JP2019024464A - マルチ移植機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロール状になしたシート25を土壌表面に敷設しながら苗の植え付けを行うマルチ移植機にあって、ロールの交換を行って作業走行を再開する際に発生する、作用姿勢に切換えるマーカ56L、56Rの選択誤りに基づく、シート25への穴開け(破れ)を防止することができるマルチ移植機を提供する。【解決手段】制御装置78は、作業機の昇降の度に作用姿勢に切換えるマーカ56L、56Rを交互に選択すると共に、敷設装置6にシート25が無くなって作業機を上昇させた際は、作用姿勢に切換えるマーカの選択を行わず、次に作業機を下降させた際に、作業機を上昇させる前と同じマーカを作用姿勢になす。【選択図】図16

Description

本発明は、ロール状になしたシートを土壌表面に敷設しながら苗の植え付けを行うマルチ移植機に関する。
作物を栽培するうえで土壌表面をマルチ資材で被覆するマルチ栽培が行われており、水稲の栽培にあっても、ロール状になした再生紙を田面(土壌表面)に敷設しながら同時に田植えを行う乗用型の田植機が開発されている。そして、この田植機を用いて田植えを行えば、除草剤や除草作業を不要として有機米や減農薬米の省力栽培が行えると期待されている。
なお、再生紙マルチは太陽光線を大半遮断するため、下面の雑草の種子の発芽が抑制され、たとえ発芽しても光合成ができないため生育ができない。或いは、発芽してもシートが成長を物理的に押さえる。さらに、再生紙が土壌表面にあるため、土壌中の酸素濃度が下がり、雑草種子の発芽や成長が抑えられると云われている。
また、このようなマルチ移植機(紙マルチ田植機)では、ロール状になしたシート(マルチ資材、具体的には再生紙)を土壌表面に敷設するために、苗の植え付けを行う植付装置の前方に敷設装置を構成するロールケースを設け、これにセットしたロール状のシートをシートホルダ上に所定量引き出す。また、引き出したシートは、移植機の走行に伴いローラフロートや押えローラで土壌表面に密着され、その後、シートは順次ロールケースから引き出されて土壌表面に敷き詰められる。
そして、植付装置の植付爪は、土壌表面に密着したシートの上方からシートの穿孔と同時に苗を土壌に植え付ける。また、1行程の植え付けを行って枕地に至ると、土壌表面に密着するシートの終端部を運転席の横に設けるレバーを操作してカッタで切断してから作業機を上昇させ、その後、移植機を次の行程に向かうべく旋回させて苗の植え付け作業を行う。
一方、以上説明したマルチ移植機で用いるシートは、通常、その幅を条間(30センチ)に植付条数(6条)を乗算した幅(1.8メートル)に余裕幅(10センチ:左右に5センチ)を加えた幅(1.9メートル)とし、長さを約125メートルとする。従って、マルチ移植機は係るシートを使用して、雑草が生えないように圃場の苗植付面の全面に隙間なく、また、あまり捩れて途中で破れたり浮き上がらないようにシートを敷設する必要がある。
即ち、往復植えを行う際、前行程で植え付けた苗との間の隣接条間が40センチを超えると、シートのラップ代が無くなりシート間に隙間ができ、この隙間を塞ぐ補修作業が別途必要となる。また、隣接条間が20センチより少なくなると、敷設するシートが隣接する既に植え付けた苗を覆い、この苗の生育を阻害して欠株を生じさせる。従って、シートの捩れを防止すべく出来るだけ真っすぐに、また、シートのラップ代が10センチ前後となるように隣接条間を維持して作業走行することが要求される。
そこで、1行程の作業走行を行う間にマーカを用いて次行程の作業走行を行う際の目印となる跡を土壌面に付けることが行われる。従って、次行程ではこの跡を目印として作業走行を行えば、前行程で植え付けた苗との間の隣接条間を適正な30センチ前後にすることができるので、前述した不具合を防止することができる。
また、前述したロール状のシートを使用して作業走行を行うと、途中でシートを使い切ることがある。その場合、走行機体側に設ける予備ロールを敷設装置に補給するにあたって、作業機を上昇させた状態で、予備ロールの支持フレームを格納姿勢位置から供給姿勢位置に切り替えると、予備ロールとシートケースの軸線がほぼ一致するように構成し、予備ロールをシートケース内に直線的に挿入して、ロールの交換を容易にすることが知られている(特許文献1参照)。
そして、この場合、作業者はシートが無くなると作業走行を中断して作業機を上昇させた後、前行程で苗を植え付けた側とは反対の次行程で苗を植え付ける側に降り立って、その側に設ける予備ロールをシートケース内に挿入する交換作業を行い、既に敷設したシートを踏み荒らすことがないように注意して作業を行う。また、交換作業が終われば、既に敷設したシートの終端近くまで走行機体を後進させ、シートの終端と新たに敷設するシートの始端が15〜20センチ程度、重なるように作業機を下降させて作業走行を再開する。
特許第4024417号公報 特許第3953968号公報
前述のようにマルチ移植機では、前行程で敷設したシートとの間の隙間を無くしたり、新たに敷設するシートによる苗の被覆を防止するために、隣接条間を適正に保って作業走行する必要がある。そこで、1行程の作業走行を行う際に左右のマーカの内、次行程側のマーカを作用姿勢として、作業走行に伴い次行程の作業走行を行う際の目印となる跡を土壌面に付けて行く。
なお、通常の田植機では左右何れか一方側のマーカを作用姿勢に選択して切換えする場合、作業走行の開始時に作業者の手動レバー操作で切換えを行うことができる。また、往復植えする際には往路と復路でマーカの選択が逆となって、さらにこれが繰り返されて常に交互に選択することになるので、制御装置によって作業機の昇降に合わせてマーカを交互に自動的に作用姿勢に切り換えて、手動操作の繁雑さを無くして作業能率の向上を図ることが知られている(特許文献2参照)。
しかし、マルチ移植機では、前述のように途中でシートを使い切ることがあり、その場合に下降させた作業機を上昇させて、予備ロールの支持フレームを格納姿勢位置から供給姿勢位置に切り替え、予備ロールをシートケース内に直線的に挿入してロールの交換を行う。従って、シートロールの交換の際には、作業機の昇降が行われたことになり、通常の田植機で行われているマーカの制御装置による交互の自動的な作用姿勢への切り換えを採用したのでは、ロール交換作業を終えて作業走行を再開する際、マーカの自動的な作用姿勢への切り換えが中断する前と反対側に切り換わってしまう。
すると、作用姿勢に切り換わるマーカが前行程で敷設するシートの略中間位置に下降して、そのシートに先端が突き刺さって穴を開ける。また、これに気付かずに作業走行を続けると穴が連続して線状となったり、間欠的に穴が開いてしまい、この穴を塞ぐ補修作業が別途必要となる。さらに、マーカが既に植え付けた苗を押し倒し、欠株を生じさせる虞がある。
