JP2001122291A - 食品用包装袋 - Google Patents

食品用包装袋

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JP2001122291A
JP2001122291A JP30320199A JP30320199A JP2001122291A JP 2001122291 A JP2001122291 A JP 2001122291A JP 30320199 A JP30320199 A JP 30320199A JP 30320199 A JP30320199 A JP 30320199A JP 2001122291 A JP2001122291 A JP 2001122291A
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tab
strip
sheet
packaging bag
bag
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JP30320199A
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Takehiko Uchida
健彦 内田
Yoshinobu Kaneoka
良延 金岡
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AOTO SEITAI KOGYO KK
KANAOKA KK
Kanaoka Co Ltd
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AOTO SEITAI KOGYO KK
KANAOKA KK
Kanaoka Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 袋体の素材に制約がなく確実な易開封手段を
実現する。 【解決手段】 両側辺が先端に向かって幅狭となる一対
のシート1A、1Bを重ね合わせ、双方又は一方のシー
トの先端所定範囲をタブ4A、4Bとして残した状態で
頂部封止部2A、2B及び側面封止部3A、3Bを封止
し、板状の三角形に拡げる包装袋において、何れかの斜
面の裏側に位置するように帯状片10を一対のシート間
に配すると共に、帯状片のタブ14を帯状片が位置する
側のシート1Aのタブ4Aに接着し、これらを同時に貫
通して引き起し片Pを構成する切り込みP1を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は例えばサンドイッ
チ等の板状の三角形の食品を包装するためのプラスチッ
クフィルム製の包装袋に関する。
【0002】
【従来の技術】図10及び図11にこの発明の先行技術
となる従来技術の包装袋を示す。この包装袋は両側辺が
先端に向かって幅狭となるプラスチックフィルム製の一
対のシート50A、50Bを重ね合わせ、三方を溶着等
の接着手段により封止した袋体を立体的に拡げることに
より構成される。この場合、袋体を構成する封止箇所は
シートの先端所定範囲をタブ53A、53Bとして残す
と共に後端を開口として残した状態で設けられるもので
あり、具体的には両側辺を横断する線に沿って各シート
同士を接着した頂部封止部51A、51Bと頂部封止部
より後方の各シートの両側辺同士を接着した側面封止部
52A、52Bに求められる。そして、折れ目AA1、
AA1及びBB1、BB1をもって、対向する一対の斜
面AA及びBBの厚みが頂部封止部51A、51Bの幅
により規定される板状の三角形にこの袋体を拡げると共
に、内部に三角形の食品Fが収容される。
【0003】この包装袋においては内部に食品Fを収容
後、食品後端から袋体後端の開口部にかけた袋体の余剰
部を折り畳んで粘着テープ等により封止して、包装食品
として流通に供する。よって、この食品を購入した需要
者においては包装を外して収容された食品を取り出さな
ければならないが、食品後端の封止部を開くのは面倒な
ので、袋体自体を引き裂き破壊して食品を取り出してい
た。
【0004】しかしながら、そのままでは何の手がかり
も無く袋体を引き裂くことは困難であり、何らかの易開
封手段を袋体に設ける必要である。このための幾つかの
