JP2019037958A - 自動塗布装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】少ない人手で、施工環境を悪化させることなく帯状に延びる塗布層を連続的に施工することができる自動塗布装置を提供する。【解決手段】自動塗布装置10は、走行部27を備えた自走式の台車11と、台車11に設置された混合吐出手段14とを含んで構成される。混合吐出手段14は、液状の主剤を貯留する第1貯留部44および液状の硬化剤を貯留する第2貯留部45と、これら主剤および硬化剤を混合する混合部46と、主剤を混合部46に向けて圧送する第1定量ポンプ47と、硬化剤を混合部46に向けて圧送する第2定量ポンプ48と、台車11に取り付けられ混合部46で生成された液状の塗布材を施工面に向けて吐出する吐出用ノズルヘッド49と、を備え、第1および第2定量ポンプの吐出圧力に基づいて、塗布材を、吐出用ノズルヘッド49の先端に形成された吐出開口83から、台車11の移動方向に沿って連続して吐出させる。【選択図】 図1

Description

この発明は、主剤および硬化剤を混合して得られた塗布材を、施工面に対して連続的に塗布する自動塗布装置に関する。
下記特許文献1には、例えば道路脇に設けられた縁石とアスファルト歩道との間の境界に生じる割れ目等の隙間部分に、主剤および硬化剤を混合して得られた塗布材を充填して、かかる隙間部分での雑草の発芽、生育を長期間に亘って防止するようになした点が開示されている。
道路に沿って長く延びた割れ目等の隙間部分に対して上記塗布材を一定幅で塗布する場合は、以下のような手順で作業が行なわれる。先ず、割れ目等の隙間部分の両側に予定している塗布幅に合わせた墨出しを行い(工程a)、墨出し線に合わせて養生テープを貼り付ける(工程b)。次に使用する主剤及び硬化剤を計量し(工程c)、これら2液を撹拌混合して塗布材を得る(工程d)。そして得られた塗布材を養生テープで区画された領域に向けて流し込み(工程e)、その後コテ等で塗布層の整形および平坦化を行い(工程f)、養生テープを取り除く(工程g)、このようにすることで隙間部分を覆う帯状の塗布層が形成される。
2液混合樹脂を用いての上記作業は、従来、作業員の手作業によって行われていたが、工数が多くかつ可使時間内に作業を完了しなければならないことから、作業負荷が大きく、また施工された後の塗布層の厚みも安定しないなど、作業性や品質の点で改善の余地があった。
なお、施工面に塗布材を塗布する工法としては、エアーを用いて塗布材を施工面に向けて噴射するスプレー方式もあるが、このような場合には噴射された塗布材が霧状となって周囲に飛散するため施工環境を悪化されてしまう問題がある。
特許第4350140号公報
本発明は以上のような事情を背景とし、少ない人手で、施工環境を悪化させることなく帯状に延びる塗布層を連続的に施工することができる自動塗布装置を提供することを目的としてなされたものである。
而して本発明の自動塗布装置は、走行部を備えた自走式の台車と、該台車に設置された混合吐出手段とを含んで構成され、
該混合吐出手段は、
液状の主剤を貯留する第1貯留部および液状の硬化剤を貯留する第2貯留部と、
これら主剤および硬化剤を混合する混合部と、
前記第1貯留部と該混合部とを繋ぐ流路の途中に設けられ前記主剤を該混合部に向けて圧送する第1定量ポンプと、
前記第2貯留部と該混合部とを繋ぐ流路の途中に設けられ前記硬化剤を該混合部に向けて圧送する第2定量ポンプと、
前記台車に取り付けられるとともに、前記混合部と繋がれて前記混合部で生成された液状の塗布材を施工面に向けて吐出する吐出用ノズルヘッドと、を備え、
前記第1および第2定量ポンプの吐出圧力に基づいて、前記塗布材を、該吐出用ノズルヘッドの先端に形成された吐出開口から、前記台車の移動方向に沿って、連続して吐出させるようになしたことを特徴とする。
本発明の自動塗布装置によれば、施工面に、台車の移動方向に沿って帯状に延びる塗布層が連続的に形成され、従来の手作業で行なわれていた方法と比較して少ない人員で作業を行うことができる。またエアーを使用せずに塗布が行われるためミストの飛散が無く、施工環境の悪化を防止することができる。
また本発明の自動塗布装置では、前記吐出用ノズルヘッドを、施工面に対する接近離間方向に移動可能に取り付けるとともに、外周面の一部を前記吐出用ノズルヘッドの先端面よりも施工面側に突出させた形態で、前記吐出用ノズルヘッドとともに前記接近離間方向に移動可能に取り付けられたガイドローラと、該ガイドローラおよび前記吐出用ノズルヘッドを施工面に向けて付勢する付勢手段と、を備えておくことができる。
このようにすれば、付勢手段の付勢力によりガイドローラの外周面が施工面に当接し、施工面にうねりや段差がある場合でも、吐出用ノズルヘッドの先端面と施工面との距離が略一定に維持されるため、形成された塗布層の膜厚および左右方向の幅を略一定に維持することができる。
