JP5314900B2 - サンドイッチ用包装材 - Google Patents

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Description

本発明は、サンドイッチを包装するためのサンドイッチ用包装材に関する。
従来から、サンドイッチを包装するためのサンドイッチ用包装材として、重ね合わされた二枚の外フィルムの両側端同士がシールされるとともに、外フィルムの両側端に繋がった線状又は帯状のシールラインを形成するように前記二枚の外フィルムが直接的又は間接的にシールされて形成された袋本体を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
かかる袋本体は、シールラインに区画された一方の領域内にサンドイッチを収容するように構成され、二枚の外フィルムの少なくとも何れか一方におけるシールラインに区画された他方の領域に、一方の領域側とは反対側に凸をなす摘持片を画定する切り込みが設けられている。
これにより、サンドイッチ用包装材は、摘持片を引っ張ることで外フィルムが切り込みの両端(始点及び終点)を起点にして二カ所で引き裂かれ、その二つの裂け目間の外フィルムを切除できるようになっている。これにより、上記サンドイッチ用包装材は、外フィルムの切除された部分(開口)からサンドイッチを取り出せるようになっている。
また、サンドイッチ用包装材は、袋本体がシールラインを介してサンドイッチが収容される一方の領域と、切り込みによって摘持片が形成される他方の領域とに区画されているため、外フィルムに切り込みを入れて摘持片を形成しても、一方の領域内と外部とが連通することがなく、収容したサンドイッチを衛生的に包装できるようにもなっている。
特開2006−8162号公報
しかしながら、上記構成のサンドイッチ用包装材は、袋本体に形成されたシールラインが開封の円滑性を阻害するといった問題がある。すなわち、シールラインは、袋本体を構成する二枚の外フィルムが直接的又は間接的にシールされることで形成されているため、剛性が他の部分に比して非常に高まった状態になっている。
そのため、上記構成のサンドイッチ用包装材は、摘持片を引っ張って外フィルムの裂け目がシールラインに到達したときに、剛性の高いシールラインによる抵抗で引っ張り力が不特定な方向に作用してしまことがある。その結果、外フィルムの引き裂きがシールラインによって阻害されたり、外フィルムの引き裂き(裂け目)がシールライン上で進行したとしても、剛性の高まったシールラインの抵抗によって外フィルムが真っ直ぐに裂けず、切除される外フィルムの幅が途中位置で幅狭に或いは幅広になって最終位置まで略一定幅で切除できなくなったりしてしまうことがあり、サンドイッチを取り出すことができなかったり、サンドイッチを取り出すときに型くずれさせたりすることがあった。
そこで、本発明は、従来と同様にサンドイッチを衛生上好ましい状態で包装することができる上に、サンドイッチを良好な状態で円滑に取り出すことのできるサンドイッチ用包装材を提供することを課題とする。
本発明に係るサンドイッチ用包装材は、重ね合わされた二枚の外フィルムの両側端同士がシールされるとともに、外フィルムの両側端に繋がった線状又は帯状のシールラインを形成するように前記二枚の外フィルムがシールされて形成された袋本体を備え、袋本体は、シールラインに区画された一方の領域内にサンドイッチを収容するように構成され、二枚の外フィルムの少なくとも何れか一方におけるシールラインに区画された他方の領域に、一方の領域側とは反対側に凸をなす摘持片を画定する切り込みが設けられたサンドイッチ用包装材において、前記切り込みが設けられた外フィルム及び該外フィルムにシールされた相手方の互いに対向する面の少なくとも何れか一方には、少なくともシールラインの形成される領域における前記切り込みの両端間に対応する範囲にイージーピール性が付与され、一端部をシールラインの形成される領域内に位置させるとともに他端側を他方の領域側に位置させるように二枚の外フィルム間に介装され、他方の領域にコシを付与する補強用の中間フィルムをさらに備え、二枚の外フィルムは、前記シールラインを形成するように補強用の中間フィルムにシールされることで間接的にシールされ、補強用の中間フィルムは、前記切り込みが設けられた外フィルムと対向する面の少なくともシールラインの形成される領域における前記切り込みの両端間に対応する範囲にイージーピール性が付与されていることを特徴とする
上記構成のサンドイッチ用包装材によれば、袋本体は、シールラインに区画された一方の領域内にサンドイッチを収容するように構成され、二枚の外フィルムの少なくとも何れか一方におけるシールラインに区画された他方の領域に、一方の領域側とは反対側に凸をなす摘持片を画定する切り込みが設けられているので、サンドイッチの収容される一方の領域内と外部とが切り込み等によって連通することがなく、サンドイッチを衛生的な状態で包装することができる。そして、切り込みが一方の領域側とは反対側に凸をなす摘持片を画定するように設けられている、すなわち、該切り込みの両端(始点及び終点)がシールライン側に向くように形成されているので、摘持片を引っ張ることで切り込みの始点及び終点の二点を起点にして外フィルムを引き裂いて開封することができる。
