JP2019018889A - 包装袋 - Google Patents
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Abstract
【課題】容易に内容物を取り出すことができる包装袋を提供する。【解決手段】包装袋1は、袋体2と、線ファスナー5とを備える。袋体2は、第1シート21及び第1シート21に対向する第2シート22を有し、少なくとも第1シート21が切断されることで開口が形成される。線ファスナー5は、第1シート21及び第2シート22に設けられ、開口を開閉する。袋体2は、袋体2の切断をガイドする切断ガイド部26を有する。切断ガイド部26は、第2シート22が、第1シート21の厚み方向に見て、第1シート21の開口の一部となる切断縁から、線ファスナー5とは反対側に向かって突出する突出部分を含むように、袋体2の切断をガイドする。【選択図】図1
Description
本発明は、包装袋に関する。
特許文献1には包装袋が開示されている。この包装袋は、内面がヒートシール性を有する表裏の積層フィルムを製袋して作成される。この包装袋は、開口予定部に対応する位置に開封用ノッチが形成されており、開封用ノッチを利用して積層フィルムを引き裂くことで開口が形成される。この包装袋における開口予定部よりも内側には、チャックテープが取り付けられている。このため、包装袋は、チャックテープの噛み合いを外して開口を開くことで、開封状態としたり、チャックテープにおいて噛み合いを生じさせて開口を閉じることで、再封状態としたりすることができる。
ところで、上記の包装袋は、チャックテープによって開口が閉じられたとき、当該開口部分において表裏の積層フィルムが重なり合い、表裏の積層フィルムの切断縁同士が揃う。このため、利用者は、開口に手指を入れることが難しく、内容物を取り出し難い。
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであって、内容物を容易に取り出すことができる包装袋を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために本発明に係る一態様の包装袋は、以下に示す特徴を有する。包装袋は、袋体と、線ファスナーとを備える。前記袋体は、第1シート及びこの第1シートに対向する第2シートを有し、少なくとも前記第1シートが切断されることで開口が形成される。前記線ファスナーは、前記第1シート及び前記第2シートに設けられ、前記開口を開閉する。前記袋体は、前記袋体の切断をガイドする切断ガイド部を有する。前記切断ガイド部は、前記第2シートが、前記第1シートの厚み方向に見て、前記第1シートの前記開口の一部となる切断縁から、前記線ファスナーとは反対側に向かって突出する突出部分を含むように、前記袋体の切断をガイドする。
また、本発明に係る別の態様の包装袋は、以下に示す特徴を有する。包装袋は、袋体と、線ファスナーとを備える。袋体は、第1シート及びこの第1シートに対向する第2シートを有し、前記第1シート及び前記第2シートが切断されることで開口が形成される。線ファスナーは、前記第1シート及び前記第2シートに設けられ、前記開口を開閉する。前記袋体は、前記袋体の切断をガイドする切断ガイド部を有する。前記切断ガイド部は、前記第1シートの切断縁である第1切断縁と前記第2シートの切断縁である第2切断縁とが重なって、前記第1切断縁と前記第2切断縁とで前記開口が構成され、かつ、前記線ファスナーから前記第2切断縁までの前記第2シートの表面における沿面距離が、前記線ファスナーから前記第1切断縁までの前記第1シートの表面における沿面距離よりも大きくなるように、前記袋体の切断をガイドする。
本発明に係る一態様の包装袋は、容易に内容物を取り出すことができる。
以下に示す実施形態は、包装袋に関し、詳しくは、線ファスナーを有する包装袋に関する。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態の包装袋1について説明する。図1A及び図1Bに示す本実施形態の包装袋1は、例えば、食品、薬品、玩具又は文房具等の内容物を包装するための袋である。包装袋1は、線ファスナー付き包装袋であり、内容物(図示せず)を収容した袋体2と、袋体2に設けられた線ファスナー5とを有している。
まず、第1実施形態の包装袋1について説明する。図1A及び図1Bに示す本実施形態の包装袋1は、例えば、食品、薬品、玩具又は文房具等の内容物を包装するための袋である。包装袋1は、線ファスナー付き包装袋であり、内容物(図示せず)を収容した袋体2と、袋体2に設けられた線ファスナー5とを有している。
袋体2に収容された内容物は、袋体2の一部を切断することで、図2に示すように形成された開口20を通じて取り出される。本実施形態では、袋体2の一端部で構成された底部とは反対側の端部が、開口20が形成される開口形成部となっている。
