JP2019010840A - 液体供給装置 - Google Patents
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Description
図1に示されるように、複合機10(液体供給装置の一例)は、概ね直方体形状である。複合機10は、インクジェット記録方式で用紙12(図2参照)に画像を記録するプリンタ部11を下部に有している。プリンタ部11は、筐体14を備えている。筐体14は、前壁14Aに開口13が形成された本体34と、本体34に支持されたアタッチメント52(図4参照)と、アタッチメント52に支持された開閉蓋230とを備える。
図1に示されるように、給送トレイ20は、開口13を通じて前後方向8に沿ってユーザによって複合機10に対して挿抜される。開口13は、複合機10の前面で且つ左右方向9の中央部に位置する。図2に示されるように、給送トレイ20は、積層された複数の用紙12を支持可能である。排出トレイ21は、給送トレイ20の上方に配置されている。排出トレイ21は、排出ローラ部55によって記録部24とプラテン42との間から排出された用紙12を支持する。
給送部15は、給送トレイ20に支持された用紙12を搬送経路65へ給送する。図2に示されるように、給送部15は、給送ローラ25と、給送アーム26と、軸27とを備える。給送ローラ25は、給送アーム26の先端に回転可能に支持されている。給送ローラ25は、搬送モータ(不図示)の逆転によって、用紙12を搬送向き16に搬送する向きに回転する。以下、給送ローラ25、搬送ローラ60、及び排出ローラ62が、用紙12を搬送向き16に搬送する向きに回転することを、「正回転」と表記する。給送アーム26は、プリンタ部11のフレームに支持された軸27に回動可能に支持されている。給送アーム26は、自重或いはバネ等による弾性力によって給送トレイ20に向かって回動付勢されている。
図2に示されるように、搬送経路65は、その一部がプリンタ部11の内部において、所定間隔で対向する外側ガイド部材18及び内側ガイド部材19によって形成される空間を指す。搬送経路65は、給送トレイ20の後端部から後方に延びる経路である。搬送経路65は、プリンタ部11の後部において上方に延びつつ前方にUターンし、記録部24とプラテン42との間の空間を経て排出トレイ21に至る経路である。図2及び図3に示されるように、搬送ローラ部54及び排出ローラ部55の間における搬送経路65は、左右方向9における複合機10の概ね中央部に設けられており、且つ前後方向8に延びている。搬送経路65内における用紙12の搬送向き16は、図2において一点鎖線の矢印で示されている。
図2に示されるように、搬送ローラ部54は、記録部24より搬送向き16の上流に配置されている。搬送ローラ部54は、互いに対向する搬送ローラ60及びピンチローラ61を有する。搬送ローラ60は、搬送モータによって駆動される。ピンチローラ61は、搬送ローラ60の回転に伴って連れ回る。用紙12は、搬送モータの正転によって正回転する搬送ローラ60及びピンチローラ61に挟持されて搬送向き16に搬送される。
図2に示されるように、排出ローラ部55は、記録部24より搬送向き16の下流に配置されている。排出ローラ部55は、互いに対向する排出ローラ62及び拍車63を有する。排出ローラ62は、搬送モータによって駆動される。拍車63は、排出ローラ62の回転に伴って連れ回る。用紙12は、搬送モータの正転によって正回転する排出ローラ62及び拍車63に挟持されて搬送向き16に搬送される。
図2に示されるように、記録部24は、搬送向き16における搬送ローラ部54及び排出ローラ部55の間に配置されている。記録部24は、搬送経路65を挟んでプラテン42と上下方向7に対向配置されている。記録部24は、キャリッジ23と、記録ヘッド39とを備えている。
図2及び図3に示されるように、プラテン42は、搬送向き16における搬送ローラ部54及び排出ローラ部55の間に配置されている。プラテン42は、搬送経路65を挟んで記録部24と上下方向7に対向配置されている。プラテン42は、搬送ローラ部54によって搬送される用紙12を下方から支持する。
