部80に同時に出力させるように要求する。つまり、ステップS207にて選択されなかった吹鳴パターンが通信にてオーディオ装置50に対して吹鳴要求される。ステップS208の処理後、ステップS209へ移る。
ステップS209,S210は、第1実施形態のステップS109,S110と同様である。
以上説明した第2実施形態によると、提供の必要性が生じた複数の音情報を音出力部40が同時に出力すると、出力される仮想の音圧が当該音出力部40の出力限界を超えることが想定された場合に、複数の音情報のうち、優先順位の高い音情報が出力限界以下となる範囲で音出力部40により出力される。したがって、優先順位の高い音情報は、本来車両に関連した音情報が出力されるべき車両用情報提供装置10の装置内部の音出力部40により出力されるので、乗員に対して、当該音情報が車両に関連するものであると確実に認識させることができる。さらに、当該優先順位の低い音情報が音出力部80により出力される。このため、各音出力部40,80にて音情報を提供できるので、一部の音情報が提供されない事態又は一部の音情報の音圧が小さくなり過ぎて聞き取りが困難となる事態を抑制することができる。故に、複数の音情報を良好に提供することができる。
(第3実施形態)
図6,7に示すように、第3実施形態は第1実施形態の変形例である。第3実施形態について、第1実施形態とは異なる点を中心に説明する。
第3実施形態の車両用情報提供装置10においてMPU311は、機能ブロックとして、存在判定部316をさらに有している。存在判定部316は、音出力制御部318に対して通信可能であり、かつ、音出力制御部318に対応して音情報を出力可能な、音出力部40とは別の音出力部が存在しているか否かを判定する。
例えば、仮に、オーディオ装置が車両工場等で車両用情報提供装置10と共に設置されたものではなく、後付けで設置されたものである場合には、当該オーディオ装置がMPU311の音出力要求部323からの要求に対応できないことがある。したがって、オーディオ装置が音出力要求部323からの要求に対応できない場合には、存在判定部316は、該当する音出力部が存在していないと判定する。また例えば、存在判定部316は、MPU311とオーディオ装置50との通信に異常が発生している場合には、該当する音出力部が存在していないと判定する。
具体的に、存在判定部316は、情報取得部12による情報取得結果及びメモリ28に記憶された車両のバリエーション(例えば、車種、搭載装置等の情報)を示すデータを参照することにより、該当する音出力部が存在しているか否かを判定することができる。
このような第3実施形態の車両用情報提供システム100(主にMPU311)により実行される処理を、図7のフローチャートに基づいて説明する。一連の処理は、例えば所定時間毎又は所定契機毎に実行される。
ステップS301〜S307は、第1実施形態のステップS101〜S107と同様である。ステップS307の処理後、ステップS308へ移る。
ステップS308では、MPU311において存在判定部316は、音出力制御部318に対して通信可能であり、かつ、音出力制御部318に対応して音情報を出力可能な、音出力部40とは別の音出力部が存在しているか否かを判定する。すなわち、オーディオ装置50が車両用情報提供装置10からの信号を受信可能なバリエーションであるか否かが判定される。ステップS308にて肯定判定が下されると、ステップS309へ移る。ステップS308にて否定判定が下されると、ステップS330へ移る。
ステップS309〜S310は、第1実施形態のステップS108〜S109と同様である。
一方、ステップS308にて否定判定が下された場合のステップS330では、MPU311において音出力要求部323は、複数の音情報のうち、探索部20により選択された組み合わせを構成する音情報を音出力部40に出力させる。そして、複数の音情報のうち、探索部20により選択された組み合わせ以外の音情報は、どの音出力部40,80からも出力されない。ステップS330を以って一連の処理を終了する。
また、ステップS320は、第1実施形態のステップS110と同様である。
以上説明した第3実施形態によると、音出力制御部318に対して通信可能であり、かつ、音出力制御部318に対応して音情報を出力可能な、音出力部40とは別の音出力部が存在しているか否かが判定される。こうした判定に基づけば、出力を要求可能な音出力部が存在していない場合に、無駄な要求を出してしまうことを回避可能となるので、音出力部40による音情報の出力を円滑に実行することができる。
(第4実施形態)
