JP2019006247A - 電子制御装置 - Google Patents

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天野 良彦
Yoshihiko Amano
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Abstract

【課題】ギアポジションセンサの出力信号の出力値の学習前であっても、ギアポジションセンサで検出したギアポジションをインジケータに表示させることにより、作業効率を向上させることができる電子制御装置を提供する。【解決手段】電子制御装置1は、ギアポジションセンサ13の出力信号の出力値に基づいて変速位置を検出する変速段検出部4と、ギアポジションセンサ13の出力信号の出力値の学習処理を実行することにより変速位置に対応する学習値を取得し、変速段検出部4により検出した変速位置及び学習値に基づいて変速位置をインジケータに表示させる制御を行うと共に、学習処理が完了していないときにギアポジションセンサ13の出力信号の出力値が所定範囲内である場合に、ギアポジションセンサ13の出力信号の出力値に対応した変速位置を表示するようにインジケータ23を制御する制御部5と、を有している。【選択図】図1

Description

本発明は、変速機のギアポジションを検出するギアポジションセンサを備えた車両に搭載される電子制御装置に関する。
自動二輪車等の車両の中には、運転者のシフト操作によりシフトするギアポジションを検出するギアポジションセンサを備えるものがある。かかるギアポジションセンサを設けた車両では、ギアポジションセンサからの電気信号に基づきギアポジションを検出した際に、そのギアポジションに応じてエンジンの出力制御を実行又は終了する構成を採用するものがある。
このような車両では、変速機のギアポジションを正確に検出するために、エンジンの出力を変速する変速機の組み付け時や交換時等において、ギアポジションに対応したギアポジションセンサの出力電圧を学習することが行われている。
かかる状況下で、特許文献1は、自動二輪車用メータ装置に関し、メータケースにニュートラルインジケータを備える構成を開示している。かかるニュートラルインジケータは、ニュートラルスイッチに接続されていると共に発光ダイオードを備えており、シフトギアが中立位置にあるときのシフトドラムの位置をニュートラルスイッチで検知した際に発光ダイオードが点灯する。
特開2012−13452号公報
しかしながら、本発明者の検討によれば、ギアポジションセンサの出力電圧の学習を完了するまではギアポジションをインジケータに表示しないため、車両の操作者はギアポジションセンサの出力電圧の学習を完了するまではインジケータを見ても現在のギアポジションを判断することができない。そのため、車両の工場での組み立て時又は部品交換時等において、ギアポジションセンサの出力電圧の学習を完了する前に所望のギアポジションでの作業を行う際に、作業効率の悪化を招く。
本発明は、以上の検討を経てなされたものであり、ギアポジションセンサの出力信号の出力値の学習前であっても、ギアポジションセンサで検出したギアポジションをインジケータに表示させることにより、作業効率を向上させることができる電子制御装置を提供することを目的とする。
以上の目的を達成するべく、本発明は、第1の局面において、エンジン、前記エンジンの出力を変速する変速機及び前記変速機の変速位置に応じた出力信号を出力するギアポジションセンサを備えた車両に搭載される電子制御装置であって、前記出力信号の出力値に基づいて前記変速位置を検出する変速位置検出部と、前記出力信号の出力値の学習処理を実行することにより前記変速位置に対応する学習値を取得し、前記変速位置検出部により検出した前記変速位置及び前記学習値に基づいて前記変速位置を前記車両のインジケータに表示させる制御を行う制御部と、を有し、前記制御部は、前記学習処理が完了していないときに前記出力信号の出力値が所定範囲内である場合に、前記出力信号の出力値に対応した前記変速位置を表示するように前記インジケータを制御する電子制御装置である。
本発明は、第1の局面に加えて、前記所定範囲は、前記変速機のニュートラル位置に対応し、前記制御部は、前記出力信号の出力値が前記所定範囲内である場合に、前記変速位置としてニュートラル位置を前記インジケータに表示する制御を行うことを第2の局面とする。