そして、本発明に係るサンドイッチ用包装材は、前記切り込みが設けられた外フィルム及び該外フィルムにシールされた相手方の互いに対向する面の少なくとも何れか一方には、少なくともシールラインの形成される領域における前記切り込みの両端間に対応する範囲にイージーピール性が付与されているので、開封時において、引き裂きによって形成される外フィルムの裂け目がシールラインに到達しても、外フィルムがシールライン上で相手方から円滑に剥離され、不特定な方向に多大な力が作用することなく裂け目がシールライン上及び一方の領域内でも円滑に延びることになる。
これにより、開封時に外フィルムがシールラインから不特定な方向に引き裂かれることなく、外フィルムを摘持片に対応した予定幅で適正に切除することができ、その切除された部分からサンドイッチを良好な状態で円滑に取り出すことができる。なお、ここで「シールされた相手方」とは、例えば、二枚の外フィルム同士がシールされる場合には、他方の外フィルムがシールされる相手となり、二枚の外フィルム間に別のフィルムが介装される場合には、その別のフィルムがシールされる相手となる。
そして、二枚の外フィルム間に介装される補強用の中間フィルムにイージーピール性を付与することで、外フィルムに対してイージーピール性を付与しなくても開封時において外フィルムを相手方としての補強用の中間フィルムから容易に剥離させることができる。特に、イージーピール性を付与するのに、一方の面の全面にイージーピール性に富む層が形成された市販のイージーピールフィルムを採用する場合には、補強用の中間フィルムより大きな外フィルムをイージーピールフィルムで構成するよりも、補強用の中間フィルムをイージーピールフィルムで構成する方がコスト的にもメリットがある。
そして、補強用の中間フィルムをシールラインから他方の領域側に延出させれば、補強用の中間フィルムの存在する他方の領域の厚みが厚くなる結果、その他方の領域にコシを付与することができる。これにより、補強用の中間フィルムの存在する他方の領域が起立した状態になり、見栄えの良い陳列状態にすることができる。特に、外フィルムの他方の領域内に何らかの情報(例えば、商品に関する名称やイメージ等の情報)を付与しておけば、より良好な陳列状態にすることができる。
その一方で、汚れ防止用の中間フィルムをシールラインから一方の領域側に延出させれば、その汚れ防止用の中間フィルムをサンドイッチの切り口(切断面)に接触させることができる。これにより、袋本体内でサンドイッチが移動してもサンドイッチの切断面が袋本体に直接擦れてサンドイッチの具等が付着することがなく、見栄えの良い状態で包装することができる。
従って、汚れ防止用の中間フィルムをシールラインから一方の領域側に延出させれば、一方の領域を画定する外フィルムにサンドイッチの具等が付着することがない上に、補強用の中間フィルムを他方の領域に延出させれば、他方の領域側の他方の領域にコシを付与することができる。
この場合、前記補強用の中間フィルムは、前記切り込みが設けられた外フィルムと対向する面の全面にイージーピール性が付与されていることが好ましい。このようにすれば、イージーピール性を付与するのに補強用の中間フィルムに対して部分的な加工を施す必要がなく、例えば、補強用の中間フィルムを市販のイージーピールフィルムで構成することができる。
そして、本発明の他態様として、前記切り込みが設けられた外フィルムには、シールラインと交差するようにカットテープが貼着され、該カットテープは、一端部が摘持片内に位置するように設けられてもよい。このようにカットテープを設ければ、開封時に外フィルムがカットテープに誘導されて切除されることになるため、より円滑な開封が可能となる。また、カットテープを設けると、シールライン上でカットテープまでもシールされることになるため、シールラインでの抵抗が大きくなるが、上述のように外フィルムの剥離性が向上することで、外フィルムを引き裂く際の引っ張り力がシールライン上で不特定な方向に作用して外フィルムが不特定な方向に引き裂かれることがなく、円滑且つ適正に開封することができる。
そして、本発明のより好ましい態様として、前記切り込みは、両端がシールライン内又はシールラインにおける他方の領域側のエッジ上に位置するように形成されてもよい。このようにすれば、摘持片を引っ張ったときの引っ張り力がシールライン上のイージーピール性の付与された領域に直接的に作用することになるので、外フィルムを相手方からより確実に剥離させることができる。また、切り込みの両端をシールライン内又はシールラインのエッジ上に位置させることで、他方の領域内で外フィルムが不特定な方向に裂けてしまうこともない。