発明が従来提案されている。これらの発明に関しこの発
明と関連すると思われるものを以下紹介する。
【0005】第1の先行技術は例えば、実開昭63−1
3891号により公知のものであり、ここでは前記の袋
体の斜面全長方向又は袋体の全周方向にミシン目を入れ
ることにより、このミシン目に沿って袋体を切り裂く。
【0006】第2の先行技術は実公平2−32587号
において公知の発明である。この公知発明は、前記の袋
体の斜面全長方向に延伸方向を設定した一軸延伸フィル
ムにより袋体を構成すると共に、引き裂きを行う側のシ
ートのタブの先端に一対の切り込みを設け、更にこのシ
ートのタブ先端に対し他方のシートのタブ先端を突出さ
せたことを特徴とする。この公知発明においては、一対
の切り込みにより挟まれたタブの一部を指先で摘んで引
っ張り上げることにより延伸方向、即ち袋体の斜面全長
方向に沿ってシートが切り裂かれる作用を生じる。又、
一方のシートのタブ先端に対し他方のシートのタブ先端
を突出させることにより、タブの一部を摘む際に静電気
等により密着している両シートのタブ同士を剥離しやす
くする作用が生じる。
【0007】第3の先行技術は実開平7−8238号に
おいて公知の発明である。この公知発明は、前記の袋体
の引き裂きを行う側の斜面の全長方向の中心線に沿って
シートの裏側に細幅のカットテープを接着し、引き裂き
を行う側のシートのタブの先端にしてカットテープの両
側に一対の切り込みを設けたことを特徴とする。この公
知発明においては、一対の切り込みにより挟まれたタブ
の一部をカットテープごと指先で摘んで引っ張り上げる
ことによりカットテープに沿って規定される方向、即ち
袋体の斜面全長方向に沿ってシートが切り裂かれる作用
を生じる。
【0008】第4の先行技術は実開平6−61757に
おいて公知の発明である。この公知発明は、前記の袋体
の引き裂きを行う側の斜面の全長方向の中心線に沿って
シートに細幅のカットテープを接着し、引き裂きを行う
側のシートのタブに引き起し片を構成する切り込みを設
けたことを特徴とする。この公知発明においては、切り
込みにより構成される引き起こし片を指先で摘んで引っ
張り上げることによりシートに切り裂きのきっかけを与
えてカットテープに沿って規定される方向、即ち袋体の
斜面全長方向に沿ってシートが切り裂かれる作用を生じ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上の先行技術中、第
1のものは簡易な構成により易開封手段を実現するもの
であるが、反面、ミシン目から包装内に異物が侵入する
問題があった。又、ミシン目を施したシートには端部が
存しないので、ミシン目に沿って袋体を引き裂くにはシ
ートのミシン目の両端部分を指先で摘んで互いに反対方
向に引っ張らなければならず、内部に食品が収容され膨
張状態となっている包装体に対しこの作業を行うことは
事実上困難であった。
【0010】次に第2のものは引き裂きの方向性を与え
るために1軸延伸フィルムを使用せざるを得ず、材料に
制約が生じる問題があった。又、一方のシートのタブ先
端に対し他方のシートのタブ先端を突出させるために、
一対のシートをずらして重合しなくてはならず生産性に
おいて問題があった。
【0011】そして、第3及び第4のものは材料に制約
が無い点において第2のものの問題点を解消した優れた
発明であるが、包装体を線状に引き裂くといった点にお
いて従来の易開封手段の域を超えていない。これは前記
第2の発明はもとよりその他の易開封手段に共通する課
題であるが、従来の易開封手段においては袋体を文字通
り線状に切り裂いていたので、易開封手段を用いて切り
裂いただけでは包装は今だ完全に開封されていない問題
が指摘できる。即ち、収容された食品を取り出すには切
り裂き部分の両端を指で摘んで互いに反対方向に引っ張
って袋体を完全に破壊する作業が必要であり、これは単
に需要者に手間を強いるだけでなく、例えばサンドイッ
チ等の食品において端部からはみ出た具材が包装体の裏
面に付着している場合はこれらが需要者の手に付着する
ことともなった。
【0012】一方、粘性に富んだ具材を挟み込んだサン
ドイッチや、クリームやジャム等を具材として挟み込ん
だ菓子等の食品Fの場合はその端面に露出した具材が袋
