JP2007286490A - 車両用音出力装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な方法で、最適な音量及び音質の音を出力させること。
【解決手段】車両に搭載される車両用音出力装置10は、外部機器12から入力される音データに基づいて、車室内に対して音の出力を行う出力制御手段1を備えている。出力制御手段1は、所定の音質データ及び所定の音量データのうち少なくとも一方と、外部機器12から入力される音データと、に基づいて、車室内に対する音の出力を制御する。また、複数の外部機器12は、出力制御手段1に対して、外部機器12の充電量を送信してもよい。出力制御手段1は、送信された外部機器12の充電量に基づいて、複数の外部機器12の音データを出力させる優先度を設定し、その優先度が高い外部機器12の音データから優先して、車室内に対する音の出力を行う。
【選択図】図1
【解決手段】車両に搭載される車両用音出力装置10は、外部機器12から入力される音データに基づいて、車室内に対して音の出力を行う出力制御手段1を備えている。出力制御手段1は、所定の音質データ及び所定の音量データのうち少なくとも一方と、外部機器12から入力される音データと、に基づいて、車室内に対する音の出力を制御する。また、複数の外部機器12は、出力制御手段1に対して、外部機器12の充電量を送信してもよい。出力制御手段1は、送信された外部機器12の充電量に基づいて、複数の外部機器12の音データを出力させる優先度を設定し、その優先度が高い外部機器12の音データから優先して、車室内に対する音の出力を行う。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えば、携帯端末からの音楽データを車両のオーディオ装置により出力する車両用音出力装置に関する。
従来、携帯型オーディオ機器に記憶される音楽ソース毎に音量又は音質が異なる。この為、車載用オーディオ機器により、携帯型オーディオ機器の音楽ソースを出力させたときに、音楽ソース毎に音量又は音質がバラバラになる虞がある。
一方、自身の操作部に対して行われた操作に応じて操作情報信号を、携帯型オーディオ機器に出力してコントロールする車載用オーディオ機器が知られている(例えば、特許文献1参照)。この車載用オーディオ機器は、携帯型オーディオ機器の操作情報信号を車載用オーディオ機器に出力し、音楽ソースの音量又は音質を適切な状態に制御することができる。
特開2001−128280号公報
しかしながら、上記従来のオーディオ機器においては、車載型オーディオ機器を操作して、音楽ソース毎に音量又は音質を最適な状態に設定する必要があり、各設定がユーザにとって煩雑となる虞がある。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、簡易な方法で、最適な音量及び音質の音を出力させることを主たる目的とする。
上記目的を達成するための本発明の一態様は、
車両に搭載され、外部機器から入力される音データに基づいて、車室内に対して音の出力を行う出力制御手段を備える車両用音出力装置であって、
前記出力制御手段は、所定の音質データ及び所定の音量データのうち少なくとも一方と、前記外部機器から入力される前記音データと、に基づいて、前記車室内に対する音の出力を制御する、ことを特徴とする車両用音出力装置である。
車両に搭載され、外部機器から入力される音データに基づいて、車室内に対して音の出力を行う出力制御手段を備える車両用音出力装置であって、
前記出力制御手段は、所定の音質データ及び所定の音量データのうち少なくとも一方と、前記外部機器から入力される前記音データと、に基づいて、前記車室内に対する音の出力を制御する、ことを特徴とする車両用音出力装置である。
この一態様によれば、外部機器から入力される音データは、所定の音質データ及び所定の音量データのうち少なくとも一方に自動的に設定され、車室内に出力される。したがって、各外部機器から入力される音データ毎に、音量及び音質がバラバラになることがない。すなわち、簡易な方法で、最適な音量及び音質の音を出力させることができる。
この一態様において、前記車室内へ音が出力されたときの前記音質データ及び前記音量データを記憶する記憶手段を更に、備え、
前記出力制御手段は、前記記憶手段に記憶された最新の前記音質データ及び音量データを、前記所定の音質データ及び所定の音量データとしてもよい。これにより、所定の音質データ及び所定の音量データは、自動的にユーザが予め調整した最適なデータに設定される。また、最新の音質データ及び音量データを設定することで、最新の調整データを設定することができる。
