JP2019031219A - 車両側部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で、車両の側突時の対応構造を得ることができる車両側部構造を得る。
【解決手段】ロッカ18の曲げ反力が車両10の側突時に入力された入力荷重以上となるように、車両前後方向に隣り合うフロアクロスメンバ40の離間距離Lを設定している。これにより、車両10の側突時において必要なロッカ18の曲げ反力Nを確保することができる。したがって、いわゆるポール衝突等、ポールの車両幅方向の内側への侵入を抑制することができる。また、車両10の側突時において必要なロッカ18の曲げ反力Nを担保しつつ、当該フロアクロスメンバ40の離間距離Lをできるだけ長くすることができる。つまり、簡易な構成で、車両10の側突時の対応構造を得ることができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、車両側部構造に関する。
下記特許文献1には、バッテリ車載構造に関する技術が開示されている。このバッテリ車載構造では、バッテリを収納するバッテリケースにおいて、車両幅方向に対向し車両前後方向に沿って延びる左右一対のサイドフレームを備えており、当該左右一対のサイドフレームには、車両幅方向に沿って配置されたクロス部材が接続されている。このクロス部材の車両幅方向の両端部は高強度部とされ、クロス部材の車両幅方向の中央部は、高強度部よりも強度が低い低強度部とされている。そして、これにより、この先行技術では、車両の側面衝突時(以下、「車両の側突時」という)に低強度部が潰れるように変形し、高強度部の変形が抑制されてバッテリの損傷を抑えるというものである。
特開2010−179898号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された先行技術では、クロス部材を形成するに当って、低強度部と高強度部とが溶接により一体化されるようになっており、クロス部材の構成が複雑である。
本発明は上記事実を考慮し、簡易な構成で、車両の側突時の対応構造を得ることができる車両側部構造を得ることが目的である。
請求項1に記載の本発明に係る車両側部構造は、車両のフロアパネルの車両幅方向の両外側にそれぞれ配設され、車両前後方向に沿って延在された一対のロッカと、車両幅方向を長手方向として配置されると共に長手方向の両端部が前記一対のロッカにそれぞれ固定され、車両前後方向に離間して配置された複数のクロスメンバと、を備え、車両前後方向に隣り合うクロスメンバの離間距離は、前記車両の側面衝突時に入力された入力荷重に対する前記ロッカの曲げ反力が前記入力荷重以上となるように設定されている。
請求項1に記載の本発明に係る車両側部構造では、車両のフロアパネルの車両幅方向の両外側には、ロッカがそれぞれ配設されており、当該ロッカは、車両前後方向に沿ってそれぞれ延在されている。また、フロアパネル上において、一対のロッカには、車両幅方向を長手方向として複数配置されたクロスメンバの長手方向の両端部がそれぞれ固定されており、当該クロスメンバは、車両前後方向に離間して配置されている。
ここで、本発明では、車両の側突時に入力された入力荷重に対するロッカの曲げ反力が当該入力荷重以上となるように、車両前後方向に隣り合うクロスメンバの離間距離が設定されている。前述のように、本発明では、クロスメンバの長手方向の両端部が一対のロッカにそれぞれ固定されている。
このため、本発明では、ロッカを梁材と考え、梁材の両端がクロスメンバによって固定された、いわゆる両端固定梁として当該ロッカを想定する。これによると、他の条件が同じ場合、ロッカの曲げ反力を大きくするには、車両前後方向に隣り合うクロスメンバの離間距離を短くすればよい。しかし、当該クロスメンバの離間距離を短くすると、クロスメンバの本数が増えることとなり、その分、車体重量が増え、燃費が悪くなる。
したがって、本発明では、ロッカの曲げ反力が車両の側突時に入力された入力荷重以上となるように、車両前後方向に隣り合うクロスメンバの離間距離を設定することで、車両の側突時において必要なロッカの曲げ反力を担保している。つまり、簡易な構成で、車両の側突時の対応構造を得ることができる。そして、当該クロスメンバの離間距離をできるだけ長くすることにより、クロスメンバの本数を減らすことが可能となり、また、車両前後方向に隣り合うクロスメンバの離間距離が長くなることで、車室内の空間において、設計の自由度を向上させることができる。
なお、本発明では、クロスメンバの長手方向の両端部が一対のロッカにそれぞれ固定されているが、ここでは、クロスメンバはロッカに直接固定されてもよいし、クロスメンバとロッカの間に別部材が介在された状態で間接的に固定されてもよい。また、「車両の側突時に入力された入力荷重」とは、試験荷重を想定している。
請求項2に記載の本発明に係る車両側部構造は、請求項1に記載の本発明に係る車両側部構造において、前記クロスメンバは、前記フロアパネル上において、前記一対のロッカ間に車両幅方向に沿って架け渡されたフロアクロスメンバである。