以上のように、本発明のサンドイッチ用包装材によれば、従来と同様にサンドイッチを衛生上好ましい状態で包装することができる上に、サンドイッチを良好な状態で円滑に取り出すことができるという優れた効果を奏し得る。
以下、本発明の一実施形態に係るサンドイッチ用包装材ついて、添付図面を参照して説明する。
まず、本実施形態に係るサンドイッチ用包装材の基本構成について概略説明すると、サンドイッチ用包装材は、側面視略直角三角形状をなすサンドイッチを包装するもので、図1及び図2に示す如く、重ね合わされた二枚の外フィルム10a,10bの両側端E,E同士がシールされるとともに、外フィルム10a,10bの両側端に繋がった線状又は帯状のシールライン11を形成するように前記二枚の外フィルム10a,10bが間接的にシールされて形成された袋本体10を備える。ここで「シール」とは、ヒートシールや溶断、接着剤等によって二枚以上のフィルムを接着することを意味し、「シールライン」とは、二枚以上のフィルムがシール(接着)されて一体的になった線状又は帯状の領域を意味する。なお、各図において、ドットを付した領域が対向するフィルム同士をシールする、或いはシールされた領域を示している。
前記袋本体10は、シールライン11に区画された一方の領域(以下、第一領域という)A内にサンドイッチを収容するように構成されている。また、袋本体10は、二枚の外フィルム10a,10bの少なくとも何れか一方におけるシールライン11に区画された他方の領域(以下、第二領域という)Bに、第一領域A側とは反対側に凸をなす摘持片12を画定した切り込み13が形成されている。これにより、摘持片12を第一領域A側に引っ張ることで、外フィルム10aが切り込み13の両端(始点と終点の二点)を起点に引っ張り力の作用方向に引き裂かれ、その引き裂きによって形成される裂け目間にある外フィルム10aが第一領域Aと第二領域Bとに跨って切除されるようになっている。すなわち、上記構成の袋本体10は、二つの領域A,Bに跨って摘持片12に対応した予定幅(切り込み13の両端間の幅)で外フィルム10aの一部が切除されるようになっている。
さらに、本実施形態に係るサンドイッチ用包装材1は、袋本体10に加え、シールライン11から第一領域A側及び第二領域B側の少なくとも何れか一方に向けて延びるように、二枚の外フィルム10a,10b間に介装された中間フィルムFを備える。これにより、本実施形態に係るサンドイッチ用包装材1は、前記シールライン11の形成される領域において、袋本体10を構成する二枚の外フィルム10a,10bが中間フィルムFにシールされて間接的にシールされている。
本実施形態に係るサンドイッチ用包装材1の基本構成は以上の通りであり、以下に各基本構成について具体的に説明する。
前記二枚の外フィルム10a,10bは、引き裂き可能な樹脂フィルムで構成されており、例えば、自己の特性による引き裂き方向性(引き裂いたときに形成される裂け目の延びる方向性)のない樹脂フィルムや、引き裂き方向性のある樹脂フィルムを採用することができる。なお、引き裂き方向性を有する樹脂フィルムを採用する場合には、その引き裂き方向(裂け目の延びる方向)が外フィルム10a,10bの一端から他端に向く方向(シールライン11に対して直交方向)になるように配置される。
各外フィルム10a,10bは、一端側が他端側に比して幅広に形成されている。より具体的に説明すると、本実施形態に係る外フィルム10a,10bは、両側端E,Eが一端側から他端に向けて内側(中心側)に傾斜した傾斜部Eaと、該傾斜部Eaに連続して他端側で真っ直ぐに延びる直線部Ebとで構成されている。
これにより、外フィルム10a,10bは、一端側に台形状の領域が形成されるとともに、台形状の領域の図示しない上辺(上側にある短辺)に連続した矩形状の領域が形成されている。また、本実施形態に係る外フィルム10a,10bは、サンドイッチを収容した状態で袋本体10の一端開口を閉じるために、台形状の領域の底辺(下側にある長辺)に連続した台形状の領域(採番しない)も備えている。
前記二枚の外フィルム10a,10bは、重ね合わされた状態で他端同士及び両側端E,E同士がシールされている。すなわち、二枚の外フィルム10a,10bは、幅狭になった他端同士がシールされるとともに、傾斜部Ea及び直線部Ebで構成される両側端E,E同士がシールされることにより、一端側が開口した袋本体10を形成している。
そして、二枚の外フィルム10a,10bは、台形状の領域と矩形状の領域との境界にシールライン11を形成するように、介装された中間フィルムFを介して間接的にシールされている。これにより、シールライン11によって台形状の領域と矩形状の領域とが区画され、台形状の領域が前記第一領域Aとなり、矩形状の領域が前記第二領域Bとなっている。