前記出力制御手段は、前記記憶手段に記憶された最新の前記音質データ及び音量データを、前記所定の音質データ及び所定の音量データとしてもよい。これにより、所定の音質データ及び所定の音量データは、自動的にユーザが予め調整した最適なデータに設定される。また、最新の音質データ及び音量データを設定することで、最新の調整データを設定することができる。
この一態様において、複数の前記外部機器は、前記出力制御手段に対して、前記外部機器の充電量を送信し、
前記出力制御手段は、送信された前記外部機器の充電量に基づいて、前記複数の外部機器の前記音データを出力させる優先度を設定し、該優先度が高い前記外部機器の音データから優先して、前記車室内に対する音の出力を行ってもよい。これにより、複数の外部機器からの音データを出力される場合に、各外部機器の充電量に応じて、各外部機器からの音データをより適切な順序で出力させることができる。
前記出力制御手段は、送信された前記外部機器の充電量に基づいて、前記複数の外部機器の前記音データを出力させる優先度を設定し、該優先度が高い前記外部機器の音データから優先して、前記車室内に対する音の出力を行ってもよい。これにより、複数の外部機器からの音データを出力される場合に、各外部機器の充電量に応じて、各外部機器からの音データをより適切な順序で出力させることができる。
この一態様において、前記出力制御手段は、前記外部機器の充電量が多いほど、前記優先度を高く設定してもよい。これにより、充電量の多い外部機器からの音データを、車室内に対して、より確実に出力させることができる。
この一態様において、前記出力制御手段は、前記外部機器の充電量が少ないほど、前記優先度を高く設定してもよい。これにより、充電量の少ない外部機器からの音データを、車室内に対して、優先的に出力させることができる。
この一態様において、前記出力制御手段による前記優先度を変更する変更手段を更に備えていてもよい。これにより、優先度を変更することで、複数の外部機器の音データから、ユーザの好みに応じて、選択的に音データを出力させることができる。
この一態様において、前記複数の外部機器は、前記出力制御手段に対して、無線により通信接続を行い、
前記出力制御手段は、前記通信接続の状態に基づいて、前記優先度を変更してもよい。これにより、複数の外部機器からの音データを出力する場合に、各外部機器の通信接続の状態に応じて、各外部機器からの音データをより適切な順序で出力させることができる。
前記出力制御手段は、前記通信接続の状態に基づいて、前記優先度を変更してもよい。これにより、複数の外部機器からの音データを出力する場合に、各外部機器の通信接続の状態に応じて、各外部機器からの音データをより適切な順序で出力させることができる。
この一態様において、前記出力制御手段は、前記通信接続の状態が悪化するほど、前記優先度を低く設定してもよい。これにより、通信接続の状態が良好な外部機器の優先度が高く設定され、優先的に音データが出力させることができる。したがって、通信接続の状態が良好な外部機器からの音データを、より確実に車室内に対して出力することができる。
この一態様において、前記外部機器は、音楽データを出力する携帯端末であってもよい。携帯端末から送信される音楽データを車室内に対して、最適な音量及び音質で出力される。
本発明によれば、簡易な方法で、最適な音量及び音質の音を出力させることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら実施例を挙げて説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る車両用音出力装置のシステム構成の一例を示すブロック図である。本実施例に係る車両用音出力装置10は、車両に搭載され、音楽等を出力する車載オーディオ装置を中心に構成されている。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る車両用音出力装置のシステム構成の一例を示すブロック図である。本実施例に係る車両用音出力装置10は、車両に搭載され、音楽等を出力する車載オーディオ装置を中心に構成されている。
車両用音出力装置10は、主として、制御部1、再生部2、増幅部3、音質調整部4、スピーカ5、スイッチ操作部6、接続部7、及び通信部8、を備えている。