請求項2に記載の本発明に係る車両側部構造では、クロスメンバが、フロアパネル上に設けられたフロアクロスメンバである。そして、当該フロアクロスメンバは、一対のロッカ間に車両幅方向に沿って架け渡され固定されている。このため、本発明では、ロッカを梁材と考え、両端がフロアクロスメンバによって固定された両端固定梁として当該ロッカを想定して、車両前後方向に隣り合うフロアクロスメンバの離間距離を設定する。
請求項3に記載の本発明に係る車両側部構造は、請求項1又は請求項2に記載の本発明に係る車両側部構造において、前記フロアパネルの車両下方側において前記一対のロッカに対して固定され、蓄電池が収納された電池格納体をさらに備え、前記クロスメンバは、前記電池格納体内において、車両幅方向に対向する側壁間に車両幅方向に沿って架け渡され、車両前後方向に離間して配置された複数の電池側クロスメンバである。
請求項3に記載の本発明に係る車両側部構造では、フロアパネルの車両下方側に電池格納体が設けられている。この電池格納体には、蓄電池が収納されており、当該電池格納体は、一対のロッカに対して固定されている。また、電池格納体内において、車両幅方向に対向する側壁間には、複数の電池側クロスメンバが車両幅方向に沿って架け渡されており、当該電池側クロスメンバは、車両前後方向に離間して配置されている。
なお、この電池側クロスメンバは、一対のロッカに対して固定された電池格納体内に設けられているため、当該電池格納内を介して一対のロッカ間に架け渡されたことになる。したがって、本発明では、両端が電池側クロスメンバによって固定された両端固定梁として当該ロッカを想定して、車両前後方向に隣り合う電池側フロアクロスメンバの離間距離を設定する。
請求項4に記載の本発明に係る車両側部構造は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の本発明に係る車両側部構造において、当該ロッカの外壁部と内壁部の間に前記車両の側面衝突時の衝撃を吸収可能なクロス部が車両幅方向に沿って架け渡されている。
請求項4に記載の本発明に係る車両側部構造では、ロッカの外壁部と内壁部の間に車両幅方向に沿ってクロス部が架け渡されており、当該クロス部によって、車両の側突時の衝撃が吸収可能とされている。
このため、ロッカ内のクロス部によって、車両の側突時の衝撃が吸収されると、クロスメンバ側へ伝達される荷重が低減される。このため、クロスメンバが負担する軸力(反力)自体が低減されることとなり、結果的に、車両前後方向に隣り合うフロアクロスメンバの離間距離を長くすることが可能となる。なお、ここでの「クロス部」は、ロッカと一体形成されてもよいし、ロッカとは別部材として形成されてもよい。
請求項5に記載の本発明に係る車両側部構造は、請求項4に記載の本発明に係る車両側部構造において、前記クロス部は、車両側面視で前記クロスメンバと重なる位置に配置されている。
請求項5に記載の本発明に係る車両側部構造では、クロス部は、車両側面視でクロスメンバと重なる位置に配置されているため、車両の側突時において、クロスメンバからの反力を得ることができる。これにより、車両の側突時において、当該クロス部を確実に塑性変形させ、車両の側突時の衝撃を効果的に吸収できるようにしている。
このように、車両の側突時の衝撃を吸収することで、クロスメンバ側へ伝達される荷重が低減され、クロスメンバが負担する軸力自体が低減されることとなる。その結果、車両前後方向に隣り合うクロスメンバの離間距離を長くすることが可能となる。
請求項6に記載の本発明に係る車両側部構造は、請求項4又は請求項5に記載の本発明に係る車両側部構造において、前記ロッカは、車両幅方向に沿って切断されたときに形成される閉断面部の上部を構成する上部閉断面部と、前記閉断面部の下部を構成する下部閉断面部と、を備え、前記クロス部は、前記上部閉断面部内に設けられた上側クロス部と、前記下部閉断面部内に設けられた下側クロス部と、を含んで構成されている。
請求項6に記載の本発明に係る車両側部構造では、ロッカは、車両幅方向に沿って切断されたときに閉断面部が形成される。この閉断面部の上部側には上部閉断面部が設けられており、閉断面部の下部側には下部閉断面部が設けられている。一方、クロス部は、上側クロス部と下側クロス部とを含んで構成されており、上側クロス部は、ロッカの上部閉断面部内に設けられ、下側クロス部は、ロッカの下部閉断面部内に設けられている。
ここで、一対のロッカ間に架け渡されたフロアクロスメンバ、電池側クロスメンバは、フロアパネルを間に置いて、上側、下側にそれぞれ配置されている。このため、ロッカを上部閉断面部と下部閉断面部に分けて、それぞれ上側クロス部と下側クロス部を設けることで、車両の側突時において、当該上側クロス部はフロアクロスメンバによって反力を得ることができ、当該下側クロス部は電池側クロスメンバによって反力を得ることができる。この場合、本構成が適用されていない場合と比較して、車両の側突時において、上側クロス部及び下側クロス部を確実に塑性変形させ、車両の側突時の衝撃をより効果的に吸収できる。