上記構成の袋本体10は、外フィルム10a,10bの一端間(第一領域Aの幅広な底辺間)に形成される開口からサンドイッチを挿入するようになっている。そして、二枚の外フィルム10a,10bのうち、一方の外フィルム10aの第二領域B内には、U字状又はコの字状の切り込み13が入れられて外フィルム10aの一端側に凸をなす摘持片12が形成されている。本実施形態において、切り込み13は、線状をなし、その両端(始点及び終点)が第二領域B側にあるシールライン11のエッジ上に位置するように形成されている。これにより、前記摘持片12は、基端がシールライン11における第二領域B側のエッジ上に位置するように形成されている。
また、本実施形態に係る袋本体10は、一方の外フィルム10aに対し、前記シールライン11と交差するようにカットテープ14が貼着されている。該カットテープ14は、帯状に形成されており、その一端部を摘持片12内に位置させた上で外フィルム10aの一端に向けて延びるように設けられている。
本実施形態に係るサンドイッチ用包装材1は、二枚の外フィルム10a,10b間に二枚のフィルム20,30が独立して介装されている。具体的には、本実施形態に係るサンドイッチ用包装材1は、前記第二領域Bにコシを付与するための補強用フィルム20と、第一領域A内のサンドイッチの擦れによる汚れが外フィルム10bに付着するのを防止するための汚れ防止用フィルム30とが二枚の外フィルム10a,10b間に介装されている。
本実施形態に係る補強用フィルム20は、前記中間フィルムFとして設けられたもので、外フィルム10a,10bの第二領域B内に介在できるように矩形状に形成されている。そして、補強用フィルム20は、二枚の外フィルム10a,10b間に介装された状態で、一端部をシールライン11が形成される領域内に位置させるとともに他端側を第二領域B内に位置させている。そして、該補強用フィルム20は、一端部が対向する二枚の外フィルム10a,10bに線状又は帯状にシールされており、そのシールによって前記シールライン11が形成されている。すなわち、本実施形態に係るサンドイッチ用包装材1は、第二領域B側に延出した補強用フィルム20を介して外フィルム10a,10bが間接的にシールされ、その三者のシールによってシールライン11が形成されている。
このように、補強用フィルム20が二枚の外フィルム10a,10b間に介装されることで、該補強用フィルム20が袋本体10(第二領域B)の芯体となり、袋本体10の第二領域Bにコシを持たせている。
本実施形態に係るサンドイッチ用包装材1は、切り込み13(摘持片12)の設けられた一方の外フィルム10a及び補強用フィルム20(中間フィルムF)の互いに対向する面の少なくとも何れか一方に、少なくともシールライン11における切り込み13の両端間に対応する範囲W(図2参照)にイージーピール性が付与されている。本実施形態においては、一方の外フィルム10aと対向する補強用フィルム20(中間フィルムF)の一方の面にイージーピール性が付与されている。
ここで、切り込み13の両端間に対応する範囲Wとは、切り込み12の両端(開封時の引き裂きの起点(裂け目の起点))からシールライン11と直交又は略直交するように延びる二本の仮想線(採番しない)間の範囲をいう。従って、少なくともシールライン11の形成される領域における前記切り込み13の両端間に対応する範囲とは、シールライン11の第一領域A側及び第二領域B側の両エッジと、前記二本の仮想線とで包囲された領域、又はその領域を含んだ範囲を意味する。
なお、「イージーピール性」とは、シールされる相手(対向するフィルム)から剥離し易い特性を意味する。そして、イージーピール性は、フィルム同士のシールの方法によって種々選択されるもので、例えば、シールされる面を粗面にしたり、外フィルム同士を溶着してシールする場合には、シールされる面に溶着強度を低くする物質(例えば、EVA)でコーティングをしたり、フィルム同士を接着剤でシールする場合には、シールされる面に接着剤の接着強度を低下させるような物質でコーティングをしたりすることで付与することができる。
本実施形態に補強用フィルム20(中間フィルムF)は、一方の外フィルム10aと対向する一方の面の全面に対してイージーピール性が付与されている。本実施形態に係る補強用フィルム20(中間フィルムF)には、一方の面全面にイージーピール性に富むコーティング層が形成されたイージーピールフィルムが採用されている。このように補強用フィルム20(中間フィルムF)における一方の外フィルム10aと対向する面のみにイージーピール性を付与することで、一方の外フィルム10aを容易に剥離できる一方で、他方の外フィルム10bに対して高いシール力でシールできるため、一方の外フィルム10aの剥離に伴って中間フィルムFが他方の外フィルム10bから剥離してしまうことが防止される。
前記汚れ防止用フィルム30は、第一領域A内で二枚の外フィルム10a,10b間に介装されている。汚れ防止用フィルム30は、平面視長方形状に形成されており、長手方向の一端部をシールライン11側に位置させるとともに長手方向の他端部を外フィルム10bの一端側に位置させた上で、その長手方向の両端部が他方の外フィルム10bの内面にシールされている。該汚れ防止用フィルム30は、サンドイッチの傾斜した切断面に重ねるためのもので、サンドイッチが袋本体10内で移動しても該サンドイッチに追従して移動又は変形し、サンドイッチの切断面から露呈する具が外フィルム10bに擦れて付着するのを防止するようになっている。