以下、包装袋1について、次のように方向を定義して説明する。袋体2の底部から開口形成部に向かう方向を上方とし、袋体2の開口形成部から底部に向かう方向を下方とする。すなわち、開口20は、利用者が袋体2の上端部を切断することにより、袋体2の上端部に形成される。
(袋体)
図1A及び図1Bに示すように、袋体2は、第1シート21と、第1シート21に対向する第2シート22とを有している。以下、第1シート21から第2シート22に向かう方向を後方と定義し、第2シート22から第1シート21に向かう方向を前方と定義する。また、上下方向と前後方向との両者に直交する方向を左右方向と定義する。
図1A及び図1Bに示すように、袋体2は、第1シート21と、第1シート21に対向する第2シート22とを有している。以下、第1シート21から第2シート22に向かう方向を後方と定義し、第2シート22から第1シート21に向かう方向を前方と定義する。また、上下方向と前後方向との両者に直交する方向を左右方向と定義する。
本実施形態の袋体2は、矩形シート状に形成された、襠の無い袋であり、第1シート21と第2シート22とで構成されている。
本実施形態の第1シート21と第2シート22とは別のシート材で構成されている。なお、第1シート21及び第2シート22は、折り重ねた一枚のシート材で構成されてもよい。また、袋体2は、襠付きの袋であってもよい。この場合、襠は、例えば袋体2の底部と左右両端部、袋体2の底部のみ、あるいは袋体2の左右両端部のみ設けられる。
第1シート21及び第2シート22の各々は、矩形状のシートである。第1シート21と第2シート22とは大きさ及び形状が同じである。なお、「シート」には、厚さ0.25mm未満の「フィルム」も含まれる。
袋体2の前面は、第1シート21の表面(第2シート22とは反対側を向く外面)で構成されている。袋体2の後面は、第2シート22の表面(第1シート21とは反対側を向く外面)で構成されている。
第1シート21及び第2シート22の各々は、例えば、熱接着層を有する、単層又は複層の樹脂製シートである。第1シート21及び第2シート22は、互いの周縁部同士が、接合されている。この接合は、例えば、第1シート21の周縁部と第2シート22の周縁部とを熱融着することにより行われる。
袋体2には、第1シート21の周縁部とこれに接合された第2シート22の周縁部とで構成されたシール部23が形成されている。シール部23は、矩形シート状の袋体2の全周に亘っている。袋体2の内側に形成された内部空間24は、第1シート21と第2シート22との間に形成された空間である。内部空間24の周囲は、シール部23によって封止されている。
(線ファスナー)
第1シート21及び第2シート22には、袋体2に形成された開口20を開閉するための線ファスナー(チャック)5が設けられている。線ファスナー5はレールファスナーであって、袋体2の上端部において袋体2の上縁に沿って直線状に延びている。線ファスナー5は、袋体2の内部空間24の左右方向の全長に亘っている。
第1シート21及び第2シート22には、袋体2に形成された開口20を開閉するための線ファスナー(チャック)5が設けられている。線ファスナー5はレールファスナーであって、袋体2の上端部において袋体2の上縁に沿って直線状に延びている。線ファスナー5は、袋体2の内部空間24の左右方向の全長に亘っている。
図1Cに示すように、線ファスナー5は、第1シート21に設けられた第1ファスナーテープ51と、第2シート22に設けられた第2ファスナーテープ52とを備えている。
第1ファスナーテープ51は、第1シート21の上端部の内面に接合されている。第1ファスナーテープ51は、例えば合成樹脂製であり、溶着により第1シート21に接合される。
第2ファスナーテープ52は、第2シート22の上端部の内面に接合されている。第2ファスナーテープ52は、例えば合成樹脂製であり、溶着により第2シート22に接合される。
第1ファスナーテープ51は、第1シート21の上縁に沿って直線状に延びており、第1シート21における左右方向の両端部の間の部分の全長に亘って形成されている。第2ファスナーテープ52は、第2シート22の上縁に沿って直線状に延びており、第2シート22における左右方向の両端部の間の部分の全長に亘って形成されている。
第1ファスナーテープ51には嵌合部53が形成されており、第2ファスナーテープ52には嵌合部53に着脱可能に嵌合される被嵌合部54が形成されている。嵌合部53は第1ファスナーテープ51の長手方向(左右方向)の全長に亘っており、被嵌合部54は第2ファスナーテープ52の長手方向(左右方向)の全長に亘っている。
本実施形態の嵌合部53及び被嵌合部54は、一方が凹部であって他方が凸部であり、被嵌合部54は嵌合部53に着脱可能に凹凸嵌合されている。袋体2の内部空間24は、線ファスナー5で仕切られている。図1A及び図1Bに示すように、袋体2の内部には、シール部23と線ファスナー5とで周囲が封止された収容空間25が形成されており、この収容空間25に内容物が収容されている。