また本発明の自動塗布装置では、前記吐出用ノズルヘッドの吐出開口を、前記台車の移動方向と直交する左右方向に長い細長形状となし、該吐出開口に到る吐出用ノズルヘッドの内部に、上流側から該吐出開口に向かって左右方向の幅を漸次拡げる形状の拡張流路を形成するとともに、該拡張流路内に、流路を長手方向に分割する整流板を複数設けておくことができる。
本発明の自動塗布装置では、施工面上の塗布層の幅が吐出用ノズルヘッドの吐出開口の幅により規定されるため、塗布層の幅を拡げようとすれば、吐出用ノズルヘッドの吐出開口を左右方向に長い細長形状とする必要がある。しかしながら、吐出される塗布材が高粘度である場合、吐出用ノズルヘッドの内部に拡張流路を設けても、吐出開口の長手方向の端部近傍には塗布材の供給が難くなる。このような場合、拡張流路内に、流路を長手方向に分割する整流板を複数設けることで、吐出開口の中央部に供給される塗布材の量と、吐出開口の端部近傍に供給される塗布材の量との均等化を図ることが容易となり、流量不均等に起因する塗布時の波打ち現象や塗布層の膜厚のばらつきの増大を良好に防止することができる。
また本発明の自動塗布装置では、前記主剤と硬化剤との混合比率を維持しつつ、前記台車の移動速度に応じて、前記吐出用ノズルヘッドからの塗布材の吐出量を変化させるように、前記第1定量ポンプおよび第2定量ポンプの回転数を制御する吐出量制御手段を備えておくことができる。このようにすれば、台車の移動速度が変動した場合、移動速度の変化に応じて吐出用ノズルヘッドからの塗布材の吐出量を変化させることができる。即ち、移動速度の如何に拘らず移動距離当たりの吐出量を一定となして、施工面上の塗布層の膜厚および幅寸法を一定に維持することができる。
また本発明の自動塗布装置では、前記台車の前方側において、前記台車の幅方向の略中央位置に設けられた前輪と、上部の軸体が、軸心周りに回転可能に前記台車に取り付けられ、前記前輪が前記軸心の延長線上に配置されるように前記前輪を保持する前輪保持部材と、操作ハンドルの回転操作量を前記前輪保持部材に伝達する回転操作量伝達手段と、を備えておくことができる。
このようにすれば、前輪における路面接地領域と、(操舵の際に回転中心となる)前輪保持部材の軸心との距離が短かくなるため、前輪の方向転換に要する力が小さくなり、ハンドル操作を軽い操作力で行うことができる。
また本発明の自動塗布装置では、洗浄液を貯留する第3貯留部と、該第3貯留部と前記混合部とを繋ぐ流路の途中に設けられ前記洗浄液を前記混合部に向けて圧送する液送ポンプと、を備え、該洗浄液を前記混合部から前記吐出用ノズルヘッドへと流通させ、該吐出用ノズルヘッドの前記吐出開口から該洗浄液を排出するようになした洗浄手段を備えておくことができる。このようにすることで、所定時間の後に硬化する塗布材が流通する流路を良好に洗浄することができる。
ここで、前記混合部と前記吐出用ノズルヘッドとを繋ぐ配管の一部を、可撓性を有する配管で構成し、該吐出用ノズルヘッドを前記台車に対し着脱可能に保持されておくことができる。このようにすれば、吐出用ノズルヘッドを、第3貯留部内に向けて洗浄液を排出させ得る位置に移動させて、吐出用ノズルヘッドから排出された洗浄液を第3貯留部内に戻す循環洗浄が可能となり、洗浄液を効率的に使用することができる。
本発明の一実施形態の自動塗布装置を示した平面図である。 同自動塗布装置の左側面図である。 同自動塗布装置における走行部および操舵機構を装置底面側から示した図である。 図3のIV−IV断面図である。 同自動塗布装置の第1貯留部および第1定量ポンプをその周辺部とともに示した図である。 同自動塗布装置の混合部および吐出用ノズルヘッドをその周辺部とともに示した図である。 同自動塗布装置の吐出用ノズルヘッドをその周辺部とともに示した平面図である。 図1のVIII−VIII断面図である。 図7のIX−IX断面図である。 (A)は吐出用ノズルヘッドをヘッド本体と蓋体とに分離して示した斜視図、(B)はヘッド本体と蓋体とを組み合わせた吐出用ノズルヘッドの斜視図、(C)は吐出用ノズルヘッドの吐出開口を示した図である。 (A)は吐出用ノズルヘッドの一部を切り欠いて示した平面図、(B)〜(D)は吐出用ノズルヘッドの異なる位置での流路断面図である。 吐出用ノズルヘッドから塗布材を吐出させた状態を示した図である。 同自動塗布装置の電気系統のブロック図である。 洗浄動作の作用説明図である。 本発明の他の実施形態の自動塗布装置を示した平面図である。
次に本発明の一実施形態の自動塗布装置を、図面に基づいて説明する。図1,2において、10は自動塗布装置で、自走式の台車11と、この台車11に設置された混合吐出手段14、発電機15および制御部16を含んで構成されている。