制御部1は、マイクロコンピュータから構成されており、制御、演算プログラムに従って各種処理を実行すると共に、当該装置10の各部を制御するCPU(Central Processing Unit)1a、CPU1aの実行プログラムを格納するROM(Read Only Memory)1b、演算結果等を格納する読書き可能なRAM(Random Access Memory)1c、タイマ、カウンタ、入出力インターフェイス(I/O)1d等を有している。
再生部2は、CD、DVD、MD等の記憶媒体に記憶されたデータを読み込み、再生を行う機能を有している。再生部2は制御部1に接続されており、制御部1からの制御信号に基づいて、制御される。
増幅部(アンプ部)3は再生部2に接続され、再生部2により再生された音データを増幅させる機能を有している。また、増幅部3は制御部1に接続されており、制御部1から送信される制御信号に基づいて、制御される。例えば、制御部1は、増幅部3における音データの増幅率を制御する。これにより、後述のスピーカ5から出力される音データの音量が最適な状態に調整され得る。
音質調整部4は増幅部3に接続され、増幅部3により増幅された音データの音質を調整する。また、音質調整部4は制御部1に接続されており、制御部1から送信される制御信号に基づいて、制御される。例えば、制御部1は、音質調整部4を制御して、音データの周波数特性を調整する。これにより、後述のスピーカ5から出力される音データの音質が最適な状態(例えば、音の歪み等が抑制された状態)に調整され得る。
スピーカ5は音質調整部4に接続されており、音質調整部4により調整された音データに基づいて、音を出力する。スピーカ5は、例えば、車室内の車両前方に2つ及び車両後方に2つ配設されサラウンドシステム5FR、5FL、5RR、5RLが採用され、音楽等の音を車室内に対して、出力する。
スイッチ操作部6は、ユーザにより操作可能なダイヤル式、プッシュ式等の複数のスイッチが設けられている。また、スイッチ操作部6は制御部1に接続されおり、制御部1はスイッチ操作部6からの操作信号に基づいて、上述した各種の制御を行う。
例えば、ユーザにより、スイッチ操作部6のスイッチが操作されると、スイッチ操作部6から操作信号が制御部1に対して送信される。制御部1は、スイッチ操作部6からの操作信号に基づいて、増幅部3を制御し、スピーカ5から出力される音の音量を制御する。また、制御部1は、スイッチ操作部6からの操作信号に基づいて、音質調整部4を制御し、スピーカ5から出力される音の音質を制御する。上述のようにして、スピーカ5から出力される音の音量及び音質がユーザの好みに調整される。
接続部7は、ケーブル11の一端により接続可能なコネクタ部を有しており、コネクタ部は制御部1に接続されている。例えば、ケーブル11の一端が接続部7のコネクタ部に接続され、ケーブル11の他端が携帯端末12に接続される。携帯端末12は、ケーブル11及び接続部7を介して、音楽ソース等の各種データを制御部1に対して送信する。なお、携帯端末12には、例えば、携帯電話(音楽プレーヤ等を内蔵)、携帯音楽プレーヤ等が含まれる。
通信部8は、携帯端末12と無線接続を行い、データの送受信を行う。また、通信部8は、制御部1と接続されており、制御部1は通信部8を介して、携帯端末12とデータの送受信を行う。なお、通信部8は、例えば、周知技術であるBlue−Toothを用いて、上述の無線接続を行っているが、任意の通信方法により無線接続を行ってもよい。
例えば、携帯端末12は通信部8と無線接続を行い、制御部1に対して音楽ソース等の音データを送信する。制御部1は、携帯端末12から受信した音楽ソースを、再生部2を介して、増幅部3に送信する。
増幅部3は、制御部1からの制御信号に基づいて、音楽ソースの音量を増幅し、音質調整部4に送信する。音質調整部4は、制御部1からの制御信号に基づいて、増幅部3により増幅された音楽ソースの音質を調整する。スピーカ5は、音質調整部4により調整された音楽ソースに基づいて、音楽等の音を出力する。このように、携帯端末12の音楽ソースが車両のスピーカ5により、適切な音量及び音質で出力される。
なお、制御部1には、各種のデータを記憶するハードディスク等の記憶部9が接続されている。記憶部9には、例えば、増幅部3に増幅され、スピーカ5から出力されたときの音の音量データ、及び音質調整部4により調整され、スピーカ5から出力されたときの音の音質データ、が夫々記憶される。なお、記憶部9に記憶された音量データ及び音質データは、ユーザにより予め調整されていることから、最適な音量データ及び音質データが記憶される。