上記構成のサンドイッチ用包装材1は、重ね合わされた二枚の原反フィルムを溶断することによって、その二枚の原反フィルムから二枚の外フィルム10a,10bが形成されるのに併せて、二枚の外フィルム10a,10bの他端同士及び側端同士がシール(溶着)されることによって袋本体10が形成されている。また、シールライン11の形成される部分については、二枚の外フィルム10a,10bが上述の溶断に併せてヒートシールすることによってシールされている。そのため、前記中間フィルムF(後述の補強用フィルム20)は、原反フィルムを溶断する前に二枚の原反フィルム間に配置され、上述のヒートシールによって二枚の外フィルム10a,10にシールされる。なお、汚れ防止用フィルム30は、他方の外フィルム10bの内面に貼着されるため、他方の外フィルム10bとなる一方の原反フィルムに対し、二枚の原反フィルムを重ねる前に予め所定位置に配置されて両端部がシールされている。
本実施形態に係るサンドイッチ用包装材1は、以上の構成からなり、次に、サンドイッチの包装と該サンドイッチ用包装材1の開封について説明する。該サンドイッチ用包装材1でサンドイッチを包装するには、袋本体10の一端開口(外フィルム10a,10b間の開口からサンドイッチを収容した上で、袋本体10(外フィルム10a,10b)の一端部側を折り畳むことで、図3(a)及び図3(b)に示す如くサンドイッチSが包装された状態になる。
この状態で、図4(a)に示す如く、袋本体10の第二領域Bは起立した状態となり、摘持片12が周囲の外フィルム10aと並んだ状態になっているため、サンドイッチ用包装材1を開封するには、図4(b)に示す如く、摘持片12を起こすようにして摘持した上で、該摘持片12を袋本体10の一端側に引っ張る。そうすると、摘持片12を形成する切り込み11の始点及び終点を起点にして一方の外フィルム10aが裂け始め、カットテープ14の長手方向と直交する短手方向の両側で裂け続けてシールライン11を越えて裂けることになる。本実施形態においては、二枚の外フィルム10a,10b間に介装された補強用フィルム20(中間フィルムF)にイーピーピール性を付与しているため、上述の如く、外フィルム10aの裂け目がシールライン11に到達しても、図4(c)に示す如く、外フィルム10aは、引っ張り力の作用でシールライン上の補強用フィルム20(中間フィルムF)から円滑に剥離し、裂け目がシールライン上で延びることになる。この際、上述のように外フィルム10aが円滑に剥離されることで、シールラインの剛性による抵抗が生じずに引っ張り方向に対応した方向に裂け目が延びるように引き裂かれることになる。
これにより、一方の外フィルム10aの一端側から他端側にかけて該外フィルム10aの一部を予定幅で切除することができ、その切除された開口部分からサンドイッチを良好な状態で円滑に取り出すことができる。
以上のように、本実施形態に係るサンドイッチ用包装材1によれば、シールライン11によってサンドイッチSが収容される第一領域Aに対して区画された第二領域Bに摘持片12を形成するようにしたので、該摘持片12を切り込み13によって形成しても、第一領域A内と外部とが連通することがなく、サンドイッチSを衛生的な状態で包装することができる。また、このように摘持片12を第二領域Bに形成しても、本実施形態に係るサンドイッチ用包装材1は、一方の外フィルム10aにシールされた相手方としての中間フィルムF(補強用フィルム20)のシールライン11の形成される領域における前記切り込み13の両端間に対応する範囲Wを含む全面にイージーピール性が付与されているので、シールライン11上で外フィルム10aを相手方の中間フィルムFから円滑に剥離させつつ引き裂くことができ、開封時において、外フィルム10aの引き裂き(裂け目の進行)が阻害されたり、外フィルム10aが不特定な方向に引き裂かれたりすることがなく、摘持片12に対応した予定幅で外フィルム10aの一部を適正に切除することができる。これにより、切除されて形成された開口部分からサンドイッチSを型くずれさせることなく円滑に取り出すことができる。
また、本実施形態に係るサンドイッチ用包装材1は、二枚の外フィルム10a,10b間に介装された中間フィルムFを備え、二枚の外フィルム10a,10bは、シールライン11を形成するように中間フィルムFにシールされて間接的にシールされ、中間フィルムFは、外フィルム10aと対向する面の少なくともシールライン11の形成される領域における前記切り込み13の両端間に対応する範囲Wにイージーピール性が付与されているので、外フィルム10aに対してイージーピール性を付与しなくても開封時において外フィルム10aを相手方である中間フィルムFから容易に剥離させることができる。