体の斜面の裏側に付着し、輸送時等の振動により袋体に
対し食品が遊動することにより具材がシート裏面に擦れ
て醜く拡がり、透明素材により包装するのが原則のこの
種の包装食品の商品性を減殺する問題が生じるが、前記
の何れの先行技術においてもこの問題は解消されていな
い。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は以上の従来技
術の問題点に鑑みて創作されたものであり、袋体の素材
に制約を生じさせることなく確実な易開封手段を実現
し、しかもワンタッチで収容された食品を取り出し可能
とした包装用袋を提供することを目的とする。即ち、こ
の発明の包装用袋は両側辺が先端に向かって幅狭となる
プラスチックフィルム製の一対のシートを重ね合わせ、
各シートの先端所定範囲をタブとして残した状態で、両
側辺を横断する線に沿って各シート同士を接着した頂部
封止部及び各シートの両側辺同士を接着した側面封止部
により3方を封止した袋体を構成し、対向する一対の斜
面の厚みが頂部封止部の幅により規定される板状の三角
形にこの袋体を立体的に拡げる包装袋において、プラス
チックフィルム製の帯状片を、その一方がタブとしてシ
ートのタブ間に挟まれ、且つ残余の箇所が包装袋を板状
の三角形に拡げた際の何れかの斜面の裏側に位置するよ
うに一対のシート間に配すると共に、帯状片のタブをこ
の帯状片が位置する側のシートのタブに接着し、接着さ
れたシートのタブと帯状片のタブにはこれらを同時に貫
通して引き起し片を構成する切り込みを設けたことを特
徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の包装用袋の具体
的実施例を添付図面に基づいて説明する。図1乃至9は
この発明の包装袋の第1実施例を示す図である。尚、図
面の理解を容易にするために、図1乃至5においては包
装袋を不透明なものとして仮定して図示し、図6におい
ては透明なものと仮定して図示しているが、実際にはこ
の発明の包装袋は食品を収容した流通段階で需要者が内
容物を視認できるように透明材料により構成されるのが
通常である。
【0015】図2にこの発明の包装袋を構成する各部材
を展開状態で示す。この袋体はプラスチックフィルム製
の一対のシート1A、1Bとこのシート間に配されるプ
ラスチックフィルム製の帯状片10により構成される。
尚、この発明においてはプラスチックフィルムは1軸延
伸フィルムである必要はない。一対のシート1A、1B
は両側辺が先端に向かって幅狭となる台形又は台形類似
の形状に構成され、三方を封止して袋体とした後、この
袋体が立体的に拡げられる。この場合、袋体を構成する
にあたりシートの先端所定範囲が袋部分を構成しないタ
ブ4A、4Bとして残されると共に、シートの後端が食
品を差し入れるための開口として残される。具体的に
は、タブ4A、4Bの開始地点においてシートの両側辺
を横断する線に沿って各シート同士を接着する頂部封止
部2A、2Bが設けられると共に、各シートの両側辺同
士を接着した側面封止部3A、3Bが設けられることに
より袋体の三方の封止部とされる。そして、折れ目A
1、A1及びB1、B1をもって、対向する一対の斜面
A及びBの厚みが頂部封止部2A、2Bの幅により規定
される板状の三角形にこの袋体を拡げることによって包
装袋の基本形が完成する(図1参照)。尚、この発明の
実施例においては接着手段として溶着を採用している
が、接着手段はこれに限られないことはいうまでもな
い。
【0016】上記の製袋工程において、この発明を特徴
付ける帯状片10がシート1Aと1Bとの間に配され
る。この帯状片10は包装袋を板状の三角形に拡げた際
に何れかの斜面(この実施例においては斜面A)の裏側
に位置するように一対のシート間に配され、一対のシー
トに対しその頂部封止部2A、2Bにおいて接着部11
を接着している。この帯状片10の一端はタブ14とし
て一対のシートのタブ4A、4B間まで達し、他端は包
装袋に食品Fを収容した食品の後端付近まで達する。そ
して、この帯状片のタブ14は帯状片が位置する側のシ
ート(この実施例においてはシート1A−以下、同じ
−)のタブ(この実施例においてはタブ4A−以下、同
じ−)に接着される。この場合、帯状片のタブ14とシ
ート1Aのタブ4Aは全面を接着してもよいが、この実