図4に示されるように、筐体14の本体34の前壁14Aの右部に、開口22が形成されている。開口22の奥側には、タンクセット99(図6及び図7参照)を収容可能な収容空間17が形成されている。開口22は、本体34の内部と外部とを連通している。開口22の下方にある開口周縁部22Aには、アタッチメント52が設けられている。アタッチメント52は、本体34に取り付けられている。詳細には、アタッチメント52は、本体34の開口22の下方において開口周縁部22Aにネジ留めにより固定されている。アタッチメント52は、開口周縁部22Aから前方へ突出している。なお、アタッチメント52は、嵌合などのネジ留め以外の手段によって本体34に固定されていてもよいし、本体34と一体に形成されていてもよい。
図5に示されるように、本体34には、アタッチメント52を介して開閉蓋230が、開口22を覆うようにして取り付けられている。開閉蓋230は、開口22を閉塞する閉位置(図5(A)に示される位置)と、開口22を開放する開位置(図5(B)に示される位置)との間を回動可能である。
図8に示されるように、タンクセット99は、本体34の収容空間17(図4及び図5参照)に収容されている。タンクセット99は、記録ヘッド39に供給されるインクを貯留するものである。図6及び図7に示されるように、タンクセット99は、異なる色のインクをそれぞれ貯留する4つのインクタンク100と、保持部材120(カバーの一例)と、連結部材200とを備える。
図6及び図7に示されるように、インクタンク100は、全体として、左右方向9に沿った寸法が短く、上下方向7及び前後方向8それぞれに沿った寸法が左右方向9に沿った寸法よりも長い扁平の直方体形状である。また、前後方向8の寸法は、上下方向7の寸法よりも長い。なお、図6及び図7において、インクタンク100の側面が開口しているが、この開口した側面はフィルムによって封止されている。
図6及び図7に示されるように、保持部材120は、4つのインクタンク100を、前後方向8の前方から、左右方向9に沿って一列に並んだ状態で保持するものである。保持部材120は、後方が開口された箱形状の部材である。保持部材120は、インクタンク100を保持した状態において、インクタンク100の前部を覆っている。
図7に示されるように、保持部材120の下壁75の上面75Aには、リブ91(第1リブの一例)及びリブ92(第2リブの一例)が形成されている。
図4に示されるように、アタッチメント52の上面52Aには、リブ95(第5リブの一例)が形成されている。リブ95は、上面52Aの左端部に形成されている。なお、図4では、リブ95は上面52Aの左端部のみに形成されているが、リブ95は上面52Aの右端部にも形成されていてもよい。
図4及び図10に示されるように、筐体14の底面14Bに、吸収体180が配置されている。吸収体180は、発泡ポリウレタンなどの多孔材料からなる。多孔材料に形成された孔にインクが進入することにより、インクは吸収体180に吸収される。吸収体180は、タンクセット99が本体34の収容空間17に収容された状態(図8参照)において、少なくとも保持部材120の下方に配置されている。吸収体180は、第1吸収体181と第2吸収体182とを備える。
図6及び図7に示されるように、連結部材200は、4つのインクタンク100を、前後方向8の後方から、左右方向9に沿って一列に並んだ状態で保持するものである。連結部材200は、支持本体201及び連結部202を有する。支持本体201の後方から連結部202が組み合わされることによって、連結部材200が構成されている。なお、本実施形態では、支持本体201及び連結部202は別個の部材として構成されているが、支持本体201及び連結部202は一体に形成されてもよい。
本実施形態によれば、供給口112を通じてインク室111へ補充される際にインクタンク100外へ漏れたインクは、インクタンク100の立壁102や保持部材120の立壁76に沿って、保持部材120の下壁75へ流れ落ちる。そして、下壁75へ流れ落ちたインクは、毛管現象によってリブ91に沿って流れる。これにより、下壁75上のインクを、下壁75を支持している筐体14に配置された吸収体180へ導くことができる。その結果、インクが吸収体180に吸収されるため、インクが複合機10の外部へ流出することを低減することができる。
図11に示されるように、保持部材120の下壁75の上面75Aに、リブ94(第4リブの一例)が形成されていてもよい。リブ94は、上面75Aにおける左右方向9の中央へ向かうにしたがって後方へ延びている。換言すると、リブ94は、上面75Aにおける左右方向9の中央へ向かうにしたがって供給口112から離間するように延びている。リブ94の左右両端は、リブ91と繋がっている。
