JP2010275089A - エレベータのリニューアル方法 - Google Patents

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Takashi Fukuda
崇 福田
Tomofumi Hagitani
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Abstract

【課題】既設の設置品を流用し、比較的短い工期で、かつ安価にリニューアルすることができるエレベータのリニューアル方法の提供。
【解決手段】乗かご6とつり合いおもり8を主索によって連結し、この主索を巻き掛ける巻上機、及びこの巻上機の制御装置を昇降路2の上部の機械室1に配置し、1:1ローピングとしたエレベータにあって、制御装置及び巻上機を更新するエレベータのリニューアル方法において、既設制御装置22を機械室1から撤去し、新規制御装置12を機械室1に設置するとともに、既設巻上機18、既設トラクションシーブ19及び既設主索30は、乗かご6及びつり合いおもり8の懸垂用として流用し、既設巻上機18よりも形状寸法の小さい新規小型巻上機10を取り付け、この新規小型巻上機10及び新規主索5を駆動用として用い、1:1ローピングを維持させるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、機械室に配置された制御装置及び巻上機を更新するエレベータのリニューアル方法に関する。
従来、制御装置及び巻上機を更新するエレベータのリニューアルとしては、エレベータの機械室に設置された既設制御装置と新規制御装置とを入れ替えるとともに、既設巻上機と同型の新規巻上機を入れ替える方法が行われている。巻上機は機械室を広く占有するため、リニューアル時は、巻上機を機械室出入口を通る大きさに解体し、搬出搬入する必要がある。このために、従来は多大な労力と工期、コストがかかっていた。このようなことから、既設巻上機を分解せず、小型巻上機を新規に設置することが特許文献1に提案されている。
特開2008−30885号公報
しかしながら、上述した特許文献1に示される従来技術では、ローピングを2:1に変更する大掛かりな改造が必要になる。このために、多大な工期が掛かるとともに、リニューアルコストが高くなる問題がある。
本発明は、上述した従来技術における実状からなされたもので、その目的は、既設の設置品を流用し、比較的短い工期で、かつ安価にリニューアルすることができるエレベータのリニューアル方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係るエレベータのリニューアル方法は、昇降路にガイドレールを立設し、このガイドレールに沿ってそれぞれ案内される乗かごとつり合いおもりを主索によって連結し、この主索を巻き掛ける巻上機、及びこの巻上機の制御装置を上記昇降路の上部の機械室に配置し、1:1ローピングとしたエレベータにあって、上記制御装置及び上記巻上機を更新するエレベータのリニューアル方法において、既設制御装置を上記機械室から撤去し、新規制御装置を上記機械室に設置するとともに、既設巻上機、既設トラクションシーブ及び既設主索は、上記乗かご及び上記つり合いおもりの懸垂用として流用し、上記既設巻上機よりも形状寸法の小さい新規小型巻上機を上記機械室に配置し、上記新規小型巻上機、及び上記乗かごと上記つり合いおもりを連結する新規主索を駆動用として用い、上記1:1ローピングを維持させたことを特徴としている。
このようにしてリニューアルを行なう本発明は、既設制御装置、既設巻上機、既設トラクションシーブ及び既設主索のうち撤去するものは既設制御装置だけであり、既設巻上機、既設トラクションシーブ及び既設主索は、リニューアル後も乗かご及びつり合いおもりの懸垂用として流用し活用することができる。また、1:1ローピングを維持できるので、比較的短い工期でリニューアルすることができる。また、この工期の短縮に伴って安価にリニューアルすることができる。さらに、既設巻上機、既設トラクションシーブ及び既設主索を懸垂用として流用したため、新規小型巻上機に懸垂荷重をもたせることなく小型化を図ることができ、この点でも安価なリニューアルの実現に貢献する。
また、本発明に係るエレベータのリニューアル方法は、上記発明において、上記新規主索は、上記既設主索に対して上記既設巻上機の軸方向に多少ずらした位置に設けることを特徴としている。