ところで、上述の如く、携帯端末12がケーブル11又は無線通信を介して、制御部1に接続され、音楽ソースが制御部1に対して送信される。この場合、従来は、各音楽ソースに含まれる音量データ及び音質データに基づいて、スピーカから音が出力される。この為、各音楽ソースによって、音量データ及び音質データがバラバラとなり、例えば、音量が大きくなり過ぎたり、又は音量が小さくなり過ぎたり、さらに、音に歪みが生じることがある。
そこで、本実施の形態に係る車両用音出力装置10において、記憶部9に記憶された最新の音量データ及び音質データに基づいて、携帯端末12から送信される音データをスピーカ5から出力させる。これにより、ユーザにより、予め最適に調整された音量データ及び音質データに基づいて、携帯端末12からの音データを、最適な音量及び音質でスピーカ5から出力させることができる。
次に、上述した第1の実施の形態に係る車両用音出力装置10の処理フローの一例について、説明する。なお、図2は、本実施の形態に係る車両用音出力装置10の処理フローの一例を示すフローチャートである。
記憶部9に、増幅部3に増幅され、スピーカ5から出力されたときの音の音量データ、及び音質調整部4により調整され、スピーカ5から出力されたときの音の音質データ、が夫々記憶される(S100)。なお、記憶部9には、音量データ及び音質データが記憶される以前において、デフォルトデータ(所定の音量データ及び所定の音質データ)が予め記憶されている。
次に、制御部1には携帯端末12が通信接続され、携帯端末12から送信された音楽ソースは、制御部1及び再生部2を介して、増幅部3に送信される。制御部1は、音楽ソースの音量が記憶部9に記憶された最新の音量データとなるように、増幅部3の増幅率を制御する(S110)。
その後、制御部1は、音楽ソースの音質が記憶部9に記憶された最新の音質データとなるように、音質調整部4を制御する(S120)。
増幅部3及び音質調整部4により制御された、携帯端末12からの音楽ソースは、車室内に対して、最適な音量及び音質でスピーカ5から出力される(S130)。
以上、第1の実施の形態に係る車両用音出力装置10において、記憶部9に記憶された最新の音量データ及び音質データに基づいて、携帯端末12から送信される音データをスピーカ5から出力させる。これにより、ユーザにより、予め最適に調整された音量データ及び音質データに基づいて、携帯端末12からの音データを、最適な音量及び音質でスピーカ5から出力させることができる。したがって、簡易な方法で、最適な音量及び音質の音データを出力させることができる。
(第2の実施の形態)
図3は、第2の実施の形態に係る車両用音出力装置のシステム構成の一例を示すブロック図である。
図3は、第2の実施の形態に係る車両用音出力装置のシステム構成の一例を示すブロック図である。
第2の実施の形態に係る車両用音出力装置20において、車室内に複数の携帯端末(例えば、携帯電話12a及び携帯音楽プレーヤ12b、12c)12が存在する場合に、制御部1は、各携帯端末12からの音データを出力させる優先度を設定する。また、制御部1は、設定した優先度が高い携帯端末12の音データから優先して、スピーカ5により車室内に対して出力させる。
例えば、制御部1は、各携帯端末12の充電量(残容量)が多いほど、優先度を高く設定する。すなわち、各携帯端末12は、各携帯端末12の充電量データを、通信部8を介して制御部1に送信する。制御部1は、各携帯端末12から受信した充電量データに基づいて、各携帯端末12からの音データを出力する際の優先度の設定を行う。
この場合、充電量の多い携帯端末12の優先度が高く設定され、優先的に制御部1に通信接続され、音データがスピーカ5から出力される。これにより、充電量の多い携帯端末12からの音データを、より確実に車両のスピーカ5により出力することができる。なお、各携帯端末12は、充電量データの代わりに、各携帯端末12が駆動可能な時間データを送信するようにしてもよい。
また、制御部1には、画面上に映像、タッチパネル式スイッチ等の各種の表示を行う、液晶ディスプレイ等の表示部21が接続されている。表示部21は、制御部1からの制御信号に基づいて、上記各種の表示を行う。なお、上記スイッチ操作部6のスイッチが、表示部21の画面上に表示されるタッチパネル式スイッチにより実現されてもよい。
また、図3における第2の実施の形態に係る車両用音出力装置20において、図1に示す第1の実施の形態に係る車両用音出力装置10と、同一部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