図8,9に示すように、第4実施形態は第3実施形態の変形例である。第4実施形態について、第3実施形態とは異なる点を中心に説明する。
第4実施形態の車両用情報提供装置10のMPU411において、音出力制御部418は、図8に示すように、機能ブロックとして、音圧低減設定部422をさらに有している。
音圧低減設定部422は、存在判定部416により、音出力制御部418に対して通信可能であり、かつ、音出力制御部418に対応して音情報を出力可能な、音出力部40とは別の音出力部が存在していないと判定された場合に、必要性判定部14において提供の必要性があると判定された複数の音情報の音圧を、それぞれ同じ割合で低減するように、低減率を設定する。
このような第4実施形態の車両用情報提供システム100(主にMPU411)により実行される処理を、図9のフローチャートに基づいて説明する。一連の処理は、例えば所定時間毎又は所定契機毎に実行される。
ステップS401〜S410,S420は、第3実施形態のステップS301〜S310,S320と同様である。
ステップS408にて否定判定が下された場合のステップS430では、MPUにおいて音圧低減設定部422は、必要性判定部14において提供の必要性があると判定された複数の音情報の音圧を、それぞれ同じ割合で低減するように、低減割合を設定する。詳細に、音圧低減設定部422は、全ての吹鳴パターンを音出力部40が同時に吹鳴した場合に、その合成波形における最大音圧が出力限界を超えないように、全ての吹鳴パターンの音圧を同じ割合ずつ低減するように設定する。ステップS430の処理後、ステップS431へ移る。
ステップS431では、MPUにおいて音出力要求部423は、必要性判定部14において提供の必要性があると判定された複数の音情報について、音圧を音圧低減設定部422にて設定された低減割合で減圧した上で、音出力部40に同時に出力させる。すなわち、減圧後の吹鳴パターンを、スピーカ44が吹鳴する。ステップS431を以って一連の処理を終了する。
以上説明した第4実施形態によると、音出力部40とは別に設けられ、出力を要求可能な音出力部が存在していない場合に、複数の音情報の音圧を、それぞれ同じ割合で減圧した上で、音出力部40が出力する。したがって、一部の音情報が提供されない事態又は一部の音情報の音圧だけが小さくなり過ぎて聞き取りが困難となる事態を抑制することができる。故に、複数の音情報を良好に提供することができる。
(第5実施形態)
図10,11に示すように、第5実施形態は第3実施形態の変形例である。第5実施形態について、第3実施形態とは異なる点を中心に説明する。
第5実施形態の車両用情報提供装置10のMPU511において、音出力制御部518は、図10に示すように、機能ブロックとして、優先順位判定部521をさらに有している。
第5実施形態の優先順位判定部521は、存在判定部516により、音出力制御部518に対して通信可能であり、かつ、音出力制御部518に対応して音情報を出力可能な、音出力部40とは別の音出力部が存在していないと判定された場合に、各音情報の優先順位を比較判定し、優先順位の一番高い音情報を選択する。
このような第5実施形態の車両用情報提供システム100(主にMPU511)により実行される処理を、図11のフローチャートに基づいて説明する。一連の処理は、例えば所定時間毎又は所定契機毎に実行される。
ステップS501〜S510,S520は、第3実施形態のステップS501〜S510,S520と同様である。
ステップS508にて否定判定が下された場合のステップS530では、MPU511において優先順位判定部521は、複数の音情報のうち、優先順位の一番高い音情報を選択する。ステップS530の処理後、ステップS531へ移る。
ステップS531では、MPU511において音出力要求部523は、複数の音情報のうち、優先順位判定部521により選択された音情報(すなわち優先順位の一番高い音情報)を音出力部40に出力させる。ステップS531を以って一連の処理を終了する。
以上説明した第5実施形態によると、音出力部40とは別に設けられ、出力を要求可能な音出力部が存在していない場合に、優先順位の高い音情報が音出力部40により出力される。したがって、優先順位の高い音情報が聞き取り困難になる事態を抑制することができる。
(第6実施形態)
図12〜14に示すように、第6実施形態は第3実施形態の変形例である。第6実施形態について、第3実施形態とは異なる点を中心に説明する。
