JP2019018943A - エレベーターのロープ外れ防止治具及びエレベーターのロープ取替方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は、ロープ取替時に綱車からロープが外れることを防止できるエレベーターのロープ外れ防止治具及びエレベーターのロープ取替方法を提供することを目的とする。【解決手段】この発明に係るエレベーターのロープ外れ防止治具は、綱車の前側カバー10に取り付けられる第1支持部材16と、綱車の後側カバー11に取り付けられる第2支持部材17と、一端部が第1支持部材16に支持され、他端部が第2支持部材17に支持され、綱車に巻き掛けられたロープ3に接触する状態で固定される押さえ部材20と、を備える。【選択図】図9

Description

この発明は、エレベーターのロープ外れ防止治具及びエレベーターのロープ取替方法に関する。
ロープ式エレベーターは、綱車に巻き掛けられたロープを備える。エレベーターのロープを取り替える技術として、例えば、下記特許文献1に記載されたものがある。
特開平6−255938号公報
特許文献1には、機械室ありタイプのエレベーターのロープを取り替える方法が開示されている。これに対し、機械室なしタイプのエレベーターのロープを取り替えるには、異なる方法が用いられる。機械室なしタイプのエレベーターのロープ取替時に、昇降路内の綱車からロープが外れると、手直しに時間を要する。
この発明は、上記の課題を解決するためになされた。その目的は、ロープ取替時に綱車からロープが外れることを防止できるエレベーターのロープ外れ防止治具及びエレベーターのロープ取替方法を提供することである。
この発明に係るエレベーターのロープ外れ防止治具は、綱車の前側カバーに取り付けられる第1支持部材と、綱車の後側カバーに取り付けられる第2支持部材と、一端部が第1支持部材に支持され、他端部が第2支持部材に支持され、綱車に巻き掛けられたロープに接触する状態で固定される押さえ部材と、を備える。
この発明に係るエレベーターのロープ取替方法は、昇降路内に設けられた綱車のカバーから外れ止めを取り外し、上記のロープ外れ防止治具を取り付ける治具設置工程と、綱車に巻き掛けられている旧ロープの一端に新ロープが連結された状態で旧ロープを他端側に向かって引っ張ることで旧ロープを新ロープに置き換えるロープ移動工程と、綱車のカバーからロープ外れ防止治具を取り外し、外れ止めを取り付ける治具撤去工程と、を備える。
この発明によれば、ロープ外れ防止治具の押さえ部材は、綱車に巻き掛けられたロープに接触する状態で固定される。このため、ロープ取替時に綱車からロープが外れることを防止できる。
エレベーターの構造の一例を示す模式図である。 おもり吊り車の正面図である。 おもり吊り車の側面図である。 おもり吊り車の上面図である。 実施の形態1におけるロープ外れ防止治具が分解された状態を示す図である。 実施の形態1におけるロープ外れ防止治具が組み立てられた状態を示す図である。 実施の形態1におけるロープ外れ防止治具が取り付けられた状態のおもり吊り車の正面図である。 実施の形態1におけるロープ外れ防止治具が取り付けられた状態のおもり吊り車の側面図である。 実施の形態1におけるロープ外れ防止治具が取り付けられた状態のおもり吊り車の上面図である。
添付の図面を参照して、この発明を実施するための形態について説明する。各図では、同一又は相当する部分に同一の符号が付される。重複する説明は、適宜簡略化あるいは省略する。
実施の形態1.
