JP2019010725A - 工具ホルダーの改良構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】工具ホルダーの改良構造を提供する。【解決手段】本発明の工具ホルダーの改良構造は、旋削工具部及び排水部を有し、前記旋削工具部は工具を装設させるために用いられる本体であって、前記本体には第一水路孔、及び前記第一水路孔に連通される２つの分水路が穿設され、前記２つの分水路の内の一端は前記第一水路孔に連通され、前記本体には第二水路孔が更に穿設され、前記第二水路孔の内の一端は前記刀部に位置されることと、前記本体に接触させる結合面を有する台座であって、前記台座には水入孔が穿設され、前記水入孔は前記第一水路孔に連通され、前記結合面には流路が凹設され、前記流路は前記水入孔及び前記第二水路孔に連通されることと、２つのスプレーチャンネルが穿設され、前記２つのスプレーチャンネルの内の一端は前記２つの分水路に連通され、前記２つのスプレーチャンネルの他端は前記工具の位置に対応させるスプレーとを備える。【選択図】図２

Description

本発明は、切削工具用の工具ホルダーに関し、更に詳しくは、工具ホルダーの改良構造（ｉｍｐｒｏｖｅｄ ｓｔｒｕｃｔｕｒｅ ｏｆ ａ ｔｏｏｌ ｈｏｌｄｅｒ）に関する。
一般的な加工用旋削工具（図１参照）は、前記旋削工具１が旋削工具ホルダー１０を有し、前記旋削工具ホルダー１０は工具収容部１１及び排水部１２を有し、前記工具収容部１１には加工物の切削に用いられる工具１３が装設される。
前記排水部１２は排水部材２０に連結され、前記排水部材２０は前記排水部１２に連結される第一端２０１、及び前記工具収容部１１に対向する第二端２０２を有する。前記排水部材２０には流体チャネル２１が内設され、前記流体チャネル２１は前記第一端２０１及び前記第二端２０２を貫通させ、前記旋削工具ホルダー１０内には相互に連通される水路１４、第一排水口１５、第二排水口１６、及び水入口１７が穿設される。前記第一排水口１５は前記工具収容部１１に開設され、前記第二排水口１６は前記排水部１２に開設され、且つ前記第二排水口１６は前記第一端２０１から前記流体チャネル２１に連通される。
以上により、旋削工具１は使用時に、使用者が前記水入口１７から切削液を注入すると、切削液が前記水路１４を経て前記第一排水口１５及び前記第二排水口１６から流出する。最後に、前記第一排水口１５から流出した切削液により前記工具１３が洗浄され、前記工具１３が冷却される。
前記第二排水口１６から流出した切削液は前記第一端２０１から前記流体チャネル２１に流入し、最後に切削液が前記第二端２０２の前記流体チャネル２１から流出し、前記工具１３が再度冷却される。
しかし、前記水路１４、前記第一排水口１５、前記第二排水口１６、及び前記水入口１７は前記旋削工具ホルダー１０に内設されるため、前記旋削工具ホルダー１０は前記水路１４、前記第一排水口１５、前記第二排水口１６、及び前記水入口１７の加工成形時に前記旋削工具ホルダー１０の壁面から穿孔され、前記旋削工具ホルダー１０の内部に前記水路１４、前記第一排水口１５、前記第二排水口１６、及び前記水入口１７が穿設により成形されなければならない。
この加工は前記旋削工具ホルダー１０内で直接実行されるため、前記旋削工具１の製造は容易ではなく、前記旋削工具１の速度も遅く、製造コストも上昇した。
また、前記第二排水口１６及び前記流体チャネル２１は単管の水管であり、水圧が分散してしまい、排水能力が低かった。
以上に鑑みると、従来の旋削工具ホルダーでは加工が難しいという問題を解決する工具ホルダーの改良構造を提供する必要があった。
そこで、本発明者は上記の欠点が改善可能と考え、鋭意検討を重ねた結果、合理的設計で上記の課題を効果的に改善する本発明の提案に到った。
