JP2014189373A - 主ロープ取り替え用補助具 - Google Patents

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Abstract

【課題】主ロープの取り替えを行う際にその作業を円滑に行うことができ、且つ、主ロープが機器に接触することを防止できる主ロープ取り替え用補助具を提供する。
【解決手段】本補助具は、主ロープ4を取り替える時に用いられ、巻上機9のロープ出入口の近傍に配置される。本補助具は、ガイド18と支持アーム19とを備える。ガイド18に、貫通孔20が形成される。支持アーム19にガイド18が設けられる。支持アーム19が固定体に固定されることにより、ロープ出入口から巻上機9の外に出た主ロープ4が貫通孔20を通過するようにガイド18が配置される。
【選択図】図2

Description

この発明は、エレベータの主ロープを取り替える時に用いられる補助具に関するものである。
特許文献1乃至3に、エレベータにおいて主ロープの取り替えを行うための装置及び方法が記載されている。
特開平3−106780号公報 特開平10−338437号公報 特開2000−118908号公報
特許文献1乃至3に記載されたエレベータでは、巻上機が機械室に設置されている。
一方、機械室レスエレベータには、昇降路の上方に機械室が備えられていない。このため、巻上機は、例えば、昇降路の最下部に設置される。このようなエレベータにおいて主ロープの取り替えを行う場合、先ず、今まで使用していた古い主ロープ(以下、「旧ロープ」ともいう)の端部とこれから使用する新しい主ロープ(以下、「新ロープ」ともいう)の端部を結束する。その後、旧ロープを巻き取りながら新ロープを送り出す。旧ロープの巻き取りが終わると旧ロープを新ロープから切り離し、新ロープによってかご及びつり合いおもりを吊り下げる。
従来では、主ロープの取り替えを行う際に、撓んだ主ロープが、かごに設けられた機器及び昇降路内に設置された機器に接触することがあった。また、巻上機が昇降路の最下部に設置される場合、巻上機は、内部に異物が進入することを防止するため、主ロープの出入口のみ開口していることが多い。このような巻上機が昇降路内に備えられている場合は、主ロープを取り替える際に巻上機の内部にある主ロープの位置を巻上機の外から直すことができない。主ロープを取り替える際に主ロープを綱車の溝に沿って円滑に通過させないと、主ロープが巻上機の内部で詰まったり、主ロープ同士が巻上機の内部で接触したりすることがあった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたものである。この発明の目的は、主ロープの取り替えを行う際にその作業を円滑に行うことができ、且つ、主ロープが機器に接触することを防止できる主ロープ取り替え用補助具を提供することである。
この発明に係る主ロープ取り替え用補助具は、エレベータの主ロープを取り替える時に用いられ、巻上機のロープ出入口の近傍に配置される主ロープ取り替え用補助具であって、貫通孔が形成されたガイドと、ガイドが設けられ、ロープ出入口から巻上機の外に出た主ロープが貫通孔を通過するようにガイドを配置するための支持体と、を備えたものである。
また、この発明に係る主ロープ取り替え用補助具は、エレベータの主ロープを取り替える時に用いられ、かごに設けられる主ロープ取り替え用補助具であって、貫通孔が形成されたガイドと、ガイドが設けられ、かごに設けられた返し車からの主ロープが貫通孔を通過するように、ガイドをかごに固定するための支持体と、を備えたものである。
この発明に係る補助具を使用することにより、エレベータの主ロープの取り替えを行う際にその作業を円滑に行うことができる。また、主ロープの取り替えを行う際に主ロープが機器に接触することを防止できる。
エレベータ装置の全体構成を示す図である。 この発明の実施の形態1における主ロープ取り替え用補助具の取り付け状態を示す図である。 図2に示す主ロープ取り替え用補助具の正面図である。 図2に示す主ロープ取り替え用補助具の側面図である。 図2に示す主ロープ取り替え用補助具の平面図である。 この発明の実施の形態1における主ロープ取り替え用補助具の取り付け状態を示す図である。 図6に示す主ロープ取り替え用補助具の側面図である。 図6に示す主ロープ取り替え用補助具の平面図である。
添付の図面を参照して、本発明を詳細に説明する。各図では、同一又は相当する部分に、同一の符号を付している。重複する説明は、適宜簡略化或いは省略する。
実施の形態1.