図1は、エレベーターの構造の一例を示す模式図である。図1は、機械室なしタイプのロープ式エレベーターの昇降路内における構造を例示している。
図1に示すように、エレベーター1は、巻上機2、ロープ3、かご4及び釣合おもり5を備える。エレベーター1は、昇降路内に設けられた複数の綱車を備える。綱車には、例えば、巻上機2の駆動綱車、かご吊り車6、おもり吊り車7及び返し車8が含まれる。ロープ3は、例えば、巻上機2の駆動綱車、かご吊り車6、おもり吊り車7及び返し車8に巻き掛けられる。ロープ3の端部は、例えば、昇降路内の図示しない梁などに支持される。かご4は、かご吊り車6を介して、ロープ3によって昇降路内に吊り下げられる。釣合おもり5は、おもり吊り車7を介して、ロープ3によって昇降路内に吊り下げられる。かご4及び釣合おもり5は、巻上機2が駆動することにより昇降する。巻上機2は、図示しない制御盤によって制御される。
図2は、おもり吊り車の正面図である。図3は、おもり吊り車の側面図である。図4は、おもり吊り車の上面図である。図2から図4は、エレベーター1が通常運転されているときのおもり吊り車7の状態を示している。以下、図2から図4を参照して説明する。
ロープ3は、おもり吊り車7の下部に巻き掛けられる。ロープ3は、例えば、複数設けられる。各ロープ3は、おもり吊り車7の各ロープ溝に沿って巻き掛けられる。おもり吊り車7の周囲には、綱車カバー9が設けられる。綱車カバー9は、例えば、前側カバー10及び後側カバー11を備える。前側カバー10は、おもり吊り車7の前方に位置する。後側カバー11は、おもり吊り車7の後方に位置する。後側カバー11は、例えば、前側カバー10と同様の形状に形成される。おもり吊り車7の回転軸12は、例えば、前側カバー10と後側カバー11とを繋ぐようにして、綱車カバー9に固定される。
前側カバー10には、貫通穴13及び貫通穴14が形成されている。貫通穴13及び貫通穴14は、前側カバー10を前後に貫通する。貫通穴13及び貫通穴14は、例えば、縦長に形成された長穴である。貫通穴13及び貫通穴14は、例えば、上下方向において、回転軸12と同じ高さに形成されている。貫通穴14は、例えば、正面から見た回転軸12を中心として、貫通穴13と左右対称な位置に形成されている。
貫通穴13は、例えば、正面から見て、おもり吊り車7の右端付近に相当する位置に形成されている。貫通穴13は、例えば、正面から見て、おもり吊り車7の右端よりも左側に相当する位置には形成されていない。
貫通穴14は、例えば、正面から見て、おもり吊り車7の左端付近に相当する位置に形成されている。貫通穴14は、例えば、正面から見て、おもり吊り車7の左端よりも右側に相当する位置には形成されていない。
なお、図示しないが、後側カバー11にも、貫通穴13及び貫通穴14が形成されている。後側カバー11の貫通穴13は、例えば、前後方向において、前側カバー10の貫通穴13と対向する。後側カバー11の貫通穴14は、例えば、前後方向において、前側カバー10の貫通穴14と対向する。
綱車カバー9には、外れ止め15が取り付けられる。おもり吊り車7の綱車カバー9には、例えば、2つの外れ止め15が取り付けられる。外れ止め15は、例えば、直角をなして連続した一片と他片とを有する板状部材である。外れ止め15は、例えば、上下方向から見てL字状を呈する。外れ止め15の一片は、例えば、前側カバー10の前面にボルト等で固定される。
一方の外れ止め15の一片は、例えば、他片が貫通穴13に通された状態で、回転軸12と同じ高さに固定される。当該外れ止め15の他片は、例えば、左右方向から見て全てのロープ3と重なる状態で、前側カバー10と後側カバー11との間の空間に位置する。当該外れ止め15の他片は、例えば、おもり吊り車7の回転軸方向に沿った向きで、前側カバー10と後側カバー11との間の空間に位置する。当該外れ止め15の他片は、例えば、ロープ3及び後側カバー11に接触しない。
他方の外れ止め15の一片は、例えば、他片が貫通穴14に通された状態で、回転軸12と同じ高さに固定される。当該外れ止め15の他片は、例えば、左右方向から見て全てのロープ3と重なる状態で、前側カバー10と後側カバー11との間の空間に位置する。当該外れ止め15の他片は、例えば、おもり吊り車7の回転軸方向に沿った向きで、前側カバー10と後側カバー11との間の空間に位置する。当該外れ止め15の他片は、例えば、ロープ3及び後側カバー11に接触しない。