台車11は、その外形を形成する枠体20と、枠体20の前方側において、幅方向の略中央位置に設けられた従動輪としての前輪21と、枠体20の後方側に設けられた左右一対の駆動輪としての後輪22,22とを備えている。また、枠体20の後方側には、図示を省略する軸受けを介して枠体20の下部に回転可能に取り付けられた車軸23が設けられおり、この車軸23の両端に一対の後輪22,22が取り付けられている。車軸23は、図2,3に示すように、左右方向の略中央にて減速機24を介して走行用モータ25に連結されており、この走行用モータ25に発電機15から電力が供給されると、走行用モータ25の図示を省略する出力軸が回転し、減速機24を介してその回転駆動力は車軸23に伝達され、一対の後輪22,22が回転する。このように台車11は、走行用モータ25を駆動源として3輪(前輪21および後輪22,22)で走行するように構成されており、モータ25、減速機24、車軸23、後輪22,22および前輪21が走行部27を構成している。
また、台車11は、操作ハンドル28の回転操作量に応じて前輪21の方向を変更可能とする操舵機構を備えている。枠体20の後端側には、図2に示すように軸体29と、軸体29の上端に取り付けられた操作ハンドル28と、軸体29の下端に取り付けられた円盤状のスプロケット30と、が設けられている。軸体29はその軸心周りに回転可能となるよう枠体20に取り付けられており、操作ハンドル28の回転に応じて軸体29の下端に設けられたスプロケット30が回転するように構成されている。
一方、前輪21を保持する前輪保持部材31は、図4に示すように、その上部に、異なる外径を有する小径円柱部32aと大径円柱部32bとを同軸上に配置した段付円柱形状の軸体32を有している。軸体32の小径円柱部32aは、枠体20の底部に形成された位置決め孔20bに内嵌し、その軸心P1周りに回転可能に位置決めされている。また、軸体32の大径円柱部32bの外周面には環状の凹溝32cが形成されており、この凹溝32cに嵌合する連結部材37により、小径円柱部32aの位置決め孔20bからの抜け防止が図られている。なお、同図において42は、枠体20の底部と軸体32との間に配設されたスラストベアリングである。
前輪保持部材31の下部は一対の平板状の保持板33,33で構成されており、それぞれの保持板33には、軸34を挿通させるための通孔33aが形成されている。前輪21は、軸34を介して前輪保持部材31により保持されるが、このとき、前輪21は軸心P1の延長線上に配置される。
また、前輪保持部材31の上下方向の略中間位置には、径方向外向きに突出する円盤状のスプロケット35が一体に取り付けられており、このスプロケット35および後方側のスプロケット30には図3に示すように無端のチェーン36が掛け渡されている。このように本実施形態では、操作ハンドル28、軸体29、スプロケット30、チェーン36、およびスプロケット35を含む前輪保持部材31が操舵機構を構成しており、このうち、軸体29、スプロケット30、チェーン36、およびスプロケット35が操作ハンドル28の回転操作量を前輪保持部材31に伝達する回転操作量伝達手段を構成している。操作ハンドル28の回転操作量は、回転操作量伝達手段により前輪保持部材31に伝達され、その量に応じて前輪21が前輪保持部材31とともに軸心P1周りに回転し向きが変更される。
一輪のみで構成された前輪21の左右方向両側には、一対のキャスター38,38がそれぞれ取り付けられている。これらキャスター38は、台車11の姿勢を保つための補助輪として機能するもので、図2に示すように車輪39が、減衰機能を備え上下方向に伸縮可能に構成されたクッション部40を介して、枠体20に取り付けられる基端側部材41に連結されている。本例では、前輪21とともに一対のキャスター38,38を路面に接地させることで台車11の左右方向の傾きを抑制することができる。
次に混合吐出手段14について説明する。混合吐出手段14は、2種類の液状材料を混合し、これにより得られた塗布材を、施工面に向けて吐出するもので、液状の主剤を貯留する第1貯留部44および液状の硬化剤を貯留する第2貯留部45と、これら主剤および硬化剤を混合する混合部46と、主剤を混合部46に向けて圧送する第1定量ポンプ47および硬化剤を混合部46に向けて圧送する第2定量ポンプ48と、混合部46で生成された液状の塗布材を目的の施工面に向けて下向きに吐出する吐出用ノズルヘッド49と、を備えている。
本例では塗布材を得るための樹脂材料として、主剤と硬化剤からなる2液性のウレレタン樹脂を用いている。主剤の粘度は200,000±100,000(mPa・s/25℃)、硬化剤の粘度は55±25(mPa・s/25℃)、所定の比率で混合した後の初期混合粘度は70,000〜150,000(mPa・s)、混合した後の塗布可能時間(可使時間)は約8分である。