図1は、エレベータ装置の全体構成を示す図である。図1は、機械室レスエレベータの構成を一例として示している。即ち、図1に示すエレベータ装置には、昇降路1の上方に機械室が備えられていない。
エレベータのかご2とつり合いおもり3とは、主ロープ4によって昇降路1内に吊り下げられる。主ロープ4は、かご2とつり合いおもり3とを懸架する手段の一例である。
図1は、2:1ローピングによってかご2を昇降路1内に吊り下げる場合を一例として示している。主ロープ4は、一端部がバネ5を介して端末固定部6に固定される。端末固定部6は、昇降路1の頂部に設けられる。主ロープ4は、端末固定部6から下方に延び、かご2の側方を通って返し車7に巻き掛けられる。返し車7は、かご2の下部に設けられる。主ロープ4は、一方の返し車7に巻き掛けられることによって鉛直方向から水平方向に方向転換され、その後、他方の返し車7に巻き掛けられることによって更に鉛直方向に方向転換される。
主ロープ4は、返し車7から上方に延び、かご2の側方を通って返し車8に巻き掛けられる。返し車8は、昇降路1の頂部に設けられる。主ロープ4は、一方の返し車8に巻き掛けられることによって鉛直方向から水平方向に方向転換され、その後、他方の返し車8に巻き掛けられることによって更に鉛直方向に方向転換される。
主ロープ4は、返し車8から下方に延び、巻上機9の綱車10に巻き掛けられる。巻上機9は、架台11を介して昇降路1の最下部に設置される。巻上機9は、綱車10の他に筐体12を備える。筐体12は、巻上機9の外形を形成する。筐体12の上面に、主ロープ4が通過するための開口(ロープ出入口)が形成される。綱車10は、筐体12の内部に配置される。返し車8からの主ロープ4は、筐体12に形成されたロープ出入口を通過して、綱車10に巻き掛けられる。
主ロープ4は、綱車10に巻き掛けられることによって180°方向転換される。主ロープ4は、綱車10から上方に延び、筐体12に形成された他のロープ出入口を通過して返し車13に巻き掛けられる。返し車13は、昇降路1の頂部に設けられる。主ロープ4は、返し車13に巻き掛けられることによって180°方向転換される。主ロープ4は、返し車13から下方に延び、吊り車14に巻き掛けられる。吊り車14は、つり合いおもり3の上部に設けられる。主ロープ4は、吊り車14に巻き掛けられることによって180°方向転換される。
主ロープ4は、吊り車14から上方に延びる。そして、主ロープ4は、他端部がバネ15を介して端末固定部16に固定される。端末固定部16は、昇降路1の頂部に設けられる。
次に、主ロープ4の取り替えを行う時に用いられる補助具について説明する。
図2は、この発明の実施の形態1における主ロープ取り替え用補助具の取り付け状態を示す図である。図3は、図2に示す主ロープ取り替え用補助具の正面図である。図4は、図2に示す主ロープ取り替え用補助具の側面図である。図5は、図2に示す主ロープ取り替え用補助具の平面図である。図3乃至図5は、巻上機9のロープ出入口近傍に配置される補助具(ロープガイド組み立て17)を示している。
ロープガイド組み立て17は、ガイド18と支持アーム19とを備える。
ガイド18に、貫通孔20が形成される。貫通孔20は、主ロープ4の取り替え時に、今まで使用していた古い主ロープ4とこれから使用する新しい主ロープ4とが通過する孔である。図5は、ガイド18に4つの貫通孔20が形成されている場合を一例として示している。貫通孔20の数は、取り替える主ロープ4の本数に合わせて適宜設定される。
ガイド18は、例えば、第1ガイド部21、第2ガイド部22、ボルト23を備える。
第1ガイド部21及び第2ガイド部22は、それぞれブロック状を呈する。第1ガイド部21に、断面が半円形状の凹部24が形成される。凹部24は、貫通孔20を形成するための溝である。このため、本実施の形態における第1ガイド部21には、同じ面に、4本の凹部24が平行に形成される。
第2ガイド部22に、断面が半円形状の凹部25が形成される。凹部25は、凹部24と共に貫通孔20を形成するための溝である。このため、本実施の形態における第2ガイド部22には、同じ面に、4本の凹部25が平行に形成される。