外れ止め15は、綱車カバー9に対して着脱可能である。外れ止め15は、例えば、一片を後側カバー11に固定することで綱車カバー9に取り付けられてもよい。
図5は、実施の形態1におけるロープ外れ防止治具が分解された状態を示す図である。図5は、2つのロープ外れ防止治具が分解された状態を示す。図6は、実施の形態1におけるロープ外れ防止治具が組み立てられた状態を示す図である。図6は、2つのロープ外れ防止治具が組み立てられた状態を示す。以下、図5及び図6を参照して説明する。
エレベーターのロープ外れ防止治具は、第1支持部材16、第2支持部材17、棒状部材18及び筒状部材19を備える。第1支持部材16及び第2支持部材17は、例えば、板状に形成されている。棒状部材18の断面は、例えば、円形である。棒状部材18としては、例えば、全ねじボルト等が用いられる。
筒状部材19は、例えば、棒状部材18の断面の直径よりも内径が大きい円筒状に形成されている。筒状部材19の長さは、棒状部材18の長さよりも短い。筒状部材19の長さは、前側カバー10と後側カバー11との距離よりも短い。
筒状部材19は、例えば、ロープ3よりも軟らかい材質で形成されている。筒状部材19は、例えば、ロープ3を形成するストランドよりも引っ掻きに対する強度が低い。ストランドは、例えば、鋼線を撚り合わせることで形成されている。筒状部材19は、例えば、ストランドよりも硬度が低い金属で形成されている。筒状部材19は、例えば、アルミニウム等で形成されている。
第1支持部材16には、貫通穴16a及び貫通穴16bが形成されている。貫通穴16aは、例えば、丸穴である。貫通穴16bは、例えば、第1支持部材16の長手方向に沿って長く形成された長穴である。貫通穴16bは、例えば、複数形成されている。貫通穴16bの数は、例えば、外れ止め15を綱車カバー9に固定するためのボルト等の数と同じ数である。
第2支持部材17には、貫通穴17aが形成されている。貫通穴17aは、例えば、丸穴である。
棒状部材18は、筒状部材19に挿入された状態で、第1支持部材16及び第2支持部材17と連結される。筒状部材19に挿入された状態の棒状部材18と筒状部材19とを合わせて「押さえ部材20」とも呼ぶ。棒状部材18の一端部は、第1支持部材16の貫通穴16aに通される。棒状部材18の一端部には、例えば、第1支持部材16よりも手前側にナット等が取り付けられる。棒状部材18の他端部は、第2支持部材17の貫通穴17aに通される。棒状部材18の他端部には、例えば、第2支持部材17よりも奥側にナット等が取り付けられる。
ロープ外れ防止治具は、例えば、機械室なしタイプのロープ式エレベーターのロープ取替時に用いられる。ロープ外れ防止治具は、例えば、外れ止め15が取り外されたおもり吊り車7の綱車カバー9に取り付けられる。
図7は、実施の形態1におけるロープ外れ防止治具が取り付けられた状態のおもり吊り車の正面図である。図8は、実施の形態1におけるロープ外れ防止治具が取り付けられた状態のおもり吊り車の側面図である。図9は、実施の形態1におけるロープ外れ防止治具が取り付けられた状態のおもり吊り車の上面図である。
以下、図7から図9を参照して、2つのロープ外れ防止治具のうち、正面から見て右側に取り付けられるロープ外れ防止治具について説明する。なお、以下の説明における貫通穴13を貫通穴14に読み替えれば、正面から見て左側に取り付けられるロープ外れ防止治具についての説明となる。
第1支持部材16は、例えば、その長手方向がおもり吊り車7の左右方向に沿った状態で、前側カバー10に取り付けられる。第1支持部材16は、例えば、貫通穴16bを介して、外れ止め15を固定するために使用されていたボルト等で前側カバー10の前面に固定される。第1支持部材16の取付位置は、貫通穴16aと貫通穴13とが重なるように調整される。棒状部材18の一端部は、貫通穴16a及び前側カバー10の貫通穴13に通される。第1支持部材16は、例えば、棒状部材18の一端部に取り付けられたナットが締め付けられることで、前側カバー10の前面に押し付けられる。