第1貯留部44は、略4角柱形状を成し、上部に、主剤を内部に投入するための開口44aを有し、図5に示すように架台50を介して台車11の枠体20の上部に配設されている。第1貯留部44の底部44bには先細りのテーパ面が形成され、底部中央に排出口44cが形成されている。排出口44cには第1貯留部44と混合部46とを繋ぐ流路を形成する第1送液配管51が接続されている。図中の配管51a,51b,51c,51dは、第1送液配管51の一部を構成する配管であり、第1送液配管51の途中には手動開閉弁52,第1定量ポンプ47および切替弁54が設けられている。なお第1貯留部44の外周壁にはラバーヒータ53が装着されており、第1貯留部44内部の主剤を加熱することでその粘度を調整することができる。
第1定量ポンプ47は、回転容積式ポンプで、筒状のステータ47cとその内部に挿入されたロータ(図示を省略)とにより形成されるキャビティー内に収容された主剤をロータの回転に伴ない前方に押出搬送する。このため本例では、第1定量ポンプ47を作動させると、第1貯留部44内の主剤は、流入口47aよりポンプ内に流入した後、排出口47bより排出され、配管51c、切替弁54、配管51dを経て、混合部46の合流部46aに送られる。
第2貯留部45は、第1貯留部44と同様に略4角柱形状を成し、上部に硬化剤を内部に投入するための開口45aを有し、図2に示すように架台55を介して台車11の枠体20の上部に配設されている。ただし第2貯留部45の貯留容積は、第1貯留部44の3分の1弱とされている。第2貯留部45の底部45bには先細りのテーパ面が形成されており底部中央に排出口45cが形成されている。排出口45cには、第2貯留部45と混合部46とを繋ぐ流路を形成する第2送液配管56が接続されている。図中の配管56a,56b,56c,56dは、第2送液配管56の一部を構成する配管であり、第2送液配管56の途中には手動開閉弁57,第2定量ポンプ48および逆止弁58が設けられている。尚、第1送液配管51途中の手動開閉弁52や第2送液配管56途中の手動開閉弁57は、場合によってはこれを廃止することも可能である。
第2定量ポンプ48は、第1定量ポンプ47と同様、回転容積式ポンプで、第2定量ポンプ48を作動させると、第2貯留部45内の硬化剤は、流入口48aよりポンプ内に流入した後、ポンプの排出口48bより排出され、配管56c、逆止弁58、配管56dを経て、混合部46の合流部46aに送られる。ここで第2送液配管56の一部(例えば配管56c)を透明な耐圧ホースで構成することが望ましい。このようにすることで配管内における、結晶化等による硬化剤の流通異常の有無を目視で容易に確認することができる。
混合部46は、図6に示すように、上流側の合流部46aと、主剤と硬化剤とを合流させた状態で流通させる合流送液部46bと、合流送液部46bの下流側に配置されたスタティックミキサ46cとで構成され、送られてきた主剤と硬化剤とが均一に混合され塗布材が生成される。混合部46の排出口46dは、可撓性を有するホース59を介して吐出用ノズルヘッド49に接続されており、混合部46で生成された塗布材は、ホース59を通じて吐出用ノズルヘッド49に圧送される。
吐出用ノズルヘッド49は、ヘッド保持部材61を介して、枠体20の後方側の側面20aから側方に突出した状態で位置保持されている。図7は、枠体20に取り付けられたヘッド保持部材61および吐出用ノズルヘッド49を拡大して示した図である。ヘッド保持部材61は、枠体側部材62とヘッド側部材65とからなり、更に枠体側部材62は、枠体20の側面20aに取り付けられた第1部材63と、第1部材63の外向きの面に形成された凹状の取付面66に取り付けられる第2部材64と、で構成されている。第2部材64はその基端側を凹状の取付面66に嵌合させて、締結ボルト67にて固定されている。第2部材64の取り付け高さは、図8の2点鎖線で示すように施工面の高さに合わせて適宜変更可能である。
一方、ヘッド側部材65は、水平方向に延びる平板状の主板69と、その左右方向の側面に取り付けられた側板70,70と、を含んで構成されている。主板69の中央には貫通口69aが形成されており、吐出用ノズルヘッド49は、その先端を下向きに挿入させた状態で、貫通口69aの上面縁部に、吐出用ノズルヘッド49の外面に形成された段付き部80を当接させている。また、図8に示すように主板69の上面には、固定片71が設けられており、固定片71に形成された切欠き部72(図8の部分拡大図参照)で、吐出用ノズルヘッド49の基端側の角部81を押さえ込むことで、吐出用ノズルヘッド49がヘッド側部材65に一体に取り付けられている。なお固定片71は、図8の部分拡大図に示すように、軸ピン76周りに揺動可能に支持されており、固定片71を吐出用ノズルヘッド49の角部81から離間する方向に移動させることで吐出用ノズルヘッド49をヘッド側部材65から取り外すことも可能である。