(切断ガイド部)
袋体2は、袋体2の切断をガイドする切断ガイド部26を備えている。利用者は、切断ガイド部26のガイドのもと、袋体2を切断することができる。これにより、利用者は、内容物を取り出すための開口20を袋体2に容易に形成することができる。
袋体2は、袋体2の切断をガイドする切断ガイド部26を備えている。利用者は、切断ガイド部26のガイドのもと、袋体2を切断することができる。これにより、利用者は、内容物を取り出すための開口20を袋体2に容易に形成することができる。
開口20は、第1シート21及び第2シート22のうち、少なくとも第1シート21が切断されることで形成される。なお、本実施形態では、第1シート21のみが切断されることで、開口20が形成されるが、第1シート21と第2シート22との両者が切断されて、開口20が形成されてもよい。
本実施形態の切断ガイド部26は、図1A〜図1Cに示すように、第1シート21に設けられたカットテープ27を備えている。
カットテープ27は、第1シート21の上縁に沿って直線状に延びた帯状又は線状に形成されており、第1シート21における左右方向の両端部の間の部分の全長に亘っている。カットテープ27は、袋体2の上縁部に位置するシール部23よりも下方でかつ線ファスナー5よりも上方に位置している。
カットテープ27は、周知のカットテープと同様のカットテープである。カットテープ27は、例えば第1シート21の内面(後面)に接合されることで、第1シート21に設けられる。第1シート21においてカットテープ27が設けられた部分が、第1シート21において切断が予定される切断予定部となっている。
カットテープ27の長さ方向の端部は、摘み28を構成している。摘み28は、第2シート22に接合されていない。また、第1シート21において摘み28が接合された部分の上下縁には切り込みが形成されている。これにより、利用者は、第1シート21において摘み28が接合された部分と共に、摘み28を容易に摘まめるようになっている。
利用者は、例えばカットテープ27の摘み28を摘まんで引っ張ることにより、第1シート21におけるカットテープ27に対応する部分を切断することができる。このように第1シート21が切断されると、第1シート21には、図2に示すように、線ファスナー5に沿って直線状に延びて第1シート21の左右方向の全長に亘るスリット29が形成され、第1シート21は、スリット29よりも下方の第1部分211と、スリット29よりも上方の第2部分212とに分割される。これにより、袋体2には、第1部分211の上縁で構成された切断縁30aと、第2シート22において切断縁30aに対向する部分30bとで構成された開口20が形成される。
利用者は、上記のように袋体2に形成された開口20から手指を入れて線ファスナー5を開くことにより、収容空間25を上方に開放することができる。これにより、利用者は、収容空間25に収容された内容物を、開口20を通じて取り出すことができる。また、利用者は、線ファスナー5を閉じることで、収容空間25を再度封止することもできる。
上記のように袋体2の一部が切断されて開口20が形成されたとき、第2シート22には、前後方向(第1シート21の厚み方向)に見て、開口20の一部を構成する第1シート21の切断縁30aから上方(線ファスナー5とは反対側)に突出した突出部分31が形成される。なお、この突出部分31の前面には、第1シート21の第2部分212が接合されている。
線ファスナー5が閉じた状態にあるとき、袋体2において開口20が形成された部分は、第1シート21と第2シート22とが重なり合った状態となる。この場合、突出部分31に接合された第2部分212の前面に手指を当て、続いてこの手指を第2部分212の前面に沿って下方にスライドすることで、閉じた開口20に手指を容易に入れることができる。
袋体2は、開口20形成後の袋体2の前面において切断縁30aよりも上方に位置する部分(第2部分212の前面)の表面粗さが、第1部分211の前面の表面粗さと異なっていてもよい。この場合、利用者は、例えば手探りで袋体2に形成された開口20を開くときに、第2部分212の前面に手指を当てたときの感触で、袋体2の開口20のおおよその位置を認識することができる。従って、袋体2の内容物は一層取り出しやすくなる。また、これと同様の理由により、第2部分212の材質を、第1部分211の材質と異ならせてもよい。
(第2実施形態)
次に第2実施形態の包装袋1について説明する。なお、以下の第2実施形態の包装袋1の説明では、第1実施形態の包装袋1と共通する構成については同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
次に第2実施形態の包装袋1について説明する。なお、以下の第2実施形態の包装袋1の説明では、第1実施形態の包装袋1と共通する構成については同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