次に、第2の実施の形態に係る車両用音出力装置20の処理フローの一例について説明する。図4は、本実施の形態に係る車両用音出力装置20の処理フローの一例を示すフローチャートである。
制御部1は、複数の携帯端末12が車室内にあると判断した場合、最後に通信接続した携帯端末12に通信接続が可能か否かを判断する(S200)。
制御部1は、最後に通信接続した携帯端末12に接続が可能であると判断した場合(S200のYes)、表示部21の画面21a上に、例えば「バッテリ残量の多い携帯音楽プレーヤに切り替えますか?」100と表示させて(図5)、充電量の多い携帯端末12から優先して、音を出力させるか否かを、画面21a上のタッチ式スイッチによりユーザに選択させる。制御部1は、ユーザによるタッチ式スイッチの選択に基づいて、充電量の多い携帯端末12から優先して、音を出力させることが希望されているか否かを判断する(S210)。
制御部1は、表示部21の画面21a上に表示されたタッチ式スイッチの「Yes」101が選択され、充電量の多い携帯端末12から優先して、音を出力させることが希望されていると判断したとき(S210のYes)、各携帯端末12から受信した充電量に基づいて、携帯端末12の優先度を高く設定する。制御部1は、優先度の高い携帯端末12と通信接続を行い、当該携帯端末12から音楽ソースを受信し、再生部2、増幅部3および音質調整部4を介して、スピーカ5により音楽ソースを出力させる(S220)。
一方、制御部1は、表示部21の画面21a上に表示されたタッチ式スイッチの「No」102が選択され、ユーザにより充電量の多い携帯端末12から優先して、音を出力させることが希望されていないと判断したとき(S210のNo)、最後に通信接続した携帯端末12と通信接続を行い、当該携帯端末12から音楽ソースを受信し、再生部2、増幅部3および音質調整部4を介して、スピーカ5により音楽ソースを出力させる(S230)。
一方、制御部1は、最後に通信接続した携帯端末12に接続が不可能であると判断した場合(S200のNo)、表示部21の画面21a上に、例えば「バッテリ残量の多い携帯音楽プレーヤに切り替えますか?」100と表示させて、充電量の多い携帯端末12から優先して、音を出力させるか否かを、画面21a上のタッチ式スイッチによりユーザに選択させる。制御部1は、ユーザによるタッチ式スイッチの選択に基づいて、ユーザにより充電量の多い携帯端末12から優先して、音を出力させることが希望されているか否かを判断する(S240)。
制御部1は、表示部21の画面21a上に表示されたタッチ式スイッチの「Yes」101が選択され、ユーザにより充電量の多い携帯端末12から優先して、音を出力させることが希望されていると判断したとき(S240のYes)、上記(S220)処理と同様に、各携帯端末12から受信した充電量に基づいて、携帯端末12の優先度を高く設定する。制御部1は、優先度の高い携帯端末12と通信接続を行い、当該携帯端末12から音楽ソースを受信し、再生部2、増幅部3および音質調整部4を介して、スピーカ5により音楽ソースを出力させる。
一方、制御部1は、表示部21の画面21a上に表示されたタッチ式スイッチの「No」102が選択され、ユーザにより充電量の多い携帯端末12から優先して、音を出力させることが希望されていないと判断したとき(S240のNo)、予め設定された携帯端末12の優先順に従って、携帯端末(この場合、例えば、2番目に優先度が高い携帯端末)12に、通信接続を行う。そして、制御部1は、接続した携帯端末12から音楽ソースを受信し、再生部2、増幅部3および音質調整部4を介して、スピーカ5により音楽ソースを出力させる(S250)。
以上、第2の実施の形態に係る車両用音出力装置20において、充電量の多い携帯端末12の優先度が高く設定され、優先的に制御部1に通信接続され、当該携帯端末12の音データがスピーカ5から出力される。これにより、充電量の多い携帯端末12からの音データを、より確実に車両のスピーカ5により出力させることができる。
次に、第2の実施の形態に係る車両用音出力装置20の変形例について説明する。
上記第2の実施の形態において、表示部21の画面21a上に表示されたタッチ式スイッチの選択に基づいて、充電量の多い携帯端末12から優先して、音を出力させるか否かが判断されているが、音声認識装置による音声認識、上記スイッチ操作部6のスイッチ操作、又はステアリングスイッチに基づいて、上記判断を行ってもよい。なお、音声認識装置は、ユーザの音声による操作指示を周知の音声認識機能により認識を行う。