また、主板69の上面には、図9に示すように吐出用ノズルヘッド49を挟んで前後に一対のガイド軸73,73が取り付けられ、ガイド軸73,73はそれぞれ第2部材64に形成されたガイド孔74に摺動可能に挿入されている。ガイド軸73の外周側には、第2部材64とヘッド側部材65との間にコイルばね75が装着されており、吐出用ノズルヘッド49およびヘッド側部材65を施工面fの側に付勢している。
図7に示すように、一対の側板70,70の前方および後方には、それぞれガイドローラ77が設けられている。各ガイドローラ77は、側板70に固定された軸体77b(図7参照)の軸心周りにローラ本体77aが回転可能とされている。また図9に示すようにガイドローラ77は、ローラ本体77aの外周面の一部(下側の頂部)が吐出用ノズルヘッド49の先端面49aよりも施工面f側に突出された形態で、側板70に取り付けられており、その結果、ガイドローラ77が施工面fに当接した状態で、吐出用ノズルヘッド49の先端面49aと施工面fとの間には一定の隙間Lが形成される。
吐出用ノズルヘッド49は、図10に示すようにヘッド本体78と蓋体79とで構成されている。吐出用ノズルヘッド49の基端側には管継手90(図9参照)を接続するための雌ねじ孔82が形成され、他方、吐出用ノズルヘッド49の先端には塗布材を施工面に向けて吐出するための吐出開口83が細長形状に形成されている。吐出用ノズルヘッド49は、吐出開口83の長手方向が台車11の移動方向と直交する左右方向となるように台車11に取り付けられ、吐出開口83の長手方向の幅寸法は、施工される樹脂層(塗布層)の幅寸法に基づいて決定される。
吐出用ノズルヘッド49の内部には、円形状の雌ねじ孔82に続いて、左右方向である長手方向両端が、上流側から吐出開口83に向かって左右方向の幅を漸次拡げる形状の拡張流路84が形成されている。詳しくは、図中左位置,右位置のそれぞれの内面84a、84bが、吐出開口83の軸線に対し出口側(吐出開口83側)に進むにつれて、その軸線から離れる方向に互いに等しい角度で傾斜する傾斜面とされている。拡張流路84は、これら内面84a、84bと、前後方向に対向するヘッド本体78の内面78aおよび蓋体79の内面79aとで形成されている。
拡張流路84を形成するヘッド本体78の内面78aには、拡張流路84を長手方向(左右方向)に分割する4つの整流板85が設けられ、拡張流路84は、図11の(C)、(D)に示すように、長手方向に5つの流路86A〜86Eに分割されている。分割された流路は、各分割流路が占める割合が基端側と先端側で変化しないように、4つの整流板85はそれぞれが先端側の吐出開口83に向かって放射状に延びている。
本実施形態のように拡張流路84内に、流路を長手方向に分割する整流板85を複数設けることで、拡張流路84内における塗布材の、吐出開口83の軸線と直交方向の流動が制限され、吐出開口83の各部位には、拡張流路84が始まる上流側で整流板85により分割された量の塗布材が供給される。詳しくは、吐出開口83の中央部には分割流路86Cを流通した塗布材が、吐出開口83の端部にはそれぞれ分割流路86Aまたは86Eを流通した塗布材が供給されるため、開口各部における流量の均等化を図ることができる。
また本例では、図10(A)に示すように蓋体79の開口83近傍領域に、開口83の長手方向に延びる切欠部88を設けるとともに、その切欠部88の深さを開口中央部において深く、開口の両端部において浅く形成した。このような切欠部88を設け、図10(C)に示すように吐出開口83の中央部の開口幅を広く形成することで、両端部に対して中央部が厚い横断面視かまぼこ型の塗布層を形成することができる。
次に自動塗布装置10の制御部16について説明する。図13に示す制御部16は、CPU、ROM、RAM等を含んで構成され、走行部27を構成する走行モータ25や、混合吐出手段14を構成する定量ポンプ47,48を制御する。制御部16には、操作盤93に設けられた移動速度設定摘み94、塗布動作や洗浄動作を選択切替する動作切替スイッチ95のほか、第1定量ポンプの回転数検出回路96、第2定量ポンプの回転数検出回路97、走行用モータの回転数検出回路98、がそれぞれ接続され、図13に矢印で示すように、制御部16に信号が入力される。また制御部16には、走行用モータ25の出力を調整するインバータ100、第1定量ポンプ47の出力を調整するインバータ101、第2定量ポンプ48の出力を調整するインバータ102、切替弁54、液送ポンプ114が接続されており、これらの機器に対して信号を出力する。
制御部16に電力が供給されている状態で、作業員が移動速度設定摘み94にて台車11の移動速度を設定すると、制御部16はインバータ100に対し信号を出力し、台車11を設定された速度で前進移動させる。そして作業員が動作切替スイッチ95にて塗布動作を選択すると、制御部16は切替弁54を作動させ、第1貯留部44と混合部46とを繋ぐ流路を連通状態とし、第1定量ポンプ47および第2定量ポンプ48を作動させる。