また、後からこの穴が開いた条列を植え直す場合、既に穴が開いたシートの上から新たなシートを敷設すると、下のシートがシートホルダに絡み着いて綺麗な敷設ができないことがある。そのため、植え直す場合は予め穴が開いたシートを手作業で取り除いて圃場より持ち出しておく必要があり、シートの損失とともに多大な作業ロスを生じさせる。
従って、上述のようにロールの交換を行って作業走行を再開させるには、マーカの作用姿勢への切り換えを中断前の元のマーカを選択するように手動操作する必要があり、これは往々にして忘れ易く気付き難い、また、繁雑な操作となって敬遠されるという問題がある。
なお、ロールの交換を行う場合、エンジンを停止させた状態で行うことが考えられる。しかし、エンジンキーを切りにすると、制御装置は電源が切られてマーカの選択データを消失し、再度、エンジンをかけて作業走行を行う場合、マーカの選択が切り換わっていてシートに穴を開けるという同様な問題もある。
そこで、本発明は、上記のような問題点に鑑み、ロール状になしたシートを土壌表面に敷設しながら苗の植え付けを行うマルチ移植機にあって、ロールの交換を行って作業走行を再開する際に発生する、作用姿勢に切換えるマーカの選択誤りに基づく、シートへの穴開け(破れ)を防止することができるマルチ移植機を提供することを課題とする。
本発明は、上記課題を解決するため第1に、シートの敷設装置と苗の植付装置を備える作業機を走行機体に昇降自在に設け、この作業機を上昇させて走行機体に設ける予備ロール台から敷設装置にロール状のシートを補給し、また、制御装置によって作用姿勢に切換える左右何れか一方側のマーカが土壌面に付ける跡を目印にして作業走行するマルチ移植機において、前記制御装置は、作業機の昇降の度に作用姿勢に切換えるマーカを交互に選択すると共に、敷設装置にシートが無くなって作業機を上昇させた際は、作用姿勢に切換えるマーカの選択を行わず、次に作業機を下降させた際に、作業機を上昇させる前と同じマーカを作用姿勢になすことを特徴とする。
また、本発明は第2に、前記制御装置は、人為的な操作によって作用姿勢に切換えるマーカが指定されると、作用姿勢に切換えるマーカを指定されたマーカとなすことを特徴とする。
さらに、本発明は第3に、前記制御装置は、敷設装置にシートが無くなりエンジンキーが切られると、現在のマーカの選択状態を不揮発性メモリに書き込み、また、エンジンキーが入りになると不揮発性メモリからマーカの選択状態を読み出して、作用姿勢に切換えるマーカをエンジンキーが切られる前と同じマーカとなすことを特徴とする。
そして、本発明は第4に、前記制御装置は、作業機の植付けを伴う昇降の度に作用姿勢に切換えるマーカを交互に選択し、植付けを伴わない昇降にあっては作用姿勢に切換えるマーカの選択を行わないことを特徴する。
本発明のマルチ移植機によれば、制御装置は、作業機の昇降の度に作用姿勢に切換えるマーカを交互に選択すると共に、敷設装置にシートが無くなって作業機を上昇させた際は、作用姿勢に切換えるマーカの選択を行わず、次に作業機を下降させた際に、作業機を上昇させる前と同じマーカを作用姿勢になす。
そのため、繁雑な操作を行うことなくマーカの自動的な交互の選択によって土壌面に付けられた跡を目印にして作業走行することができ、それによって隣接条間が適正に保たれて圃場の苗植付面の全面に隙間なくシートを敷き詰め、また、シートが捩れて浮き上がり、そこから風が入ってめくれやずれ等を生じさせることなく綺麗にシートを敷き詰めることができる。
また、敷設装置にシートが無くなって作業機を上昇させて予備ロール台から敷設装置にロール状のシートを補給した後、作業を再開すべく作業機を下降させても、制御装置は作業機を上昇させる前と同じマーカを作用姿勢になすから、マーカの選択誤りによって前行程で敷設したシートにマーカが穴を開けてしまうといったことを防止することができ、マーカが開けた穴を手作業で補修する手間を無くして能率的に作業を行うことができる。
さらに、制御装置は、人為的な操作によって作用姿勢に切換えるマーカが指定されると、作用姿勢に切換えるマーカを指定されたマーカとなす。そのため、往復植え当初のマーカの振り出し方向を設定することができるとともに、仮に1行程の作業走行を終えた際、たまたま同時にシートが無くなって枕地でロール交換を行った場合でも、制御装置のマーカ選択誤りに対して人為的な操作によって適切に対応して、次行程でのマーカによるシートの穴開けを防止することができる。
そして、制御装置は、敷設装置にシートが無くなりエンジンキーが切られると、現在のマーカの選択状態を不揮発性メモリに書き込み、また、エンジンキーが入りになると不揮発性メモリからマーカの選択状態を読み出して、作用姿勢に切換えるマーカをエンジンキーが切られる前と同じマーカとなす。そのため、ロール交換をエンジンを停止させて行っても、マーカの選択が適切に保たれ、同様にマーカによるシートの穴開けを防止することができる。
そのうえ、制御装置は、作業機の植付けを伴う昇降の度に作用姿勢に切換えるマーカを交互に選択し、植付けを伴わない昇降にあっては作用姿勢に切換えるマーカの選択を行わない。そのため、枕地で作業機を下降させて植付装置に苗継ぎをした後、作業機を再び上昇させて機体の旋回を行い、そして、作業走行を行うべく作業機を下降させても、マーカの選択に誤りが生ずることがなく、マーカを常に適正な方向に振り出すことができる。
紙マルチ田植機(マルチ移植機)の側面図である。 紙マルチ田植機の斜視図である。 (a)はモニターパネルの周辺を示す平面図、(b)はスイッチパネルの平面図、(C)はモニターアッシーの平面がである。 敷設装置を示し、(a)は準備状態の側面図、(b)は作業状態の側面図である。 ローラフロートとシート押えローラの取付状態を示す側面図である。 カッタレバーとカッタとの連係状態を示す側面図である。 昇降制御バルブの切換構造を示す側面図である。 リフタカムモータの取付状態を示す側面図である。 マーカの取付状態を示す平面図である。 マーカ切換部を示す側面図である。 マーカ切換部を示す平面図である。 制御装置のブロック図である。 シートスイッチの取付状態を示す側面図である。 クイックアッフレバー操作制御のフローチャートである。 マーカ選択制御のフローチャートである。 作業走行の説明図である。
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1乃至図3に示すようにマルチ移植機を構成する乗用型の紙マルチ田植機1は、前輪2と後輪3を備える走行機体4の後部に、作業機を構成する植付装置5と敷設装置6をリンク機構7を介して油圧シリンダ8によって昇降自在に連結する。また、走行機体4は、シャシフレーム9、トランスミッションケース10、フロントアクスルケース11、リヤアクスルケース12等を一体的に連結して構成し、走行機体4の前部にエンジン13を搭載し、これをボンネット14で覆う。