そして、本実施形態に係るサンドイッチ用包装材1は、イージーピール性を付与するのに、一方の面全面にイージーピール層の形成された市販のイージーピールフィルムを採用しているので、中間フィルムFより大きな外フィルム10aをイージーピールフィルムで構成するよりもコストの観点においてメリットがある。
また、本実施形態に係るサンドイッチ用包装材1は、中間フィルムFにイージーピール性が付与されているので、シールライン11上に位置するカットテープ14等にイージーピール性を付与する必要がなく、製造効率やコストにおいてメリットがある。
さらに、中間フィルムFの一方の面の全面にイージーピール性を付与することで、外フィルム10aに対して中間フィルムFの配置が多少ずれていてもイージーピール性の付与された領域内にシールライン11における切り込み13の両端に対応する範囲Wを位置させることができ、常に円滑に開封することができる。
そして、本実施形態に係るサンドイッチ用包装材1は、中間フィルムFとして補強用フィルム20を設けたので、第二領域Bにコシを付与することができ、見栄えの良い陳列状態にすることができる。特に、外フィルム10a,10bの第二領域B内に何らかの情報(例えば、商品に関する名称やイメージ等の情報)を付与することで、より良好な陳列状態にすることができる。
また、本実施形態に係るサンドイッチ用包装材1は、一方の外フィルム10aに対してシールライン11と交差するようにカットテープ14を貼着し、該カットテープ14の一端部を摘持片12内に位置させるようにしたので、摘持片12を摘持したときから開封が完了するまで、外フィルム10aを誘導して円滑に予定幅で切除することができる。
さらに、本実施形態に係るサンドイッチ用包装材1は、両端がシールライン11における第二領域B側のエッジ上に位置するように切り込み13が形成されているので、摘持片12を引っ張ったときに、その引っ張り力がシールライン11上の外フィルム10aに直接的に作用することになり、第二領域B内で外フィルム10aが不特定な方向に裂けてしまうことを防止することができる。
尚、本発明のサンドイッチ用包装材の製造方法は、上記何れの実施形態にも限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
上記実施形態において、中間フィルムFとしての補強用フィルム20の一方の面にイージーピール性を付与したが、これに限定されるものではなく、例えば、外フィルム10aの補強用フィルム20と対向する面にイージーピール性を付与するようにしてもよいし、補強用フィルム20及び外フィルム10aの互いに対向する各面にイージーピール性を付与するようにしてもよい。
上記実施形態において、補強用フィルム20を中間フィルムFとしたが、参考例として、図5(a)に示す如く、補強用フィルム20を第二領域B内にのみ存在するように構成する一方、第一領域A内に配置される汚れ防止用フィルム30の一端部をシールライン11の形成される領域に位置させてシールライン11を形成するように該一端部を外フィルム10a,10bとシールするようにし、これを前提にして切り込み13の形成される一方の外フィルム10a及び汚れ防止用フィルム30の互いに対向する面の少なくとも何れか一方の少なくともシールラインの形成される領域における前記切り込みの両端間に対応する範囲にイージーピール性が付与するようにしてもよい。すなわち、補強用フィルム20に代えて汚れ防止用フィルム30を中間フィルムFとしてもよい。
また、図5(b)に示す如く、一枚の中間フィルムFの一部(途中位置)をシールライン11の形成される領域に配置し、該中間フィルムFの一端側を第一領域A内に延出させるとともに該中間フィルムFの他端側を第二領域Bに延出させ、シールライン11を形成するように該中間フィルムFと二枚の外フィルム10a,10bをシールするようにしてもよい。このようにすれば、中間フィルムFの一端側が上記実施形態における汚れ防止用フィルム30として機能するとともに、中間フィルムFの他端側が上記実施形態における補強用フィルム20として機能することになる。この場合においても、一方の外フィルム10a及び中間フィルムFの互いに対向する面の少なくとも何れか一方に対し、少なくともシールライン11の形成される領域における前記切り込み13の両端間に対応する範囲にイージーピール性を付与するようにすればよい。
また、二枚の外フィルム10a,10b同士を間接的にシールする場合、その外フィルム10a,10b間に介装される中間フィルムFは、第一領域Aや第二領域Bに向けて延出する補強用フィルム20や汚れ防止用フィルム30に限定されるものであるが、参考例として、シールライン11の形成される領域と対応するサイズ及び形状に形成されたフィルムを中間フィルムとし、その中間フィルムをシールライン11の形成される領域に配置した上で、二枚の外フィルム10a,10bと中間フィルムとをシールしてシールライン11を形成するようにしてもよい。この場合においても、切り込み13(摘持片12)が設けられる外フィルム10a,10b、及び中間フィルムの互いに対向する面の少なくとも何れか一方に対し、少なくとも切り込み13の両端間に対応する範囲にイージーピール性を付与すればよい。