第2支持部材17は、例えば、その長手方向がおもり吊り車7の左右方向に沿った状態で、後側カバー11に取り付けられる。筒状部材19に挿入された状態の棒状部材18の他端部は、後側カバー11の貫通穴13及び貫通穴17aに通される。第2支持部材17は、例えば、棒状部材18の他端部に取り付けられたナットが締め付けられることで、後側カバー11の後面に押し付けられる。
棒状部材18は、おもり吊り車7の回転軸方向に沿った向きで、第1支持部材16及び第2支持部材17に支持される。棒状部材18の断面の直径は、貫通穴13の横幅よりも小さい。第1支持部材16の貫通穴16bは、横長に形成されている。つまり、前側カバー10に対する第1支持部材16の左右方向における位置を変化させることが可能である。このため、綱車カバー9の貫通穴13に通された状態の棒状部材18の左右方向における位置を微調整することが可能である。棒状部材18の左右方向における位置は、筒状部材19が全てのロープ3に対して同時に接触するように調整される。筒状部材19は、ロープ3が上下方向に移動した場合、棒状部材18を軸として回転可能である。なお、例えば、筒状部材19の端部と綱車カバー9との間にワッシャー等を取り付ければ、筒状部材19が回転し易くなる。
エレベーターのロープ取替作業は、図7から図9に示すようにロープ外れ防止治具をおもり吊り車7に取り付けた状態で行われる。ロープ取替作業の際には、ロープに荷重が掛からないように、図示しない装置又は治具等によってかご4及び釣合おもり5が保持される。この状態で、一端が新ロープに連結された旧ロープを他端側に向かって引っ張ると、旧ロープ及び新ロープは、各綱車のロープ溝に沿って移動する。これにより、旧ロープが新ロープに置き換えられる。その後、おもり吊り車7からロープ外れ防止治具が取り外され、外れ止め15が再び取り付けられる。
実施の形態1において、エレベーターのロープ外れ防止治具は、例えば、機械室なしタイプのロープ式エレベーターのロープ取替時に用いる治具である。第1支持部材16は、例えば、綱車の前側カバー10に取り付けられる。第2支持部材17は、例えば、綱車の後側カバー11に取り付けられる。押さえ部材20は、一端部が第1支持部材16に支持され、他端部が第2支持部材17に支持され、綱車に巻き掛けられた複数のロープ3に対して綱車の回転軸方向に沿った向きで接触する状態で固定される。このため、ロープ取替時に綱車からロープが外れることを防止できる。その結果、ロープ外れの手直し作業が発生しないため、ロープ取替作業の効率を向上させることができる。また、作業員の安全性を高めることができる。
実施の形態1において、第1支持部材16には、例えば、丸穴である貫通穴16a及び長手方向に沿った長穴である貫通穴16bが形成されている。押さえ部材20は、例えば、丸穴を介して第1支持部材16に支持される。第1支持部材16は、例えば、長手方向が綱車の左右方向に沿った状態で、長穴を介して綱車の前側カバー10に固定される。このため、ロープに接触するように押さえ部材の位置を微調整することができる。
実施の形態1において、押さえ部材20は、棒状部材18及び筒状部材19を備える。棒状部材18は、例えば、断面が円形であり、第1支持部材16及び第2支持部材17に支持される。筒状部材19は、例えば、棒状部材18の太さよりも内径が大きい円筒状に形成され、内側に棒状部材18が通され、綱車の前側カバー10と後側カバー11との間で複数のロープ3に同時に接触する。つまり、筒状部材19は、ロープ3の移動に伴って回転可能である。このため、押さえ部材との摩擦によってロープが傷つくことを防止できる。
実施の形態1において、筒状部材19は、例えば、ロープ3よりも軟らかい材質で形成されている。このため、押さえ部材との摩擦によってロープが傷つくことを防止できる。
実施の形態1において、筒状部材19の外周面のうち複数のロープ3に接触する範囲には、例えば、筒状部材19の軸を中心とする回転方向に沿った複数の溝が形成されていてもよい。これらの溝は、例えば、各ロープ3に対応する位置に形成されてもよい。この場合、押さえ部材とロープとの摩擦を更に低減することができる。