本発明は、このような従来の問題に鑑みてなされたものである。上記課題解決のため、従来の旋削工具ホルダーは加工が難しいという問題を解決させ、加工コストを低下させる、工具ホルダーの改良構造を提供することを主目的とする。
上記課題を解決するための本発明の工具ホルダーの改良構造は、旋削工具部及び排水部を有し、前記旋削工具部は工具の装設に用いられる本体であって、前記本体には第一水路孔、及び前記第一水路孔に連通される２つの分水路が穿設され、前記２つの分水路の内の一端は前記第一水路孔に連通され、前記本体には第二水路孔が更に穿設され、前記第二水路孔の内の一端が前記旋削工具部に位置されることと、前記本体に接触させる結合面を有する台座であって、前記台座には前記第一水路孔に連通される水入孔が穿設され、前記結合面には流路が凹設され、前記流路は前記水入孔及び前記第二水路孔に連通されることと、２つのスプレーチャンネルが穿設され、前記２つのスプレーチャンネルの内の一端は前記２つの分水路に連通され、前記２つのスプレーチャンネルの他端は前記工具の位置に対応させるスプレーとを備える。
本発明によれば、加工成形時に前記台座の表面に前記流路が設けられるのみで前記第二水路孔に連通される水路が形成される。従来の旋削工具と比較すると、加工段階で水路が穿設される際に旋削工具ホルダー内で穿設を行う必要があり、本発明は加工が容易であり、加工コストも低下する。
従来の加工用ツールを示す斜視図である。 本発明の好ましい実施形態を示す斜視図である。 本発明の好ましい実施形態を示す透視図である。 本発明の好ましい実施形態を示す分解図である。 本発明の好ましい実施形態の本体を示す上面図である。 図５の５−５線に沿う断面図である。 本発明の好ましい実施形態の本体を示す底面図である。 本発明の好ましい実施形態の台座を示す傾斜図である。 図８の８−８線に沿う断面図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、実施例に基づいて詳細に説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。
本実施例の工具ホルダーの改良構造は、その部材は以下のとおりである（図２乃至図９参照）。
まず、本体３０は対応し合う上面３０１及び底面３０２を有し、前記上面３０１には端部３１及び排水部３２が設けられ、前記端部３１は工具３３の装設に用いられる。
前記本体３０は前記底面３０２から第一水路孔３４、及び前記第一水路孔３４に連通される２つの分水路３５が穿設され、前記２つの分水路３５の内の一端は前記第一水路孔３４に連通され、前記２つの分水路３５の他端は前記上面３０１に位置される。前記本体３０には第二水路孔３６が更に穿設され、前記第二水路孔３６の内の一端は前記底面３０２に位置され、他端は前記端部３１に位置される。
本実施形態では、前記本体３０はほぼ三角柱の形態を呈し、前記本体３０は３つの側面３０３を有し、前記本体３０の内の１つの前記側面３０３はハンドル４０に連結され、他の２つの前記側面３０３が交わる点は交点３０４とする。前記本体３０の端部３１は前記交点３０４の箇所に位置され、前記本体３０の排水部３２は前記ハンドル４０に連結される一端に位置される。
また、前記端部３１は前記上面３０１から陥没するツールポット３１１を有し、前記ツールポット３１１はツールポットの底面３１１１を有し、前記ツールポット３１１及び前記本体３０の上面３０１は段階状を呈する。前記端部３１には排水溝３１２が更に凹設され、前記排水溝３１２は前記ツールポットの底面３１１１から前記底面３０２に向けて凹設され、且つ前記排水溝３１２は前記工具３３に対向させる段差面３１２１を有する。
前記第二水路孔３６の内の一端は前記段差面３１２１に位置されると共に前記底面３０２を貫通させる。前記工具３３が前記端部３１に装設されると、前記第二水路孔３６が前記工具３３に向けて水を噴出させる。