また制御部16は、台車11の移動速度が変化した場合に吐出開口83から吐出される塗布材の量を変化させて、施工面の塗布層の幅および膜厚を一定に保つ吐出量制御手段106を備えている。本例では、制御部16内の記憶部に、各移動速度ごとに最適な主剤の吐出量および硬化剤の吐出量の組データを予め記憶させておく。そして吐出量制御手段106は、回転数検出回路98からの信号に基づいて現在の台車11の移動速度Sを推定し、現在の移動速度Sに対応する最適な主剤の吐出量G1および硬化剤の吐出量G2の組データを記憶部から抽出し、かかる吐出量に対応した出力信号をインバータ101および102に出力し、第1定量ポンプ47および第2定量ポンプ48の回転数を制御する。この吐出量制御手段106によれば、台車11の移動速度が変化した場合でも、主剤の吐出量G1と硬化剤の吐出量G2の混合比率(G1/G2)を維持したまま、塗布材の吐出量(G1+G2)を移動速度ごとに最適値となるように制御することができる。すなわち、台車11の移動速度が変化した場合でも、塗布層の幅および厚みを一定に維持することができる。
自動塗布装置10では、主剤および硬化剤が混合された状態で流通する混合部46から吐出用ノズルヘッド49に到る流路を洗浄するための洗浄手段110を有している。この洗浄手段110では、洗浄液を貯留する第3貯留部112と、洗浄液を混合部46に向けて圧送する液送ポンプ114と、を備え、洗浄液を混合部46から吐出用ノズルヘッド49へと流通させ、吐出用ノズルヘッド49の吐出開口83から洗浄液を塗布材とともに排出する。
第3貯留部112は、図1,2に示すように略4角柱を成し上部に洗浄液を内部に投入するための開口112aを有し、架台55を介して、第2貯留部45に隣接して枠体20の上部に配設されている。第3貯留部112の底部112bは先細りのテーパ面が形成されており底部中央に排出口112cが形成されている。排出口112cには第3貯留部112と混合部46とを繋ぐ流路を形成する第3送液配管113が接続されている。図中の配管113a,113b,113c,113dは、第3送液配管113の一部を構成する配管であり、第3送液配管113の途中には手動開閉弁115,液送ポンプ114および切替弁54が設けられている。なお切替弁54の下流側の配管113dは、第1送液配管51を構成する配管51dと共通である。
洗浄を実施する際には、動作切替スイッチ95(図13参照)にて洗浄動作を選択する。すると、制御部16からの出力信号により、切替弁54を通じて配管113cと配管113dとが連通状態とされるとともに、液送ポンプ114が作動する。そして図14(A)に示すように第3貯留部112内の洗浄液は、液送ポンプ114により圧送され、切替弁54を経て混合部46および吐出用ノズルヘッド49の内部を流通してヘッド49の吐出開口83より外部に排出される。なお本例では、液送ポンプ114がダイヤフラム式の液送ポンプとされており、圧力変動(脈動)をともないながら洗浄液が混合部46および吐出用ノズルヘッド49に送られるため洗浄効果を一層高めることができる。
次に、道路に沿って延びる割れ目等の隙間に対して塗布材を連続して塗布する場合の動作について説明する。作業開始に先立って主剤及び硬化剤をそれぞれ貯留部44,45に投入し、必要に応じて主剤をラバーヒータ53で加熱して粘度を低下させておく。そして吐出用ノズルヘッド49が施工面の隙間の直上に位置するように自動塗布装置10の位置を合わせた後、走行用モータ25を駆動させて台車11を前進させる。そして、動作切替スイッチ95にて塗布動作を選択すると、第1定量ポンプ47および第2定量ポンプ48が作動し、主剤および硬化剤の圧送を開始する。そして吐出用ノズルヘッド49からは台車11の移動速度に対応した吐出量で、塗布材が施工面fに向けて吐出され、施工面f上には割れ目等の隙間を覆う帯状の塗布層が形成される。
以上のように本実施形態の自動塗布装置10によれば、施工面fに、台車11の進行方向に沿って帯状に延びる塗布層が連続的に形成され、従来の手作業で行なわれていた施工方法と比較して少ない人員で作業を行うことができる。またエアーを使用せずに塗布が行われるためミストの飛散が無く、施工環境の悪化を防止することができる。
また自動塗布装置10では、吐出用ノズルヘッド49を、施工面fに対する接近離間方向に移動可能に保持するとともに、外周面の一部を吐出用ノズルヘッド49の先端面よりも施工面f側に突出させた形態で、吐出用ノズルヘッド49と一体に移動可能に設けられたガイドローラ77と、ガイドローラ77および吐出用ノズルヘッド49を施工面fに向けて付勢する付勢手段としてのコイルばね75と、を備えている。