さらに、エンジン13後方のシャシフレーム9にはステアリングコラムを立設し、このステアリングコラムの上部にステアリングホイール15を設け、ステアリングコラムの後方寄りをリヤパネルカバー16で覆う。なお、ステアリングコラムには、静油圧式無段変速装置(Hydro Static Transmission)を操作する主変速レバー17、副変速レバー18、及びエンジンコントロールレバー19のレバーガイドを設け、また、ステアリングコラムの前方には、モニタや各種スイッチを備えるモニターパネル20を設ける。
一方、ボンネット14の左右側方となるシャシフレーム9には、左右のフロントステップ21を設け、また、左右のフロントステップ21及びリヤパネルカバー16の後方にリヤステップ22を設ける。さらに、リヤステップ22の後部寄りは上方に立ち上がらせ、その上部に運転席23を設けると共に、運転席23の左右に植付装置5に苗補給を行う際の足場となるサイドステップ22aを設ける。
また、走行機体4の前部寄りの左右両側部には、シャシフレーム9から立ち上げた取付けフレームを介して予備苗(マット苗)を載置する予備苗台24を設け、後部寄りの左右両側部には、ロール状になしたシート(再生紙)25を支持する予備ロール台26を設ける。なお、シャシフレーム9の前部にはセンターポール27を前後に回動自在に設け、シャシフレーム9の左右にはトレースマーカー28を設ける。
一方、植付装置5について説明すると、6条植えに構成する植付装置5は、リンク機構7の後部にローリング自在に連結する植付フレーム29(図5参照)、植付フレーム29に取り付けるプランタケース30、プランタケース30の上方に左右方向を向いて配設するエプロン31、エプロン31に沿って左右動する苗載台32、苗載台32の下端部から苗を植付爪33によって掻取って田面(土壌)に植付けるロータリ植付機構34等を備えて構成する。また、エンジン13からの動力は図示しないHSTやトランスミッションケース10に内蔵する副変速装置を経て、植付PTOシャフト及びプロペラシャフト等を介してプランタケース30と横送りケースに伝達する。
そして、プランタケース30に伝達された動力は、ロータリ植付機構34を駆動し、また、横送りケースに伝達された動力は、スクリュシャフトを回転駆動し、このスクリュシャフトのラセン溝に噛み合って苗載台32の背面(前面)に連結したスライドブロックが苗載台32を左右往復駆動する。また、スクリュシャフトの一端部に設けた縦送りカムは、苗載台32の縦送機構を駆動して、苗載台32に載置したマット苗を下方のエプロン31に向けて送る。
また、敷設装置6について説明すると、敷設装置6は走行機体4側に、前述したロール状になしたシート25を保持する左右の予備ロール台26と、前方に向けて操作するとカッタが下降してシート25を切断するカッタレバー35を設ける。また、植付装置5側には、ロール状になしたシート25を収納するロールケース36、敷設装置6を植付装置5と共に上昇させた時に引き出したシート25を保持するホルダ37、シート25を押えると共に田面の凹凸を検出するローラフロート38、同じくシート25を押えるシート押えローラ39、各行程で植え終わった所でシート25を切断するカッタ40を設ける。
より詳細に説明すると、前記予備ロール台26は、2本の爪26a、26bで予備となるロール状になしたシート25を走行機体4に前後方向となるように保持し、ロックレバー26cを操作して走行機体4側とのロックを解除すると、予備ロール台26をそのボス部26dを中心として外側方へ向け回動させることができる。また、下支えの爪26aにはローラ26eを設け、ロール状になしたシート25を、ローラ26e上に載せて最上昇位置に上昇させたロールケース36に楽に挿入できるようにする。
また、前記ロールケース36は、主に図4に示すように、植付フレーム29の前部に左右のブラケット41を介して円筒状のケース本体36aを左右方向を向くように取り付け、このケース本体36aの開放する左右両端部は、後部側を支点36bとして開閉するカバー36cで閉鎖する。そして、ロール状になしたシート25をケース本体36aに挿入する際は、開閉レバー36dによってロックを外してカバー36cを開き、ケース本体36aの左右のいずれからの方向でもロール状になしたシート25を挿入することができる。
なお、ケース本体36aの下面側には、ホルダ37の上下動に連動する4つの搬送ローラ36eを設け、ロール状になしたシート25をケース本体36aに挿入する際、搬送ローラ36eは上動して、ロール状になしたシート25の下面を支え、これをケース本体36aにスムーズに挿入することができる。
また、ロール状になしたシート25をケース本体36aに挿入した後、カバー36cを閉じて開閉レバー36dによってロックすると、シート25のロール芯軸は、左右のカバー36cに回転自在に軸支するロール支持軸のボスに弾発的に挟持される。さらに、このボスを繰り出しノブ36fによって回転させると、ケース本体36aの後面側に形成するシート引き出し口36gから、シート25の端をガイド36h上に取り出すことができる。
さらに、前記ホルダ37は、ロールケース36の下部に、そのパイプフレーム37aを回動自在に取り付け、パイプフレーム37aに固定した複数の支持杆37bが、ロールケース36から引き出したシート25をその上面で受けて保持する。また、ホルダ操作レバー37cは、パイプフレーム37aを回動させると共に、搬送ローラ36eの上下動を行う。
従って、ロール状になしたシート25をロールケース36に挿入する際には、予めホルダ操作レバー37cを操作して、支持杆37bを下げ、また、搬送ローラ36eは上動させておく。また、挿入が終わったら支持杆37bを上げ、また、搬送ローラ36eを下動させておく。なお、支持杆37bは、植え付け作業時に土壌中に埋没し、また、作業機を上昇させた際には引き出したシート25を載置して保持する。
そして、前記ローラフロート38は、図5に示すように、前後一対のローラ38aを左右のプレート38bに回動自在に軸支する。また、左右のプレート38bのボスは、左右方向に配設するパイプ38cに外嵌し、前後のローラ38aを揺動自在になす。さらに、このパイプ38cは左右のアーム38dの先端に回動自在に取り付け、アーム38dの後端はプランタケース30の下部に設ける植付け深さを調節するパイプ42に軸支する。そして、このように構成するローラフロート38は、その上下動によって田面の凹凸を感知すると共に、前後のローラ38aによってシート25を押圧して、シート25を田面に密着させる。
また、前記シート押えローラ39もローラフロート38と同様にシート25を押圧して、シート25を田面に密着させるものであり、プランタケース30の下部に設けるパイプ42に回動自在に取り付けたアーム39aの先端に、ローラ39bを回動自在に軸支して構成する。なお、シート押えローラ39は、左右方向に4つ設け、シート25の4点を押圧して、シート25のめくれ、浮上りを防止する。