上記第2の実施の形態において、制御部1は、各携帯端末12の充電量が多いほど、上記優先度を高く設定しているが、各携帯端末12の充電量が少ないほど、上記優先度を高く設定してもよい。これにより、充電量の少ない携帯端末12からの音データを、優先的にスピーカ5から出力させることができる。
上記第2の実施の形態において、制御部1は、各携帯端末12の充電量に基づいて、上記優先度を設定しているが、通信部8と各携帯端末12との間の通信接続の状態に基づいて、上記優先度を設定してもよい。例えば、制御部1は、通信部8と各携帯端末12との間の通信接続の状態が悪化するほど、優先度を低く設定する。換言すれば、制御部1は、通信部8と各携帯端末12との間の通信状態が良好となるほど、優先度を高く設定する。なお、通信接続の状態は、例えば、電波強度により判断され、電波強度が低くなると通信状態が悪化していると判断することができる。
この場合、通信接続の状態が良好な携帯端末12の優先度が高く設定され、当該携帯端末12は、優先的に制御部1に通信接続され、当該携帯端末12の音データがスピーカ5から出力される。これにより、通信接続の状態が良好な携帯端末12からの音データを、より確実に車両のスピーカ5にから出力させることができる。なお、通信接続の状態が良好であることから、音データに対するノイズの影響を抑制できるという効果も期待できる。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
本発明は、例えば、車室内に対して音を出力する車両用音出力装置に利用できる。
1 制御部(出力制御手段)
2 再生部
3 増幅部
4 音質調整部
5 スピーカ
6 スイッチ操作部(変更手段)
7 接続部
8 通信部
9 記憶部(記憶手段)
10 車両用音出力装置
12 携帯端末
21 表示部(変更手段)
2 再生部
3 増幅部
4 音質調整部
5 スピーカ
6 スイッチ操作部(変更手段)
7 接続部
8 通信部
9 記憶部(記憶手段)
10 車両用音出力装置
12 携帯端末
21 表示部(変更手段)
Claims (9)
- 車両に搭載され、外部機器から入力される音データに基づいて、車室内に対して音の出力を行う出力制御手段を備える車両用音出力装置であって、
前記出力制御手段は、所定の音質データ及び所定の音量データのうち少なくとも一方と、前記外部機器から入力される前記音データと、に基づいて、前記車室内に対する音の出力を制御する、ことを特徴とする車両用音出力装置。 - 請求項1記載の車両用音出力装置であって、
前記車室内へ音が出力されたときの前記音質データ及び前記音量データを記憶する記憶手段を更に、備え、
前記出力制御手段は、前記記憶手段に記憶された最新の前記音質データ及び音量データを、前記所定の音質データ及び所定の音量データとする、ことを特徴とする車両用音出力装置。 - 請求項1又は2記載の車両用音出力装置であって、
複数の前記外部機器は、前記出力制御手段に対して、前記外部機器の充電量を送信し、
前記出力制御手段は、送信された前記外部機器の充電量に基づいて、前記複数の外部機器の前記音データを出力させる優先度を設定し、該優先度が高い前記外部機器の音データから優先して、前記車室内に対する音の出力を行う、ことを特徴とする車両用音出力装置。 - 請求項3記載の車両用音出力装置であって、
前記出力制御手段は、前記外部機器の充電量が多いほど、前記優先度を高く設定する、ことを特徴とする車両用音出力装置。 - 請求項3記載の車両用音出力装置であって、
前記出力制御手段は、前記外部機器の充電量が少ないほど、前記優先度を高く設定する、ことを特徴とする車両用音出力装置。 - 請求項3乃至5のうちいずれか1項記載の車両用音出力装置であって、
前記出力制御手段による前記優先度を変更する変更手段を更に備える、ことを特徴とする車両用音出力装置。 - 請求項3乃至6のうちいずれか1項記載の車両用音出力装置であって、
前記複数の外部機器は、前記出力制御手段に対して、無線により通信接続を行い、
前記出力制御手段は、前記通信接続の状態に基づいて、前記優先度を変更する、ことを特徴とする車両用音出力装置。 - 請求項7記載の車両用音出力装置であって、
前記出力制御手段は、前記通信接続の状態が悪化するほど、前記優先度を低く設定する、ことを特徴とする車両用音出力装置。 - 請求項1乃至8のうちいずれか1項記載の車両用音出力装置であって、
前記外部機器は、音楽データを出力する携帯端末である、ことを特徴とする車両用音出力装置。
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