前記第一水路孔３４は連通される送水孔３４１及び横方向孔３４２で構成され、前記送水孔３４１の内の一端は前記底面３０２に位置され、前記送水孔３４１の他端は前記横方向孔３４２に連通される。
前記横方向孔３４２は前記本体３０の内の１つの前記側面３０３に穿設され、且つ前記横方向孔３４２は前記送水孔３４１及び前記２つの分水路３５に連通される。止めボルト３７を更に有し、前記側面３０３の開口部に位置される前記横方向孔３４２を封止させる。
台座５０は結合面５０１を有し、前記結合面５０１は前記底面３０２に接触させる。前記台座５０には水入孔５１が穿設され、前記水入孔５１の内の一端は前記結合面５０１に位置される。前記結合面５０１が前記底面３０２に接触させると、前記水入孔５１が前記第一水路孔３４に連通される。
前記結合面５０１には流路５２が凹設され、前記流路５２は前記水入孔５１に連通される。前記結合面５０１が前記底面３０２に接触させると、前記流路５２が前記第二水路孔３６に更に連通される。
本実施形態では、前記台座５０の前記結合面５０１に対する他面は対向面５０２とし、２つの第一固定ボルト５３を更に有する。２つの前記第一固定ボルト５３は前記対向面５０２から前記台座５０を貫通させ、且つ前記台座５０が前記本体３０に固結される。
スプレー６０は前記排水部３２に貼設される第一端面６０１、及び前記端部３１まで延伸される第二端面６０２を有し、前記スプレー６０内には２つのスプレーチャンネル６１が穿設される。
前記２つのスプレーチャンネル６１の内の一端は前記第一端面６０１に位置されると共に前記２つの分水路３５に連通され、前記２つのスプレーチャンネル６１の他端は前記第二端面６０２に位置される。
本実施形態では、前記スプレー６０は第二固定ボルト６２及び固定孔６３を更に有し、前記固定孔６３は前記スプレー６０を貫通させる。前記第二固定ボルト６２には前記固定孔が穿設され、前記スプレー６０が前記本体３０の排水部３２に固結される。
以上が本発明の構造形態及びその連結関係であり、本発明の使用方式は以下のとおりである。
図２乃至図９に示すように、使用者が前記水入孔５１から切削液を注入すると、切削液が前記水入孔５１から前記流路５２に流入し、切削液が前記流路５２を経て前記第二水路孔３６に流入し、切削液が前記第二水路孔３６から噴出される。前記第二水路孔３６から噴出された切削液により前記工具３３が冷却される。
切削液は前記水入孔５１から流入した後、前記送水孔３４１からも流入し、切削液が前記送水孔３４１から前記横方向孔３４２に流されて前記２つの分水路３５にそれぞれ進入させる。
最後に、切削液が前記２つの分水路３５前記スプレー６０の前記２つのスプレーチャンネル６１に進入させ、切削液が前記スプレー６０の前記第二端面６０２から噴出され、切削液が前記工具３３を冷却させる。また、２つの前記スプレーチャンネル６１に分かれるため、切削液の液圧が分散しなくなる。
これにより、前記台座５０及び前記本体３０には水路がそれぞれ穿設されるため、加工成形時に前記台座５０の表面に前記流路５２が設けられるのみで前記第二水路孔３６に連通される水路が形成される。
従来の旋削工具と比較すると、加工段階で水路が穿設される際に旋削工具ホルダー内で穿設が行われる必要があり、本発明は加工が容易であり、加工コストも低下する。
前記第二水路孔３６が２つの水路に分かれ、２つの前記スプレーチャンネル６１が２つの前記第二水路孔３６に更に対応させることにより水圧が集中し、排水能力も増強される。
本明細書に開示された実施例は、本発明を限定するものではなく、説明するためのものであり、このような実施例によって本発明の思想と範囲が限定されるものではない。