施例では各タブの両側辺を横断する線状の接着部4H
(タブ4A側)、14H(タブ14側)を複数本設ける
ことにより部分的に接着している(図8参照)。
【0017】以上のように、この発明においては帯状片
が位置する側のシート1Aと帯状片10は、それぞれの
タブ4Hと14が重合して接着される。そして、接着さ
れたシートのタブ4Aと帯状片のタブ14にはこれらを
同時に貫通して引き起し片Pを構成する切り込みP1が
設けられる。この切り込みP1は切り込みに囲まれた箇
所を指先で摘んで引き起し片Pとして機能させるための
ものであり(図4及び図9参照)、この実施例において
はコ字形の山状のものを例示しているが、これに限られ
ず半円形やく字形の山状のもの、或いは×状のものや、
タブ端から始まる一対の切り込みであってもよい。
【0018】一方、この帯状片10の幅はこの実施例に
おいては、斜面Aの幅と合致させているが、その範囲は
袋体に収容される食品Fの1枚の厚みと斜面Aの幅の範
囲内であってもよく、その理由は後記する。
【0019】以上の工程により基本形が完成した包装袋
には例えばサンドイッチ等の食品Fが後部の開口から差
し入れられた後、食品後端から袋体後端の開口部にかけ
た袋体の余剰部を折り畳んで粘着テープ等により封止し
て包装が完了する(図3及び6参照)。
【0020】この包装袋の開封に当たっては、帯状片1
0のタブ14が重合状態で接着されているシート1Aの
タブ4Aの表面に表れている切り込みP1により囲まれ
た箇所を指先で摘んで引き起し片Pとして引き起こすこ
とにより、シート1Aのタブ4Aとそれに重合状態で接
着されている帯状片10のタブ14が同時に引き起こさ
れる(図4及び9参照)。そして、この引き起し片Pを
引っ張り上げることにより、帯状片の幅或いはそれ以上
の範囲の幅で帯状片の全長方向に渡る切り欠き窓Wが包
装袋の表面に生じる(図5参照)。この作用は帯状片の
幅より狭い範囲においては袋体はシートと帯状片の2重
構造となっているので強度が高く、結局強度が低い帯状
片の両端より外のシートに帯状片を挟んだ2条の引き裂
きが生じるとの現象に基づくものである。何れにしろ切
り欠き窓Wは帯状片の幅或いはそれ以上の範囲の幅であ
るので、従来技術のように引き裂き後に更に袋体を破壊
しなくても切り欠き窓Wから収容された食品Fを取り出
すことができる。
【0021】上記の場合、引き起し片Pはシート1Aの
タブ4Aとそれに重合状態で接着されている帯状片10
のタブ14により構成されているので剛性が高く、指先
で容易に摘むことが可能となり、従来技術のようにタブ
同士が静電気等により密着して剥がれない事態が生じる
ことがなく、例えば前記の実公平2−32587号にお
けるように、一方のシートのタブ先端に対し他方のシー
トのタブ先端を突出させるような構造が不要となる。
【0022】ところで、前記したように、粘性に富んだ
具材を挟み込んだサンドイッチや、クリームやジャム等
を具材として挟み込んだ菓子等の食品Fの場合はその端
面に露出した具材F1が袋体の斜面の裏側に付着し、輸
送時等の振動により袋体に対し食品が遊動することによ
り具材がシート裏面に擦れて醜く拡がり、透明素材によ
り包装するのが原則のこの種の包装食品の商品性を減殺
する問題が生じる。この発明の場合、袋体のシート(こ
の実施例ではシート1A)と食品Fの端面の間には帯状
片10が介在され、帯状片10はシートに対しその頂部
封止部2Aとタブを含んだ範囲でのみ固定され、食品に
接する部分は固定されていない。よって、先ず具材F1
は帯状片10に付着すると共に粘性により帯状片を食品
に固定し、袋体に対し食品が遊動した場合でも帯状片を
食品に追従させて遊動させるので具材が擦れて醜く拡が
る事態が解消される。又、開封時には具材F1が付着し
た帯状辺10はシートの切り欠き片と共に摘まみ上げら
れるので、残った包装袋には具材の付着が一切無く、需
要者の手が汚れるおそれがない。
【0023】尚、帯状片10の袋体の開口側の端部をシ
ートに対し固定しない場合、袋体に食品Fを差し入れる
際、食品につられて帯状片が折り曲げられてしまうおそ
れがある。そこで、この実施例においては帯状片10の
上記の端部のみをシートの裏面と接着している(帯状片
側の接着部を符号12として、シート1A側の接着部を