本発明は、第1又は第2の局面に加えて、前記制御部は、前記学習処理が完了していないときに表示する前記変速位置の表示の色を、前記学習処理が完了した後に表示する前記変速位置の表示の色と異ならせることを第3の局面とする。
本発明の第1の局面にかかる電子制御装置においては、エンジン、エンジンの出力を変速する変速機及び変速機の変速位置に応じた出力信号を出力するギアポジションセンサを備えた車両に搭載される電子制御装置であって、出力信号の出力値に基づいて変速位置を検出する変速位置検出部と、出力信号の出力値の学習処理を実行することにより変速位置に対応する学習値を取得し、変速位置検出部により検出した変速位置及び学習値に基づいて変速位置を車両のインジケータに表示させる制御を行う制御部と、を有し、制御部は、学習処理が完了していないときに出力信号の出力値が所定範囲内である場合に、出力信号の出力値に対応した変速位置を表示するようにインジケータを制御するものであるため、ギアポジションセンサの出力信号の出力値の学習前であっても、ギアポジションセンサで検出したギアポジションをインジケータに表示させることにより、作業効率を向上させることができる。
また、本発明の第2の局面にかかる電子制御装置によれば、所定範囲は、変速機のニュートラル位置に対応し、制御部は、出力信号の出力値が所定範囲内である場合に、変速位置としてニュートラル位置をインジケータに表示する制御を行うものであるため、学習処理の完了前であっても変速機がニュートラル位置にあるか否かをインジケータを見て認識することができ、変速機がニュートラル位置にない場合に誤って変速機がニュートラル位置にあるものと思って、無理に車両を押したり引いたりすることによる変速機の駆動力伝達機構の摩耗等を防ぐことができる。
また、本発明の第3の局面にかかる電子制御装置によれば、制御部は、学習処理が完了していないときに表示する変速位置の表示の色を、学習処理が完了した後に表示する変速位置の表示の色と異ならせるものであるため、インジケータに表示された変速位置の表示を見て、学習処理が完了しているのか否かを判断することができる。
図1は、本発明の実施形態における電子制御装置の構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の実施形態におけるギアポジション表示処理の流れを示すフロー図である。
以下、図面を適宜参照して、本発明の実施形態における電子制御装置につき、詳細に説明する。
まず、図1を参照して、本実施形態における電子制御装置の構成につき、詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態における電子制御装置の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態における電子制御装置1は、ECU(Electronic Control Unit)等によって構成され、図示を省略するメインクラッチ及びドッグ式トランスミッションを順に介してエンジンの駆動力を駆動輪に伝達する典型的には自動二輪車等の鞍乗型車両に搭載されている。
電子制御装置1は、中央演算処理ユニット(Central Processing Unit:CPU)6、モータ駆動回路7、点火栓駆動回路8、燃料噴射弁駆動回路9及びメモリ10を備えている。CPU6は、クラッチ状態検出部2、変速操作検出部3、変速段検出部4、及び制御部5を、備えている。かかるクラッチ状態検出部2、変速操作検出部3、変速段検出部4、及び制御部5は、典型的には、CPU6における制御プログラム実行時の機能ブロックとして構成されるが、これらは、必要に応じて、電気回路として構成されてもよい。
具体的には、クラッチ状態検出部2は、運転者がメインクラッチを接続又は遮断する際のその操作に関する情報を坦持するクラッチスイッチ11からの入力信号に基づいて、メインクラッチの接続又は遮断を検出する。
変速操作検出部3は、運転者が変速機としてのドッグ式トランスミッションの変速操作を行う際のその変速操作に関する情報を坦持する変速操作スイッチ12からの入力信号に基づいて、ドッグ式トランスミッションの変速操作を検出する。
変速段検出部4は、ギアポジションセンサ13が出力するドッグ式トランスミッションのシフトドラムの回転位置に対応してドッグ式トランスミッションで選択されているギアポジション(変速段)に応じた信号に基づいて、ドッグ式トランスミッションで選択されているギアポジションを検出する。