第6実施形態では、オーディオ装置50の代わりに、複数の音情報の出力は、音出力制御部618によって、車両用情報提供装置10の装置内部に設けられた音出力部40と、例えば車両の乗員によって車内に持ち込まれた携帯端末650の音出力部680とに振り分けられるようになっている。
図12に示すように、携帯端末650は、例えばスマートフォン、タブレット端末に代表されるような、携帯可能な通信端末である。携帯端末650は、MPU651、GDC660、表示器665、音出力部680等を主体として構成されている。
MPU651は、オーディオ装置50のMPU51と同様、電源650aから電力が供給されて、表示器665及び音出力部680の制御を行なう演算処理制御ユニットである。GDC660は、オーディオ装置50のGDC60と同様、表示器665の表示を制御するコントローラである。表示器665には、例えば液晶パネルが採用されている。
音出力部680は、オーディオ装置50と同等の構成又はオーディオ装置50を簡易にした構成となっている。音出力部680は、DSP681、アンプ683、及びスピーカ685等により構成されている。音出力部80は、音情報を出力可能に、より具体的にはスピーカ85により音情報としての吹鳴パターンを吹鳴可能に、形成されている。
アンプ683及びスピーカ685の出力限界は、オーディオ装置50の音出力部80の出力限界よりも小さいが、車両用情報提供装置10の音出力部40を補助することは可能である。
第6実施形態の車両用情報提供装置10において、MPU611は、通信インターフェース10bを介して、電子制御装置1と通信可能となっている。また、携帯端末650も、通信インターフェース650bを通じて、電子制御装置1と通信可能となっている。したがって、車両用情報提供装置10は、携帯端末650に対して、間接的に通信可能に構成されている。なお、車両用情報提供装置10が携帯端末650に対して、直接的に通信可能に構成されていてもよい。
第6実施形態のMPU611は、図13に示すように、機能ブロックとして、持込判定部616をさらに有している。持込判定部616は、携帯端末650が車内に持ち込まれているか否かを判定する。この判定は、例えば電子制御装置1を介して通信可能な携帯端末650の現在位置を示す位置情報を取得し、現在、車内に位置している通信端末が存在しているかを判断することにより実施される。
このような第6実施形態の車両用情報提供システム100(主にMPU611)により実行される処理を、図14のフローチャートに基づいて説明する。一連の処理は、例えば所定時間毎又は所定契機毎に実行される。
ステップS601〜S607は、第3実施形態のステップS301〜307と同様である。ステップS607の処理後、ステップS608へ移る。
ステップS608では、MPU611の持込判定部616は、携帯端末650が車内に持ち込まれているか否かを判定する。ステップS608にて肯定判定が下されると、ステップS609へ移る。ステップS609にて否定判定が下されると、ステップS630へ移る。
ステップS609,S610,S620,S630は、第3実施形態のS309,S310,S320,S330と同様である。
以上説明した第6実施形態によると、同時に複数の車両に関連する音情報を提供する必要性が生じた場合に、複数の音情報のうち少なくとも1つの音情報を、携帯端末650に設けられ、音情報を出力可能に形成された音出力部680に出力させるような要求がなされる。すなわち、複数の音情報の一部の出力が、装置内部に設けられた音出力部40と、当該音出力部40とは別に設けられた音出力部680とに振り分けられる。このようにすると、各音出力部40,680にて音情報を提供できるので、一部の音情報が提供されない事態又は一部の音情報の出力値が小さくなり過ぎて聞き取りが困難となる事態を抑制することができる。故に、複数の音情報を良好に提供することができる。
また、第6実施形態によると、携帯端末650が車内に持ち込まれていると判定が下された場合にのみ、一部の音情報を携帯端末650の音出力部680に出力させる。したがって、車外の携帯端末650により誤って音情報が出力させ、車内にいる乗員が当該音情報を聞き取れない事態を抑制することができる。この結果、音情報を提供済とした装置10と、音情報を聞き取れなかった乗員との認識の乖離を回避することができる。
なお、第6実施形態では、車両用情報提供装置10の装置内部に設けられた音出力部40が「装置側音出力部」に相当し、携帯端末650に設けられた音出力部680が「端末側音出力部」に相当する。
(他の実施形態)