符号5として図示する。)。こうすることにより、袋体
に対する食品Fの微動に対しては帯状片10はその撓み
の範囲内において追従するので、やはり具材が擦れて醜
く拡がる事態が解消される。又、上記の接着部12の直
近の帯状片10の中途に帯状片を幅方向に切断可能とす
るミシン目13を設けてもよい。こうすることにより、
袋体に対する食品Fの微動に対しては帯状辺10はその
撓みの範囲内において追従し、それより大きい範囲の動
きに対してはミシン目13が切断されることにより追従
することとなる(図7参照)。
【0024】さて、前記したようにこの発明の易開封手
段の特徴は、易開封の容易さは勿論、従来技術のように
引き裂き後に更に袋体を破壊しなくても易開封手段によ
り生じた切り欠き窓から収容された食品を取り出すこと
ができる点にある。よって、収容される食品が例えば複
数枚のサンドイッチのように幾つかの単体の集合からな
る場合は、1枚の食品を取り出せる切り欠き窓を得られ
れば順次残りの物も取り出せることになる。帯状片の幅
を袋体に収容される食品の1枚の厚みと斜面の幅の範囲
内と規定した理由はここにあり、帯状片10の幅は前記
の実施例のように斜面Aの幅と合致させず、袋体に収容
される食品の1枚の厚みに対応させるか、或いはこれ以
上の幅としてもよい。
【0025】
【発明の効果】以上の構成よりなるこの発明の包装袋は
次の特有の効果を奏する。 帯状片を用いることにより、1軸延伸フィルムを用い
なくとも方向性をもって袋体のシートを切り裂くことが
できるので材料の自由度が増し、強度や透明度が優れた
一般の延伸フィルムを採用することが可能となる。 この発明においては帯状片のタブが重合状態で接着さ
れているシートのタブの表面に表れている切り込みによ
り囲まれた箇所を指先で摘んで易開封のための引き起し
片とし用いるが、この引き起し片はシートのタブとそれ
に重合状態で接着されている帯状片のタブにより構成さ
れているので剛性が高く、指先で容易に摘むことが可能
となり、従来技術のようにタブ同士が静電気等により密
着して剥がれない事態が生じることがなく、例えば実公
平2−32587号におけるように、一方のシートのタ
ブ先端に対し他方のシートのタブ先端を突出させなくて
も済み製袋工程が簡素化される。 上記の易開封手段により一気に帯状片の幅或いはそれ
以上の範囲の幅の切り欠き窓が袋体に出現するので、こ
こから収容された食品を取り出すことができ、単に線状
の切り裂きを生じさせるに過ぎない従来技術の易開封手
段のように引き裂き後に更に袋体を破壊しなくても済
み、需要者にとってより使いやすい包装袋が実現され
る。 帯状片により易開封手段と同時に、食品の具材の擦れ
による袋体の汚損が防止されるという複合的な作用が生
じるものであり、一つの部材により異なる2つの効果が
実現でき製造上有益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の食品用包装袋の後端を開放した状
態を示す斜視図。
【図2】 同上、構成部材の展開状態を示す分解斜視
図。
【図3】 同上、後端を封止した状態を示す斜視図。
【図4】 同上、易開封の過程を示す斜視図。
【図5】 同上、易開封の過程を示す斜視図。
【図6】 同上、収容される食品を内部に表した状態を
示す斜視図。
【図7】 同上、異なる実施例の収容される食品と帯状
片の関係を示す斜視図。
【図8】 この発明の食品用包装袋の後端を開放した状
態を示す断面図。
【図9】 同上、易開封の過程を示す要部の断面図。
【図10】 従来技術の食品用包装袋の構成部材の展開状
態を示す分解斜視図。
【図11】 同上、収容される食品を内部に表した状態を
示す斜視図。
【符号の説明】
1A シート 1B シート 2A 頂部封止部 2B 頂部封止部 3A 側面封止部 3B 側面封止部 4A タブ 4B タブ 10 帯状片 14 タブ PI 切り欠き P 引き起し片
フロントページの続き (72)発明者 金岡 良延 東京都台東区台東1丁目32番6号 株式会 社カナオカ内 Fターム(参考) 3E064 AA05 BA21 EA30 HP03 HP04 3E067 AA11 AB01 BA12A BB14A BC10A EB08 3E096 AA01 BA28 BB07 CA12 CC01 DA10 DB04 DC03 EA02X EA02Y FA27 GA20

