JP2019025514A - 鋳型及び鋳造部品の製造方法 - Google Patents

鋳型及び鋳造部品の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】鋳造部品に鋳込まれる構造物の変形を防止すること。【解決手段】鋳型30は、内部空間90を形成する成形壁部32と、成形壁部32にヒータ10を支持する支持部33、34と、溶湯を内部空間90に流入させる充填口43、44と、を備える。ヒータ10は、支持部33、34に支持される端部13、14(固定部)と、端部13、14から延設される延設部15と、を有する。内部空間90は、端部13、14を収容する支持領域93、94と、延設部15を収容する延設領域95と、を有する。充填口43、44は、成形壁部32の支持領域93、94に面する部位に開口する。【選択図】図2

Description

本発明は、鋳造部品を成形する鋳型、及び鋳造部品の製造方法に関する。
特許文献1には、流体が流れる螺旋状のパイプ、及び発熱するシーズヒータが鋳造部品に鋳込まれた熱交換器が開示されている。
この種の熱交換器の製造時には、鋳型内にパイプ及びシーズヒータといった構造物が設置された後に、鋳型内に金属の溶湯が充填される。こうして充填された溶湯が凝固することで鋳造部品が形成される。鋳型内から取り出された鋳造部品には、パイプ及びシーズヒータが内蔵される。
実開昭47−30053号公報
しかしながら、上記鋳造部品が例えばダイキャスト工法によって形成される場合に、鋳型内に高速で射出される溶湯が構造物に当たると、溶湯流から受ける負荷によってパイプ等の構造物が変形するおそれがある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、鋳造部品に鋳込まれる構造物の変形を防止することを目的とする。
本発明のある態様によれば、構造物が設置された内部空間に溶湯が充填されることで鋳造部品を成形する鋳型であって、前記内部空間を形成する成形壁部と、前記成形壁部に前記構造物を支持する支持部と、を備え、前記構造物は、前記支持部に支持される固定部と、前記固定部から延設される延設部と、を有し、前記内部空間は、前記固定部を収容する支持領域と、前記延設部を収容する延設領域と、を有し、前記成形壁部の前記支持領域に面する部位に開口し、溶湯を前記支持領域に流入させる充填口を備えたことを特徴とする鋳型が提供される。
又、本発明のある態様によれば、構造物が設置された鋳型の内部空間に溶湯が充填されることで鋳造部品を成形する鋳造部品の製造方法であって、前記鋳型は、前記内部空間を形成する成形壁部と、前記成形壁部に前記構造物を支持する支持部と、溶湯を前記内部空間に流入させる充填口と、を備え、前記構造物は、前記鋳型に支持される固定部と、前記固定部から延設される延設部と、を有し、前記内部空間は、前記固定部を収容する支持領域と、前記延設部を収容する延設領域と、を有し、前記構造物を前記鋳型に設置する設置工程と、溶湯を前記成形壁部の前記支持領域に面する部位に開口した前記充填口を通じて前記内部空間に流入させる充填工程と、を備えることを特徴とする鋳造部品の製造方法が提供される。
上記態様によれば、鋳型に充填される溶湯は、充填口から支持領域に流入し、支持領域に介在する構造物の固定部に当たる。構造物の固定部は、充填口から射出される溶湯流が当たる部位と支持部との距離が小さいため、高速の溶湯流から受ける負荷に対する強度が確保される。一方、構造物の延設部は、鋳型の支持部から離間しているが、充填口から支持領域に流入して減速した溶湯流が当たるため、溶湯流から受ける負荷に対する強度が確保される。よって、構造物の変形を防止することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る鋳型を示す縦断面図である。 図2は、図1のII−II線に沿う縦断面図である。 図3は、図2のIII−III線に沿う横断面図である。 図4は、図2のIV−IV線に沿う横断面図である。 図5は、内部空間に対するヒータ及び充填口の配置を示す図である。 図6は、鋳型の変形例を示す縦断面図である。 図7は、図6のVII−VII線に沿う横断面図である。 図8は、内部空間に対するヒータ及び充填口の配置を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図1〜4は、本実施形態に係る鋳型30が適用される鋳造装置100を示す断面図である。なお、説明の簡略化のため、鋳造装置100は一部を省略して図示している。