上記実施形態において、中間フィルムF(補強用フィルム20)の一方の面の全面にイージーピール性を付与するようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば、中間フィルムF及び外フィルム10aの互いに対向する面の少なくとも何れか一方の面に対し、シールライン11の形成される領域のうち、切り込み13の両端間(摘持片12の幅)に対応する範囲W或いはその範囲Wを含んだ領域にイージーピール性を付与するようにしてもよい。すなわち、少なくともシールライン11の形成される領域における一方の外フィルム10aの切除予定領域に対してイージーピール性を付与すればよい。この場合、印刷等でパートコートを施して部分的にイージーピール性を付与することが好ましい。
上記実施形態において、シールライン11を形成するに当り、中間フィルムFを介して
二枚の外フィルム10a,10bを間接的にシールするようにしたが、参考例として、中間フィルムFを介装することなく、シールライン11を形成するように、二枚の外フィルム10a,10b同士を直接シールしてもよい。この場合、二枚の外フィルム10a,10bの互いに対向する面のうちの少なくとも何れか一方に対し、少なくともシールライン11の形成される領域における前記切り込み13の両端間に対応する範囲Wにイージーピール性を付与すればよい。
上記実施形態において、一方の外フィルム10aにカットテープ14を貼着したが、これに限定されるものではなく、カットテープ14は必要に応じて設ければよい。カットテープ14を設けない場合には、開封時に外フィルム10aの引き裂き方向性が安定しにくくなるので、例えば、外フィルム10aに自己の特性によって引き裂き方向性のあるフィルムを採用することが好ましことは言うまでもない。また、安定した切断を達成するには、カットテープ14を設けることが好ましいことは言うまでもない。
上記実施形態において、摘持片12を画定する切り込み13の両端をシールライン11のエッジ上に位置させるように設けたが、これに限定されるものではなく、例えば、切り込み13の両端を第一領域A内に位置することがないようにシールライン11内に位置させるように設けてもよい。このようにしても摘持片12を引っ張ったときに、その引っ張り力が直接シールライン11上のイージーピール性を付与された領域に作用して外フィルム10aが剥離することになり、安定した開封が可能となる。
また、摘持片12を画定する切り込み13は、両端がシールライン11内又はシールライン11における第二領域B側のエッジ上に位置したものに限定されるものではなく、例えば、切り込み13の両端がシールライン11に対して離れた位置になるように切り込み13を形成してもよい。この場合、一方の外フィルム10a及び該外フィルム10aにシールされた相手方の少なくとも何れか一方における少なくともシールライン11の形成される領域における前記切り込み13の両端間に対応する範囲にイージーピール性が付与されればよい。
上記実施形態において、第一領域Aとなる台形の領域と第二領域Bとなる矩形状の領域との連続体で外フィルム10a,10bを構成したが、外フィルム10a,10bの形態は、これに限定されるものではなく、例えば、図6に示す如く、外フィルム10a,10bは、両側端E,Eを全長に亘って傾斜した態様にし、第一領域Aとなる台形の領域と、第二領域Bとなる台形の領域との連続体、すなわち、全体が台形状をなすものであってもよい。また、図示しないが、外フィルム10a,10bは、両側端E,Eが最終的に交わるように全長に亘って傾斜した態様にし、第一領域Aとなる台形の領域と、第二領域Bとなる三角形状の領域との連続体、すなわち、全体が三角形状をなすものであってもよい。そして、上記実施形態においては、袋本体10の一端開口を閉じるために第一領域Aの底辺に台形状の領域を連続させたが、この領域は必要に応じて設ければよい。
上記実施形態において、二枚の外フィルム10a,10b及び中間フィルムFを溶断又はヒートシールして溶着(シール)するようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば、接着剤でフィルム同士を接着(シール)するようにしても勿論よい。
上記実施形態において、二枚の外フィルム10a,10bの他端を溶断シールしたために、第二領域B内にU字状又はコの字状の切り込み13を入れて摘持片12を形成したが、これに限定されるものではなく、例えば、二枚の外フィルム10a,10bの他端をシールすることなく、何れか一方の外フィルム10a,10bの他端部に二つの切り込みを入れて該切り込み間を摘持片12としてもよい。