制御部5は、大気圧センサ15、スロットルポジションセンサ16、アクセル開度センサ17、及びクランク角センサ18からの入力信号をも更に用いて、電子制御装置1の動作を制御して、クラッチ状態検出部2がメインクラッチの接続を検出している状態において変速操作検出部3がドッグ式トランスミッションの変速操作を検出した場合には、点火の停止及び/又は燃料の噴射の停止を実行するように点火栓駆動回路8及び/又は燃料噴射弁駆動回路9を制御すると共に、エンジンのスロットルバルブの開度(スロットル開度)、つまり実際のスロットル開度である実スロットル開度を調整するようにモータ駆動回路7を制御する。そして、制御部5は、このような、点火の停止、燃料の噴射の停止及びスロットル開度の調整のための各々の制御信号を、モータ駆動回路7、点火栓駆動回路8及び燃料噴射弁駆動回路9に入力する。ここで、大気圧センサ15は、大気圧に応じた電気信号を入力する。スロットルポジションセンサ16は、エンジンのスロットル開度に応じた電気信号を入力する。アクセル開度センサ17は、鞍乗型車両のアクセルグリップ等のアクセル操作部材の操作量(アクセル開度)に応じた電気信号を入力する。また、クランク角センサ18は、エンジンのクランク角(クランク軸の回転角度)に応じた電気信号を入力する。
制御部5は、後述のギアポジション表示処理を実行する。具体的には、制御部5は、ギアポジションセンサ13の出力信号の出力値の学習処理を実行することによりギアポジションに対応する学習値を取得し、取得した学習値をメモリ10に記憶する。ここで、制御部5に入力されるギアポジションセンサ13の出力信号の出力値は、ギアポジションセンサ13から出力される出力信号を図示しないアナログ/デジタル(以下、「A/D」と記載する)変換回路でA/D変換して得られると共に、A/D変換回路から入力される。
また、制御部5は、変速段検出部4により検出したギアポジション及びメモリ10に記憶した学習値に基づいて、ドッグ式トランスミッションのギアポジションをインジケータ23に表示させるための制御信号をインジケータ駆動回路22に出力する。制御部5は、学習処理が完了していないときにギアポジションセンサ13の出力信号の出力値が所定範囲内である場合に、ギアポジションセンサ13の出力信号の出力値に対応したドッグ式トランスミッションのギアポジションを表示するようにインジケータ23を制御する。ギアポジションセンサ13の出力信号の出力値は、ギアポジションに応じて異なる値を示す。ギアポジションセンサ13の出力信号の出力値は、典型的には出力電圧である。
モータ駆動回路7は、制御部5からの制御信号に従って、スロットルモータ14を駆動することによってスロットル開度を制御する。
点火栓駆動回路8は、制御部5からの制御信号に従って、エンジンの点火栓19によるエンジンへの点火動作、つまり点火の開始、停止及び再開といった一連の点火動作を制御する。
燃料噴射弁駆動回路9は、制御部5からの制御信号に従って、エンジンに燃料を噴射する燃料噴射弁20の、つまり燃料噴射の開始、停止及び再開といった一連の燃料噴射動作を制御する。
メモリ10は、制御プログラムを予め記憶している。メモリ10は、制御部5において取得した学習値を記憶する。
表示装置21は、車両の図示しないメータ装置に備えられ、インジケータ駆動回路22及びインジケータ23を備えている。
インジケータ駆動回路22は、制御部5からの制御信号に従って、インジケータ23に車速、燃料の残量及びギアポジション等を表示させるための表示処理を実行する。
インジケータ23は、車両の操作者によって視認され、インジケータ駆動回路22の表示処理の実行により、車速、燃料の残量及びギアポジション等を表示する。
<ギアポジション表示処理>
上記構成を有する電子制御装置1では、ギアポジションをインジケータに表示するギアポジション表示処理を実行する。以下、図2を参照して、本実施形態におけるギアポジション表示処理の具体的な流れについて詳しく説明する。
図2は、本発明の実施形態におけるギアポジション表示処理の流れを示すフロー図である。