ダイキャスト工法による鋳造装置100は、注入室6内に注入された溶湯を加圧する加圧部(ピストン)7と、加圧部7によって注入室6から流出する溶湯が充填される内部空間90を形成する鋳型30と、を備える。溶湯は、例えばアルミニウム合金等の金属が溶融したものである。後述するように、鋳型30では、内部空間90に充填された溶湯が凝固することによって鋳造部品70が成形される。
鋳型30は、固定型25と、成形後に取り外される可動型21、横スライド22、23及び中子24と、を備える。鋳型30では、固定型25に対して可動型21、横スライド22、23及び中子24が白抜き矢印で示す方向に移動して所定位置に保持されることによって、内部空間90が形成される。
鋳型30の内部空間90には、鋳造部品70に鋳込まれる構造物としてヒータ10が設置される。ヒータ10は、通電によって発熱する発熱部(図示省略)と、発熱部を収容する金属管(パイプ)10aと、を備えるシーズヒータである。なお、ヒータ10は、これに限らず、例えばPTC(Positive Temperature Coefficient)ヒータなどであってもよい。
ヒータ10は、鋳型30に支持される固定部としての端部13、14と、端部13、14から延設される螺旋状の延設部15と、を有する。端部13、14の先端部には、電気配線が接続される端子16、17が設けられる。
延設部15では、金属管10aが中心線Oを中心として螺旋状に巻かれる。金属管10aは、図1、2に示すように、中心線O方向に間隙を持って巻かれる。金属管10aは、図3に示すように、中心線O方向から見て略円環状に巻かれる。なお、延設部15は、金属管10aが螺旋状に巻かれるものに限らず、例えば金属管10aが鋳造部品70内を往復する形状のものであってもよい。
2本の端部13、14は、延設部15の両端から互いに略平行に並んで延在する。端部13、14は、図1に示すように、中心線Oと略直交するように形成される。端部13、14は、図2に示すように、内部空間90の対向する2つの隅部の近傍にそれぞれ設置される。
鋳造部品70は、延設部15が鋳込まれる筒状の筒部71と、端部13、14が鋳込まれる板状の蓋部72と、を有する。筒部71と蓋部72とは、一体に形成される。筒部71は、その外面から突出する複数のフィンを有する。なお、鋳造部品70は、蓋部72を有することなく、延設部15及び端部13、14が鋳込まれる一つのブロック状のものであってもよい。
鋳型30は、鋳造部品70を成形する成形壁部32と、成形壁部32にヒータ10の端部13、14を支持する孔状の支持部33、34と、を有する。
成形壁部32は、筒部71を成形する壁部分35と、蓋部72を成形する壁部分36と、筒部71と蓋部72とを接続する部位を成形する孔状の壁部分37、38と、を有する。
鋳型30は、内部空間90に開口する充填口42〜44と、充填口42〜44を介して注入室6と内部空間90とを連通する湯道40と、を有する。
内部空間90の下部に臨む充填口42は、壁部分36の下端面に開口する。充填口42から壁部分36内の内部空間90に充填される溶湯によって鋳造部品70の蓋部72が形成される。
内部空間90の側部に臨む充填口43、44は、壁部分35の側端面35aに開口する。充填口43、44から壁部分35内の内部空間90に充填される溶湯によって鋳造部品70の筒部71が形成される。
次に、鋳造装置100によって鋳造部品70を鋳造する工程について説明する。
まず、鋳型30の内部空間90にヒータ10を設置する設置工程を行う。この設置工程において、まず、可動型21にヒータ10を組み付ける。このときに、ヒータ10は、その端部13、14が孔状の壁部分37、38を通して孔状の支持部33、34に挿入されることで、内部空間90の所定位置に設置される。続いて、可動型21、横スライド22、23及び中子24を固定型25に組み付けて、内部空間90を形成する。
続いて、内部空間90に溶湯を充填する充填工程を行う。この充填工程において、まず、内部空間90に活性ガス(酸素)を充填する。続いて、注入室6内に高温の溶湯を注入し、加圧部7を駆動して溶湯を加圧する。これにより、注入室6から押し出される溶湯は、図1に矢印で示すように、湯道40を通じて充填口42〜44から内部空間90に流入する。このときに、溶湯は、充填口42〜44から高速の噴霧となって内部空間90に射出される。これに伴って、内部空間90では、活性ガスが金属の溶湯と結合することで真空状態となり、溶湯が隙間なく充填される。これにより、鋳造部品70に巣が生じることが防止される。なお、これに限らず、例えば、鋳型30にガス抜き孔を形成して、内部空間90に溶湯が充填されるのに伴って、内部空間90の空気が外部に排出されるようにしてもよい。