このように、車両の側突時の衝撃をより効果的に吸収することで、フロアクロスメンバ、電池側クロスメンバ側へ伝達される荷重がそれぞれ低減され、当該フロアクロスメンバ、電池側クロスメンバが負担する軸力自体がそれぞれ低減されることとなる。その結果、車両前後方向に隣り合うフロアクロスメンバ、電池側クロスメンバの離間距離をそれぞれ長くすることが可能となる。なお、ここでの「閉断面部」については、必ずしも完全な閉断面である必要はない。
請求項7に記載の本発明に係る車両側部構造は、請求項6に記載の本発明に係る車両側部構造において、前記上部閉断面部よりも前記下部閉断面部の方が断面積が大きく、かつ前記上側クロス部よりも前記下側クロス部の方が車両幅方向に長く形成されている。
請求項7に記載の本発明に係る車両側部構造では、上部閉断面部よりも下部閉断面部の方が、断面積が大きく形成されており、ロッカの上部側よりもロッカの下部側の方が、剛性が高くなっている。さらに、下側クロス部は、上側クロス部よりも車両幅方向に長く形成されている。
このため、下側クロス部は、上側クロス部よりも、車両の側突時において、変形ストロークが長くなり、その分、衝突エネルギの吸収量が大きくなるように設定されている。ロッカの下部側には、電池格納体が設けられるため、ロッカの下部側の剛性を上部側よりも高くすると共に、車両の側突時において、衝突エネルギの吸収量を大きくすることで、電池格納体へ入力される荷重を低減することができる。
以上説明したように、請求項1に記載の本発明に係る車両側部構造は、簡易な構成で、車両の側突時の対応構造を得ることができる、という優れた効果を有する。
請求項2に記載の本発明に係る車両側部構造は、ロッカの両端がフロアクロスメンバによって固定された両端固定梁として当該ロッカを想定して、車両前後方向に隣り合うフロアクロスメンバの離間距離を設定することができる、という優れた効果を有する。
請求項3に記載の本発明に係る車両側部構造は、ロッカの両端が電池側クロスメンバによって固定された両端固定梁として当該ロッカを想定して、車両前後方向に隣り合う電池側クロスメンバの離間距離を設定することができる、という優れた効果を有する。
請求項4に記載の本発明に係る車両側部構造は、ロッカ内のクロス部によって、車両の側突時の衝撃を吸収することができる、という優れた効果を有する。
請求項5に記載の本発明に係る車両側部構造は、クロスメンバから反力を得て、クロス部を確実に塑性変形させ、車両の側突時の衝撃を吸収することができる、という優れた効果を有する。
請求項6に記載の本発明に係る車両側部構造は、車両の側突時において、フロアクロスメンバ、電池側クロスメンバによって、上側クロス部、下側クロス部がそれぞれ反力を得て車両の側突時の衝撃を吸収することができる、という優れた効果を有する。
請求項7に記載の本発明に係る車両側部構造は、ロッカの下部側の剛性を上部側よりも高くすると共に、車両の側突時において、衝突エネルギを吸収するエネルギ吸収量を大きくすることで、電池格納体へ入力される荷重を低減することができる、という優れた効果を有する。
本実施形態に係る車両側部構造が適用された車両の下部の構成を示す分解斜視図である。 本実施形態に係る車両側部構造が適用された車両のフロアパネル及びロッカを示す平面図である。 図2の3−3線に沿って切断したときの断面を拡大して示す拡大断面図である。 図2の4−4線に沿って切断したときの断面を拡大して示す拡大断面図である。 両端固定梁に作用する集中荷重に対する一般式及びこれを説明する図である。 本実施形態に係る車両側部構造が適用された車両の作用を説明するための図2に対応する平面図である。 本実施形態に係る車両側部構造が適用された車両の作用を説明するための説明図であり、図2の4−4線に沿って切断したときの断面図である。
以下、図面を用いて本発明の実施形態に係る車両側部構造が適用された電気自動車(以下、単に「車両」という)について説明する。なお、各図に適宜記す矢印FR、矢印UP、矢印RHは、車両の前方向(進行方向)、上方向、右方向をそれぞれ示している。以下、単に前後、左右、上下の方向を用いて説明する場合、特に断りのない限り、車両前後方向の前後、車両左右方向(車両幅方向)の左右、車両上下方向の上下を示すものとする。また、各図においては、図面を見易くする関係から一部の符号を省略している場合がある。
<車両側部構造の構成>
まず、本実施の形態に係る車両側部構造の構成について説明する。図1には、本実施の形態に係る車両側部構造が適用された車体(車両)10の下部の構成を示す分解斜視図が示されている。図1に示されるように、当該車両10は、フロアパネル14、ロッカ18、電池パック26を含んで構成されており、以下、これらについて順に説明する。
(フロアパネルの構成)
図2には、車両10のフロアパネル14及びロッカ18を示す平面図が示されており、図1及び図2に示されるように、当該車両10では、車室12の床部を構成するフロアパネル14が車両幅方向及び車両前後方向に沿って延在されている。当該フロアパネル14には、平面視で略矩形状を成すビード部16が車両前後方向に沿って断続的に突設されており、当該ビード部16は、車両幅方向に沿って複数配列されている。このビード部16が形成されることにより、フロアパネル14自体の剛性は向上する。