以上、複数の実施形態について説明したが、本開示は、それらの実施形態に限定して解釈されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態及び組み合わせに適用することができる。
具体的に変形例1としては、スピーカ44の出力限界が音声IC41の出力限界よりも小さい値であり、音出力部40の出力限界としてスピーカ44の出力限界が採用されてもよい。
変形例2としては、音出力制御部18が出力値と出力限界とを比較する際、音圧の単位(Pa又はdB)を用いて比較を行ってもよいが、電圧の単位(V)を用いて比較を行ってもよい。
変形例3としては、音出力部40は、音声IC41に代えて、各音情報に対応したフィルタを通じて入力された複数のアナログ信号を、合成回路により合成した後、さらにアンプで増幅してスピーカ44に印加する構成であってもよい。
変形例4としては、必要性判定部14は、オーディオ装置50の音出力部80に代えて、カーナビゲーション装置等の音出力部に出力を要求するようにしてもよい。
変形例5としては、情報取得部12、必要性判定部14、及び音出力制御部18等の機能ブロックのうち少なくとも一部の機能は、MPU11以外の車両用情報提供装置10の装置内部の構成要素により実現されていてもよい。さらに、車両用情報提供システム100において、情報取得部12、必要性判定部14、及び音出力制御部18等の機能ブロックのうち少なくとも一部の機能は、例えば電子制御装置1又はオーディオ装置50のMPU51等、車両用情報提供装置10の装置外部の構成要素により実現されていてもよい。
変形例6としては、音出力制御部18において、出力限界判定部19が設けられていなくてもよい。具体的に、音出力制御部18は、同時に複数の車両に関連する音情報を提供する必要性が生じた場合に、音出力部40の出力限界についての判定を行わずに、複数の音情報のうち、少なくとも1つの音情報を、音出力部80に出力させるように要求するようにしてもよい。
変形例7としては、車両用情報提供システム100において、第1音出力部及び第2音出力部の両方が車両用情報提供装置10の装置外部に設けられてもよい。
第2実施形態に関する変形例8としては、ステップS207にて、優先順位判定部221が優先順位の一番高い音情報を選択するようにしてもよい。
第5実施形態に関する変形例9としては、ステップS530にて、優先順位判定部521が出力される仮想の音圧が出力限界以下となる範囲内で、優先順位の高い音情報を選択するようにしてもよい。
変形例10としては、第1,2,4,5実施形態のオーディオ装置50を、第6実施形態の携帯端末650に置き換えてもよい。
10 車両用情報提供装置、14 必要性判定部、18,218,318,418,518 音出力制御部、40 音出力部(装置側音出力部、第1音出力部)、80 音出力部(車両側音出力部、第2音出力部)

Claims (12)

  1. 車両に搭載され、情報を提供する車両用情報提供装置であって、
    装置内部において音情報を出力可能に形成された装置側音出力部(40)と、
    前記車両に関連した前記音情報の提供の必要性を判定する必要性判定部(14)と、
    前記必要性判定部において、同時に複数の前記音情報を提供する必要性が生じた場合に、前記複数の音情報のうち、少なくとも1つの前記音情報を、装置外部において前記音情報を出力可能に形成された車両側音出力部(80)に出力させるように要求する音出力制御部(18,218,318,418,518)と、を備える車両用情報提供装置。
  2. 前記音出力制御部は、
    前記必要性判定部において、同時に前記複数の音情報を提供する必要性が生じた場合に、必要性が生じた前記複数の音情報を前記装置側音出力部が同時に出力すると、出力される仮想の出力値が前記装置側音出力部の出力限界を超えることが想定されるか否かを判定する出力限界判定部(19)と、
    前記出力限界判定部により前記仮想の出力値が前記出力限界を超えると判定された場合に、前記複数の音情報のうち、少なくとも1つの前記音情報を、前記車両側音出力部に出力させるように要求する音出力要求部(23,223,323,423,523)と、を有する請求項1に記載の車両用情報提供装置。
  3. 前記音出力要求部は、前記出力限界判定部により前記仮想の出力値が前記装置側音出力部の前記出力限界を超えると判定された場合に、前記複数の音情報のうち、優先順位の高い前記音情報を前記出力限界以下となる範囲で前記装置側音出力部に出力させると共に、前記複数の音情報のうち、前記優先順位の高い音情報よりも優先順位の低い前記音情報を前記車両側音出力部に出力させるように要求する請求項2に記載の車両用情報提供装置。