その後、鋳型30では、内部空間90に充填された溶湯が凝固することによって鋳造部品70が成形される。そして、可動型21、横スライド22、23及び中子24を鋳造部品70から離し、固定型25から鋳造部品70が取り外される。
以上のようにして、鋳造部品70が製造される。ヒータ10を内蔵した鋳造部品70は、ヒータユニットとしてタンク(図示省略)に組み付けられる。ヒータユニットは、ヒータ10が発生する熱が鋳造部品70を介してタンク内を循環する流体(媒体)に伝えられ、流体を加熱するようになっている。
次に、鋳型30の内部空間90に対するヒータ10及び充填口43、44の配置について説明する。
図5に示すように、内部空間90は、中心線O方向(鉛直方向)について中央の延設領域95と、これを挟むように並ぶ支持領域93及び支持領域94と、を有する。ヒータ10は、支持領域93から延設領域95及び支持領域94にわたって収容される。
一方の支持領域93には、ヒータ10の端部13及び連接部分15aが収容される。連接部分15aは、端部13に連接する延設部15の一部である。
中央の延設領域95には、ヒータ10の延設部15の中央部分15cが収容される。
他方の支持領域94には、ヒータ10の端部14及び連接部分15bが収容される。連接部分15bは、端部14に連接する延設部15の一部である。
壁部分35及び充填口43、44は、内部空間90に射出される溶湯を所定の位置に導く堰を構成する。
充填口43、44は、略矩形の流路断面形状を有するスリット状に形成される。充填口43、44は、中心線O方向の開口幅が、中心線Oと直交方向の開口幅より大きい。
一方の充填口43は、側端面35aの支持領域93に面する部位に開口する。充填口43は、その流路中心線がヒータ10の端部13に対して間隔を持って略平行に延在する位置に形成される。
充填口43は、端部13の近傍で延設部15の連接部分15aに対向し、支持部33に対してオフセットされた位置に対向するように形成される。充填口43は、図3に示すように、中心線Oを含む連接部分15aの中心部に対向する。
これにより、充填口43から射出される溶湯は、ヒータ10の端部13に沿って支持領域93の中央部に流入する。
他方の充填口44は、側端面35aの支持領域94に面する部位に開口する。充填口44は、その流路中心線がヒータ10の端部14に対して間隔を持って略平行に延在する位置に形成される。
充填口44は、端部14の近傍で延設部15の連接部分15bに対向し、支持部34に対してオフセットされた位置に対向するように形成される。充填口44は、中心線Oを含む連接部分15bの中心部に対向する。
これにより、充填口44から射出される溶湯は、ヒータ10の端部14に沿って支持領域94の中央部に流入する。
こうして、溶湯が充填口43、44から内部空間90に円滑に充填されることにより、鋳造部品70に巣が生じることが防止される。
以上のように、本実施形態によれば、ヒータ10(構造物)が設置された内部空間90に溶湯を充填する充填口43、44を備える鋳型30が提供される。そして、充填口43、44は、成形壁部32の支持領域93、94に面する部位に開口する。
これにより、上記溶湯充填時に、噴霧状の溶湯が充填口43、44から内部空間90の支持領域93、94に流入し、例えば50m/s程度の速度でヒータ10の端部13、14及び連接部分15a、15bに当たる。ヒータ10は、溶湯流が当たる端部13、14及び連接部分15a、15bと支持部33、34との距離が短いため、溶湯流から受ける負荷に対する強度が十分に確保される。
一方、内部空間90の延設領域95では、充填口43、44から射出された溶湯流が支持領域93、94を通じて延設部15のまわりに導かれる。
延設部15の中央部分15cは、支持部33、34に対する距離が連接部分15a、15bに比べて大きいため、充填口43、44から射出される高速の溶湯流が当たると、溶湯流から受ける負荷によって変形するおそれがある。
これに対処して、充填口43、44は、成形壁部32の支持領域93、94に面する部位に開口している。これにより、充填口43、44から内部空間90に射出された高速の溶湯流は、支持領域93、94を通じて減速し、例えば5m/s程度の速度で中央部分15cに当たる。このため、ヒータ10は、延設部15の中央部分15cが溶湯流から受ける負荷に対する強度が十分に確保される。よって、ヒータ10は、溶湯流から受ける負荷によって変形することが防止される。
又、本実施形態によれば、鋳型30は、複数の支持部33、34を備える。そして、ヒータ10は、複数の端部13、14の間にわたって延設部15が延設される。