図2に示すギアポジション表示処理は、車両のイグニッションスイッチが最初にオンされて電子制御装置1が起動されたタイミング、又は故障診断処理において車両のイグニッションスイッチがオンされて電子制御装置1が起動されたタイミングで開始となり、ギアポジション表示処理はステップS1の処理に進む。かかるギアポジション表示処理は、所定の制御周期毎に繰り返し実行される。
ステップS1の処理では、制御部5が、ギアポジションセンサ15の出力信号の出力値に基づいてギアポジションセンサ13が故障しているか否かを判定する。判定の結果、ギアポジションセンサ13が故障していない場合には、制御部5は、ギアポジション表示処理をステップS2に進める。一方、ギアポジションセンサ13が故障している場合には、制御部5は、ギアポジション表示処理をステップS15に進める。
ステップS2の処理では、制御部5が、ギアポジションセンサ13から出力されたアナログ信号を、図示しないA/D変換回路でA/D変換することで得られると共にA/D変換回路から入力されたデジタル信号に基づいて、ギアポジションセンサ13のギアポジションに応じた出力信号の出力値を示すAD値を取得する。これにより、ステップS2の処理は完了し、ギアポジション表示処理をステップS3に進める。
ステップS3の処理では、制御部5が、ステップS2で取得したAD値のギアポジションに対応する学習値を取得するための学習処理を実行する。かかる学習値は、ニュートラル及び1速から6速までの全てのギアポジションについて各々取得される。制御部5は、学習処理により学習値を取得した際に、取得した学習値をメモリ10に記憶させる。これにより、ステップS3の処理は完了し、ギアポジション表示処理をステップS4に進める。
ステップS4の処理では、制御部5が、学習処理を完了したか否かを判定する。判定の結果、学習処理を完了した場合には、制御部5は、ギアポジション表示処理をステップS5に進める。一方、学習処理を完了していない場合には、制御部5は、ギアポジション表示処理をステップS6に進める。
ステップS5の処理では、制御部5が、メモリ10に記憶されている学習値のうちの、ギアポジションセンサ13の出力信号の出力値を示すAD値に合致する学習値に対応するギアポジションを判定し、判定したギアポジションをインジケータ23に所定の色で表示させるための制御信号をインジケータ駆動回路22に出力する。これにより、ステップS5の処理は完了し、ギアポジション表示処理を終了する。
ステップS6の処理では、制御部5が、図示しないバッファに記憶されている代替値をメモリ9に格納する。かかる代替値は、制御部5がモータ駆動回路7、点火栓駆動回路8及び燃料噴射弁駆動回路9を制御するために必要となる。これにより、ステップS6の処理は完了し、ギアポジション表示処理をステップS7に進める。
ステップS7の処理では、制御部5が、シフトペダルの操作によりギアポジションセンサ13の出力信号の出力値が1速に対応する範囲内であるか否かを判定することにより、ギアポジションが1速であるか否かを判定する。判定の結果、ギアポジションが1速である場合には、制御部5は、ギアポジション表示処理をステップS14の処理に進める。一方、ギアポジションが1速ではない場合には、制御部5は、ギアポジション表示処理をステップS8の処理に進める。
ステップS8の処理では、制御部5が、シフトペダルの操作によりギアポジションセンサ13の出力信号の出力値が2速に対応する範囲内であるか否かを判定することにより、ギアポジションが2速であるか否かを判定する。判定の結果、ギアポジションが2速である場合には、制御部5は、ギアポジション表示処理をステップS14の処理に進める。一方、ギアポジションが2速ではない場合には、制御部5は、ギアポジション表示処理をステップS9の処理に進める。
ステップS9の処理では、制御部5が、シフトペダルの操作によりギアポジションセンサ13の出力信号の出力値が3速に対応する範囲内であるか否かを判定することにより、ギアポジションが3速であるか否かを判定する。判定の結果、ギアポジションが3速である場合には、制御部5は、ギアポジション表示処理をステップS14の処理に進める。一方、ギアポジションが3速ではない場合には、制御部5は、ギアポジション表示処理をステップS10の処理に進める。
ステップS10の処理では、制御部5が、シフトペダルの操作によりギアポジションセンサ13の出力信号の出力値が4速に対応する範囲内であるか否かを判定することにより、ギアポジションが4速であるか否かを判定する。判定の結果、ギアポジションが4速である場合には、制御部5は、ギアポジション表示処理をステップS14の処理に進める。一方、ギアポジションが4速ではない場合には、制御部5は、ギアポジション表示処理をステップS11の処理に進める。