さらに、前記カッタ40は、図6に示すように、ロールケース36を取り付ける左右のブラケット41に左右のアーム40aを回動自在に取り付け、また、アーム40aの先端に鋸刃状の刃部40bを着脱自在に取り付ける。一方、カッタレバー35は、走行機体4側に回動自在に軸支するレバー本体35aの上部にグリップ35bを装着すると共に、中途部にフック35cを設け、さらに、フック35cの下方にインナーワイヤ43の一端を取り付け、インナーワイヤ43の他端をカッタ40の左右のアーム40aの基部側に取り付ける。
そして、フック35cを走行機体4側との係合を外して、カッタレバー35を前方側に向けて操作すると、インナーワイヤ43が引かれて、カッタ40は戻しスプリング44に抗して下動して、シート25を田面との間で切断する。また、カッタレバー35を元に戻すと、カッタ40は戻しスプリング44によって上動する。なお、路上走行時や格納時にはカッタ40に図示しないカバーを掛けて、不測の事故に備える。
次に、植付装置5と敷設装置6とで構成する作業機の昇降装置について、主に図7及び図8を参照して説明すると、前述の通り、作業機はリンク機構7を介して油圧シリンダ8によって昇降自在に走行機体4に連結する。また、ステアリングホイール15の下方となるステアリングコラムには、昇降操作具を構成する前後及び上下回動自在なクイックアップレバー45を設ける(図3参照)。さらに、油圧シリンダ8に圧油を供給する油圧ポンプは、トランスミッションケース10の前部側に取り付け、エンジン13によって常時駆動する。
また、作動油タンクを兼用するトランスミッションケース10から油圧ポンプによって吸い込まれた作動油は、ホース46を介して昇降制御バルブ47に導かれ、この昇降制御バルブ47は、運転席23下方のシャシフレーム9にブラケットを介して取付ける。さらに、昇降制御バルブ47からホースを介してリンク機構7とシャシフレーム9間に取付ける油圧シリンダ8に配管する。
さらに、前記昇降制御バルブ47は、スプールを回転させて油の流れる方向を切換えるロータリ形切換弁で構成し、そのスプールの作動角によって手動部と自動部に分かれる。この内、手動部は、油圧ポンプからの圧油を油圧シリンダ8に供給する上昇位置、油圧ポンプからの圧油を作動油タンク側へ導き、油圧シリンダ8から作動油タンクへの流れを止める固定位置、及び油圧ポンプからの圧油と油圧シリンダ8の油を作動油タンク側に導く下降位置を備える。
一方、昇降制御バルブ47の自動部は、上記手動部の下降位置の一部と、油圧ポンプからの圧油が油圧シリンダ8と作動油タンク側に流れるアンダーラップ位置と、油圧ポンプからの圧油を油圧シリンダ8に供給する上昇位置がある。さらに、昇降制御バルブ47のバルブボディには、ストップバルブが一体に設けてあり、このストップバルブは、昇降制御バルブ47と油圧シリンダ8との間の油路に介装し、油圧固定レバー48の閉操作によって両者間の油の流れを遮断することができる。
さらに、図7に示すように、昇降制御バルブ47のスプールにはバルブアーム49を設け、このバルブアーム49に設けた一方のピン49aと他方のピン49bにそれぞれ係合するリフタカム50と操作アーム51は、上記手動部と自動部の各位置に昇降制御バルブ47のスプールを切換える。そして、バルブアーム49の近傍に回動自在に軸支するリフタカム50は、電動モータで構成するリフタカムモータ52で回動し、昇降制御バルブ47の前記手動部の切換えを行う他、リフタカム50に接当するクラッチアーム53を作動し、このクラッチアーム53は、エンジン13から植付装置5に至る伝動経路に介装する図示しない植付クラッチを入り切りする。
また、バルブアーム49と同芯上に軸支する操作アーム51は、ローラフロート38のアーム38dとリンク機構54を介して連結し、操作アーム51はアーム38dの先端側の上下動に連動して回動する。なお、リンク機構54の中途部と、バルブアーム49に突設したピン49bとの間には、引張スプリング55を架設しており、該引張スプリング55によってバルブアーム49を常時操作アーム51側に付勢する。このため、バルブアーム49が回動自在な状態では、バルブアーム49のピン49bが操作アーム51に当接して、バルブアーム49と操作アーム51が一体回動する。
従って、ここでリフタカムモータ52によってリフタカム50が上げ位置に回動されると、リフタカム50が(反時計回りに回動して)バルブアーム49に設けた一方のピン49aを押して、昇降制御バルブ47は上昇位置に切換わる。なお、その場合、バルブアーム49に設けた他方のピン49bは引張スプリング55の付勢力に抗して操作アーム51から離れることになる。また、リフタカム50が(時計回りに回動して)固定位置に戻されると、バルブアーム49は引張スプリング55の付勢力によってリフタカム50に追従し、昇降制御バルブ47は固定位置に切換わる。
さらに、リフタカム50が(時計回りに回動して)下げ位置に回動されると、リフタカム50とバルブアーム49に設けた一方のピン49aとの係合が外れ、バルブアーム49が回動自在な状態となり、バルブアーム49は引張スプリング55の付勢力によってバルブアーム49に設けた他方のピン49bが操作アーム51に当接するまで回動し、昇降制御バルブ47は下降位置に切換わる。そして、それ以後、バルブアーム49と操作アーム51が一体回動することになって、昇降制御バルブ47は自動部において制御される。
すなわち、自動部において作業機が接地しない状態では、ローラフロート38が下動して昇降制御バルブ47は、手動部の下降位置に引き続く自動部の下降位置に切換わり、作業機は下降する。また、作業機が接地すると、ローラフロート38は上動して昇降制御バルブ47は、アンダーラップ位置に切換わり、作業機は接地面の凹凸に倣って昇降する。さらに、ローラフロート38に大きな土圧がかかり、ローラフロート38が上動すると、昇降制御バルブ47は自動部の上昇位置に切換わり、作業機は上昇する。
なお、リフタカム50が下げ位置からさらに(時計回りに回動して)植付位置に回動されると、リフタカム50がクラッチアーム53を押圧作動して植付クラッチを入りにする。また、リフタカム50が、それ以外の下降位置、固定位置、及び上昇位置にあるときは、植付クラッチは切りになる。
次に、前行程で植え付けた苗との間の隣接条間を適正に保つために、次行程の作業走行を行う際の目印となる跡を土壌面に付けるマーカについて説明すると、図2及び図9に示すように植付装置5の左右両側には、回転式の風車型のマーカ56L、56Rを設ける。即ち、左右の各マーカ56L、56Rは、左右側方に振り出す作用姿勢と、植付装置5の側部に沿って起立する格納姿勢とに回動変姿自在に植付フレーム29に取り付け、スプリング57によって作用姿勢になるように付勢する。
一方、走行機体4のシャシフレーム9には、図10及び図11に示すようにマーカ切換部を設け、このマーカ切換部のベース板58の後部寄りに設ける左右のプレート59間には、左右一対のマーカ作動アーム60L、60Rを支点ピン61を介して回動自在に軸支し、各マーカ作動アーム60L、60Rとマーカ56L、56Rの基端部をそれぞれインナーワイヤ62L、62Rを介して連結する。また、左のプレート59にはローラ63を備えるローラアーム64を支点ピン65を介して回動自在に軸支する。さらに、このローラアーム64はロッド66を介してリンク機構7の基部に連結する。