また、フロアパネル14の車両幅方向の両外側には、車両前後方向に沿ってロッカ18がそれぞれ延在されている。さらに、フロアパネル14の前端部14Aには、フロントクロスメンバ30が車両幅方向に沿って延在されており、フロアパネル14の後端部14Bには、リヤクロスメンバ32が車両幅方向に沿って延在されている。
そして、フロントクロスメンバ30の両端部30Aには、連結部材34がそれぞれ連結されており、当該フロントクロスメンバ30は、連結部材34を介してロッカ18の前端部18Aにそれぞれ連結されている。また、リヤクロスメンバ32の両端部32Aには、連結部材36がそれぞれ連結されており、当該リヤクロスメンバ32は、連結部材36を介してロッカ18の後端部18Bにそれぞれ連結されている。
なお、連結部材34、36は必ずしも必要ではなく、フロントクロスメンバ30の両端部30A及びリヤクロスメンバ32の両端部32Aが、ロッカ18に直接連結されるようにフロントクロスメンバ30、リヤクロスメンバ32が形成されてもよいのは勿論のことである。
また、フロアパネル14の上には、車両幅方向にロッカ18とロッカ18の間、かつ車両前後方向にフロントクロスメンバ30とリヤクロスメンバ32の間に、車両幅方向に沿って複数のフロアクロスメンバ40が架け渡された状態で当該ロッカ18に固定されている。なお、フロアクロスメンバ40は、車両前後方向に沿って所定の間隔で配置されており、ビード部16は、これらのフロアクロスメンバ40と干渉しないように形成されている。
(ロッカの構成)
図3には、図2の3−3線に沿って切断したときの断面を拡大して示す拡大断面図が図示されている。図3に示されるように、ロッカ18は、車両幅方向の外側に位置するアウタ部44と、車両幅方向の内側に位置するインナ部46と、を含んで構成されている。当該ロッカ18は、例えば、アルミニウム合金等の金属によって形成されており、押出し加工や引抜き加工などによってアウタ部44とインナ部46とが一体形成され、アウタ部44とインナ部46とで閉断面部48が形成されている。
アウタ部44は、車両幅方向に沿って切断された断面形状において、上下方向に沿って形成された外壁部44Aと、当該外壁部44Aの上方側に設けられ車両幅方向の内側へ向かうにつれて上方側へ向かって傾斜する傾斜上壁部44Bと、当該外壁部44Aの下方側に設けられ車両幅方向の内側へ向かうにつれて下方側へ向かって傾斜する傾斜下壁部44Cと、を含んで構成されている。
一方、インナ部46は、車両幅方向に沿って切断された断面形状において、上下方向に沿って形成された内壁部46Aが、インナ部46の上部側で上下方向に沿って形成された上側内壁部46A1と、インナ部46の下部側で上下方向に沿って形成された下側内壁部46A2と、を含んで構成されている。下側内壁部46A2は、上側内壁部46A1よりも車両幅方向の内側に位置しており、下側内壁部46A2と上側内壁部46A1との間には、略水平方向に沿って形成された横壁部50が設けられている。
上側内壁部46A1の上方側には、車両幅方向の外側へ向かうにつれて上方側へ向かって傾斜する傾斜上壁部46Cが設けられており、当該傾斜上壁部46Cは、アウタ部44の傾斜上壁部44Bと繋がるように形成されている。そして、インナ部46の傾斜上壁部46Cとアウタ部44の傾斜上壁部44Bとが繋がる頂部45からは、上方側へ向かってフランジ部47が延出されている。なお、このフランジ部47には、図示しないピラーの下端部が結合されるようになっている。
また、下側内壁部46A2の下方側には、車両幅方向の外側へ向かって略水平方向に沿って形成された下壁部46Dが設けられており、当該下壁部46Dは、アウタ部44の傾斜下壁部44Cと繋がるように形成されている。なお、下壁部46Dには、締結具49が挿通可能とされており、当該締結具49を介して、後述する電池パック26に設けられた結合フランジ96Aがロッカ18に締結可能とされる。
ところで、横壁部50は、車両幅方向で位置の異なる下側内壁部46A2及び上側内壁部46A1と繋がり、横壁部50を含め、インナ部46の内壁部46Aは、クランク状に形成されている。さらに、横壁部50は、アウタ部44の外壁部44Aまで延出されており、当該横壁部50によって、ロッカ18は車両幅方向に沿って切断され、ロッカ18の内部を構成する閉断面部48が上部(上部閉断面部)48Aと下部(下部閉断面部)48Bとに区画されている。
前述のように、インナ部46の上側内壁部46A1は、下側内壁部46A2よりも車両幅方向の外側に位置している。このため、ロッカ18の上部18Cと下部18Dとで断面積が異なっており、本実施形態では、ロッカ18の上部18C側の断面積よりも下部18D側の断面積の方が大きくなっている。したがって、ロッカ18の上部18C側よりもロッカ18の下部18D側の方の剛性が高くなっている。
さらに、ロッカ18の上部18C内(閉断面部48の上部48A)には、閉断面構造を成す梯子状の上側クロス部52が設けられている。また、ロッカ18の下部18D内(閉断面部48の下部48B)には、閉断面構造を成す梯子状の下側クロス部54が形成されており、下側クロス部54は、上側クロス部52よりも車両幅方向の寸法が長くなっている。