14・・・筐体
14B・・・底面
17・・・収容空間
22・・・開口
75・・・下壁(第2壁)
76・・・立壁(第1壁)
81・・・開口(透光部)
91・・・リブ(第1リブ)
100・・・インクタンク(タンク)
102・・・立壁(視認壁)
111・・・インク室(液体貯留室)
112・・・供給口
120・・・保持部材(カバー)
180・・・吸収体
Claims (13)
- 外部へ開口する収容空間を有する筐体と、
液体貯留室を有しており、上記収容空間に収容されるタンクと、
上記筐体の底面に支持されており、上記タンクの一部を覆うカバーと、を備え、
上記タンクは、
水平方向に沿った幅方向及び上下方向の成分を有する方向に延びており、上記液体貯留室に貯留された液体が外部から視認可能な視認壁と、
上記液体貯留室に液体を供給するための供給口と、を備え、
上記カバーは、
透光部が形成されており、上記筐体の外部に露出可能な第1壁と、
上記第1壁の下端から上記幅方向及び上記上下方向と交差する交差方向へ延びており、上記タンクを下方から支持し、上記筐体に支持される第2壁と、を備え、
上記カバーは、上記視認壁の所定部分が上記透光部を介して外部から視認可能な状態で上記タンクのうち少なくとも上記視認壁を覆うものであり、
上記筐体の底面のうち少なくとも上記カバーの下方に、液体を貯留可能な所定空間が形成されている液体供給装置。 - 上記第2壁の上面に、上記交差方向の成分を有する方向へ延びた第1リブが形成されている請求項1に記載の液体供給装置。
- 上記第2壁に貫通孔が形成されており、
上記第2壁の上面に、上記幅方向の成分を有する方向へ延びた第2リブが形成されており、
上記第2リブは、上記交差方向において上記貫通孔と上記供給口との間に位置し、少なくとも上記幅方向における上記貫通孔の一端から他端に亘って延びている請求項1または2に記載の液体供給装置。 - 上記第2壁に貫通孔が形成されており、
上記第2壁の下面に第3リブが形成されており、
上記第3リブは、上記幅方向における上記第2壁の下面の端と上記貫通孔との間において、上記交差方向の成分を有する方向へ延びている請求項1から3のいずれかに記載の液体供給装置。 - 上記第2壁の上面に、第4リブが形成されており、
上記第4リブは、上記第2壁の上面における上記幅方向の中央へ向かうにしたがって上記供給口から離間するように延びている請求項1から4のいずれかに記載の液体供給装置。 - 上記第2壁の上面に、上記交差方向の成分を有する方向へ延びた第1リブが形成されており、
上記第4リブの上記幅方向の中央とは反対の端は、上記第1リブと繋がっている請求項5に記載の液体供給装置。 - 上記筐体の底面のうち少なくとも上記カバーの下方に配置されており、液体を吸収する吸収体を備える請求項1から6のいずれかに記載の液体供給装置。
- 上記筐体は、
上記開口を有する本体と、
上記本体の開口周縁部の下部に固定されており、上記カバーを支持するアタッチメントと、を備え、
上記吸収体は、
上記本体の底面に配置された第1吸収体と、
上記アタッチメントの上面に配置された第2吸収体と、を備え、
上記第1吸収体と上記第2吸収体とは、接触している請求項7に記載の液体供給装置。 - 上記第2吸収体は、上記アタッチメントの上面の上記交差方向の端部から突出し、突出した部分がUターンするように湾曲されて上記端部を上下に挟んでおり、
上記第2吸収体における上記端部の下方に位置する部分が、上記第1吸収体と接触している請求項8に記載の液体供給装置。 - 上記アタッチメントの上面における上記幅方向の端部に、第5リブが形成されている請求項8または9に記載の液体供給装置。
- 上記第2壁に貫通孔が形成されており、
上記第2壁の下面に第3リブが形成されており、
上記第3リブは、上記幅方向における上記第2壁の下面の端と上記貫通孔との間において、上記交差方向の成分を有する方向へ延びており、
上記第5リブは、上記幅方向において、上記アタッチメントの上面の端と上記第3リブとの間に形成されている請求項10に記載の液体供給装置。 - 上記第3リブは、上記第2吸収体と接触している請求項11に記載の液体供給装置。
- 上記第5リブにおける上記幅方向の中央を向く面と、上記第2吸収体との間には、上記幅方向に隙間がある請求項10から12のいずれかに記載の液体供給装置。
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