図3Aに示す本実施形態の包装袋1の切断ガイド部26は、第1シート21の上端部が、左右方向の全長に亘って取り除かれるように、袋体2の切断をガイドする。
本実施形態の切断ガイド部26は、一対の切り込み32,32と、ミシン目33とを備えている。
一対の切り込み32,32は、第1シート21の左右の側縁部にそれぞれ形成されており、袋体2の上縁部に位置するシール部23よりも下方でかつ線ファスナー5よりも上方に位置している。
ミシン目33は、第1シート21における線ファスナー5よりも上方に位置する部分に形成されている。ミシン目33は、左右方向に延びた直線状に形成されている。ミシン目33の一端は、一方の切り込み32に繋がっており、他端は他方の切り込み32に繋がっている。
第1シート21における各切り込み32の上方部分は、それぞれ摘み34を構成している。摘み34は、第2シート22に対して接合されていない。このため、利用者は摘み34だけを摘まむことができる。
利用者は、例えば一方の摘み34を摘まんで引っ張ることにより、第1シート21をミシン目33に沿って切断しながら、第2シート22に接合された第1シート21の周縁部のうちのミシン目33よりも上方の部分を、第2シート22から剥がすことができる。すなわち、この場合、第1シート21は、ミシン目33よりも下方の第1部分211と、ミシン目33よりも上方の第2部分212とに分割され、かつ第2部分212は第2シート22から分離される。
これにより、袋体2の上端部には、図3Bに示すように、第2シート22に接合された第1部分211の上縁で構成された切断縁35aと、第2シート22における切断縁35aに対向する部分35bとで構成された開口20が形成される。また、この袋体2には、開口20形成前において第2シート22における第2部分212に対向する部分により構成され、切断縁35aよりも上方に突出した突出部分31が形成される。
利用者は、突出部分31の前面に手指を当て、続いてこの手指を突出部分31の前面に沿って下方にスライドすることで、開口20に手指を容易に入れることができる。
本実施形態では、第2シート22の周縁部に接合された第1シート21の周縁部のうち、第2部分212と重複する部分が、他部よりも小さい接着力で第2シート22に接合されていてもよい。この場合、利用者は、第2部分212を第2シート22から容易に剥がすことができる。
なお、本実施形態の袋体2も、開口20形成後の袋体2の前面において切断縁35aよりも上方に位置する部分(突出部分31)の前面の表面粗さと、第1部分211の前面の表面粗さとは異なっていてもよい。また、突出部分31の材質と、第1部分211の材質とが異なっていてもよい。
(第3実施形態)
次に第3実施形態の包装袋1について説明する。なお、以下の第3実施形態の包装袋1の説明では、第1実施形態の包装袋1と共通する構成については同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
次に第3実施形態の包装袋1について説明する。なお、以下の第3実施形態の包装袋1の説明では、第1実施形態の包装袋1と共通する構成については同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
図4Aに示す本実施形態の包装袋1の切断ガイド部26は、第1シート21の上端部の左右方向の一部のみが取り除かれるように、袋体2の切断をガイドする。
本実施形態の切断ガイド部26は、第1シート21の上縁部に左右方向に離間して形成された一対の切り込み36,36と、第1シート21の上端部に形成されたミシン目37とを有している。ミシン目37は、線ファスナー5よりも上方に位置している。ミシン目37は円弧状に延びており、一端が一方の切り込み36に繋がり、他端が他方の切り込み36に繋がっている。
第1シート21における一対の切り込み36,36の間の部分は、摘み38を構成している。摘み38は、第2シート22に対して接合されていない。このため、利用者は摘み38だけを摘まむことができる。
利用者は、例えば、摘み38を摘まんで引っ張ることにより、第1シート21をミシン目37に沿って切断しながら、第2シート22に接合された第1シート21の周縁部のうちのミシン目37の内側に位置する部分を、第2シート22から剥がすことができる。すなわち、この場合、第1シート21は、ミシン目33で囲まれた部分を除く全ての部分で構成された第1部分211と、ミシン目33で囲まれた第2部分212とに分割され、かつ第2部分212は第2シート22から分離される。
これにより、袋体2の上端部には、図4Bに示すように、第2シート22に接合された第1部分212の上縁で構成された切断縁39aと、これに対向する第2シート22の部分39bとで構成された開口20が形成される。また、この袋体2には、開口20形成前において第2シート22における第2部分212に対向する部分により構成され、前後方向に見て、切断縁39aよりも上方に突出した突出部分31が形成される。