ステップS11の処理では、制御部5が、シフトペダルの操作によりギアポジションセンサ13の出力信号の出力値が5速に対応する範囲内であるか否かを判定することにより、ギアポジションが5速であるか否かを判定する。判定の結果、ギアポジションが5速である場合には、制御部5は、ギアポジション表示処理をステップS14の処理に進める。一方、ギアポジションが5速ではない場合には、制御部5は、ギアポジション表示処理をステップS12の処理に進める。
ステップS12の処理では、制御部5が、シフトペダルの操作によりギアポジションセンサ13の出力信号の出力値が6速に対応する範囲内であるか否かを判定することにより、ギアポジションが6速であるか否かを判定する。判定の結果、ギアポジションが6速である場合には、制御部5は、ギアポジション表示処理をステップS14の処理に進める。一方、ギアポジションが6速ではない場合には、制御部5は、ギアポジション表示処理をステップS13の処理に進める。
ステップS13の処理では、制御部5が、シフトペダルの操作によりギアポジションセンサ13の出力信号の出力値がニュートラル位置に対応する範囲内であるか否かを判定することにより、ギアポジションがニュートラル位置であるか否かを判定する。判定の結果、ギアポジションがニュートラル位置である場合には、制御部5は、ギアポジション表示処理をステップS14の処理に進める。一方、ギアポジションがニュートラル位置ではない場合には、制御部5は、ギアポジション表示処理をステップS16の処理に進める。
ステップS14の処理では、制御部5が、インジケータ23にギアポジションを所定の色で表示させるための制御信号を、インジケータ駆動回路22に出力する。また、インジケータ23は、ドッグ式トランスミッションのギアポジションを所定の色で表示する。この際に、制御部5は、インジケータ23に表示させるギアポジションの表示色を、ステップS5の処理においてインジケータ23に表示させるギアポジションの表示色と異ならせる。
ステップS14の処理におけるニュートラル位置の表示色を、ステップS5の処理におけるニュートラル位置の表示色と異ならせることにより、インジケータに表示された変速位置の表示を見て、学習処理が完了しているのか否かを判断することができる。また、学習処理を完了しない場合であっても、インジケータ23にニュートラル位置を表示することにより、車両の操作者はインジケータ23を見てニュートラル位置であることを認識できるので、ドッグ式トランスミッションがニュートラル位置にない場合に誤って無理に車両を押したり引いたりすることによるドッグ式トランスミッションの損傷を防ぐことができる。
これにより、ステップS14の処理は完了し、ギアポジション表示処理を終了する。
ステップS15の処理では、制御部5が、図示しないバッファに記憶されている代替値をメモリ9に格納する。かかる代替値は、制御部5がモータ駆動回路7、点火栓駆動回路8及び燃料噴射弁駆動回路9を制御するために必要となる。これにより、ステップS15の処理は完了し、ギアポジション表示処理をステップS16に進める。
ステップS16の処理では、制御部5が、インジケータ23にギアポジションを表示させるための制御信号をインジケータ駆動回路22に出力しない。また、インジケータ23は、ギアポジションを表示しない。これにより、ステップS16の処理は完了し、ギアポジション表示処理を終了する。
なお、上記のギアポジション表示処理において、ニュートラル及び1速から6速までの全てのギアポジションを学習処理前にインジケータ23に表示可能にしたが、学習処理前においてギアポジションがニュートラル位置の場合にのみインジケータ23に表示するようにしてもよい。この場合には、学習処理前においてニュートラル位置以外のギアポジションはインジケータ23に表示されないので、ニュートラル位置以外のギアポジションに有る場合にインジケータ23を見ることにより、ギアポジションの学習処理を完了していないことを視覚的に認識することができる。