従って、作業機を油圧シリンダ8によって昇降リンク機構7を介して昇降させる際、作業機を上昇させるとローラアーム64は、リンク機構7の反時計回りの回動によって同じ反時計回りに回動し、その結果、ローラ63がマーカ作動アーム60L、60Rの後部寄りと当接して、マーカ作動アーム60L、60Rを時計回りに回動させる。そのため、インナーワイヤ62L、62Rが引かれて左右のマーカ56L、56Rが格納姿勢になる。
また、作業機を下降させるとローラアーム64は、リンク機構7の時計回りの回動によって同じ時計回りに回動し、ローラ63が後方側に退避するのでマーカ作動アーム60L、60Rは、反時計回りの回動が可能となって、また、インナーワイヤ62L、62Rが緩み、左右のマーカ56L、56Rの作用姿勢への作動が許容される状態になる。しかし、ここでマーカ作動アーム60L、60Rが次に述べるストッパによって反時計回りの回動が規制されると、マーカ56L、56Rが格納姿勢に保持される。
すなわち、ベース板58から立ち上がるコ字状のプレート67には左右一対のストッパ68L、68Rを支点ピン69を介して回動自在に軸支し、各ストッパ68L、68Rを支点ピン69に装着する捩じりバネ70L、70Rで時計回りに付勢する。また、ベース板58の下面に電動のマーカモータ71とマーカロータリスイッチ72を設け、ベース板58の孔から突出させるマーカモータ71の出力軸73には左右方向となるマーカ切換えレバー74を固定する。そして、マーカ切換えレバー74の出力軸73を挟んだ両端部の穴に、各ストッパ68L、68Rに後端部を連結する左右のロッド75L、75Rの先端部を通して、ダブルナット76L、76Rで抜け止めする。
そして、マーカモータ71によってマーカ切換えレバー74が左右方向となる中立姿勢になると、左右のロッド75L、75Rの前後動が許容され、左右のストッパ68L、68Rが捩じりバネ70L、70Rの付勢力で、そのストッパ68L、68Rの下部がベース板58に当たるまで時計回りに回動して、上方向けて起立した規制位置となる。
また、左右のストッパ68L、68Rがこのように規制位置となると、マーカ作動アーム60L、60Rの反時計回りの回動が可能となっても、マーカ作動アーム60L、60Rに夫々設ける規制ピン77L、77Rが左右のストッパ68L、68Rに当接して反時計回りの回動を規制し、マーカ56L、56Rを格納姿勢に保持する。
一方、マーカモータ71によってマーカ切換えレバー74が時計回りに回動して左マーカ解除姿勢になると、マーカ切換えレバー74の左端部にダブルナット76Lが当たって左ロッド75Lは前方に向けて引かれ、左ストッパ68Lは反時計回りに回動して前方に倒れた解除位置となる。そして、このように左ストッパ68Lが解除位置となると、左マーカ作動アーム60Lの反時計回りの回動が可能となると、左規制ピン77Lが左ストッパ68Lに当接しないためそのまま回動して左側のマーカ56Lが作用姿勢となる。
逆に、マーカモータ71によってマーカ切換えレバー74が反時計回りに回動して右マーカ解除姿勢になると、マーカ切換えレバー74の右端部にダブルナット76Rが当たって右ロッド75Rは前方に向けて引かれ、右ストッパ68Rは反時計回りに回動して前方に倒れた解除位置となる。そして、このように右ストッパ68Rが解除位置となると、右マーカ作動アーム60Rの反時計回りの回動が可能となると、右規制ピン77Rが右ストッパ68Rに当接しないためそのまま回動して右側のマーカ56Rが作用姿勢となる。
次に、作業機の昇降制御とマーカ制御を行う制御装置について説明すると、制御装置は主にマイクロコンピュータ等からなる電子制御装置(Electronic Control Unit)によって構成する。また、このECU78は、図12のブロック図に示すように、エンジンキーKによって入り切りするイグニッションスイッチ79がオンとなると、バッテリ80からの電源が自己保持回路を備える電源回路81と電源ライン82を経由して供給される。
また、ECU78はフラッシュメモリ(Flash Memory)内のソフトウェアを実行し、不揮発性メモリを構成するEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)に保存されているバックアップデータをRAM(Random Access Memory)内に書き込み後、昇降制御やマーカ制御を実行する。さらに、エンジンキーKが切られると、マーカ制御のデータをEEPROMに書き込んでバックアップデータとし、その後、自己保持を解除してシャットダウンする。
そして、ECU78は、その入力回路に作業時に入り操作する植付スイッチ83とクイックアップレバー45の上下操作を検出する上げ・下げスイッチ84、リンク機構7の作動角によって作業機の昇降量を検出するリフト角ポテンショメータ85、リフタカム50の回動角を検出するリフタカムポテンショメータ86、クイックアップレバー45の前後操作を検出する前・後スイッチ87、マーカ切換えレバー74の位置を検出するマーカロータリスイッチ72、マーカモードの切り換えを行うマーカスイッチ88、及びシート25の有無を検出するシートスイッチ89(図13参照)を接続する。
また、ECU78の出力回路には、リレーを介してリフタカムモータ52とマーカモータ71を接続し、また、植付モニタ90、警報ブザー91、及び紙補給モニタ92を接続する。そして、ECU78は、前記入力信号やバックアップデータに基づいて作業機の昇降制御やマーカ制御等のプグラムを実行する。また、上記作業機の昇降制御は、リフタカム50の回動角度を制御して昇降制御バルブ47を切換えるため、クイックアップレバー操作制御とその出力制御を実行する。
そして、クイックアップレバー操作制御は、主に植付スイッチ83とクイックアップレバー45の上げ・下げスイッチ84と現在の油圧状態に基づいて、新たな油圧状態(リフタカム50の回動角度:ポジション)を設定する。
以下、クイックアップレバー操作制御ついて作業機の昇降動作と共に簡単に説明すると、図14のフローチャートに示すように、先ず植付スイッチ83が切りである場合(非作業時)、クイックアップレバー45を上方向に1回操作すると、リフタカム50のポジションを上げに設定する(油圧:上げ、作業機は上昇する)。また、クイックアップレバー45を下方向に1回操作すると、リフタカム50のポジションを下げに設定する(油圧:下げ、作業機は下降する)。
さらに、作業機が上昇中にクイックアップレバー45を下方向に1回操作すると、リフタカム50のポジションを固定に設定する(油圧:固定、作業機はその位置で停止する)。逆に作業機が下降中にクイックアップレバー45を上方向に1回操作すると、リフタカム50のポジションを固定に設定する(油圧:固定、作業機はその位置で停止する)。