特に粘度の高い塗布材を吐出用ノズルヘッド49の吐出開口83から吐出させた場合、図12に示すように、一旦、幅広状態で吐出開口83から吐出された液状の塗布材は、その後、吐出流の幅が急速に小さくなってしまうため、塗布層の幅を一定に維持するためには吐出用ノズルヘッド49の先端面49aと、施工面fとの距離Lを一定に維持することが重要である。本実施形態では、コイルばね75の付勢力によりガイドローラ77の外周面が施工面fに当接し、吐出用ノズルヘッド49の先端面49aと施工面fとの距離Lが一定に維持されるため、施工面fにうねりや段差がある場合でも、施工された塗布層の膜厚および左右方向の幅を一定に維持することができる。
また自動塗布装置10では、吐出用ノズルヘッド49が、台車11の移動方向と直交する左右方向に長い細長形状の開口83を有し、開口83に到る吐出用ノズルヘッド49の内部に、上流側から開口83に向かって左右方向の幅を漸次拡げる形状の拡張流路84が形成され、拡張流路84内に流路を長手方向に分割する整流板85が複数設けられている。
このようにすれば、吐出される塗布材が高粘度である場合でも、吐出開口83の中央部に供給される塗布材の量と、吐出開口83の端部近傍に供給される塗布材の量との均等化を図ることが可能となり、塗布時の波打ち現象や塗布層の厚みのばらつきの増大を良好に防止することができる。
また自動塗布装置10では、主剤と硬化剤との混合比率を維持しつつ、台車11の移動速度に応じて、吐出用ノズルヘッド49からの塗布材の吐出量を変化させるように、第1定量ポンプおよび第2定量ポンプの回転数を制御する吐出量制御手段106を備えており、台車11の移動速度が変化した場合でも、移動速度の変化に応じて吐出用ノズルヘッド49からの塗布材の吐出量を変化させ、移動速度の如何に拘らず移動距離当たりの吐出量を一定となして、施工面f上の塗布層の膜厚および幅を一定に維持することができる。
また自動塗布装置10では、台車11の前方側において、台車11の幅方向の略中央位置に設けられた前輪21と、上部の軸体32が、軸心P1周りに回転可能に台車11に取り付けられ、前輪21が軸心P1の延長線上に配置されるように前輪21を保持する前輪保持部材31と、台車11の後方側に設けられた操作ハンドル28の回転操作量を前輪保持部材31に伝達する回転操作量伝達手段と、を備えている。このようにすれば、前輪21における路面接地領域と、(操舵の際に回転中心となる)前輪保持部材31の軸心P1との距離が短かくなるため、前輪21の方向転換に要する力が小さくなり、ハンドル操作を軽い操作力で行うことができる。
また自動塗布装置10では、洗浄液を貯留する第3貯留部112と、洗浄液を混合部46に向けて圧送する液送ポンプ114と、を備え、洗浄液を混合部46から吐出用ノズルヘッドへ49へと流通させ、吐出用ノズルヘッド49の吐出開口83から洗浄液を排出するようになした洗浄手段110を備えており、混合部46から吐出用ノズルヘッド49にかけての流路を良好に洗浄することができる。
また自動塗布装置10では、混合部46と吐出用ノズルヘッド49とを繋ぐ配管の一部を可撓性を有するホース59で構成し、加えて吐出用ノズルヘッド49が台車11に対し着脱可能に保持されている。このため本実施形態では、図14(B)に示すように、吐出用ノズルヘッド49を、第3貯留部112内に向けて洗浄液を排出させ得る、開口112aを臨む位置に移動させて、吐出用ノズルヘッド49から排出された洗浄液を第3貯留部112内に戻す循環洗浄が可能となり、洗浄液を効率的に使用することができる。
図15は、本発明の他の実施形態を示した図である。同図に示す自動塗布装置10Bは上記自動塗布装置10に対して、主剤を均一に温めるための循環加熱手段を備えた点が異なっている。他の構成については、自動塗布装置10と同じである。
本例では、主剤を貯留する第1貯留部44と混合部46とを接続する第1送液配管51の切替弁54下流側に第2切替弁120が設けられ、この第2切替弁120に、第2切替弁120と第1貯留部44の上部とを繋ぐ流路を形成する戻し用配管122が接続されている。本例では、第1送液配管51、第1定量ポンプ47、切替弁54、第2切替弁120および戻し用配管122が主剤の循環流路を形成する。そして戻し用配管122の外周面には加熱手段としてのリボンヒータ(図示省略)が巻き付けられている。
本例では、第2切替弁120にて、配管51dと戻し用配管122とを連通させた状態で、第1定量ポンプ47を作動させると、図中の矢印で示すように第1貯留部44内の主剤は、第1定量ポンプ47内に流入した後、ポンプの排出口47bより排出され、配管51c、切替弁54、配管51d、第2切替弁120、戻し用配管122を経て、第1貯留部44の上部に戻され、戻し用配管122の排出口122bから第1貯留部44内に排出される。そして、このように主剤を循環させた状態で、リボンヒータに通電を行うことで、戻し用配管122内を流通する主剤を加熱することができる。このような循環加熱手段は、主剤の粘度が高く、第1貯留部44の外周壁に装着されたラバーヒータ53では、第1貯留部44内の主剤を均一に加熱できない場合に特に有効である。