ここで、上側クロス部52は、インナ部46の上側内壁部46A1とアウタ部44の外壁部44Aとの間を略水平方向に沿って架け渡された上壁52Aを備えている。さらに、上側クロス部52は、上壁52Aの下方側に、当該上壁52Aと対向する下壁52Bが形成されており、当該下壁52Bが横壁部50と繋がっている。
そして、上壁52Aと下壁52Bの間には、複数(ここでは、2つ)の連結壁52C、52Dが上下方向に架け渡されている。この連結壁52C、52Dによって、上側クロス部52には、複数の閉断面部(小空間56、58、60)が設けられている。
一方、下側クロス部54は、車両側面視で、後述する電池パック26のクロスメンバ(電池側クロスメンバ)100と重なるように設けられている。下側クロス部54は、インナ部46の下側内壁部46A2とアウタ部44の外壁部44Aとの間を略水平方向に沿って架け渡された上壁54Aを備えており、この上壁54Aが、車両側面視で、後述する電池パック26の周壁92の上壁部92Cと重なるように設けられている。
また、下側クロス部54は、上壁54Aの下方側に、上壁54Aと対向する下壁54Bが形成されており、当該下壁54Bが、車両側面視で電池パック26の周壁92の仕切壁部92Eと重なるように設けられている。
そして、下側クロス部54の上壁54Aと下壁54Bの間は、複数(ここでは、3つ)の連結壁54C、54D、54Eが上下方向に架け渡されている。この連結壁54C、54D、54Eによって、下側クロス部54には、複数の閉断面部(小空間62、64、66、68)が設けられている。
なお、下側クロス部54は、上側クロス部52よりも車両幅方向の寸法が長くなっているため、前述のように、上側クロス部52よりも閉断面部の数が多くなっており、その分、上側クロス部52よりも剛性が高くなっている。そして、車両10の側突時に、当該上側クロス部52、下側クロス部54が塑性変形することで衝撃が吸収される。
ところで、上側クロス部52は、車両側面視でフロアクロスメンバ40と重なるように設けられている。このフロアクロスメンバ40は、例えば、車両前後方向に沿って切断されたとき閉断面部41が形成され、かつ互いに対向する側壁40Aと、当該側壁40Aの上端同士を繋ぐ上壁40Bと、を含んで構成されている。
図3では、図2で示す複数のフロアクロスメンバ40のうち、車両前後方向の中央部のフロアクロスメンバ40の断面図が示されており、このフロアクロスメンバ40の上壁40Bには、乗員が着座するためのシート用のブラケット42が取付けられている。このため、他のフロアクロスメンバ40の上壁40Bよりも高さ方向の位置が低くなっている。一方、図4には、図2で示す車両前後方向の前部側のフロアクロスメンバ40の断面図が示されている。このフロアクロスメンバ40の上壁40Bは、車両側面視で上側クロス部52の上壁52Aと重なるように設けられている。
(電池パックの構成)
図1に示されるように、電池パック26は、車両前後方向を長手とし且つ車両上下方向に扁平な箱状に形成された電池ケース88と、電池ケース88の内部に収容された複数の電池モジュール90と、を備えており、電池モジュール90は、複数の角型の蓄電池によって構成されている。
一方、図1及び図3に示されるように、電池ケース88は、周壁92と、天板(蓋部)94(図1では図示を省略している)と、底板96とを有している。周壁92は、例えばアルミニウム合金等の軽金属の押出成形によって形成された長尺な押出成形品が矩形枠状に曲げられると共に、長手方向両端部が互いに接合されて形成されたものであり、平面視で矩形枠状をなしている。
当該周壁92は、図1に示されるように、車幅方向に対向する左右一対の側壁部92Sと、車両前後方向に対向し一対の側壁部92Sの前端同士を繋ぐ前壁部92Frと、一対の側壁部92Sの後端同士を繋ぐ後壁部92Rrと、を含んで構成されている。さらに、側壁部92Sと側壁部92Sの間には、周壁92の上部104(図3参照)側にクロスメンバ100が架け渡されており、当該クロスメンバ100は、前壁部92Frと後壁部92Rrの間に等間隔に配置されている。
また、電池ケース88の周壁92は、図3に示されるように、周方向(上記押出成形品の長手方向)から見た断面が略B字状(略日字状)に形成されている。さらに、周壁92は、当該周壁92の外周面を形成する外周壁部92Aと、周壁92の内周面を形成する内周壁部92Bと、外周壁部92A及び内周壁部92Bの上端部を車両水平方向に繋いだ上壁部92Cと、外周壁部92A及び内周壁部92Bの下端部を車両水平方向に繋いだ下壁部92Dと、外周壁部92A及び内周壁部92Bの上下方向中間部を車両水平方向に繋いだ仕切壁部92Eとを備えている。この仕切壁部92Eによって、周壁92が上部104と下部106に分けられ、上空間104Aと下空間106Aとに仕切られている(区画されている)。