また、本発明に係るエレベータのリニューアル方法は、上記発明において、上記新規小型巻上機は、上記既設巻上機のベース上に取り付けることを特徴としている。
また、本発明に係るエレベータのリニューアル方法は、上記発明において、上記既設巻上機のブレーキを流用し、ブレーキを二重化したことを特徴としている。
本発明は、既設制御装置を機械室から撤去し、新規制御装置を機械室に設置するとともに、既設巻上機、既設トラクションシーブ及び既設主索は、乗かご及びつり合いおもりの懸垂用として流用し、既設巻上機よりも形状寸法の小さい新規小型巻上機を機械室に配置し、この新規小型巻上機、及び乗りかごとつり合いおもりに連結される新規主索を駆動用として用い、1:1ローピングを維持させたことから、既設の設置品である既設巻上機、既設トラクションシーブ及び既設主索を流用し、比較的短い工期で、かつ安価にリニューアルすることができる。さらに、既設巻上機、既設トラクションシーブ及び既設主索を乗かごとつり合いおもりの懸垂用として流用したため、新規小型巻上機に懸垂荷重をもたせることなく小型化を図ることができ、この点でも安価なリニューアルの実現に貢献する。これらにより、従来に比べてエレベータの乗客に対する利便性を向上させることができるとともに、優れた実用性を確保できる。
本発明に係るエレベータのリニューアル方法の一実施形態における、リニューアル後のエレベータを示す縦断面図である。 本発明に係るエレベータのリニューアル方法の一実施形態における、リニューアル後のエレベータの機械室を示す平面図である。 本発明に係るエレベータのリニューアル方法の他の実施形態における、リニューアル後のエレベータの機械室を示す平面図である。 リニューアル前のエレベータを示す縦断面図である。
以下、本発明に係るエレベータのリニューアル方法の実施の形態を図に基づいて説明する。
図4はリニューアル前のエレベータを示す縦断面図である。この図4に示すように、リニューアル前のエレベータは、昇降路2内に配置された乗かご6のクロスヘッド7と、つり合いおもり8のロープエンド部9を主索30で連結して1:1ローピングを形成し、昇降路2の上部の機械室1内に設置した巻上機ベースすなわち既設巻上機ベース15の上に、巻上機すなわち既設巻上機18を配置し、トラクションシーブすなわち既設トラクションシーブ19とブレーキすなわち既設ブレーキ20を、制御装置すなわち既設制御装置22で制御しながら、乗かご6を上下方向に走行させ、あるいは停止させる構成となっている。
図1は本発明に係るエレベータのリニューアル方法の一実施形態における、リニューアル後のエレベータを示す縦断面図、図2は本発明に係るエレベータのリニューアル方法の一実施形態における、リニューアル後のエレベータの機械室を示す平面図である。
図4に示したエレベータのリニューアルに際して、本実施形態では、既設制御装置22、既設巻上機18、既設トラクションシーブ19、既設ブレーキ20及び既設主索30のうちの既設制御装置22のみを撤去し、既設ブレーキ20を無効にする処理を行なう。この状態において、既設巻上機18よりも形状寸法の小さい新規小型巻上機10及びそらせ車11a,11bを、既設巻上機ベース15の上方の、既設トラクションシーブ19の軸方向に既設主索30に対して多少ずらした位置にそれぞれ取り付ける。次に、乗かご6側のクロスヘッド7、及びつり合いおもり8側のロープエンド部9に新規主索5を連結できるように加工する処理を行ない、新規主索5を新規小型巻上機10及びそらせ車11に巻き掛けた後、この新規主索5を乗かご6側のクロスヘッド7と、つり合いおもり8側のロープエンド部9とに連結する。次に新規制御装置12を機械室1に設置し、この新規制御装置12と新規小型巻上機10とをケーブル14で配線する。これによってエレベータのリニューアルが完了する。
なお、上述した主索5は、断面が円形状のものでもよく、また全体がベルト形状となっているものでもよい。要するに、巻き付け径が小さくとも十分な駆動力を確保し得るものであればよい。また、図2においては新規小型巻上機10を薄型のもので例示させてあるが、既設機器の空隙に設置可能な形状寸法であれば、胴長形状の新規小型巻上機10を取り付けるようにしてもよい。