利用者は、突出部分31の前面に手指を当て、続いてこの手指を突出部分31の前面に沿って下方にスライドすることで、開口20に手指を容易に入れることができる。
本実施形態では、第2シート22の周縁部に接合された第1シート21の周縁部のうち、第2部分212と重複する部分が、他部よりも小さい接着力で第2シート22に接合されてもよい。この場合、利用者は、第2部分212を第2シート22から容易に剥がすことができる。
また、第1シート21の第2部分212の形状は、半円状に限られず、例えば矩形状や三角形状であってもよい。また、第2部分212は、第1シート21における左右方向の端まで延びていてもよい。
また、本実施形態の袋体2も、突出部分31の前面の表面粗さと、第1部分211の前面の表面粗さとは異なっていてもよい。また、突出部分31の材質と、第1部分211の材質とが異なっていてもよい。
(第4実施形態)
次に第4実施形態の包装袋1について説明する。なお、以下の第4実施形態の包装袋1の説明では、第1実施形態の包装袋1と共通する構成については同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
次に第4実施形態の包装袋1について説明する。なお、以下の第4実施形態の包装袋1の説明では、第1実施形態の包装袋1と共通する構成については同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
図5A及び図5Bに示す本実施形態の包装袋1は、第1シート21と第2シート22とが切断されることで、開口20が形成される。また、切断ガイド部26は、図5Cに示すように、第1シート21の切断縁である第1切断縁41と第2シート22の切断縁である第2切断縁42とが重なり、かつ線ファスナー5から第2切断縁42までの第2シート22の表面における沿面距離(第2シート22の表面に沿った最短距離)が、線ファスナー5から第1切断縁41までの第1シート21の表面における沿面距離(第1シート21の表面に沿った最短距離)よりも大きくなるように、袋体2の切断をガイドする。
図5Aに示すように、本実施形態の切断ガイド部26は、一対の切り込み43,43と、ミシン目44とを備えている。一対の切り込み43,43は、袋体2の左右の側縁部にそれぞれ形成されており、袋体2の上縁部に位置するシール部23よりも下方でかつ線ファスナー5よりも上方に位置している。各切り込み43,43は、袋体2を前後方向に貫通している。
ミシン目44は、袋体2の上端部に形成されており、袋体2の上縁部に位置するシール部23よりも下方でかつ線ファスナー5よりも上方に位置している。ミシン目44は、左右方向に直線状に延びており、一端が一方の切り込み43に繋がり、他端が他方の切り込み43に繋がっている。ミシン目44は、第1シート21に形成された第1ミシン目と、第2シート22に第1ミシン目と重なるように形成された第2ミシン目とで構成されてもよいし、第1ミシン目のみ、あるいは第2ミシン目のみから構成されてもよい。また、ミシン目44は省略可能である。
図5Bに示すように、第1シート21において線ファスナー5よりも上方の部分は、平面上である。対して、第2シート22において線ファスナー5よりも上方に位置する部分には、左右方向と直交する断面においてZ字状に屈曲された屈曲部45を含んでいる。本実施形態の屈曲部45は、第2シート22の左右方向の全長に亘っている。
これにより、線ファスナー5から第2シート22の上縁までの第2シート21の表面における沿面距離は、線ファスナー5から第1シート21の上縁までの第1シート21の表面における沿面距離よりも長くなっている。
利用者は、例えば図5Aに示す一方の切り込み43の上方部分を摘まんで引っ張り、袋体2をミシン目44に沿って切断することで、袋体2の上端部を左右方向の全長に亘って切断することができる。このように切断した袋体2は、図5Cに示すように、第1シート21の切断縁である第1切断縁41と第2シート22の切断縁である第2切断縁42とが重なるように切断される。これにより、袋体2の上端部には、第1切断縁41と第2切断縁42とで構成された開口20が形成される。
利用者は開口20形成後の袋体2の第2シート22の上端部を摘まんで上方に移動させることで、第2シート22の上端部を第1シート21から剥がしながら、図5Dに示すように、屈曲部45を上方に延ばすことができる。
このように屈曲部45が延ばされると、第2切断縁42は第1切断縁41よりも上方に位置する(線ファスナー5よりも離れて位置する)。これにより、袋体2には、第2シート22における第2切断縁42よりも下側の部分で構成され、前後方向に見て、第1切断縁41から上方に突出した突出部分31が形成される。
利用者は、突出部分31の前面に手指を当て、続いてこの手指を突出部分31の前面に沿って下方にスライドすることで、開口20に手指を容易に入れることができる。