一方、天板94は、例えばアルミニウム合金等の軽金属からなる板材がプレス成形されて形成されたものであり、周壁92の上壁部92Cの上面に複数のボルト93によって固定されている。また、底板96は、例えばアルミニウム合金等の軽金属からなる板材がプレス成形されて形成されたものであり、周壁92の下壁部92Dの下面に溶接、リベット止め等の手段によって固定されている。この底板96には、図1に示されるように、周壁92よりも車両水平方向の車外側へ張り出す結合フランジ96Aが周壁92の全周に亘って設けられている。そして、この結合フランジ96Aが、左右のロッカ18に共締め(結合)され(図3参照)、電池ケース88、すなわち電池パック26が底板96によって下方側から支持された状態で当該ロッカ18に固定される。
(車両側部構造の作用及び効果)
次に、本実施の形態に係る車両側部構造の作用及び効果について説明する。
本実施形態では、図2に示されるように、フロアパネル14の上には、互いに対向して配設されたロッカ18とロッカ18の間に、複数のフロアクロスメンバ40が車両幅方向に沿って架け渡された状態でそれぞれロッカ18に固定されている。
本実施形態では、当該ロッカ18を梁材と考え、ロッカ18の両端がフロアクロスメンバ40によって固定された、いわゆる両端固定梁として当該ロッカ18を想定する。これによると、図5で示す一般式(1)による関係が得られる。
ここで、一般式(1)で示す、Pは、梁材に作用する集中荷重、Mzは、梁材に生じる曲げモーメント、Lは、梁材の長さ(固定端と固定端の離間距離)となる。これを本実施形態に当てはめると、図6に示されるように、Pは、車両10の側突時に入力された入力荷重、Mzは、ロッカ18に生じる曲げモーメント、Lは、車両前後方向に隣り合うフロアクロスメンバ40の離間距離と置き換えることができる。なお、ここでの入力荷重Pは、いわゆる試験荷重である。
このため、車両10の側突時において、図示しないポールの車両幅方向の内側への侵入を抑制するため、ロッカ18の曲げ反力(N)は、車両10の側面衝突時に入力された入力荷重(P)以上となるように設定される。
例えば、他の条件が同じ場合、ロッカ18の曲げ反力(N)を大きくするには、ロッカの板厚を厚くする、車両前後方向に隣り合うフロアクロスメンバ40の離間距離(L)を短くする等すればよい。しかし、ロッカの板厚を厚くすると、その分、車体重量が増えてしまい、燃費が悪くなる。また、フロアクロスメンバ40の離間距離を短くすると、フロアクロスメンバ40の本数が増えることとなり、その分、車体重量が増えてしまう。
したがって、本実施形態では、ロッカ18の曲げ反力(N)が車両10の側突時に入力された入力荷重(P)以上となるように、車両前後方向に隣り合うフロアクロスメンバ40の離間距離Lを設定している。これにより、車両10の側突時において必要なロッカ18の曲げ反力(N)を担保している。つまり、本実施形態では、簡易な構成で、車両10の側突時の対応構造を得ることができる。
そして、当該フロアクロスメンバ40の離間距離Lをできるだけ長くすることにより、フロアクロスメンバ40の本数を減らすことが可能となる。また、車両前後方向に隣り合うフロアクロスメンバ40の離間距離Lが長くなることで、車室12内の空間において、設計の自由度を向上させることができる。
上記実施形態では、ロッカ18の曲げ反力(N)が車両10の側突時に入力された入力荷重(P)以上となるように、フロアパネル14上で車両前後方向に隣り合うフロアクロスメンバ40の離間距離Lについて設定しているが、本実施形態はこれに限るものではない。
例えば、図1に示す電池パック26内で車両前後方向に隣り合うクロスメンバ100の離間距離について設定してもよい。この場合、図3に示すロッカ18の上部18C側と下部18D側とで、車両10の側突時に入力された入力荷重(P)を分散させることができる。
また、図3に示されるように、本実施形態では、ロッカ18内において、上部18C側には梯子状の上側クロス部52が設けられており、下部18D側には梯子状の下側クロス部54が形成されている。
このように、ロッカ18内に上側クロス部52及び下側クロス部54が形成されることにより、ロッカ18自体の剛性が高くなり、変形を抑制することができる。そして、当該上側クロス部52、下側クロス部54が車両10の側突時に塑性変形することで、衝撃が吸収可能とされる。
また、上側クロス部52は、車両側面視でフロアクロスメンバ40と重なるように設けられており、下側クロス部54は、車両側面視で、電池パック26のクロスメンバ100と重なるように設けられている。これにより、図7に示されるように、車両10の側突時において、入力荷重(P)が入力されると、上側クロス部52はフロアクロスメンバ40によって反力(N1)を得ることができ、下側クロス部54はクロスメンバ100によって反力(N2)を得ることができる。
この結果、車両10の側突時において、ロッカ18内の上側クロス部52及び下側クロス部54を確実に塑性変形させ、車両10の側突時の衝撃を確実に吸収できるようにしている。このように、ロッカ18内の上側クロス部52、下側クロス部54によって、車両10の側突時の衝撃が吸収されると、フロアクロスメンバ40、クロスメンバ100が負担する軸力(反力N1、N2)自体がそれぞれ低減される。