  4. 前記音出力制御部は、前記必要性判定部において、同時に前記複数の音情報を提供する必要性が生じ、かつ、前記出力限界判定部により前記仮想の出力値が前記出力限界を超えると判定された場合に、前記複数の音情報のうち、同時に前記装置側音出力部に出力しても、出力される仮想の出力値が前記出力限界以下となる前記音情報の組み合わせを探索する探索部(20)を、さらに備え、
    前記音出力要求部は、前記複数の音情報のうち、前記探索部により選択された組み合わせを構成する前記音情報を前記装置側音出力部に同時に出力させると共に、前記複数の音情報のうち、前記選択された組み合わせ以外の前記音情報を前記車両側音出力部に出力させるように要求する請求項2に記載の車両用情報提供装置。
  5. 前記音出力要求部は、前記出力限界判定部により前記仮想の出力値が前記装置側音出力部の出力限界以下であると判定された場合に、前記複数の音情報を、前記装置側音出力部に出力させる請求項2から4のいずれか1項に記載の車両用情報提供装置。
  6. 前記音出力制御部に対して通信可能であり、かつ、前記音出力制御部に対応して前記音情報を出力可能な前記車両側音出力部が存在しているか否かを判定する存在判定部(316,416,516)をさらに備える請求項1から5のいずれか1項に記載の車両用情報提供装置。
  7. 前記音出力制御部は、前記存在判定部により前記車両側音出力部が存在していないと判定された場合に、前記複数の音情報の出力値を、それぞれ同じ割合で低減した上で、前記装置側音出力部に出力させる請求項6に記載の車両用情報提供装置。
  8. 前記音出力制御部は、前記存在判定部により前記車両側音出力部が存在していないと判定された場合に、前記複数の音情報のうち、優先順位の高い音情報を前記装置側音出力部に出力させる請求項6に記載の車両用情報提供装置。
  9. 車両に搭載され、情報を提供する車両用情報提供システムであって、
    音情報を出力可能に形成された第1音出力部(40)と、
    前記第1音出力部とは別に設けられ、前記音情報を出力可能に形成された第2音出力部(80)と、
    前記車両に関連した前記音情報の提供の必要性を判定する必要性判定部(14)と、
    前記必要性判定部において、同時に複数の前記音情報を提供する必要性が生じた場合に、前記複数の音情報のうち、少なくとも1つの前記音情報を、前記第1音出力部に出力させるように要求すると共に、前記複数の音情報のうち、前記第1音出力部に出力を要求した前記音情報とは別の前記音情報を、前記第2音出力部に出力させるように要求する音出力制御部(18,218,318,418,518)と、を備える車両用情報提供システム。
  10. 前記音出力制御部は、
    前記必要性判定部において、同時に前記複数の音情報を提供する必要性が生じた場合に、必要性が生じた前記複数の音情報を前記第1音出力部が同時に出力すると、出力される仮想の出力値が前記第1音出力部の出力限界を超えることが想定されるか否かを判定する出力限界判定部(19)と、
    前記出力限界判定部により前記仮想の出力値が前記出力限界を超えると判定された場合に、前記複数の音情報のうち、少なくとも1つの前記音情報を、前記第2音出力部に出力させるように要求する音出力要求部(23,223,323,423,523)と、を有する請求項9に記載の車両用情報提供システム。
  11. 車両に搭載され、情報を提供すると共に、音情報を出力可能に形成された端末側音出力部(680)を有する携帯端末(650)に対して、通信可能に構成された車両用情報提供装置であって、
    装置内部において音情報を出力可能に形成された装置側音出力部(40)と、
    前記車両に関連した前記音情報の提供の必要性を判定する必要性判定部(14)と、
    前記必要性判定部において、同時に複数の前記音情報を提供する必要性が生じた場合に、前記複数の音情報のうち、少なくとも1つの前記音情報を、前記端末側音出力部に出力させるように要求する音出力制御部(618)と、を備える車両用情報提供装置。
  12. 前記携帯端末が車内に持ち込まれているか否かを判定する持込判定部(616)を、さらに備え、
    前記音出力制御部は、前記持込判定部により前記携帯端末が車内に持ち込まれているという判定が下された場合にのみ、前記複数の音情報のうち、少なくとも1つの前記音情報を、前記端末側音出力部に出力させるように要求する請求項11に記載の車両用情報提供装置。
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