本実施形態では、第2シート22の周縁部に接合された第1シート21の周縁部のうち、屈曲部45と重複する部分が、他部よりも小さい接着力で第2シート22に接合されてもよい。この場合、利用者は、開口20形成後の袋体2において、第2シート22の上端部を第1シート21から容易に剥がすことができ、屈曲部45を容易に展開することができる。
(効果)
以上説明した第1〜第4実施形態の包装袋1は、以下に示す特徴を有している。包装袋1は、袋体2と、線ファスナー5とを備える。袋体2は、第1シート21及び第1シート21に対向する第2シート22を有し、少なくとも第1シート21が切断されることで開口20が形成される。線ファスナー5は、第1シート21及び第2シート22に設けられ、開口20を開閉する。袋体2は、袋体2の切断をガイドする切断ガイド部26を有する。切断ガイド部26は、第2シート22が、第1シート21の厚み方向に見て、第1シート21の開口20の一部となる切断縁30a,35a,39aから、線ファスナー5とは反対側に向かって突出する突出部分31を含むように、袋体2の切断をガイドする。以下、この特徴を有する包装袋1を第1の態様の包装袋1という。
以上説明した第1〜第4実施形態の包装袋1は、以下に示す特徴を有している。包装袋1は、袋体2と、線ファスナー5とを備える。袋体2は、第1シート21及び第1シート21に対向する第2シート22を有し、少なくとも第1シート21が切断されることで開口20が形成される。線ファスナー5は、第1シート21及び第2シート22に設けられ、開口20を開閉する。袋体2は、袋体2の切断をガイドする切断ガイド部26を有する。切断ガイド部26は、第2シート22が、第1シート21の厚み方向に見て、第1シート21の開口20の一部となる切断縁30a,35a,39aから、線ファスナー5とは反対側に向かって突出する突出部分31を含むように、袋体2の切断をガイドする。以下、この特徴を有する包装袋1を第1の態様の包装袋1という。
第1の態様の包装袋1にあっては、利用者は切断ガイド部26のガイドのもと、袋体2を切断することで、袋体2に、開口20と、開口20から線ファスナー5とは反対側に向かって突出する突出部分31とを形成することができる。また、利用者は、突出部分31を利用して閉じた開口20に手指を容易に入れることができる。従って、利用者は、開口20を容易に開くことができる。
また、第2実施形態及び第3実施形態の包装袋1は、第1の態様の包装袋1が有する特徴に加えて、以下に示す付加的な特徴を有する。切断ガイド部26は、第1シート21が、切断縁35a,39aによって、前記第2シートに接合された第1部分211と、第2シート22から分離された第2部分212とに分割されるように、袋体2の切断をガイドする。突出部分31は、第2シート22において第2部分212に対向する部分である。以下、この特徴を有する包装袋1を第2の態様の包装袋1という。
第2の態様の包装袋1にあっては、利用者は切断ガイド部26のガイドのもと袋体2を切断することで、第1シート21の第2部分212を第2シート22から分離して、袋体2に、開口20と、突出部分31とを容易に形成することができる。
また、第4実施形態の包装袋1は、以下に示す特徴を有する。包装袋1は、袋体2と、線ファスナー5とを備える。袋体2は、第1シート21及び第1シート21に対向する第2シート22を有し、第1シート21及び第2シート22が切断されることで開口20が形成される。線ファスナー5は、第1シート21及び第2シート22に設けられ、開口20を開閉する。袋体2は、袋体2の切断をガイドする切断ガイド部26を有する。切断ガイド部26は、第1シート21の切断縁である第1切断縁41と第2シート22の切断縁である第2切断縁42とが重なって、第1切断縁41と第2切断縁42とで開口20が構成され、かつ、線ファスナー5から第2切断縁42までの第2シート22の表面における沿面距離が、線ファスナー5から第1切断縁42までの第1シート21の表面における沿面距離よりも大きくなるように、袋体2の切断をガイドする。以下、この特徴を有する包装袋1を第3の態様の包装袋1という。
第3の態様の包装袋1にあっては、利用者は切断ガイド部26のガイドのもと第1シート21及び第2シート22を切断することで、開口20を形成することができる。また、利用者は、この後、第2シート22を延ばすことで、第2シート22の一部を、第1切断縁41から線ファスナー5とは反対側に突出した突出部分31とすることができる。また、利用者は、突出部分31を利用して閉じた開口20に手指を容易に入れることができる。従って、利用者は、開口20を容易に開くことができる。
1 包装袋
2 袋体
20 開口
21 第1シート
211 第1部分
212 第2部分
22 第2シート
26 切断ガイド部
30a 切断縁
31 突出部分
35a 切断縁
39a 切断縁