ボルト23は、第2ガイド部22を第1ガイド部21に固定するための締結具である。第2ガイド部22を第1ガイド部21に固定するために、ボルト以外の締結具を用いても良い。また、締結具以外の手段を用いて第2ガイド部22を第1ガイド部21に固定しても良い。第1ガイド部21及び第2ガイド部22は、凹部24が形成された面と凹部25が形成された面とが対向するように配置され、ボルト23によって固定される。ボルト23によって第2ガイド部22が第1ガイド部21に固定されることにより、凹部24と凹部25とによって貫通孔20が形成される。ボルト23を外せば、第2ガイド部22を第1ガイド部21から取り外すことができる。
支持アーム19は、ガイド18を巻上機9のロープ出入口に対して適切な位置に配置するための支持体を構成する。ガイド18は、支持アーム19に設けられる。本実施の形態では、ガイド18の第1ガイド部21が支持アーム19の一端部に設けられる場合を一例として示している。
支持アーム19は、例えば、断面がコ字状の棒状部材からなる。支持アーム19に、長孔26が形成される。長孔26は、貫通孔20の軸方向に長手を有する。支持アーム19に、複数の長孔26が形成される。これらの長孔26は、貫通孔20の軸方向に沿って一直線状に配置される。
長孔26は、固定用及び位置調整用の孔である。支持アーム19は、長孔26を介して昇降路1の固定体に固定される。本実施の形態では、支持アーム19が巻上機9用の架台11にボルト27によって固定される場合を一例として示している。ボルト27によって支持アーム19が架台11に固定されることにより、貫通孔20が巻上機9の上方に配置され且つその軸方向が上下を向くように、ガイド18が配置される。主ロープ4の取り替えを行う時は、図2に示すように、ロープ出入口から巻上機9の外に出た主ロープ4が貫通孔20を通過するように、ガイド18が配置される。
ガイド18の位置は、ボルト27を緩めて支持アーム19を動かし、その後にボルト27を再度締め付けることによって容易に調整できる。ガイド18は、上下方向及びボルト27の軸を中心として回転する方向に動かすことができる。本実施の形態では、ボルト27によって支持アーム19を架台11に固定した際にボルト27の軸が綱車10の回転軸と平行になるように、架台11にネジ孔が形成されている。
また、図6は、この発明の実施の形態1における主ロープ取り替え用補助具の取り付け状態を示す図である。図7は、図6に示す主ロープ取り替え用補助具の側面図である。図8は、図6に示す主ロープ取り替え用補助具の平面図である。図7及び図8は、かご2に設置される補助具(ロープガイド組み立て28)を示している。
ロープガイド組み立て28は、ガイド29とガイド架台30とを備える。
ガイド29に、貫通孔31が形成される。貫通孔31は、主ロープ4の取り替え時に、今まで使用していた古い主ロープ4とこれから使用する新しい主ロープ4とが通過する孔である。図8は、ガイド29に4つの貫通孔31が形成されている場合を一例として示している。貫通孔31の数は、取り替える主ロープ4の本数に合わせて適宜設定される。
ガイド29は、例えば、第1ガイド部32、第2ガイド部33、ボルト34、ガイド固定部35を備える。
第1ガイド部32及び第2ガイド部33は、それぞれブロック状を呈する。第1ガイド部32に、断面が半円形状の凹部36が形成される。凹部36は、貫通孔31を形成するための溝である。このため、本実施の形態における第1ガイド部32には、同じ面に、4本の凹部36が平行に形成される。
第2ガイド部33に、断面が半円形状の凹部37が形成される。凹部37は、凹部36と共に貫通孔31を形成するための溝である。このため、本実施の形態における第2ガイド部33には、同じ面に、4本の凹部37が平行に形成される。
ボルト34は、第2ガイド部33を第1ガイド部32に固定するための締結具である。第2ガイド部33を第1ガイド部32に固定するために、ボルト以外の締結具を用いても良い。また、締結具以外の手段を用いて第2ガイド部33を第1ガイド部32に固定しても良い。第1ガイド部32及び第2ガイド部33は、凹部36が形成された面と凹部37が形成された面とが対向するように配置され、ボルト34によって固定される。ボルト34によって第2ガイド部33が第1ガイド部32に固定されることにより、凹部36と凹部37とによって貫通孔31が形成される。ボルト34を外せば、第2ガイド部33を第1ガイド部32から取り外すことができる。