一方、植付スイッチ83が作業者によって入りに切替えられている場合(作業時)、クイックアップレバー45を下方向に2回操作すると、リフタカム50のポジションを1回目の操作で下げに設定し(油圧:下げ、作業機は下降する)、2回目の操作で植付に設定する(油圧:植付、植付クラッチが入りとなる)。また、クイックアップレバー45を上方向に2回操作すると、リフタカム50のポジションを1回目の操作で下降に設定し(油圧:下げ、植付クラッチが切りとなる)、2回目の操作で上昇に設定する(油圧:上昇、作業機は上昇する)。
さらに、植付クラッチが入りのとき、クイックアップレバー45を上方向に1回操作すると、リフタカム50のポジションを下降に設定する(油圧:下げ、植付クラッチが切りとなる)。また、この状態でクイックアップレバー45を上方向に操作すると、リフタカム50のポジションを上昇に設定する(油圧:上昇、作業機は上昇する)。逆に、クイックアップレバー45を下方向に操作すると、リフタカム50のポジションを植付に設定する(油圧:植付、植付クラッチが入りとなる)。
また、作業機が接地している状態で植付クラッチが切りのとき、クイックアップレバー45を下方向に操作すると、リフタカム50のポジションを植付に設定する(油圧:植付、植付クラッチが入りとなる)。そして、植付スイッチ83が切りである場合(非作業時)と同様に、作業機が上昇中にクイックアップレバー45を下方向に1回操作すると、リフタカム50のポジションを固定に設定する(油圧:固定、作業機はその位置で停止する)。逆に作業機が下降中にクイックアップレバー45を上方向に1回操作すると、リフタカム50のポジションを固定に設定する(油圧:固定、作業機はその位置で停止する)。
以上、クイックアップレバー操作制御について説明したが、クイックアップレバー操作制御から復帰すると、ECU78はその出力制御を行い、この出力制御の詳細な説明は省略するが、前述のクイックアップレバー45の上下操作に基づいて作業機が実際に昇降されるように、リフタカムモータ52に出力して、昇降制御バルブ47が各切換位置に一致するようにリフタカムポテンショメータ86を用いてリフタカム50の回動角度を制御する。
一方、ECU78はマーカ制御も併行して実行し、このマーカ制御は、次行程の作業走行を行う際の目印となる跡を土壌面に付ける左右のマーカ56L、56Rの作動制御を行い、具体的には往復植えする際に、その往路と復路で作用姿勢に切換えるべきマーカが左右逆になり、さらに往復植えする間これが繰り返されるので、このマーカの作用姿勢への切換えを作業機の昇降に合わせて自動的に行えるようにする。
そこで、係るマーカ制御は、作業機の昇降に合わせて左右何れのマーカを作用姿勢にするかを判断して決定するマーカ選択制御と、マーカ選択制御によって選択されたマーカを作業機の昇降タイミングに合わせて実際に作用姿勢になすマーカ作動制御を備える。そして、ここでは前者のマーカ選択制御について説明し、後者のマーカ作動制御の説明は省略する。
以下、マーカ選択制御ついて作業機の昇降動作と共に説明すると、図15のフローチャートに示すように、先ず植付スイッチ83の操作状態を判断し(ステップS1)、植付スイッチ83が作業者によって入りに切替えられている場合(ON:作業時)、作業機が下降しているかをリフト角ポテンショメータ85を用いて判断する(ステップS2)。ここで下降していなければ両落ち操作タイマをセットし(ステップS3)、リフト角ポテンショメータ85によって作業機が最上昇しているかを判断する(ステップS4)。
そして、作業機が最上昇している場合、マーカスイッチ88に基づくオートマーカフラグの状態を判断し(ステップS5)、例えば、マーカスイッチ88を操作して自動になっていれば、初期設定で「セット」されている植付クラッチフラグの状態をみる(ステップS6)。ここで、植付クラッチフラグがセットされていれば、ロールケース36のシート引き出し口36gからガイド36h上に引き出すシート25の有無を、その上方に設けるシートスイッチ89の検出結果から判断する(ステップS7)。
ここで、シート25が有ってスイッチがオフであれば、補給フラグの状態を判断するが(ステップS8)、補給フラグはシート25が無くなってスイッチがオンとなった際にセットするステップS9の外、前述するECU78がシャットダウンする前に不揮発性メモリに書き込むバックアップデータの1項目としているため、ECU78が立ち上がった後に最初に実行するイニシャルセットにおいて、上記不揮発性メモリから既に読み込んでRAM内に書き込んでいる。
従って、補給フラグはマーカ選択制御を開始する前の初期設定において状態が設定され、若し、初期設定において補給フラグがセットされていれば、バックアップデータの第1項目が補給フラグに読み込まれたことを意味し、また、次に説明する振出方向がその初期設定において右振出、或いは左振出に選択されていれば、同様に不揮発性メモリに書き込むバックアップデータの第2項目が振出方向に読み込まれたことを意味する。
さらに、続けて説明すると、ステップS8において補給フラグがリセットされていると振出方向の状態を判断する(ステップS7)。この振出方向のフラグは、右振出と左振出、及び振出不定のリセットの3種類を用意し、この内、右振出は作業機が苗の植付けのために下降した際の作用姿勢にするマーカを右側のマーカ56Rに選択することを意味し、左振出は同様に作業機が苗の植付けのために下降した際の作用姿勢にするマーカを左側のマーカ56Lに選択することを意味し、リセットは左右のマーカ56L、56Rを共に格納姿勢に保持することを意味する。
そして、この振出方向がリセットされていれば振出方向を右振出とし(ステップS11)、リセット以外の右振出か左振出にセットされていればこの状態を反転して、例えば、右振出にセットされていれば左振出にセットし、また、左振出にセットされていれば右振出にセットする(ステップS12)。
次に、上記ステップS11、S12、ステップS5において自動が切り(OFF)になっている場合、ステップ6において植付クラッチフラグがリセットされている場合、ステップS8において補給フラグがセットされている場合、及びステップS9を実行した場合には、植付クラッチフラグをリセットし(ステップS13)、クイックアップレバー45の前方への操作(左振出指示)があったかをその前・後スイッチ87によって判断する(ステップS14)。
ここで、クイックアップレバー45の前方への操作が有れば振出方向を判断し(ステップS15)、振出方向が既に左振出になっていれば何もしないが、左振出以外であれば振出方向を左振出にセットし(ステップS16)、オートマーカフラグを自動入りにする(ステップS17)。また、クイックアップレバー45の前方への操作が無く後方への操作(右振出指示)が有れば(ステップS18)、同様に振出方向を判断し(ステップS19)、振出方向が既に右振出になっていれば何もしないが、右振出以外であれば振出方向を右振出にセットし(ステップS20)、オートマーカフラグを自動入りにする(ステップS21)。