本発明の範囲は特許請求の範囲により解釈すべきであり、それと同等の範囲内にある全ての技術は、本発明の権利範囲に含まれるものと解釈すべきである。
１ 旋削工具
１０ 旋削工具ホルダー
１１ 工具収容部
１２ 排水部
１３ 工具
１４ 水路
１５ 第一排水口
１６ 第二排水口
１７ 水入口
２０ 排水部材
２０１ 第一端
２０２ 第二端
２１ 流体チャネル
３０ 本体
３０１ 上面
３０２ 底面
３０３ 側面
３０４ 交点
３１ 端部
３１１ ツールポット
３１１１ ツールポットの底面
３１２ 排水溝
３１２１ 段差面
３２ 排水部
３３ 工具
３４ 第一水路孔
３４１ 送水孔
３４２ 横方向孔
３５ 分水路
３６ 第二水路孔
３７ 止めボルト
４０ ハンドル
５０ 台座
５０１ 結合面
５０２ 対向面
５１ 水入孔
５２ 流路
５３ 固定ボルト
６０ スプレー
６０１ 第一端面
６０２ 第二端面
６１ スプレーチャンネル
６２ 第二固定ボルト
６３ 固定孔

Claims (4)

  1. 対応し合う上面及び底面を有し、前記上面には端部及び排水部が設けられ、前記端部は工具を装設させるために用いられる本体であって、前記本体は前記底面から第一水路孔、及び前記第一水路孔に連通される２つの分水路が穿設され、前記２つの分水路は前記排水部に位置され、且つ前記２つの分水路の内の一端は前記第一水路孔に連通され、他端は前記上面に位置され、前記本体には第二水路孔が更に穿設され、前記第二水路孔の内の一端は前記底面に位置され、前記第二水路孔の他端は前記端部に位置される本体と、
    結合面を有し、前記結合面は前記底面に接触させる台座であって、前記台座には水入孔が穿設され、前記水入孔の内の一端は前記結合面に位置され、前記台座が前記本体に接触させると前記水入孔が前記第一水路孔に連通され、前記結合面には流路が凹設され、前記流路は前記水入孔に連通され、且つ前記流路は前記第二水路孔に更に連通される台座と、
    前記排水部に貼設される第一端面、及び前記端部まで延伸される第二端面を有するスプレーであって、前記スプレーの内部には２つのスプレーチャンネルが穿設され、前記２つのスプレーチャンネルの内の一端は前記第一端面に位置されると共に前記２つの分水路にそれぞれ連通され、前記２つのスプレーチャンネルの他端は前記第二端面に位置されるスプレーと、を備えることを特徴とする、
    工具ホルダーの改良構造。
  2. 前記本体は３つの側面を有し、前記本体の内の１つの前記側面はハンドルに連結され、他の２つの前記側面が交わる点を交点とし、前記本体の端部は前記交点箇所に位置され、前記本体の排水部は前記ハンドルに連結される一端に位置され、前記端部は前記上面から陥没することにより形成されるツールポットを有し、前記ツールポットはツールポットの底面を有し、前記ツールポット、前記本体の上面、及び側面は階段状を呈し、前記端部には排水溝が更に凹設され、前記排水溝は前記ツールポットの底面から前記底面に向けて凹設され、且つ前記排水溝は前記工具に対向させる段差面を有し、前記第二水路孔の内の一端は前記段差面に位置されると共に前記底面を貫通させることを特徴とする請求項１に記載の工具ホルダーの改良構造。
  3. 前記台座の前記結合面に対する他面は対向面とし、前記台座は２つの第一固定ボルトを更に有し、２つの前記第一固定ボルトは前記対向面から前記台座を貫通させ、且つ前記台座を前記本体に固結させることを特徴とする請求項１に記載の工具ホルダーの改良構造。
  4. 第二固定ボルト及び固定孔を更に有し、前記固定孔は前記スプレーを貫通させ、前記第二固定ボルトは前記固定孔に貫設され、前記スプレーが前記本体の排水部に固結されることを特徴とする請求項１に記載の工具ホルダーの改良構造。
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