したがって、車両前後方向に隣り合うフロアクロスメンバ40、クロスメンバ100の離間距離をそれぞれ長くすることが可能となる。なお、フロアクロスメンバ40、クロスメンバ100の軸力(反力N1、N2)は、フロアクロスメンバ40、クロスメンバ100において、オイラーの定理に基づいて求められる座屈荷重よりも低い荷重となる。
ここで、本実施形態では、図3に示されるように、ロッカ18の上部18C側の断面積よりも下部18D側の断面積の方が大きくなっており、ロッカ18の上部18C側よりもロッカ18の下部18D側の方の剛性が高くなっている。さらに、下側クロス部54は、上側クロス部52よりも車両幅方向の寸法が長くなっている。
このように、下側クロス部54の車両幅方向の寸法が、上側クロス部52よりも長くなっていると、車両10の側突時において、その分、変形ストロークが長くなる。したがって、下側クロス部54は、上側クロス部52よりも、側突時に衝突エネルギを吸収するエネルギ吸収量が増えることとなる。
これにより、車両10の側突時に入力された入力荷重(P)に対して、ロッカ18の上部18C側と下部18D側とでその負担割合を変えることができる。例えば、ロッカ18の下部18D側の荷重負担が上部18C側よりも大きくなるように設定する。このような場合であっても、下部18D側の変形ストロークを長くして、衝突エネルギを吸収するエネルギ吸収量が増やすことで、ロッカ18の下部18D側の変形を上部18C側よりも抑制し、電池パック26へ伝達される荷重を低減することができる。
また、本実施形態では、ロッカ18内において、上側クロス部52及び下側クロス部54が、それぞれ閉断面構造を成している。これにより、開断面構造の場合と比較して上側クロス部52及び下側クロス部54自体の変形が抑制される。
このため、上側クロス部52及び下側クロス部54の全体に亘って入力荷重が伝達され、当該上側クロス部52及び下側クロス部54全体で高い荷重のまま衝突エネルギを吸収することができる。つまり、衝突エネルギの吸収量を増大させることができる。
特に、本実施形態では、上側クロス部52及び下側クロス部54が、複数の閉断面部が連続して形成された梯子状をそれぞれ成しているため、入力荷重が分散され、上記効果をさらに向上させることができる。
また、本実施形態では、図2に示されるように、フロアクロスメンバ40は、ロッカ18とロッカ18の間に架け渡されているため、車両10の側突時において、ロッカ18は当該フロアクロスメンバ40から反力を得ることができる。これにより、図示はしないが、ポールの車両幅方向の内側への侵入を抑制することができ、また、ロッカ18及び上側クロス部52を十分に塑性変形させ、効果的に衝突エネルギを吸収することができる。
さらに、本実施形態では、図1に示されるように、フロアパネル14の車両下方側に電池パック26が搭載され、電池パック26において車両幅方向に対向する周壁92の側壁部92S間には、クロスメンバ100が架け渡されている。これにより、当該クロスメンバ100が設けられていない場合と比較して、電池パック26自体の剛性を向上させることができる。
また、本実施形態では、図7に示されるように、ロッカ18内の下側クロス部54の上壁54Aは、車両側面視で電池パック26の周壁92の上壁部92Cと重なるように設けられており、ロッカ18内の下側クロス部54の下壁54Bは、車両側面視で電池パック26の周壁92の仕切壁部92Eと重なるように設けられている。
つまり、本実施形態では、ロッカ18内の下側クロス部54の水平壁(上壁54A、下壁54B)と電池パック26の周壁92の水平壁(上壁部92C、仕切壁部92E)とが、高さ方向でラップした状態で稜線が揃えられ、車両幅方向に沿って連続して設けられている。
したがって、本実施形態によれば、車両10の側突時において、ロッカ18から電池パック26へ入力荷重(P)の一部が伝達される際、車両幅方向に沿って水平壁が連続しているため、より効果的に電池パック26からの反力(N2)を得て、ロッカ18及び下側クロス部54を十分に塑性変形させ、より効果的に衝撃を吸収することができる。
なお、ロッカ18内の下側クロス部54の水平壁(上壁54A、下壁54B)と電池パック26の周壁92の水平壁(上壁部92C、仕切壁部92E)において、必ずしも車両幅方向に沿って連続させる必要はない。
また、本実施形態では、上側クロス部52の上壁52Aは、車両側面視で、例えば、フロアクロスメンバ40の上壁40Bと重なるように設けられている。つまり、本実施形態では、ロッカ18内の上側クロス部52の上壁52Aとフロアクロスメンバ40の上壁40Bとが、高さ方向でラップした状態で稜線が揃えられ、車両幅方向に沿って連続して設けられている。
したがって、本実施形態によれば、車両10の側突時において、ロッカ18からフロアクロスメンバ40へ入力荷重(P)の一部が伝達される際、上側クロス部52の上壁52Aとフロアクロスメンバ40の上壁40Bとが車両幅方向に沿って連続しているため、より効果的にフロアクロスメンバ40からの反力(N1)を得て、ロッカ18及び上側クロス部52を十分に塑性変形させ、より効果的に衝撃を吸収することができる。