尚、自動塗布装置10Bにおいて、第2切替弁120を作動させて配管51dと51eとを連通させた状態とすれば、上記自動塗布装置10の場合と同様に、第1貯留部44内の主剤を混合部46へ送液可能となり、混合吐出手段14に基づいて、液状の塗布材を目的の施工面に向けて吐出用ノズルヘッド49より吐出させることができる。
以上本発明の実施形態を詳述したがこれらはあくまでも一例示である。上記実施形態では高粘度の2液性ウレタン樹脂を樹脂材料として用いた場合を例としたが、樹脂材料、粘度等は、上記実施形態に限定されるものではなく適宜変更可能である等、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲において様々変更を加えた形態で実施可能である。
10,10B 自動塗布装置
11 台車
14 混合吐出手段
16 制御部
21 前輪
27 走行部
28 操作ハンドル
31 前輪保持部材
44 第1貯溜部
45 第2貯溜部
46 混合部
47 第1定量ポンプ
48 第2定量ポンプ
49 吐出用ノズルヘッド
59 ホース(可撓性配管)
75 コイルばね(付勢手段)
77 ガイドローラ
83 吐出開口
84 拡張流路
85 整流板
110 洗浄手段
113 第3送液配管
114 液送ポンプ
P1 軸心

Claims (7)

  1. 走行部を備えた自走式の台車と、該台車に設置された混合吐出手段とを含んで構成され、
    該混合吐出手段は、
    液状の主剤を貯留する第1貯留部および液状の硬化剤を貯留する第2貯留部と、
    これら主剤および硬化剤を混合する混合部と、
    前記第1貯留部と該混合部とを繋ぐ流路の途中に設けられ前記主剤を該混合部に向けて圧送する第1定量ポンプと、
    前記第2貯留部と該混合部とを繋ぐ流路の途中に設けられ前記硬化剤を該混合部に向けて圧送する第2定量ポンプと、
    前記台車に取り付けられるとともに、前記混合部と繋がれて前記混合部で生成された液状の塗布材を施工面に向けて吐出する吐出用ノズルヘッドと、を備え、
    前記第1および第2定量ポンプの吐出圧力に基づいて、前記塗布材を、該吐出用ノズルヘッドの先端に形成された吐出開口から、前記台車の移動方向に沿って、連続して吐出させるようになしたことを特徴とする自動塗布装置。
  2. 前記吐出用ノズルヘッドが、施工面に対する接近離間方向に移動可能に取り付けられるとともに、
    外周面の一部を前記吐出用ノズルヘッドの先端面よりも施工面側に突出させた形態で、前記吐出用ノズルヘッドとともに前記接近離間方向に移動可能に取り付けられたガイドローラと、該ガイドローラおよび前記吐出用ノズルヘッドを施工面に向けて付勢する付勢手段と、を備えていることを特徴とする請求項1に記載の自動塗布装置。
  3. 前記吐出用ノズルヘッドの吐出開口は、前記台車の移動方向と直交する左右方向に長い細長形状をなし、
    該吐出開口に到る該吐出用ノズルヘッドの内部には、上流側から該吐出開口に向かって左右方向の幅を漸次拡げる形状の拡張流路が形成されるとともに、該拡張流路内には流路を長手方向に分割する整流板が複数設けられていることを特徴とする請求項1,2の何れかに記載の自動塗布装置。
  4. 前記主剤と前記硬化剤との混合比率を維持しつつ、前記台車の移動速度に応じて、前記吐出用ノズルヘッドからの塗布材の吐出量を変化させるように、前記第1定量ポンプおよび第2定量ポンプの回転数を制御する吐出量制御手段を備えていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の自動塗布装置。
  5. 前記台車の前方側において、前記台車の幅方向の略中央位置に設けられた前輪と、
    上部の軸体が、軸心周りに回転可能に前記台車に取り付けられ、前記前輪が前記軸心の延長線上に配置されるように前記前輪を保持する前輪保持部材と、
    操作ハンドルの回転操作量を前記前輪保持部材に伝達する回転操作量伝達手段と、を備えていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の自動塗布装置。
  6. 洗浄液を貯留する第3貯留部と、
    該第3貯留部と前記混合部とを繋ぐ流路の途中に設けられ前記洗浄液を前記混合部に向けて圧送する液送ポンプと、を備え、
    該洗浄液を前記混合部から前記吐出用ノズルヘッドへと流通させ、該吐出用ノズルヘッドの前記吐出開口から該洗浄液を排出するようになした洗浄手段を備えていることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の自動塗布装置。
  7. 前記混合部と前記吐出用ノズルヘッドとを繋ぐ配管の一部は可撓性を有する配管で構成されており、該吐出用ノズルヘッドは前記台車に着脱可能に保持されていることを特徴とする請求項6に記載の自動塗布装置。
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