ガイド固定部35は、第1ガイド部32をガイド架台30に固定するためのものである。ガイド固定部35は、例えば、L字の板状部材からなる。第1ガイド部32は、ガイド固定部35に固定される。
ガイド架台30は、ガイド29をかご2に対して適切な位置に配置するための支持体を構成する。ガイド29は、ガイド架台30に設けられる。本実施の形態では、ガイド29のガイド固定部35がボルト38及びナット39によってガイド架台30の上面に設けられる場合を一例として示している。
ガイド架台30は、ボルト等を用いてかご2に固定される。本実施の形態では、かご2の上部に手摺装置40が備えられている場合を一例として示している。かかる場合、ガイド架台30は、手摺装置40の桟41に設けられる。ガイド架台30は、例えば、断面がE字状を呈する部材からなる。ガイド架台30は、下側の2枚の板状部材とボルト42及びカラー43とを用いて、桟41に取り付けられる。なお、ガイド架台30のかご2への取り付け方法は、上記に限定されない。
ボルト42等を用いてガイド架台30が手摺装置40に固定されることにより、貫通孔31がかご2の側方に配置され且つその軸方向が上下を向くように、ガイド29が配置される。主ロープ4の取り替えを行う時は、図6に示すように、かご2の側方を通過する主ロープ4が貫通孔31を通過するように、ガイド29が配置される。例えば、主ロープ4のうち、返し車7から返し車8に至る部分の一部が貫通孔31を通過する。
次に、一対のロープガイド組み立て17と1つのロープガイド組み立て28とを用いて主ロープ4の取り替えを行う手順について説明する。
主ロープ4の取り替えを行う場合、先ず、ロープガイド組み立て17を架台11に固定する。具体的には、ボルト27を架台11から取り外して支持アーム19を架台11の側面に当て、ボルト27を長孔26を通過させてから架台11に締め付ける。ボルト27は、他の用途で使用されているボルトによって代用しても良い。
次に、第2ガイド部22を第1ガイド部21から取り外し、主ロープ4を第1ガイド部21の凹部24に沿って配置する。その後、凹部24及び25によって形成される貫通孔20を主ロープ4が通過するように、第2ガイド部22をボルト23によって第1ガイド部21に固定する。この時、主ロープ4が緩むことなく送り出しの動作に合わせて綱車10の溝に納まるように、ガイド18の位置を調整する。
巻上機9には、一対のロープ出入口が形成されている。ロープ出入口のそれぞれに対してロープガイド組み立て17を取り付ける。
また、ロープガイド組み立て28をかご2に固定する。具体的には、ボルト42等を用いてガイド架台30を手摺装置40の桟41に固定する。
次に、第2ガイド部33を第1ガイド部32から取り外し、主ロープ4を第1ガイド部32の凹部36に沿って配置する。その後、凹部36及び37によって形成される貫通孔31を主ロープ4が通過するように、第2ガイド部33をボルト34によって第1ガイド部32に固定する。この時、主ロープ4が緩むことなく送り出しの動作に合わせて返し車7の溝に納まるように、ガイド29の位置を調整する。また、かご2の側方に配置された主ロープ4とかご2の機器及び昇降路1内の機器との間に十分な間隙が形成されるように、ガイド29の位置を調整する。
ロープガイド組み立て17及び28の取り付けが完了すると、主ロープ4(旧ロープ)の他端部を端末固定部16から取り外し、旧ロープの他端部に新ロープの端部を結束する。また、旧ロープの一端部を端末固定部6から取り外す。そして、旧ロープを一端部側から乗場に導き、乗場において旧ロープを巻き取ると同時に新ロープを送り出す。これにより、新ロープは、吊り車14、返し車13、ロープガイド組み立て17、綱車10、ロープガイド組み立て17、返し車8、ロープガイド組み立て28、返し車7を順次通過するように移動する。
十分な長さの新ロープが返し車7を通過すると、新ロープを旧ロープから切り離す。その後、新ロープの一端部をバネ5を介して端末固定部6に取り付ける。また、新ロープの他端部をバネ15を介して端末固定部16に取り付ける。新ロープの端部の取り付けが完了すると、ロープガイド組み立て17を架台11から取り外す。また、ロープガイド組み立て28をかご2から取り外す。