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側辺が先端に向かって幅狭となるプラ
    スチックフィルム製の一対のシート(1A、1B)を重
    ね合わせ、各シートの先端所定範囲をタブ(4A、4
    B)として残した状態で、両側辺を横断する線に沿って
    各シート同士を接着した頂部封止部(2A、2B)及び
    各シートの両側辺同士を接着した側面封止部(3A、3
    B)により3方を封止した袋体を構成し、対向する一対
    の斜面(A、B)の厚みが頂部封止部の幅により規定さ
    れる板状の三角形にこの袋体を立体的に拡げる包装袋に
    おいて、プラスチックフィルム製の帯状片(10)を、
    その一方がタブ(14)としてシートのタブ(4A、4
    B)間に挟まれ、且つ残余の箇所が包装袋を板状の三角
    形に拡げた際の何れかの斜面(A又はB)の裏側に位置
    するように一対のシート間に配すると共に、帯状片(1
    0)のタブ(14)をこの帯状片(10)が位置する側
    のシート(1A又は1B)のタブ(4A又は4B)に接
    着し、接着されたシートのタブ(4A又は4B)と帯状
    片(10)のタブ(14)にはこれらを同時に貫通して
    引き起し片(P)を構成する切り込み(P1)を設けた
    ことを特徴とする食品用包装袋。
  2. 【請求項2】 帯状片(10)のタブ(14)をこの帯
    状片(10)が位置する側のシート(1A又は1B)の
    タブ(4A又は4B)に接着するにあたり、両者の部分
    的に接着した請求項1記載の食品用包装袋。
  3. 【請求項3】 帯状片(10)のタブ(14)をこの帯
    状片(10)が位置する側のシート(1A又は1B)の
    タブ(4A又は4B)に接着するにあたり、両者の全面
    を接着した請求項1記載の食品用包装袋。
  4. 【請求項4】 シート(1A又は1B)のタブ(4A又
    は4B)と帯状片(10)のタブ(14)に設けられる
    切り込み(P1)は山状である請求項1から3の何れか
    に記載の食品用包装袋。
  5. 【請求項5】 シート(1A又は1B)のタブ(4A又
    は4B)と帯状片(10)のタブ(14)に設けられる
    切り込み(P1)は×状である請求項1から3の何れか
    に記載の食品用包装袋。
  6. 【請求項6】 シート(1A又は1B)のタブ(4A又
    は4B)と帯状片(10)のタブ(14)に設けられる
    切り込み(P1)はそれぞれのタブ端から始まる一対の
    切り込みである請求項1から3の何れかに記載の食品用
    包装袋。
  7. 【請求項7】 帯状片(10)の幅を袋体の斜面(A又
    はB)の幅に合致させた請求項1から6の何れかに記載
    の食品用包装袋。
  8. 【請求項8】 帯状片(10)の幅を袋体に収容される
    食品(F)の1枚の厚みより大にして袋体の斜面(A又
    はB)の幅より小なる範囲の寸法に設定したことを特徴
    とする請求項1記載から6の何れかに食品用包装袋。
  9. 【請求項9】 帯状辺(10)のタブ端に対する他端を
    何れかのシートの裏面に接着した請求項1から8の何れ
    かに記載の食品用包装袋。
  10. 【請求項10】 帯状辺の中途に帯状辺を幅方向に切断
    可能とするミシン目(13)を設けた請求項9記載の食
    品用包装袋。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2421235A (en) * 2004-12-17 2006-06-21 Kenbico Ltd Packaging of triangular objects, particularly sandwiches
JP2009184702A (ja) * 2008-02-06 2009-08-20 Howa Sangyo Kk サンドイッチ用包装材

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