このように構成することで、ヒータ10の延設部15は、複数の端部13、14に両持ち支持されるため、溶湯流によって生じる曲げ応力が小さく抑えられる。よって、ヒータ10の変形を有効に防止できる。
こうして、本実施形態によれば、鋳型30を用いてヒータ10を鋳込んだ鋳造部品70を製造する鋳造部品70の製造方法を提供することができる。
又、本実施形態によれば、内部空間90に設置される構造物として、螺旋状の金属管10aを鋳込んだ鋳造部品70を製造する鋳造部品70の製造方法を提供することができる。
このように構成することで、ヒータユニットは、変形しやすい螺旋状の金属管10aの形状が保たれ、所期の性能が得られる。
次に、図6〜8に示す鋳型30の変形例について説明する。
スリット状の充填口43、44は、支持領域93、94を介して支持部33、34に対向する位置に形成される。充填口43、44は、内部空間90の対向する2つの隅部の近傍にそれぞれ臨むように形成される。
一方の充填口43は、側端面35aの支持領域93に面する部位に開口し、ヒータ10の端部13の延長上に延在する位置に形成される。
これにより、充填口43から射出される溶湯は、ヒータ10の端部13に沿って支持領域93の隅部の近傍に流入する。
他方の充填口44は、側端面35aの支持領域94に面する部位に開口し、ヒータ10の端部14の延長上に延在する位置に形成される。
これにより、充填口44から射出される溶湯は、ヒータ10の端部14に沿って支持領域93の隅部の近傍に流入する。
このように構成することで、充填口43、44から支持領域93、94に流入する溶湯が支持部33、34から突出するヒータ10の端部13、14に沿って流れる。これにより、溶湯流が端部13、14に与える曲げ荷重が小さく抑えられる。よって、ヒータ10の変形を有効に防止できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
本発明は、ヒータを鋳込む鋳型として好適であるが、ヒータ以外の構造物を鋳込む鋳型にも適用できる。
本発明は、溶湯を加圧して鋳型に充填するダイキャスト工法による鋳造方法として好適であるが、他の鋳造方法にも適用できる。
10 ヒータ(構造物)
10a 金属管
13、14 端部(固定部)
15 延設部
30 鋳型
32 成形壁部
33、34 支持部
35a 側端面
43、44 充填口
70 鋳造部品
90 内部空間
93、94 支持領域
95 延設領域

Claims (5)

  1. 構造物が設置された内部空間に溶湯が充填されることで鋳造部品を成形する鋳型であって、
    前記内部空間を形成する成形壁部と、
    前記成形壁部に前記構造物を支持する支持部と、
    溶湯を前記内部空間に流入させる充填口と、を備え、
    前記構造物は、
    前記支持部に支持される固定部と、
    前記固定部から延設される延設部と、を有し、
    前記内部空間は、
    前記固定部を収容する支持領域と、
    前記延設部を収容する延設領域と、を有し、
    前記充填口は、前記成形壁部の前記支持領域に面する部位に開口することを特徴とする鋳型。
  2. 請求項1に記載の鋳型であって、
    複数の前記支持部を備え、
    前記構造物は、複数の前記固定部の間にわたって前記延設部が延設されることを特徴とする鋳型。
  3. 請求項1又は2に記載の鋳型であって、
    前記充填口は、前記支持部に対向する位置に形成されることを特徴とする鋳型。
  4. 構造物が設置された鋳型の内部空間に溶湯が充填されることで鋳造部品を成形する鋳造部品の製造方法であって、
    前記鋳型は、
    前記内部空間を形成する成形壁部と、
    前記成形壁部に前記構造物を支持する支持部と、
    溶湯を前記内部空間に流入させる充填口と、を備え、
    前記構造物は、
    前記鋳型に支持される固定部と、
    前記固定部から延設される延設部と、を有し、
    前記内部空間は、
    前記固定部を収容する支持領域と、
    前記延設部を収容する延設領域と、を有し、
    前記構造物を前記鋳型に設置する設置工程と、
    溶湯を前記成形壁部の前記支持領域に面する部位に開口した前記充填口を通じて前記内部空間に流入させる充填工程と、を備えることを特徴とする鋳造部品の製造方法。
  5. 請求項4に記載の鋳造部品の製造方法であって、
    前記構造物として、螺旋状の金属管を鋳込むことを特徴とする鋳造部品の製造方法。
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