実施の形態1において、エレベーターのロープ取替方法は、例えば、治具設置工程、ロープ移動工程及び治具撤去工程を備える。治具設置工程は、機械室なしタイプのロープ式エレベーターの昇降路内に設けられた綱車のカバーから外れ止め15を取り外し、ロープ外れ防止治具を綱車に巻き掛けられている旧ロープに接触する状態で取り付ける工程である。ロープ移動工程は、綱車に巻き掛けられている旧ロープの一端に新ロープが連結された状態で旧ロープを他端側に向かって引っ張ることで、旧ロープを新ロープに置き換える工程である。治具撤去工程は、綱車のカバーからロープ外れ防止治具を取り外し、外れ止め15を取り付ける工程である。このため、ロープ取替時に綱車からロープが外れることを防止できる。その結果、ロープ外れの手直し作業が発生しないため、ロープ取替作業の効率を向上させることができる。また、作業員の安全性を高めることができる。
実施の形態1におけるロープ外れ防止治具は、おもり吊り車7以外の綱車に対して使用してもよい。ただし、ロープ取替時にロープが外れ易いおもり吊り車7に対して用いると、特に効果的である。
1 エレベーター
2 巻上機
3 ロープ
4 かご
5 釣合おもり
6 かご吊り車
7 おもり吊り車
8 返し車
9 綱車カバー
10 前側カバー
11 後側カバー
12 回転軸
13 貫通穴
14 貫通穴
16 第1支持部材
16a 貫通穴
16b 貫通穴
17 第2支持部材
17a 貫通穴
18 棒状部材
19 筒状部材
20 押さえ部材
この発明に係るエレベーターのロープ外れ防止治具は、綱車の前側カバーに取り付けられる第1支持部材と、綱車の後側カバーに取り付けられる第2支持部材と、棒状部材及び棒状部材の太さよりも内径が大きい円筒状に形成された筒状部材を有する押さえ部材と、を備え、棒状部材は、筒状部材に挿入され、筒状部材が綱車に巻き掛けられたロープに前側カバーと後側カバーとの間で接触し且つ回転可能な状態で、一端部が第1支持部材に支持され且つ他端部が第2支持部材に支持された状態で固定されるものである

Claims (6)

  1. 綱車の前側カバーに取り付けられる第1支持部材と、
    前記綱車の後側カバーに取り付けられる第2支持部材と、
    一端部が前記第1支持部材に支持され、他端部が前記第2支持部材に支持され、前記綱車に巻き掛けられたロープに接触する状態で固定される押さえ部材と、
    を備えたエレベーターのロープ外れ防止治具。
  2. 前記第1支持部材には、丸穴及び長手方向に沿った長穴が形成され、
    前記押さえ部材は、前記丸穴を介して前記第1支持部材に支持され、
    前記第1支持部材は、長手方向が前記綱車の左右方向に沿った状態で、前記長穴を介して前記綱車の前側カバーに固定される請求項1に記載のエレベーターのロープ外れ防止治具。
  3. 前記押さえ部材は、
    前記第1支持部材及び前記第2支持部材に支持される棒状部材と、
    前記棒状部材の太さよりも内径が大きい円筒状に形成され、内側に前記棒状部材が通され、前記綱車の前側カバーと後側カバーとの間でロープに接触する筒状部材と、
    を備えた請求項1又は2に記載のエレベーターのロープ外れ防止治具。
  4. 前記筒状部材は、ロープよりも軟らかい材質で形成されている請求項3に記載のエレベーターのロープ外れ防止治具。
  5. 前記筒状部材の外周面には、前記筒状部材の軸を中心とする回転方向に沿った溝が形成されている請求項3又は4に記載のエレベーターのロープ外れ防止治具。
  6. 昇降路内に設けられた綱車のカバーから外れ止めを取り外し、請求項1から5のいずれか1項に記載のロープ外れ防止治具を取り付ける治具設置工程と、
    前記綱車に巻き掛けられている旧ロープの一端に新ロープが連結された状態で旧ロープを他端側に向かって引っ張ることで旧ロープを新ロープに置き換えるロープ移動工程と、
    前記綱車のカバーから前記ロープ外れ防止治具を取り外し、前記外れ止めを取り付ける治具撤去工程と、
    を備えたエレベーターのロープ取替方法。
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