以上の本実施形態における電子制御装置では、学習処理が完了していないときに出力信号の出力値が所定範囲内である場合に、出力信号の出力値に対応した変速位置を表示するようにインジケータ23を制御するものであるため、ギアポジションセンサの出力信号の出力値の学習前であっても、ギアポジションセンサで検出したギアポジションをインジケータに表示させることにより、作業効率を向上させることができる。
また、本実施形態における電子制御装置では、ギアポジションセンサ13の出力信号の出力値がドッグ式トランスミッションのニュートラル位置に対応する所定範囲内である場合に、ニュートラル位置をインジケータ23に表示する制御を行うものであるため、ドッグ式トランスミッションがニュートラル位置にない場合に無理に車両を押したり引いたりすることによるドッグ式トランスミッションの摩耗等を防ぐことができる。
また、本実施形態における電子制御装置では、学習処理が完了していないときに表示する変速位置の表示の色を、学習処理が完了した後に表示する変速位置の表示の色と異ならせるものであるため、インジケータに表示された変速位置の表示を見て、学習処理が完了しているのか否かを判断することができる。
本発明は、部材の種類、形状、配置、個数等は前述の実施形態に限定されるものではなく、その構成要素を同等の作用効果を奏するものに適宜置換する等、発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であることはもちろんである。
具体的には、上記実施形態において、変速機としてドッグ式トランスミッションによりシフト操作を行う際にギアポジションをインジケータに表示したが、ドッグ式トランスミッション以外の変速機によりシフト操作を行う際にギアポジションをインジケータに表示するようにしてもよい。
また、上記実施形態において、変速段を6段階に設定したが、変速段を任意の段階の段数にすることができる。
以上のように、本発明においては、ギアポジションセンサの出力信号の出力値の学習前であっても、ギアポジションセンサで検出したギアポジションをインジケータに表示させることにより、作業効率を向上させることができる電子制御装置を提供することができ、その汎用普遍的な性格から自動二輪車等の車両の電子制御装置に広範に適用され得るものと期待される。
1…電子制御装置
2…クラッチ状態検出部
3…変速操作検出部
4…変速段検出部
5…制御部
6…CPU
7…モータ駆動回路
8…点火栓駆動回路
9…燃料噴射弁駆動回路
10…メモリ
11…クラッチスイッチ
12…変速操作スイッチ
13…ギアポジションセンサ
14…スロットルモータ
15…大気圧センサ
16…スロットルポジションセンサ
17…アクセル開度センサ
18…クランク角センサ
19…点火栓
20…燃料噴射弁
21…表示装置
22…インジケータ駆動回路
23…インジケータ

Claims (3)

  1. エンジン、前記エンジンの出力を変速する変速機及び前記変速機の変速位置に応じた出力信号を出力するギアポジションセンサを備えた車両に搭載される電子制御装置であって、
    前記出力信号の出力値に基づいて前記変速位置を検出する変速位置検出部と、
    前記出力信号の出力値の学習処理を実行することにより前記変速位置に対応する学習値を取得し、前記変速位置検出部により検出した前記変速位置及び前記学習値に基づいて前記変速位置を前記車両のインジケータに表示させる制御を行う制御部と、
    を有し、
    前記制御部は、
    前記学習処理が完了していないときに前記出力信号の出力値が所定範囲内である場合に、前記出力信号の出力値に対応した前記変速位置を表示するように前記インジケータを制御する、
    ことを特徴とする電子制御装置。
  2. 前記所定範囲は、
    前記変速機のニュートラル位置に対応し、
    前記制御部は、
    前記出力信号の出力値が前記所定範囲内である場合に、前記変速位置としてニュートラル位置を前記インジケータに表示する制御を行う、
    ことを特徴とする請求項1記載の電子制御装置。
  3. 前記制御部は、
    前記学習処理が完了していないときに表示する前記変速位置の表示の色を、前記学習処理が完了した後に表示する前記変速位置の表示の色と異ならせる、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電子制御装置。
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