さらに、上記実施形態において、一方の外フィルム10aに摘持片12を形成するようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば、他方の外フィルム10bの第二領域B内、又は、二枚の外フィルム10a,10bのそれぞれの第二領域B内に摘持片12を画定する切り込み13を形成するようにしてもよい。これに併せて、カットテープ14を他方の外フィルム10bに貼着するようにしてもよい。このように、他方の外フィルム10bを開封可能に構成する場合、他方の外フィルム10b及びその相手の少なくとも何れか一方に対して、少なくともシールライン11の形成される領域における切り込み13の両端間に対応する範囲にイージーピール性を付与することは勿論のことである。但し、他方の外フィルム10bに摘持片12やカットテープ14を設けて開封可能にする場合には、汚れ防止用フィルム30を設けることができなくなるので、上記実施形態のように、一方の外フィルム10aに摘持片12やカットテープ14を設けることが好ましいことは言うまでもない。
本発明の一実施形態に係るサンドイッチ用包装材の分解斜視図であって、シールされる領域にドットを付したものを示す。 同実施形態に係るサンドイッチ用包装材の補強用フィルム(中間フィルム)及び汚れ防止用フィルムを仮想線(二点鎖線)で示した平面図であって、シールされた領域にドットを付したものを示す。 同実施形態に係るサンドイッチ用包装材でサンドイッチを包装した状態の斜視図であって、(a)は、他方の外フィルム側から見た斜視図を示し、(b)は、一方の外フィルム側から見た斜視図を示す。 同実施形態に係るサンドイッチ用包装材の開封状態を説明するための部分断面図であって、(a)は、開封前の部分断面図を示し、(b)は、摘持片を起こした状態の部分断面図を示し、(c)は、摘持片を引っ張ることで切除される外フィルムが中間フィルムから剥離される状態の部分断面図を示す。 本発明の他実施形態に係るサンドイッチ用包装材の平面図であって、(a)は、汚れ防止用フィルムが中間フィルムとされたサンドイッチ用包装材の平面図を示し、(b)は、一枚の中間フィルムで補強用フィルム及び汚れ防止用フィルムの機能を持たせたサンドイッチ用包装材の平面図を示す。 本発明の別の実施形態に係るサンドイッチ用包装材の平面図であって、外フィルム全体が台形状に形成されたサンドイッチ用包装材の平面図を示す。
符号の説明
1…サンドイッチ用包装材、10…袋本体、10a,10b…外フィルム、11…シールライン、12…摘持片、13…切り込み、14…カットテープ、F…中間フィルム、20…補強用フィルム、30…汚れ防止用フィルム、A…第一領域(一方の領域)、B…第二領域(他方の領域)、E…側端、Ea…傾斜部、Eb…直線部、S…サンドイッチ

Claims (4)

  1. 重ね合わされた二枚の外フィルムの両側端同士がシールされるとともに、外フィルムの両側端に繋がった線状又は帯状のシールラインを形成するように前記二枚の外フィルムがシールされて形成された袋本体を備え、袋本体は、シールラインに区画された一方の領域内にサンドイッチを収容するように構成され、二枚の外フィルムの少なくとも何れか一方におけるシールラインに区画された他方の領域に、一方の領域側とは反対側に凸をなす摘持片を画定する切り込みが設けられたサンドイッチ用包装材において、前記切り込みが設けられた外フィルム及び該外フィルムにシールされた相手方の互いに対向する面の少なくとも何れか一方には、少なくともシールラインの形成される領域における前記切り込みの両端間に対応する範囲にイージーピール性が付与され、一端部をシールラインの形成される領域内に位置させるとともに他端側を他方の領域側に位置させるように二枚の外フィルム間に介装され、他方の領域にコシを付与する補強用の中間フィルムをさらに備え、二枚の外フィルムは、前記シールラインを形成するように補強用の中間フィルムにシールされることで間接的にシールされ、補強用の中間フィルムは、前記切り込みが設けられた外フィルムと対向する面の少なくともシールラインの形成される領域における前記切り込みの両端間に対応する範囲にイージーピール性が付与されていることを特徴とするサンドイッチ用包装材。
  2. 前記補強用の中間フィルムは、前記切り込みが設けられた外フィルムと対向する面の全面にイージーピール性が付与されている請求項1に記載のサンドイッチ用包装材。
  3. 前記切り込みが設けられた外フィルムには、シールラインと交差するようにカットテープが貼着され、該カットテープは、一端部が摘持片内に位置するように設けられている請求項1又は2に記載のサンドイッチ用包装材。
  4. 前記切り込みは、両端がシールライン内又はシールラインにおける他方の領域側のエッジ上に位置するように形成されている請求項1乃至3の何れか1項に記載のサンドイッチ用包装材。
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