このように構成した本実施形態によれば、既設制御装置22、既設巻上機18、既設トラクションシーブ19、既設ブレーキ20、及び既設主索30のうち撤去するものは既設制御装置22だけであり、既設巻上機18、既設トラクションシーブ19及び既設主索30は、リニューアル後も乗かご6とつり合いおもり8の懸垂用として流用し活用することができる。また、1:1ローピングを維持できるので、比較的短い工期でリニューアルすることができる。また、この工期の短縮に伴って安価にリニューアルすることができる。さらに、既設巻上機18、既設トラクションシーブ19及び既設主索30を懸垂用として流用したため、新規小型巻上機10に懸垂荷重をもたせることなく小型化を図ることができ、この点でも安価なリニューアルの実現に貢献する。これらにより、エレベータの乗客に対する利便性を向上させることができるとともに、優れた実用性を確保できる。
また、乗かご6側のクロスヘッド7と、つり合いおもり8側のロープエンド部9を新規主索5が連結可能なように加工するだけで、1:1ローピングを容易に実現できる。
また、新規主索5を既設主索30に対してトラクションシーブ19の軸方向に多少ずらした位置に取り付けるようにしてあることから、偏荷重の影響を抑えることができる。したがって、乗かご6をガイドする追加部品等を要することがなく、この点でも安価なリニューアルの実現に貢献する。
また、小型巻上機10及びそらせ車11a,11bを既設巻上機ベース15の上方に取り付けてあるので、小型巻上機10及びそらせ車11a,11bを機械室1内に取り付けるための大掛かりな取り付け部材を要することがなく、この点でも安価なリニューアルの実現に貢献する。
図3は本発明に係るエレベータのリニューアル方法の他の実施形態における、リニューアル後のエレベータの機械室を示す平面図である。
前述した実施形態にあっては、既設ブレーキ20を無効化処理したが、この図3に示す別の実施形態におけるように、既設ブレーキ20と新規制御装置12とをケーブル21によって配線してもよい。なお、この図3に示す別の実施形態は、既設ブレーキ20に関係することを除けば、図1,2に示した実施形態と同等である。
このように構成した別の実施形態によれば、既設ブレーキ20と、新規巻上機10の図示しないブレーキとの両方のブレーキを活用できるので、例えばブレーキの二重化が必要になった場合に、図示しないガイドレールや新規主索5を把持する別のブレーキ装置を取り付けるというような大掛かりな改造が不要となり、このような場合において、短工期で、かつ安価なリニューアルの実現に貢献する。
1 機械室
2 昇降路
5 新規主索
6 乗かご
8 つり合いおもり
10 新規小型巻上機
11a,11b そらせ車
12 新規制御装置
14 ケーブル
15 既設巻上機ベース
18 既設巻上機
19 既設トラクションシーブ
20 既設ブレーキ
21 ケーブル
22 既設制御装置
30 既設主索

Claims (4)

  1. 昇降路にガイドレールを立設し、このガイドレールに沿ってそれぞれ案内される乗かごとつり合いおもりを主索によって連結し、この主索を巻き掛ける巻上機、及びこの巻上機の制御装置を上記昇降路の上部の機械室に配置し、1:1ローピングとしたエレベータにあって、上記制御装置及び上記巻上機を更新するエレベータのリニューアル方法において、
    既設制御装置を上記機械室から撤去し、新規制御装置を上記機械室に設置するとともに、上記既設巻上機、既設トラクションシーブ及び既設主索は、上記乗かご及び上記つり合いおもりの懸垂用として流用し、上記既設巻上機よりも形状寸法の小さい新規小型巻上機を上記機械室に配置し、上記新規小型巻上機、及び上記乗かごと上記つり合いおもりに連結される新規主索を駆動用として用い、上記1:1ローピングを維持させたことを特徴とするエレベータのリニューアル方法。
  2. 請求項1に記載のエレベータのリニューアル方法において、
    上記新規主索は、上記既設主索に対して上記既設巻上機の軸方向に多少ずらした位置に設けることを特徴とするエレベータのリニューアル方法。
  3. 請求項1または2に記載のエレベータのリニューアル方法において、
    上記新規小型巻上機は、上記既設巻上機のベース上に取り付けることを特徴とするエレベータのリニューアル方法。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載のエレベータのリニューアル方法において、
    上記既設巻上機のブレーキを流用し、ブレーキを二重化したことを特徴とするエレベータのリニューアル方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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