さらに、マーカスイッチ88の操作の有無を判断し(ステップS22)、マーカスイッチ88が押されれば、オートマーカフラグの状態の判断によって(ステップS23)、自動が切りであればオートマーカフラグを自動入りにして(ステップS24)復帰し、また、自動が入りであれば振出方向をリセットし(ステップS25)、オートマーカフラグを自動切りにして(ステップS26)復帰する。なお、ステップS22においてマーカスイッチ88が押されなければそのまま復帰し、また、ステップS4において作業機が最上昇していない場合も同様に復帰する。
一方、ステップS2において作業機が下降していれば、リフタカムポテンショメータ86によって植付クラッチの状態を判断し(ステップS27)、植付クラッチが切りであればそのまま復帰するが、植付クラッチが入りであれば植付クラッチフラグをセットし(ステップS28)、補給フラグをリセットする(ステップS29)。また、両落ち操作タイマの状態を判断し(ステップS30)、タイムアップしていればそのまま復帰するが、カウント中であればステップ14と同様にクイックアップレバー45の前方への操作(左振出指示)があったかを判断する(ステップS31)。
さらに、続くステップS32からステップS36までの処理は、既に説明したステップS15、ステップS16、及びステップS18からステップS20と同様であるため説明を省略する。そして、以上説明したマーカ選択制御から復帰すると、ECU78はマーカ選択制御において設定する振出方向に基づいて、前述のステップS7で説明したように作業機が下降して植付作業を行う際に、振出方向が右振出であれば右側のマーカ56Rを作用姿勢にし、振出方向が左振出であれば左側のマーカ56Lを作用姿勢にし、或いは振出方向がリセットであれば左右のマーカ56L、56Rを共に格納姿勢に保持するマーカ作動制御を実行する。
なお、上記マーカ作動制御において各マーカ56L、56Rを作用姿勢、又は格納姿勢になす制御は、既に説明するようにマーカモータ71の正逆駆動に基づくマーカ切換えレバー74の回動姿勢を制御することであり、マーカ切換えレバー74をマーカロータリスイッチ72の検出に基づいて中立姿勢にすると、作業機を最も上昇させた状態から下降させる際に左右のマーカ56L、56Rは共に格納姿勢を保持する。また、マーカ切換えレバー74をマーカロータリスイッチ72の検出に基づいて右マーカ解除姿勢、或いは左マーカ解除姿勢にすると、作業機を最も上昇させた状態から下降させる際に左右のマーカ56L、56Rの内、該当するマーカが規制状態を解除されて作用姿勢になる。
以上、制御装置が実行する作業機の昇降制御やマーカ制御について説明したが、既に説明した通り、ECU78はエンジンキーKが入りなって起動すると、そのイニシャルセットおいて不揮発性メモリに保存されているバックアップデータを読み込んで、特にマーカ選択御において使用する補給フラグと振出方向を初期設定し、その後、昇降制御やマーカ制御を併行させて反復実行する。
また、エンジンキーKが切りなってイグニッションスイッチ79からの電圧が低下したことを割り込みによってECU78が検出すると、マーカ選択制御の補給フラグがセットされていなければ、電源回路81の自己保持を解除してそのままシャットダウンする。しかし、補給フラグがセットされていれば、不揮発性メモリに補給フラグと振出方向をバックアップデータとして書き込んだ後、シャットダウンする。
次に、以上説明した紙マルチ田植機1を用いて苗を往復植えする際の作業方法を、特に本発明の特徴部分を主体にして説明すると、図16に示すように田圃に紙マルチ田植機1を入れて最初に右から左に向けて作業走行する際、作業機を上昇させた状態で紙マルチ田植機1を移動させ、作業機が所定の枕地と右側の畦との間隔をとって作業開始位置に臨ませる。そして、植付スイッチ83を入りに、また、クイックアップレバー45の前方への操作でマーカの振出方向を左振出にする(これによりオートマーカフラグが自動入りに設定される)。
以上の準備ができたら、クイックアップレバー45を2回下方に操作して(作業機を下降させると共に植付クラッチを入りにして)、畦に作業機が当たらないように右トレースマーカー28等を用いて前進走行する。その場合、左側のマーカ56Lが作用姿勢となって左側の土壌面に跡Mを付ける。そして、終端の枕地に至るとクイックアップレバー45を2回上方に操作して(植付クラッチを切ると共に作業機を上昇させて)、ステアリングホイール15によって次行程に向けて左旋回する。
この場合、作業機の上昇に伴って左側のマーカ56Lは格納姿勢となり、制御装置は振出方向を反転して右振出にする。また、次行程のスタート位置に至ったら同様にクイックアップレバー45を2回下方に操作して(作業機を下降させると共に植付クラッチを入りにして)、運転席23からセンターポール27と前行程で付けた土壌面の跡Mが重なるように操向しながら作業走行する。
すると前行程と今回植え付けた苗の隣接条間がほぼ適正な間隔に保たれ、また、土壌面に敷設するシート25のラップ代も適正に保たれ、両者の間に隙間できたり、今回敷設するシート25が前行程で植えた苗を敷倒すことはない。さらに、スキルによっても違いがあるが、マーカ56L、56Rが付けた跡Mを目印に操向すると蛇行することが少なく、敷設するシート25も捩れて浮き上がったり、破れたりすることがなく手作業による補修作業を無くすことができる。
また、今回は右側のマーカ56Rが自動的に作用姿勢になって右側の土壌面に跡Mを付けるから、作業者が今回の作業開始時に左右のマーカ56L、56Rの選択操作を省くことができ、繁雑な操作が減って能率的に作業を行うことができる。そして、以後、このような往復植えを繰り返して作業を進めるが、植付装置5や予備苗台24に苗が無くなり苗継作業を行う場合がある。
その場合、一行程の作業走行を行った後、畦近くまで走行して停止し、畦側からマット苗を予備苗台24に補給する。また、苗載台32に苗を継ぎ足す際は作業機を下降させて行う。そして、苗継作業が終了したら作業機を再び上昇させて機体の旋回を行い、次行程のスタート位置に至ったら同様にクイックアップレバー45を2回下方に操作して、作業走行を再開する。
この場合、一行程の作業走行を行い作業機を上昇させて畦近くまで走行して停止する間に1回の作業機の昇降が行われ、また、作業機を下降させて苗載台32に苗を継ぎ足し、作業機を上昇させて旋回する間に2回目の作業機の昇降が行われる。そのため、これに伴って制御装置がマーカの振出方向を2回反転させると、次行程では前回と同じ側のマーカが選択され、マーカの選択に誤りが生ずる。
しかし、苗継作業では作業機を下降させても植付クラッチを入りにすることはなく、制御装置はこの状態を植付クラッチフラグ(リセット)によって監視し、この場合はマーカの振出方向の反転は行わない。そのため、次行程では前回と反対側のマーカが選択され、マーカを適切な方向に振り出すことができる。