なお、ロッカ18内の上側クロス部52の上壁52Aとフロアクロスメンバ40の上壁40Bにおいて、必ずしも車両幅方向に沿って連続させる必要はない。
(本実施形態の補足)
本実施形態では、図1に示されるように、フロアパネル14の車両下方側に電池パック26が搭載されているが、この電池パック26は必ずしも必要ではない。また、電池パック26内に車両幅方向に沿って配置されるクロスメンバ100が設けられているが、当該クロスメンバ100は必ずしも必要ではない。
また、本実施形態では、ロッカ18内の上側クロス部52は、車両側面視でフロアクロスメンバ40と重なるように設けられているが、必ずしも車両側面視で重なっている必要はなく、また、上側クロス部52は必ずしも必要ではない。
さらに、本実施形態では、ロッカ18内の下側クロス部54は、車両側面視で電池パック26と重なるように設けられているが、必ずしも車両側面視で重なっている必要はなく、また、下側クロス部54は必ずしも必要ではない。
また、ロッカ18の上部18C側の断面積よりも下部18D側の断面積の方が大きくなっているが、これに限るものではない。例えば、図示はしないが、ロッカ18の上部18C側の断面積と下部18D側の断面積が略同じ大きさであってもよい。
一方、本実施形態では、車両10の側突において、ポール側突の場合を例に挙げて説明したが、バリア側突の場合であっても、本実施形態による効果と略同じ効果を得ることができる。
また、本実施形態では、電池パック26が搭載された車両10に本実施の形態に係る車両側部構造を適用させたが、電池パック26に限らず、燃料電池スタックを搭載した車両に上述した実施形態に係る車両側部構造を適用してもよい。
以上、本発明の実施形態の一例について説明したが、本発明の実施形態は、上記に限定されるものでなく、一実施形態及び各種の変形例を適宜組み合わせて用いても良いし、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
10 車両(車両側部構造)
12 車室
14 フロアパネル
18 ロッカ
26 電池パック(電池格納体)
30 フロントクロスメンバ(クロスメンバ)
32 リヤクロスメンバ(クロスメンバ)
40 フロアクロスメンバ(クロスメンバ)
44A 外壁部(ロッカの外壁部)
46A 内壁部(ロッカの内壁部)
48 閉断面部
48A 上部(上部閉断面部)
48B 下部(下部閉断面部)
52 上側クロス部(クロス部)
54 下側クロス部(クロス部)
90 電池モジュール(蓄電池)
92S 側壁部(電池格納体の側壁)
100 クロスメンバ(電池側クロスメンバ、クロスメンバ)
L 離間距離(車両前後方向に隣り合うクロスメンバの離間距離)
N ロッカの曲げ反力
P 入力荷重(車両の側面衝突時に入力された入力荷重)

Claims (7)

  1. 車両のフロアパネルの車両幅方向の両外側にそれぞれ配設され、車両前後方向に沿って延在された一対のロッカと、
    車両幅方向を長手方向として配置されると共に長手方向の両端部が前記一対のロッカにそれぞれ固定され、車両前後方向に離間して配置された複数のクロスメンバと、
    を備え、
    車両前後方向に隣り合うクロスメンバの離間距離は、前記車両の側面衝突時に入力された入力荷重に対する前記ロッカの曲げ反力が前記入力荷重以上となるように設定されている車両側部構造。
  2. 前記クロスメンバは、前記フロアパネル上において、前記一対のロッカ間に車両幅方向に沿って架け渡されたフロアクロスメンバである請求項1に記載の車両側部構造。
  3. 前記フロアパネルの車両下方側において前記一対のロッカに対して固定され、蓄電池が収納された電池格納体をさらに備え、
    前記クロスメンバは、前記電池格納体内において、車両幅方向に対向する側壁間に車両幅方向に沿って架け渡され、車両前後方向に離間して配置された複数の電池側クロスメンバである請求項1又は請求項2に記載された車両側部構造。
  4. 前記ロッカ内において、当該ロッカの外壁部と内壁部の間に前記車両の側面衝突時の衝撃を吸収可能なクロス部が車両幅方向に沿って架け渡されている請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の車両側部構造。
  5. 前記クロス部は、車両側面視で前記クロスメンバと重なる位置に配置されている請求項4に記載の車両側部構造。
  6. 前記ロッカは、車両幅方向に沿って切断されたときに形成される閉断面部の上部を構成する上部閉断面部と、前記閉断面部の下部を構成する下部閉断面部と、を備え、
    前記クロス部は、前記上部閉断面部内に設けられた上側クロス部と、前記下部閉断面部内に設けられた下側クロス部と、を含んで構成されている請求項4又は請求項5に記載の車両側部構造。
  7. 前記上部閉断面部よりも前記下部閉断面部の方が断面積が大きく、かつ前記上側クロス部よりも前記下側クロス部の方が車両幅方向に長く形成されている請求項6に記載の車両側部構造。
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