41 第1切断縁
42 第2切断縁
5 線ファスナー
2 袋体
20 開口
21 第1シート
211 第1部分
212 第2部分
22 第2シート
26 切断ガイド部
30a 切断縁
31 突出部分
35a 切断縁
39a 切断縁
41 第1切断縁
42 第2切断縁
5 線ファスナー
Claims (3)
- 第1シート及びこの第1シートに対向する第2シートを有し、少なくとも前記第1シートが切断されることで開口が形成される袋体と、
前記第1シート及び前記第2シートに設けられ、前記開口を開閉するための線ファスナーとを備えた包装袋であって、
前記袋体は、
前記袋体の切断をガイドする切断ガイド部を有し、
前記切断ガイド部は、前記第2シートが、前記第1シートの厚み方向に見て、前記第1シートの前記開口の一部となる切断縁から、前記線ファスナーとは反対側に向かって突出する突出部分を含むように、前記袋体の切断をガイドすることを特徴とする包装袋。 - 前記切断ガイド部は、
前記第1シートが、前記切断縁によって、前記第2シートに接合された第1部分と、前記第2シートから分離された第2部分とに分割されるように、前記袋体の切断をガイドし、
前記突出部分は、前記第2シートにおいて前記第2部分に対向する部分であることを特徴とする請求項1に記載の包装袋。 - 第1シート及びこの第1シートに対向する第2シートを有し、前記第1シート及び前記第2シートが切断されることで開口が形成される袋体と、
前記第1シート及び前記第2シートに設けられ、前記開口を開閉するための線ファスナーとを備えた包装袋であって、
前記袋体は、
前記袋体の切断をガイドする切断ガイド部を有し、
前記切断ガイド部は、前記第1シートの切断縁である第1切断縁と前記第2シートの切断縁である第2切断縁とが重なって、前記第1切断縁と前記第2切断縁とで前記開口が構成され、かつ、前記線ファスナーから前記第2切断縁までの前記第2シートの表面における沿面距離が、前記線ファスナーから前記第1切断縁までの前記第1シートの表面における沿面距離よりも大きくなるように、前記袋体の切断をガイドすることを特徴とする包装袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017140123A JP2019018889A (ja) | 2017-07-19 | 2017-07-19 | 包装袋 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2017140123A JP2019018889A (ja) | 2017-07-19 | 2017-07-19 | 包装袋 |
Publications (1)
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---|---|
JP2019018889A true JP2019018889A (ja) | 2019-02-07 |
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ID=65355223
Family Applications (1)
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JP2017140123A Pending JP2019018889A (ja) | 2017-07-19 | 2017-07-19 | 包装袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2019018889A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01308754A (ja) * | 1988-06-03 | 1989-12-13 | Idemitsu Petrochem Co Ltd | 咬合具付袋 |
JP2000229649A (ja) * | 1999-02-12 | 2000-08-22 | Omori Mach Co Ltd | ファスナー付き包装体 |
JP2011140326A (ja) * | 2010-01-07 | 2011-07-21 | Dainippon Printing Co Ltd | 開封補助摘みを有するパウチ |
JP2015227201A (ja) * | 2014-06-02 | 2015-12-17 | 株式会社ミューパック・オザキ | 包装袋 |
-
2017
- 2017-07-19 JP JP2017140123A patent/JP2019018889A/ja active Pending
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A02 | Decision of refusal |
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