上記構成を有する補助具を用いることにより、適度な張力を主ロープ4に掛けた状態で主ロープ4の取り替えを行うことができる。このため、主ロープ4の取り替え時にその作業を円滑に行うことができる。主ロープ4が巻上機9の内部で詰まったり、主ロープ4同士が巻上機9の内部で接触したりすることを防止できる。また、主ロープ4がかご2に設けられた機器或いは昇降路1内に設けられた機器に接触することを防止できる。
本実施の形態では、一対のロープガイド組み立て17と1つのロープガイド組み立て28とを用いて主ロープ4の取り替えを行う手順について説明した。これは一例を示すものである。1つのロープガイド組み立て17のみ或いはロープガイド組み立て28のみを使用しても、一定の効果は期待できる。しかし、出願人が行った検証では、一対のロープガイド組み立て17と1つのロープガイド組み立て28とを用いることにより、大幅な作業効率の改善が実現できた。このため、主ロープ4の取り替えを行う場合は、上記3つのロープガイド組み立てを用いることが好ましい。
また、本実施の形態では、効果が最も期待できる機械室レスエレベータにおいて本補助具を用いる場合について説明した。しかし、これは一例を示すものである。巻上機9は、昇降路1内の他の位置に配置されていても良い。また、巻上機9は、機械室に設置されていても良い。かかる場合であっても、本補助具を用いて主ロープ4の取り替えを行うことにより、一定の効果は期待できる。
1 昇降路
2 かご
3 つり合いおもり
4 主ロープ
5、15 バネ
6、16 端末固定部
7、8、13 返し車
9 巻上機
10 綱車
11 架台
12 筐体
14 吊り車
17、28 ロープガイド組み立て
18、29 ガイド
19 支持アーム
20、31 貫通孔
21、32 第1ガイド部
22、33 第2ガイド部
23、27、34、38、42 ボルト
24、25、36、37 凹部
26 長孔
30 ガイド架台
35 ガイド固定部
39 ナット
40 手摺装置
41 桟
43 カラー

Claims (6)

  1. エレベータの主ロープを取り替える時に用いられ、巻上機のロープ出入口の近傍に配置される主ロープ取り替え用補助具であって、
    貫通孔が形成されたガイドと、
    前記ガイドが設けられ、前記ロープ出入口から前記巻上機の外に出た主ロープが前記貫通孔を通過するように前記ガイドを配置するための支持体と、
    を備えた主ロープ取り替え用補助具。
  2. 前記ガイドは、
    第1凹部が形成された第1ガイド部と、
    第2凹部が形成された第2ガイド部と、
    前記第2ガイド部を前記第1ガイド部に固定するための固定手段と、
    を備え、
    前記固定手段によって前記第2ガイド部が前記第1ガイド部に固定されることにより、前記第1凹部と前記第2凹部とによって前記貫通孔が形成される請求項1に記載の主ロープ取り替え用補助具。
  3. 前記巻上機は、架台を介して昇降路内に設けられ、
    前記支持体は、前記架台に設けられる
    請求項1又は請求項2に記載の主ロープ取り替え用補助具。
  4. エレベータの主ロープを取り替える時に用いられ、かごに設けられる主ロープ取り替え用補助具であって、
    貫通孔が形成されたガイドと、
    前記ガイドが設けられ、前記かごに設けられた返し車からの主ロープが前記貫通孔を通過するように、前記ガイドを前記かごに固定するための支持体と、
    を備えた主ロープ取り替え用補助具。
  5. 前記ガイドは、
    第1凹部が形成された第1ガイド部と、
    第2凹部が形成された第2ガイド部と、
    前記第2ガイド部を前記第1ガイド部に固定するための固定手段と、
    を備え、
    前記固定手段によって前記第2ガイド部が前記第1ガイド部に固定されることにより、前記第1凹部と前記第2凹部とによって前記貫通孔が形成される請求項4に記載の主ロープ取り替え用補助具。
  6. 前記かごは、上部に手摺装置を備え、
    前記返し車は、前記かごの下部に設けられ、
    前記支持体は、前記手摺装置に設けられる
    請求項4又は請求項5に記載の主ロープ取り替え用補助具。
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