また、一つの田圃で作業走行を行っている際にロールを使い切ってしまうことが数回発生する。この場合、予めシート25の残り具合を見て早めにロールの交換を枕地等で行えばあまり問題はない。しかし、敷設資材としてのシートは比較的高価であるためロール1本全てシートを使い切ってから交換することになり、そのため、植付行程(敷設行程)の途中でシート25が無くなると、作業走行を中断してロールの交換を行う。
その場合、作業者は作業機を上昇させた後、前行程で苗を植え付けた側とは反対の次行程で苗を植え付ける側に降り立って、その側に設ける予備ロール台26を回動させ、予備ロール台26に保持する予備ロールを一直線上に臨むロールケース36に差し込んで挿入する。また、ロール交換を終えたら、既に敷設したシート25の終端まで後進させ、シートの終端と新たに敷設するシートの始端が15〜20センチ程度、重なるように作業機を下降させて作業走行を再開する。
この場合、下降して作業を行っていた作業機をロール交換のために上昇させることによって1回の作業機の昇降が行われたことになり、通常であれば制御装置がマーカの振出方向を反転させ、作業を再開すると中断前のマーカの振出方向とは逆のマーカが前行程で敷設するシート25の略中間位置に下降し、そのシート25に先端が突き刺さって穴を開ける。
また、これに気付かず作業走行を続けると穴が連続して線状となったり、間欠的に穴が開いてしまい、この穴を塞ぐ補修作業が別途必要となる。さらに、マーカが既に植え付けた苗を押し倒し、欠株を生じさせる虞がある。そのうえ、当然であるが次行程で目印とする土壌面の跡Mを付けることができない。
しかし、制御装置は、敷設装置6に設けるシートスイッチ89によってシート25が無くなったことを検出すると補給フラグをセットし、その後、ロール交換を終えてシートスイッチ89がシート25の存在を検出しても、作業機が下降して植付クラッチが入りとなる作業走行時まで、そのフラグの状態を保持する。そして、補給フラグがセットされている間は手動操作を除いてマーカの振出方向の自動的な反転等を行わない。そのため、作業走行を再開させると中断前と同じマーカを作用姿勢になすことができ、前述の不具合を防止することができる。
なお、1行程の作業走行を終えた際、たまたま同時にシート25が無くなって枕地でロール交換を行う場合が想定される。その場合、上記のように制御装置がマーカの振出方向の自動的な反転等を行わないと、ロール交換を終えて旋回の後、次行程の作業走行を行う際に誤ったマーカの振り出しが行われる。そこで、この場合は作業走行を行う前にクイックアップレバー45の前後方向の操作によってマーカの振出方向を変更する(補給フラグのセット中でも手動での振出方向の変更は担保されている)。
また、ロール交換を行う際、エンジン13を停止させて交換作業を行うことがある。その場合、エンジン13停止に伴って制御装置への電源供給がストップし、RAMに格納する補給フラグや振出方向の制御データは消失する。しかし、この場合、制御装置は、現在のマーカの選択状態を不揮発性メモリに書き込み、また、エンジンキーKが入りになると不揮発性メモリからマーカの選択状態を読み出して、作用姿勢に切換えるマーカをエンジンキーが切られる前と同じマーカとなすように構成するから、マーカの誤選択は起こらない。
なお、制御装置が、上記ロール交換の際に補給フラグや振出方向の制御データを書き込んでシャットダウンした後、再度、エンジンキーKを入りにしてロール交換が行われたことに基づき作用姿勢に切換えるマーカをエンジンキーが切られる前と同じマーカとなすと、制御装置は、マーカ制御等を実行する前に不揮発性メモリに「補給フラグ:リセット」「振出方向:リセット」とするバックアップデータを書き直しておくことによって、正常終了時の不揮発性メモリへの書き込みを不要にする。
また、植付スイッチ83の入り切り状態は植付モニタ90に表示し、シートスイッチ89に基づくシート25切れは紙補給モニタ92に表示する外、左右のマーカ56L、56Rの選択状態はモニターパネル20に設けるランプ93L、93Rによって表示するから、作業者はこれらの表示を参照して作業状況の把握とスイッチの操作を容易に行うことができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、左右のマーカ56L、56Rは、実施形態の回転式の風車型でなく線引きタイプであってもよいし、マーカの格納姿勢への作動を油圧シリンダ8によって行ったが、マーカの格納姿勢と作用姿勢への作動を一つの電動モータで行ったり、油圧シリンダ等の他のアクチュエータで行ってもよい。さらに、バッテリーバックアップ用のRAMに補給フラグや振出方向を書き込むようにすれば、不揮発性メモリへの書き込みや自己保持回路を備える電源回路81等を設ける必要がなく、本発明は、前記実施形態に限定されるものではない。
1 紙マルチ田植機(マルチ移植機)
4 走行機体
5 植付装置
6 敷設装置
26 予備ロール台
45 クイックアップレバー
56L 左マーカ
56R 右マーカ
78 ECU(電子制御装置)
83 植付スイッチ
88 マーカスイッチ
89 シートスイッチ
K エンジンキー

Claims (4)

  1. シートの敷設装置と苗の植付装置を備える作業機を走行機体に昇降自在に設け、この作業機を上昇させて走行機体に設ける予備ロール台から敷設装置にロール状のシートを補給し、また、制御装置によって作用姿勢に切換える左右何れか一方側のマーカが土壌面に付ける跡を目印にして作業走行するマルチ移植機において、前記制御装置は、作業機の昇降の度に作用姿勢に切換えるマーカを交互に選択すると共に、敷設装置にシートが無くなって作業機を上昇させた際は、作用姿勢に切換えるマーカの選択を行わず、次に作業機を下降させた際に、作業機を上昇させる前と同じマーカを作用姿勢になすことを特徴とするマルチ移植機。
  2. 前記制御装置は、人為的な操作によって作用姿勢に切換えるマーカが指定されると、作用姿勢に切換えるマーカを指定されたマーカとなすことを特徴とする請求項1に記載されたマルチ移植機。
  3. 前記制御装置は、敷設装置にシートが無くなりエンジンキーが切られると、現在のマーカの選択状態を不揮発性メモリに書き込み、また、エンジンキーが入りになると不揮発性メモリからマーカの選択状態を読み出して、作用姿勢に切換えるマーカをエンジンキーが切られる前と同じマーカとなすことを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載されたマルチ移植機。
  4. 前記制御装置は、作業機の植付けを伴う昇降の度に作用姿勢に切換えるマーカを交互に選択し、植付けを伴わない昇降にあっては作用姿勢に切換えるマーカの選択を行わないことを特徴する請求項1から請求項3の何れか一つに記載されたマルチ移植機。
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